音更町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月8日
子育て支援における住宅施策の推進について
2013年3月8日、音更町議会の一般質問で、塩田潤一議員が「子育て支援における住宅施策の推進について」質問し、町長 寺山憲二、建設水道部長 木下幸俊、副町長 西川友則が答弁しました。
- 質問者
- 塩田潤一 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、建設水道部長 木下幸俊、副町長 西川友則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 18番 塩田潤一
子育て支援における住宅施策の推進について質問をいたします。私は、平成22年3月議会の一般質問で子育て支援施策の拡充と施設の整備についてを質問し、その中で子供たちが生き生きと暮らし、保護者が安心して子育てができる環境をつくっていくために、面積が広く、ゆとりがあり、安全なユニバーサルデザインの公営住宅を促進してはどうかと提案した経過があります。近年の急速な少子化は、将来の社会経済や子供たちの健全育成に深刻な影響を及ぼすことが心配されています。そこで、子供を育てやすい環境づくりのためには、安心して暮らせる居住づくりが必要と考え、2点について伺いたい。1つ、子育て世帯向けの共同住宅等建設補助制度の導入は、結果として子育て支援世帯の財政的な負担の軽減を図り、子育ての環境を整えると同時に、定住促進を図ることができ、人口増加の効果的な施策と思います。研究する考えがあるか伺いたい。2つ、町在住者や町外からの移住者で、子育て世帯の中でも所得が比較的少なく、財政的支援を望み、さらに一定程度の子育てに適した設備が備わった賃貸住宅を求めている子育て世帯の家賃の軽減を図るために、共同住宅等所有者に町が家賃を補助する制度を導入する考えがないか伺いたい。ちなみに、現在音更町の公営住宅入居希望世帯121世帯のうち、小学校6年生以下の子供がいて待機している方々は45世帯であり、37%強が早期入居を切望しているのが実態です。また、質問した2施策について、国が公営住宅の整備と住宅セーフティーネット必携に、これら家賃の低廉化施策に要する費用に対する助成の基準を掲載していることを申し添えます。以上であります。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
子育て支援における住宅施策の推進に関するご質問については、関連がありますので一括してお答えいたします。町の住宅マスタープランの中では、子育て支援住宅に関する課題として、高齢化が進む住宅団地の活性化方策の検討を重点施策と捉え、その具体的な施策として、住みかえによる住宅ストックの有効活用や、民間活力の導入による子育て支援型賃貸住宅などを位置づけております。既存ストックの有効活用につきましては、高齢者夫婦や高齢単身者が広い一戸建て住宅に住み、住宅の管理や除雪などに負担を感じながら生活しているのに対し、子育て世帯では経済的負担や子育てに適した広さの賃貸住宅の不足から、比較的狭い住宅に住まざるを得ないという住宅のミスマッチを解消するものであります。具体的には、一戸建て住宅に住んでいる高齢者が他の住宅に移り住む際、これまで住んでいた住宅を子育て世帯に賃貸することによって、空き家の解消や入居者の若返りによる住宅団地の活性化を図るものであり、現在研究を進めているところであります。また、民間活力の導入による施策としては、高齢者世帯、障害者世帯、子育て世帯など、居住の安定に特に配慮が必要な世帯に対し、居住環境が良好な賃貸住宅の供給を図る制度の1つとして地域優良賃貸住宅制度があります。この制度は、ユニバーサルデザインが導入されているなど、良質な民間賃貸住宅を確保し、先ほど申し上げました、特に配慮が必要な世帯に賃貸を行うものであり、公営住宅と同様に、一定の整備基準を満たす賃貸住宅に対し、建設時には工事費の一部を、また、管理開始から20年間は対象世帯が入居する住戸の家賃を貸し主が減額する場合には、その減額分を地方公共団体が補助するものであります。制度の趣旨としては、良質な民間賃貸住宅の供給を目的としており、公営住宅の収入階層を上回る世帯も入居が可能であります。本町では、同様な制度として、高齢者向けの優良賃貸住宅1棟12戸に対し、家賃補助を行っておりますが、子育て世帯を対象とした地域優良賃貸住宅としては、近隣では帯広市の例がありますので、今後は制度の活用について研究をしてまいりたいと考えております。なお、公営住宅の入居者選考におきましては、子育て世帯に対して優遇措置を講じておりますが、今後は高齢化が顕著な団地において、若い夫婦や子育て世帯のみを対象とした選考をするなどの方法により、団地内の年齢構成のバランスを図ることも必要と考えております。いずれにいたしましても、公営住宅におきましては、入居に際し、これまで以上に子育て世帯に配慮するとともに、民間賃貸住宅や一戸建て住宅を活用して、子育て世帯の支援に努めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 18番 塩田潤一
答弁をいただきましたが、かなり今までは高齢者の関係につきましては、音更町は進んでいるように思いますけれども、子育て支援の住宅関係については余り進んでいないなという感じがいたしますから、私もこの質問に立ったわけでございます。それでは、今の地域優良賃貸住宅制度の関係で、子育て住宅の建設や改良に自治体が民間事業者に対して助成する率などがわかれば、教えていただきたい。
答弁 建設水道部長 木下幸俊(建設水道部長は2014年3月まで)
この地域優良賃貸住宅制度といいますのは、かねてより制度ございましたけれども、1つは特定優良賃貸住宅と申しまして、中堅所得者の方々が入る住宅と、それと現在音更町が補助を実施しています高齢者向け賃貸住宅、これらが合わさりまして平成23年度に、この地域優良賃貸住宅制度というのがまた再編されてきたところでございます。今、その家賃の助成の率のお話でございます。助成の率につきましては、法の中におきましては、家賃につきましては上限4万円を、1戸月4万円を限度として助成するものでございます。それと建物の整備、これにつきましては基本的に共同の部分を対象とした助成費になろうかと思いますけれども、その部分につきましては低層の住宅、低層と申しますのは2階建て以下でございますが、その場合につきましては9分の1の助成をする。で、低層以上、3階建て以上のものにつきましては、6分の1の整備費に対する助成、これが法的に規定されているところでございます。以上でございます。
質問 18番 塩田潤一
これは6分の1から9分の1ですか、ですから率にして16.6%ぐらいになりますか。これ、進めて研究するということになっていますけれども、この辺は国の助成制度もあるわけでございますから、この辺前向きにというのかな、研究していくという姿勢であるかどうか、その点もう一度伺いたいと思います。
答弁 建設水道部長 木下幸俊(建設水道部長は2014年3月まで)
先ほども町長のほうの答弁ございましたけれども、本町では平成22年に町内の住宅マスタープランというものを策定しております。この住宅マスタープランの中で、先ほども申し上げましたとおり、高齢化が進む住宅団地の活性化の方策として、その1つとして、この子育て支援住宅も考えていこうということ、この地域優良賃貸住宅制度、そのほかに借り上げ住宅制度、これらいろいろ活用する方法があろうかと思いますけれども、こういう方法もこの活性化の方策の1つとして、これから研究していこうかなということで考えているところでございます。
質問 18番 塩田潤一
これは民間サイドの住宅でございますけれども、関連する問題でありまして、公営住宅との絡みがございます。過去、私は子育て支援の公営住宅をつくってはどうかという話もしておりますし、公営住宅の入居の関係についても抽選時の優先をしてはどうなのかということを質問してございます。そこで、鈴蘭団地の公営住宅と梢についてお尋ねをしたいと思いますが、鈴蘭団地の全戸数に対して、入居希望待機世帯で小学校6年生以下の子供を持つ世帯が入居した戸数を教えていただきたい。また、今年度から3カ年で行う梢団地の待機世帯が入居できる戸数、これを教えていただきたい。
答弁 建設水道部長 木下幸俊(建設水道部長は2014年3月まで)
鈴蘭団地A棟B棟、それぞれ32戸ずつございまして、合計64戸の住宅戸数でございます。この中で、今64戸の中で小学生以下の子供さんがいらっしゃる世帯につきましては、11世帯となっております。人数につきましては、15人ということになってございます。鈴蘭B棟のときに抽選を、一般募集ということで抽選をいたしました。このときに14戸の募集枠を募りまして、そのうち109軒の申し込みがございまして、57軒が子育て世帯の方々、失礼しました、小学生以下の世帯の方々が57世帯いらっしゃったというところでございます。そのうち9軒の方が入居当選されたということでございます。それと梢団地の関係でございます。梢団地につきましては、現在15世帯の方が現状として住んでいらっしゃいまして、その中では子育て世帯の方はいらっしゃらないということでございます。将来的に空き家の新規の入居の戸数でございますけれども、将来的に21戸が新規入居ということで、現在のところ考えております。
質問 18番 塩田潤一
鈴蘭団地ですね。64戸のうち11戸しか入っていないということですね。子育て世帯というのは。これはやはり、常に町長が雇用の問題等、重点政策として訴えておりますよね。それと町に活力を与える。そして子供を産み育てる。この姿勢というのは、やはり将来に向けて音更町発展するためには、この辺を重点にして考えていかないとまずいと私は思うんですね。これは、鈴蘭団地が11戸しかないというのは非常に残念です。問題はこれに固執してもしようございませんから、梢団地36戸のうち21戸が新しい、待機者が入る予定でございますからね。今後やはり、待機者の中でも子育て支援の世帯といいますか、子育て層の方を優先して、是非入居選考に当たってほしいなと思ってございます。いずれにしましても、私は公営住宅が建てかえ方式をとっていると。新しい公営住宅を違う団地につくるということが非常に今までとしては難しいと思っているようですが、これは公営住宅建設に当たって、何ら建てかえ事業でない施策ができると思うんですけれども、その辺副町長として財政的な面から、何かその考え方があればお聞かせ願えればと思います。
答弁 副町長 西川友則(副町長は2014年9月まで)
ご指名いただきました。極めて難しいご質問でございます。現在、音更町の公営住宅、入居者は約5,000人ぐらいという形でございます。それでバランスよく、今公営住宅が供給されているのかなというふうにも思っております。ただ新規に、この建てかえ住宅というのはたしか公営住宅再生マスタープランというところがスタートであって、そして今も引き続きこれをやっていくと。これが完了しないと、新たな投資に向けて、やはり財政的な問題もいろいろございます。ただ全体的な総枠の人数が、将来的にどうなっていくのかというようなことからすれば、今、塩田議員がおっしゃった、まさに少子高齢化時代に向かっていくときに、やはりどこを重点的に入居要件とかを提示していくのかと。行政はと。そんなようなことかと思います。ただ、今この場面で新規の住宅をどこに、用地はどうなんだと。いろいろな問題あるわけでございます。それと全体の住宅供給コストをいま一度きちっと整理をした中で、将来的にどうなのかということを検討してまいりたいというふうに思っております。ただ、極めて難しいのかなというふうに、私は個人的には思っております。
質問 18番 塩田潤一
極めて難しいと言われたら、質問のしようがなくなってくるんですけれども、私はこれは公営住宅にちょっと、民間の住宅のことを今回質問してございますが、できればやはり公営住宅を促進していただきたいという気持ちがあるわけでございまして、今まで十勝川温泉の公営住宅等の問題もお話ししました。梢についてもお話ししてきました。ただ、十勝川温泉はちょっといろいろと、アンケート調査をやって非常に後退の考え方が強いようでございますけれども、やはり梢が終わりましたら、私は柳町あたりに、かなりもう解体して、土地がたくさん残っていますね。私はやはりこの子育て世帯なんかを含めて、柳町に住宅プランはあるかもしれません。マスタープランはあるかもしれませんけれども、柳町団地にシフトして、新しい子育て用の公営住宅をつくってもいいんじゃないかと。私はそのように思いますけれども、最後に町長の答弁を求めたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
住宅につきましては、私の住宅、公営住宅より狭い住宅でございまして、今の公営住宅、多分21坪ほどあると思いますが、私の住宅20坪しかありません。そんな中で無事子育ても終わりましたので、今、21坪の住宅があれば何とか子育てはできるのではないかというふうに、私の経験からは思っております。そうした中で、特に子育て住宅ではなくて、やはりある程度の広がりを持った住宅ができれば、あとは入居の方法だというふうに思っております。どういった形で子育て世帯を優先的に入れていくかと。ここのところを考えるのが先ではないか。当たり前の住宅を当たり前につくっていけば解決するのかなというふうに思っております。特に今、狭い住宅をつくっているわけではありませんから、そうした中で抽選の方法だとか、優先順位だとか、そういったものをどういうふうな形でつけていくかということを一番先に考えるべきかなというふうに思います。それから先ほど副町長が、公営住宅極めて難しいという話をさせていただきました。公営住宅をつくることによって民業を圧迫することも、これ事実でございます。宝来等には民間のアパートがたくさん余っています。それを公営住宅が民業を圧迫していいのかという問題も必ず出てくるのかなというふうに思っていますので、その辺はやはり、公営住宅と民間の賃貸アパートというか、そういったものもトータルで含めながら、住宅施策というのはやっていきたいなというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと存じます。以上です。
質問 18番 塩田潤一
まさに町長のその答弁のとおりなんですよ。公営住宅とあわせて、民間の関係を圧迫してはいけないと。そのために今回私、質問しているわけですね、この2つ。是非両方がうまく共有できるといいましょうか、そういう施策をこれから2期目に向けまして、どんどん頑張っていただきたいなと思っておりますので、質問をこの程度で終わります。ありがとうございました。