音更町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日
高齢者福祉と介護保険事業について
2012年12月13日、音更町議会の一般質問で、大浦正志議員が「高齢者福祉と介護保険事業について」質問し、町長 寺山憲二、保健福祉部長 今村茂が答弁しました。
- 質問者
- 大浦正志 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、保健福祉部長 今村茂
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 大浦正志
おはようございます。日本共産党の大浦正志でございます。通告に従いまして、一般質問を行います。介護保険制度が始まってから、12年が経過しました。この間、介護事業所や介護サービスのメニューはふえましたが、経済的な理由で介護サービスを受けられなかったり、利用を控える高齢者が少なくありません。また、家族負担は今も重く、仕事をやめたり、介護を苦にした痛ましい事件もたびたび起きています。音更町でも、ことし4月から第5期介護保険事業計画が実行され、保険料が基準額で月額4,725円になりました。年金が減らされるなど、高齢者の暮らしも大変です。にもかかわらず、介護保険にお金がかかるといって、国はサービスを削っています。現在の介護保険は、サービス利用がふえたり、介護職員の労働条件を改善すると、それが保険料や利用料に連動して上げられるという、根本的な矛盾を抱えています。解決のためには、介護保険に責任を持つ国の負担をふやさなければ、高齢者の生活と権利を守ることはできません。政府が進める社会保障と税の一体改革は、消費税を値上げする一方で、介護、年金、医療など、社会保障は切り下げの内容ばかりです。高齢者福祉と介護保険事業について、以下の点について質問いたします。1、介護保険は制度が改定されるたびに複雑になり、理解しづらくなっています。介護サービスを受けるにはどうすればよいのかといった基本的なことがわからないという声も聞かれます。こうした中で、制度の周知などの行政の役割が求められており、介護事業者やケアマネジャー、ヘルパーにその役割を押しつけてはなりません。わかりやすいパンフレットの作成や配布、講座や学習会を積極的に開いてはと思うが、この点について、現在の取り組み状況と今後の進め方についてどのように考えているか伺います。2つ目として、町内には特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養病床施設、その他有料老人ホームなどがありますが、200名を超える方が入所待ちをされています。有料老人ホームなどは入居費が高くて入れないのが実態であり、比較的負担の低い特別養護老人ホームへの入所希望は切実です。今年、地域密着型特別養護老人ホームが新たに開設しましたが、待機者の解消にはほど遠いものがあると思います。今後の特別養護老人ホームの整備拡充をどのように考えているのか伺います。3つ目といたしまして、音更町の高齢者福祉施設として長らく住民に利用されてきた柏寿協会の施設も老朽化し、新たな施設整備が求められていると思います。町として、どのような支援を考えているのか伺います。4つ目といたしまして、65歳以上の多くの方は保険料を年金から天引きで納められていますが、年金が少ない方は普通徴収によって納めていただいております。何らかの理由でおくれたり、納められない方はいませんか。また、そうしたときの対応はどのようになっているのか伺います。5つ目としまして、災害や失業、倒産などにより著しい損害を受けたり、収入が激減したなどの事情で保険料を納めることが困難な場合、保険料の納付を猶予したり、減免することができる制度がありますが、音更町ではこうした方の御相談がどのぐらいあるのか伺います。以上、答弁のほどよろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
高齢者福祉と介護保険事業についてのご質問にお答えいたします。初めに、複雑化する介護保険制度の理解を進めるために町が実施する取り組みについてでありますが、平成12年度にスタートした介護保険制度は、社会保険制度としての根幹は変わらないものの、予想を超える介護給付費に対処するため、新予防給付の創設など予防重視型システムへの転換、施設給付の見直し、地域密着型サービスの創設など新たなサービス体系の確立、また低所得者に配慮した保険料設定の細分化など負担のあり方や制度運営の見直し等々、3年ごとの介護保険事業計画の策定に合わせ、種々制度改正が行われてまいりました。また、国が行う制度改正に加えて、町が主体的に考える周辺施策についても見直しを行っているものもありますので、ご指摘のとおり、制度施行当初と比較すると複雑化し、町民の皆さんすべてが容易に理解するには、なかなか難しい面があろうかと存じます。町民の皆さんに対して現在行っている周知方法といたしましては、介護保険料の納付書を送付する際に、主に介護保険料の仕組みやその重要性を掲載したしおりを同封しているほか、新たに65歳になる方に対して介護保険証を送付する際には、制度をわかりやすく説明した小冊子を同封しております。また、介護保険サービスに限らず、高齢者のためのサービス全般を記載した「高齢者のための保険福祉ガイド」を作成し、相談に来訪された際などに活用しております。さらに、3年ごとの計画見直しに当たっては、町広報紙やホームページにその内容を掲載しているほか、住民説明会の開催に加え、老人クラブやサービス事業者、ケアマネジャーなどに対する説明の場を持つなど、周知に努めているところであります。このように、町としても一定の努力はさせていただいておりますが、理解を深めるため、あらゆる場面を通し、より一層の工夫をこらしながら、制度の周知に努めてまいりたいと存じます。次に、特別養護老人ホームの整備拡充と音更町柏寿協会が運営する施設の整備に対する支援のあり方につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。昨年、第5期介護保険事業計画の策定にあわせて行った調査によりますと、本町の特別養護老人ホームの待機者は、実質322名に上り、他の介護保険施設に入所している79名を除く243名の方が在宅や病院などで入所を待たれており、このうち要介護4と5の方で6カ月以内に入所を希望している方が75名という状況にあります。ことし3月に定員29名の地域密着型特別養護老人ホームが開設されましたが、待機者の改善には至っていないことから、整備拡充は必要であると考えております。具体的には平成27年度から3年間の第6期計画において検討することになりますので、現時点で明確な内容は申し上げる段階ではございませんが、いずれいたしましても、待機者の実態や介護保険料への影響を考え合わせた中で検討させていただくことになろうかと存じます。また、柏寿協会が運営する施設整備につきましては、ただいま申し上げました特別養護老人ホームの待機者の解消にかかわることでありますが、現在、法人内部に改築推進委員会が組織され、運営する施設全体の今後の整備について、時期や規模、事業費を含めた検討が進められており、また、第5期介護保険事業計画においても、老朽化した介護老人福祉施設の改築計画の策定を進めることとしておりますので、今後とも密接な情報交換を行いながら具体化を図ってまいりたいと存じます。町としての支援につきましては、養護老人ホームと特別養護老人ホームとでは施設の性格が異なり、一律には考えられませんので、具体的な整備計画をもとに町の財政状況も考慮しながら、支援のあり方を検討してまいりたいと存じます。次に、介護保険料を普通徴収で納めていただく方で、納付がおくれたり、納められない方への対応についてでありますが、本年度の介護保険料の当初賦課における普通徴収の方は、併用徴収を含めて1,132名となっておりますが、納入期限を過ぎても納めていただいていない方に対して、規定に従って督促状を送付しております。その際にご連絡をいただいた方には、電話や訪問により納付相談をさせていただいており、事情をお聞きする中で、一度に納めることが困難な方については分割納付の相談にも応じておりますし、また、金融機関に足を運べない場合は、直接お伺いをし、徴収させていただいているところであります。最後に、災害や失業、会社倒産等、特別な事情により収入が激減した場合の介護保険料の徴収猶予や減免の制度についてでありますが、制度が施行されて以来、これまでの間では4件の減免申請がございましたが、いずれも減免事由には該当しなかったため、不承認となっております。介護保険料の徴収猶予や減免に関する御相談があった場合は、事情を十分お聞きした上で、規定に基づき適正に対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいだたきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 8番 大浦正志
御答弁ありがとうございました。少し再質問させていただきたいと思います。私この、やっぱり福祉関係といいますか、広くは社会保障の部分に関しては、どちらかというと非常にまだ、こんなところで言うのもあれですけれども、勉強不足な面がありまして、ちょっと的外れな質問もあるかと思います。今回このテーマを上げたのも、議会報告会をする中で、住民の皆さんからこの件を取り上げてほしいということで、今回この介護保険といいますか、特別養護老人ホームに入れないということを取り上げました。恐らくほかの皆さんは、町民の皆さんからそういった御相談を僕よりももっとされていると思いますけれども、なかなかその制度というのは、別に介護保険だけじゃなくて、農業問題もいろいろ制度の仕組みというのは結構難しいなというふうに思いまして、言葉の問題ですとか、民生常任委員会に属しておりますけれども、そんなことを思って、この間、こういった機会があって自分なりに勉強したんですけれども、なかなかちょっと不十分なところがあります。今、答弁の中に幾つかの住民に制度を知らせるということで、つい先ごろ、「高齢者のための保健福祉ガイド」というのが出され、非常に、私読んで、写真なんかもあって、一定まとまっているなというふうに思っております。それで、これは今、全部で何部ぐらい発行されたんでしょうか。何冊ぐらい発行されたのかお尋ねいたします。
答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)
これだけの膨大なものでございますので、印刷も一遍でできないということがございまして、今回300ぐらいをしました。それで、議員の皆さんの手元にも行っておりますし、それから民生委員の皆様、それからいろいろな関係の事業所の皆様、それから御相談に来られる方にもお渡しをする、そんな中でこれを見てお話をさせていただくというようなことに活用してございますので、少なくなれば増刷をしながらやってまいります。広く活用するつもりでつくっておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
再質問 8番 大浦正志
この配る、どちらかというと実際に介護のサービスを受けるときに、介護を受ける御本人というよりも、御家族の人だとかそういう人たちが、うちのお父さん、あるいはおじいちゃんを何か、大分そういうことで見ることが多い、実際にそういうご相談をされるのは、やはり御本人というよりも、そういったことでこういう説明をするんですけれども、この介護の問題というのは、やはりそういう人たちだけではなく、小学校や中学校、家庭内で家族で、みんなで社会で高齢者を支えていく、そういう考えからいうと、そういったサービスじゃなくて、考え方も町民の皆さんに広く理解してもらう必要があるので、こんな立派ではお金もかかりますかと思いますけれども、やはり町全体で若い人も、お年寄りも含めて、家族でこれからの高齢化社会を考えていく中での理解を進めていくことが必要ではないかと思うので、例えばちょっとこれ、これちょっと私はわかりませんけれども、帯広市の「みんなの介護保険入門」って御存じかと思いますが、詳しくはわかりませんけれども、2011年度版というのがあるんです。毎年発行しているのかちょっとわかりませんが、こういったものをお金はちょっとかかるかもしれませんけれども、各御家庭に配布していただいて、保存版という形で、何かあったときに家族の中でやっぱりそういう介護の問題に関して話し合う。そういう介護が必要とならないと、なかなかそういうことにはならないかと思いますけれども、日ごろからいろいろ、最近グループホームとか、いろいろな施設ができておりますが、そういうことがやっぱり地域や家族で、家庭内でこういうことがされることが必要なのではないかと思います。そういった意味で、今後ですけれども、こういったものを配付して、中身もやっぱり読まれやすいように、ただ字ばかり書いてあると、活字は今、なかなか読んでいただけないものですから。こういったものを配布して、家庭内、家族や地域で介護問題、高齢者福祉の問題を小さな、小学校高学年ぐらいだったらある程度わかるのかもしれませんが、そういったことをそういった部分で、お金、予算も伴うものかもしれませんけれども、考えてみてはどうかと思うのですが、この件に関して財政のこともございますけれども、どのようにお考えなのかお尋ねしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)
この本につきましては、これは庁舎内で印刷してございますので、費用的に1冊何ぼかは算定してございませんが、先ほど申し上げましたとおり、広くお使いいただくと思っておりますので、これからもこれについては続けてまいりたいと思います。それから介護保険制度をわかりやすく説明したパンフレットの問題でございます。費用の問題もございます。制度がスタートしたときに、新たな制度でございましたので、結構高額ではございましたけれども、配付をさせていただいたことは、私は覚えております。先ほど答弁の中にもございましたとおり、制度がもういろいろ複雑になってまいりました。それほど新たなサービスが、その都度その都度生まれてくるということではないんですが、仕組みが変わってきている部分もございますので、どのような、紙の媒体で皆さんにお知らせするのがいいかどうかは、これから検討させていただきたいというふうには思いますけれども、いずれにしても今の御意見、貴重な御意見だと思っておりますので、検討させていただきたいと思っております。いずれにしても、費用の問題もございますので、その辺も考えあわせた中で検討してまいりたいと思います。以上でございます。
再質問 8番 大浦正志
資料といいますか、そういう配付物はそういった形でいろいろとつくっていく中で、やっぱり(聴取不能)の方もございますけれども、介護保険だけじゃありませんが、せっかくつくった制度はやっぱり多くの人に利用していただけるように、知っている人と知らない人といると不公平感覚もありますので、やっぱり全ての、きちんと制度を理解していただいて多くの人に利用してもらったほうが制度をつくった意味といいますか、これは別に国とか、そういうところの話かもしれませんけれども、知らせる必要があるというふうに思っております。それと、それ以外いろいろと出前講座というのかな、町内会やそういう団体でお呼びして、それも何カ所かやっておられますし、個別の相談に関しては相談の窓口に行けばいいんですけれども、町全体として、広い意味では介護保険というよりも高齢化社会の、介護保険も含めて何かそういう、私自身も今回議員になった関係でいろいろそういうような、認知症サポーターの講座とかいろいろあるらしいんですが、積極的に受けてみたいなというふうに思っているので、そういった、もっと個別じゃなくて、なかなかそういう、介護の日というのももしかしてあるのかもしれません。そういったときに何か広くそういうものを学べることというのは、今までやっていたのか、あるいはやっていなければ今後やっていただいたらいいのかなと思うんですけれども、その辺、今までそういうことをやられたのか。もしあれば、私だけが知らなかったのかもしれませんけれども、ちょっと少し、そういう方は結構いらっしゃるのかと思うんですが、そういうお考えというのはどんなものかお尋ねしたいのですが。
答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)
実は私、一番最初の制度の創設のときにかかわっておりまして、記憶でございますけれども、新たな制度、先ほどパンフレットのところでも申し上げましたとおり、制度創設ということでございましたので、いわゆる出前講座ということで、まだ制度が固まっていない時期でございましたけれども、いろいろな御不安がございましたので、それを少しでも取り除くというか、和らげるといいますか、制度が円滑にスタートできるようにということで、広報を通じて出前講座をやってきた経験はございます。今、介護に限らず高齢者福祉までというようなことでございますけれども、実は高齢者福祉といいましても、一般の福祉から介護保険の制度まで、それから介護保険の制度も、介護保険料の問題もありますし、認定の問題もありますし、調査の問題もあるし、それから介護保険を取り巻く周辺の施策の問題もございまして、非常に広範にわたってまいりまして、講演だとかお話を聞いても、恐らくお聞きになる方は1時間半から2時間が限度というようなこともございまして、なかなかその辺は思ったよりは大変なこともございますし、どうしても総花的になってしまうというようなこともございますので、その辺はちょっと苦労するところはございますが、これから、先ほども町長からの答弁にございましたとおり、住民の皆さんの前に行って直接いろいろお話をさせていただく中でいろいろな御意見も伺いますし、御不安の面もお聞きすることもできるということでございますので、この辺については積極的に行っていきたいというふうには、私どもは常々思っております。今までも御要望があればお伺いをしてございますけれども、改めて、気持ちも新たに取り組んでいきたいなという考え方はございます。ただ、先ほど申し上げましたとおり、どうしても膨大ということがございますので、例えばある部分に集中的に絞ってお話をするというような工夫も必要かなと。そういう面も含めて、工夫を凝らしながらというようなこともお答えをしたところでございます。いずれにいたしましても、周知をすると。知っていただくというのとは行政の責任でございますので、その辺は今後とも意を用いてまいりたいと思います。以上でございます。
再質問 8番 大浦正志
はい、ありがとうございました。私も初めも言ったようにこういった部分、まだまだ一生懸命勉強して、町民の皆さんから御相談あったときには間違ったことを言ってはいけないですし、きちんとそういうことになるように私も一緒に勉強したいというので、是非そういった機会があればつくっていただいて、私もみずからそういったことを勉強したいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。それと次に移りますけれども、特別養護老人ホームの待機者問題、これはずっと、ちょうど1年前には山川議員が結構詳しくやっていますし、6月にはケアハウスの関係で塩田議員もやっておりますので、なかなか同じことの、会議録を見ると同じことをまた言っているな、この1年間の中で大きな変わりはないのかなというふうに思っているのですけれども、この待機者をなくすという問題は、もちろん音更だけじゃなくて全国的に42万とか、そのぐらいの待機者がいるというふうに、なかなか入れないというのが実態なんですけれども、そういった中では、この間柏寿協会以降も、今年きずなができたように、大分ふえているんだけれども、やはり待機者は減るどころか、やっぱり徐々にふえています。そうなんですけれども、この根本的な解決の問題について、すぐに解決できるのであれば、どこの自治体も恐らくなんだけれども、やはり国といいますか、今選挙中といいますか、そういった中で今後日本のこの高齢者福祉問題大きな、なかなか町単独では待機者ゼロを目指すといってもなかなか難しい。そういうことがやっぱり基本的に大きいということを、私そういうふうに思うんですけれども、そういうことで正しいんでしょうか。というか、これを国に働きかけるとか、そういうのもなかなか難しいものかと思いますけれども、国の施策がどういうふうに向かっていくかという部分。だからそういうことが根本も、保健という制度という、そういう枠内のですから、そこの中で国の負担金というのかな、それをふやさない限り、なかなか解決できない、そういう問題だというふうに理解してよろしいでしょうか。基本的な話かもしれませんけれども、ちょっとお尋ねいたします。
答弁 保健福祉部長 今村茂(保健福祉部長は2014年3月まで)
今ご質問がございましたのは、待機者のことについては国の施策、わかりやすく言えばある程度国の責任なのかどうか。それからそうじゃないのかどうかというのを含めましてご質問いただきましたけれども、単純に国の施策、あるいは市町村の施策ということでは、簡単には割り切れない部分はあろうかなというふうに思います。介護保制度がスタートした1つの理由は、高齢者の皆さんが住みなれた地域の中でできるだけ健やかに暮らしていける社会をつくりましょう、それを国民全体、地域全体で支えましょうというようなことが本来の趣旨でございました。ただ、現実問題といたしまして、特養の待機者を、先ほどお答え申し上げましたが、現実に施設を希望されている御本人、あるいは御家族、先ほど家族、余り家族のための介護保険といいますと怒られるかもしれませんが、実際にはやっぱり家族を支えるという意味合いもございまして、施設を御希望をされている方もたくさんいらっしゃるのも事実でございます。それは、やはり北海道という広い地域というような特殊性もございまして、最近の数字はちょっとつかまえておりませんけれども、やはり北海道の場合はまだ施設の依存度が高いのかなというふうに思っております。で、先ほど質問の前文にもございましたとおり、社会保険制度根本の問題でございまして、やはり施設のサービス費が多くなりますと、給付費自体を膨らませるというのは現実にございまして、それが介護保険料にも響いてきますし、というようなことで、その辺を見合せながら、考え合わせながら計画を組むというようなことになろうかなと思っております。で、私どもは、これは音更町1人だけの問題ではなくて、十勝、あるいは北海道、特に北海道の場合はそういう傾向があるのかなと思っております。国に対しては、私どもは全国町村会、それから北海道町村会を通じて要望をさせていただいております。先ほど財源というお話がございました。財源の充実についてはずっと言い続けてきております。まずは保険者の責任ではない、いわゆる保険者というのは市町村、ざっくばらんに言えば市町村なんですが、その責任ではない理由によって高額な保険料になる場合については、国の実態に即した財源措置を講じなさいと。それから、例えば具体的に申し上げれば、今の国の国庫負担制度、国庫負担法に基づく負担金は、居宅は25%、それから施設は20%というような大枠でございますが、このうち5%は調整財源ということで、いわゆる補助金としていただけることになってございます。それは後期高齢者の比率でありますとか、所得段階の水準だとか、それに基づいて5%標準にして、高かったり低かったりというのがございますが、いわゆる標準割合5%というふうになってございます。この5%を外枠にしてくださいと。内枠でなくて外枠にしてくださいというようなお願いもしてございます。それから保健給付費の動向に対処するために、それぞれ都道府県に財政調整、財政安定化基金を設けておりますが、これについては市町村も3分の1、道も3分の1、国も3分の1という、交付割合は、それぞれ負担割合は各基金によって変わりますけれども、基本的には3分の1ずつ折半しましょうということになってございますので、それは国と都道府県が責任において基金を作ってくださいというようなことも申し上げております。それから介護保険料、例えばスタートしたときは5段階でございました。ところが今は音更町の場合、町村によって多少違いますけれども、国が決める枠の中で低所得者対策講じてございまして、今、実質的に10段階になってございます。これら低所得者に対する介護保険料、あるいは施設の居住費、これは平成17年10月からホテルコストがかかるようになりましたので、それの利用者負担の限度額というのも個々に変わってまいります。これらの軽減策については、国の責任において適切な財源措置しなさいというようなことを要望もしてございます。それから先ほど特養の話がございました。介護基盤の緊急整備の交付金が平成23年度、24年度少し継続しましたけれども、いわゆる小規模の入居、それから入所施設を整備するための交付金でございますが、これらももっと継続してやってくださいというような種々の要望もしてございます。現実問題、待機者というのがいる状況でございますので、それらに対処するためにそういうような交付金も継続してくださいというようなお願いも、お願いといいますか、要望も国の機関にさせていただいているところでございます。いずれにしても社会保険制度、先ほど矛盾というようなお話がございましたが、いずれにいたしましても需要によって社会保険制度というのは動きがございますので、これは保険制度の基本でございますので、その辺についてはご理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。
再質問 8番 大浦正志
大変丁寧に詳しくお話しいだたきました。ありがとうございました。保険料、後の項目で2つほど保険料のお話もありましたけれども、今、やっぱり一般的に言われるのは、保険料が高いのとなかなか施設に入れないというのか、そういうことだったんですけれども、保険料に関しては音更の場合は10段階ということで、低所得者、細かく分けて低所得者に配慮されているという、ほかの自治体もそういうところがあるかと思いますけれども、私、今回質問しましたが、まだまだもっと広く、社会保障という分野といいますか、そういう部分でなかなか今回、こういうトータル的に、財源の問題も、正直言ってなかなかそれまで私まだ理解しておりませんので、今回初めて福祉問題に関して挑戦したつもりですけれども、今後さらにもっともっと、私も一生懸命勉強して、よりよい制度、音更町もそうですが、そういった形で国とか、そういうことにもかかわりたいなというふうに思っております。そういった意味でちょっと、私正直に言ってなかなか準備不足ということがございまして、今後、これを機会にこういった分野での勉強をさせていただいて、役に立ちたいなというふうに思っております。そんなことで、以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。