みんなの議会

音更町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月7日

音更町における防災計画と今後の課題、取り組みについて

2012年3月7日、音更町議会の一般質問で、久野由美議員が「音更町における防災計画と今後の課題、取り組みについて」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収、教育長 荒町利明が答弁しました。

質問者
久野由美 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 高木収、教育長 荒町利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 13番 久野由美

おはようございます。通告に従いまして、音更町における防災計画と今後の課題、取り組みについて一般質問をさせていただきます。未曾有の大震災と言われた東日本大震災から間もなく1年。昨年末の警察庁発表で、死者1万5,844人、行方不明者は3,451人、また、東日本大震災復興対策本部調べでは、全国の避難者数は約33万8千人に上ります。心よりお見舞いを申し上げるとともに、私たちが事前にできること、しなければならないことは何かを少しでも明らかにしていきたいとの思いで質問をさせていただきます。平成19年に策定された本町の地域防災計画は、音更町の防災対策の柱となるものですが、残念なことに、例えば資料ナンバーの表示ミスから始まり、自主防災組織の育成等に関する計画では、女性の参画の促進に努めるとありますが、防災会議の委員に女性参画の促進をしていないこと、また、防災担当の職員に女性の配置すらしていないこと、防災訓練計画に、冬季の訓練にも配慮するとされていますが、一度も実施されていないこと、職員の防災教育についても行われていないことなど、訂正と見直しが急務であることは必至であります。1)、音更町地域防災計画の訂正と見直しはいつされるのかお答えください。東日本大震災後、音更町より岩手県大槌町へ11派、延べ33人の職員の派遣が行われ、戸籍、住基にかかわる窓口業務を中心的な立場で遂行されたと御報告がありました。被災自治体によるいち早い被災者情報の把握とさまざまな行政サービスの提供が求められる中、膨大な行政事務の負担を軽減し、被災者への迅速な行政サービスの提供に一役買うのが被災者支援システムであります。このシステムは、阪神・淡路大震災を経験した兵庫県西宮市が被災者のために必要な支援策を集約し、開発したものです。被災者の被害状況や避難先などの基本情報を一元管理することで罹災証明書の発行などがスムーズに行われるほか、緊急物資管理や倒壊家屋管理等、さまざまな行政事務に力を発揮すると言われております。例えば、震災後に同システムを導入した宮城県山本町では、罹災証明書の発行がスムーズに行われ、申請件数に対する発行件数は約9割に上ると言われています。町の保健福祉課は、一度情報登録してしまえば、一元管理により、義援金の支給などについても再度申請の手続は不要で、行政にとっても住民にとっても助かるとの効果を実感しております。現在、財団法人地方自治情報センターがシステム管理し、導入希望の自治体には無料で提供しております。東日本大震災発生前ではシステム導入の申請が約220件だったのに対し、発生直後は全国の自治体から68件、民間からも61件の導入申請がありました。2)、被災者支援システムとその導入についての見解をお伺いいたします。3.11東日本大震災を機に、不測の事態が発生しても、企業や行政機関が重要事項を継続できるよう事前に立てておく計画、事業継続計画(BCP)が注目されております。総務省では平成22年11月、地方自治情報管理概要の中で、情報システムに関する業務継続計画(BCP)の策定状況を公表しました。策定団体は平成21年度末で15都道府県、102市区町村、平成22年BCPの策定を予定している団体に音更町が掲載されているにもかかわらず、いまだ策定されておりません。3)、その理由と今後の取り組みについて御説明を求めます。公明党は女性の視点で既存の防災対策を見直すとともに、新たな対策を検討するため党女性防災会議を設置し、全国の女性地方議員と連携し、自治体の防災行政総点検を行いました。音更町にも協力をいただき、その結果を既に担当者にお渡ししていますので御承知だと思いますが、地方防災会議の委員に女性がいないところは44%、登用していても5%未満のところが多いこと、さらに、「地域防災計画を作成する際、女性からの意見を反映させたか」との問いには、「はい」の40.9%を「いいえ」が54.6%と上回りました。避難所生活で女性の視点から得られた教訓をマニュアル化し役立てたいと、中央防災会議のもと、防災対策推進検討会議でも学識経験者12名のうち4名が女性となりました。防災には女性の視点が不可欠であります。4)、防災会議に女性の登用を初めとし、一般公募の今後の検討と計画をお示しください。静岡県内の自主防災組織の避難生活計画作成率が18.5%と低調だったことから、静岡県西部地域防災局が効果的に避難所運営を学べる方法として開発されたのが避難所運営ゲーム、HUGであります。本町にもHUGセットを購入いただきました。5)、HUGを使っての防災訓練、避難所1泊訓練、先ほども述べましたが、地域防災計画にある冬季訓練計画を実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。昨年、台風による大雨被害により音更川堤防一部流失で、地域の方は2カ所の避難所に66世帯、151人が避難されました。その際、音更川や避難所に行き、状況を見、職員や避難されている方にお話を伺いました。その中で、感じたことはたくさんございますが、まず情報連絡機能が整っていないこと、避難されている方の状況を把握されていないこと、名簿の不備、女性職員の未配置、小さなことを上げれば切りがございません。その後総括をされたと思いますが、日ごろからしていないことは突然の出来事に対応できないのが当たり前であります。6)、防災に関する職員の知識・意識向上、日ごろからの訓練等を通した教育はどのようにされているのかをお伺いいたします。以上、御答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

音更町における防災計画と今後の課題、取り組みについての御質問にお答えいたします。初めに、音更町地域防災計画の訂正と見直しについてでありますが、現在の計画は平成19年4月に策定したものであり、その後、所要の修正を加えて平成23年2月に北海道等との事前協議を行っていたところであります。しかしながら、昨年3月11日に東日本大震災が発生したことにより、協議は一時中断しておりました。その後、再開され、昨年10月末までに計画修正の事前協議を終えたところであります。ただ、現在、北海道では、東日本大震災を受けて北海道地域防災計画の修正作業を進めており、平成23年度中に修正案を作成する予定となっておりますので、この修正案が示された時点で本町の地域防災計画の見直しに着手したいと考えております。次に、被災者支援システムとその導入についての見解でありますが、被災者支援システムにつきましては、平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災で市街地のほぼ全域が被災し、市庁舎も大きな被害を受けた兵庫県西宮市において開発されたものであります。このシステムは、西宮市が従来から有していた情報化のノウハウをもとに、コンピューター機器やネットワーク回線が大きなダメージを受けた中でも、日常業務の復旧とあわせて被災者を支援することのできるシステムとして構築されており、被災者の経験と教訓を生かして開発されております。現在、このシステムは被災者支援や復旧・復興業務に役立つ新しいシステムとして、地方自治情報センターを通じて全国の地方公共団体に無償で提供されております。本町におきましても、昨年このデモ版のシステムを導入し、本格利用に向けて検討を重ねてきたところであります。このシステムは、被災者支援、避難所関連、緊急物資管理、仮設住宅管理、倒壊家屋管理、さらには犠牲者の遺族に対する援助など大規模災害発生時において行政が対応すべき業務を網羅した内容となっておりますので、万が一の際には大きな役割を果たせるものと考えております。なお、このシステム本体は無償でありますが、システム稼働に必要な住民情報を取り込む際には、プログラム間のデータ受け渡しの形式であるインターフェースの設定が必要となります。また、地図情報をシステムに導入することによって、被災箇所の状況や要援護者の居住地を地図上で確認することも可能となりますが、これらのシステム導入には多額の費用を要しますので、財政負担の課題も生じてまいります。このため、新年度におきましては、整備における年次的な計画を立て、まずは住民情報を取り込むところから着手してまいりたいと考えております。次に、平成22年度策定予定の業務継続計画がいまだ策定されていない理由と今後の取り組みについてでありますが、総務省では、平成19年11月から、電子自治体の推進に関する懇談会・セキュリティーワーキンググループにおいて、地方公共団体の情報セキュリティーに関する各種課題及びその解決策の検討を行い、平成20年8月に地方公共団体におけるICT部門の業務継続計画策定に関するガイドラインを公表し、全国の各地方公共団体にこの計画の策定を求めております。地方公共団体は災害時において、住民の生命及び安全を確保するため、被災者支援や災害復旧業務を行うことになっておりますが、これに加えて、住民生活に必要な業務を継続して実施していく責務を負っております。しかしながら、こうした業務を遂行していくためには、今や情報システムが不可欠な状況となっておりますので、災害時においても住民情報等のシステムが正常に稼働していることが極めて重要であります。もし、災害を受けてこれらの情報システムが機能を失うことがあれば、その回復に多くの時間を要し、支援・復旧を進める上で重大な影響が生じてまいりますので、そうした場合に備えてこの業務継続計画の策定が求められているところであります。道内における策定状況につきましては、北海道が平成23年3月に策定しているほか、市町村では士幌町が唯一策定しているところであります。本町におきましても、このガイドラインに基づいて平成22年度に策定したいと考えておりましたが、計画の前提となる災害の規模や役場庁舎の被害状況の設定に時間を要していたことから、まだ策定には至っていないところであります。なお、業務継続計画につきましては、本町においても必要なものと認識しておりますので、東日本大震災を貴重な教訓として、役場庁舎機能が停止した場合など最悪の状況を想定し、早期に策定したいと考えております。次に、防災会議における女性の登用を初めとする一般公募の今後の検討と計画についてでありますが、音更町防災会議の委員につきましては、音更町防災会議規則第2条第5項に規定するそれぞれの組織等の中から町長が任命する28名で構成されております。このうち、女性の委員については1名となっておりますが、委員の任期は2年間で、本年8月が改選期となっておりますので、今後においては、男女共同参画の視点から、公募を含め女性委員の登用を進めてまいりたいと考えております。次に、HUGを使用しての防災訓練や避難所1泊訓練、冬季訓練の計画についてでありますが、HUGにつきましては、静岡県が開発した、避難所の運営をゲーム形式で行う図上訓練のことで、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと避難所運営ゲームの頭文字を重ね合わせて名づけられたとのことであります。全国的にもこのHUGを使用した訓練が数多く実施されており、本町においても先般購入しておりますので、新年度においては、職員の避難所運営のスキル向上のためにHUGを使用した訓練を行いたいと考えております。また、避難所の1泊訓練や冬季訓練につきましては、帯広市が実施しておりますので、帯広市の訓練状況を参考にさせていただきながら、自主防災組織や消防とも相談してまいりたいと考えております。最後に、防災に関する職員の知識・意識の向上、日ごろからの訓練を通じた教育についてでありますが、地方公共団体の職員は、阪神・淡路大震災や東日本大震災、紀伊半島の台風被害など、大規模な災害が発生した際には、たとえみずからが被災していたとしても庁舎に駆けつけ、被災者の救済や災害現場の対応に当たらなければなりません。その具体的な手順や必要な措置については、それぞれの地方公共団体が定めた災害対策職員行動マニュアルに沿って行動することが基本となっているものと思っております。しかしながら、本町で昨年9月に発生した大雨災害に伴う避難所の開設に当たっては、職員のマニュアルに対する理解が不十分だったり、あるいは、マニュアルでは対処できないような場面もあり、日ごろの訓練を通じて職員の対応能力の向上やマニュアルの精度を向上させることの重要性を痛感したところであります。今後におきましては、被災した方々の安心・安全を確保するためにも、御質問の避難所HUGを使用した避難所運営の訓練を実施するなど、いつ起こるかわからない災害に対処するため日ごろから訓練教育を実施してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 13番 久野由美

今回の質問項目の中には、昨年より委員会で私が質問していた項目が含まれております。しかし、部長が答弁を用意していながら、どのような意図からか、答弁を先延ばしにするなど、委員会だけでは対応し切れないことから、この場で再質問をさせていただきます。誠意ある御答弁をよろしくお願いいたします。では、再質問ですが、地域防災計画、昨年の10月末には計画修正の事前協議を終えたというふうに先ほど御答弁でありました。大きく変わるところはどこでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

音更町地域防災計画の主な改正点についてのお尋ねであります。項目数は、相当の項目数がございますが、代表的なところで申し上げたいと思いますけれども、一つには男女共同参画の視点を取り入れた文言の整理をすること、また、気象警報・注意報の発令基準の変更に対応すること、それから、備蓄倉庫、防災資機材倉庫の整備について追加の記述をすること、あるいは音更町災害時要援護者避難支援ガイドライン全体計画を追加すること、あるいは洪水ハザードマップの追加等といった多岐にわたるような内容が改正点となっているところであります。以上であります。

質問 13番 久野由美

新たに追加というふうにおっしゃられましたが、今言っていただきました主な改正点というのは、今までの防災計画の中にも十分含まれていたものがさらに改善をということで、新たな追加というものではないのかなというふうに考えるんですが、実際に音更町防災会議の任期は本年8月までとおっしゃられておりました。今回の防災計画は現在の会議で承認されることになるのでしょうか、その点お示しください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

防災計画の見直しの内容については、今御質問にもありましたような新たな追加もございますし、それから、既存の計画の見直し、そして文言の整理といった内容となっております。それで、防災計画の委員さんの任期は平成24年8月になっておりますので、北海道が今、東日本大震災を受けて防災計画の見直しをやっておりまして、できれば北海道としてはこの3月いっぱいぐらいの中で修正を終えたいというふうな話を聞いております。それを受けまして音更町においても所要の補正といいますか、修正を加えることになると思いますが、その内容にもよるわけですけれども、大きな追加・修正がたくさんの項目がなければ割と、比較的早い時期に音更町の見直しも終わるのではないかなというふうに、見直しを含めた追加等、そういった作業を終えられるのでないかなと思っております。その場合は、8月までに、今の委員さんの任期に間に合えば、早くつくるという観点ではそこも一つの考えだと思いますけれども、御質問にありましたように、今の委員さんの構成状況というのは、女性が1人しかいないという状況もありますので、その防災計画の北海道の修正、そして音更町がそれに伴う修正の終了段階とも見合わせなければなりませんけれども、場合によっては、委員さんの任期、改正後のメンバーで審議していただくことも考えたいというふうに思っております。以上です。

質問 13番 久野由美

先ほど、音更町の防災会議の委員について、男女共同参画の視点から防災体制を確立すること、公募も含め女性の委員の登用をということも、また、それから、主な改正点の中にも男女共同参画の視点をということで御答弁をいただいたわけですが、これはでは8月の改選後ということで確認してよろしいでしょうか。この8月の改選時には、男女共同参画の視点からということで女性の登用も検討をするというふうなことで間違いないでしょうか。では、もしそうであれば、女性登用の目標数値をお示しください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

まず、今見直し修正を行っております音更町の防災計画の防災会議での審議については、できれば、8月の早い時期に改選期になっておりますので、防災会議の改選後のメンバーで審議していただくのが望ましいというふうには思っております。そして、その防災会議のほうの構成の女性登用の考えでありますけれども、内閣府あるいは音更町の他の審議会においても、目標としては一応3割程度というようなこともあります。ただ、今の防災会議のメンバーというのは相当な部分が充て職になっております。関係機関の方の充て職になっておりまして、人数も多うございますので、その中に一般公募という形をできればとって、その中にできるだけ女性のご応募をたくさんいただくような形で委員さんになっていただくようなことを考えたいと思っておりますので、具体的に今この防災会議の女性の登用を何割にするというところまではちょっと至っていないのが実情であります。以上です。

質問 13番 久野由美

地方防災会議のメンバーは、防災対策基本法第15条において、例えば地方行政機関の長、警視総監、道府県警察本部長などの関係機関や団体の長にその指定がされております。今、部長がおっしゃったとおり、まさに充て職であります。また、市町村の防災会議の委員については、16条において、都道府県防災会議の組織の例に従うようにというふうな規定にもなっております。これが女性登用の大きな壁でありますが、その2項では、市町村は条例を自由に定めることができる規定になっておりますので、例えば大阪市のように女性の登用を進めているという例もございます。そこで、今回の防災計画協議に防災会議の方々以外に意見を聞く場を設ける、広く意見を求めるために、例えば防災検討会議ですとか専門調査会などの下部組織をつくり、対策を講じるおつもりはないでしょうか。音更町防災会議規則の第4条において専門委員を置くことができるということになっておりますので、可能と考えますが、いかがでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

防災会議の構成員については、まさに委員さんがおっしゃられましたように、ある程度制約受けているということの中で、女性登用、たくさんの方の登用を図るというのはなかなか難しい面もあると思います。実質的な検討の場、防災計画を審議する場というよりも、それの細かい内容について、それぞれの立場から審議というよりも検討するような、いわゆるおっしゃられているような検討会議、あるいは下部組織的なもの、例えば何か項目の中に、すべての項目を審議していただくということではなくて、その中の一部について特に検討してもらうとか、やり方は考えられるのかなというふうに今御質問を伺っていて思うところもございます。ただ、私どもとしてもまだその具体的なこの防災会議の下に置くような意味での検討会議的なものについては考えは持っていなかったところでありますので、今お話しいただいたことを踏まえて内部でも検討させていただきたいと思っております。

質問 13番 久野由美

では、可能であるということですね。設置するしないはまた検討後の結論になるのかと思いますが、それを設置すること自体は可能であるというふうに確認したいんですが、よろしいでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

ええ、おっしゃられているとおり、制度上、検討組織的な、名前は別にいたしまして、いわゆる検討組織を設置することは可能であろうというふうに思っております。ただ、そのありようをどういうふうにするかという内容、検討していただく項目や人選等を含めましてどのようにするかということは十分検討させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 13番 久野由美

2011年11月、平野国務大臣は、これからの地方自治体の防災対策に女性の視点等を生かしていくことは極めて重要、現在見直しを検討中の防災基本計画、この中においても、避難所における女性や子育てニーズへの配慮や仮設住宅の運営における女性の参画の推進など男女共同参画の視点を充実させるとともに、今後、女性の視点を含めて避難所の運営のあり方等について十分な検証を行い、そこから得られる教訓をマニュアル等々の形で記録し、地方自治体に対してもわかりやすく示してまいりたいというふうに述べております。これからこの観点で防災基本計画が策定されてくると考えられますが、実際に本町におりてきたときに女性の声が聞ける環境をつくるべきではないかと考えます。その中で、本町の防災担当職員の中に女性職員が入っておりません。一番身近で女性の声を聞けると考えますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

おっしゃられているとおり、防災担当の職員につきましては、担当の参事職、そして係長職、職員としては2人であります。そのほかに嘱託職員を用意しておりますが、職員としては2人であります。そして、いずれも男性という事実であります。課の、新年度は機構改革によりまして、総務課から一つ切り離した形で情報・防災課という形で設けるわけでございますけれども、人員については、増員することは今の職員の状況ではちょっとできないのが現実だろうというふうに思っております。その中で、女性の職員の意見をいかに反映していくかと。女性ならではの観点に立った防災上に対する視点を取り入れていくということは私も大切なことだ、実際にそのマニュアルを生かすために、生きたものになるためにはそういう視点からの計画をつくっていくということは非常に大事なことだと思っております。確かにおっしゃられているとおり担当職員には女性はおりませんけれども、役場職員の中にはもちろん女性職員も多くいるわけでございますので、必ずしも女性職員がその任に当たっていなくても、女性の立場からの意見を職員という形の中でいただくということは考えていきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 13番 久野由美

各地域の男女共同参画センターや自治体が中心となって女性の視点を反映した防災パンフレットを作成しております。例えば横浜市の「わたしの防災力ノート」、大分県の「女性の視点からの防災対策のススメ」などがそうであります。今後本町でも策定の計画を検討されてはいかがでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

防災に対する町民、住民の方の意識を啓発すると、そういった意味で女性の視点からの防災に対する備えとか考え方とか行動の仕方とか、そういったことを一つのパンフレット等にして地域の方々にお知らせをしていくと。防災に対する意識を啓発するという意味でも、それから、実際に何かあったときの心構え、いろんな面で有効な手段ではないかなというふうに思います。まだ私どもについては残念ながらそういった先進地の事例を紙で見せてもらって、資料としていただいている段階でございますけれども、音更町としてどういったことができるのか、現在確たる計画は持っていないのが現実であります。今御提案といいますか御質問にありましたようなことは、今後の中で私たちも十分念頭に置いて検討はさせていただきたいというふうに思っておりますので、御理解願いたいと思います。

質問 13番 久野由美

今回大きく変わると言われております地方防災計画、男女共同参画の視点を取り入れた中身というふうにおっしゃっていましたが、実際のところ女性の視点に立った計画などは音更町においてはなかなかされていないのが現状だというふうに感じます。今回、例えば女性の視点を反映した防災パンフレット、大分県の「女性の視点からの防災対策のススメ」などはとてもよくできたものであります。防災担当職員に女性は今のところいないし置けないというふうに、できないというふうにおっしゃっていましたが、防災担当に女性職員がいなくて今後このような女性向けのパンフレット作成に取りかかることができるのかどうなのか、その点お示しください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

防災計画に男女共同参画の視点を取り入れた文言の整理をしていくといったことは、最初の、1番目の項目に私どもも上げておるところであります。女性の視点を取り入れた防災計画にしなければ、実際の行動に対して、実際の災害に遭ったときにあるいは対応に対して有効ではないということは今までの大きな災害が私たちに教えてくれているところだと思っております。御指摘の点は重々理解するところであります。ただ、女性の職員数の問題とか、あるいは配置の問題、いろいろ役場の機構上の問題もあるというのもまた現実であります。必ずしも防災のほうに女性を配置することができるときとできない場合とございますので、常に女性職員をそこに必須で配置するというふうなことはなかなか難しいのかなというふうに思っております。他の部署についてもそれは同様なことでありますので、その点は御理解をいただきたいと思います。ただ、女性の視点を取り入れたパンフレットについては、女性がそこの任に当たっていなければ絶対できないのかということであれば、必ずしもそうではないのかなと。何らかの工夫の中で、役場庁舎の中の女性職員、役場職員としての女性職員を活用した形の中でそういった視点ということであれば取り入れていくことも考えていくべきではないかなというふうに思っておりますので、そこは今後工夫させていただきたいとは思っております。以上であります。

質問 13番 久野由美

男女共同参画、女性登用は、以前にも一般質問でさせていただいた経緯があります。今回これを詰めていきますと時間がありませんので、また別な機会にその点については質問させていただきたいと思います。次に、被災者支援システムでありますが、バージョンアップされております。被災者支援システムの基本システムのほかに、避難所関連システム、緊急物質管理システム、仮設住宅管理システム、犠牲者遺族管理システム、倒壊家屋管理システム、復旧・復興関連システム、そして要援護者支援システムというふうに、7項目ですか、新しくシステムの構築がされております。その中の、最後に言いました要援護者支援システムが入っておりますけれども、新年度から住民情報をシステムに取り入れるのであれば、この被災者支援システムを活用できると思いますが、要援護者名簿は現在どのように管理されているのか、また、先ほども御答弁の中にありましたけれども、被災者支援システムと要援護者システム、機能強化されたシステムの活用をされるべきではないかと思いますが、この点はいかがお考えかどうか。それと、先ほどもありました、地図上で把握できるようにというふうなお話がございました。消防で行っている妊産婦エントリー制度、妊婦情報事前登録のようにパソコンに登録番号または名前等を打ち込むと住所や地図などの情報が表示されるようになっておりますけれども、このように要援護者システム、改善はできるかどうか、可能かどうかお答えください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

被災者支援システムについて幾つかお尋ねをいただいております。避難者支援システムにつきましては、今、議員さんおっしゃられましたように、従来の被災者支援システムに加えて七つの項目が追加され、現在8項目の大きな項目になっているようであります。その中に要援護者支援という項目も含まれております。本町の現在の災害時要援護者の方の把握といいますか、管理といいますか、状況でございますけれども、具体的には地域の民生委員さんを通じて、対象となる方の御同意をいただきながらその情報を町のほうにいただいております。町のほうでは、その情報をもとに、何という方がどういう状況でどの住所にいらっしゃるんだといったことをデータ化いたしまして、パソコンあるいは紙ベースで持つようになっております。この情報については、個人情報ということもございますので、音更町の役場の中では防災担当と福祉担当部門、それから、いざというときのやはり消防ということで、行政機関としてこの三つの部門で情報を共有しているところであります。あとは、もちろん民生委員さんは御存じであると。そして、自主防災組織等を結成されて構成されているところについては、御要望に応じて、紙ベースではありますけれどもお出しはしていると。そういった形で管理はしております。そして、もう一つございました地図上でのプロットといいますか、把握ということでございますけれども、現在は、地図というよりはゼンリンの図面程度の、漫画絵に近いものでございますけれども、そういったものの中で、ベースにして、大体この住所、この番地のこの建物というふうに、ゼンリンの図面といいますか、地図というか、あれのイメージで大体のところで押さえているというふうな状況であります。今後、それでは精度が低かったり、建物や何かが移動していたりとかいろいろ変更点があったときの対応とかが難しい部分もございますので、それをどうしていったら正確に管理できるのかということは難しい部分もございます。ただ、現在はそういうお届けをいただいた、御報告をいただいた方の名簿とそういう地図、地図というよりも簡易な地図上でのプロットにとどまっているというのが現実でございますので、こういった被災者支援システムが本格的に取り入れていけるというふうなことになれば、その中で、地図情報、これは入れるには非常に経費が大きいというようなことも聞いておりますので、それの維持管理を含めて課題がいろいろあろうかと思っていますので、これについては、その有用性は認識しております。ただ、すぐにできないという、財政面を含めたすぐにできないとった問題も確かにありますので、その辺については今後の検討課題とさせていただきたいというふうに思っております。

質問 13番 久野由美

では、業務継続計画についてお伺いをいたします。先ほどの御答弁では、計画の前提となる災害の規模や役場庁舎の被害の程度についてということで、状況の設定に時間を要していたことから今回の策定には至っていなかった、要するに22年度の策定には至っていなかったというふうに御答弁をいただいたわけですが、それは本当ですか。いつから取り組んで状況を把握して計画の策定はできるようになったんでしょうか。それともまだ全く取りかかっていないのか。最初から策定の計画に入っていなかったのではないのでしょうか。それとも忘れられていたのでしょうか。また、いつをめどに考えられているのかお示しください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

本町の業務継続計画IT部門関係の状況でございますけれども、これについては、まず総務省のほうから、業務継続計画のIT部門についてはアンケートといいますか、そういうものが来ております。それで、その大きな項目は、地方公共団体における行政情報化の進捗状況調査という項目の中の一つの項目でございます。この項目が、業務継続計画がその状況調査の中に盛り込まれたのが平成21年度からでございます。本町といたしましては、これについては、策定は必要なことだという認識がございましたので、策定を予定しているといったことで、その当該年度に丸、丸をつけて出すような仕組みでございましたけれども、印をつけて出したといったところであります。ただ、それは必要なことであるという認識はあったわけですけれども、具体的にその平成21年当時の段階ではまだなかなか、どういうふうに作成したらいいのか、つくっていらっしゃる団体も非常に少ない、まだ自治体としては始まったばかりのような状況であったようでございますので、まさに検討段階だったということであります。そして現在は、状況でありますけれども、他の先進的な自治体さんの計画作成をされたものをいただいたり、そういう資料の収集等に当たっておりました。本町においてどのような形でつくるのがいいのかといったことを内部で検討したというところであります。北海道のほうでは、道のほうでは既に計画をお持ちでありますけれども、その北海道のほうの計画も見せていただいておりますけれども、一つには、庁舎の耐震性の問題、どの程度の震度があったときに庁舎機能がどうなるんだろうかといったようなところからまずは検証が始まっているようであります。本町においては、平成24年度の予算の中で実は庁舎の耐震の診断の委託料を計上させていただいているところでありますけれども、まだ実際にどの程度の耐震があるのかというところもまだちょっと把握至っていなかったと。そういったことの中で、どのような想定をしていくのがいいのだろうかというようなことで、具体的に進んでいなかったというのが実情であります。今後は、その庁舎の耐震診断等もするわけでございますので、そういったことをもちろん踏まえなければなりませんけれども、庁舎の耐震と一つ観点を変えまして、庁舎機能が大きな災害で、たとえ耐震性があったにしてもその機能が失われたというようなことを仮定して計画をつくっておくことが必要ではないかなというふうに現在思っておりますので、そのような観点からこの計画については、必要なものと思っておりますので、具体的に何年度にいつつくるというところまでは至っておりませんけれども、早期の策定を目指したいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 13番 久野由美

業務継続計画BCP作成に当たっては、今おっしゃったように先進事例を研究しながらいろいろと勉強されているというふうなことでしたので、それはお察しいたします。実際に策定されている東京都のBCPを見ますと、今後の取り組みとしてBCM、事業継続マネジメントの必要性がうたわれています。BCPを災害時に機能させるためには全庁的なBCMの推進体制を構築する必要があるとして、仮称東京都BCM委員会を設置するそうであります。この点について、見解と、今後の取り組みはどうされるのか、お伺いをいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

今、東京都の事例で、BCPプランのさらに成果を担保するためのBCM、災害時のマネジメントというお話を伺いました。大変申しわけありませんが、私も今そういったことについては詳しく承知していなかったのが実情であります。今お話にもございましたような仕組みについて今後勉強させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 13番 久野由美

では、次に、先ほどもお話は出ていたんですけれども、防災会議に女性の登用ということですが、女性の登用だけではなくて、例えば高齢者の方は今も入っていらっしゃると思いますが、高齢者の方はもとより障害のある方、また、障害を持ったお子さんをお持ちの御家族の方、また、小さなお子さんの子育て中の方、そして福祉施設職員など、こういった方々の意見を組み入れていかなければ助けを必要としている方々の声が反映されないのではないかというふうに考えますが、この点についてどのような見解をお持ちでしょうか。この方々の意見を反映させるためにも先ほど言ったような調査部会と言われるような下部組織をまた立ち上げるべきかなというふうに思いますが、この点についての見解をもう一度お願いいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

防災計画の見直しの中で、やはり災害時に一番、要援護者であると同時に、弱者であられる障害をお持ちの方、そういった方への配慮された計画であるべきということはおっしゃるとおりだというふうに思っております。それで、具体的には、今具体的な計画は正直持っておりません。ただ、お話しいただいたことは大変参考とさせていただきたいと思っておりますので、今後は福祉部門の担当ともよく相談をいたしまして、障害者の方の団体ですとかそういったところ、いろいろございますので、どういった形で御意見や何かをいただいて、どういうふうに反映させていくかという、そこもございますけれども、やり方等も含めてそういったことについては配慮してまいりたいというふうに思っております。以上であります。

質問 13番 久野由美

次に、避難所運営ゲームHUGについてお伺いをいたします。本町でもこ購入をいただきました。まだ使用段階に入っていないときに提案は次期尚早かとも思いますけれども、せっかく購入されたものを眺めているだけでは何にもなりませんので提案をさせていただきます。静岡県の中学校では防災教育にHUGを用いているそうであります。今後広く活用してもらうためにも教育現場での導入が必要と考えますが、御見解をお伺いいたします。

答弁 教育長 荒町利明(教育長は2015年3月まで)

今、突然教育委員会のほうへ、教育現場にもHUGを用いたゲーム的な避難訓練等の防災教育の導入でございますけれども、現在、当然、各小中学校におきましては、今回の3.11の東日本大震災を教訓にいたしまして、今、各学校で作成しております危機管理マニュアルの再点検、あるいは火事、地震等に備えた避難訓練等の実施計画等について、各現場におきまして、学校におきまして、24年度には重点的にそちらに向けた防災教育の充実を図るべきというような指示もしているところでございます。ただ、今、久野議員のおっしゃったHUGについての防災訓練、これ等も当然今後重要な防災教育の視点の一つかなというふうに思ってございます。いま一度私どもも勉強をさせていただいて、それが学校現場でどのような形でいつの時点で導入でき、あるいは授業の中で取り組んでいけるのか、その辺は今後勉強させていただきたいというふうに思っております。以上でございます。

質問 13番 久野由美

次に、防災訓練についてお伺いをいたします。先月帯広市で冬期間の防災訓練が、今月は大樹町で防災訓練が行われました。さきにも述べましたけれども、地域防災計画に載っているにもかかわらず、これからほかの自治体の状況を聞きながら検討というのは全く遅いと感じます。帯広市も今回が初めてではありません。過去に数度行われております。調査は以前からできていたというふうに思いますが、いかがお考えですか。それと、今後、冬期間の防災訓練に加え、避難所1泊訓練、炊き出し、また、昨年の消防が主催、先導の大きな防災訓練ではなくて、自主防災組織ができている行政区ごとの小規模な防災訓練の実施など広く町民の皆さんがたくさん参加していただけるような訓練の計画をすべきではないかというふうに思います。あわせて御答弁をお願いいたします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

本町の防災訓練についてでございます。防災訓練、今答弁の中でも町長から申し上げましたように、防災訓練の中での、例えば消防さんと一緒にやったような、ああいう自主防災組織の方にも参加していただいた中での避難誘導とか簡易的な消火、そういった現場での災害に対応するといった訓練はやっていたところでありますけれども、避難所に実際に一般町民方等と宿泊をする、その想定は、被災をして、そこに避難しなければならないわけですから、例えばそこでは電源が使えないとか熱源が使えないとかといったような何か想定のもとでやると。そういったときにさらに、そこで日帰りするのではなく、夜、電気のない中で例えばどのように過ごせるのかと。暖房をどうやってやるのかと。そういった観点から実際にやってみて、そこを検証して、また災害の必要な備蓄品ですとか対応、物だけではございませんけれども、実際の避難していただく過程の中での必要なこととかそういったことを、防災の担当者だけではなくて、町民の方にやはり実際に認識していただくという面でそういう避難訓練、1泊訓練、さらには、北海道の場合には当然冬期間というのが長うございますので、冬期間の訓練というのは有効であるし、必要だというふうには私どもも思っております。ただ、現実になかなかそこまで至っていなかったということもまた現実であります。24年度すぐできるかどうかということは今ここではちょっとはっきり申し上げることは難しいんでありますけれども、自主防災組織、本町はもう53の組織が立ち上がりました。そういった自主防災組織の代表の方、あるいは消防、そして関係機関とも御相談していく中で、そのやり方、仕組み、そういったことについては、すぐ隣の帯広市がやっておりますので、そういったところもぜひ参考にさせていただいて積極的な方向で考えてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

質問 13番 久野由美

先ほど来地域防災計画が見直されるということでありますけれども、災害対策本部運営マニュアルですとか、それから避難所開設運営マニュアル等も当然見直しがされるものと思います。大雨被害により避難所を設定されたときの総括は当然されていると思いますが、その結果を避難所運営マニュアルに反映されているのかどうか、反映させるおつもりがあるのかどうか、その点お示しください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

今、議員さんからお話のありました災害対策の職員行動マニュアル、それから避難所場所開設運営マニュアル、こういった計画のほかに、災害対策本部運営マニュアルといった三つの行動マニュアルを防災計画とはまた別な形で持っております。今まさにお話のございました昨年9月の大雨被害のときの、その避難所開設したときの総括、これについては、実際に対応した職員、それから、対応はその場ではなかったけれども、逆に役場に残っていた職員、そういったいろんな観点から意見を幅広く聴取いたしまして、それについては一定程度まとめたものを全職員に、メールを通じてではありますけれども配信しておりまして、周知させていただいているところであります。そして、そういったことの反省点を踏まえて、この今申し上げましたマニュアルの中にも、防災計画の見直しと同じように、並行するような形の中でここに改正するべき点は改正して反映をしていきたいというふうに考えております。以上であります。

質問 13番 久野由美

どのようなすばらしい地域防災計画、それから運営マニュアルができようとも、それを使うのはあくまでも人であります。大雨被害で避難所を設けた時点で、職員の中には、自分が何をしなければならないのかわからずに動いていたというのが実態だというふうに私は現場を見て感じました。地域防災計画、運営マニュアル等、職員は全員目を通しておりますか。部署ごとの役割は最小限把握していると私は判断をいたします。ですけれども、上からの指示待ちであること、それから横の連携が全くとれていないこと、情報の流通経路が確立されていないこと、それらがすべて避難されている町民の不安を大きくしているとお感じにはなりませんでしょうか。今現在、職員の訓練・教育はされていないのか、あわせてお答えください。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

昨年の大雨被害のときの避難所開設に当たっては、職員も、それぞれの対応していただいた職員はそれぞれ精いっぱいやったわけでありますけれども、結果としてこういった日ごろの私どもの準備不足、それから認知不足という点も否めなかったところでありまして、避難所に避難をしていただいた町民の方に対しては十分な対応ができなかった部分も多々あるのかなと思っております。避難された方に対しましては本当に申しわけなく思っているところであります。そういった非常につらい経験ではございましたけれども、そういった貴重な経験というふうにとらえまして、そこから実際に対応した職員の反省点を今回は生の声という形の中で実際の行動の中に生かしたいという反省点に立って私どももやっております。日ごろの訓練という点では、こういったマニュアル等については防災計画を含めて職員には配付はしておりますけれども、常に全職員が常備しているわけでもないところでありますので、こういった計画については、当然、新年度刷新されますので、それを契機に全職員に配付・周知するのはもとよりでありますけれども、実際の自分が担当するべき内容について、職員個々の研さんもありますけれども、町のほうとしても実際の、小さい規模ながらも職員の訓練等、実際にやっていきたいと思っていますので、職域ごとの訓練等をなるべくやる中でこういったことの認識を深めて、実際にあったときには迅速な対応が、的確な対応がとれるように努めてまいりたいと思っております。以上であります。

質問 13番 久野由美

今後の職員訓練、教育等をされていくということでありますけれども、実際には具体的な時間ですとか単位、教育内容等はまだお示しになっておりませんので、できた時点でお示しいただければなというふうに思います。一つだけ確認をとりたいのは、対象職員は全職員を対象としての教育・訓練なのかどうか。実は、保健師や保育士等も当然参加されるんだろうなというふうには考えますが、昨年の大雨被害のとき、避難所に避難されている方々の名簿がなくて、どのように確認すべきかというときに、その場にいた保健師に、ひとり暮らしの御老人の名簿ですとか要援護者の名簿を使ってはというふうに提案をいたしました。ところが、入院でもされていればわからないのでと返ってまいりました。職員が一丸となって、避難されている方、また避難されていない方のために動くのは当然と思いますけれども、実際には職員の中にはそのような認識に立っていない人もおりました。全職員を対象に教育・訓練されるべきだというふうに思いますが、そこの点を確認させていただきます。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

職員の防災訓練・教育、これに関しましては全職員が対象と考えております。もちろん保健師も保育士もすべて、一般職も、すべての職員がその対象というふうにはとらえているところであります。以上であります。

質問 13番 久野由美

先ほどから申しておりますけれども、地域防災計画、避難所運営マニュアル、災害対策マニュアル、どれほどすばらしくても、机上の空論では何もならないと私は思います。まだまだ課題が山積みだというふうにも感じます。想定外という言葉はもう通用しません。例えば、今ここで震度5の地震が起きました。庁舎内にいる町民もたくさんいると思います。まず避難させなければならない。職員はどう動けばいいですかというふうに言われたときにどれだけの答えを返してこられるのか。また、避難所に避難することになりました。マットや毛布が届きました。しかし、そのマットや毛布の梱包をほどくはさみがない、避難されている方の名簿がつくれない、障害を持ったお子さんが避難所で環境が変わったことによって不安定になり、落ちつかない状況、透析をされている方、けがをされた方、どのように対応すればいいのか。ふだんから訓練していかなければとっさのときには動けない。それは職員だけに限らず、町民の皆さんもすべてそうです。だから訓練を通して改善点がわかるし、職員だけでなく、音更町が一丸となって防災に取り組まなければならないというふうに感じます。それが町長がおっしゃっておられる協働のまちづくりのための自助、共助、公助だというふうに私は感じております。今の音更町の防災に対する歩みは全く遅い、なかなか進まない。進まない一番のハードルは一体何だと思われますか。これを聞いて、このハードルはわかった時点で、次への取り組みを期待して、質問を終わります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

備えあれば憂いなし、しっかりと計画をつくっていきたいというふうに思っておりますが、計画は計画でございます。委員おっしゃるように、その計画を動かしていくのは人でございます。職員はもとより町民の皆さんにも一緒になって行動をしていただきたいなというふうに思っております。避難訓練等についてもできますれば多くの方に参加していただいて、同じ目的を持って行動していただくというような対策を講じていかなければならないのかなというふうに思っております。ハードルというような話がございましたけれども、それは音更町だけでなく、全国一律のハードルなのではないかというふうに思います。それから、男女共同参画型の防災計画をつくりなさいというようなお話でございましたけれども、私個人としては、男女共同参画型社会という言葉そのものがなくなっていく世の中がつくれればいいかなというふうに思います。音更町の人口の半分以上は女性でございます。これらの方々が参加してつくる計画というのが当たり前だというふうに思っておりますので、そういった視点を十分取り入れて、また、女性の方にも積極的に参加していただいて計画づくりというのをしていきたい、また行動もしていただきたいというふうに思っています。将来的には、男女共同参画なんていう当たり前の言葉がなくなることを願っているところでございます。以上です。

出典:音更町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる