みんなの議会

音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月27日

消防の広域化の問題

2011年9月27日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「消防の広域化の問題」について質問し、町長 寺山憲二、総務部長 高木収が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 高木収

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 真田健男

おはようございます。通告いたしました三つの問題について一般質問をさせていただきます。最初に、消防の広域化の問題でございます。消防行政は、火災の消火のみならず、最近では、救急等の出動がふえている状況でございます。言ってみれば住民の生命や財産を守るのが業務でございます。そこで、消防組織法が平成18年に改正されまして、新たに消防の広域化という問題が取り上げられてきました。この広域化で一番問題になるのは、消防力の維持、そしてまた費用等の問題になろうかと思いますけれども、十勝における消防の広域化、報道されておりますように、なかなか進んでいないのが実態だろうというふうに思います。6月定例議会では、山川議員のほうから、この広域化の問題について基本的な質疑といいますか、が行われたところですけれども、それ以降の動き等について、この消防広域化についてお尋ねをいたします。まず一つ目は、消防広域化の協議の現在の到達点がどのようになっているのか。当初の予定から見ればかなりおくれていると思われますが、その主な要因、おくれている主な要因をどのようにとらえているのか明らかにしていただきたいと思います。二つ目は、本来ならもうそれぞれこの広域化に向けて各市町村において、広域化に参加するかどうか等の協議がスケジュールからいえば大詰めになっておりますけれども、まだ実態的な論議ができないような状況だろうというふうに思いますけれども、今後の議会論議のスケジュールをどのように考えていらっしゃるのか。各市町村で、この広域化、ある意味では市町村合併につながるような要素も含まれているこの広域化の問題でございます。これを十分論議するためにも、当初のスケジュールに盛り込まれております12月定例議会での一部事務組合の解散議決、これらの予定を延期するように町村会で寺山町長のほうから提案することができないかどうか、このあたりについてお聞きをしたいと思います。二つ目の問題としては、十勝1市構想の問題でございます。場違いでもあろうと思いますけれども、今回の消防の広域化の問題でもこの十勝1市構想なんかが取りざたされております。なかなか消防の広域化が進まないので、いっそのこと1市構想の論議を詰めてはどうかというような考えも出されているところでございますけれども、さきの平成大合併の論議で打ち出されましたこの十勝1市構想、これはもうなくなっているのか、あるいはまだ生きているのか。恐らく今後、場合によってはまたよみがえってくるようなことが懸念されますけれども、それと同時に、この間、定住自立圏協定、あるいは消防広域化、これらも十勝全体、十勝全域がその範囲としての設定でございますけれども、十勝というのは、鹿児島県や青森県と同じ、足寄町に至っては香川県よりも面積が広いというようなことが言われておりますけれども、本当に都府県並みの面積でございます。そういう意味では、行政の範囲といいますか、広さ、こういうことも勘案しておかなければならない、その意味では、かなり広過ぎる、そのことによっていろいろな問題が生じるのではないかというふうに思いますけれども、これらについての見解を求めたいと思います。そして、この1市構想というのは、今重視されております地方分権や、あるいは基礎的自治体、これを重視するという地方行政の考えと逆行するようなことはないのかどうか。住民の福祉や防災のまちづくりなど、住民と行政の距離が近い、こういうことが望ましいのではないかというふうに思いますが、そのような自治体をこの音更町でも求めるべきではないか、このようにも考えますが、見解を求めます。三つ目の問題として、観光振興について取り上げました。この音更町というのは、全道的に見てもなかなか特徴的なといいますか、顔が見えない町というようなことも言われることがございます。例えば十勝川温泉、ありますけれども、音更町だったの、帯広市じゃないのというような受けとめが道内でもありますし、本州府県に行けば、本当に音更町というのが、読み方の問題もありますけれども、なかなか顔が見えないというような状況があるのではないかというふうにも思いますけれども、十勝川温泉の最近の入り込み数の推移、特に大震災以降の観光をめぐる状況、この特徴がどうなっているのか。そして、音更町において観光振興といえば、やはり十勝川温泉中心になると思いますけれども、それ以外の観光振興策としてどのような分野に力を入れて取り組んでいらっしゃるのかお尋ねをいたします。二つ目の問題といたしましては、以前に検討されておりましたけれども、中止になりました種畜牧場の、正式には独立行政法人家畜改良十勝牧場ということですか。ここの展望台の整備、ぜひこの機会に整備する必要があるのではないか。道内では中標津の開陽台であるとか、標茶町の、あれは何たいらでしたか。360度見えるところがございますけれども、本当に道東の観光という点では自然が売りだと思います。恐らく今の展望台、あと10メーターか15メーター上げれば、広大な牧場だけでなく、かなりの音更全体が見渡せるような施設になるのではないか。そこには一定の投資も必要だろうというふうに思いますけれども、ぜひ観光振興というような意味でこの貴重な観光資源、十勝牧場の展望台、整備してはどうか、このことをお聞きしたいと思います。答弁、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

1点目の消防の広域化についての御質問に一括してお答えいたします。消防の広域化につきましては、十勝圏複合事務組合の消防広域推進室から本年5月末に(仮称)十勝圏広域消防運営計画素案が示されております。当初は、その後に各市町村での協議・調整を経て案とし、7月にはパブリックコメントを実施する予定でありましたが、素案に係る各市町村との協議の中で、いわゆる自賄い方式の解消に対する考え方などの意見集約に時間を要するため、現時点では、当初のスケジュールからおくれている状況になっております。先般、8月10日に開催された市町村長会議において、次の4項目についての合意を基本として、広域化を進めることが確認されております。その一つ目は、平成25年1月に組合本部に統合すること、二つ目は、現状の体制でスタートすること、三つ目は、高機能指令センターは、帯広市が先行し、後に広域化整備を図ること、四つ目は、平成28年までに消防無線のデジタル化を図ることの4項目であります。これまで、十勝圏複合事務組合において、副市町村長あるいは消防署長等による検討を行ってまいりましたが、広域化に伴う自賄い方式の解消に向けたスケジュールについて、市町村間に認識の差があるため、現在は、自賄いに係る項目ごとに各町村の意向を整理した上で、調整を要する事項について対応を協議することとなっております。また、消防無線デジタル化につきましては、国の周波数再編に伴うもので、期限が定められておりますことから、オール十勝での取り組みについて、広域化と歩調を合わせて実施していくことが可能かどうか、各市町村の合意形成に向けて、目下検討がなされている状況であります。なお、10月中旬以降に首長会議を開催し、広域化と消防無線デジタル化に係る方向性と今後のスケジュール等を協議することとしております。したがいまして、当初の予定にありました12月議会での北十勝消防事務組合等の解散議決を得ることは難しい状況にあると受けとめております。広域化に向けて、議会とのかかわりにつきましては、ただ今申し上げましたような進捗状況でありますので、具体的にお示しできるような進展があった段階で、その都度御説明をし、御協議をいただきたいと思っております。いずれにいたしましても、各市町村長の基本合意をもとに、自賄いによる課題等に対して、早期に一定のめどをつけるとともに、各市町村がそれぞれお互いの住民を初め議会の議決が得られるよう努力し、オール十勝の総意によって消防の広域化を目指さなければならないものと認識しておりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の十勝1市構想についての御質問にお答えいたします。十勝1市構想につきましては、平成17年に十勝町村会が十勝地域町村行政のあり方として描いたグランドデザインであり、将来的には帯広市を含め十勝が一つの中核都市になるとした十勝地域の中長期的な構想であります。この構想の中では、十勝1市の実現について、おおむね10年以内を目標とし、それぞれの町村にあっては、この中長期的な展望を踏まえながら、旧合併特例法に基づく合併論議において選択した自主・自立の方針に沿って広域連携や行財政改革を一層進め、簡素で効率的な行財政運営に努めていくこととされております。初めに、十勝1市構想の現在の状況についてでありますが、今のところ、十勝町村会等において具体的な検討・協議等を進めている状況にありませんが、構想自体の考え方はなくなっておりません。ただ、国における全国的な合併推進については平成21年度をもって一区切りとされ、平成22年度からは国や都道府県の積極的な関与等が廃止されているところであります。したがいまして、現状においては合併に向けた論議が進められるといった状況にはなく、グランドデザインで当面の進め方として掲げられております広域連携の推進を図っているところと認識しております。また、十勝全体の設定では、広域連携を進めるには面積が広過ぎないかとの御意見でありますが、定住自立圏は、今回初めてスタートラインに立ったことから、まずは、オール十勝で連携・協力できる取り組みについて協定を締結したものであります。結果として面積が広くなったということでありますが、具体的な事業を進める段階においては、連携する市町村の範囲が必ずしも19市町村すべてにはならない取り組みもあろうかと考えております。また、消防広域化につきましては、北海道が策定した消防広域化推進計画に基づき、消防の広域再編に向けた取り組みを進めているところであります。確かに設定される区域が広大ではありますが、これらの考え方や取り組みは、十勝圏域の市町村が置かれている現状や課題に適切に対処し、地域住民の福祉向上を効果的・効率的に実現する有意な手法ととらえております。次に、地方分権や基礎的自治体の重視の考え方と逆行しないかとのことでありますが、市町村が担う事務は、これまでの権限移譲や法令等の改正による新たな事務の位置付けなど地方分権の推進によって急速に拡大しており、市町村の果たすべき役割は一層重要なものとなってきております。このため、今後の基礎的自治体は、住民に最も身近な行政主体として、これまで以上に自立性の高い行政運営が求められ、これにふさわしい行財政基盤を有することが必要となっております。しかしながら、今後の人口減少社会において、各市町村がフルセットで施設を整備し、運営していくことが困難な状況になることが予測されるとき、ものによっては十勝全体で取り組むといった考えを持ち合わせることも重要と思っております。今さら申すまでもなく、町民と行政は、広域化を行うかどうかにかかわらず、常に身近にあり、行政はあくまでも地域住民の福祉向上を図るために存在することが自治の姿であると考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。3点目の観光振興についての御質問にお答えいたします。初めに、十勝川温泉の入り込み客数の推移と最近の観光をめぐる状況の特徴並びに十勝川温泉以外の観光振興策で力を入れている取り組みについてでありますが、十勝川温泉を核とする音更町全体の入り込み客数の推移につきまして、平成7年度から平成22年度までの16年間の状況を申し上げますと、そのピークは、平成19年度で、141万人となっております。各年度の多くは130万人台となっておりますが、平成8年度と平成10年度、平成19年度については140万人を超えている一方、平成14年度と平成22年度については120万人台に落ち込んでいる状況にあります。なお、平成15年度からは、道立十勝エコロジーパークの供用開始もあり、130万人以上の入り込み客数を維持しておりましたが、平成22年度におきましては、円高による外国人観光客の大幅減少や口蹄疫によるイベントの中止、東日本大震災の風評被害による宿泊予約キャンセルなども影響し、127万8千人と若干減少しております。また、延べ宿泊数につきましては、平成8年度の70万6千泊をピークに、以降、平成20年度の50万2千泊まで減少が続いておりましたが、平成21年度は町民宿泊助成事業などの効果もあり、50万3千泊と減少に歯どめがかかったところであります。しかし、平成22年度においては、先ほど申し上げました要因により、46万3千泊と、再び減少となったところであります。最近の観光をめぐる状況の特徴につきましては、ツアーなどの団体型旅行から個人型旅行へと少人数化、小グループ化に移行しており、大型バスなどを利用して点在する観光地を周遊する形態から、食べ歩き、温泉めぐり、各種のアウトドア体験など、個人の趣向に合わせた滞在型の周遊観光へと変化しております。このほか、旅行会社を介在した手配型から、インターネットを活用した個人手配型の旅行が増加している状況にあります。なお、観光振興策で力を入れている取り組みにつきましては、農村景観の観光資源化に向けた農村景観整備事業として、ヒマワリの種子の支援、温泉宿泊型農業体験及び農家民泊の連携による体験修学旅行の誘致など、農業との連携を図った地域観光資源の活用に取り組んでおります。また、十勝総合振興局、十勝観光連盟、北十勝4町広域観光振興連絡協議会など、広域連携による道東道を活用した道央圏・道外圏へのPR・プロモーション活動への参加などにも積極的に取り組んでいるところであります。このほか、平成21年度から町内各団体や企業等が実施するイベントをまとめた新たな音更町観光イベントマップを作成し、周知を図っているところであります。次に、十勝牧場展望台の整備を再度検討することについてでありますが、この展望台がある家畜改良センター十勝牧場には、雄大な景観や家畜の放牧風景、歴史ある畜産施設、シラカバ並木など貴重な観光資源がたくさんあり、訪れる観光客に十勝らしさを味わっていただく格好の場所となっております。特に、この展望台からの眺望は、北海道・十勝の自然の雄大さを観光客に満喫していただける一つの場所にもなっておりますので、駐車場の整備やフェンスの設置など必要な環境整備を行うとともに、展望デッキや鳥瞰図の補修、草刈り・清掃など日常的な維持管理にも努めているところであります。展望台の整備につきましては、過去に展望塔や休憩施設を兼ねたトイレなどを検討した経緯がございますが、現時点においては、新たな施設を建設するよりも、現状のままの自然らしさを残すような施設環境を維持していくべきといった意見もあり、現在に至っているところであります。また、当該牧場は口蹄疫などの防疫体制に万全を期しておりますので、防疫上の理由により、何度か牧場への通行が規制されております。そのような状況の中で、展望台を新たに整備し、観光客を日常的に誘客しようとすることは大変難しい面があると考えております。したがいまして、当面は既存施設の補修や環境の維持に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 9番 真田健男

それでは、再質問をさせていただきます。まず1点目の消防の広域化の問題でございますが、当初のスケジュールよりおくれている最大の要因は、新聞等でも報道されましたけれども、自賄い方式の解消の問題であろうかと思います。これまで、それぞれの事務組合等で、それぞれの町村の消防費用に係る費用はそれぞれの町村が負担をするという形でこの自賄い方式がやられておりますが、協議等の席上では、それぞれ自賄い方式は解消して広域化すべきだろうという認識では一致されているような報道もあるわけですけれども、この自賄い方式を解消することが困難というその中身、一定度時間をかけてという問題も当然あろうと思いますけれども、特に町村の中からやはり自賄いの解消が困難という意見が強いというふうにも思うわけですけれども、その理由についてもう少し詳しく説明いただきたいと思いますが、よろしくお願いします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

消防の広域化について、自賄いの解消、このことが広域化に向けて取り組む上で困難であるといったことの、どういった点が取りざたされているのかという御質問だと思います。自賄いにつきましては、今御質問の中にありましたとおり、まさに今の各市町村の現行の体制でスタートすると。その部分が自賄いというところに該当するわけでございます。自賄いにつきましては、定義的なものは特にはございませんけれども、中身といたしましては一応19項目ぐらいが上げられております。今全部お示しはできませんけれども、例えば、一つには組織としての指揮命令系統の一元化、あるいは階級等の統一、それから消防車両や備品の整備、それから職員の採用、広域化後の消防職員の給与や手当の取り扱い、あるいは本部経費、諸署の経費の取り扱い、こういったことがすべて19項目ございまして、自賄いのそれぞれ認識が各市町村の中で異なっている部分がございます。今御質問にもあったんですけれども、基本的には、各市町村長の間におきましては、この自賄いはやはり解消する必要はあるだろうと。十勝圏複合事務組合に一元化するわけでございますから、そうなれば当然、各市町村はその構成員となりますので、今と同じ仕組みにはならないだろうというのがございます。ただ、ここでやはり温度差といいますか、出てまいります点は、一つには、今申し上げたような指揮命令系統とか階級とか諸署の人員とか、そういったことが、本部が一つになることによって、我が町の署員の数が減るのではないかと、あるいは消防用や救急車両といった車両が、更新する際に、もうそのまま更新できなくて減車されるのではないかと、そういったような不安があるのも事実でございます。そういうことになりますと、人が減るということは、その署員の方の家族のほうの問題もございます。その町にとっては、現状のままでスタートするという前提がありますけれども、その後、広域化になった場合にはそういう、人が流出する、あるいはそういった減車する、そういう部分によって町民の方に対する消防の、あるいは救急の安心とか、そういうしっかりした体制がとれるのかといった、そういった不安な面がどうしてもございますので、そういったところのやはり町民の方、地域への説明、こういったことにはやはり苦労されているところがあるのも事実でございます。ただ、消防の広域化は大きなメリットもあわせ持っているわけでございまして、そういったメリットの面からこういった、今申し上げましたような、署員の数が減るとかそういったことに対しても対応できるような方法はないのかといったようなことを含めまして今まだ検討していると。大きくは、今申し上げましたような自賄いの内容の、どの時点で解消できるのかといったところがやはりそれぞれの町の事情があるということで大きな問題になっているというふうに考えております。以上です。

再質問 9番 真田健男

自賄いの内容等について説明をいただきましたけれども、この8月10日に4項目の合意をした段階で、これは帯広市さんも入っているわけでしょう、全部の市町村長さんですから、その段階で現行方式、現行のままいくということを帯広市も了解をされているということでいいんですか。今、帯広での論議等を新聞報道なんかで見れば、この自賄い方式をなぜ早く解消しないんだと。解消のめども一定度持った上でというようなことが言われますが、これは、当初から帯広市さんもこの現行のままでいくということは了解をしていたという理解でよろしいんでしょうか。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

8月10日には当然帯広市も入っております。当面現行のままスタートすることについても合意をいただいておりますけれども、ただ、スタートは現状の体制でスタートしますけれども、では、自賄いをいつの時点で解消する、そのスケジュールをはっきりしてからというような部分もありまして、そこのところを、いつの時点でその自賄いを解消して本当の意味での広域化がスタートできるかというところで各市町村でもってその明示をできないでいるというようなことでございまして、それが5年後なのか6年後なのかというその部分をはっきりさせた上で広域化しましょうということになっているものですから、スタート時点での現行体制ということについては、帯広市も同じテーブルに乗っていますので、合意をしているということでございます。

再質問 9番 真田健男

そうすると、スタートして一定の期間やって、その中で自賄いを解消していこうという合意になっているということであれば、今のように何か広域化そのものの論議がストップするような状況ではないのではないかなとも思うんですが、さらにもう一歩先にはもう進めないというような状況になっているのかなというふうに私は感じているわけですけれども、特に、自賄いの問題で、人員の問題、あるいは消防車両だとか体制、これへの不安等が一定度あってということは理解します。特に職員の身分、待遇の問題、これも大きな課題なんだろうと思うんです。現状では、それぞれの町村の、給与の面にしても、労働条件といいますか、環境といいますか、それらもそれぞれの町村の職員に準拠をしていると。身分は町職員ではないんだというような言い方をされることもありますけれども。これが広域化をすれば、先ほど言われたように、降格になるケースがかなり出るわけですよね。組織が大きくなって、今、消防の組織図を見れば、主任だ、係長、課長というようなものがありますが、全体になったら課長の数だって当然減るでしょうし。だから、今の課長さんが引き続き課長ということにはならないようなことが想定される。やはり消防職員、先ほど説明がありましたように、一般社会とは違って、やはり階級といいますか、指揮命令系統がはっきりしているわけで、これは職員にとって、降格というようなことになればやっぱり士気等にも影響が出るんではないかというような問題もある。ですから、この職員の身分や処遇、これの統一化も恐らく相当時間はかかるのではないのだろうかと、直後は現状のまま維持したとしても。そのあたりはどんなふうに論議されているのか、考えていらっしゃるのか、再度お聞きしたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

広域化した場合の職員の階級あるいは給与等の処遇、こういったお尋ねでございます。素案の中で示された中身と申しますのは、当然本部は帯広の消防本部に一元化するようなイメージで考えております。十勝圏複合事務組合は帯広消防本部が中心になると。各、例えば音更はそこの音更支署として残るというような形になろうかと思います。その中で、例えば、各消防本部で設置してございます消防長とかそういった職名もなくなる可能性というのは十分あります。そういったことの中では、まず、消防の広域化の素案については、署員の数は減らすことはしないと。本部が一つになって組合が一つになることによって、本部の通信とかそういった事務に係る仕事のほうの割合が集約化されますので、その分、署員のほうを現場のほうの対応に持っていけると、そういったメリットがございますので、署員の全体の数は減らさないといったことが打ち出されております。その中で、各市町村の給与体系にあわせた中で今給与も設定されておりますし、ある程度身分もそのような形で職階も設定されているのが現実でございますので、本部一つになったからすべて新しい職階につけてそこに全部あてはめるといったことは機械的に一律にはなかなかできないと思いますので、そこはやはり一定の年数をかけて、経過措置も設けた中で、各町村も納得していただける形で、署員の方に不利益にならないような形で調整していかなければならないというふうな議論になっております。以上です。

再質問 9番 真田健男

時間のかかること、それから、客観的にはやはり処遇が下がることも当然予定されるんだろう。そのことも含めて消防職員は理解をしているのかどうかというところが一つ問題だろうと思いますが、それは今後の論議をまちたいというふうに思います。それから、これは6月議会でも出たかなと思いますが、消防団の位置づけ等も、やはり指揮命令系統が二本立てになろうと。消防団のところは町村長の指揮のもとというようなこと、これまではそれぞれの消防署と消防団と連携をして一緒にやってきた中で、今後その運営等にいろいろと問題が出るのではないかななんていうことも懸念されるところですが、それと同時に、この間、消防の広域化といったら、デジタル問題とは別ですよと。デジタルは後回しという、今後の課題というようなことで、当面の広域化論議の中では、組織の広域化を全面的に一部事務組合等でもやってきたと思うんですが、この間、新聞報道等によれば、広域化はなかなか先ほどの自賄い方式の解消等の問題で難しいと。2013年1月ですか、再来年の1月スタートという点では難しいと。しかし、デジタルのほうは、アナログ波が中止されるというようなこともあって、そちらを優先して先行させようではないかというような流れになってきているというふうにも報道されておりますけれども、そのあたりはどうなんでしょうか。組織の広域化の問題とデジタルの広域化の問題、これについて答弁をお願いします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

消防無線の救急無線のデジタル化についてのお尋ねでございます。消防の救急無線のデジタル化につきましては、今御質問にもございましたが、周波数帯が変わるということで、平成28年の5月までには新たなデータルームのほうへ移行しなければならないという期限がございます。このことを早くから示されてございまして、そのことが一つのきっかけとなりまして十勝圏で消防の広域化をしてはどうだといった議論が出てきたのもまた事実でございます。したがいまして、デジタル化と消防の広域化、これはやはり並行して進められてきた案件でございます。ただ、今の、その広域化が当初のスケジュールを押しているというのもまた確かでございますが、消防の広域化は、一応期限のことは厳しいとはいいながらも、その方向で進めていくということについては合意は崩れておりませんし、今の、さきの御質問にもありました自賄い、これについては当面は現行体制でいくと。自賄いの解消スケジュールをそれぞれ共通理解した中で年次的に解消していくということの中で広域化を進めていくということがございます。したがいまして、広域化をあきらめているわけでは決してございませんで、広域化は進めるんだと。ただ、広域化のその自賄いの解消する年限の取り扱い、これがまだ詰まってございませんので、まずは期限が示されている無線のデジタル化、このほうの業務はある程度進めていかなければならないだろうということでございます。例えば平成24年度には電波伝搬調査というのを予定しなければなりません。また、基本設計も出ます。平成25年には実施設計、平成26年、27年の2カ年で本体工事といいますか、工事をすると。そして28年5月に間に合わせるという逆算的なスケジュールからいってももう目の前に迫っていると。したがって、その24年度の事業をどうするんだといったことが差し迫った問題としてございますので、その取り扱いについては先に議論しましょうという形で、詰めましょうという形になっていますが、決して広域化と先行してというよりも、むしろ並行して行われていることの中で、スケジュール的なことで若干先行しているといった感があるというのが私たちの認識でございます。

再質問 9番 真田健男

組織の広域化とデジタルの問題、これまで、一部事務組合等の説明でも、デジタルの問題はこの後出てきますよと。今はまだその論議にはできません。もちろん費用の問題が大きな問題としてあったと思うんですが、その全道的、21の圏域でも両方並行でやっているところというのは十勝ともう1カ所しかないんでしょう。あとそれぞれ、この広域化自体、参加するというか、広域化するかしないかはそれぞれの市町村の独自判断でいいんですよと。国も都道府県も市町村にそれを押しつける、あるいはいつまでどうしろということはできないという、しないという法改正の中身なんでしょう。ただ、そういう中で、これまでは、デジタルは後でまたやります、その前に広域化というようなことでこれまで北十勝事務組合ではやられてきたのではないんですかと。ところが今回、いや、そちらは当面進展が難しいから、デジタルをやると。ただ、デジタルだって全国波と都道府県内波あるわけでしょう。ですから、全部がいかなければ当然デジタルとアナログと併用する期間が出るでしょうという見方もありますよね。完全に、アナログが、期限が来たら今回のテレビの中継のように中断されるというふうに見ていらっしゃるんだろう、そういうふうに説明するんだろうと思うんですが、そこまでの体制がとれなかった場合、これ並行してやられていくんじゃないんですか。そのあたりについて説明をいただきたいと思います。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

デジタル化につきましては、国の起債制度あるいは補助制度、こういった国からの支援措置が定められております。それらにつきましては、今後もいつの時点でもその補助制度が、あるいは有利な起債制度がございますが、そういった支援策が今後もずっと存続するということではございません。これはその年度ごとに国の予算措置の中で、平成23年度は消防の例えばデジタル化をやる。それを広域でやる場合には一定の支援をしましょうといったような財源、財政措置が講じられております。したがいまして、その有利なやはり制度を活用した中で、経費を抑えて最大の効果を上げる方法がデジタル化の皆さんの、各市町村の共通した思いでございますので、そういった財政支援の面、それからオール十勝でやることのほうがやはり費用は低く抑えられるだろうといったことのような面、そういったことの中でデジタル化というのは今検討しているといったことでございまして、広域化終わった後にデジタル化をやるといったことができれば、つまり、広域化が先になってしまえば、その後に十勝圏複合事務組合のプロパー事業としてデジタル化に取り組むということができれば本当は道筋としては一番正しいといいますか、順当な方法だと思いますけれども、そういったことが今ちょっとスケジュール的な面で少し検討が、どうしても広域化の検討の中で、自賄いのことで少し時間を要しておりますので、デジタルのほうに向けて十勝圏複合事務組合として検討する時間的余裕がないものですから、デジタル化のほうを少し話を詰めていきましょうといったような状況でございます。以上です。

再質問 9番 真田健男

いや、私が聞いたのは、デジタルとアナログと併用する期間があるんでしょうということをお聞きしたわけですけれども、このデジタル化も、当然、広域でやるかどうか、これも各町村で判断をしなければならない内容でしょう。首長さん方がいきましょうと言ったらそれでいけるというものではないと私は思うんですが、そこのところについてはどうですか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

デジタル化の期限は示されていますけれども、アナログ波との猶予期間的なものはあるのかということかと思いますけれども、そこの詳細については私のほうでは今ちょっと承知していませんけれども、28年5月が一応期限だと。そこに合わせて目指して整備していくということは、もう広域化とあわせて各市町村の合意事項でございますので、それに向けて努力しているといった現在の体制に何の変更もないわけでございます。確かにデジタル化については、消防の広域化をしなくても、各市町村で単独で整備するということも、これは方法としての道はございます。ただ、広域化になれば、当然、その十勝圏複合事務組合の一つの本部なわけですから、その事業として取り組むのは当然なことでございます。そういう前提で広域化が合意されておりますので、基本的には十勝全体で取り組むべきだろうといった基本合意はございます。ただ、電波伝搬調査とかそういったことをやった中で、周波数帯なんかが変わるといったこともございますので、新たな、当初していなかったような費用が、負担が生ずるような町村も出る可能性もございます。そういった基本調査、基本設計、そういったことも踏まえた中で各市町村のやはり、広域でいくのかという、再度その時点での意思確認は要るのかなというふうには思っております。以上でございます。

再質問 9番 真田健男

質問の仕方が悪いのかもしれないんですが、デジタルの広域化、その伝搬調査、基本設計やるにも、そこに参加するかどうかの市町村の、各町村の決定といいますか、首長さんだけの判断でできるんですか。議会で議決する必要はないんですか、そこのところをお聞きしておりますので、よろしくお願いします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

ちょっと私のお答えが的を射ていなくて申しわけございませんでした。デジタル化を広域でやるということで、例えば音更町がそこに参加するということの意思決定について議会のほうの御同意、これはどのような段階で必要なのかといったことだと思います。例えば議決というような形での同意は今予定はしておりませんけれども、予算措置の中で、十勝圏複合事務組合に負担金として、音更町は北十勝消防組合を通じて拠出する可能性もございますけれども、いずれにしても、デジタル化ならデジタル化に向けまして一定の負担を音更町がするということになれば、当然予算措置がございますので、その予算措置については当然議会の議決が要るというふうに思っております。ただ、最初にも申し上げましたように、北十勝消防事務組合を解散する議決をいただいて複合事務組合に参加するといったような手順のようなイメージのそういった議決というのは法的なものはございませんので、あくまでも市町村間の取り決めでデジタルの広域化をやるというのは、協定なり委託なり、方法は幾つか考えられると思いますけれども、そういう方法をとりますので、これについては、法的な議決というようなことではなくて、現段階では、予算の議決をいただくのが可能性としてあるのかなというふうに考えております。

再質問 9番 真田健男

組合の解散議決のよう議決は必要ない。しかし、そこにそれぞれの町村が複合事務組合の負担金という形で出すということになれば、当然これは議会で論議をしてやることになると思うんですが、デジタルの広域化、広域でデジタル化を取り組むといった場合、まだそれぞれ町村ごとの配分等までは求めませんが、十勝全体ではどれぐらいの費用がかかるというふうに見られているのか、そのあたりはいかがでしょうか。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

無線のデジタル化についての費用のお尋ねでございますけれども、基本的には、その基本調査をやってみないと、あるいは実施設計をやってみないと正確なところは出ないというのが実態ではございますけれども、十勝のこの圏域の広さとか、こういったことを勘案しますと、当初の本当の概算でございますけれども、十勝全体で、オール十勝で取り組んだとしても数十億は要するのではないかなといったようなことで、では具体的にどのぐらいの数字でおさまるのかというのは、今、十勝圏複合事務組合の推進室を中心に、いろんな業者さんとの、機器の設定とか条件によっても随分変わるようでございますので、あるいは無線なら無線の中継する基地局をどのくらいつくるのかといったようなことにも随分影響するようでございます。そういったことが本当は基本調査をやってみないと条件が出てまいりませんので、なかなか見積もりを出すということは難しいようでございますけれども、ほかのところの事例なんかも踏まえて、およその金額については今推進室のほうで鋭意情報収集しているという状況でございます。

再質問 9番 真田健男

ですから、広域化する場合、消防力がどうなるのか、あと費用負担がどうなるかということが出てくると思うんです。確かに、数十億と言われました。当然確定ではないですが、数十億といったら20億もあれば、七、八十億も数十億ですよね。そういうものがなくて町として判断できるんですか。論議する上で、そういう試算というか、これは首長さんからも出ているとは思いますけれども、一定度のシミュレーションが示されなかったら、広域化、デジタルの広域化に取り組むかどうかの論議もできないんじゃないんですか。だから、今後の議会審議をどう考えていらっしゃるんですかということもそれは入ってくるわけです。それは複合事務組合の動き待ちといいますか、そこが出さなかったら出せませんと。しかし来年度からもう着手しますよというようなことにはなかなかならないんじゃないんだろうか。だから、年内、この広域化に向けて、デジタルの問題含めて、どんなふうに議会に、議会での論議、あるいは音更町としての判断、これを形成していこうとされているのか。いや、まだ断定できない、出せない状況は、それはわからぬではないんですが、粗筋、大体こういうふうな試算でというものがなかったら論議できないんじゃないんですか。組織の広域化もそうですけれども、デジタルについても。恐らくデジタルで費用がかかるというのは、平たん部はそれほどもないかもわからんけれども、山間部へ行けばアンテナもたくさん立てなければならん、この費用が大きいだろうと思うんです。だから、音更の場合そんなに多くはないかもわかりませんけれども、十勝全体のことで考えなかったら。音更のことだけ考えて広域化に参加ということにならないわけでしょう。だから、その辺、どんなふうに今後議会で、あるいは町の意思決定をする上で議会論議を考えていらっしゃるのか、再度お願いします。

答弁 総務部長 高木収(総務部長は2014年3月まで)

今御質問で御指摘のありましたとおり、数十億と申しましたけれども、それが本当に幾らの規模なのか、それがある程度のものがなければ、議会のほうにそのことについて協議を求めましても議会としても判断のしようもないだろうと。当然でございます。そういうことでございますので、まさに今、推進室を中心に、そのワーキンググループというのがございますけれども、消防のデジタル化、これをどういう形でやるのがいいのか、今いろいろ検討をしている最中でございます。そういったこともありますので、前提条件を整えなければ議会とも御相談できないといった状況もございますので、無線のデジタル化をやや優先する形にはなりますけれども、話を詰めていきましょうと。そうでなければ、当然今、私が最初に申し上げましたような予算措置を含めた、議会にも全く御相談するときに御協議いただけるような素材がないのでは全然議論になりませんので、そういった素材を用意する意味でも作業を進めたいと。そういったことの中でのひとつ先行的な作業を進めたいといったことでございますので、御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 真田健男

繰り返しになりますけれども、来年度から基本設計に入るんでしょう。電波伝搬調査も来年から始めて、13年度に実施設計、14、15で整備をするというのが複合事務組合の考え方じゃないかと思いますが、来年度着手するに当たってそれぞれの市町村での意思決定をする。それには当然、それは予算という形とるかもわからないけれども、議会でも論議をしなければならないと思うんです。だから、年内どんな論議を考えているのか、そこのところをお聞きしたいわけですけれども、何か時間がありませんので、広域化については、引き続き内容について明らかにしていただきたいという要望だけとどめておきます。それで、この問題とも私はそこのところでは関連しているんではないかなと思うんですが、十勝1市構想の問題、特に、これについては議会は一切まだ論議に加わっていないんです。市町村長さんが十勝のグランドデザインとして1市構想というものを打ち上げられました。もちろん国から合併推進を目的に交付税等の削減が予想される中で、必要に迫られて十勝も何らかの方向性を見出さなければならないというような中でこの1市構想というのは出たのではないのかなと私は受けとめているんですが、市町村長さん方が積極的に、将来の姿、それが10年後、それよりかかるかもしれないという腹はありますけれども、果たしてこれだけの面積のところを一つの市にするということが住民自治にとって本当に望ましいのか。恐らく実施すれば首長さんは1人になる、恐らく議会だって、30万程度でしたら50人かそこら、音更からも二、三人の議員は参加するかもしれない。しかし、本当に、今どこの市町村、小さな村や町へ行ったって、そこのよさといいますか、そこに住んでいる人たちはやっぱり誇りなり、ここに住み続けたいという思いでやっていると思うんですが、それが、いや、もちろん30万都市、50万都市、100万都市あるわけですから、基礎自治体としてやれないことないんですが、十勝のような農村地域においてそういう姿が住民にとって本当に望ましいと考えていらっしゃるのかどうか。広域行政の必要性、それは一定度わかりますけれども、これらがすべて住民サイドから出てくる問題じゃなくて、行政側というか、やっぱり行政執行者、上からの発想の産物ではないのかなと私は受けとめるんですが、それによって今まで以上に住民福祉が充実するということになるかどうか。やっぱり十勝1市になったら恐らく交付税だって現状よりはかなり減りますよね、自治体の数が一つになれば。その予算だってやはり中心部に多く投下されて、周辺部は過疎化するのは明らかでないかというふうに思うんです。今回、定住自立圏の協定なんかは結びましたけれども、1市なんかになったらその弊害というのは今まで以上に出るだろうと思いますけれども、やはり1市構想、これは寺山町長が町長になる前につくられたものでございますけれども、寺山町長自身も将来的にはこの1市構想、これは目指すべき方向性と考えていらっしゃるのかどうか、再度お聞きをしたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

平成17年にこのグランドデザインというのはつくられているかというふうに思いますが、当時は、平成の大合併というようなことでもって、十勝が一つになるということになれば広過ぎないかというような論議もあったことは事実かと思いますが、当時の流れの中では、広域合併、広さは弊害にならないんだというのが国の考え方のようでございまして、それが北アルプス市ですか、そちらのほうの行政範囲は北海道の行政範囲よりもずっと大きい合併市ができて、北海道が合併できないはずはないというような論議のもとにこういった十勝1市構想というのができたというふうに思っておりますが、その十勝1市構想の前段の中では、やはり各町村がそれぞれ自主・自立をしながら、できる範囲の中で連携をしながら広域行政を目指そうというような形だというふうに思っておりますが、先ほど答弁させていただきましたように、広さだけが、また人口の多さだけが行政と町民の皆さんとの距離を遠くするということでは決してないだろうというふうに思っています。行政がその気になれば、また、町民の皆さんの御協力いただければ、行政が身近な存在になるということは可能だというふうに思っておりますけれども、今の段階でこの十勝1市が現実のものになるというのは、相当の情勢の変化がなければできないのではないかなというふうに思っているところでございますし、また、このたびの東日本の大震災にあっても、当時の片山総務大臣は、平成の大合併というのをやはりこれからもう進めるべきでないというような反省の言葉もありましたので、そういったことも踏まえながら、本当の基礎的自治体の役割というのを我々としても果たしていかなければだめかなというふうに思っております。以上です。

再質問 9番 真田健男

時間ありませんので、引き続きまたこの種の問題も論議をさせていただきたいと思いますけれども、本当に、住民がどちらがといいますか、時間ありませんので述べませんが、そういう視点で今後行政執行、将来また亡霊のようによみがえってくるというところが懸念されることだけ表明して、終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月27日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる