みんなの議会

音更町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月22日

子供医療費の無料化の拡大について

2010年9月22日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「子供医療費の無料化の拡大について」質問し、町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、住民保険課長 高士和久、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 寺山憲二、民生部長 鈴木俊裕、住民保険課長 高士和久、企画部長 西川友則、副町長 赤間義章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 真田健男

通告に従いまして子供医療費の無料化の拡大について一般質問をいたします。福祉や教育を充実・発展させることは自治体の最優先課題といいますか、第一義課題であると考えます。少子化時代を迎え、子育て支援の重要性も強調されております。今の塩田議員との一般質問のやりとり等でも一部触れられた中身でもあると思います。特に今、子育て世代を取り巻く環境は、共働き家庭が増加しておりますけれども、長引く経済不況、非正規雇用など不安定な雇用関係、そしてまた、失業や就職難など経済状況の悪化の中で、家計に占める医療費や教育費などの負担は増大しているところでございます。だれもが安心して子供を産み、育てられる子育て環境の整備は、これも自治体にとっての責務であると考えます。子供医療費無料化拡大の取り組みは、乳幼児医療費の無料化を初め、全国の自治体で20年、30年、自治体によっては50年にもわたって営々と取り組まれている課題だと思います。社会保障拡充の理念は首長さんのだれ一人として否定する人はいないだろうというふうに思いますけれども、その実施の裏づけとなる財源や財政状況または住民要求の度合い等によって各自治体まちまちの実施状況になっているものと思います。そこで、音更町の子供医療費無料化の拡大について質問をいたします。第1点目は、現在の音更町の制度、この子供医療費の無料化の現状と、それに要している年間の負担総額、費用総額、これを明らかにしていただきたいと思います。そして、入院、外来、さらには年齢別の費用負担、さらには子供さんの受診状況等、わかる範囲で結構ですので、明らかにしていただきたいと思います。二つ目として、子育て世代の家計に占める医療費の実態を行政としてどのようにとらえていらっしゃるのか、見ていらっしゃるのか、これについてもわかる範囲といいますか、十分な資料がないのかもしれないんですが、明らかにしていただきたい。そしてまた、子育て世代の住民税非課税の世帯数がどれぐらいあるのか。それがわかればまた子供さんの数も出てくるかなというふうに思いますけれども、住民税非課税世帯数について明らかにしていただきたいと思います。三つ目として、この子供医療費の無料化の問題で、十勝管内で音更より制度を拡大している自治体がどれぐらいあるのか、そしてまた、その内容についても説明をいただきたいと思います。四つ目、この子供医療費無料化を拡大するとした場合、その財政負担をどのように試算をされているか。現状よりふえる金額で結構ですので、明らかにしていただきたいと思います。三つのケースを求めております。入院、外来を小学校6年生まで無料とした場合、二つ目は、入院と外来を中学校3年まで拡充した場合、三つ目といたしまして、外来を小学校6年、入院を中学校3年までそれぞれ無料にした場合の財政負担はどれぐらいになるというふうに想定、試算されているかどうか、明らかにしていただきたいと思います。五つ目といたしまして、中学校3年まで無料化拡大、これは全国各地で少しずつふえてきておりますけれども、そういう中でも人口がふえている町もあるわけでございます。それと同時に、行政が行う施策によって住民が自治体を選ぶ時代でもあるというふうに見られております。特に子育て世代といいますか、これから家を建てようというような若い世代、ここのところでそれぞれの町村の行う施策というのは今までと違った意味合いを持ってくるのではないかというふうにも思います。そういう点で、過去音更町も老人医療費の2歳引き下げ等の施策、独自施策も実施しておりましたけれども、この独自施策の必要性、重要性を行政として、町としてどのように考えるか、その点を明らかにしていただきたいと思います。具体的に2点ほどお聞きいたします。人口増による交付税との関係がどのようなものか。無料化を拡大するというと財政負担だけがふえるんだという後ろ向きの考えもありますけれども、人口がふえることによって前向きの変化、あるいは行政としての姿勢、ここのところをお聞きしたいというふうに思っております。最後に、現在策定中の第5期総合計画、5期総の目標人口、聞くところによると4万8千とも言われておりますけれども、この目標設定の根拠、そしてまた、この目標人口と行政の姿勢がどうあるべきか、この点について明らかにしていただきたい、説明をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

子供医療費無料化の拡大についての御質問にお答えいたします。初めに、本町の制度の現状と年間負担総額、入院、外来、年齢別費用負担、受診件数についてでありますが、乳幼児等医療費の助成につきましては、疾病にかかりやすく、また、受診する機会の多い乳幼児等を対象に、健康の保持と福祉増進を図ることを目的として昭和47年4月に町単独事業として創設したところでありますが、翌昭和48年10月に北海道医療給付事業が創設されたことに伴い、その後は北海道医療給付事業の一環として実施しております。この事業には所得制限が設けられておりますが、就学前までの児童に対しては自己負担分を全額助成するとともに、小学校6年生までの児童については、住民税非課税世帯を対象に入院に係る自己負担分を全額助成する一方、住民税課税世帯については、入院に係る自己負担分の1割を超える額を助成しております。なお、就学前までの児童に対する自己負担分の全額助成につきましては、道の助成事業に町の単独事業を上乗せする形で実施しているところであります。平成21年度の給付件数及び給付額等の状況を申し上げますと、給付件数は5万6,178件で、給付総額は1億1,174万5千円となっておりますが、このうち入院につきましては、給付件数が696件で、給付額は3,246万8千円、また、入院外につきましては給付件数が5万5,482件で、給付額は7,927万7千円となっております。これらを年齢別で申し上げますと、ゼロ歳児につきましては給付件数が8,656件で、給付額は2,646万6千円、1歳児は給付件数が9,735件で、給付額は1,951万4千円となっております。以下、数字のみで申し上げますと、2歳児は8,387件で1,356万2千円、3歳児は8,069件で1,276万9千円、4歳児は8,609件で1,400万5千円、5歳児は8,165件で1,401万9千円、6歳児は4,482件で691万3千円、小学1年生から6年生までの入院給付件数は75件で、給付額は449万7千円となっております。なお、給付総額に請求事務手数料等の事務費を含めた事業費総額では1億2,357万2千円となりますが、道の助成額等を除く一般財源としては7,955万9千円となっております。次に、子育て世代の家計に占める医療費の実態の把握と子育て世代の住民税非課税世帯数についてでありますが、子育て世代の家計に占める医療費の実態につきましては把握することが困難でありますので、御理解を賜りたいと存じます。また、子育て世代の住民税非課税世帯数につきましては、義務教育課程が終了する中学生以下のお子さんがいる世帯に限定いたしますと、平成21年度の課税状況では494世帯となっているところであります。次に、管内で本町より制度を拡大している自治体とその内容についてでありますが、助成対象年齢を中学生までとしているところが6町2村で、このうち4町2村については自己負担分を全額助成しております。残る2町のうち1町につきましては、住民税非課税世帯の自己負担分を全額助成しておりますが、住民税課税世帯については自己負担分の1割を超える額を助成しております。他の1町につきましては入院の自己負担分を全額助成しております。また、助成対象年齢を小学生までとしている市町村のうち、入院、通院ともに自己負担分を全額助成しているところが1町で、助成対象を入院のみとして自己負担分を全額助成しているところが3町となっております。次に、制度拡大の財政負担の試算についてでありますが、仮に入院、通院ともに対象年齢を小学校6年生までに拡大し、自己負担を全額助成した場合には、5,377万3千円の一般財源が必要となる見込みであります。さらに対象年齢を中学生までに引き上げた場合には8,085万1千円の必要財源が見込まれるところであります。また、中学生の助成対象を入院のみとした場合には、その額が5,557万3千円になるところであります。なお、制度拡大に伴う支給方法として現物給付ということになれば、医療機関に対する請求事務手数料等の費用が生じるところであります。最後に、独自政策の必要性、重要性をどう考えるかについてでありますが、人口増による地方交付税の増加につきましては、人口1人当たりの地方交付税額を推計するに当たり、本年度の普通交付税算定において、国勢調査の人口を単位としている包括算定経費ほか12項目の平成17年度国勢調査人口4万2,452人を仮に4万5千人に置きかえて試算をいたしますと、人口2,548人増で基準財政需要額が6,151万3千円増加することになります。基準財政収入額につきましては、現在の税収が反映されておりますので変更がないものと仮定いたしますと、1人当たりの地方交付税の増加額につきましては2万4,142円と試算されます。人口の減少が大きな課題になっている自治体が多い中で、本町の人口が順調にふえ続けていることは、町民の皆さんの御協力のもとに、健全財政の確立に努めながら、第4期総合計画に基づいて生活基盤の整備や町民の福祉の向上を図ってきたことによるものと考えております。また、地方分権推進の流れの中で、地方自治体としては、自主・自立性を高め、自分たちの町は自分たちで考え、つくり上げていくということが重要な課題であり、限られた財源の中でいかに知恵を出していくかによって自治体間に格差が生じるものと思っております。第5期総合計画につきましては、現在、総合計画審議会において鋭意審議・検討が進められているところでありますが、人口指標につきましては4万8千人を設定し、その上で5万人規模のまちづくりを視野に入れて取り組んでいくものとして審議がされたところであります。いずれにいたしましても、町民が安心して住み続けられるまちづくりを計画的に進めていくことが私に課せられた使命と考えております。平成23年度からスタートする第5期総合計画をベースに、子育て環境や教育の充実、高齢化社会への対応、雇用の場の確保など、これらのさまざまな課題に対して、緊急度や重要度を適切に判断し、健全財政を維持しながら本町において必要な施策を推進していくことが、ひいては人口指標への到達につながるものと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 8番 真田健男

答弁ありがとうございました。最初に、私、先ほど、私の思いとして、医療だとか福祉だとか教育だとか、これは狭い意味での福祉ですけれども、住民福祉ととらえた場合にはもっといろんな分野が入りますけれども、これらを拡充することについてはどの首長さんも賛成ではないんだろうかと勝手に私の思いを出しましたけれども、当然、財政との関係が首長さんにおかれてはまず第一義的に来る問題なのかというふうには思いますが、一般的にそれは自治体のやるべき仕事だというふうな思い、そういう受けとめでそう大きな間違いではないのかどうか。我々がこうじゃないですかということをこちらの思いで言っちゃいますけれども、これらの問題について寺山町長はどんなふうに考えていらっしゃるか、まず最初にお聞きをしたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

真田議員がおっしゃるように、少子高齢化がこれからますます進んでいく、日本がこれから投資すべきことについては、やはり医療、福祉、教育、これに投資していくということがこれからの人としての資源を守っていくというようなことからも重要なことだと思っていますので、真田議員の思いというのは私も共有しているというふうに思っております。以上です。

質問 8番 真田健男

それでは、具体的な内容についてお聞きをいたします。音更町は現在、入院は小学生まで、外来は就学前までということで助成をしていると思いますが、これについては道の補助があるからやっておられると。要するに道が助成する範囲でこれまでやっているということだと思うんですが、それを超えて自治体独自に助成するということもそれぞれの自治体、地域から求められてやっているところです。先ほどお聞きしましたら、音更町よりも拡大しているところは6町2村というふうに言われましたか。6町2村。私が調べた範囲では、中学3年まで入院、外来助成しているのが上士幌町、中札内村、更別村、小学校6年までがそのほかに、鹿追、新得、大樹、さらには豊頃と。そして小学校、今言ったところは全部小学校6年までというふうになっているんですが、これですと5町2村ということになりますが、これは去年の4月1日現在ですけれども、そうすると去年の間に一つの町でさらに拡充したところがあるというふうに受けとめていいのかどうか。もしそれがわかれば、町村名をまず出していただきたいと思います。

答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)

現行の補助制度の関係からちょっと申し上げたいと思います。北海道の、道の基準に従いましてすべてやっているという部分ではございません。音更町独自の上乗せをかけているということで、一番大きなもので言えば、3歳から就学以前、北海道につきましては1割負担という制度でやっておりますが、音更町は全額無料というふうな考え方をとっているところもございます。あとその他は一部負担の関係ございますが、その辺の違いは出ているということで御理解を願いたいと思います。それと、管内の状況でございます。小学校まで無料としているのが、まず芽室町で入院を無料としている、新得で小学生まで、広尾町で小学生までの入院、陸別町で小学生の入院というような部分でございます。また、中学生につきましては、士幌町で中学生まで、鹿追町、清水町は中学生の入院までと。あと、中札内、更別、大樹が実施しております。本別町も非課税世帯で実施している部分がございます。私どもで先ほど町長のほうからお答えさせていただきました資料につきましては、ことしの4月1日付で調査している資料ということで御理解を願いたいというふうに考えます。

質問 8番 真田健男

道の補助基準に上乗せをして今の音更やっているということは私も理解しているところです。ただ、その範囲、上乗せ部分は確かにやられているけれども、新たな、道が助成していない領域には入っていないということですね、入院も外来も。そのことで、これも本当に、都道府県段階でそういう制度を設ければ、全道で実施されることになるわけですけれども、今、市町村の段階ではそれが行われて、都道府県では今、群馬県と静岡県が中学3年まで入院、外来無料、もちろん市町村の負担があってということですが、そういう制度までなってきているということで、このあたりについての町村会あたりで道への要請等はされているのかどうか。されたことがあるのかどうか、まずお聞きしたいと思います。

答弁 民生部長 鈴木俊裕(民生部長は2011年3月まで)

大変申しわけありません。今現在のところで、しているという状況は聞いてございません。

質問 8番 真田健男

最初の質問でも申しましたように、やはりこれも流れだろうと思うんですね、拡大していく。ただ、それに伴う財政負担等がどの程度かによって実施できる市町村あるいは都道府県が違ってくるということなんだと思うので、ぜひこの辺は拡大する方向で今後とも、そういう道に対する働きかけ等はぜひやっていただきたいなというふうに思います。それから、子育て世代の家計に占める医療費というのは、なかなかきちんとしたものが出ないというのは理解するところですけれども、帯広市等では一定の試算なんかも出されております。一般的なことを言えば、この10年間ずっと対前年度に比べれば収入、所得が下がってきているということは、これはもう全国的な統計も出されているわけです。そういう中で、特に子育て世代、雇用関係等の問題もありますが、経済的には大変な世代であるということは間違いない。その医療費や教育費の負担、これの、何といいますか、支援、特に子育て支援、先ほどの塩田議員とのやりとりでも、副町長からその子育て支援については力いっぱい頑張っていきたいというようなことも出されているんですが、やはり子育て支援の一環としてこの医療費等の問題も大いに考えていくべきだろうというふうに思っております。制度を拡充した場合の試算が出されました。現在、入院、小学生まで、外来、就学前までという中を小学生まで拡充した場合、5,377万と。中学生まで引き上げた場合には8,085万、それから、中学生を入院のみとした場合には5,557万というようなことですが、近隣の町村でこの辺の試算をしたところもあるんですが、それと比べると金額に、何といいますか、もう少しかかるのかなというふうな気がしたところです。例えば幕別町等では、対象人口、当時のときと違うわけですが、1億という答弁が返ってきたりしておりますが、この外来5,300万、中学までにしたら8,085万、これらの積算根拠といいますか、1人当たりの年間医療費掛ける対象者数で出されたんではないかと思いますが、この入院、外来、小学校、中学校までという、この数字の根拠はどういう形で算出されたかお聞きをしたいと思います。

答弁 住民保険課長 高士和久

対象年齢を中学生までとした場合の3パターン、小学生、中学生、また、中学生は入院のみというようなことで推計させていただいた基準といたしましては、まず、私どものほうについては、社会保険等、被用者保険のほうのレセプト等、医療費の実績といいますか、そういうものの資料がございませんので、まず、私どもにあるものにつきましては国保の実績でございまして、21年度の国保の被保険者、小学校から中学生までの給付実績をもとにしまして、それで、その実績をもとにしまして、小学生、中学生の人口に占める国保加入者の比率を乗じまして、それで全体の影響額の基礎額を算出してございます。それで、これは23年度から制度を拡大した場合ということで試算しておりまして、ここについては、医療費1件当たりの単価、伸び率を年3%、また、件数の伸び率を年5%としてこの負担額を推計してございます。以上でございます。

質問 8番 真田健男

加入者の案分で推定をされたと。現状ではそういうやり方しかないとは思うんですが、往々にしてこれが、何といいますか、かなり違った試算が出ることあります。その受診率等だって、経年的に見ればそれほど変わらないんですが、風邪の流行だとか一過性のもので医療費が上がったりということはあるので、その辺の何といいますか、積算根拠、この辺をちょっとお聞きをしたいと思ったところです。大体費用負担の概算等についてはわかりましたけれども、最後の5番目といいますか、こういう状況の中で、どこの自治体も今人口が減っている。そういう中で、この医療費を無料化して何といいますか、人口を行政としてふやそうというようなことで、成功しているところもあります。もちろんこれだけが要因というふうには思いませんけれども、これは先日、NHKの放送で全国に紹介された岐阜県の笠松町という、人口にしたら2万2千のところなんですけれども、ここでは平成10年から中学生まで無料化を実施しております。平成6年に就学前、平成8年に小学生卒業まで、平成10年に中学校まで無料化をしたと。その後、17年に、全国どこでもやられた行政改革という中で若干、年齢を15歳から10歳に引き下げましたけれども、21年からまた15歳に戻ったという町ですけれども、ここのところでは、この平成10年の中学生まで無料化してからの11年間で、そのうち9年は前年よりも人口がふえている。テレビでも紹介されたけれども、やはり近隣の町村がまだそこまでいっていない中で、で、人口も減っている。そういう中で、子育て世代等を中心に移り住んでいる、転居しているということも紹介されましたけれども、この笠松町でのこの制度導入の理由として上げられているのが、少子高齢化が進む中、将来の笠松町を担う子供を安心して産み育てられる環境づくり、子を持つ若い世代への配慮、いわゆる少子化対策、子育て支援策の一環として、また、そうした住みやすいまちづくりを進めることにより、これからの地域社会を育てる若者の定住、転入を期待し、乳幼児、児童生徒の個人医療費の全額を助成することとしたと。行政としてこの医療無料化を通じて住民の転入まで目標に掲げているということで、なかなか。実績、数から言えばそれほどの、2万2千の町ですから、ものではないですけれども、行政目標としてこれを取り組んでいるというところに私は意味があるんではないかなと。十勝管内でも、音更より進んだところ、やっているところ、先ほど出されましたけれども、どちらかといえば人口流出、減をとめる、定住策的な思いのほうが強いんではないかなというふうに思うんですが、音更の場合にはどんどん人口もそれなりにふえている、この要因に、やはり周辺の町村から、何といいますか、一言で住みやすいと言ったらあれですけれども、医療だとか介護だとか買い物だとかいろんな要件が整っている、そういう条件でふえてきている面も当然あるだろうと思うんです。先ほど町長は、言ってみればまちづくり等への町民の協力でここまで来たというふうに言われたんですが、そういう点では、行政としてこの政策を後ろ向きじゃなくて前向きに位置づけるということが、してもいいんではないかというふうに私は思うんですが、そのあたりについてはどんな考えでしょうか。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

先日、帯広市に住んでいる若い女性の方から、音更に住んだら、音更に住んで子供を育てるのに音更町のメリットってどんなことがありますかと聞かれました。少なくとも医療費については音更以上に助成してくれるところが周辺町村にはたくさんありますと。ただ、医療費だけとらえて、それで子育てがいいのかどうかというのはまた別の問題だろうと。先ほど真田議員がおっしゃったように、買い物、それから保育園の問題、それから、子供が大きくなって通学するときの定期代の金額だとか、そういうものをトータルで判断しなければ、どこが子育てがいいかというのはわからないだろうというふうに答えはしましたけれども、人口を政策的に呼び込む、それは子育て世代の方を呼ぶということになれば、医療費の無料化だとか、保育園の無料化だとか、そういった部分もありますし、それから、町村によっては子供を2人、3人産むと出産手当を出すとか、そういったところも多くあるだろうというふうに思います。財政が許すんであれば、子供の医療費だけでなくて、亡くなるまで全額町が持ってやりたいという気持ちは持っておりますけれども、やはりそこには先立つものがなければ施策が打てないというようなことから、先ほど答弁させていただきましたように、これからの投資というのは、やっぱり人に投資するというのが大事だろうというふうに私も思っています。医療、保健、それから教育、社会福祉、これらに対する投資というのはこれからも、人口ふえるとかふえないとかにかかわらず、やっていかなければならない部分だろうというふうに思っております。

質問 8番 真田健男

この医療費並びに子育て支援と関連して私、人口の問題、今回取り上げさせていただきましたけれども、先ほども申しましたように、今回、将来の想定人口を4万8千という方向で論議がされているんではないかと思うんですが、3期総のときも10年後の人口は4万人。この3期総のときにも、文章にもなっているけれども、将来的には5万人という展望が示され、4期総でも、4万5千人だけれども、当然将来的には5万という方向で、この20年間やっぱり5万人のまちづくりを想定した基盤整備といいますか、道路にしろ公園にしろ、各種の施設建設等を含めてやられてこられたんでないかと思うんですが、4万8千人というのはどういうことなのかな。これは国がそういう、将来、10年前、20年前、今ほど人口が減るという想定はされていない時代ではあったけれども、国の機関がその4万8千弱の推計を出している。それがあるから4万8千ということでもしあるならば、行政としての、何といいますか、取り組む姿勢として私はいかがなものかな。これまでずっと5万人のまちづくりということで進めてこられた。ちょっきりしたのがどうのこうのということではないんですが、やはり5万人を掲げて、そのためにどんな施策を各分野でやっていくのかということを行政として追求する姿勢が私は必要なんではないのか。それらの一つの、この子育て支援等もそれらの一つに入るのかなと思うんですが、なぜ4万8千人なのか。もちろんこれは総合計画の策定委員会、事務局は役場庁舎内の方々なんだと思うんですが、そこから原案が出されて、そういう方向で論議が進んでいるんではないかと思うんですが、5万人を目指すべきというような考えについてはどんなふうに考えていらっしゃるか、出していただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

総合計画の人口指標の御質問でございます。審議会でいろんな御意見があった中で、結果的には、今、議員がおっしゃった目標人口を4万8千人と設定して、5万を、その上で5万人を目指すという表現に今なっております、審議会では。この4万8千というのは、私ども、審議会で一定の資料を出させていただきました。先ほど議員がおっしゃった国勢調査のコーホート式という一定の推計の仕方、それから、現在ある市街化区域の中の土地利用の状況、この現在の市街化区域の中にどれだけ人が入るんだというような資料も出させていただきました。そして一方では、都市計画上市街化区域の拡大はできないと。1市3町の都市計画上の問題で拡大ができないと。したがいまして、宅地造成等を新たに調整区域に向けてするというようなこと、そういったことができないという条件の中で私どもが数値を出させていただきました。そんな中で、5万というお話も当然ございましたし、審議会では。そして、4万8千、やはり現実的な数字をまずは目標人口にすべきではないのかと。こんなようなことから審議会では、冒頭申し上げましたとおり、4万8千に設定し、その上で5万を目指すというような表現になっております。以上でございます。

質問 8番 真田健男

ですから、行政の姿勢の問題としてなんですが、それは、5万人を目指すというのは20年も前から取り組んできたこと、それで、今回は4万8千で、さらにその先5万というような見込みで言われているんならそれはそれで、何といいますか、考える余地あると思うんですが、4万8千という一定の将来予測を受けて、それが現実的だというような判断なのか、あるいは町としてこういう人口目標、それは過大な目標を設定する必要はないと思うんですよ。ここで急に6万だ8万だ言ったところで難しいとは思うんですが、これまで、5万を目指そう、その社会基盤整備もやって、まちづくりもやってきた中での数字ではないかな。ですから、各種の施策をやるときに、町としての、何といいますか、もっと意欲的な姿勢というのがあってしかるべきではないのかなと私は思うんです。せめて、この子供医療費に関連して言えば、将来的にはやっぱり拡充していくんだろうと思うんです。今回、帯広市も、非課税世帯については枠を広げるということを来年から実施するようです。その関係で先ほど音更における非課税世帯の数を聞きましたけれども、大体500世帯弱。医療費から言えば、先ほどの報告された給付件数と給付額との関係で言えば、入院が約4万6千、外来が1万4千、これは年間1人当たりの助成額ですけれども、帯広市の推計も1人当たり1万9千円台で出しております。これらのことを考えると、2万にしても、大体1千万という数字でこの非課税世帯等には対応できるんではないのかなというふうに思うんです。小学生まで、中学生までどうやら現時点では無理だということなんですが、せめてこの非課税世帯ぐらいまで枠を広げるというようなことが検討できないものなのかどうか、これについてお聞きをいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

前段の総合計画の話でございます。第3期総合計画で、4万人の目標人口に対してまちづくりのキャパシティは5万人というふうに表現をさせていただきましたけれども、当時私担当でございましたので、ちょっとお話をさせていただきますが、第3期総合計画をつくるときは日本全国まだバブルの絶頂期でございます。その中で、文化センターだとか体育館だとか、そういった施設が計画の中に盛り込まれていると。そういう新しい施設をつくるときは、10年間は4万人の人口の伸びだけれども、そういう新しい施設をつくるときは5万人が入れるようなキャパだけはつくっておきたいと、こういうようなことでもって、第3期の総合計画については、4万人、将来の構想は5万人が入れる町というような気持ちで表現をさせていただきました。まだ当時は総合計画、これについては、審議会の委員さんもそうでしたし、議員さんもそうでしたが、総合計画、現実的なものばかり追いかけていないで、少々夢を語ろうよというような雰囲気がございましたので、そういった形になったと。今現在、ではそういう夢が語れる、大ぶろしきを広げれるかという、経済状況かと言われると、そういう環境にはないのかなというようなことを思っています。4万8千人という数字、私のところに、手元にはまだ報告も何もいただいていませんので、今、審議会の状況を見守っているというようなところでございますが、4万8千人にしても、そんなに簡単に達成できる数字ではないだろうというふうには私自身も思っております。ただ、努力を一生懸命して4万8千人、さらには5万人を目指していきたいとは思いますが、そんな簡単な、低いハードルではないだろうというふうに思っているところでございます。社会保障というか医療費等々の御質問がございました。さきの新聞に、生涯の税と社会保障を負担していって、みずから還元されるというか、負担と還元という形からいけば、一番還元率の低いところは東京都の住民だというふうに新聞が出ておりました。生涯の格差、生涯的に税と社会保障の積み立てを負担をしていって還元されるその差額が、東京都の都民であれば4,415万払い過ぎだというような数字が出ております。逆に一番低い県は沖縄でもって、負担に伴って還元されるその差額は24万8千円というような形で、大都会ほど税と社会保障の負担に対する還元率というのは低くなるということであれば、やはりこういったことからいけば、ある程度人口のある町の町民の方の還元率は少なくなってくるのかなというふうに、今の交付税の仕組みだとかそういうものを見ているとそう思わざるを得ないなというふうに思っているところでございます。ですから、人口規模の小さいところの行政コストというのは、より高いものが還元されているというようなのは実態としてあるんだろうというふうに思います。そうした中で、私たちは、今、医療費無料化をどんどん枠を広げていくと、それ以上のことをほかの町村というか人口規模の小さいところはできるわけでございまして、これはイタチごっこになるというような形でございますので、そこはそこの町の財政状況を勘案しながらやっていかなければならない問題なのかなというふうに思います。御質問のその非課税世帯ぐらいはというようなことでございます。私の個人的な考えからいけば、こういった医療費の負担については当然所得制限があっていいものだというふうに思っております。所得制限をつけながら、その非課税世帯に対する医療費の枠の拡大ということについては、来年度予算に向かって十分検討していきたいなというふうに思っているところでございます。

質問 8番 真田健男

ありがとうございました。ぜひそういう方向でお願いをしたいと思います。ただ、1点、人口フレームの問題で、3期総のときには、4万人として、5万人が住める云々なんていう説明されたけれども、これ、3期総の21ページ、人口について、まちづくりの将来像を達成するための目標人口を5万人とし、20世紀末までの人口は4万人と想定する。これ、4万人は達成したわけですけれども、3期総の段階から将来の目標人口5万人というのは明記しているじゃないですか。4期総でも、もう将来的には5万ということも暗黙の了解、これは3期総でのこの位置づけがあったからだと思うんですが、いずれにしても、今回5万と掲げたら、達成できなかったらどうするみたいな議論がもしあるとしたら、それは行政が取り組むべき中身ではないんではないかな。そこに向けてどのような施策を展開するのか。人口がふえることによって生産活動にしても消費活動にしても、各種の、何といいますか、積極面、評価できる面も両面見ながらぜひ策定に進んでほしいな。もうかなりのレールは敷かれていますから、なかなか具体的な数字動かすというのは大変なんだろうと思うんですが、先ほど言ったような理由で、この目標人口と行政のあり方、これについては再度検討を深めていただくよう要望して、時間は若干あるようですけれども、12時ですので、終わりたいと思います。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

人口の関係の話でありますけれども、これまでの10年間とこれからの10年間というのは、先ほど町長からお話がありましたように、全く状況が違ってまいります。平成12年から平成20年までの9年間の平均的な人口の年間当たりの伸びを見ますと、単純な割り返しで大体年間600人ふえております。これは団地造成、御存じのように何カ所もやっておりますので、ああいったことが大きく作用しております。ところが、平成21年になりましてから、この600人以上伸びていたものが390人に落ちているんです。これは、団地まだ埋まっていない状態で390人、極端に落ちてきております。こういった伸びに、恐らく精いっぱい伸びてもこの程度に推計上はならざるを得ないだろうということで、先ほど4万8千人の話しありましたけれども、あれは行政側が4万8千人という数字を申し上げたわけでなくて、あらゆるデータを審議会の委員さんにお示しして、その中で審議会の委員さん70名の方が真剣に検討いただいて、今までとは違うだろうなということで、4万8千人という数字もかなり厳しい数字だと思いますけれども、いずれにしても、さらに住みよいまちづくり、特に子育ての問題いろいろありますけれども、そういったところを精いっぱい音更町は努力してこのまず4万8千人を何とかクリアしようという考えのもとで設定されたということでございますので、その辺のところは御承知おきいただきたいと、このように思います。以上です。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

人口については、今、副町長のほうから申し上げたところでございますが、これから人口増を図るにしろ人口の維持を図るにしても、私としては、やはりそこに働く場所がなければ、何ぼ医療費を無料化にするとかいっても、働く場所がなければどうしようもない話でございます。これから今、政権が言っているような農業の6次産業化だとか、その他もろもろの企業集積というのを何としてでも図っていきたいなというのが考え方としてあります。そうすることによって働く場ができるということが最大の福祉だと私、個人的には思っております。何とかその働く場所をこれから皆さんのお知恵をかりながら、また、産業連携を図りながらつくっていって、町の元気と人の定住と、そういうものを図っていきたいなというふうに思っております。

質問 8番 真田健男

短くしますが、ですから、5万人と目標を設定して働く場の確保をどうつくるのかというのと、4万8千人と確認をして働く場をどうつくるのか、そこに行政の姿勢の問題が出るだろうと。本当は、目標を達成するために、どんな施策が必要なのかということを目標を立てれば、それに向かって行政は取り組んでいくべきだろう。その現実的にここまでしかいきそうもないからという目標の設定がいかがなものかと私は申し上げておりますので、そのような趣旨で理解をしていただきたいと思います。以上で終わります。

出典:音更町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月22日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる