みんなの議会

音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月24日

政権交代による町の対応について

2009年9月24日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「政権交代による町の対応について」質問し、町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、教育委員長 加藤禎一が答弁しました。

質問者
小野信次 議員
答弁者
町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、教育委員長 加藤禎一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 15番 小野信次

きょうは一般質問という中で、大変多くの傍聴者の皆さん方が見えています。議会の活性化という中で、これだけの関心を持たれて来られているということに、自分自身もとても光栄に思います。それでは、通告に従い、一般質問をいたします。一般質問は一つであります。政権交代による町の対応について。さきの衆議院選挙の結果は、激動の時代、さらには旧態依然と言われ続けてきた今日、私たちの人生の中に十分過ぎるほどの大変革が起きたと受けとめています。その事実を見たとき、現実にどう対処し意識転換をするのか、それが急務と考えるところであります。そこでお伺いいたします。一つ目、歴史的変革を、自治体の長としてどう受けとめているのか。二つ目、国の補正予算14兆円、既に自治体は予算組みをされていますが、政権与党となり得るところの考えは補正予算の凍結と言われています。凍結による影響が、我が町音更で特に大きいものは何かをお伺いいたします。三つ目、今回の政権交代による町としての行動スケジュールはできているのでしょうか。例えば、国に対して近隣市町村、あるいは十勝町村会との連携、そして意思疎通が今まで図られているのか、お伺いいたします。四つ目、特にこの政権交代の中で、我が町にあっても、きょうの午前中の山川議員の質問にもありますが、基幹産業の農業、あわせて公共事業、さらにはなかなか質問をする方がいませんけれども、教育には大きな転換が起きてくるとも考えるところであります。我が町としても、正々堂々と地方からの発信力を示すまさにチャンスであると思います。積極的な町の腹構えはあるのでしょうか、お伺いいたします。以上であります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

政権交代による町の対応についてお答えいたします。初めに、歴史的変革を自治体の長としてどう受けとめているかとの御質問でありますが、今回の総選挙は、前回にも増して国民の関心が高かったことがうかがえます。地域間格差や所得格差など格差社会の拡大や経済不況による雇用情勢の悪化、さらには年金問題や保険医療制度の改革など、各般にわたり国民生活に影響を及ぼしたものも多く、生活の厳しさが増す中で、一向に明るさが見えてこないといった不安や不満などが、政治の変革という形であらわれたのではなかろうかと思っております。今後の政治がどのように変わっていくのか、また、国民の生活にどのような影響が生じるのか、今のところわかりませんが、政権を担う民主党を中心とした連立政権には、選挙の結果を重く受けとめ、国民の負託に責任を持ってこたえていただくことを強く期待するものであります。次に、本町の予算に対する影響についてでありますが、最近の新聞報道等によりますと、民主党は、総額約14兆円に上る平成21年度の一般会計補正予算のうち、未執行分については、原則停止する方針を決めており、その作業に着手するとのことであります。執行停止の対象には、約4兆4千億円に上る基金などが含まれておりますが、災害対策や地方自治体が歳入を見込んでいる緊急性の高い予算などについては除外する方針とのことであります。国の平成21年度補正予算を財源とした本町の予算措置状況については、今定例会に提案させていただいた補正予算を含めますと、経済危機対策臨時交付金事業として2億6,031万4千円、緊急雇用創出事業として2,589万5千円、子育て応援特別手当交付金事業として5,602万2千円などを見込んでいるところであります。これらの中には、既に実施した事業もありますので、事業が凍結されることになれば、財源措置に大きな影響を受けることとなります。したがいまして、状況によっては事業の実施が困難になる場合も想定されるところでありますが、現時点では、国、道からの変更通知は来ておりませんので、今後の予算執行に当たっては、慎重を期さなければならないと考えております。また、基金の中には、平成22年度以降の事業費分を含めて予算措置をされているものもありますので、その見直しが行われた場合には、来年度以降に実施する事業にも影響が生じてまいります。したがいまして、事業計画の変更を含め、国の動向を十分見きわめた上で対応してまいりたいと存じます。最後に、政権交代による町の行動スケジュールと町の姿勢については、関連がありますので一括してお答えいたします。民主党のマニフェストには、地域主権ということが明記されており、地方の自主財源を大幅にふやすという方向性が示されております。これにより、地方分権が急速に進むことが予想されるところでありますが、これに見合う財源の確保が保証されるとするならば、地方にとりましては大変喜ばしいことであると思っております。これまで、国に対する要請活動は、十勝圏活性化推進期成会や十勝町村会において各市町村からの要請事項を事前に取りまとめ、十勝管内が一つの組織となって行ってまいりました。これらのことが地方分権のもとで今後どのように変わっていくのかわからない状況にありますが、国と地方のかかわりや、相互の対応については、関係機関で十分検討しなければならないものと思っております。したがいまして、町としての行動スケジュールは今のところ考えておりませんが、今後も管内市町村との連携を密にし、意思疎通を図りながら、広域的な見地で主要事業や懸案事項の推進に努めてまいりたいと思っております。また、御質問のように、今後各分野において相当の変革があるものと予想されるところでありますが、本町にとってどのような影響が生じるのか、現状においては、まだ予見できないところであります。しかしながら、本町あるいは十勝にとってマイナスとなるような事態が生じる気配があれば、迅速かつ大胆に地方分権における対等の立場で、本町のみならず十勝全体が一致団結して、大きな声を上げていかなければならないものと思っております。いずれにいたしましても、今後とも国政の動向を注視しながら、変化に応じた適切な対応を講じていかなければならないものと思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 15番 小野信次

今、寺山町長の正しいといいますか、直視をされて答弁をされているということは評価をしたいと思います。いろんな見方があると思いますけれども、国を変えたのは、どなたもそれぞれが自信もありまた不安もあるでしょうけれども、民意であると、それと同時にその責任は自分たちも当然あろうというふうに考えるし、重いと思っております。また、ある町村では、十勝管内でも、こういう質問を議員がされたときに、地方が国政に対して言葉を挟むのは差し控えたいという町長もいらっしゃいましたけれども、私は今のような、町のトップはそのぐらいの自信を持って、現在を評するのは当たり前だというふうに思っています。特に、前釧路市長そして現衆議院議員自民党道連会長になった伊藤良孝さん、この人が話されているのは、特に近年政権にあった自民党は官としての政策の押し付けが地方に痛みや苦しみを生んでしまったことに対する不満のあらわれと、こういうふうに評しています。まさに、地方公共団体の長として素直な言葉だなというふうに思います。60年余にわたって自治体の予算内支出そしてその年に全予算を使い切るのが当たり前と、あるいは交付金、補助金もひもつきと、最初から使用目的が定められて、自治体としては余り独自性を持つ必要もなく、国の指示に沿った執行が完璧で、それを望まれたのも現実であります。また、それになれてしまったことも問題だとも言われています。そこで、国は国民の負託に責任を持ってこたえることは当然と、今町長がお話されました。あわせて同時にこの時代が大きく変化をした、変わったんだということ、この変革も自治体に問われていると思いますが、その点はいかがですか、お伺いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

今、時代が大きく変革したんだというようなことの見解というお話でございますが、日本は余りにも政権交代というのがなかったということでございます。政権交代そのものは、民主主義の根本だというふうに思っております。少なくとも、戦後アメリカでは8回の政権交代がなされて、イギリスでは6回政権交代がなされている。日本は今が初めてだということであれば、我々も大きく時代が変わった中で、地方自治体としてどのような形でもって民主主義を進めていくかということを、十分町民の皆さんとも議会とも協議しながらこれから進めていかなければならないことだというふうに理解をしております。

質問 15番 小野信次

その点については、全くそのとおりだなと思います。それでは、2番目のことですけれども、答弁の中で特に基金についてということでお話がありました。当初、基金の事業、予算として繰越明許もありと、話としてはとてもうれしい印象でありましたけれども、凍結という現政権下での実行には相当厳しい状況にあるのかなとお話の中からうかがえます。音更町で緊急度によって除外対象と予想されるものには、どのようなものが具体的にあるのか、お伺いいたします。

答弁 企画部長 西川友則

国の基金の関係でございます。本町の基金造成事業というのは、既に議決をいただいておりますけれども、3事業ございます。一つに、さきの6月の定例会で議決をいただきました地域グリーンニューディール基金を活用しての街路灯の設置、これが1千万円でございます。それから緊急雇用創出事業緊急特別交付金、この基金を利用しての災害時要援護支援システム等データベース化、これが1,259万9千円、それからもう一つ、消費者行政活性化交付金事業、この基金を利用しての消費者センターの備品等の整備、528万8千円。合計いたしますと2,788万7千円となっております。したがいまして、この基金、平成21年度、これを使ってはいけないというようなことになりますと、この分は一般財源で措置しなければならないというようなことで影響が大きいというふうに思っております。

質問 15番 小野信次

今、除外対象が予想されないものということでお話を伺ったんですけれども。言ってみれば、今説明にあったように、万が一ある場合もあるかもしれないけれども、除外対象になり得るという判断でよろしいですか。それでは次に移ります。三つ目ですけれども、行動スケジュールについてのお話ですが、国と地方の関係が今まで上下あるいは主従といいますか、そこから今度は対等そして協力と、これが先ほど答弁の中にあった、地域主権と言われていると、今説明を皆さんマスコミもされています。そのための目玉の一つとして、とても夢を持ちやすいわけですけれども、一括交付金、それが目玉の一つだと常々言われています。まだまだ不透明ではありますけれども、そう言いながらも、やがてそういった時期が来るのではないかなというふうに思うわけです。その時期が来たとしたらやはり大きな転換をしていかないと、これからは自治体の力量がそのことによって問われるのではないかなと。むしろ自治体間の競争というよりも、むしろ差が出てくるのかなということを感じます。そういう意味では、その準備も我が町では何とかしているのかなと、偶然にも。これは幸い、既に財政健全化の最終年をことし迎えるわけでして、その中で町民の皆さんの理解はもとより、行政手腕の成果がこの平成20年度の決算を見ても、今言われる法的規定、いわゆる健全化法の健全化判断比率の4指標、これ全てクリアされているという現況にあるということは、こういった機会に前もってしっかりとした心構えを持つことは、いい条件にかなっているのかなというふうに思います。この機会を、やはり国の変革に伴うということをしっかりと認識をして、庁舎内の意識転換のスタートと位置づける考えは持っているのかどうか、あるいは今まで問題ないんだから今までどおりいくというのか、その辺を伺いたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

多分、大きく国の制度が変われば、自治体も変わらざるを得ないのかなというふうに今思っているところでございます。一括交付金が出てくるということは、その裏返しとして国の出先機関も廃止になる。そうした中で今までどおりの陳情行政で本当にいいのかというようなことは問われるだろうというふうに思っています。地方が自分たちの事業を優先してやりながら、その部分を補完性の原理でもって、近隣町村そして広域自治体、そういったものとの連携をどうやって進めていくかとか、そういったことを十分に考えなければならない。そのためには、その中心にある私たち音更町がどういった施策を展開していくかということが問われているんだろうというふうに思います。今民主党政権、報道等によれば、イギリス型の政治を目指すということになれば、当然個々の政治家に私たちは陳情することはできなくなるだろうと思っています。そうした中で、組織としてどういった提言ができるのか、そういったことも十分考えなければならないだろうなというふうに今思っているところでございます。いずれにしても、地域主権ということは、鳩山総理が鳩山代表になった時点で一番優先して取り組みたいことは何ですかといったときに、地域主権というのを一番先に挙げましたから、これについては多分これから重点的に進められてくるだろうと思いますけれども、そのとき私たちが注意しなければならないのは、それと一緒に財源が来るのかどうかということと、それともう一つは、民主党のかねてからの主張でございました、地方自治体300の自治体に合併していくんだと、こういうようなこともあろうかと思いますが、第2の平成の大合併というのが出てくる可能性も十分にあるなというふうに今思っているところでございます。そうしたことも踏まえながら、職員ともども新しい政権に対応できる研究をしていきたいと思っているところでございます。以上です。

質問 15番 小野信次

今のお話はまさにそうであると私も認識をします。特に町長も答弁の中で言われていますけれども、地方分権の加速の予想は何となくできる、しかし今の現政権下は、基礎的自治体を重視するということを言っているんですけれども、今町長が言葉にした市町村合併を含めて地方が一番これから生き延びていくための広域行政のあり方には余り触れていないんです。こういったことがこれからどういうふうに影響するのかなと思う中で、今後の音更町は、今までもそうなんですけれども、特に十勝圏にあっては、今まで以上に音更町の発信力いわゆる発言の重みというのは当然増していくと私は思うんです。今なぜそういうことを言うかというと、決して今の時期に町村合併の話なんぞ口にしたら、過剰な反応示しますよ。しかし、さっき熱弁を振るわれた山本議員の発想も一つでありますけれども、やはり、人口減少というのは食いとめられない。あわせて自治体がそれぞれ生き残っていくというためには、今町長がお話の中で出されたこのことは、いつの日かは別にしても、そういうものが出てくるのではないかと思います。それゆえに、町村独自のしっかりとした、今寺山町長が言われたようなことを含めて、理念、ビジョン等こういうものを持って当たるべきでないかというふうに考えます。あわせて、先ほど来の前段の一般質問にもありましたが、5期総も含めてそういった考えをしっかりと今後持つことを覚悟しているのかどうか、お伺いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

音更町として将来のまちづくりのビジョンをしっかり持って、その上で私たち自身でできること、それから、今の広域自治体である北海道に、この部分については役割分担をお願いする部分、それからもう一つそれでもできない部分については国が役割分担してくださいという部分というのをしっかり私たちも踏まえながらこれからは事に当たっていかなければならないのかなと思っております。まして公共事業についての削減というのが現実的になろうとしております。そうした中で公共事業の部分も一部町として肩がわりしなければならない部分というのが、これから一括交付金という形になれば当然出てくることになります。公共事業に対する計画的な予算配分を町自身が持たなければならないという事態が出てこようかと思います。そうした中で計画的なビジョンをしっかりと持つということがこれから大事かなと認識しております。以上です。

質問 15番 小野信次

今、大枠でお話をお伺いしました。あえてこういった大きな転換期をとらえて、先ほど行動スケジュールというお話をしましたけれども、町の内側として見たときに、今お話に出ました一括交付金の裏には補助金の廃止とかいろいろな問題がわいてくるよというお話もあります。我が町もこの際に町内にいろいろ補助をしている団体もある、福祉団体もあると、そういう中でこういったものに対して国が町に対する考え方も大きく転換をしてくると、町も当然補助交付をしている団体にも透明性と意識の転換を図るために、町のいわゆる監査機能が及ぶ範囲をもう少し広げるべきではないかと、勝手な話でありますけれども、そういうふうなことも必要ではないかと考えますけれども、いかがでしょう。

答弁 企画部長 西川友則

御質問は、国の補助金が一括交付金、これと同じように本町の団体補助に対する御質問かと思います。これにつきましては、音更町財政健全化5か年計画、この中で、平成18年度にその補助の効果性あるいは整合性等をきちっと整理しながら、一定の要綱を整理させていただきました。そんな中で、無駄の多い団体あるいはそういったものについては、人件費等を認めないだとか、そういったことを導入しまして現在に至っているということで、その透明性については、もう既に果たされていると思っております。また、毎年監査委員に対してはそのことを着実に数値等も含めながら、お伝え、報告しているということで、改めて今後という考えではなくて、もう既に実施をしているということでございますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 15番 小野信次

今まで健全化5か年計画という中での認識については、今部長がお話したことには同感するわけですけれども、今後にあってということの中で、若干考え方の相違があるのかと思います。しかしこの大枠の中で質問している中で、そのことにさらに言及する気はありません。それでは、この件、3番目については終わらせていただきます。最後のものなんですが、町長から一括してというお答えで、私が4番目に挙げた基幹産業と公共事業、さらには教育に大きな転換が起きてくると考えるが、町としてというお話については、答えづらかったのかと解釈して、あえて優しく伺いたいと思います。基幹産業、農業ということで、午前中の山川議員の質問も細かくありました。重複は避けます。ただ、やはり農業と公共事業あるいは土木が絡みますから、我が町にあっては相関関係にあったなと思っています。音更町にあっても、我が農業にあっても、基盤整備初め、長い年月にわたってその恩恵を受けてきたことは事実であります。しかし、いずれも今疲弊しているという団体の組織疲労が起きてきている事実も実態であります。新たな転換も迫られている実態があります。あえてここでお話しするならば、基幹産業、農業。農業者団体全てに当てはまることですけれども、きょうも山川議員の質問の中で、行政はどう思うんだというお話がありました。その中で寺山町長は、継続可能なことをひとつ国に訴えてまいりたいというお話をしていました。私は前政権下の中で農業団体がいろいろとやってきた歴史の中で、今何となく表に声を吐けない状態になっているなと、現実に。これは恐らくわかると。やはりその中でよく言われることは、前政権でも、農協をあえて挙げるなら、農協に非常に風当たりが強かった、経営安定対策のときも。それから今の現政権下にあってもさらに風当たりが強くなってきている。そういったことに対して、本当にこれからの農業に対してどうしていけばいいかということを、行政がこの時期にはある一定の主導権を、手腕を発揮される時期かなと思います。やはり、この十勝を見る限り、制度と農家の経営との中で乖離が起きてきている。これは何を言わんとするかというと、十勝の農業者団体、農協さんを見ると、我々も農協の一構成員ですけれども、春先の経常利益の中では、億単位の経常利益を出しています。しかし、今回の音更町の監査委員の報告にあるように、農業者から得る税収は、品目横断いわゆる経営安定対策が施行されてから減収傾向にあると言いあらわしています。それと同じように、農協が利益を上げていても、農業者が経営の中でもって、やはり制度が減収につながっているんだと。そういうことも含めてその実態を今までは、行政はこの長い間、山川議員も話されましたが62年間の間、そういう組織はいい意味で貢献をしてきたかもしれないけれども、やはり組織の疲労があると思います。そういう中でその違和感は皆さん持たれていると思います。そういったときに本町の農業分野を、今回行政が先頭に立って、山川議員の話に答えられたように、積極的に皆さんの声を吸い上げて、あわせて農業団体に協力をして、声を届けていただきたいと思っています。そんな意味で本町も具体的に農業の政権交代によるひずみに対して、そういった動きを今後とる、そのための行動スケジュールを持とうとされているのかどうかお伺いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

音更町内におきまして、農業協同組合という組織は大事な産業の一翼を担っているというか、雇用の場としても大事な部分でございます。もちろん農業者個々が元気になっていただいて、その結果として農協も元気になると、これが理想的なのかなと思っておりますが、今の民主党政権では農協に対する支援は行わないんだということも言われております。農業者に対しては支援するけれども、農協に対しての直接的な支援は行わないというようなことも言っております。そうした中で私たち行政が、地方の自治体にとって農協の存在の大きさというのをしっかりと中央に伝えていくということが大事だろうと思いますし、農業者個々の利益のためにも、農協の健全な運営というものは必要なんだと思っておりますので、それらのことも含めながら、中央に向かっていきたいと思っているところでございます。ただ、先ほどから公共事業が減るだろうということで、農林省予算の大体平均は3兆円を切るぐらいのお金しか一般会計ではございません。その中で戸別所得補償が1兆円ないしは林業、漁業まで含めると1兆5千億円という話になれば、それだけでもう半分そちらのほうに予算を取られるということになれば、当然公共事業、土地基盤事業のほうが、どんどん削られていくんだろうと予想はしております。そうした中で、これから音更町の農業者の土地改良事業をどのようにして音更町として応援していくのかということについては、相当長期的なビジョンを持たないといけないのかなと、場合によっては基金みたいなものを持ちながら長期的な支援策を講じていくようなことも、将来的には考えていかなければならないのかなと、今私個人的にはそう思っているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。(「農協との行動計画、スケジュールは」の声あり)済みません、答弁漏れがあったようでございますが、農協がそういった形で経営危機に陥るということは我々としても、町全体の利益にとってそれは決していいことではございませんので、私たちは農協と一体となってできることを要請していきたいと思っておりますし、提言もしていきたいと思っているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 15番 小野信次

町長、そんなに農協に気を使わなくてもいいんです。我々が言っているのは、農協運営は利益計上している、だけど課税されている農家からの税収は、そういう制度設計によって起きた経営安定対策、そのことによって減少しているという、町の20年度決算の評価が出ている。そういう乖離があって、そのことが農家個々人、午前中の山川議員のお話にもあったように、そういったことをどうやって吸収していくのか。とりもなおさず農業者団体は、あえて自分も農業者団体の一員だからお話をさせていただきますが、政権与党が62年間も続いたから、それが当たり前だと思ってきてやってきたわけだけども、そういった制度設計の中でも、団体と農家個人の乖離が起きてきている、そういったことが農業に対して政権交代によるひずみがさらに起きたりはしないかということで、今農業者団体は、みんな今の農政がどうなるか様子を見ていると言うけれども、行き場がないんですよ。それは今までの歩み方があるから。だから、そこで農業者団体が本来であったら新しい政権になったところに行って、今の農業はこうなんだよと、だからこうしていくべきだし、こうしてもらわんと困るよと言うのが本来。それを60何年間ずっとやってこれたのが、たまたま、今さっきも言ったように、今行き場、やり場のない状況にあるのではないかと。私は、新聞報道でしかわからないけれども、十勝だとか全道だとか、いわゆる全中、いわゆるそういった施策を打って出すJA中央会の言葉は、何とも心もとない話をしているんでね、そこはやっぱり行政が引っ張ってあげたほうがいいと思う。今までの農協は、国とそして農業者団体、いわゆる農水と農業者団体、そして行政はトンネルだった。補助金が来たって。だから最近ここ20年くらい前から、町長も農政をやってるからわかったと思うけれども、最近官僚的だと言われています。さすが農協は公共だったんだなと私なんか思うんですけれども。だけど20年前から農協は経済団体だと言い張ってしまったものだから。だけどそういったひずみがある中で、なおかつこういう政権が変わったときに、だれか聞いてあげる役、これはやっぱり行政の仕事ではないかと思うので、是非、今心に秘めていることを実行していただきたいと思います。あと、最後になります。余り質問する事項ではないのかもしれないけれども、政権交代をするということでの中で、生活重視ということだから福祉については皆さん共通している。だからこれは余り問題ない。問題はいっぱいあるかもしれないけれども、それなりに変化をしていくだろうと思うんですけれども、教育にちょっと触れてみたいと思うんです。全くこの中で、私は大きく変わることは、世の中なんだからあって当たり前だと、そして町長の話にもあるように、現実を直視して、今までがよかった、だからこれからもよくしようという話も大事。だけど、今まではやはり直さなきゃならんところがあったんだという中で、ここは直そうという話も進歩的な話。そういう中で、教育という中では余りこの現政権は触れられていない。触れているのもちょこっとあるけど。ただ、基本的なことだけを、難しい話はともかくとして、学習指導要領も含めて。最近、オリンピック招致ということも含めて、帯広にもリンクもできた、オーバルもできたという中で、そこに出る選手はみんな国家観を持っている、日本の選手だよと。そして、優勝したら国旗を体に巻いてアピールする。それは、学校教育の中でというよりも、教育の中でどうとらえるのか、特に今言ったように、国旗、国家の点など、今後の学校現場の中で変化は起き得るのかどうか、簡単にその1点だけ。特にきょうは教育委員長に伺おうかな。

答弁 教育委員長 加藤禎一

これから政治が教育がどのように変わるかというのは、先ほど町長からの答弁もあったとおりで、まだわからないことがたくさんあります。そんな中で、今たまたま日の丸を含めた国家観の話だと思います。そのことが出てきましたが、私たちはやはりこういう変動期にあります。多分変動するだろうと思われます。ただし、今こそ私たちは、不易と流行をしっかり見きわめていかなきゃならない。そして、音更の教育が、音更の子供たちが、そして地域に方たちにとって、よく発展していくように、適切に対応していきたいと考えております。ちょっと抽象的なんですが、はっきり言いづらい分もありますので、こういうことで、不易と流行を見きわめていきたいということであります。以上です。

質問 15番 小野信次

本当に答えづらいという、率直な意見を聞かせてもらいましたけれども、そう言いながらも、どうあろうとも世の中をよくしよう、そのことは当然教育にも生かされていくと私は思っています。今委員長からお話があったように、今後それを見きわめながら、是非地域あるいは保護者、そして教員の皆さん、子供たちがそこで意識のずれの余りないように、今後学校運営に御示唆をいただきたいと思っています。これ以上深く入りませんので、以上をもって質問を終わります。

出典:音更町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月24日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる