音更町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日
小学校の再編についてということについて
2008年6月13日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「小学校の再編についてということについて」質問し、教育長 赤間義章、教育部長 宮下悦二が答弁しました。
- 質問者
- 小野信次 議員
- 答弁者
- 教育長 赤間義章、教育部長 宮下悦二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 15番 小野信次
それでは、通告に従い一般質問を行います。小学校の再編についてということについて質問いたします。学校の再編は、いつの世も難しい課題であるということはだれもが認識するところでもあります。教育委員会と議会総務文教常任委員会では過去に勇気を持ってこのような話を、意見交流を図った経緯もありますし、そのときの委員長が宮村委員長でもありました。特に、その後の小学校について見解をお伺いいたします。1つ目、今現在の複式校、特認校を含め、教育委員会としての認識と将来設計についてお伺いをいたします。2つ目、特に本年後改築される駒場小学校について、周辺校区の一部から、この機会に教育委員会は再編に真剣に取り組んでほしいとの声もありますが、今までの経過を踏まえ、具体的な取り組み、動きはあるのかをお伺いいたします。以上です。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
小学校の再編についての御質問にお答えいたします。初めに、今現在の複式校、特認校を含め、教育委員会としての認識と将来計画についてでありますが、現在、複式教育を行っている学校は、西中音更小学校、東中音更小学校、南中音更、東士狩、豊田、東士幌、昭和小学校の7校で、この7校合わせた5月1日現在の児童数は135名となっております。また、5年後の平成25年には10名増の145名になるものと推計をしております。ただ、学校によっては多少のばらつきがあり、東士狩、東士幌、南中音更の3校は増加する方向にありますが、他の4校については若干減少する推計となっております。それぞれの学校においては、地域の豊かな自然や素材などを生かして小規模校ならではの特色ある教育活動を行っており、多くの成果を上げておりますが、一方においては、少人数の学校に共通した課題も抱えているところであります。複式校の特性としては、児童、教職員、保護者、そして地域の方々の結びつきが強く、家庭的な人間関係を築きやすいことや児童の個性、能力に応じた丁寧な学習指導が可能なこと、学校行事等で一人ひとりに活躍の場面が与えられること、体育館などの施設利用において人数的な制約を受けないことなど、数々の利点が挙げられるところであります。しかしながら、その反面においては、子供同士の交流や友人関係の広がりが限られること、いじめなどの問題が生じた場合、後々まで影響が残りやすいこと、個々の評価が固定されやすく学習意欲や競争心に影響を与えかねないこと、文化活動やスポーツ活動の選択肢が狭いことなど課題も挙げられるところであります。また、小規模特認校につきましては、先ほど申し上げました複式校の利点や特色をさらに生かす考えから、市街地に近く通学しやすい位置にある昭和小学校を指定して、自然と触れ合いながら少人数で学ぶことを希望する通学区域外の児童を受け入れているところであります。制度を導入した昨年度は、1年生1名、2年生2名、合計3名が入学したところでありますが、このうち1名については、事情によってこの4月から通学区域内のもとの小学校に転校しております。なお、本年度につきましては、残念ながら新たな希望者がいない状況となっております。この1年を振り返りますと、転入児童については、自然と触れ合いながら楽しく伸び伸びと学んでおりますし、また、区域内の児童についても、転入児童の刺激を受けて学習意欲が高まり、競争意識も芽生えているなど、学級や学校全体に活力が出ていると聞いております。先生方には初めての試みで御苦労をおかけした面もありますが、保護者や地域の方々の理解と協力のもとに特認校制度の導入は一定の成果があったものと判断しております。なお、昨年、北海道教育委員会が公立小中学校における標準的考え方として示したガイドラインでは、小学校については、1学年で2学級から3学級が、また、学校全体では12学級から18学級が望ましいと、このようにされておりますが、この標準的な規模に合致している小学校は道内で20%にすぎない状況にありますし、また、複式学級を有する小学校は全体の37%を占めております。教育委員会といたしましても、少子化が進む中で少人数学校の行く末が今後の課題になってくるものと認識しておりますが、少人数の学校には少人数ならではのよさがあります。本町においては、平成6年度に学校の整備に関する基本的な考え方として、改築を行うには、欠学年がなく、全児童数が12名以上を継続的に推移することと、これを定めており、今もこの考え方は生きております。したがいまして、現段階におきましては、この考え方に沿いながら保護者や地域の方々の意向を最優先として取り組んでまいりたいと存じます。次に、駒場小学校改築に合わせての周辺校の動きについてでありますが、現在、統合に向けて地域やPTAが話し合いを進めている学校があります。その方向性は伺っておりますが、教育委員会といたしましては、地域の意向を尊重する考え方で取り組んでおりますので、今は地域の判断を待っているところであります。いずれにいたしましても、次代を担う子供たちを心身ともに健やかにはぐくむ教育環境づくりが、保護者や地域、町にとって重要な課題になっております。今後とも、議会並びに地域の皆様に御意見をいただきながら教育行政を進めてまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。
質問 15番 小野信次
今、学校の再編という一くくりで質問をしましたけれども、特に、今お答えいただいた内容について質問をしたわけですが、今現在の複式校、そして特認校を含めての教育委員会の考え方、現在、そして将来に対する認識は、思いは、そのことについてはわかりましたけれども、その説明、そして今の教育長の思いからすると、本町が示す平成6年、学校に関する基本的な考え方、今お話がありましたけれども、改築を行うには、欠学がなく、全児童数12名以上を継続的に推移することという、道のガイドラインあるいは国のガイドラインというお話もありましたけれども、音更流のガイドラインというのは、そのことを継続して考えておられるということですけれども、今後ともこのことは変わることがないのかどうか、その点をお伺いいたします。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
現状といたしましては、先ほど御答弁申し上げましたように、一つの考え方、方針がありますので、これに沿っていきたいと。ただ、今後どのような状況が生まれてくるのか、今、高校再編問題いろいろありますけれども、教職員の人件費については道が負担していると、こういうことがありますので、場合によっては道から一定のものが出てくる時期もあり得るのかなと思っておりますけれども、それがない限りはこの考え方で進んでいきたいというふうに思っております。
質問 15番 小野信次
そういう考え方であるということはわかりますけれども、このガイドラインというか、音更がこう考えるという中で、改築を行うにはという、ここにその意味合いを持たせているということだとすると、そういう時期が来なければ、あくまでも今言われたように、変化が起きるのは、例えば全校児童12名以上を継続的に推移することというのは、これはあくまでも改築での話ですね。しかしながら、今、教育長もわずかな中で話を出しましたけれども、そのままその状況で続行、存続可能という理解も一部できるかなというふうにも思いますけれども、そういうこととはまた違うということですか、その辺ちょっとお聞かせください。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
改築そのものとはちょっと異質のものでありますけれども、要は、学校をどうするかという一つの考え方が根っこにありますので、基本的には、それが御質問の再編という問題になりますと、これはこの方針に合致するんじゃないかなという判断をしているところであります。先ほど平成25年までの合計数値を申し上げましたけれども、その推計でいきますと、この基準を下回る学校は、1校を除いてはないと、このような状況にございます。
質問 15番 小野信次
今、特に学校の再編ということに絞ってのお話というのは、とてもデリケートな話だということで、これに触れるということは、なかなかどなたもやらないわけですけれども、それは当然いろんな影響があるということの認識であるかというふうに思っております。よくわかりました。今の中での、音更町が今後にあってもその考え方は守っていきたいということはよくわかりました。その委員会の見解の中で、特に教育長のお話の中にうかがい知れたのは、小規模校のよさが、特質された点を踏まえると、音更の今後の計画といいますか、理想としては、特色をそこに求めることも一つなのかなというような受けとめ方もできるわけでありますけれども、しかし、時代の変化に即して、我々が今、私自身も議員としてこういう話をしているわけですけれども、そういう中で、この共通認識を踏まえていくという中で、もちろん委員会の独自性はありますけれども、地域を抱える我々議会といいますか、そういう中での、さっき前段でお話ししましたけれども、その意見の交流を以前に図ったような、そういうことをやれるような機会は持とうとしてはどうかとも思うんですけれども、そういうことは考えることは、これからありませんか。
答弁 教育部長 宮下悦二(教育部長は2011年3月まで)
基本的には、先ほどから教育長が御答弁をさせていただいた点になろうかというふうに思います。今の小野議員からの質問の中で、過去においての、それぞれの農村地域におけるそれぞれの地域の方々にお集まりいただきまして、今後の学校のあり方等についても何ブロックかに分けて御意見をいただいたということも記録では見ているところでもございます。ただ、そういった中でも、そのときそのときのやはり情勢ということもございますけれども、その中では、先ほどの御答弁をさせていただいたように、それなりの、今回の駒場の小学校の改築というようなことも一つの契機として御説明をさせていただいて、地域あるいはその中の特に保護者の方々にも、今後のあり方についてもいろいろと話をしていただきたいということでのお話はこれまでもさせていただきましたけれども、そういったような情勢等があれば、今言ったような形でいろいろとお話し合いをさせていただくという場も出るかもしれませんが、基本的には、先ほどからの教育長の答弁が基本になるのかなというふうに思っているところでございます。
質問 15番 小野信次
これからについて、そしてまた今、私が質問したことについては、今までと変わらないということであるということは、よくわかりました。また、その中で、次の質問に入ろうという手前で、今、改築をされる駒場小学校というお話が出ましたので、1つ目のお話はそれで質問を終えまして、次に移らせていただきます。今、宮下部長からもお話がありましたけれども、その周辺校ということで、駒場小学校というのは、これは改築として、現在これから進められることが明らかですから名前は挙げておきましたけれども、正直言って、なかなかこういうことを質問するのは、しづらいということが、だれしも言われることだということだそうです。しかし、あえてここにもお話ししましたように、その周辺校の中から、そういう話が、直接聞いてくれというようなお話が出ましたので、私もそのことを受けとめて、この機会をつくらせていただきました。周辺校ということで、特定はしませんけれども、前教育長の時代から、今、宮下部長がお話をされたような経緯もきっとあるんだろうと思いますけれども、保護者との意見交換を始め、その取り組みがされていたと考えますけれども、今日まで、委員会は、その中で、地元というのがあるということで、余り関知をしてこなかったのかどうか、その辺はどうですか。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
方向性を早くから聞きまして、そのお答えを待っていたと。その答えいかんによっては次の手続に入らなければいけないということで、それを待っていたという状況でございます。全く関知していなかったということではなくて、地元の代表の方の話を聞いて、それを尊重して、これを待っていたという状況でございます。
質問 15番 小野信次
お話は、そうなのかというふうに今受けとめますけれども、私自身、何も今、一等最初に町のこの将来像、あるいは計画性ということから、説明を受けたとおり、何でもかんでも再編だとか統合だとか、促進をすべきかどうかというのは、そういうことではないと自分自身も思っています。町の教育委員会としての姿勢、そして従来からの、それぞれの学校の中で、学校、保護者との申し合わせ、特に今後にあっての学校の施設整備等、将来も踏まえて、想定をして計画投資をしてきたということもきっとあると思いますので、そういうことを踏まえた上で対応してきたということは、今お話がされたことなのかなというふうに理解はしますけれども、その結果を、出るまで様子を見ているということが、今お話されましたけれども、もちろん、いずれ、どんな場所でもそうですけれども、地域合意が大前提ということには、これは全然、私自身も当然だと思います。しかしながら、それを進める上で、なかなか実を結ぶのに困難があるというのは、そこで1つでも異をとなえるような事項があるとなかなか地元としてのまとめ方は困難な場合が多いというふうに直接言われたりしたわけです。それで、そういうことの状況を踏まえて、町の教育委員会の役割が大事な場面、そういう出番があるのでないかというのが率直なそういう人たちの声だということですけれども、その点についてちょっと考え方をお伺いいたします。
答弁 教育長 赤間義章(教育長は2009年3月まで)
そのタイミングが非常に難しいと思います。一定のお答えを聞いておりまして、その後、話が途切れたんですけれども、そのときに、どうなっているんでしょうかという声をかえればよかったのかもしれません。その辺は、今お話がありましたように、そういう面が地域の方々にいろんな御負担をおかけしたということがあれば反省しなければいけないと思っておりますけれども、答えとしては、私が聞いている限りでは変わっていないと、方向性は全く変わっていないということを聞いておりますので、その辺で、せっかく地域の中で、同じ答えを持っている中で、私が横から行くのがいいのかどうなのか、その辺なんですね。もし、違うよというようなことが出てくればそれは相談をしなければいけないだろうと思っておりますけれども、それは相談に入るにしても、やっぱり状況をよく確認してからでないと、そのことが逆に働く場合もあるもので、率直に御相談は、代表の方としながら進めようとは思っておりますけれども、聞いた限りでは、もうすぐというようなことは伺っておりますので、私はその言葉を信頼して、その答えを待ってから、それでは次の段階から説明にあがって、どう動くのかというところを進めていきたいなと今思っておりますけれども、はっきりまだこうなりましたよという最終的な結論をいただいていないので何とも今ちょっと申し上げられないんですけれども、私どもは代表の方が言われている方向に進まれるんだろうなというふうには理解はしております。
質問 15番 小野信次
今、教育長の話の中から、こちらがその今の言葉を想像すると、一定の方向性というよりも、相当進んだ方向にあるということがうかがい知ることができました。なぜそういうことを私たちに言ってくる方がいらしたかというと、それは、過去もそうなんですけれども、そのタイミングというのが、やはりいいところまで行っているんだけど、そういう経験が多かったということでの心配できっと言われているんだと思うんです。今、教育長がそこまで踏み込んで、言ってみれば、特定していないんでなかなかわかりづらいかもしれませんけれども、しかし、その学校周辺の皆さん方がそういう方向にあるというタイミングを逸することのないように、そこのひとつ、今、相当自信ありそうなお答えですから、是非そのタイミングを逸することのないように、その結果がどうこうじゃなくて、その人たちの思いを聞いてあげるタイミングを、僕は是非しっかりと見定めて、受けとめる機会を少なくとも逃さないようにしていただきたいというふうに思います。この問題はそんなに深くやることではないので、この辺で質問を終わりますけれども、是非その思いを受けとめていただきたいと思います。以上です。