幕別町議会 平成22年第2回定例会 2010年6月16日
一つ目に、政権交代による障害者福祉施策への影響と課題について
2010年6月16日、幕別町議会の一般質問で、堀川貴庸議員が「一つ目に、政権交代による障害者福祉施策への影響と課題について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 堀川貴庸 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 堀川貴庸
通告のとおり質問をいたします。魅力あるバリアフリー先進自治体を目指して。高齢化が急速に進行しております。それに伴い、主に都市部あるいは都市周辺部におきましては、これまで多くの方々が住んできたマンモス団地やニュータウンで抱えるさまざまな課題に対し、その対応に追われる自治組織や自治体などの課題解決に向けた働きかけや取り組みが紹介されるなど、各種メディアを通じまして問題提起されているところであります。同様に地方自治体も深刻な状態であり、もちろん我が町においても高齢化率 50%を超える公区も存在し、さらに 30%を超える公区が数多くある中で、住みよいまちづくりに取り組んでおられますが、現状に加えてこれからも高齢化に伴う身体障害者手帳の保有率の増加が見込まれることから、将来の暮らしを憂う住民も多いと考えます。財政状況が厳しい折、福祉のまちづくには大変な苦労をしていると思いますけれども、福祉を町全体で取り組む姿勢と、その取り組みについて町の所見を伺うものです。一つ目に、政権交代による障害者福祉施策への影響と課題について。二つ目、庁内におけるバリアフリーの理念の共有について。3番目、高齢者を含む障害者の孤立を生まない取り組みについて。4番目、とりわけ民間事業者へのバリアフリー化の補助金制度拡充について。最後に、「みんなにやさしいまちづくり条例」の制定を目指してはいかがなものでしょうか。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
堀川議員のご質問にお答えいたします。魅力あるバリアフリー先進自治体の施行についてであります。先の中野議員のご質問の中でもお答え申し上げましたが、本町におきましても本年3月末には、高齢化率が 24.65%となり、4人に1人が 65 歳以上という状況になりました。だれしも避けて通れない老いという現実からのさまざまな課題に、行政としてもしっかりとした対応をしていかなければならないものと考えております。ご質問の1点目、政権交代による障害者福祉施策への影響と課題についてであります。昨年の政権交代によりまして、障害者福祉施策は大きく転換されることとなりました。2006 年に制定されました障害者自立支援法が 2012 年度に廃止され、障害者施策を総合的に推進する新たな法律の制定が予定されているところであります。この新たな法律について、厚生労働大臣は応能負担を基本とした制度の谷間がない障害者総合福祉法をつくると明言しており、制度創設には障害者の参画を得る方針で、既に障害者団体などの意見を聞く場が設けられ、実施されたとお聞きいたしております。なお、障害者制度改革推進会議においては、新法の実施までの間、早急に取り組むべき課題として、利用者負担の軽減や法の対象となる障害者の範囲の見直しなど、11 項目を示し、現在、厚生労働省において改善に向けた検討がなされております。3月に開催されました第1回町議会定例会での執行方針でお示しいたしましたとおり、本年4月より国は、市町村民税非課税世帯の低所得者に対し、障害福祉サービス及び補装具に係る利用者負担を無料といたしました。このため、本町といたしましても、これに合わせる形で、町が実施する日常生活用具給付事業、移動支援事業、訪問入浴事業、日中一時支援事業につきまして、市町村民税非課税世帯である低所得者の利用料を無料といたしたところであり、低所得者の方については、一定の負担軽減が図られたところであります。次に、課題についてでありますが、新制度の創設が 2012 年とされているため、さきに申しましたように早急に取り組む課題に対する制度改正の実施時期や新制度の策定スケジュール等が示されていない状況であります。これらは、障害者の暮らしに直接影響を及ぼしますことから、早期に方向性を明示するとともに、制度の改正を望むものであり、特に実費負担の軽減や施設に対する介護給付及びサービス報酬の見直し、障害者施策に対する国の負担基準の見直しや、市町村の財政負担の軽減が課題であろうと思っているところであります。次に、ご質問の2点目、庁内におけるバリアフリーの理念の共有についてであります。バリアフリーは、障害のある人だけではなく、すべての人の社会参加を困難にしている物理的、社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味で用いられているというふうに認識いたしております。庁内におけるバリアフリー化の理念の共有については、第5期幕別町総合計画の第4節、「心かよいあう地域福祉の推進」の基本目標に、住民の福祉意識に対する関心を高めるとともに、家庭、地域、福祉団体、行政などが一体となり、ともに支え合い、心通い合う福祉社会の形成を図るとしたところであり、障害者施策の面では、居住環境の整備に努めるとしたところであります。また、幕別町障害福祉計画の基本方針においても、公共施設のバリアフリー化など環境整備を計画的に推進するとしており、障害福祉計画策定に当たっては、庁舎内関係部局の担当者による検討会議を開催し、バリアフリーについての共通認識を持った施策の展開を図ることとしたところであります。今後とも尐子高齢化の進展に伴い、より一層住民のニーズが多様化することが予想されますことから、庁内においてバリアフリーの理念共有に一層の意を用いてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、高齢者の孤立を生まない取り組みについてであります。近年、本町においても高齢者の独居世帯が増加しており、平成 21 年度末の 65 歳以上の高齢者の単身世帯は、1,427 世帯となっております。現在策定中であります幕別町地域福祉計画において、地域で支え合う社会の実現を目指し、高齢になっても住みなれた地域でいつまでも安心した生活ができるよう、地域全体が家族のように助け合い、支え合うという意識が必要であり、住民一人一人を初め、関係する機関、団体、行政が連携して、すべての町民が地域を構成する一員であることを再認識することが課題ととらえております。こうしたことから、本町では、高齢者の皆さんに積極的に社会参加をしていただくために、老人クラブ活動に対する助成を行うことにより、多くの方に参加していただき、高齢者の生きがいづくりや地域での親睦を推進しているところでありますが、外出が困難な方もいらっしゃいますことから、民生委員による担当区域内の高齢者世帯に対する定期的な見守り活動等を実施していただいております。また、介護予防事業として、生きがい活動支援通所事業、いきいきエンジョイ教室の開催や高齢者の実態調査を実施するなど、その生活実態を調査することにより、必要な方には家に閉じこもらないよう、各種事業への参加を呼びかけたり、個々の健康状態によっては、保健師による定期的な訪問も実施しているところであります。さらには、認知症サポーターの皆さんや札内地区で活動を始められましたボランティアサークル「でんでん虫の会」では、2カ月に1度、地域の近隣センターを会場に、ひとり暮らしの高齢者や閉じこもりがちの高齢者等を対象にした気軽に集える交流の場としてサロンを開設されるなど、徐々にではありますが、ボランティアの皆さんにご活動をいただいているところでもあります。このような中、今後とも高齢者の方が住みなれた地域で安心して暮らすことができるよう、各種団体や地域の皆さんのご協力もいただきながら、各事業に取り組んでまいりたいと考えております。ご質問の4点目、民間へのバリアフリー化の補助制度の拡充についてであります。現在、本町においての補助制度は、障害者については、障害者手帳1級から3級の所持者に対し、居宅生活動作生活補助用具として、学齢児以上の方を対象に、トイレやおふろ、段差の解消等に要する住宅の改修に対し、1件 20 万円までの費用に対して 95%の補助制度があるほか、介護保険制度において、要支援・要介護者については、トイレ、ふろ、手すり、段差解消などの住宅改修について、1件 20 万円までの費用に対し 90%の保険給付をいたしております。また、障害者の自動車運転免許取得に対して 10 万円、障害者本人が使用する自動車の改造に対して 10 万円の補助があるほか、身体障害、知的障害または精神障害を有する者もしくはその方と生計を同じくする方が所有または取得する自動車のうち一定の要件に当てはまる場合に、自動車税の免除及び自動車取得税の免除を受けることができるようになっております。ご質問の民間へのバリアフリー化の補助金制度の拡充についてでありますが、現状の補助制度は障害者本人が対象とされているところであり、民間の事業者に対する自動車の改造や購入資金及び店舗等のバリアフリーに要する工事費等には補助制度がないのが現状であります。町といたしましては、今後とも障害者の日常生活援助という観点から、障害者個人または世帯に対する補助を考えており、民間の事業者におかれましては、町融資制度の活用などで対応していただきたく、民間の事業者への補助制度の創設は現在のところは考えておりません。ご質問の5点目、「(仮称)みんなにやさしいまちづくり条例」の制定についてであります。ご質問のみんなにやさしいまちづくり条例につきましては、既に制定された自治体においては、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、すべての人が個人として尊重され、あらゆる分野の活動に参加できる機会がひとしく与えられる社会を目指し制定がなされたものであります。障害を持った方のみならず、高齢者から幼児に至るまで、すべての町民の皆さんが安心して日々の生活ができる環境を整えることは、町の重要な責務であると考えておりますので、今後、先進地の事例等を参考にしながら、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。以上で、堀川議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 5番 堀川貴庸
では、改めまして質問をいたします。昨年の政権交代によって、今回お尋ねをしました分野におきましても、制度設計が大きく変わるというような答弁でありました。というか、私の個人の感想では、すぐにでも変化が生じるのかなというふうにも思ってはいたのですけれども、どちらかというと、議論がスタートしたばかりなのかなと、そんなような印象を受けました。おおよそあと3年以内でしょうか、2012 年度に廃止された上でということでしたので、3年以内なのかなという感じはしますけれども、その後、その新しい制度が実施・展開されていくということですけれども、まだ具体的なところが見えていないというようなところは自治体としても非常に福祉行政を進める上では、苦労されているのかなというふうに心配をしているところです。課題については、ある程度把握されているというふうに受けました。それで、その受益者負担の軽減にも取り組まれておりますので、その部分は評価したいというふうに思います。ただ、今後、受益者負担の軽減にも取り組むという意味でも、福祉分野において、財政支出の増加がやっぱり見込まれるだろうと。本来であれば一日でも早くその新しい制度に移行されるのが望ましいというふうに思いますけれども、その期間までどの程度財政上影響が出てくるのかなと。あるいは、どの程度負担を見込んでおれるのかなというところを、まずお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたように、現在、障がい者制度改革推進会議が開かれておりまして、この中で 17 項目あたりの課題を整理する作業が進められているようでありまして、利用者負担の軽減もそうでありますし、もう一つは、いわゆる国と地方の財政負担のあり方というようなことも当然検討の事項になっているわけでありまして、こういったことの中で、今、具体的に幕別町が、我が町がどの程度の負担増になるか、あるいは負担減になるかというところまでは、まだ具体的なものは出ておりませんけれども、先ほど申し上げましたように、12 年までの間の町の負担、あるいは地方の負担ということは、これ以上は多くならないためにも、一日も早い制度の見直しが必要だろうというようなことは、これは実は町村会等の要望の事項の中にも入れていただいて、今、運動をしているところでありますので、引き続き進めていきたい、要望活動を推進していきたいというふうに思います。ただ、国も、この間のを聞きますと、社会保障費が黙っていても1兆 3,000 億円だかふえるというようなこの現状の中で、本当にこれどの程度軽減が可能なのかというところは、今の段階では正直まだ見えていないのが実情だというふうには思っております。
質問 5番 堀川貴庸
本当にどの程度、その具体的なところが見えてこないので、町長もなかなか苦慮されているとは思いますけれども、移行されるまでの間、職員の方々、町長を筆頭にその取り組みに期待をしたいというふうに思います。福祉を含めまして、教育、環境といった分野というのは、これからも一定程度集中して予算投下をしていく時代に突入したというふうにも思っています。今回は、福祉の分野についてお尋ねしているわけなのですけれども、やはり一言で福祉といっても、とてもすそ野が広い政策課題ですから、庁舎内においても、実務上は福祉課あたりを中心に事務的なことを取り扱うことになるでしょうけれども、実務だけではなくて、部や課にこだわらないで、先ほどバリアフリーの理念ということで申し述べましたけれども、答弁にあるようなバリアフリーの理念については、全く意を同じくするものです。その共有を一層進めるということで、意を用いていくという答弁ですので、それらにも期待しながらも、やはり各部署ごとに、その理念に基づいてできることをやっていくということだけでも、より一層我が町が福祉のまちづくりに進めていくというか、つながっていくのではないかなというふうにも、ちょっと抽象的な表現になってしまいましたけれども、そんなふうに考えましたので、私はそんなふうに考えましたので、私はそういうふうに考えるのですけれども、この点、町長どういうふうにお考えになりますか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
お話ありましたように、福祉課でやることだけが福祉ではない、これは教育委員会で行うこと、あるいは道路を整備すること、あるいは公営住宅の整備、いずれにも福祉にかかわる、あるいはバリアフリー等にかかわってくるものはあるのだろうというふうに思います。ですから、それぞれの課が、それぞれバリアフリーなり、福祉に対する理解を深める中で、やはり町民の皆さんのためにどうあるべきかということを考えていかなければならないのだろうと思いますし、そういったものをお互いが共有することによって、いろんな事業にそういう効果があらわれてくるのだろうというふうに思っておりますので、いろんな施設をつくる、あるいは設備に当たっても当然のことながら、いろんな協議を進めながら、連携を密にしながら、これからも町としての対応をしていなければならないものだというふうには思っております。
質問 5番 堀川貴庸
より一層その福祉の理念の共有化に意を用いていただきたいというふうに思います。また、そのことによって、その3番目の項目にあるように、高齢者の孤立を生まない取り組みにつながっていくというふうに思っています。もちろん施設における段差解消だとか、手すりの設置などもバリアフリーなのですけれども、それらに加えて、自立支援ですから、食事の配送提供だとか、あと図書館では、たしか活字の大きい本を結構入れられましたよね。そういう形にはならないかもしれませんけれども、そういうものも含めてバリアフリーに町としては取り組んでおられると思います。これからはどうかというと、地方自治体に求められるのは、その住民同士のつながりが希薄にならないような取り組みも必要かなと。それが孤立を生まないような取り組みにつながっていくというふうに、今回ちょっと問題提起というか、質問させていただいていますけれども、そういうサロンが開設されるというふうに答弁にもありましたので、すごく喜ばしいことではあるのですけれども。そういった状況から、住民同士が気軽に集まれる居場所づくりをつくり上げてきている自治体やいろんなところもありますので、それらの支援もできればお願いしたいなというふうにも思います。また、町長は一貫して協働のまちづくりに取り組まれておられまして、北海道はそもそもがもう冬はバリアだらけというか、建物は高層建築物ないかもしれませんけれども、面積が広いということは移動に伴う距離感というのは相当なバリアだろうというふうにも思います。物理的なバリアの解消の前に、先ほど住民同士のつながりという意味で、協働のまちづくりの精神にのっとって、住民のつなぎというのか、つながりが再発見できるような事業の推進に意を用いていただきたいというふうにも思うのですけれども、いかがなものでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
老人のみならず、いわゆる住民間のコミュニティということは非常に大事なことだろうと思っていますし、まちづくりを進める上では、やっぱり地域の活動というのが原則基本になるのだろうと。きのうの新聞でしたでしょうか、音更町も町内会の活動、組織率が 70%になったというようなことが出ていました。大変寂しい思いもしますし、もう一つ、私もこの間びっくりしたのですけれども、老人クラブの連合会の皆さんが来て、一遍に老人クラブの会員数が 200 人減った。今は、全国的に老人クラブに入る人がだんだん尐なくなってきている。これらも、いろいろ要因はあるのだろうというふうに思いますけれども、先ほどのお話にもありますように、一人で自分だけの生活、自分だけの空間に閉じこもらないで、何とか大勢の皆さんと交流をする中で元気に過ごしていただくことが何よりだと思いつつも、そういうような老人クラブのいわゆる組織率がもう 50 を割ってしまっている。いわゆる 65 歳以上の高齢者に対して、今、四十数%しか老人クラブに加入していない。そういった面では、我々もまだまだ行政としてもやらなければならないこともあるのかもしれませんけれども、今お話ありますように、何とかこう多くの高齢者の方々に社会参加をしていただく、そういったことにもこれから、当然のことながら地域の皆さんあるいは福祉団体やボランティアの皆さんの協力いただくこともあるかと思いますけれども、それらを含めて、先ほど来申し上げております、今、地域福祉計画というものの策定に当たっているわけですけれども、そういったことも、これからの計画の中に生かされるように、また私どもも努めていきたいというふうには思っております。
質問 5番 堀川貴庸
今、町長お答えになられましたように、町ぐるみで福祉について取り組まれるということに期待したいと思います。先ほどボランティアサークルのでんでん虫の会というところで、地域の近隣センターを会場に交流の場を開設されているということでした。よりどころと言ったら若干大げさかもしれないのですけれども、そういう集える場所が町内にできたということは大きな一歩だと思いますし、本当に喜ばしいというふうに思います。ただ、いずれはもう尐しこういう場が必要になるのかなというふうにも思います。地域内の小さな交流拠点が幾つか将来できることを切に望みながら質問させてもらうのですけれども。そして、その4点目に民間事業者へのバリアフリー化の補助制度なのですけれども、これも将来的な課題だろうというふうには思います。現状では考えていないという答弁でしたけれども、先ほどご紹介したように高齢化率がやっぱり 50%を超えているような公区もやはり出てきているわけで、今後、高齢化に伴うような身障者手帳の保有率といいますか、発行率といいますか、そういうものの高まりが予想されておりますので、安心して住むことのできるまちづくりへの配慮がもう尐し目に見える形で進められると、今健康な方々の将来的な不安もいささか払拭されるのかなというふうにも思います。その一つに、取り組みを広げる、あるいはその取り組む意思のある事業者の育成が求められるような時代に入っていくように思いますけれども、そうした取り組み自体は町としても否定するものではないと思いますので、他の自治体の取り組みを調査・研究していただきながら、現状では財政にゆとりはないかもしれませんけれども、今後に向けて頑張っていただきたいと思いますので、その点、町長いかがだと思いますか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
民間に対する補助を考えていないというようなことの答弁だったのですけれども、この民間という言葉も、例えば個人が住宅をやるとかというような場合にはどうなのか。もう一つ広げて、いわゆるJRの駅を、郵便局を、あるいは病院といいますか、バスの待合室だとか、そういうところをいわゆる公共的な施設といいますか、そういったものが本当にバリアフリー化するときに町としてそれらの支援することは可能ではないかと、そういう自治体も実際あるやにも聞いております。お話ありましたように、これからだんだんそういうことが必要になってくる時代でもあろうかと思いますので、十分そういった先進地の事例なんかも、今後、研究をさせていただきたいというふうに思います。
質問 5番 堀川貴庸
それでは、最後の点、「みんなにやさしいまちづくり条例」制定の考え方についてなのですけれども、特に我が町においては、豊かな自然、それから農業を中心とする産業全体というのが、心も体もバリアがなく、だれでも一つになって取り組みをしていく、そんな考え方になるのかなというふうに思っています。たまたまちょっと見てみたところ、岐阜県の高山市の取り組みを紹介させてもらうのですけれども、高山市はさらにそこに観光をプラスして意欲的に取り組んでいる。タクシーの改造事業への補助だとか、あるいは宿泊施設内での弱視者のための専用ルームだとか、車いすの人向けの入浴装置の設置補助だとか、そういう住みよい町というのか、障害者でも行きたくなる町というものを目指して取り組まれているようです。いずれにしましても、福祉という分野は、町長言われたように多方面にわたりますから、終わりなき政策課題なのだと思いますけれども、そもそもそのバリアというのは何だろうという原点に立ち戻る場面も必要だと思いますし、先ほど申し上げました健常者と障害者との間のバリアを取り除くためといいますか、相互理解を深めることがますます重要だというふうに思います。暮らしの豊かさだとか、心の豊かさを求めていわゆるバリアフリーな人と人との関係づくりができるような取り組みに意を用いていただきたいというふうにも思いますけれども、町長はどのようにお考えになるのか、お伺いしたいと思います。それから、町の責務として住民が安心して日々の生活ができる環境を整える、日々の生活ができるというような表現で、それも重要であるというふうにも思います。そのことはシンプルに評価したいというふうにも思うのですけれども、あえてもう一言言わせていただけるとすれば、住むことのできるまちづくりというよりは、住みたいと思うようなまちづくりも、そういう観点も含めて、これからご尽力もいただければなというふうにも思っておりますので、その点、町長どのようにお考えになりますでしょうか、お伺いします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今の高山の例がありました。私どものところに、これは岡山県津山市でしょうか、ここの「人にやさしいまちづくり条例」というのがありますけれども、要するにやはり人と人とのかかわり合い、いわゆるノーマライゼーションもそうでしょうけれども、やはりそこに住む人たちが一つになってまちづくりをする、いわゆる障害者にも高齢者にも子供たちにも優しいまちづくりを進めるというのが条例の基本にある。そして、そのためにいろんな施設の整備だとか、道路や社会資本の整備に当たっていくということが基本だろうというふうに思います。確かにそういった中で、だれもがここに住んでいてよかったと、あるいは住みたいという、そういうまちづくりになるように我々もいろんな面で努力しなければなりませんので、お話しいただいたこと、あるいは我々の内部で得た資料をもとにしながら、さらに調査・研究を進めさせていただきたいというふうに思います。
質問 5番 堀川貴庸
最後に、町長と私の間にはバリアはないと思いますので、今後の頑張りに期待して終わります。以上です。