音更町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月11日
本町における森林の実態と環境保全対策について
2007年12月11日、音更町議会の一般質問で、小針豊議員が「本町における森林の実態と環境保全対策について」質問し、町長 山口武敏、経済部長 川上雅二が答弁しました。
- 質問者
- 小針豊 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、経済部長 川上雅二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 小針豊
さきの通告に基づきまして、本町における森林の実態と環境保全対策について一問一答方式で質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。私たちの住む北海道の森林面積は約554万ヘクタールありまして、北海道の総面積の71%、およそ3分の2に当たります。これを道民1人当たりに換算しますと1ヘクタール保有していることになりまして、これは全国平均の約5倍で、日本の森林面積に占める割合も22%を占めております。中でも国有林、道有林の占める割合が全国に比べて著しく高いのが特徴であります。森林は、御承知のように、国土の保全、水資源の涵養などとともに地球温暖化防止などに大きな役割を担っております。また、近年、自然災害が多発する中で、洪水や土砂災害などを防止する機能を持ち、その自然環境の多様性は、さまざまな生物の生息地でもあり、国民の潤いと憩いの場でもあります。しかし、高齢化や過疎など、林業を取り巻く環境の悪化や、違法伐採など山林の荒廃が深刻化しておりまして、森林の維持、回復など森林整備が喫緊の課題となっております。また、地球温暖化による猛暑や渇水、集中豪雨などの異常気象に対する森林整備の重要性とともに、自然環境や生活環境における安全・安心の確保に対する国民の期待と関心は大変高まっております。折しも北海道におきましては、ことし6月の全国植樹祭に引き続きまして、来年の7月には洞爺湖サミットにおいて温暖化問題が重要なテーマとして予定され、二酸化炭素削減が大きな課題となり、地球環境を守る行動への期待がますます大きくなっております。以上、申し上げましたように、森林は、環境保全や温暖化防止など、公益的かつ多面的な機能を担っておりますけれども、本町における森林の実態と環境保全対策の考え方、あわせて今後の取り組みについてお伺いするものであります。その1番目といたしまして、町内における、これは国有林、町有林、民有林の面積、そして蓄積、伐採面積、植栽面積、これは造林面積です、それと、山林所有者戸数などの近年の推移と傾向についてお伺いいたします。2つ目、国産材が長期にわたって需要と価格が低迷する中にあって、生産者が山林の管理に意欲を失い、適切な森林の育成、整備の停滞を招き、森林の持つ多面的機能が低下している現状についてどのように受けとめられておられるのか、お伺いいたします。3つ目、公益的かつ多面的な機能を持ち、先ほど申し上げました道民1人当たり1ヘクタールとも言われている森林面積を今後とも維持することは、環境保全の観点からも極めて重要な課題でありまして、今後も計画的、積極的に造林、植栽を推進するべきというふうに考えますが、見解をお伺いいたします。最後、4つ目、森林所有者の高齢化が進む中で、本町林業における今後の振興方策についての考え方をお伺いいたします。以上であります。御答弁のほどよろしくお願いします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
本町の森林の実態と環境保全対策に関する御質問についてお答えいたします。初めに、町内の森林における山林所有者の戸数、面積、蓄材量、伐採面積、植林面積の推移と状況についてでありますが、本町の森林は、平成18年北海道林業統計では面積が1万1,891ヘクタールで、内訳は、国有林が51ヘクタール、私有林が1万107ヘクタール、町有林が1,733ヘクタールとなっております。蓄積量は174万2千立方メートル、山林所有者数は957名であります。伐採と植林の推移につきましては、私有林と町有林を分けて、伐採、皆伐面積でお答えさせていただきます。私有林の状況につきましては、平成14年度の皆伐面積11ヘクタール、植林面積が42ヘクタール、15年度の皆伐が15ヘクタール、植林が28ヘクタール、16年度の皆伐が14ヘクタール、植林が63ヘクタール、17年度の皆伐が29ヘクタール、植林が13ヘクタール、18年度の皆伐が28ヘクタール、植林が39ヘクタール。町有林につきましては、平成14年度の皆伐面積が3ヘクタール、植林面積が4ヘクタール、15年度の皆伐が3ヘクタール、植林が4ヘクタール、16年度の皆伐が1ヘクタール、植林が21ヘクタール、17年度の皆伐が3ヘクタール、植林が15ヘクタール、18年度の皆伐が2ヘクタール、植林が3ヘクタールとなっております。年度により伐採と植林面積に大きなばらつきがありますが、これは、平成14年10月の台風21号の跡地整備などによるものであります。また、町有林につきましては、森林整備計画、森林施業計画に基づき、造林及び保育管理を実施しております。次に、生産者の森林管理の現状に対する認識についてでありますが、本町の森林面積1万1,891ヘクタールのうち無立木地面積が約260ヘクタールで、その比率は2.19%となっており、道内及び管内と比べほぼ同じ傾向になっております。なお、この無立木地面積の中には天然更新の森林も含まれており、一概に荒廃地とはなっておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。御指摘のとおり、森林所有者は高齢の方が多く、木材価格も低迷しております。森林は植えてから伐期まで40年から60年と長い年月を要し、世代も子や孫へと受け継がれていく中で、今の地域経済、所得の地域格差を考えますと、森林への投資が厳しいことは十分承知しております。森林の多面的機能を享受しているのは、一人森林所有者だけではなく、全国民が等しく受益しているわけでありますので、国に対し、森林所有者が意欲を持って林業に取り組める施策展開を求めてまいりたいと存じます。最後に、今後の計画的な植林と町の林業振興方策の考え方については関連がありますので、一括してお答えさせていただきます。本町の森林は約4割が人工林で、残り6割が天然林となっております。これを樹齢別で見ますと、人工林では30年生から45年生が最も多く、全体の約57%を占めており、今後、これらの樹木の伐採が多くなってくるものと認識しております。森林は、木材を生産するほか、水資源の確保、災害防止、生活環境の保全など、いろいろな目的を持っており、地球温暖化の防止にも大きな役割を果たしております。特に、「京都議定書」という国際的な取り決めがなされ、温室効果ガスの吸収源として重要な役割を担っているところでもあります。木は植えるだけではなく、それを管理し、手入れすることが大変重要であると考えております。なお、北海道では「人工林資源管理対策プロジェクトチーム」を水産林務部内に設置し、十勝支庁でもプロジェクトチームを立ち上げ、カラマツの主伐時期の見直し、植林によらなければ的確な更新が困難な森林の指定など、資源の保存と計画的伐採の推進について市町村と連携し、取り進めることとなっております。緑豊かな森林資源を後世に受け渡すためには、計画的な植林と維持管理が重要であると考えております。このため町では、森林整備計画、森林施業計画に基づき、21世紀北の森づくり推進事業、私有林除間伐推進事業、地域森林管理推進事業などの各種補助事業を活用し、適正な維持管理を進めております。今後とも森林組合と連携を密にし、取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
質問 1番 小針豊
ただいま町長から一定の答弁をいただきました。そこで早速、質問に入らせていただきます。今、我が町の森林に関するデータをお聞きいたしました。それで、このデータから読み取れることなんですけれども、森林面積という部分では、実は僕もいろんな資料を調べましたが、幸いにも本町も、十勝全体もそうなんですけれども、面積的にはそんなに落ちていないし、やや微増という傾向にあることがわかりました。それとあわせて十勝という視点で見ますと、私もちょっと勉強不足だったんですけれども、全道の12.5%を十勝で占めておりまして、一番多いのは上川、そして網走ということで、十勝が全道では3番目にランクされていることがわかりました。それから、蓄積の関係なんですけれども、これも今お話申し上げましたように、支庁別に見ても、十勝は網走に次いで多くなっております。先ほど町長からも御答弁ありましたように、人工林の部分で見ますと、お話にありましたように、31齢級から45齢級が全体の半分を占めています。なおかつそれ以上、46齢級以上も16%ありまして、一般の民有林の蓄積が近年増加しているということでありますから、先ほど答弁にありましたように、今後、それらの齢数の高い部分の伐採が進むんでないかなというふうに受けとめているところであります。それから、現状の伐採面積を見ますと、近年、少し減りぎみなんですけれども、台風の影響等もありまして一時的にはかなり伐採もされておりまして、一番ピークだったのが昭和36年ごろだったんですけれども、今の段階ではかなり落ち込んではいますけれども、若干ふえてきているという傾向にあるようであります。しからば、植林の関係、造林の関係はどうなるかという部分でありますけれども、ちょっとまずいんですけれども、この辺は昭和44年度あたりを境にしてどんどん減少しておりまして、17年度で見ますと、44年に7万2千ぐらいあったのが、6,400まで落ち込んでいるということであります。これは造林の関係です。要するにかなり減少しているというふうにも受けとめられます。それから、若干お聞きしたい部分があるんですけれども、いろいろ調べていくうちに、なかなか複雑なもので保安林という部分もあるんですけれども、保安林ということの認識がちょっと僕、不足しておりまして、後で気がついたものですからあれなんですけれども、音更町の保安林の実態というか、わかりましたらお願いしたいのと、あと、耕地防風林、ここはどちらかというと十勝は農業地帯でありますから、比較的昔から耕地防風林の多い地帯だというふうに認識しているんですけれども、耕地防風林は本町の場合、どの程度あって、経緯ですね、昔は大分多かったように思いますけれども、いろいろ畑作農業あたりが大規模化することによって、かなり、大型機械の導入によって支障を来すということで伐採をされた経緯があります。そこら辺についてお知らせをお願いしたいと思います。とりあえず1問目については、この程度にします。
答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)
本町におけます耕地防風林の関係でございますけれども、町有林、それから私有林、国有林も含めまして、おおよそ647ヘクタールとなっているところでございます。その他の保安林につきましては23ヘクタールとなっております。耕地防風林でございますけれども、町有林につきましては598ヘクタール、それから私有林につきましては36ヘクタールとなっておりますが、この私有林の耕地防風林につきましては、以前よりかなり減少しているところでございます。なお、年間の数字がちょっと持ち合わせておりませんけれども、私有林の耕地防風林につきましては減っている状況下にあります。また、防風林でございますけれども、国有林につきましては13ヘクタールというふうになっておるところでございます。
答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)
町長から答弁させていただきました森林面積の中には、耕地防風林、保安林等々も入ってございます。
質問 1番 小針豊
わかりました。ちょっと気がかりなのは耕地防風林が伐採されるということでありますけれども、心情的には農家の方の気持ちもわからないわけではありませんけれども、かといって耕地防風林がなくてもいいということにはなりませんし、一定の期間が来ましたらやはり更新ということも、やっぱり農家の人は知恵としてわかっているはずですので、ただ、やみくもに畑を広くすればいいということにもならないのかなと思います。過去に結構、農作業、春先あたりで風の被害をこうむったという経験は、農家の方なら、しているかと思います。実態と傾向については、この程度にしておきます。次の2番目の質問であります。一定の答弁はいただきました。現状認識については、町長もおっしゃったとおり、私も変わりはありません。それで2番目につきましては終わりにしまして、3番目の公益的かつ多面的な機能という部分で、今後も計画的に造林・植栽という部分で、若干、ここの部分につきましては町長からもお話がありましたので、ちょっとかぶる部分もありますけれども、申し上げたいと思います。先ほど冒頭でも触れておりますけれども、実は地球温暖化防止対策を話し合う、国連の気候変動枠組み条約第13回締約国会議という難しい名称なんですけれども、俗にCOP13なんですね、今。これが、この3日から14日までインドネシアのバリ島で今やられている最中です。これは、2013年以降のポスト京都議定書の枠組みについて、熱い論争が恐らく展開されるだろうというふうに私なりに思っています。実は先ほども申し上げました、途上国での森林破壊による森林減少が重要な課題になって、二酸化炭素を吸収する森林が、違法伐採だとか、新規開発、土地の開発ですね、あるいは火災、結構起きています、急減して、逆に、減少させなければならない二酸化炭素が排出を加速しているという状況。世界の二酸化炭素の8割方は、石炭だとか石油など化石燃料の燃焼で出されているんです。よって、森林減少に伴う放出の2割にもなるというふうに言われています。世界の森林は、実はこの5年間で約35万ヘクタールも減っているという統計もあります。これは、言い方をかえれば、ドイツの国が毎年なくなっていくというような状況になるというふうに言われています、ドイツの国の面積がね。一方、日本では、平成17年の京都議定書によりまして、平成2年を基準の年として、実はこの20年から24年までの5年間の温室ガス排出量6%削減を公約しております。平成17年の温室効果ガス排出量は、基準に比べ、残念ながら7.8%上回る状況にあるというふうに最近の新聞報道等でも言われております。ということから、京都議定書の目標達成というのはこのままでは極めて困難な状況にあるようで、このままでは13.8%の削減が必要になる。しかしながら、このうち森林として吸収する、吸収源対策として与えられている枠は3.8%ですから、3.8%を除いても10%の削減が必要になるということになるわけです。また、森林吸収源対策としての3.8%分、これは森林吸収目標、俗に、これはこの間も意見書等で上げておりますけれども、1,300万炭素トンという、現在の森林整備状況ではとても追いつくものではありません。現在の状況でも110万炭素トンが不足すると言われておりまして、全国でこれから6年間にわたって毎年20万ヘクタール、合計で120万ヘクタールの森林整備が必要と言われているわけです。よって、森林保全という部分では大変重要な課題であるというふうに私は認識しております。なお、今月は、私もちょっと知らなかったんでけれども、地球温暖化防止月間ということになっているそうでございます。地球温暖化対策は国際社会の重要かつ最大の課題であります。一刻の猶予も僕は許されないというふうに思いますし、実は暖房需要などで1人当たり二酸化炭素排出量が全国平均の約1.3倍と言われる北海道でも、排出削減の取り組みは喫緊の最重要テーマであるというふうに考えておりますが、この辺の考え方、認識について、改めて町長の方からお答えいただければ幸いというふうに考えております。2つ目には、実は私は、温暖化対策のこともあるんですけれども、温暖化対策は非常に幅広い分野にわたりますので、それをやりますと時間が何ぼあっても足りませんので、森林に特化して質問をさせていただきます。2番目というか、今の質問に続いての質問です。実はうちの町の総合計画でも、目を通しましたら、しっかり、先ほど町長もおっしゃっていましたように、明記されておりまして、自然にやさしいまちづくりの環境保全に関して、豊かな自然を将来に引き継いでいくため、森林、河川などの自然環境の保全と再生が必要とし、基本方針では、豊かな自然環境を可能な限り保全し、次の世代に引き継ぐ、緑豊かな潤いのあるまちづくりを進めるというふうに書いてありまして、施策の中では、自然保護への町民意識の高揚に努めるというふうに書いてあります。そこで、自然環境の保全と自然保護への意識を高めるために、地域住民による森林を活用した森林活動を促進し、日常的に自然に親しむ機会をつくるための方策として、これは例えばの話ですけれども、例えば森林学習、河川学習、森林ボランティア活動、森林レクリエーション、森林サポーター制度、自然観察会、学校での環境教育、さらには「みどりの日」緑化キャンペーンという形で町民参加の植樹祭、記念植樹、例えば結婚した若い、若いというのはちょっと余分ですけど、夫婦、それとお子さんが誕生したとき、あるいは、成人を迎えたときなどの記念植樹などの施策を研究、検討していただきたいと考えておりますけれども、いかがなものでしょうか。これは、私が言わんとすることは、要するに環境だとか自然に対する町民意識の高揚ということが第一にありまして、意識が高まってくれば当然、森林の大切さだとか、木を植えることの重要さとか、そういう部分がついてくるというふうに私は思っておりますので、この辺についての考え方をお伺いしたいと思います。とりあえずその2点についてお願いします。
答弁 経済部長 川上雅二(経済部長は2009年3月まで)
1点目の地球温暖化に対します森林の役割でございますけれども、議員おっしゃるとおりというふうに認識しております。林野庁としましても、それから北海道といたしましても、この地球温暖化対策での森林の、道有林の基本計画、造林事業計画を立てております。また、森林だけでは二酸化炭素の抑制ができないということで、最近では畑地といいますか、森林による二酸化炭素の吸収と、それから畑地内での吸収、それから地産地消によるCO2の削減ということで種々検討しているところであります。また、2点目の記念植樹の関係でございますけれども、記念植樹につきましては、何か節目のあるときに実施するということで考えておりますけれども、この辺につきましては検討してみたいというふうに思っております。なお、北海道におきまして、森林に対する意識高揚といいますか、その環境面を考えた際に、今、北海道では森林環境税の導入の検討に入っております。広く道民に対しまして、森林の持つ多面的機能の意識啓発等々につきまして、森林環境税の導入の検討に入っているところでもございます。また、記念植樹、地域住民の自然学習の場でございますけれども、本年、温泉のところの山林で植樹祭を実施しております。それら等々で、事あるごとに自然観察会だとか、そういうものも実施してまいりたいというふうに考えております。
質問 1番 小針豊
ありがとうございます。それで、今お答えいただきましたように、一定の、この部分に関してはやっぱり行動を起こさないことには始まらないというふうに思うんですよね。小さなことでもいいから、やっぱり町民の多くの方にこういう状況をわかってもらうために、少し前へ一歩踏み出すというか、そういう行動計画という部分をやっぱり持ち合わせていかないと、木というのは、先ほどから言われているように40年もかかる話ですから、そんなことを考えたら大変長期的なプロジェクトになるわけでありますけれども、かといって当然一気にできるものではありませんので、地味な分野かもしれませんけれども、今後とも継続的に森林に対する投資はやっぱり続けていくべきだというふうに考えます。私の言わんとするところの中で、実は4番目、4)の質問なんですけれども、これも大変状況としては好ましくないんですけれども、音更の森林といえども、実は大きな規模で森林経営をされている方というのはそんなに多くないわけでありまして、どちらかと言えば零細というか、小規模の方が多いわけです。よって、なかなか森林に手をかけるということができなくなっておりまして、おまけに高齢化が進んでおりますから、より一層そういう傾向が出ます。そういうことになりますと、当然管理、40年間もかかるやつですから通常の管理がなかなかできない、手が回らないというか、そういうような状況にあることは間違いないのかなというふうに思います。幸い今回、森林組合の合併等もありまして、また新たな展開になっていくのかなと思います。そういう中で、より合併のメリットを最大限生かして、音更の森林に対する貢献がより高まるように期待してやまないものであります。最後になりますけれども、私は、基本的には、切った木はまた植えるということをやっぱり原則にしなければならないのかなというふうに思っております。切りっ放しで放置するということは、やっぱり環境とかいろんな面からも、そういうことにはならないのかなというふうな理解をしているところでございますので、どうか今後とも森林という部分に対する施策の展開を後退させず、そうかといって積極的にと言いたいけれども、なかなか事情もありますから、継続的に、長い目で見ていただいて進めていただくようにお願いを申し上げまして私の質問を終わりとしますけれども、何かございましたら、この際お願いします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
特別あるからここに今、立ったわけではございませんけれども、議員がおっしゃることはやはり長い取り組みでございます。そうかといって経済性だけを先行させれば、なかなかこれらの植林というものも手がついていかない。需要と供給というものが経済を支えておりますし、今、木材市況そのものがそれだけの利潤が上がるような産業ではないというようなことであります。しかし、今、中国が非常に発展しているというようなことで、木材だとか、いろんなものもまた需要がふえてきているという話も一方でするわけでございます。いずれにしましても、この一般質問でテーマをいただいて、小さいながらも毎年毎年これを継続でつないでいく、そのことによって将来的には、総合計画の中に出ておりますけれども、この音更市街、できることであれば緑の樹木に包まれた中に町がある、こういうような計画の中にも入っているわけでございます。一遍に植えたからって一晩に1メートル伸びるものではございません、40年、50年とかかるわけでありますから、これは一つの息の長い計画でやはり進めていかなければならない。一時、これは余計な話でありますけれども、音更町の将来財政、この木材によって、交付金を、地方交付税をもらわなくてもいいような、そういうまちづくりをしようじゃないか、今から50年前にそれを唱えた人がおりまして、しかし、木材市況の中でもカラマツがこういうような状態でありますから、なかなか夢も消えてしまったわけでありますけれども、今ではやはりこれは損得勘定ではなく、全世界の人たちがやはり真剣に取り組んでいかなければ、最後は自分たちの命にかかわってくることだと、そういうことでございまして、ただ、人間の病気も、健康であるありがたさも、病気してみなければその気持ちがわからないようなもので、これあたりは相当、一つの教育の中にも是非取り上げていくべき価値のある将来的な課題ではないかなと、そんなふうに思っております。そういう中で、行政にあって何ができるかと、こういうことも当然考えていかなければなりませんし、さっき部長が申し上げましたように、小さくてもいいから毎年毎年、何かその延長線でつないでいくというか、そういうようなこともやはり一つ必要だと思いますし、環境的なこともあって、公共施設の中で、まだまだ本当の本来的な活用まではいきませんけれども、公共施設の中にはできるだけそういうものを1つでも2つでも取り入れながら、日ごろ、町民の中でそういう親しさを感じながら、また、その必要性を認識していただく、こういうことも取り入れながら取り組んでまいりたい、そのように思いますので、議員の力もひとつお貸しをいただきたい、そのように存じます。