みんなの議会

音更町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月26日

防災対策と危機管理について

2003年9月26日、音更町議会の一般質問で、小針豊議員が「防災対策と危機管理について」質問し、町長 山口武敏、総務部長 赤間義章、助役 藤井勉が答弁しました。

質問者
小針豊 議員
答弁者
町長 山口武敏、総務部長 赤間義章、助役 藤井勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 小針豊

今定例会一般質問、13名の一番最後でございますけれども、大変お疲れのところ申しわけないのですけれども、しばしおつき合いをお願いしたいと思います。既に御承知のように、今朝4時50分ごろに、十勝沖を震源地とするマグニチュード8クラスの地震が発生しまして、本町でも震度5強となり、その後も余震が続いております。まさに50年前の十勝沖地震に匹敵するものというふうに思われます。よって、太平洋沿岸の自治体は、被害状況の掌握と対応に現在追われていることと思います。実は、私の家でも、食器棚の食器が飛び出し、散乱したり、書棚の上のものが落ちたりして、一時は本当にどうなるかと不安でありました。一瞬、50年前の十勝沖の地震を思い浮かべたほどでありました。皆さんはどうでしたでしょうか。今は、ただ町民の皆さんの被害が最小限にとどまってほしいことを祈るのみであります。不幸にして被災された方には、心からお見舞いを申し上げる次第であります。折しも今回の一般質問の内容と重なり合ったことは、偶然なのか、複雑な気持ちを持ち合わせながら、通告に基づきまして、本題の質問に入ります。今回の質問は、防災対策と危機管理についてであります。さて、今月9月も間もなく終わろうとしておりますが、この時期に、例年日本列島に台風が襲来するシーズンでもあり、今年も先月10日の台風10号によりまして、管内においても、5名の尊い人命を失うという痛ましい災害が発生しましたことは、記憶に新しく、大変残念な出来事であります。被災された皆さんには、衷心よりお見舞い申し上げます。本町における過去の災害発生記録から見ますと、想定される災害としては、まず、自然災害として、暴風、豪雨、豪雪、洪水、地震などのほかに、冷害、ひょう害、霜害、地滑り、がけ崩れなどであり、このほかに人為的災害として大規模な火災があります。私たちの住む十勝地方においては、これまで台風による豪雨水害や火災、雪害、風害などの災害は、数多く発生はしていますが、その中で、1952年、先ほどから申し上げております昭和27年3月4日の十勝沖地震以来、半世紀ほど経過しておりますが、幸い、今日のことは、ちょっとこれ、原稿が前に書いておりますから、あれなのですけれども、大きな災害には見舞われておりませんけれども、今朝実は見舞われたわけであります。それだけに、日常的に防災や危機管理に対する意識が希薄になっているのではないでしょうか。災害の恐ろしさや心構え、備えについて、どの程度の町民の皆さんが認識されているのか、いささか不安が募るのであります。例えば、集中豪雨による堤防の決壊などによる河川のはんらんなどの局部的な災害ならまだしも、予想もつかない大規模な地震に見舞われた場合、多くの町民の皆さんは、パニック状態に陥るのではないでしょうか。電気、水道、ガス、電話などのライフラインや交通アクセスが遮断され、おまけに火災の発生も加わりますと、もはや町全体が完全に麻痺状態になり、住民は、何をどうすればよいのか、路頭に迷うことになるのではないでしょうか。この9月1日は、防災の日で、関東大震災の記念日でもありました。防災と危機管理は、町民にとっても自治体にとっても、避けては通れないテーマでありますので、この機会に、いま一度改めて皆さんとともに検証させていただくために、災害後に被災者を支援することも大切でありますけれども、災害があっても被害が出ないようにするための方策について考えてみたいと思います。第1点目として、特に近年の異常気象による集中豪雨等の被害は甚大でありますが、本町の行政区域内における河川、これは明渠、用排水路も含んで。橋梁、急傾斜地、山林などにおいて、恒常的に被害の発生が予測される危険箇所の実態掌握と、宅内道路の幅員が十分確保されていない住宅密集地域における地震、火災などの災害発生時の対応策及び防災対策はどのようになっているのかを、まずお伺いいたします。2点目として、先の台風10号による被害につきましては、町長から今定例会の冒頭におきまして、本町における被害総額は、およそ1億200万円に上ると行政報告がありましたが、今回の災害でも指摘されていますように、災害発生時における国、道などの道路、河川などの管理行政機関を始め、関係機関との連携体制の不十分さが問題視されていることを、町長はどのように受け止め、今後どう対応されるのかについて、考え方をお伺いします。次に、3点目といたしまして、本町におきましても、災害対策基本法に基づき、防災会議を設置し、災害に備えて地域防災計画が定められておりますが、会議の委員は、各機関の長が任命されており、実質的な住民参加はほとんどなく、そのため住民にはほとんど知られていない現状にあります。今後の防災、減災、災害を減らすということです。のためにも、自主防衛組織の育成など、積極的に住民参加の仕組みを取り入れ、活性化を図る必要があると考えますが、いかがでしょうか。最後に、災害は忘れたころにやってくると言われておりますが、いま一度住民の生命、身体及び財産を守り、災害や危機に迅速に対応するためにも、防災のあり方について、住民とともに検証していくべきであると改めて痛感するものであります。具体的には、災害発生時における行政の役割、住民の役割を明確にし、避難経路、避難場所の確認などの防災訓練、防災教育など、日常的に防災に対する啓蒙、啓発活動などによる防災意識を高める工夫が必要であると思いますが、防災会議の会長でもあり、災害対策本部長でもある町長の御見解をお伺いいたしまして、質問とさせていただきます。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

議員もおっしゃっておりましたが、今日の災害というものを身にしみて感じ、今日のための御質問で、心引き締めて今後防災に取り組めと、こういうことを感じるところでもございます。防災対策と危機管理についてお答えをさせていただきます。最初に、集中豪雨等により恒常的に被害の発生が予測される危険箇所の実態調査、実態把握と住宅密集地域における災害発生時の対応策及び防災対策についてでありますが、先般の台風10号による被害状況から判断して、今後、集中豪雨等があった際に、パトロールや監視を重点的に行う必要がある箇所としては、河川の樋門などが8カ所、明渠排水が17カ所、道路が5カ所、橋梁が6カ所、パークゴルフ場が4カ所の合計40カ所となっており、これらの地点においては、被害の発生が予測される段階から、早目の対応をしなければならないと思っております。このほか本町の災害予防計画の中では、河川の一流や堤防の決壊などが懸念される水防区域が9カ所、地滑り、がけ崩れ等の警戒区域が24カ所、土石流の危険、渓流警戒区域が9カ所の合計42カ所となっておりますが、これらについては、国や道が計画的に整備を進めていることなどから、先般の台風では、被害が発生していない状況にあります。また、住宅が密集している地域において、道路幅が狭いために、消防車などの大型車両が通行できない箇所については、現在ないものと認識しておりますが、一部には狭隘な道路を見受けられることから、万が一に備えて、音更消防署では、市街地内の道路網の把握を兼ねて、日常訓練の中で大型車両の走行練習を実施しているほか、消防署が一刻も早く被害現場へ到達できるようシミュレーションなども行っているところであります。ただ、災害発生時において、住民の円滑な避難あるいは迅速な救出活動を行うためには、道路の幅員が十分に確保されることが必要なことから、路上駐車の禁止を徹底するなど、地域の方々に理解と協力を求めたいと存じます。次に、災害発生時における管理行政機関等との連携についてでありますが、先の台風10号では、上士幌町と日高支庁管内において多くの尊い命が奪われました。亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、本町では、決してこのような惨事を起こすことのないよう、いま一度気を引き締めているところであります。特に、この台風10号では、行政機関相互のわずかな連携不備が大災害に結びつくことを改めて思い知らされたところでもあり、今後においては、今回の災害を教訓として、国、道など関係機関団体との連携状況を再確認するとともに、庁内部局間の連絡体制についても再点検を行い、より迅速、的確に対応でき得る防災体制づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。最後に、防災、減災のための住民参加の取り組みと防災のあり方については、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。災害発生時における行政の役割としては、地域防災計画に基づき、国、道、消防など、各関係機関と連携して災害の応急措置を講ずるとともに、住民への警報、避難命令、避難情報の提供といった広報活動や避難場所の開設など、災害対策全般における諸活動が上げられます。しかし、いざ災害が発生した場合には、行政だけの対応では、おのずと限界がありますので、地域の方々には、自らの命を自ら守る。自分たちの地域は自分たちで守るという精神のもとに、それぞれが指定された避難場所へ迅速に避難することをはじめ、高齢者や障害者など自力で十分な行動がとれない方々に対しては、協力して避難場所へ誘導するなど、自主的かつ組織的な防災活動が極めて重要な役割を果たすものと考えております。したがいまして、今後においては、地域住民による災害応急活動が円滑に実施できるよう、自主防災体制の整備、育成に向けた行政区単位での取り組みについて、行政区長会議などの場を通じて要請し、必要に応じて、行政区や連合町内会単位での防災教育や防災訓練などの出前講座を実施するとともに、町広報に防災の心得やそれぞれの避難場所などを定期的に掲載してまいりたいと存じます。また、まちでは、昭和38年災害対策基本法に基づいて、音更町防災会議を設置し、地域防災計画を定めているところでありますが、会議の委員につきましては、この計画が、国及び道の防災計画に即するとともに、計画の実施に当たっても、関係機関が一体化して防災対策などを行う必要から、現行条例では、指定地方行政機関の職員や陸上自衛隊の自衛官、北海道知事部局の職員などから任命することになっておりますので、御指摘のとおり、防災会議の委員としては、住民参加がなされていない状況にあります。しかし、今後、地域防災計画を見直す際には、可能な限り住民の意見が反映できる手法をとってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

再質問 1番 小針豊

答弁いただきました。再質問に入らせていただきます。第1点目の答弁に対してですけれども、第1点目の被害の発生が予測される危険箇所の実態について、ただいま答弁をいただきましたが、これらの危険箇所周辺の住民の皆さんは、日常的に、その実態を把握されているのかどうかということが気になるところであります。防災上の観点からも、情報の共有は大変重要であるというふうに私は考えますけれども、いかがなものでしょうか。また、一般的に、地域防災計画では、被災後の応急対策には積極的な対応がとられますけれども、予防対策、復旧、復興対策には、どちらかというと、目標が定まっていなくて消極的であり、軽視されがちであります。なぜかと申しますと、これは財源との兼ね合いが非常に大きく、財源の裏づけが不透明だからであります。予測される危険箇所における整備計画と、先ほど町長は、国や道が計画的に整備しておりますということでありましたけれども、今後の整備計画と進捗状況は、どの程度なのか。それと、今後のその部分の見通しについてと、答弁にありました、いろいろ危険箇所の中で、早急に対策を要する箇所というのはあるのか、存在しているのか、その部分についてお答えをお願いします。それと、これも1点目の答弁の再質問なのですけれども、町長から答弁いただきましたけれども、答弁の内容といたしましては、ちょっといささか頼りないというか不十分というか、ちょっと納得しづらい部分もありますので、申し上げますけれども、特に、これは地震の関係なのですけれども、特に本町におきましては、例えば中鈴蘭だとか南鈴蘭、公園下町、あの地区などだよ、ほかにもあります。など、住宅の密集地域における生活道路の幅員が極めて狭いのです。よって、大規模な地震、特に冬場の豪雪とか火災の発生など、防災対策は決して十分とは言えず、大変心配する地域であります。大規模災害に備えて、計画的に住宅地の再開発だとか区画整理をはじめ、建物耐震補強や不燃化、建て替え、道路の拡幅、公園などのオープンスペースの確保等の整備をすることによって、住民の生命、身体及び財産を守り、地域全体の安全性を高める対策が、当面私は急務であると思います。いろいろな事情があるのは重々承知でありますけれども、考え方をお聞きします。それから、2点目の答弁に対してなのですけれども、この部分は、一定のお答えをいただいておりますから、よろしいのですけれども、今回の台風災害をやっぱり教訓にしまして、危険箇所だとか被害が想定される箇所の再点検、確認を早急に実施されて、過去の被災履歴とかデータ、雨量データだとかをベースにして、判断基準の見直し等とか、道路の通行規制の拡大、強化をはじめ、パトロール体制の見直しを図る必要があるというふうに考えております。これは、あえて今私から申し上げなくても、御理解いただいていることかなというふうにも思いますので、特別何かありましたら、御答弁お願いしますけれども、よろしいかと思います。3点目ですけれども、これ、自主防災組織の関係なのですけれども、答弁にもありましたように、地域防災会議というのは、自治体、警察、消防、自衛隊、ライフライン機関などの各機関の長クラスが委員として任命されておりまして、実質的に住民が参加できる体制にはなっていないために、ほとんど住民に知られていないのが現状であります。しかしながら、近年の防災では、自助、共助が大変重要視されております。住民が防災政策の作成に主体的に参加する仕組みは、現在のところ十分ではありません。そこで、防災会議に住民の代表を入れたり、住民参加の仕組みを制度として保障する防災条例をつくる自治体も、実は出てきております。高齢化が進む中で、高齢者世帯の増加や1人暮らしの世帯、体の不自由な方もいます。災害の直後は、地域に住む住民が助け合うしかないのです。つまり日常的なコミュニティー活動が防災に大変大きな役割を果たすのは確かだというふうに考えます。是非今定例一般質問の中でも、パートナーシップとか連帯とか連携とかいう言葉が随分出ておりますけれども、是非住民参加の方策について前向きに検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。実は、この部分なのですけれども、まちの防災計画を目を通させていただきましたけれども、この防災計画の中にも、実は御答弁にあった、この自主防衛組織を立ち上げなければならないという部分は触れられているのですよ、ちゃんと載っているのです。ただ実行されていない。それは皆さんも御承知のように、この平成13年度に配布、全戸に配布されていると思うのですけれども、この防災のしおりの中にもきちっと書いてあるのですね。自主防衛組織で立ち向かうと書いてあって、自主防衛組織を作ろうと書いてあるのです。前置きは大変できているのだけれども、中身がついていっていない。非常に残念です。そういうことで、このことにつきましては、町長から考え方をしっかりお聞きしたいと思います。それから、今朝の地震でなおさら不安になったのですけれども、大規模な地震の場合、当然いろいろなことが起きるのですけれども、例えば、住民の避難に際しての心配なのですけれども、何というのですか、住民への警報だとか避難勧告、避難情報などの周知なのですけれども、例えば今朝の場合でも、私のところでも1時間ぐらい停電と、電話だめです。ライフラインがだめになってしまった場合、どうやって周知するかという問題、これは非常に私は気にしております。1戸1戸まさか職員の皆さん車で走っていってということにはならないでしょう、恐らく。心配されること、この先言うのですけれども、それから、どれだけの町民の皆さんが、本当に、自分がこういう災害のときに避難する場所とかを本当に理解しているのかということが非常に気になっています。何割の方が理解しているのか、本当に。避難経路もね、どこを行って、どういうふうにその場所行くかということ、本当に理解している人どのくらいいるのだろうかという不安があります。それとか、あと非常持ち出し品だとか備蓄品、この関係、これだって、果たしてどれだけの家庭で用意されているかということも気になります。それらのことについては、特別言及しませんけれども、いずれにしても、心配の種の中の一つであります。それと、お答えいただきたい部分で、あまり普段そういう経験しないから、想像もつかないのですけれども、例えば、大地震でパニックになって、避難先に避難しなければならない、それが1週間も10日もなってくるとか、そういうようなことを想定した場合、例えば食料の供給だとか給水計画、特に飲用水の備蓄あたりは、うちはできているのかどうかという部分です。それと、あともう一つは、大変心配になります。今回も地震です、今朝も。避難場所に指定されております公共施設、公共施設の耐震化というのは、どの程度進んでいるのか。全国的に見たら、半分しかないです。避難所の耐震化、5割しか整備されていない。うちも非常に心配です。そういう意味では。その辺は、お答え、もしいただけるのでありましたら、お願いします。それと、あと最後です。もう一つね、やっぱり日常的に防災に対する意識というかをやっぱり高める努力をしないと、なかなか普段はあまり頻繁に災害起きるところでありませんから、どうしても忘れがちになるというか、希薄になるのですね、心構えもすべて。例えば、今朝の地震あたりで、タンスが倒れないように措置している方どのくらいいます。あれも売っているのですよ、ホーマックかどこか行ったら。留めるように、倒れないように、とか、テレビの下の台とテレビとね、裏側でちゃんと接続するようになっているのですよ、つなぐように。いざというときひっくり返らないように。そういう備えって、どの程度できているかということを考えると、非常に心配になります。よって、防災に対する住民の意識啓発とか啓蒙活動は、絶対手をゆるめないで、今後とも充実、強化をしていくために、日常的に、例えばまちの広報紙、答弁にも一部触れられております。広報紙に、例えば9月は防災の日もあるのですから、9月あたりに年に1回ぐらいは載せるとか、あと毎月連載で載せていってもいいのですけれども、そういう工夫とか、先ほど言いました、これ、これね、大変立派なものだと思います。平成13年2月に配布されました。残念ながら、この中に記載された場所で、避難場所が今はないところも載っているのですよ。そんなことで、それはちょっと気になっておりまして、こういうことも方法としてありますし、ここにある地図に落としてある避難場所とか対象区域とかというの地図になっているのですよ。これだって、いってみれば、皆さん普段どうされているかわかりませんよ、本当は、いつも居間か茶の間の見やすいところとか、すぐ近くにかけておいて、いつでも見られるようにしておかないと、どこかにポンと入れてしまったら、もう終わりなのですよ。僕も今回これをきっかけに初めて見たのですから、正直なところ。僕もそういう意味ではあながち意識しているのですけれども、そういうことで、あとね、いろいろな工夫はあると思います。これは防災のしおりですよね。あとね、まちによってはハザードマップ作ったり、防災マップ作ったりとか、地震の多いところは地震マップ作ったりとかって、自分がそういう災害に遭ったときに、どうしたらいいとすぐわかるように、いろいろ工夫しているのですよ。だから、そういうことで、そういう部分の啓蒙活動をより強化してほしいと思います。以上、再質問とさせていただきます。

答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)

1点目の情報の共有の関係で、周辺の住民の方に危険箇所だという周知がなされているかという御質問でありますけれども、特に過去の状況を見ますと、住民に対し、そこにおられる方々に対して、危険区域ですよという周知は特にされていないという状況にございます。ただ、危険区域、傾斜地、傾斜角度がどうだとか、土石流が流れる可能性があるかという地域でございますので、その近辺には、あまりその場所には住んでいる方はおられない。ちょっと離れたところにいられますけれども、大量に土砂が流れていった場合には、可能性があり得るという状況のものでございまして、そういったところは、実際に住んでいる方でございますので、認識はされているのかなというふうに理解をしております。ただ、今後におきましては、周知を図るべきだなというふうに思っております。それから、私の方でお答えさせていただきますのが、あと3点目ですね、3点目の防災会議の関係でお答えさせていただきたいと思います。確かに住民の方々の参加をいただいて計画を策定しているという状況にはございません。御答弁申し上げましたように、今後におきましては、住民の方々の御意見もいただきながら、まさに行政と住民の方々と協力し合って対応していかなければ、実際には限界があるというふうに思っておりますので、是非そういう方向に持っていきたいというふうに考えておりますので、次回見直しをする際には、住民の方々も加えた中で作っていきたいというふうに、計画を作っていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。それから、4点目の住民の避難場所の周知の関係でございます。先ほど御質問の中でも、災害、防災のしおりでいろいろ説明していただいておりますけれども、平成13年に全戸に配布をさせていただいております。町民の方々が、実際にそれをどのように保管されているのか、災害のときに活用されるような状況にあるのか、ちょっと確認はできておりませんけれども、なかなか、印刷してお渡しすればいいというものでは、私どもないと思っております。常にそういった情報が身近に入るという、そういう状況をつけなければ、なかなかこういう冊子を差し上げても活用されにくい。どこかにしまってしまって、いざというときには活用できないということもありますので、これも御答弁申し上げましたけれども、町の広報を使うのが一番いいのかな。これは、もう定期的に、できれば年間通じた中で、そのシーズンに合ったもの、先ほど9月には台風というような話もありましたけれども、そういった時期に合わせたもの。更に地震に関しては、いつ来るかわかりませんので、そういった中では、地震については、もう機会を捉えながら、何月ということではなくて、そういう周知の仕方をしていきたいなというふうに思っております。それから、ライフラインが遮断されたときに、どうするのかというような話ですけれども、これは、職員が行って、まず広報するしかないのかな。住民の方々に声をかけるのが、まず先決であろうと。それが無理であれば、地域の方々にお願いするという方法もあるでしょうし、あるいは、今回も自衛隊の方が見えられたわけですけれども、そういった自衛隊等の協力もいただきながら、お知らせにいかなければいけないだろうというふうに思っております。それから、備蓄の関係でございますけれども、食料と水の関係でございます。防災計画の中でも、特に町として備蓄するという計画は持っておりません。そういう事態が起こったときには、その都度小売りをするなり、水については、自町村、音更町の中で対応できなければ、近隣の町村からでもお願いして、給水車で運んできて、町民の方々にお配りするというような計画にもなっておりまして、そういった方法で進めていきたいなというふうに思っております。それから、避難場所に指定されている公共施設の耐震度のお話でございます。昭和56年の6月ですか、最近では法律改正がありまして、それ以前の建物については、その基準に満たしていないところもあるかもしれません。一つひとつ当たっておりませんので、この場でどうなのかという回答はできないわけですけれども、できればその基準に合ったものがいいわけでありますけれども、なかなかその基準どおりに合わせて整備をするとなると、これまた調査自体もかなりのお金もかかりますし、それに合わせて整備するということは、一気にいけないのかなと思っております。それから、住民に対する防災への意識啓発の関係、先ほども申し上げましたけれども、これにつきましては、日ごろから防災意識を高めていただけるような方法をとりたいということですね。町の広報紙を使ったり、できれば来年度からでもですね、答弁申し上げましたように、区長会議の中で、行政区長さんにお願いいたしまして、出前講座のような形で地域に職員が入っていって、志気を高めるという方法も採っていきたいなというふうに考えております。以上でございます。

答弁 助役 藤井勉

被害の後の対応は非常に迅速に行われているけれども、予防に関しては消極的といいますか、あまりされていないのでないかという御指摘でございます。それに関連して、今後の計画、見通し、あるいは道路のこと、住宅あるいは公園、区画整理事業等々の絡みのお話がございました。それから、先ほど答弁いたしました、部長の方から答弁しましたけれども、公共施設の耐震の問題、これらにつきましては、全く認識をしていないわけではございませんけれども、非常に早急にと言っても、なかなか難しい部分があるのかなと。そういう場所の点検をしながら、いろいろな事業に絡めて、その時点時点で解決をしていかなければならないというふうに思いますけれども、特に心配される場所あるいは物等については、やはり年次的な計画を作りながらやっていく必要があるのかなというふうに感じております。特に、今回地震を経験いたしまして、私自身もそうでございますけれども、町民の方も、相当なやはり心配事が生まれたのかなというような感じを受けておりますけれども、人間慣れてしまうと、すぐ忘れてしまうというところがございます。そういった意味では、先ほどの答弁と重複しますけれども、やはり啓蒙啓発というようなことが一番大切なのだろうなというふうに思います。それから、若干備蓄の関係で、私の承知している範疇では、食料につきましては、備蓄全くしておりません。準備もしておりません。これは、一時そのようなことで備蓄をした時代もございました。ただ、過去に阪神大震災のときに、帯広市の職員の方が向こうに行かれまして、実態等を、手助けにもいらしたわけなのですけれども、帰ってきたときに、お互いに勉強しましょうということで、いろいろなことをお話を聞かせていただきましたけれども、あのときでさえ、食べるものは、ちゃんと業者は走る道を調べて持ってくるというのですよ。あの大都市でさえですね。消防がわからない道までもわかって配送ができたというような状況をお聞きしまして、食料については、北海道、道路網もありますし、そんなに住宅が密集しておらないというようなこともあるものですから、食料については、いいだろうというような感じを持っております。水の関係なのですけれども、これにつきましては、水道の方でもタンクを持っておりますし、散水車が何台か音更にもございます。それらの掌握もされているはずですし、水源につきましても、大牧以外にも、過去の水源がそのまま残っている場所も何カ所かございます。それらの水源も使えるというようなことも掌握をしておりますので、それらを使っても、なおかつということであれば、他町村あるいは近隣の町にお願いをするというようなことになろうかというふうに思います。いずれにしましても、今回このようなことで、改めて気を引き締めていかなければならないというふうに思っているところでございます。先だって10号台風のときに、台風も、まあまあ来てはいるのですけれども、今回の台風は、やっぱり過去の台風の中でも、非常に雨量の多い状況でございました。改めて職員同士で今までの体制というものをもう一度見直そうということで話をしていた矢先の出来事でございました。早急にその辺は十分な煮詰めをしなければならないし、今行っている以上に綿密な体制を採って対応していかなければならないということであるというふうに思っております。一番頭の痛いのが、いろいろなところで不備があるといいますか、完璧でないといいますか、そういう大きな問題があることは確かでございます。この辺の対応について、全体の中である程度の掌握をしながら、緊急度を考えて、対応するものについては対応していかなければならないのだろうというふうに考えております。そんなようなことで、よろしくお願いを申し上げます。

再質問 1番 小針豊

それでは、もう最後の質問になるのですけれども、今、再質問に対しましてお答えをいただきました。ただ、1点目に関しての答弁の中で、一部答弁漏れを起こしているかなというような気もしないでもないのですけれども、住宅密集地域の対応なのですけれども、それと、今助役の答弁いただきましたけれども、どうもやっぱり正直受ける印象として、防災とかに対する意気込みというか気迫を感じられないのですよね。多少はあるかなと思いますけれども、それにしても、いろいろな事情がありましてというような表現になってくると、これ、もういつになるかわからない話ですからね。僕が質問の中でも触れたと思うのですけれども、起きてからの処置は、それは、いろいろな手だては打つことはできるのですけれども、そうでなくて、起きたときに、いかに被害というか、災害を抑えるかなのですよ、少なくするかということです。それが大事なのですよ、これから。減災ともいうのだけれども、災害を減らすということ。起きてしまったから、やればいいなんて、そういう意識が、もし残っているのでは、これでは、とてもではないけれども、大パニックになったときは、大変ですわ。だから、そういうこと、これ以上その部分言いませんけれども、やはり意識をしっかり持ってもらって、お金というか、財政苦しいのは、僕だって嫌なほどわかっていますわ。だけれども、そんなこと言っていられないのでないですか。場合によっては、人の命にかかわる部分ですから。だから、それはいろいろ、これだけが仕事でないから、行政の。わからないでもないけれども、いずれにしても、ここの部分は、やっぱり今後かなり意識的に持っていかないと、いざというときは、大変なことになりますよ。僕、これは言っておきます、はっきり。それで、これ以上言っても、あれなのですけれども、あと細かい部分、部長からもお答えいただきましたけれども、これは、もう当然考えていかなければならないことですから、それは計画的に取り組んでいただいても結構ですけれども、ただ、ちょっと気になる部分は多少まだ残るのですけれども、飲用水の備蓄、ほかに水源あると言いましたよね。だけれども、最悪のこと考えてください、どこか池か何かにたまっているのならいいのですよ。どこかの水源あって、そこから汲み出すとか何とかという話になったとき、もし、先ほどの僕の質問で言っているライフラインパンクしたときに、どうします。よそでは、何か地下タンクみたいのがあって、やっているところもあるのですよ、大量にためているところも。恐ろしいのは、そこなのです。ライフラインがとまったときが大変なのですよ。水も出ない、電気だめ、電話だめ、ガスだめ、道路はアウト。そんなになったとき、どうします。僕は最悪のこと考えているのですよ。想定はしづらいのです、普段あまり災害受けないから。その辺は、ちょっと心してお願いしたいと思います。それで、もう時間も大分押してきまして、皆さんお疲れですから、最後にしますけれども、大丈夫かい。最後に一つだけ、これね、ちょっと、すみません、先ほどの住宅密集地域の部分の答弁は、後でお願いしますよ。それと自主防衛組織に取り組む意気込みを示してください。それで、もう最後ですから、最後の質問にしますけれども、1点だけ、どうしてもこれだけは言っておきます。特に今回の10号台風で思ったのですけれども、災害復旧対策の考え方なのですよ、在り方。僕が言いたいのは、台風などによります集中豪雨で、いつもというか、恒常的に災害が発生する道路の決壊だとかのり面の崩壊、橋梁の損壊などの災害復旧対策について、僕は、最近疑問に思っています。疑問感じています。なぜかといいますと、災害が起きるたびに、同じ場所で被害を受けているという場所あるのですね、管内的に。それで、どうしてそんなことになるかということをいろいろ考えてみたのですけれども、復旧工事という物の考え方が、現状復帰だとか現状回復という、そこの枠にはまってしまっているから、そうなるのでないですか。これは僕の判断ですよ。大事なね、どうしてそうなったのかということを、そして、根本的なその原因どこにあるのかどうか、そういう部分の調査究明がやっぱりしっかりなされていない。既成の基準というか、災害復旧なら災害復旧の基準、それに捉われてしまっている。だから、同じところで同じ災害を繰り返す。これは、あまり大きい声で言えないこともあるのですけれども、それはね、災害数起こせば、助かるところもあるのですよ。この不景気の中ですから。災害職種と言われているところですね。そんなこと言っている時代ではありません。それで、御承知のように、先の上士幌での事故、あれは典型的な事例ではないかと思います。要するに、河川の流れ、構造というか、構造が日々やっぱり変化してきているということだと思うのです。今、最近多いのは、やっぱり河床がどんどん落ちている、下がっている。河床が下がるから、橋はもたなくなるのですよ。そんなの当たり前な話なのですね。それにおまけに、当初橋ができたころの水の流れというのが、そう変わってしまって、別なところへ流れていく。それは河床がだんだん下がってくるから、そういうことは当然考えられるのですね。そうなると、弱い部分が破られる。上士幌あたりは、大体そんな感じかなというふうに思っているのですけれども、水の流れ方だとか流速、速さが変わってしまっているということ。要するに、河川の環境が変化しているということを、やっぱりきちんと押さえないとだめだというふうに私は思います。事故の再発防止のためにも、同じような災害を同じ場所で繰り返すことのないように、是非国、道はじめ関係機関に、今後の災害復旧の事業の在り方について、町長からしっかり進言していただきたいと考えますので、もし、この点について町長のお考え方ありましたら、お聞きします。最後に、若干苦言を呈します。本当はあまり言いたくないのですけれども、この際、行政というのは、どちらかというと、もともとやっぱり危機に対しては脆弱なのです。弱いのですよ。なぜか。継続性、安定性を求めて、法律だとか手続きを重視するからなのです。そして、文書主義、先例主義、画一性や形式が優先される。一方で、もし危機が発生したときは、通常のそのルールを適用しないで、臨機応変に適切な対処が求められるのですけれども、それは、行政の職員にとっては、まことに不得意の分野なのです。よって、多くの自治体の防災、危機管理体制は極めて危ういという、これは僕の意見でなくて、ある識者の意見です。大地震が発生したときには、自治体の職員は、膨大な応急対策業務に追われます。そして、限られた人員、限られた時間の中で的確に対応していくためには、職員の心構えは、もう当然であります。もとより行動の裏づけとなる具体的な行動マニュアルというか、対応マニュアルは絶対不可欠であります。この応急対応マニュアルの作成、これも、もしかしたら、できているのかもしれませんけれども、これを契機に、是非前向きに検討していただきたいというふうに、これは申し上げておきます。くどいようですけれども、危機管理ということは、第1に緊急事態を予知、予防することであります。第2に、緊急事態が発生した後には、素早く対応して、被害を最小限に抑えることであります。それは、先ほど何回も言っています。そして、住民の安心と安全を確保するために、今朝の地震を契機として、防災と危機管理についての認識を高める、より一層の努力をされるよう強く申し上げまして、私の質問とさせていただきます。答弁漏れの部分は、お願いします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

苦言の中でも、十分私も意に留めさせていただきました。行政そのものに言えるわけでありますけれども、積極的に攻めの行政をするか。攻めも、ただ今の現実だけではなく、過去のことだけではなく、これからの将来についても見越した中で、攻めの行政をやはり展開するべきだ。どちらかというと、今は後手後手、何かがあって初めて行政が立ち上がる。こういうような傾向が多分にあります。それは言わずしておわかりのとおり、やはり財政的なものがあるというふうなところに、どうしても消極的であったり、あるいは今のような災害ということになると、人間の生命が伴うものでありますから、何はさておいても、本来的には、やらなければならない。ですけれども、先ほども申し上げましたように、音更のちょっとした災害だけでも、40カ所の避難といいますか、災害の場所があると。こういうようなものからすると、これも一挙に本来はやるべきところでございますけれども、残念ながら、これにもやっぱり順位をつけてやらざるを得ないというのが実態なのかな。何かこぼし的な話になりましたけれども、ただ、こういう災害において、一番今回姿勢を正さなければならない、防災計画、国の、あるいは道の、先ほどもお話のように、まちのとそれぞれがあるわけでありますけれども、今回は、それぞれの行政機関の連携のまずさによって、多くの人の生命を失った。このことは、今のこの今回の犠牲者をむだにすることなく、それは、もう反省の上に立って、やはり協調、連絡調整、この体制を確立すべきだ。もうそうなったときには、災害となれば、まちのものだ、道のものだ、国のものだではない。やはりそういう考え方をもって連携を採って、まずやるということ。それから、もう一つ御指摘がありましたように、今まで災害があると、ほとんど90%以上が、国費によって災害復旧費というのがついた。それでですね、災害復旧事業、今後の見方というのは、今までは、国も道も町も、結局、そういう国の、あるいは道の指導を受けて、また、その範囲内の補助しか来ない。現況復帰までというのが今までの災害復旧の見方。そんなことやっていたら、また次雨降れば、当然なるではないか。だけれども、今までの、かたくなにその辺の考え方を変えなかったのが国であります。これからは、やはりこんなこと同じことを繰り返してはだめだと。もう一度同じような災害を受けても、それに十分持ちこたえるだけの復旧をするのが、これ、災害復旧事業だというようなことで、考え方が相当改められましたので、これからは、そういう点では、あまりあってはほしくないですけれども、その辺の従来の考え方が改められたということが言えるのかな、そのように思います。町民の参加ということでありますけれども、本当に町民の皆さん方は、その中にはベテラン中のベテランというのがありますけれども、やはり災害そのものの直接の被害手当てをするのは、やはり町であり、消防であり、そういういろいろな官公庁といいますか、そういうところがその主体になっていくというようなことからすれば、いろいろ防災計画を作る段階での町民の意見というのは、大いに聞きながら作成をしていくべきだと思いますけれども、やはり町民の皆さん方は、やっぱり二次災害ということがありますから、できるだけそれは誘導であったり、あるいは近所の病院であったり、高齢者であったり、あるいは炊き出しだったり、そういうようなことが、やはり町民の役割というものも、あまり危険な場所にやるということはいかがなものかな。そういう点からすると、やはり町民の協力を願わなければならないということは事実でございますけれども、ある程度その活動の範囲といいますか、あまり生命にかかわることのないような、やはりそういうものを考えていかなければならないのではないかな。いろいろと今回の災害事故で、ガードレールにぶつかった、その影響は、これは、もう町の責任があると、こういうような要求が来る時代であります。これは、必ずしもそんなことがまかり通る時代ではないと私は思っておりますけれども、そのように、何でもかんでも全て町が、公共がという考え方も、少し、これ改めていかないと、やっぱり自分たちは、自分たちの地域は自分たちで守るのだと、こういうような一つの考え方も、一方で育てていかなければならないのかな、そのように思っているところでもございます。議員の言わんとすることは、十分わかっておりますし、たまたま、また印象深く残るのは、今日の災害と重なっておりますので、十分その辺の意を酌みながら、一挙には、正直言ってできませんけれども、これらのことについては、十分御意見を尊重しながら取り組んでまいりたい、そのように存じますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:音更町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月26日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる