みんなの議会

音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日

今後の小中学校の整備計画と適正配置について

2006年3月10日、音更町議会の一般質問で、小針豊議員が「今後の小中学校の整備計画と適正配置について」質問し、教育長 高橋晃が答弁しました。

質問者
小針豊 議員
答弁者
教育長 高橋晃

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 小針豊

おはようございます。通告に基づきまして、1問について、一問一答方式を選択させていただきますので、よろしくお願いいたします。質問は、今後の小中学校の整備計画と適正配置についてであります。本町における小中学校の数は、御承知のように小学校が15校、中学校が5校の合わせて20校であり、平成に入りましてから改築された学校は12校あります。直近では、平成16年8月の下士幌小学校で、この後、整備が必要な学校は、建築年次の早い順番に駒場小、音更中、木野東小など8校となるわけであります。また、体育館につきましても、昭和40年代の後半から昭和50年代の前半にかけて建てられたものが7校ありますので、いずれにしましても、これらの学校施設も、今後計画的に整備していかなければならないと思います。しかし、近年の社会情勢の変貌によりまして、社会構造が著しく変化しております。中でも特徴的なものは高齢化社会にあって、少子化による人口の減少時代に入ったということであります。ある民間研究機関によります日本の人口推計によりますと、39年後の2045年には9,415万人ということで、1億人を割ると発表されており、今後の人口の減少は避けられないと言われております。幸い本町の人口は現在4万3千人を超えまして、道内でも2番目の伸び率となっておりまして、第4期総合計画の目標年次であります平成22年の目標4万5千人に向けて、着実に人口が伸びていることは大変喜ばしいことであります。ただ、昨今、格差社会の増大が叫ばれておりまして、都市と地方の格差はもとより、地方にありましても、市街地と農村部の人口格差も見逃せません。我が町の人口動態を見ても、全体では増加しておりますが、農村部においては少子高齢化が顕著でありまして、高齢化率は高まるばかりであります。このことは、本町の年代別人口予測でも、14歳未満の年少人口は減少すると予測されておりますので、まして農村部においての減少傾向は、より大きくなることは明白であります。これからは、人口減少を前提とした町づくりがとられると申し上げても過言ではないと思います。特に教育の面では、最近、管内においても帯広市や池田町において、小中学校の適正配置や義務教育の環境整備について、将来を見通した検討がなされておりますが、本町においても人口減少時代を見据えた今後の学校整備のあり方について、見解をお伺いいたします。1点目、今後の小中学校の整備計画について、まずお伺いいたします。2点目としまして、小中学校における単式学級校と複式学級校、小規模校の児童生徒数の推移と今後の見通し、あわせて教職員の配置基準についてであります。3番目に、平成10年の臨時議会で示されました東中音更小学校の改築論議の中での、欠学年がなく、全校児童12名以上を継続的に維持するという統廃合の基準は今後も適用されるのか、お伺いしたいと思います。4番目としまして、少子化が進む中での教育の機会均等、公平な教育環境の整備のためにも、複式校の再編・統廃合も含めた適正配置の考え方についてお伺いしたいと思います。最後、5番目ですけれども、当面する駒場小学校改築に向けての今後の手順と見通しについてお伺いいたします。以上であります。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

今後の小中学校整備計画と適正配置についてお答えを申し上げます。1点目の今後の小中学校整備計画についてでありますが、学校整備につきましては、これまでに木野東小学校や鈴蘭小学校の教室不足解消に伴う増築や下士幌小学校の大規模改築などをこのほど終えたところでありますが、今後の当面の整備といたしましては、駒場小学校と音更中学校の改築が予定されております。本年度は駒場小学校の耐力度調査を予算化しているところでございます。また、17年度から学校の耐震診断を実施しておりますが、17年度は木野東小学校を実施し、本年度は柳町小学校を計画したところであります。その調査結果によって補強工事が必要となってまいりますので、順次整備を進めてまいりたいといふうに考えております。2点目の、小学校における単式学級と複式学級の児童数の推移と教職員の配置基準でありますが、小学校15校のうち単式学級校が8校、複式校が7校でありますが、平成18年3月現在の児童数は、単式学級校が2,644名、複式学校数の総数は137名の合計2,781名となっております。現時点での出生者数から見た5年後の児童数の推移としましては、単式学級校で2,569名、複式学級で136名の合計2,705名で、単式、複式校あわせて、現在の児童数とは76名の減となるようになっております。今後の宅地開発に伴う住宅建設を考えるとき、当面、大幅な減少にはならないと推測していますが、将来的には少子化により児童数は減少していくものと考えております。また、教職員の配置基準につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき北海道教育委員会が小学校及び中学校の県費負担教職員定数の配置基準というものを定めております。学級数や学校規模、児童数などを基準に、教職員の配置がなされているところであります。その内容といたしましては、普通学級と特殊学級については、学級数を基本に定数が定められているほか、養護教員並びに事務職員については児童数と学級数から定数が定められているところでございます。3点目、4点目については、関連がありますので一括してお答えをいたします。平成6年の東中音更小学校改築時点でいろいろ論議がなされ、そのときの改築に当たっての考え方としましては、欠学年がなく、全児童数が12名以上を継続的に推移することという教育委員会の一定の考え方を示したところであります。教育委員会といたしましては、この考え方は基本的には今も継続しているものと認識していますが、学校問題は保護者の皆さんの意向や地域の考え方も踏まえ、十分な話し合いや理解のもとで慎重に進めなければならない問題と思っております。しかし、少子化が進む中で、特に複式校にあっては、一次的な増はあったにしても、方向としては減少傾向にありますので、市町村合併に伴う市町村の枠組みが将来どのような形になるかによって新たな学校配置の考え方もありますが、時代に対応した望ましい教育環境に向けて、教育委員会でも現在議論を始めておりますが、議会並びに地域とも一緒になって今後考えていかなければならないこれからの大きな課題と考えております。最後に、駒場小学校改築に向けての今後の見通しについてでありますが、駒場小学校の校舎は昭和42年に木造モルタル2階建てで建設され、築38年を経過しております。老朽化も進んでいることから、新年度、校舎の耐力度調査を実施することで予算化したところであります。今後は、この耐力度調査の結果をもとに、議会とも十分相談を申し上げ、教育委員会としても、できるだけ早い時期に整備に着手できるよう進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 小針豊

御答弁をいただきました。それで、何点かについて質問させていただきますけれども、全部を一括してやってしまうと私も混乱しますから、一つずつ整理して質問させていただきます。1点目の小中学校の整備計画でございますけれども、想定されたとおりでありまして、とりあえず駒場小と音中ということだというふうに思います。それから、教育長さんが耐震の部分での御答弁をいただきました。そこで、耐震診断の関係、今、17年度からやっておられますけれども、この部分というのは耐震診断の結果のいかんによっては、早急に整備をしなければならないとか、そういう方面の進め方というか、診断した結果、どういうふうになるのか、どういう手順を踏んでいくのか、何でもなければ特に何もないと思うのですけれども、もし何かあったときはどういうふうなことになるのでしょうか。その点、まずお聞かせください。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

耐震診断、17年度から始めておりまして、木野東小学校が終わりまして、ことしは柳町小学校を予定しておりますけれども、耐震診断そのものは、当時の建設時の建築基準法の基準が変わっておりますから、素直に読みとれば、恐らく診断をした結果、補強をしなければならないというような結果が出てくると思います。ただ、その程度の問題、どの程度の補強をしなければならないかということになるわけでございますけれども、いささかの一定の補強工事は恐らく出てくるだろうというふうに思っております。今、文科省は新たに示しているのですけれども、耐震診断も補助対象にするというようなことで打ち出されております。耐震診断が補助対象になれば、引き続き補強工事につながっていかなければ、補強工事も一定の補助対象にしようとしているわけですけれども、休まないで引き続きやっていかなければならないということもありますので、町の今の財政状況を見ると、耐震診断を何個も一遍にやってしまうと、またその整備もまとめて重なってくるということもございますので1校ずつ進めていかなければならないだろうというふうに考えております。木野東小学校、この間、成果品が上がってきてこれからまた内部で検討しなければならない状況にあるのですけれども、補強工事をするに当たっては、七、八千万円ぐらい、それはこれから内容を精査していかなければならないのですけれども、大ざっぱに七、八千万円ぐらいの、木野東小学校は補強工事がかかるのではないかというようなこともコンサルの方ではそんなようなことも言っておりますので、これらも精査しながら、どのような補強をしていかなければならないのか、詰めていかなければならないというふうに思っています。そういうことで、学校建設とそれから耐震の問題というのがちょうど重なってくる状況にございますので、これら財政状況も見ながらやっていかなければならないというふうに認識をしているところでございます。

質問 1番 小針豊

今、お話をお伺いしますと、耐震の部分はやはり優先されるというか、そういうことかなというふうに理解するのでありますけれども、今、教育長がおっしゃられたように、何としてもやはりお金の問題が起きますので、もしそういうことになって、かなりの、木野東で七、八千万円とかというお話でありますから、金額も張ってきたりしますと、今後想定されている学校の改築の部分と競合したりしますと、これ予算面ではかなりきつくなるだろうし、かといってこの補強工事の方はどうしてもやらざるを得ないという部分との兼ね合いですよね。ややもすると、学校の計画している改築がやはり延伸するというか、そういうこともあり得るというふうに理解した方がよろしいのでしょうか。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

柳町小学校はことし耐力度調査をやりますから、引き続きその結果を見て、結果次第によりますけれども、診断をすれば恐らく大規模改築になるのか、あるいは部分改築になるのかはありますけれども、いずれにしても改築の問題は出てくるかと思います。そんな中で、駒場の小学校の建てかえ時期を何年度にということは今ここで申し上げられない状況にありますけれども、耐震診断はやはり診断をした結果投げておくわけにはいかない、あるいは補助の問題等を考えますと、間をあけると対象にならないということも踏まえると、それもやっていかなければならないということから考えますと、やはり基本的には財政状況を見きわめながらということになろうかと思いますので、そこら辺を議会とも相談しながら上手にやっていかなければならないのかなというふうに思っているところでございます。

質問 1番 小針豊

この点については一定の理解をいたします。それでは、次に2点目に入りますけれども、教育長の答弁でも触れられておりますように、今後の児童生徒数の推移なのですけれども、ちょっと細かく見ますと、小学校全体では、実は来年度当たりから、中学校では今年度当たりから若干減少気味なのであります。ただ、その中で増加傾向にありますのは、小学校では木野東小と鈴蘭小、この小学校区域に関連して、中学校も連動しているのですけれども、中学校では緑南中と下音中、この小中あわせて4校であります。残りの11校というのは減少というふうに推定されるわけであります。中でも農村部の小規模校、7校あります。すべて複式校で、3から4学級を当面維持できる見通しでありますけれども、児童数を見ますと、二つないし3校がほぼ横ばい、あとはすべて減少することが予測されまして、児童数が減少するということになりますと、当然教職員、特に影響を受けるのが事務職員、養護教諭等の配置であります。そこでお聞きしますけれども、新年度から中学校にも拡大されました少人数学級の本町での取り組み状況と今後の見通し、また、今年度から実施が予定されている栄養教諭の配置の見通し、さらには今定例会冒頭における教育行政執行方針の中でも述べられております通学区域の弾力化による昭和小学校における小規模特認校制度の19年度導入に向けての位置づけと今後の対応について、お伺いいたします。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

まず、これからの児童数の推移でございますけれども、今、議員がおっしゃられたとおり、小学校では木野東小学校あるいは鈴蘭小学校、これは団地造成に伴う増でございますけれども、当面、この2校がふえる傾向にございます。それに伴って緑南と下音更中学校が一時期ふえていくというような状況下にございます。あと、柳町小学校、緑陽台小学校は柳町団地あるいは緑陽台団地というような経過の中で、一時のピークからは下がりつつあるような傾向にございます。それと、小規模校でございますけれども、小規模校7校ございます。東中小学校については、今現在11人の児童数でございますけれども、そのほか南中音更、西中音更、東士幌、豊田、昭和、東士狩という学校が複式校になってございますけれども、これら大体12名から三十五、六名程度の児童数がここ5年間の中ではこのような中で推移しているということで、東中を除いては特別のものがない限り12名を切るような学校は今のところ5年先を見てもないのかなというふうに押さえているところでございます。ただ、東中におきましては、現在11人でございますけれども、ここ5年の間には一番最少人数になって9人から10人の程度で、この5年は推移をするというような状況下にございます。それから、35人学級、いわゆる少人数学級の考え方がこのほど道教委から示されました。現在、小学1年生で2学級以上あって、そして1学級35人を超えれば、いわゆる1学年70人で2学級でございますけれども、71人になると3学級にするというような制度でございます。これは、新入学児童の1年生の時点ででございます。その1年生が少人数学級で3学級を70人を超えて3学級を確保された場合に、2年生になっても仮に70人を切ってもその学年は維持していくというような形に、減ったからといって2学級にしないというような仕組みになっています。だから、新1年生のときに3学級になれば、2年生までは減になっても確保されるというような制度でございます。現在のところ、この制度に乗っかっているのは、本町では木野東小学校の1年生と持ち越した2年生が現在この少人数学級の対象になっていまして、音小が現在、今のところ70人なのですね。一定の時期までにあと一人ふえれば3学級になるという、微妙なところにあるのですけれども、これから異動や何かの時期を迎えて、ちょっと先が見えないということで、今現在、ぴっちり70人ですから35人で2学級なのですけれども、71人、あと1人ふえれば3学級になるというような状況でございますけれども、これはもう少し判断する時間ありますので、その時点でどう動くかということになります。それで、新たにことしから道教委は中学1年生にこの35人学級、いわゆる少人数学級を適用するというような打ち出しをしております。これはなぜ中学1年生だけかということの理由は、学校が中学校に行って、学校環境が変わると。いわゆる小学校がそっくりそのまま中学校ではなくてほかの学校からも、中学校の場合は校区が広いですから、新しい児童と一緒になるというようなこともありまして、教育環境が変わることによって、いわゆる情緒不安定になったり、あるいは不登校気味の生徒がふえるというような結果が出ているようなことも踏まえて、中学1年生だけ少人数学級を適用するというようなことで、この適用の仕組みについては、全く小学生と同じ35人というような形の中で、今、示されておりまして、この該当する学校は、今のところ本町では下音更中学校が該当するのかなというふうにおさえているところでございます。それと、栄養教諭でございますけれども、栄養教諭につきましては、昨年、道教委が栄養教諭制度を設けてございます。本町につきましては栄養士4名いるわけでございますけれども、この栄養士が教員試験を受けなければならないということでございますので、現在、2名につきましては教員試験を、ことし講習を終わりまして、あと2名は19年度までの講習があるのですけれども、19年度には残りの2名もこの教員試験の講習を受けようとしております。本町、20校あるわけでございまして年4名で栄養教諭制度の役目を果たすというのは非常に数的に無理があります。学校20校ですけれども、栄養教諭が食の教育をするときには教室に入らなければならないわけでございますから、教室に入るという話になると、20校の学校の教室これを4人でというのは非常に数的に無理があるということで、まずは本町ではいる栄養士を栄養教員としての資格をとって、その後、教室に入るのには数的に無理があるので、学校ごとに一定の栄養士としての役割をもって活動というか、役を果たす方法がないか、そんなことも考えながら、これは学校とのかかわりも非常に深いわけでございますし、それぞれの担当する先生のかかわりもあるわけでございますけれども、こういうものも各学校と協議をしながら、まずは4名の教師の資格を得た後に、それに向けて音更町としてどういうような形で栄養教諭としての役割を担っていけるのか判断をしていかなければならない。いずれにしましても、この食の問題については大事なことだと思っていますので、その取り組みについては進めていきたいというふうに考えておりますけれども、だからといって、人数が栄養教員としての配置が余計来る仕組みにはなっておりませんので、この4名でどういう形で食の指導をしていけるか判断をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。それから、特認校の御質問をいただきましたけれども、特認校につきましては執行方針でも述べさせていただきましたけれども、平成19年度に向けて、小学校で進めようとしてございます。これは、新聞等でも報道されておりますけれども、現在、管内で特認校を実施しているのは幕別町の途別の小学校と、本年度から帯広市の稲田の小学校がその認定を受けております。聞くところによりますと、稲田では希望者がいない状況にあるというようなことでございますけれども、私は決して必ず希望者がいなければならないということではなくて、やはりそういうような学校を希望する生徒がいるとすれば、その受け皿をしっかりとつくっておいてあげることも大事なのだろうなというように考えておりまして、大規模校、いわゆる市街地校から小規模校を何かの理由で望んだとき、これは教育委員会として通学を確保するのではなくて、父兄のもとで、親のもとで責任持ってもらわなければならないということが原則でございますから、その学校を選ぶとすれば、できるだけ市街地からこの通学に容易な場所の学校でなければならないというようなこと。あるいは、その学校が受け皿としてかなうような設備が整っていなければならないというようなことだとか、いろいろな角度から昭和小学校というものを位置づけして、そういうような形の窓口をつくっておきたいと。地域ではそのような、19年度から進めたいというような意向もいただいておりますし、道教委の方とも協議済みでございまして、18年度中に各学校あるいは各保護者に制度の内容を十分熟知してもらって、19年度に向けて進めてまいりたいと、こんなふうに考えているところでございますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 1番 小針豊

この点ですけれども、今、教育長がおっしゃられたように、この中で特に栄養教諭の配置の件については、4名ということですから、今後4名がそろって資格を得られまして、現場に入るというようなことになるわけだと思いますけれども、何しろ20校あるわけですよね。20校に4名ということですから、これはなかなか大変なことだと思いますので、その辺はやはり十分検討していただきたいというふうに思います。どのような配置の仕方というか手法があるのか、御検討をいただきたいと思います。あと、小規模特認校の部分は、ぜひ何とか所期の目的が達成されるように御努力をお願いしたいと思います。この点についての質問はこれくらいにいたしまして、次に、3点目と4点目なのですけれども、これ関連がありますから質問させていただきますけれども、要するに私が言いたいのは、人口の流れがどうしても統計的にも減少していくというこの現実からして発言するわけでありますけれども、何としても、よく言われる合計特殊出生率の低下がとまらないということだと思います。そういうことから発しまして、私もよくわからなかったのですけれども、2000年に既に老年人口が年少人口を上回り、逆転したのですよね。そういうことから、人口減少社会の到来ということが最近言われるようになりました。今後恐らく年少人口の減少はますます進むのでないかというふうに予測されているわけであります。先般、ある試算、これは道教委の試算でありますけれども、道内の中学校の卒業者数の関係なのですけれども、10年後には今の12%減、約4万7,500人となって、約6,300人減るということが出されました。単純に1学級40人としますと157学級消滅することになるそうです。このことによりまして、数年の間に、残念ながら廃校の検討対象になる高校が道内で40校を超えるのではないかというふうにも言われております。児童生徒数の減少というのは、過疎地や小規模校の多い農村部ほどやっぱり減少が激しいと言われておりまして、私たちの音更におきましても、小学校のうち7校、先ほどから申されているように7校は小規模校であります。この新年度におきましても、1年生から6年生までの全児童数が最も少ない学校で11人、多い学校で32人の予定です。そこで、当面、本町の小規模校における複複式という事態は避けられそうなのですが、今日の義務教育をとりまくさまざまな問題をかんがみ、次代を担う子供たちの教育環境を思うとき、本当にこのままでよいのかという疑問が残るのであります。冒頭でも申し上げておりますけれども、今後の学校の適正規模について、帯広市や池田町でも検討されまして、今後、その環境整備の指針や中長期の実施計画の策定が示されるようであります。これまで、学校というのはどちらかと言いますと地域のコミュニティーの中心施設として重要視されてきました。少子高齢化社会の到来によりまして、社会構造が大きく変わる時代にあって、子供たちを取り巻く環境も当然変わりつつあります。このまま行きますと、ますます大きな学校と小さな学校というふうに二極分化が進むのではないかというふうに思います。今、小規模校の現状を見てみますと、これは私の思いなのですけれども、家族の数より少ない同級生の数、クラスがえのできない複式学級、クラス対抗競技や学級単位では難しい運動会、学習発表会、チーム編成が難しい少年団活動などのハンデを背負いながらも、押し寄せる時代の波に押しつぶされないよう、小規模校の現場では知恵と工夫を重ねながら、一生懸命頑張っている姿を見ますと、今後において子供たちが集団行動だとか競争のルールを身につけるためにも、小規模校の現状が望ましい教育環境かどうかというのは今後検討する必要があるというふうに考えます。そこで質問なのですけれども、小規模校における適正な学級規模や学校規模、隣接校との統合による適正配置等、学校配置、学区の見直しなどの含めた教育環境の整備について、今後、前向きに検討するお考えがあるのか、お伺いしたいと思います。あわせまして、これらのことについては先ほど教育長の答弁にもございましたが、校下地域の意向は当然尊重しつつも、子供たちの教育のあるべき姿を第一義としまして、教育委員会が主体的にその役割を果たしていただきたいというふうに思うわけでありますけれども、この辺につきましてはいかがでしょうか。お伺いします。

答弁 教育長 高橋晃(教育長は2007年3月まで)

本町の小規模校の生徒数の推移は先ほど御説明をさせていただいたとおりでございますけれども、いずれにしましても、これはうちだけではなくて少子化に向かっていくことは、これは否めない事実でございます。いずれにしましても、これからの時代に対応できるような子供たちを育てるためには、やはり望ましいそれらの教育環境ということで、議論を深め、また地域とも理解をいただいていかなければならないというふうに考えております。それで、今回の道議会で、道の教育長が先日、一定の方向づけを出したのですけれども、学校の配置そのものはあくまでも設置者である市町村にあるわけで、強制力はないとしながらも、道教委が18年度中に標準的な学校規模といいますか、そういうようなもののガイドラインを策定したいというような報道がされています。局からは、そのものは直接流れては来ていませんけれども、新聞報道によりますと、道議会での教育長の答弁の中に、18年度中に北海道の学校の標準的な学校規模のガイドラインをつくりたいと、こういうようなことが示されておりますので、こういうようなものも見きわめながら、本町の学校のあり方というものを検討していかなければならないだろうなというふうに考えています。我々の教育委員会でも今いろいろそれらの協議を始めたところでございまして、それは道の示されたものも含めた中で、ある程度のまとめをして、また議会とも相談をしてまいりたいなというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいというふうに思っております。

質問 1番 小針豊

今の教育長の答弁、いただきましたので、一定の理解をさせていただきます。それで、次に移りますけれども、次に、最後なのですけれども、駒場小学校の改築でございますけれども、教育長の答弁にもありました耐力度調査をまず新年度やってということであります。この間、駒場小学校は100年の大きな歴史を迎えたわけであります。いろいろ財政上は厳しい状況にはありますけれども、大きな節目を迎えたということもありますから、駒場小学校の改築につきましては、ぜひなるべく早い段階での改築に向けて作業を進めていただければというふうに強くお願いしておきたいというふうに思います。最後になりますけれども、今、3点目、4点目でも申し上げました小規模校における適正規模、適正配置という部分につきましては、社会情勢にも影響されるわけでありますけれども、私が思うところは、現状では小規模校といわれておりますけれども、先ほど来お話にありますように、当面は大きな変化はないのですね。減少幅も、全体的に見れば小さいわけでありまして、まして小規模校においてはほんの一部の学校を除いて改築が目の前に迫っている状況ではないと思います。よって、そんなに大きな問題はないと思うわけでありますけれども、将来的には、決して現状の小規模校といわれる部分でありますけれども、先ほど教育長が言われました7校合わせても全児童140名足らずでございますから、この姿が今後ともベストというふうにはどうしても考えられません。一方では、昨今、将来的に十勝一市構想など合併第2ラウンドといわれる町村合併もいつかやっぱり到来するし、このことは視野に入れなければならないわけであります。合併が現実になりますと、これまた学校の再編という部分ではまた影響も想定されるわけであります。いずれにしましても、少子化に伴いまして、年少人口が減少するという流れは避けて通れませんので、次代を担う子供たちの未来のためにも、今後の学校整備に当たりましては、将来をしっかりと見据えて、適正規模、適正配置に向けての前向きな御検討をいただきますことを強くお願い申し上げまして、私の質問を終了したいと思います。ありがとうございました。休憩(午前10時47分)

出典:音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる