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富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日

(1)農地保全について/(2)道路修復について/(3)環境保全対策について/(4)看護専門学校について/(5)ボランティア活動について

2017年6月20日、富良野市議会の一般質問で、今利一議員が「農地保全について」「道路修復について」「環境保全対策について」「看護専門学校について」「ボランティア活動について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 後藤正紀、建設水道部長 吉田育夫、市民生活部長 長沢和之が答弁しました。

質問者
今利一 議員
答弁者
市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、経済部長 後藤正紀、建設水道部長 吉田育夫、市民生活部長 長沢和之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 今利一

-登壇-おはようございます。通告に従いまして、順次、質問してまいります。まず、1番目に、農地保全対策についてであります。御存じのように、農地保全とは、水による農地の侵食そのものに対して、また同時に、それによって生ずる農地の排水路あるいは下流への土砂の堆積を防ぐために講ずるさまざまな対策の手段であり、これによって農地の生産力を維持、保全することを目的としております。農林水産省は、ことし6月6日、台風などの自然災害で被害を受けた農地の復旧に対する補助金の限度を見直す方針を明らかにいたしました。これまでは、農地1アール当たり、北海道は6万7,000円、都府県は30万7,000円と大きな差がありましたが、道内の助成を引き上げて全国一律とする方針が明らかになったわけであります。これによって、いままでの都府県との不均衡の差が解消されていくということであります。これまでの助成額は、1985年に当時の復旧工事をもとに定められておりました。これは、北海道は平たんな場所が多く、効率よい作業が可能なため、費用が安く済むという理由でありました。しかし、昨年の夏、相次ぐ台風の上陸によって、各地域の農地に冠水被害が続出し、農民連盟などの各団体から支援拡大の声が農林水産省に届き、こうした対応になったものであります。斜面の農地を多く持つ私たちにとってみれば遅きに失した感がありますが、傾斜地のみならず、地域にとっては悲願の内容でありました。富良野市も、昨年の台風被害の調査をして災害に対応した経過があります。しかし、これは小規模での対応であり、大規模な災害に対しては、農家自身はそれに対応し切れない状況にあると聞いております。そこで、こうした農地の保全対策、対応について、市長の見解をお伺いするものであります。次に、布礼別川添線道路及び河川の今後の修復計画についてお尋ね申し上げます。地球温暖化が進む中、道内の主要都市観測地点7カ所の平均気温は100年間で1.6度上昇したことが札幌管区気象台のまとめでわかりました。札幌管区気象台は、このたび、1898年、明治31年から2015年までのデータを公表いたしました。札幌市は2.4度、旭川市と帯広市は1.9度、函館市は1.6度それぞれ上がったと示されております。そして、20世紀後半以降の気温の上昇は顕著で、人為的な要素によるものと見られると指摘し、石油や石炭などの化石燃料の使用で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスによる温暖化の影響との見解を出しております。さらに、温暖化で懸念されるのが豪雨の増加であります。大気の温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができますが、大気中の水蒸気が冷やされることで雲が発生するため、水蒸気が多いと雨雲が発生しやすく、強い雨が降りやすくなってきます。また、気温が上がると海面からの水蒸気の発生が増すため、その水蒸気が台風エネルギーのもととなり、強い勢力を保ったまま近づいてくるおそれも大きくなります。昨年8月に四つの台風が相次ぎ、上陸、接近したのを初め、ここ富良野でも短時間での強い雨が降りました。昨年の台風の際、十勝管内の上士幌町ではわずか2週間で858ミリの雨が降りました。これは、年間降水量の平均値の65%に当たるものだそうであります。気象台は、21世紀末に向けて温暖化はさらに進むと見ており、道内の年間降水量は10%ふえて、多くの観測地点で1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る回数がふえると予測しておりまして、今後、50年に1度と言われるような大雨が10年に1度は降る可能性もあると指摘しております。そこで、質問でありますが、こうした事柄を踏まえて、市道布礼別川添線及び河川内の倒木処理の修復計画についてお尋ね申し上げます。続きまして、環境保全対策、化石燃料使用量の可視化による地球温暖化対策についてお伺いいたします。気象条件に関しましてはただいま説明したとおりでありますが、富良野市で平成22年に公表されました富良野市地域新エネルギービジョンについて、少し皆さんとお話ししたいというふうに思います。富良野市全体のエネルギーの消費量は、おおよそ6億キロカロリーであります。部門別では、52%が民生部門で、次に運輸部門が31%、産業部門が17%であります。エネルギーの種類別では、ガソリンと灯油を合わせたもの、軽油で約31%ずつであります。電力が19%、重油が15%、プロパンガスが4%とされております。民生部門の中で最も多いのが家庭での消費でありまして、67%であります。運輸部門では旅客列車が65%を占め、産業部門では農林水産業が53%で最も高くなっているというデータが出ております。次に、二酸化炭素の排出量であります。年間18万3,595トンで、部門別では、民生部門が64%であり、産業部門、運輸部門と続きますが、この二酸化炭素も民生部門が多く、その中でも家庭が62%となっていると示しております。ここで、私が何を言いたいかというと、化石燃料の消費量、二酸化炭素の排出量とも、家庭での使用量、排出量を抑えていかない限り、地球温暖化への対応はできないのではないかと考えております。そのため、対策の一つとして、まずは、エネルギーの可視化により、自分のところと他のところを比較することで、そこから徐々に意識を変え、使用量の抑制を考えていくべきではないでしょうか。地球温暖化の対策として、二酸化炭素の排出量を削減するための一つの方法として、市民一人一人が化石燃料の使用量を知り、生活スタイルの見直しが必要と考えますが、市としての具体的な取り組みについてお伺いいたします。続きまして、看護専門学校の教員採用についてお尋ねいたします。私は、第1回定例会の中で、平成28年度富良野市一般会計補正予算の中で、看護専門学校費の学校運営費の削減についてお尋ねいたしました。内容については、こう答弁されておりました。4月から実習の指導者の補助ということで嘱託講師を探しておりましたが、なかなか人材が得られず、9月からの採用になり、そうした経過から減額になりました、その間につきましては、教員間、また、現在に至る嘱託の講師で協力体制をとりながら、カリキュラムには影響がないように工夫し、努力してまいりましたという答弁でありました。今年度の人事で、看護職員、いわゆる先生が異動になり、また9月に募集をかけ、新しい先生を入れようとしております。いまは嘱託職員でありますし、なかなか人材が集まらない現状であると聞いております。何とかやりくりをして対応しているということでありますが、先生方の健康面も気になりますし、一貫性のない授業は学生には不安を感じさせるという情報もあります。こうしたことはできるだけ避け、学生の皆さんが安定した状態で授業を受けられることが必要と考えますが、市長の見解をお伺いいたします。最後に、私は、ボランティア活動の中で、ベルマーク運動についてお伺いいたします。ベルマーク運動は、皆さんも御存じのように、学校に支給されるものであります。ベルマーク運動は、2006年から大学あるいは公民館にも使用できるよう運動が拡大されるようになってきました。2012年3月現在、生徒・学生数が減少する中で、小学校の占有率は69.2%、中学校には62%、高校については23.3%であります。現代社会の中で、無から有を生むのはあり得ない話でありますが、小さくあるものを大きく育てることはできるというふうに考えます。人口減少、生徒の減少が続く中で、運動そのものを中止しなければならないところも出てきておりますが、公民館に使用が拡大されたことから、そちらの方面に拡大する方向を考えてはいかがでしょうか。私は、ベルマーク運動を自治体で進めていく方法を考えてはどうかと考えております。教育長の見解をお伺いし、第1回目の質問といたします。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

-登壇-今議員の御質問にお答えいたします。1件目の農地保全についての、農地保全の対応策についてであります。昨年は、たび重なる台風の通過や集中豪雨が発生し、耕土の流出、土砂流入及び石れき堆積などの農地被害や冠水等の作物被害が発生いたしたところであります。地球温暖化の影響等から今後も異常な気象が発生する可能性は否定できない状況にありますので、農地災害を最小にとどめるため、ふだんからの適正な農地管理や基盤整備の実施が重要である、このように考えます。昨年の被害発生時には耕土流出が多くありましたが、これを抑制するには、農地及び既存の排水路等の農業施設が有する排水機能を十分に発揮できるように日常からの維持管理を徹底すること、経年劣化した農業施設を計画的に更新していくことや、農地の勾配を物理的に修正することが有効であると考えております。また、農業施設の維持管理に関して、本市といたしましては、平成20年度から全市的に多面的機能支払事業に取り組み、市内6地区の保全会ごとに、毎年、農道及び農業施設の機能診断、点検を進めるとともに、保全会構成員の協力により、排水路の土砂上げ、草刈り等の作業を進め、排水機能を発揮できるよう適正管理に努めていただいているところであり、引き続き、この取り組みを継続していくことが重要である、このように考えております。さらに、経年劣化した農業施設の更新や農地の勾配修正に関しましては、土地改良事業を計画的に実施していくことにより、基盤整備を推進していくことが有効であると考えております。農地や農業施設の維持管理や基盤整備事業の実施は、地域が一丸となって取り組むことで効果が出るものと考えておりますので、今後も地域、関係機関、関係団体と連携し、農地災害の発生予防に取り組む体制を強化していく考えであります。2件目の道路修復についての布礼別川添線道路及び河川の今後の修復計画についてであります。市道布礼別川添線は、昨年8月の台風7号及び台風9号の豪雨による布礼別川の増水、氾濫により、全線の約7割が道路の崩壊、倒木などにより壊滅的な被害を受けております。本線の復旧計画につきましては、北海道と協議を進めておりますが、道管理河川である布礼別川について、現時点で河川改修の計画はなく、市道単独での復旧が困難であるため、本線沿いに農地がある箇所までの復旧を行い、復旧を行った以外の区間については、地元との協議を行った上で、現在、未供用区間としているところであります。未供用区間の復旧につきましては、この道路の利用者の把握、未供用区間にある山林の所有者との協議を行い、北海道の動向を注視してまいります。なお、布礼別川の河道整備等につきましては、引き続き、北海道に対し、強い要望を行ってまいります。3件目の環境保全対策についての化石燃料使用量の可視化による地球温暖化対策についてであります。昨今、地球温暖化が原因とされる気候変動により、世界規模での甚大な災害が各地で発生しており、昨年は、北海道においても、水害により大規模な被害が出たのは記憶に新しいところであります。地球温暖化の問題は、21世紀において、私たち人類が解決しなければならない重要課題の一つとして、国際的にも温室効果ガス排出量の枠組みを決め、排出量削減の取り組みがなされております。本市におきましても、平成23年度、富良野市地球温暖化対策実行計画を策定し、地球温暖化防止対策として、二酸化炭素削減の取り組みを進めているところであります。化石燃料使用量の可視化による地球温暖化対策の本市における具体的な取り組みにつきましては、平成24年度より、うちエコ診断士による家庭を対象としたうちエコ診断を実施しており、化石燃料を使用量の実態を明らかにするとともに、二酸化炭素の排出源を突きとめ、ライフスタイルに合った二酸化炭素削減対策を提案しているところであります。今後は、さらに市民に広く周知するため、灯油やガス、電気等の使用量を入力すると自動的に二酸化炭素の排出量が計算できる環境家計簿を富良野市ホームページからダウンロードできるように設定し、また、環境課窓口においても、家計簿データをCDに入れて配布できるようにして普及啓発に努めてまいります。次に、4件目の看護専門学校の教員採用についてであります。富良野看護専門学校では、設立目的、使命のもと、教育理念、教育目的、教育目標を掲げ、学習の継続性を図りながら一貫した教育を推進しているところであります。開校以来20年以上にわたり、多くの非常勤講師、臨地実習施設の御協力をいただきながら、これまでに666名の看護師を輩出し、富良野圏域の保健、医療、福祉を支える人材育成・確保に貢献してきているところであります。このたびの人事異動につきましては、一般行政職と看護専門職との人事交流の一環として行っているものであります。少子・超高齢社会を迎え、新たな行政ニーズのもと、専門職の配置が求められ、専門職の人材活用が必要とされており、広い視野を持って行政課題に取り組むことができる組織が重要であります。次に、教員採用についてであります。現在、教員は10名で、講義、臨地実習担当者等を分担し、教育課程に沿って進めているところであります。教員の採用につきましては、現教員の年齢構成を考慮した教員体制として、一層の学生の安全・安心への学習環境の確保、円滑な教育を図るために計画的に実施し、教員11名体制を確立するもので、9月1日採用予定で現在進めているところであります。今後とも、地域医療に貢献できる看護職の育成を目指し、教育の質を高め、学生一人一人に配慮した看護教育の推進に努めてまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。

答弁 教育委員会教育長 近内栄一

-登壇-今議員の御質問にお答えいたします。5件目のボランティア活動についてのベルマーク運動についてであります。協賛する会社の商品ラベルやパッケージについているベルマークを収集し、学校の設備や教材を購入するベルマーク運動は、過去には市内においてもかなりの小・中学校のPTAが参加しておりましたが、現在では、ほとんどのPTAがベルマーク運動を取りやめて、三つの小・中学校のみが参加を継続している状況にあります。各PTAがベルマーク運動を取りやめた経緯や要因につきましては、一つ目として、集められたベルマークをきれいに切り取り、協賛会社ごとに整理、分類し、それぞれの枚数と点数を集計し、分類した状態でベルマーク教育助成財団に送付するという作業が必要であるため、多くの時間や手間、人手がかかってしまうこと、二つ目として、PTA役員を受けてくれる保護者が減少傾向の中、ベルマーク作業に従事するPTA役員や保護者の確保が難しくなっていること、三つ目として、小規模校にあっては、児童生徒の減少に伴い、収集期間が長期間になってしまうこと、四つ目として、作業時間や苦労の割には得られるメリットが少ないなどが挙げられており、実施していたPTAや児童会、生徒会では他の活動に移行している現状となっております。このような状況の中、ベルマーク運動を教育支援目的として全市的に取り組むことについては、現時点では困難であると考えております。以上でございます。

再質問 6番 今利一

それでは、再質問をさせていただきます。まず、1点目は、農地保全についてであります。今回、農地保全について、いろいろと調べましたが、農業者自身、農地が傷んでしまったことに対して、はっきり言ってしまえばそれを手がけるお金がない、それに支出することができないのが現状であります。私の例を挙げる必要はないのですが、私も農地が傷んだところがありましたけれども、修復せず、そのままの形でやったという現状であります。ことしはうまく作物がとれればいいなという気がしておりますけれども、そういう現状にあるのではないかと思うところであります。いま、市長の答弁で、多面的機能で平成20年度からやっているという話でありますけれども、私は、これも限界に来ていると思っています。幾らお願いしても、その現状はよくわかるけれども、そこまで手が出ないというのが実際であるというふうに思います。そこで、いまのような質問になったわけでありますが、そういった部分も含めて、市として何とか対応できないか。先ほども一般質問の中で言いましたように、ことし6月6日に出た政府の方針では、本州と同じだけの金額が出るという格好になってきたようであります。そういったことを含めると、富良野市として何とか農地をもとに戻すような手法をとっていけないかどうなのか、その辺のことをお伺いしたいというふうに思います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

今議員の再質問にお答えいたします。ただいま、昨年のような異常気象による大きな被害が発生した場合、個人では復旧が大変困難だという御質問かと思います。まず、そういう災害等が発生した場合、国による災害復旧の措置は、いま、今議員がおっしゃったとおり、北海道としてもその辺の計算等が上回ってきている状況にあると思いますので、まず、こちらのほうで対応できないかどうかを検討することが第一と思っています。その後、それぞれの地域等も検討させていただきながら、市としても、農地保全という部分に力を入れて進めていきたいと思ってございます。以上です。

再質問 6番 今利一

市として、どういう格好で、どうやるのだというふうにお聞きしたところで、保全というところに力を入れると言われても、私は理解ができないので、もう一度、その辺を御答弁願いたいと思います。

答弁 経済部長 後藤正紀(経済部長は2020年3月まで)

舌足らずで申しわけございませんでした。今議員の再々質問にお答えいたします。まず、第一に、いま申し上げたとおり、国の支援のほうで対応を考えてございますが、これが見込めなくなった場合、市としても、いまおっしゃられた金額等までいかないこともあろうかと思いますが、関係機関等や地域とも協議しながら、復旧等に当たっての対応等を検討してまいりたいと思っております。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再質問に、私から少し補足答弁させていただきたいと思います。昨年の災害というのは、私も、個人的に大変同情せざるを得ない状況だというふうに認識しております。現在、災害に対する国の制度については、個人でなく、地域を全体として捉えた中での補助制度があるわけであります。いま、今議員の御質問は、災害とは言わず、大きな雨被害、集中的な豪雨によって農地が荒らされた現状をどう考えるかという御質問と受け取ってお聞きいたしました。富良野の場合、現在、地域ごとに大変な差があります。例えば、東山、麓郷、布礼別地区といった山地帯と、鳥沼を中心とする扇山の牧畜帯がありますが、開拓されて以後、こういった地域ごとの農地は天候によってそれぞれ大きく変化をするという状況が続いてきたわけであります。その中で、鳥沼地区というのは、泥炭地でありまして、入植された人が大変苦労され、その努力によって今日の美田ができてきました。それは、どういう形でその状況になったかというと、やはり、集落の皆さん方が一致協力して、自分たちでできるものと、公共的に国、道、市にお願いするものを区分けして、そして、進めてきた運動の成果だというふうに私は認識しております。そういうことによって、今日の富良野では有数の美田として農家を経営されているわけであります。それは、先ほど御答弁させていただいたとおり、地域においてふだんから日常的に基盤整備をきちんとしない限り、雨が降る、川が氾濫するという状況によっては、毎年そういう状況が起こり得るわけですね。ですから、少なくとも、緊急的な措置でなく、恒久的な措置をやるということになれば、集落を挙げて、地域を挙げて、国営による補助事業、道営による補助事業など、行政で補塡できるもの組み合わせながら実施することが原則的な基盤整備であり、そして、災害を防ぐ大きな要素になるだろう、このように考えております。ですから、いま御質問あったことは十分理解できます。しかし、1件、2件、3件の状況によって市が個別に出すということになれば、これはまた、公平性の問題、あるいは、地域的な中での問題が必ず出てくるわけでございます。ですから、市は、この点について、それぞれの地域に合った基盤整備をしていくお話し合いをしたいと考えております。現在、山部地区とはやっておりまして、いま、山部地区はそういう方向で進めようとしている段階でありますが、今後、その地区の状況に合わせて御支援を申し上げていきたい、このように考えているところでございます。今議員の質問について、個人的には十分理解できますけれども、そういう基盤整備ということになれば現実として個々の農家の状況では大変厳しいものがあることを認識しつつ、行政的に個々に手当てをするのは現行ではなかなか難しいということも御理解を賜りたい、こんな感じでございます。以上であります。

再質問 6番 今利一

第1回目の質問に市長がお答えになっているのに恐縮ですが、今回、農地がだめになったところをつぶさに見せていただきましたけれども、いわゆる川沿いの農地というのは、いま、市長が言われたように、集団でできるような条件下にはないということだけはきちんと理解していただきたいと思っていて、そのためにどうにかできないかという思いなのであります。今回見せていただいたところの農地は、いわゆる川沿いですが、農地としていま使われていませんでした。草が生えてぼうぼうになっていて、地先の人にお話を聞きましたら、表面の石だけはとってもらえないものかというふうな話をされていました。私は、そこだけを取り除けば農地として利用できるのであれば、そういった手当ても必要ではないかというふうに考えますけれども、その辺に関してはどうお考えになっておりますでしょうか。

答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)

今議員の再々質問にお答えいたします。川から出た砂利が畑に上がったという御説明であります。ですから、個々の農家のそういう砂れきをとることができないのかという再質問だったと思います。原則は、川底をきちんとしない限りは、毎年そういう状況が起こります。そこで、先ほど答弁させていただきましたが、道河川であるならば、道に対してそういった要請をいま強力にやっております。この機会を逃したら、道もなかなかやってくれないのですよ。ですから、先ほどから答弁させていただいておりますように、毎月、道の動向を注視しながら、やるか、やらないのかということで、再三、運動展開をしているところであります。聞くところによりますと、先ほど御質問があった中で、布礼別川の農地の関係以外でも、道路の関係で災害復旧の事業費に数十億円のお金がかかるようなお話も聞かされております。これについて、どういう形で、どの辺までやれるか、あるいはやれないのか。先ほどは道の動向を注視するという言葉で答弁させていただいておりますけれども、中身的にはそういう金額が現実的に言われてきているような大変厳しい状況にございます。ことしと昨年で地域の皆さん方と2回にわたってお話し合いを実施してきた経緯もございまして、後ほどまた建設水道部長からも答弁させていただきますが、現実にはそういう状況にあるということでございます。この点は今議員にもお願い申し上げたいのですが、この問題については、道河川であるということを含めた中で、道に対してできる範囲の状況づくりを強力にしてまいりたい、このように考えておりますので、今回については御理解を賜りたいと思うところであります。私たちは、決して、その状況を無視するようなことは一切いたしません。富良野選出の北海道議会議員にも十分御協力をいただいてやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたい、このように思います。

再質問 6番 今利一

続きまして、布礼別川添線のことに関して御質問いたしたいと思います。全線にわたって災害が起きて、7割がやられたというふうな市長の説明でした。私も、布礼別側から、あるいは、下の方面からずっと回ってみましたが、本当にひどい状況で、本当に頭を抱えて、これはどうしたものかなという思いをして帰ってきました。ただ、一つ思ったことは、これは誰がどうということではないと思いますし、ただいま市長が道と協議をしてと言っておりましたから、くどくどと言うことはないと思いますけれども、実は、布礼別側からずっとおりてきて、二又橋があって、その後もそうなのですが、実は、川に倒木がずっとあるわけです。いま布礼別川の下の方面で河川を改修していますが、下のほうで幾ら改修しても、上のほうが氾濫してくると、川としてはひどくなる可能性があるということも考えました。そこで、お尋ねしたいのは、当然、東大演習林の木ということもあるでしょうし、さらには道河川であることも含めて、倒木の処理というのはどういうふうにしてやろうとしているのか、その辺をお尋ねしたいと思います。

答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)

今議員の再質問にお答えいたします。先ほども市長答弁にあったように、布礼別川添線については、道河川でございますので、昨年の11月から道に対して強い要望を行っておりまして、引き続き、機会あるごとに行ってまいります。道のほうにもこれを受けとめていただいておりまして、全線すぐにということにはなりませんが、徐々にやっていくという回答を得ているところでございます。現段階においては、6キロメートルの未供用区間がありまして、それを一挙にやるのはなかなか難しいのですが、市としても、道に対して、少しでも早く倒木の処理、河道整備を行えるように引き続き、機会あるごとに強力に要望してまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。

再質問 6番 今利一

誰のものだとか、そっちは東大演習林ではないか、あるいは、道のものでないかとか、そんな言い方をしたくないのです。例えば、道路沿いにある手前の木は誰の木なのですか。川を挟んで向こう側は北海道のものだと判断したにしても、道路沿いの手前の木は富良野市のものではないかという感じがするので、その木も切ることはできないのですか。よくわからないのですが、その辺はどういうふうに考えておられるのか、お答え願いたいと思います。

答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)

今議員の御質問にお答えいたします。確かに、道路沿いの木は市の管轄になるかもしれません。しかし、どちらにしても、川と一体で進めていかなければ、道路だけやっても、結果的には、今議員が危惧されている河川の氾濫の助長に対する解決にはならないと考えております。ですから、先ほども市長答弁があったとおり、道の動向を注視しながら、道がやる区間は市もあわせてやっていくという形で対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 6番 今利一

続きまして、可視化についてお尋ねしたいと思います。市は、平成32年までにCO2削減を25%にするという目標を掲げて、いま進んでいるところであります。実際に、環境家計簿あるいはうちエコ診断という格好でやっているというふうに聞いておりますが、それは市民全体にどれほどの実効性が出ているのか、その辺をお聞きしたいと思います。

答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)

今議員の御質問にお答えします。市長の答弁にもございましたが、いま、市ではうちエコ診断を進めております。これにつきましては、皆さんの御家庭でいま使っているエネルギーは二酸化炭素に換算するとどのぐらいかといったことを少しでも認識していただくことと、なおかつ、どこを削減すれば経済的にもCO2に関してもどのような効果が出るか、そういう認識を持っていただくものであります。さらに、ペレットストーブの購入と太陽光発電を促進するために補助を出しておりまして、ここまでペレットストーブについては34基、太陽光発電につきましては8件の申し込みがありました。その部分の効果で言いますと、ペレットストーブに関しては約59トン、太陽光発電につきましては52トン、合わせて約111トンのCO2削減ということで、目に見える効果があらわれております。以上です。

再質問 6番 今利一

実際、平成23年度に出されたいわゆる第2次富良野市環境基本計画の中でも、再生可能エネルギーの開発をするということをいろいろうたっております。そこで、再生可能エネルギーの進行状況に関してはどんなふうになっているのか、お答え願いたいと思います。

答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)

今議員の再質問にお答えします。まず、小水力発電についてでございますが、これについては、白鳥川の整備ということで、毎年、環境整備をしながら進めておりますが、いまのところは、次の段階に進めるために該当する河川の状況を調査するという状況まで進行しております。また、衛生用品の資源化につきましては、現在、資源化の状況調査を進めておりますので、実際に市で行う部分は今後の検討課題として進めております。現状につきましては以上でございます。

再質問 6番 今利一

再生可能エネルギーとなってくると、非常に多岐にわたる感じがいたします。いま一度、本当にそういうことを考えていかなければCO2を削減できないというふうなことも考えておりますし、ぜひとも早急にと思っております。私は、いわゆるバイオガスというか、あるいは、畜産の廃棄物をうまくエネルギーに利用するような格好で推進するようなことはできないのかどうなのか。牛屋は、それらのことに関して常に見ているわけで、それらをうまく利用していくことができないのか、その辺の推進を図ることができないのか、その辺のことをお伺いしたいと思います。それから、もう一点、ほとんどの畜産農家はそういったものに興味があるというふうなことをアンケートに書いているようですが、その辺をお答え願いたいというふうに思います。

出典:富良野市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月20日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる