音更町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月25日
本町の地震対策について
2007年9月25日、音更町議会の一般質問で、佐藤和也議員が「本町の地震対策について」質問し、町長 山口武敏、総務部長 奥村三千雄、建設水道部長 安藤正和、副町長 藤井勉が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤和也 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、総務部長 奥村三千雄、建設水道部長 安藤正和、副町長 藤井勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 16番 佐藤和也
通告にしたがいまして、一問一答方式で一般質問を行います。本町の地震対策についてお伺いいたします。本日は、能登半島地震発生から半年目ということで、けさのテレビニュースで、いまだに仮設住宅暮らしを余儀なくされている人たちの姿を映し出しておりました。災害は忘れたころにやってくると言われますが、新潟県中越地震、中越沖地震のように、3年間に2度の大きな地震が発生するなど、忘れたころどころか、忘れる前にやってくるような状況であり、まさにいつどこで起きるかわかりません。地震が起きることを防ぐことはできませんが、被害を少なくすることはできます。その防災の対策の基本は、自助、共助、公助であると言われます。自分の命は自分で守る自助、地域住民が連携して町を守る共助、そして行政が災害に強いまちづくりを進める公助です。この3つはいろいろな形で相互に支え合う関係にあります。そのあり方について、どのようにお互い助け合うべきかについて、考えておくことが必要であるという観点から、次の点を中心にお伺いいたします。1、緊急地震速報の利活用についての考えは。2、倒壊危険家屋の把握はされているのか。3、新耐震基準を満たさない建築物の耐震診断の取り組みについて。4、地域防災計画で想定している被害規模について。5、避難所の機能・安全性について。6、食料等の備蓄に対する考え方は現状のままでよいか。7、町民に対する啓蒙啓発は十分か。以上、お伺いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
本町の地震対策についての御質問にお答えをいたします。初めに、緊急地震速報の利活用についての考えでありますが、21日の榎本議員の御質問にもお答えさせていただきましたが、緊急地震速報は、気象庁などが全国に展開している地震計により、地震発生の直後に可能な限り素早く知らせる情報であり、この情報を受信し、大きな揺れが到達するまでの短い時間に、少しでも早く行動できることで、地震災害の軽減に役立つものと期待されているところでございます。しかしながら、現段階では地震時における必要な安全確保対策や、施設管理者の対応行動、あるいは受信システム方法等につきまして不明な部分が多いため、今後、導入事例等を研究しながら、検討してまいりたいと存じます。次に、倒壊危険家屋の把握についてでありますが、現在、町内における家屋の相当数は平成19年度の固定資産概要調書の数値で申し上げますと、1月1日現在、課税、非課税家屋合わせておおむね2万4,600棟あり、これらのうち、昭和56年以前、いわゆる旧耐震基準で建設されていると思われる家屋の棟数は、おおむね1万1,600棟、さらにこのうち、住居系に供されている家屋はおおむね3,800棟と推計いたしております。これらの家屋の多くは民間の建築物であり、個人資産ということから、倒壊危険家屋として判定することは困難であり、また、建築物の安全性を確保する責任を有するのは、個々の建築物所有者でありますので、現時点では倒壊危険家屋の把握をしていないのが実態であります。なお、町有建築物については、平成17年度から旧耐震基準年において建設されている学校校舎の耐震診断、補強といった耐震化を計画的に進めているところであります。次に、耐震基準を満たしていない建築物の耐震診断の取り組みについてでありますが、国は平成17年1月17日に発生した阪神・淡路大震災や平成16年10月に発生した新潟沖中越地震、さらには平成17年に起きた耐震偽装問題などを受けて、平成18年1月に建築物の耐震改修の促進に関する法律の一部を改正する法律を施行したところであります。この一部改正法の中で、建築物の耐震診断補強といった、耐震化の計画的な推進を図るため、都道府県に対しては耐震改修促進計画の策定を義務づけ、市町村に対しては、同計画の策定に関する努力義務を課しております。北海道は平成18年12月に、北海道耐震改修促進計画を作成した中で、道内の各市町村に対して、市町村耐震促進計画の策定に努めるよう求めており、これらのことを含めて、本町といたしましては、平成18年度に音更町地域防災計画の一部の見直しを行い、関係計画について位置づけしたところであります。当面の取り組みといたしましては、耐震不安を感じている方々に対しましては、北海道は昨年8月から道内14市町で木造一戸建て住宅、2階建て以下、延べ面積500平方メートル以下の住宅を対象に、無償、無料で診断を実施しておりますことから、これら診断を受けていただくため、昨年9月の広報で周知しておりますが、今後とも普及啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、地域防災計画で想定している被害規模についてでありますが、本町の地域防災計画は、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法の制定に伴い、平成18年4月に、本町を含めた十勝全域、釧路、根室の全域及び日高南東部の一部が推進地域に指定されたことから、同年見直しを行ったところであります。この計画では、被害想定の調査はいたしておりませんが、この海溝型地震に係る特別措置法の制定に伴い、中央防災会議が日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に関する専門調査会で実施したシミュレーションによりますと、十勝沖、釧路沖地震による建築全壊棟数は約1万9000棟、死者数約300人、最大避難者数約27万人、経済被害として約1兆2千億円に上ると想定されております。次に、避難所の機能・安全性についてでありますが、本町の避難場所については、災害が発生したときに一時的に避難する場所として、学校の運動場及び公園など13カ所、また収容避難のための避難所として、小学校、中学校や公民館など28カ所、さらにそれぞれに2次避難所も指定しているところであります。実際に大規模災害が発生した避難所を開放しなければならない場所に備えて開設運営マニュアルを作成し、その手順、内容などの基準を定めており、特に避難生活者が多く、長期化いたしますと、事実上、教職員だけでは避難所の運営は賄い切れませんので、自主防災組織の長などがリーダーとなり、避難生活者による自主運営体制をとることにもなっております。また、避難場所や避難所は、自宅での日常生活とは違い、制約された環境になりますので、被害状況や災害対策本部などからの必要な情報を正確に伝えなければなりませんし、健康に不安な人、不安を持つ人が多くなることも十分想定されますので、その状況を迅速かつ的確に見きわめた上、必要な策を講じ、十分とは言いがたいにしても、避難所が有効に機能できるように、気を配っていかなければならないものと考えております。また、小中学校施設は耐震診断をもとに計画的に整備を行っており、その他の避難場所については、被害災害状況を踏まえて、より安全な避難所を選択するなど、柔軟な対応をとってまいりたいと存じます。次に、食料等の備蓄に対する考え方についてでありますが、本町の災害に対する備蓄品については、現在、毛布1,040枚、マット500枚、非常用トイレ1千人分を備蓄しているほか、災害時における物資等については、生活物資、簡易トイレ及び発電機、大型暖房器、石油類、LPガス、軽自動車輸送等について、それぞれ事業者と供給等に関する協定を締結しているところであります。また、この協定の締結はいたしておりませんが、緊急時には町内事業者からの供給も可能と考えておりますので、備蓄につきましては、現状の中で対応してまいりたいと考えております。さらに、避難所では、協定を締結した事業者からの物資等の供給がおくれることも予想されることから、阪神・淡路大震災の教訓をもとに、自主防災組織設立などの説明会、あるいは広報等により各家庭において最低でも3日分程度の非常食、持ち出し用の食料の備えをお願いしているところであります。最後に、町民に対する啓蒙啓発についてでありますが、災害に対する啓発活動につきましては、広報、ホームページ等により行っておりますが、これで十分だと言えるものではないと思っております。今後とも自主防災組織設立の説明会や、その他いろいろな機会を通して、積極的な啓発活動に努めてまいりたいと存じますので、御理解を賜りたいと存じます。以上で答弁とさせていただきます。休憩(午前11時00分)
再質問 16番 佐藤和也
それでは、再質問をさせていただきたいと思うんですが、まず1点目、緊急地震速報の利活用については、答弁の中にもありました。先週榎本議員の方からの質問に答えられて、一定の答えがありますので、これについては再質問はいたしません。ただ、導入事例の研究をされるということだったんですが、先週の話で何百万もというような話をされていたんですけれども、受信機そのものであれば大した金額でもないし、実験的にどこかでやってみて、本当にどうなのかということをやってみるようなこと、よそが導入したやつをどうだということを待つのではなくて、自分のところでやってみるのも一つの方法かなというふうに思いますので、そのことをお伝えして2問目に入ります。倒壊危険家屋の把握はされているかという質問に対して、今、一般住宅ということで3,800棟ほどということの話がありました。おっしゃるとおり、確かに家屋そのものは所有者いましてね、勝手にこちら側で、これ、危険だよという、倒壊するかもしれないよということがいいのかどうかということはあるんですけれども、それでは、その3,800棟についてちょっとお伺いしたいのは、これ以降、私の質問させていただく資料としては、音更町の防災会議の方で出された地域防災計画と、それから自主防災組織活動マニュアル、それとそれの別冊になる避難場所開設運営マニュアルというようなところを中心にお聞きしようと思いますけれども、この中に急傾斜地ということで、たしか危険な箇所が、この地域防災計画の中に載っておりまして、そこで予想される住宅被害とかいう形の戸数まで入って、トータル134世帯ぐらいなっているんですが、これは、今、先ほど言われた3,800棟とは、合っているかどうかというのはおかしな言い方です、新耐震基準どうのこうの、片方で聞いているわけですから、この辺、その中に含まれるものというのはわかります。わからなければ結構ですけど、もしわかるのであれば、逆に言うとこの急傾斜地に建っているであろう、被害を受けるであろう世帯の中に、そういった新耐震基準を満たさない、ですから、ある意味では余計危険だよというふうに思われるようなところはあるのかどうなのか、わかれば教えていただきたい。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
急傾斜地区、地域の中における家屋でございますけれども、昭和56年以前の建物が含まれるかどうかという部分については、そこまではちょっと把握をしておりません。以上です。
再質問 16番 佐藤和也
わかりました。そういったことに関して、この点、ちょっとこの後も含めまして、この計画書そのものについてということで質問していきたいと思いますので、それでは後ほど、2番、3番、4番、5番あたり全部絡むものですから、ひょっとしたらその質問の中でちょっと順番が変わったりとか、または2つ一緒だったりということがあるかもしれませんけれども、続けさせていただきます。新耐震基準を満たさない建築物の耐震診断の取り組みについてということで、答弁にありましたように、道の方でもそういう事業を18年の8月から始めて、各市町で受付をしていると。私も実は、先ほどありましたけれども、昨年の広報に載ったということを、見落としたのか、見たけど忘れてしまったのかという状況です。一般の町民の方々、どこまでその辺がわかっているのかということを心配するところなんですけれども。このいわゆる3,800棟の住居、この部分について、それでは、これ、見ていきますと、確かに道ではやっているんですけれども、現地に来て調べるということではなくて、図面等を出すことによって、診断用ソフトでもって、それを解析して答えを出していくという形なんですね。無料でやっていただけるということなんですけれども、私が心配するのは、そういう旧耐震基準で建っている建物、古い建物に住んでいらっしゃる若い世帯の方々であれば、まだいいんでしょうけれども、往々にして古い建物に高齢者の方々が住んでいらっしゃったり、ましては独居だったりしたときに、そういう図面を探してきて出すとか、仮にそういったことがあるんだということを承知していても、できるのかなというのが率直に思うところなんですが。そういったところで、例えばなんですが、町として、そういった手伝いをするといいますか、そういったことはしているのか。また考えはあるのか。もう一つ、じゃ、このこういったせっかく無料で診断できるものがあるんですけれども、音更町としてはどのぐらいの世帯の方がこれを利用されたのか、実績等は把握されているんでしょうか、質問いたします。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
まず北海道の方で、現在実施しております相談なんですが、18年度は十勝全体で7件、そのうち音更町が4件相談されたと。それから、19年度に入りまして、現在2件、音更町はゼロであるというのが現状であります。それから、1点目の方で御質問ありました、今後町として、その取り組み方はどうするのかと。町長の答弁の中にもありましたが、この耐震の促進計画、こういうものについては国は定めております。北海道の中でもそれらのを定めております。市町村に対しては努力義務ということで、現在、北海道180市町村の策定率は、今ゼロというふうに、現在なっております。ただ、管内では今帯広が、6月にこの策定の取り組みに入った状況ではあります。ただ、これ、この問題は、どのような状況下の項目にするか、危険度というのは、あくまでも個人住宅等について示すことができるのかどうか。ただ、一、二点、用途を考えておりますのは、災害時の道路等が閉鎖される、そのような状況下の中では、有効なものが考えられるのかなと。ただ、あくまでもこれにつきましては、先日も帯広市の方に担当が行って勉強させていただいているんですが、公表ですから、どのような公表の形がいいのか、十分その辺は煮詰めた中で、取り組みを何らかの形をしていかなければいけないのかなというふうには、現在、考えております。いずれにしても、今、この点については勉強させてもらっている状況であります。以上であります。
再質問 16番 佐藤和也
前段、私、お話しした、例えば高齢者の方なりのお手伝いなりどうなんだということについて、ちょっとお答えがなかったようなんですけれども。答弁をお聞きしていて、何でそう言われたのかわからなかったんですが、道内でそういう計画を立てているところが、まだゼロですよという、だから我が町もまだいいんだよと聞こえるのだとしたら、それは違うだろうなと。よそはよそで、自分の町は自分できちんとすべきだろうなというふうに思います。そういった考え方をしていかなければいけないのではないかと。確かに、いろいろな難しいところはあるかもしれません。ですから、例えば今言われたように、倒れてしまって道路をふさぐようなところについてはという言い方もありましたけれども、それ以外だって、私はまだまだあると思っています。後ほど、また続けていきたいと思います。4点目、地域防災計画で想定している被害規模についてということでお伺いしたんですが、答弁としては、端的に言えばしていないんだと。どの程度になるのかはわからないということだと思いますけれども。そこでお聞きしたいんですが、この防災計画の中に、地震のところ、私、地震聞いていますから、そこで、地震の想定という節の中の前提条件ということで地震の規模がマグニチュード7.2、震度7、阪神・淡路大震災と同程度、震源地が市街地中心部と、これだけの記述があるんですけれども、これはそういう地震を想定して、この計画書ができているんだという意味にとらえていいのかどうか、まずお聞きします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
まず、地震対策の関係の計画の中におきまして、地震災害対策編という形の中で、地震の想定という部分の中で、前提条件として、地震の規模、マグニチュード7.2、震度7ということで、市街地中心部ということで想定はしております。そういった形の中で、災害予防計画の部分については、立てさせていただいているのが現状でございます。十勝地方においての地震発生については、想定されるものとしては、どちらかと言えば地殻が日本列島下に沈み込みによって発生する地震層であるということで、大部分は海溝型と言われている地震が考えられるということで想定をさせていただいております。以上でございます。
再質問 16番 佐藤和也
そうしますと、被害規模は想定していないけれども、起きる地震は想定しているというふうに、今お聞きしたんですが。それではお伺いしたいのは、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、中央防災会議の方で、この音更町は、ほかの町村も含めまして、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震による被害想定という報告書が出されております。これは18年の1月ですから、当然この19年の4月に修正され、改定された計画書の前の段階ですが、この中で、この十勝について想定されているのは、十勝沖、釧路沖の地震で、マグニチュードが8.2ということで想定しているんですね。マグニチュードと震度の問題ありますから、当然違いはあるということなんですけれども、つまり場所として十勝沖で起きた場合の8.2と、この音更町の市街地中心部直下で起きているものの7.2では、起きる震度は違ってくるとは思いますけれども、どうして片方できちんとした形のこういうものが示されているんですけれども、この想定しているのは、これよりももっと大きな地震が来るんだよということを考えられて、この計画書の中にマグニチュード7.2ということを入れられているのか、震度としてですね。その辺がちょっとわからなかったんです。マグニチュードが1違うと、私も調べたんです、どのぐらい違うんだろうなと。そうすると、1ふえるということによって、地震のエネルギーは32倍になる。そうすると、7.2と8.2、たかだか1かもしれないけれども、相当違うんだろうなということが素人でもわかるんです。じゃ、公にこういう形で法律もできて、法律でしたっけ、できて、音更町としては、その対策推進地域として指定もされているわけですよね。内閣府告示ということで、そういう状態にある、もとになる想定された地震のものと、音更町が違っているのはどういうことなのか、お聞きします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
まず、想定の違いがどうかという部分でございますけれども、前段で申しました、その音更の地震災害対策編の部分については、現実的には先ほどお話しさせていただきました市街地を中心部としてという形の部分の設定をさせていただいております。海溝型の部分、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震予防対策推進の関係については、その部分で、ちょっと別立てでちょっと計画を持たせてもらっています。この部分については、指定を受けている部分の43市町村から、道の計画に合わせた形の中で策定をさせていただいておりますので、まず日本海型の日本海溝・千島海溝周辺の部分のですね、十勝沖もしくは釧路沖という部分のとらえ方と、若干違っているような形になっております。若干というよりも、とらえ方が違った形の中で、もう一つ計画を持たせていただいているという部分でございます。そういう部分で御理解をいただきたいと思っております。
再質問 16番 佐藤和也
そうしますと、計画が2つあるということですか。1つは市街地で起きたもの、もう一つは十勝沖で起きたもの、2つ計画があるのか。被害を受ける側としたら、どこで起きた地震であろうが同じじゃないんですか。そんな2つ計画があって、どちらの計画になるんですかというようなことを、起きてから判断するのかどうか知りませんけれども、別の計画書なりがあって、そこではきちんと対策がされているということの考えでいいんですか。何か今お聞きしていて、理解できないんですけど。そうすると、国の方で指定も受けた、道にほかにもまだ市町村はあるから、足並みそろえて計画をつくらなければいけないからつくったよと。計画があっても、実行されなければ何の意味もないんじゃないですか。こういうものがあって、いざ地震が来たときに、この計画がきちんと本当にできた計画であれば、それに従ってやることによって、被害は最小限に抑えられるとか、または二次災害を防げるとかありますよね。それが、別の計画があってということになったら、どういうことになるのか。先ほど伺いました、どちらがより大きな災害を受けるという可能性が高いんですか。私、よくわからない。十勝沖でマグニチュード8.2、音更で7.2の市街地で起きた場合、その辺も含めて、なぜ2つあってという部分、2つでは、私はおかしいのではないかという意味でお伺いします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
大変申しわけございません、ちょっと言葉足らずで失礼いたしました。基本的には、先ほど言いました地域防災計画、地震災害対策編の部分の中ですね、それがもとの形の中になってございます。日本海溝の部分、十勝沖云々という形の部分でございますけれども、これについては、国の部分の中でそういった形の部分で被害の部分については、十勝沖の地震が今後についてもということで、そういう形の部分で推進計画を持ってございます。ただ、第5章でそういった形の部分で推進計画を持ってございますけれども、中身といったらおかしいけれども、進める部分については、地震対策編の部分で定めている部分が、それに基づいて行動を起こすという形になってございますので、その点だけ、ちょっと御理解いただきたいと思います。言葉足らずで、大変申しわけなかったと思います。現実的には、十勝の地震を見た場合に、内陸の部分でいけば、若干小さな地震は発生はしておりますけれども、大きな地震につきましては、日本海溝、十勝沖、もしくは釧路沖という形の部分で被害を、本町の部分についても震度の部分が高くなってということでの被害が生じているというのが実態だと思っております。市街地内部の部分の中で、直下型で云々という形については、想定の部分の範疇で、あるかないかということになれば、どちらかと言ったら、少しは薄いのかなとは思いますけれども、基本的には震源地を市街地として大きなものがあったらどうするかという形の部分で計画を立てさせていただいているということを御理解いただきたいと思います。
再質問 16番 佐藤和也
その答弁を聞いて、理解できる方がどのぐらいいるかどうか、ちょっとわかりません。私は半分しかわかりません。というのは、ある種、ずっと何遍も何遍もこれを読んでいったので、何となく言わんとするところが理解、半分できるかなという意味合いなんです。なぜかというと、普通、こういったものがあったときに想定をしますと、どの程度の地震が来るんだという想定があったら、次に、それによってどのぐらいの被害を受けるんだ、全壊するであろう戸数とか、半壊するであろう戸数とか、そういったどのぐらいの被害をこれによって受けるんだということを想定して、それに備えた計画をつくるから意味があるので、私もその意味で、ずっと聞いているんです、質問を。ところが、今、お話を聞いていくと、こういった内陸部で、今この計画に、うちの音更町の計画にあるような地震は薄いだろうと。多くは海溝型だろうと。だったら、海溝型で本来は計画書をつくるのが当たり前なんですが、それができていないのは、恐らく被害の想定をしないから、どちらでも同じだからです。つまり、どの程度の規模の被害を受けるかは、ないんですよね、この計画書の中だと。どのぐらいの戸数は、ひょっとしたら倒壊するんじゃないかとか、閉じ込められるんじゃないかとか、被害の想定が全くない計画なんです。ですから、そういう言い方で、どちらでもいいんじゃないかということ、結果は同じだよという。私、調べていく中で、ほかの自治体ではやっぱりこの想定をするわけですよ。して、我が町ではこのぐらいの戸数は倒れるかもしれない、半壊するかもしれない、避難を要する人はこのぐらいではないか、それは確実ではないかもしれませんけれども、考えられる部分として、そういう被害の想定をしています。そして、その被害の想定に対して、この以降は後の方になっていくと思うんですけれども、避難所はどうしようか、その後の備蓄のものはどうするんだということを考えてでき上がっていく。ところが、この音更町の計画では、その辺がすっぽり抜けてしまっているんです。だから、こういう状態になっているんだと、私は思いましたから、半分理解できるという言い方をしました。今あった、この中央防災会議のこの報告では、先ほど町長が答弁されたように、もしこの規模で起きた場合、それもこれで言えば、シーンを3つほどに分けていますよね、冬の朝5時だとか、夏の昼12時、冬の夕方18時、それぞれやはり北海道ですから、冬場と夏場では違うだろうし、朝と昼でも違う、夜も違うということを想定して、しかも風速を2段階、秒速3メーターの場合と15メーターの場合、これは火災を想定しているんだと思いますけれども、そういったことも含めて、この災害を想定していますよね。片方はきちんとそういう形、わかりませんよ、音更町はその中のどれに当たるのかわかりませんけれども、推測は可能だと思うんですが、そういったことを一切しないで、独自の自分の、しかもこのマグニチュード7.2というのが、今伺って、起きる可能性薄いというか、例えば、どなたか地震の学者の方が、いや、音更であるとしたら、これが大きいんじゃないかというのであれば、わかるんですけれども、そういったものなしに、どうも安易に阪神大震災と同じ規模を上げておけばいいかなというようなふうにしか見えないんです、聞こえないんです。ですから、私は本来は、被害規模についてまで想定する必要があると、そうでなければ、計画はきちんとできないんじゃないかというふうに思うんですけれども、その点について答弁をお願いします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
御答弁でも申し上げたように、被害の部分については調査をしたような形のものは持ってございません。計画段階についても、どの程度の被害を想定をしてといったらおかしいですけれども、家屋の倒壊、その他の部分をどの程度云々という形の部分では、想定をした形では計画を立ててございません。現実的には、体制として動ける体制、またそういった形のもので、どういうふうに対応をしていくかという形のもので、大きな規模をあらかじめ想定した形の中で計画を立てたものではございません。計画の部分の中の根本的には、被害の生じたときの体制、取り方、動き、そういったものの考え方で計画をつくらさせていただいているというところでございます。
再質問 16番 佐藤和也
これ以上言っていても、実際に想定して、想定といいますか、被害を調査もしないし、被害規模もわからないままだということで、実際にわかっていないわけですから、ここで何遍言っても、今わかるわけじゃないので、私はわかるべきだと、その努力をしなければいけないだろうということを申し上げておきたいというふうに思います。本当はこの辺でもう少しお聞きしたいこともあったんですが、だんだん時間がなくなってきているようなんですが。5番目、避難所の機能・安全性についてということでお伺いします。ただ、本当に伺いたいということで、いろいろあるんですけれども、やっぱり同じことの質問の繰り返しになる可能性があるんです。例えば、避難可能人数が書いてあるんですね。1人当たり、避難場所ですね、例えば体育館とかそういったところ、1人当たり2平米で計算をして、単純に割って、これだけ避難できますよと。ですから、最大、詰めて詰めて最大だったら、これだけですよということは、計画には載っています。でも、長引いた場合にどうなるんだということはないんです。2平米というと、畳1枚分ぐらいですか、ちょっとぐらい。これでもし、もし本当にですよ、ですから私がどうもね、思うのは、私がイメージしている災害の規模と、恐らく答弁されている部長の災害規模が違うんじゃないのかな。私、かなり大きなものを想定していますし、どうしてもふだんテレビ等、などで見ていくと、大きな地震があった後、例えば避難所を映して、ああ、こんな状態になって、前にテントがあって、非常食を配っていたりとか、いろいろなことを見たりするイメージで答えていますし、当然大きなものなんだろうというふうに思うんですけれども、ただ、この計画を読んでいる限りでは、最大どれだけと。例えば炊き出しについて見ても、1回当たり何百食と。細かいことは全くないですから、どのようにやるか、どんなのかもわからない。後ほど備蓄がらみでちょっとその辺、またちらっとお聞きしたいと思いますけれども、やっぱりですね、その辺は幾ら計画で、来るか来ないかわからないといっても、いざ来たときに対応できるようにしておくべきではないかなというふうに思います。そこで、避難所についてなんですが、私、この避難場所開設運営マニュアルというのをいただきまして、読ませていただきました。これというのは、例えば避難場所に当たるところに配付されているなり、ふだんからこれを読んで、何かあったときにはこういうふうにするんだよということが徹底されているのか、どういうような扱いになっているのか、まずお伺いします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
まず1点、自主防災活動マニュアルとあわせた形の中で、それぞれ自主防災組織の作成、組織を設立をしていただいた団体等には配付をさせていただいているような部分と、それぞれ職員、担当に当たる職員、その他の部分については配付をさせていただいているような状況でもございます。流れとしては、そういう段階でございます。
再質問 16番 佐藤和也
職員は持っているんでしょうし、自主防災の方ということで、できている部分は17と、たしか聞いていますから、約1割しか、町内会、行政区の中でないんですね。そこしか持っていない。ほかはない。それから、これ、体育館利用云々となれば、学校の方では、その辺はもうこういったものは配付されていると理解してよろしいんですか。(「はい」の声あり)なぜこういう質問をしたかといいますと、あるんですね、見ましたらね、避難場所生活の心得とかとうたって、ああ、いいなと。できてからやることなんでしょうけれども、この中で、次の、実は質問にも絡むんですけれども、災害が起きた直後、物資や食料が足りない場合にはということの中で書いてあるんですね。足りない場合には、各避難者同士で食料を分け合って、できる限り全員に行き届くように心がけますということと、また自宅への立ち入りが可能な場合には、一たん自宅へ戻って、備蓄食糧や毛布などを避難場所へ持ち寄りましょう。なぜかというと、起きて避難場所が開設されて、初めてこういう心得が出てきて、ああ、ないからとってこい、言い方は悪いですけど。やっぱり私はこれ、ちょっといいのかなと。心配なのは、被災直後のこと、多分、被災直後ですよね、足りない場合、家に食べ物をとりに戻らせていいんだろうか。普通、見ていますと、倒れない、倒れなかった家でも、余震でまた次、倒れるかもしれないということで、何かシールを張って、これは立ち入り禁止だよとか、ありますよね。素人が見てわかるならいいんですけれども、なかなかわからない状態で、こういったマニュアルで食料をとりに戻りなさいというか、いいのかなというのが、正直、これを見て感じたんです。何か、そういう建物を診断するために、応急危険度判定士認定制度というのがあって、何か北海道では約4千名ぐらいいるみたいなことが、ちょっとあったんですが、その関係もあります。音更というのはどうなっているのか。そして、この考え方ね、やっぱりきちんと見てから、安全だからとりに戻れというのならいいんでしょうけれども、そういうことの前にとしか、私は思えないんですが、こういうことでいいのかどうか。ちょっと細かい内容で申しわけないんですが、実際に起きてから、どうやってやるのということを想定した形の計画なり、マニュアルがなければ、慌てた中、大変な思いをした中で、できるのということがあるものですから、お伺いいたします。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
基本的には、被災時すぐには、そういった形の対応は、家屋、自宅に戻って云々ということについては、まずできないでしょうし、それはしてはならないというふうには考えてございます。一定度落ちついた段階でということと、自宅に帰る云々といっても、被害程度によろうかと思っております。全てが全て自分のところに戻って品物を、必要なものをとってくるという部分のことでなくて、考えております。言われる部分のことは、そのとおりだと思っておりますし、対応する部分においては、そういった形のものを見きわめた形の中で、指導をさせていただくということになってこようかと思っております。以上です。
答弁 建設水道部長 安藤正和(建設水道部長は2009年3月まで)
応急危険度判定制度によりまして、現在、市町の方で押さえておりますが、町内に3名おりまして、職員が3名、これは建築担当の方に3名おりますが、そこに3名おります。
再質問 16番 佐藤和也
時間なくなってきましたので、この点については、あと指摘だけ。避難所というのは、ただ単に避難させておけばいいわけでもないし、最近の地震の場合でわかってきているのは、例えばエコノミークラス症候群ですか、例えば車の中に寝泊まりしていたために起きてしまったとか、または避難所の中でもやっぱり発生して、発症しているということですから、いかに、快適とは言わないまでも、そういった心配のないようにと考えると、やっぱり事が起きる前から、十分な計画を立てる必要があるんだということを指摘して、次の6番目、食料等の備蓄に対する考え方について伺います。先ほど答弁の中で、毛布とかマット、簡易トイレですかについてはあるんだと。食料はゼロなんですよね、ないんですよね。なぜないのか、考え方をお聞かせ願いたいんです。過去にも、これは、ほかの議員の方も質問されて、答弁されていたと思うんですけど、確認の意味で、なぜ食糧の備蓄がゼロなのか、教えてください。
答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)
食料等の備蓄、食糧の備蓄の部分に関しましては、基本的には町の部分では用意をしないという考え方を一つ持ってございます。それはなぜかという部分のことでございますけれども、先ほどの御指摘の部分もあろうかと思いますけれども、どの程度の食糧備蓄をすればいいのかという部分のこともございますし、それについても、一定程度、更新も出てくるということが一つございます。その前段といたしましては、食料、その他の部分については、一定程度、確保は可能だろうという形の部分の考え方を一つ持ってございます。それぞれ、全町的な災害が起きたとき、どうなのか云々という部分のこともあろうかとは思いますけれども、それぞれの部分の中で、まずは自助の精神で、まずは自分で一定程度、私どもは3日間程度という形で考えてございますけれども、そういった災害非常時の食料を、まずは備蓄していただこうという形の部分の考え方を、一つ持ってございます。食料その他の部分についても、一定程度、協定なり、そういった部分の中で食料の確保については可能というふうに考えてございます。また、協定はしないものの、各町内の事業者、その他の部分で、そういったものの物品供給を、災害時においては購入をさせていただきたいというふうに考えているところでもございます。以上でございます。
再質問 16番 佐藤和也
かみ合わないんですけれども、なぜかというと、今の答弁ですと、どの程度備蓄すればいいかわからないんだと。そして、全町的な災害が発生した場合には別というか。つまり、私は何度も言っているのは、この計画書というのは、全町的な災害が起きたときとか、大きなものが起きたときに、どうするんだという計画ではないんですか。それ以下でなるものであれば、だれも苦労もしなければ、計画がなくたって、ある程度できますよ。大変災害が起きたときに、どう機能させていくかというのがために計画をつくり、皆さん方がいらっしゃるんだと私は思っているんですけれども。どうもその辺がかみ合わないんですが。例えば協定があるからとかいう言葉もありました。備蓄して、当然消費期限ありますから、来ればむだになる部分もあるかもしれません。だからしないんだと。要はお金の部分、財政の部分でしないんだということなんでしょうか。これ、きちんと理由をはっきりしておかないと、他のところ調べましたらね、やっぱりそういうところもあるんですよ、調べたら。ある県では、4分の1がしていない。それは、今言ったように、しても、したいんだけれども、できない。しても、例えばむだになってしまって、廃棄しなければいけないとかいうことで、ほとんどはしたいけどできないというのが多いです。残りは、75%は一生懸命しようとしている。ですから、しない方、少ない方のしない方をうちが選択するのであれば、きちんとした理由をつけて、町民の方にも理解をしておいていただかなければいけないし、そのことをきちんと周知しておかなければ、一般的に、確かに3日程度のものは用意しましょうということは聞いています。でも、恐らく多くの町民は、そうは言っても何とかなるのではないか。この考え方がいいかどうかは別ですよ。ただ、起きたときにどうなんだということを考えたときに、私はそれでいいのか。ですから、理由をきちんとすべきだ。今の理由を聞いていて、理解できないのが、私だけなのかもしれませんけれども、もう一度お答え願いたいというふうに思います。
答弁 副町長 藤井勉(副町長は2007年9月まで)
災害時の備蓄の関係でございますけれども、これは食料に限らず、いろいろな想定をしますと、備えあれば憂いなしでございまして、限界がないほど広大な、大きなものになっていきます。その一つも、食料の一つになるわけですけれども、お話のように、想定する被害を最大限のものに想定した場合、町民全ての人に渡る食糧の備蓄というようなことになるのかなという感じもしますけれども、そうでないとしても、一定規模の災害に備えて食料を備蓄するということは、お話にありましたように、それはして越したことはないということは、皆さん御承知、そのように思っておられると思いますけれども、現実問題としては、なかなか厳しいのかなと。厳しいというよりも、できないというのが実態ではないかなというふうに思います。これは食料に限らず、他のものについても、そのようなことなのかなというふうに思います。食料について、特別特化されていらっしゃいます。過去には、備蓄をしていた時代もございました。私どもがちょうど役場に入ったころは、物置の中に缶詰がいっぱい入っていましてね、これは何をするのかなと思ったら、災害時に使うんだというようなことで入っていたわけですけれども、その後、いろいろ防災計画等を立てる場合にですね、いろいろな論議もされていますけれども、変な話ですけれども、少しの備蓄で多くの人に行き渡るということにもなりませんので、やはりいろいろな面の別のことを考えていく必要があるだろうというようなことで、いろいろ話もしてきているわけですけれども。災害の規模が北海道全域にわたって、北海道の道民全てが身動きもできないような状態になったとしたら、これは手の打ちようはないですけれども、おかげさんで北海道、広うございますので、そういうことにもならないだろうと。場合によっては、やはり近隣町村のそれぞれの応援をいただくとか、北海道の応援をいただくとか、自衛隊の応援をいただくとか、いろいろな応援の基盤をもって、それらに当たっていく必要があるだろうというようなことを話し合った経緯もございます。阪神大震災にお手伝いに行った帯広市の職員の話を、前に聞いたことがございますけれども、あれだけの災害でも業者は、やはり通れる道路を、行政より先に察知して、食料を運んでくれたというような話を聞かされました。そんなようなことで、一部言いわけのような状況になりますけれども、現実論としては、全てのものに耐えるだけの備蓄というものについては、難しいものがあるだろうと。ただ、少しでも努力をして、それに備える努力はしていかんならんというふうに思っております。
再質問 16番 佐藤和也
午前中、切ってしまっているので、あとどのぐらい時間がありますでしょうか。
再質問 16番 佐藤和也
できれば、午後から続けさせていただきたいと思います。休憩(午後 0時05分)
再質問 16番 佐藤和也
午前中、副町長に答弁いただきまして、昼食を挟みましたら、何かある程度終わったのかなと思っている自分がいることにびっくりしているんですけれども。備蓄の、食料に特化したというようなことも言われたかもしれません。一番わかりやすいなという意味で、食料についてということで考えてみました。先ほど、副町長の方で、実際に阪神・淡路大震災に帯広の職員が行って帰ってきた、その報告というか話があってということもありました。ただ、その大丈夫だったよと言っていた帯広市は、いまだに備蓄を続けているんです。その職員が行って帰ってきて、そうだということであれば、お金がかかることであれば、恐らく帯広市だって見直しをしたのではないかと思うんですが、私が知る限りでは、まだ備蓄は続けていますよね。ですから、いろいろな理由を言われましたけれども、やっぱり一番大きいのは財政というか、お金のことだという、私は理解をするのが一番いいのかなというふうに、午前中の答弁を聞いていて思いました。ただ、そうであればあるほど、やっぱりきちんと精査は必要だろう。全町民には無理だろうと、それはそのとおりだと思います。またそうであってはいけないんだ。私、一番最初に、自助、共助、公助という中で、その関係をどうとらえていくんだということの中で、私は基本は自助だと思っています。自分の命は自分で守るんだ、だから食料だって自分で必要なものは備蓄すべきだと。それは私も思っています。ただ、大きな地震が来たときに、それが全町が全部だめになるということではないですよ。ほかで、一般でいう中の大きな地震が来たときに、まずやっぱり一番すべきは、自分の命を守るために、何を置いても避難するわけですよね。まず、地震があったら火のもとをというのもありましたけど、今はそうではなくて、まず自分の身を守りなさいと。その後、火を消すなり何なりしなさいと。そして、それから表に出るんだよと。慌てて出ると危ないよということも含めて、そういう流れになってきている中で、私はその3日分の備蓄した分を持って逃げれる状態であれば、確かにいいですよ。この中にいらっしゃる人は、みんな大丈夫だと思いますけれども、例えば高齢の方、自分の身一つが本当にやっとの場合は多いし、車いすの方はなおさらかもしれません。そういったいわばこの音更町の住民の中には、弱者という言い方がいいかどうかわかりませんけれども、そういう災害に対して弱い方がいることも間違いないわけです。その方々が避難をした、そのときに自助だから、あなた方3日分、食料あるのかいでは済まないのではないか。やっぱり、いろいろなケースを考えた中で、私は全町民になんていうことは思いません。ただ、やっぱり本当は、ですから被害の想定をして、この大きな、いわば中央防災会議で報告されているような想定をして、それは音更の場合であれば何戸ぐらい避難される、避難するだろう、だからこのぐらいのものは必要だと、それに対する金額は幾ら、それを音更町が支払いできるかできないかというところまで突っ込んだ形でやって、やっぱりお金がないから厳しいというならわかります。その判断もしないで、調べもしないで、簡単にお金の問題だというのは、私は行政としていかがなものか。行政がすべき仕事の中の一番大きなもの、一番残るものは、私はやっぱり町民の命を守ることだと思っています。地震が来て倒壊して、倒壊された家屋の中で圧死してしまう場合もあれば、その後、二次災害で亡くなる場合もあるし、避難所でもって残念ながら亡くなる場合もあるかもしれない。できるだけ、その被害を少なくするためという意味で、私は一番食料がわかりやすい、考え方として。弱い方々、病気を持った方々、1食抜くということは大変なことだと思います。私たちであれば、特に私なんかは抜いた方がかえっていいということかもしれませんけれども、抜いてしまうと命にかかわる場合だってあるわけです。乳児もそうですよね、粉ミルクとか。赤ちゃんを抱えたお母さん、我が身のほかに赤ちゃんを抱えて逃げ出すときに、粉ミルクから何から全部用意して逃げなさいと言えるのかどうか。私は違うと思う。せめてそのぐらいは、備蓄しておくのが当たり前ではないのかと。進んでいる自治体の中には、アレルギーを持った人のための食糧まで備蓄していたり、粉ミルクもそれ用の、アレルギー対策をしたものがあったりと、水やお湯を沸かすものがなくても、ちゃんと温かいミルクができるようなものを持ったりとかいうところも、片方ではあるわけです。それに対してゼロでいいんだということは、私はどうも理解できない。そういう弱い方々、持って逃げることもできないような人たちがいることも現実だと思うんですが、それについてはどう考えていらっしゃるでしょうか。
答弁 副町長 藤井勉(副町長は2007年9月まで)
今の御質問のことについては、当然、そういうことも予想されることは確かでございます。ただ、いろいろな場合を想定しますと、やはりそれには相当のやっぱり量の確保と数の確保といいますか、そういうものが必要になってくるんだろうなというふうに思います。いずれにしましても、全く論を否定するわけではございませんけれども、まず現実の範囲で可能なものという範囲で考えていかざるを得ないのかなというふうに思います。ほかの町でも、いろいろやっているところがあるということは、私どももそれなりに承知をさせていただいておりますけれども、全くそういう状況について御否定を申し上げるものではございませんけれども、現実論としての範囲内で考えざるを得ないというふうなことで考えているところでございまして、最初の質問で町長がお話ししましたような範疇の中で、現状は考えていきたいなというふうに思っておるところでございます。
再質問 16番 佐藤和也
しつこくて申しわけないんですけれども、せっかくお昼をまたいで時間をもらいましたので、もう少しこの点についてお伺いします。現実論という、今言い方、副町長されたんですけれども、私は現実論だからこそ、最低限のものは要るのではないかという主張をしている。幾らになるかわからない。調べたらわかる。その中で、本当に我が町では無理なのかどうかという検証をされた上であれば、それが現実かもしれません。それがないままで、なぜ現実論という言い方がされるのか、私には理解できません。見方変えて質問しますけれども、じゃ、実際に大きな災害が起こった。そうしますと、ここにいらっしゃる町長は恐らく対策本部長と、ほかの方々もいろいろな部分できちんと組織の中で対応されていくんだということになります。大きな災害が起きて、本当に家族もいらっしゃって、自分の家だって心配かもしれませんけれども、でも、町のため、町のために皆さん方はやっていく。本当にそういう意味では敬意を表するんですけれども、その、じゃ、皆さん方は、物を食べずに飲まずに町民を助けるような活動が続けられるんでしょうか。それが現実論じゃないんですか。大きな災害が起きて、家に帰ることもできない、その中でいろいろな指揮をとって、何とか多くの人を助ける、そういう仕事をする方々は、食糧の備蓄ゼロで、自分たちの口にも入らない、飲むこともできない中で、どうやって人を助けることができるんですか。それは精神論ですよ。なくても頑張りましょう、非常に響きはいいかもしれません。町民にも3日分お願いしているんだから、自分たちもそうしよう。非常に響きはいいし、精神論ではいいかもしれないけれども、現実的ではないです。やっぱり皆さん方もきちんとそういう備蓄をして、自分たちもちゃんと活動できる状態にしてある。だから町民の皆さんも心配するなというならわかるけど、そんな精神論でやっていい問題なのか。起きるか起きないかわからない。起きたときにどの程度になるかわからないからこそ、計画を立てて対応しようとしてるわけですから。これ以上言っていてもということになるかもしれませんので、私はやっぱりひょっとしたらこの計画をもう一遍見直しをして、より現実に近い形にしていく。そのためには、被害の想定もするべきではないかと。そして、その被害想定に合わせた最低限の備蓄は必要ではないかと思っています。本当はここで質問としていきたいんですが、同じことを繰り返したくないので、もう少し続けます。なぜ3日分の食料を備蓄するか。各家庭で備蓄してくれというもとは、ライフラインがおよそ普通であれば3日ぐらいで回復するだろうということを想定して、3日分程度備蓄しなさい、備蓄してほしいということだと思っています。一般的にはそうでしょう。ただ、現実は、なかなかそうではない。例えば何遍も引き合いに出して申しわけありませんけれども、この中央防災会議が見ているライフラインの復旧について言えば、一番早いのが通信被害、電話関係ですか、3日間で復旧ということで考えているようですが、上水道は12日間、電力も5日間、ガスに及んでは20日間程度ということになっています。そうすると、実際にライフラインが復旧しない状態で、本当に3日分だけで間に合うかどうかというのは気になるところですが。加えて、交通被害ということで、道路が被害を受けるであろう箇所を、この釧路・十勝沖の場合には130カ所という想定をしています。これは、この立てているほかの地域のものに比べて、格段に多いんだと。つまり、脆弱な地面の状態であったり、そういう意味で、道路がだめになるよということは、孤立する可能性があるところがある。それが音更町の場合に当てはまるのかどうかわかりませんが、そういう可能性だって、実際にあるわけです。ですから、なおさら必要最低限なものだけは、まず確保していく必要があるのではないかと思います。調べました、登別市、昔やっぱり食料等も備蓄していたんですけれども、その後、どうやら近隣自治体、商工会議所何かと防災協定を結んだので、非常時の物資援助経路は確保できる、大丈夫だという判断から、15年度末までに災害用非常食の乾パンやアルファ米、ビスケット等の備蓄を廃止している。ところが、この間、議会でやっぱりそういう質問があった中で、やっぱり交通が寸断されて孤立する可能性があるということで、その地域に関しては、やはり備蓄を考えなければいけないというような答弁もされています。現実に即した考え方をすべきではないのかなというふうに思います。もう2回も答弁いただいて、同じことでいただいていますから、今、これを聞いて急に変わるとも思えませんけれども、私はより現実的に考えていただきたい。最低限、ライフラインが回復する全てとは言いません、やっぱりそれがなければ立ちゆかない人たちがいることも事実だということを考えたら、そういう対応をすべきだと。だから、考え方を変えていくべきだというふうに思います。計画のある種見直し、災害の規模、どの程度と判断するのかを調べ、それに見合った形で最低限の備蓄をすべきだというふうに、私は訴えたいと思います。それに関して、総合、トータル計画の見直しから含めて、それについてお答えをいただければありがたいと思います。
答弁 副町長 藤井勉(副町長は2007年9月まで)
いろいろとただいま御質問といいますか、状況等に対する考え方等も御質問いただきました。防災計画そのものの中では、先ほど部長もお話ししたように、被害の程度を想定した中での防災計画というのも、一般的な中での防災計画に、現在のところ、なっております。被害を想定して計画を立てるというのも一つの方法かなというふうに思いますので、その辺と、さらに備蓄の考え方、それらを再度、ちょっと検討をさせていただきたいなというふうに思います。ただ、現況の中のものは、大幅に変更になるようなことになれば、改めて防災計画もということになりますけれども、いずれにしても、先ほどからいただきましたご意見を総合的に再検討といいますか、計画をもう一度お話しいただいたこととあわせて、その時点でまたそのことが即行動につながらなければならないものがあるとすれば、そんな検討をさせていただいてみたいというふうに思っておりますので、そんなようなことで御理解をいただきたいと思います。
再質問 16番 佐藤和也
わかりました。よろしくお願いしたいと思います。地震はそれこそいつ来るかわからないです。何十年先になるのか。だから何十年先であれば、やっぱりむだに見えるかもしれませんが、実は1年後かもしれませんし、あすかもしれない、きょうかもしれない。先ほど、ちょっと雷があって停電しましたけど、本当にいつあるかわからないということですので、そういう検討をされるのであれば、大至急、やっぱりしておかなければ、検討している間に災害が起きましたでは、しゃれにはならないだろうというふうに思います。最後にします。7番目、町民に対する啓蒙啓発の部分、これについては、いろいろほかにもあったんですけれども、今の1点に尽きると思います。どうか今の音更町の現状をきちんと町民の方に伝えて、自助が大切だよということを周知徹底していただきたい。私、何名か、結構多いですね、何人かの方々に会って、音更は食料ゼロだよと言ったら、そんなはずない、信じない方が多かった。そんなわけないでしょうと。みんな、一般論としては3日程度のものをしなさいということは、どこを見ても大体載っていますから、基本的には理解できるんだと思うんです。ただ、なかなか実際のこととして、我が身に置きかえたときに、そう思えない方々が、私が話している限り多かった。ですから、それについては、周知徹底していただいて、本当に備蓄に限りません、この防災について意識を高めていただきたい。この中央防災会議の中、津波だったんですけれども、意識の高い場合と低い場合で、わざわざ分けて結果を出していて、低い場合には相当被害が増えるんです。つまり、避難しなさい、避難するということはわかっていても、いや、自分は大丈夫だろうとか、そんなことはないだろうと意識のない、認識しない人は、やっぱり被害に遭ってしまう。ですから、少なくともこの音更町で知らなかったということがないように、その辺については質問ではなくて、強くお願いをしておきたいと。それで私の質問を終わります。