みんなの議会

音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月13日

基幹産業、農業、特に畜産の振興対策について

2006年3月13日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「基幹産業、農業、特に畜産の振興対策について」質問し、町長 山口武敏、経済部長 早川芳夫が答弁しました。

質問者
小野信次 議員
答弁者
町長 山口武敏、経済部長 早川芳夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 21番 小野信次

午前中、大変格調高い質問の後、ちょっと気恥ずかしいところもありますけれども、頑張って質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。通告に従い、一括方式で質問させていただきます。一つ目、基幹産業、農業、特に畜産の振興対策について。WTO交渉という世界の流れの中で、国内外の影響を一番受けるのが畑作中心地帯の十勝であることは言うまでもありません。そこで、品目横断的経営安定対策の導入が図られ、農業経営の安定確保をしようと取り組まれているところであります。しかし、我が町音更農業の基盤、経営のさらなる安定を考えるとき、音更町として、特に今注目されている畜産、それも優良肉牛の生産による農業経営安定対策としての畜産振興に、もう一歩具体策を持って進めるべきと思いますが、町長のお考えを伺いたいと思います。2問目、市町村合併について。新たな市町村合併に向かって、十勝では、十勝が一つが合い言葉となって現在に至っておりますが、先ごろのクラスターの方向として、音更町と帯広市の組み合わせの密度の高さが示されました。町長は、日ごろから、自らの町が自立できるぐらいになってからと言われる中で、近隣市町村の状況をも含め、十勝一市構想の具現化は、どのぐらいの年限と予測されているのか。また、その前に、音更町がリーダーシップを発揮すべきものがないのか、町長のお考えを伺いたいと思います。以上です。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の畜産の振興対策について御質問にお答えをいたします。農業につきましては、全国的に農業者が急激に減り、また、農村では担い手の高齢化が進んでおります。一方、国外を見ますと、WTOの農業交渉では、国際ルールの強化などの交渉が予断を許さない状況となっております。このような状況の中で、今後の日本の農業を背負って立つ意欲と能力のある担い手が中心となる農業構造を確立するため、昨年3月に食糧・農業・農村基本計画が見直されましたが、酪農・畜産につきましては、品目横断対策とは別の位置づけとされております。これを受けて北海道は、平成27年度を目標とする酪農・肉用牛生産近代化計画を作成中であり、また、素案の段階ではありますが、肉用牛については、本道農業の基幹として位置づけ、平成15年度対比1.5倍といった意欲的な目標頭数を見込み、これらの達成に向けて積極的な施策を推進する計画としております。これに基づき、本町においても、道の基本方針に沿って、酪農・肉用牛生産近代化計画の見直しを現在進めているところであります。本町の肉用牛は、肉専用種の黒毛和種を主体に、畑作農家での小規模な飼養形態が多く、平成13年度で79戸、2,932頭、平成17年度では67戸、2,328頭となっており、この5年間で農家戸数では12戸、頭数で604頭が減っており、年々減少傾向にございます。この要因としては、飼養管理者の高齢化、畜産施設への投資増に伴う経営転換、飼養規模縮小、畑作農家の経営規模拡大による労働力の減少、生き物を養う大変さによるものととらえております。しかしながら大きな変化する農業情勢の中で、安定した持続ある農業の構築には、畑作や酪農の中に肉用牛を取り入れた複合経営も大きな選択肢の一つであると認識をしております。本町としては、これまで和牛生産改良組合に対する助成、公共牧場の利用による労働力の省力化及び北海道農業開発公社との貸付事業を活用し、優良な肉用牛の導入を進めてきましたが、肉用牛生産基地としての基盤確立には、優良牛導入とあわせて、優良雌子牛の地域内保留などを進めることが、今後一層重要になると考えております。このため、今後とも和牛生産改良組合を中心として、農業改良普及センター、農協などとの連携を一層密にし、家畜改良センター十勝牧場の指導を受けながら、今後の方向性を探ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、2点目の市町村合併についての質問にお答えをさせていただきます。十勝町村会は、昨年11月、十勝地域町村行政のあり方として、帯広市を含めて、将来的に十勝圏が一つの中核市になるとしたグランドデザインを描きました。このグランドデザインは、現在道が策定を進めております北海道市町村合併推進構想に反映させるべく、十勝の町村長の総意として、道町村会を通して道に提出しております。十勝一市の実現に向けては、おおむね10年を目途としておりますが、この間それぞれの町村にあっては、財政の健全化の取り組みを強化するとともに、広域処理が可能な事務処理を連携するなどして、行政体制のスリム化を図りながら自立を目指すことにしております。十勝一市構想と自立とは、一見して矛盾するようではありますが、これは合併するにしても、広域連携を結ぶにしても、各町村が自立できて初めてパートナーになり得るとの考えによるものでございます。十勝の19町村が一時に合併できることが望ましい姿ではありますが、合併旧法のもとで経験したように、歴史や文化などの違い、更には住民感情もあり、非常に難しい問題でありますので、まず条件の整った町村同士が一緒になり、段階を踏みながら、最終的な十勝一市を目指すことになるのかなと、そのようにも考えるところでございます。2月14日に道が北海道市町村合併推進審議会に示したクラスター分析では、管内的には帯広市と本町との結びつきが最も強いとの結果が出されております。クラスター分析は、通勤、通学、通院、更には買い物などの31項目について、各市町村間の人の流れをあくまで客観的に指数であらわしたもので、本町と帯広市との関係から見て、想定したとおりの結果であろうと見ております。いずれにたしましても、十勝一市への道筋につきましては、18年度中に十勝町村会で検討していくことになっております。この中で私の意見なり、考え方などを申し上げてまいりたいと、そのように考えておりますし、また、議会にも節目節目で御報告申し上げ、あるいは協議を申し上げた中で、音更のあるべき姿、そして将来像、こういうものに目を向けて間違いのない音更町の生き方というものを、この十勝圏域の中でもやはり考えながら発揮していきたい、そのように考えているところでございます。

再質問 21番 小野信次

再質問させていただきます。答弁いただことには感謝申し上げます。しかし、中身について、もう一歩深めてお話を聞きたいと思います。畜産振興対策という中でのお話ですけれども、町も農協も、言ってみれば今のWTO含めて、将来を見据えての今日までの畑作、野菜に対しては、十分投資をされてきたというふうに、その面では評価をするところであります。また一方、酪農・畜産も、今のお話しにありましたように、堆肥舎の整備が十分図られたというところも最近の一番新しいところでありますけれども、肉牛、とりわけ先にお話ししましたように、黒毛和牛にあっては、今の説明のとおり、条件はそれぞれ整えられてきている中でも、頭数の減少、農家戸数の減少は、その一途をたどっているということで、今お話しにありましたように、ここ数年で年間120頭以上のこの減少は、繁殖農家の年をとったということはあるとはいえ、何らかの手を打つ必要があるのではないかなという考えに立って質問をさせていただきました。今現在、繁殖農家の年齢構成はどうなっているのか、あるいはもう一つは、一つの対策としての、今お話しにありました公社貸し付けによる、ここ言ってみれば5年程度の導入状況はどうなっているのかということもお聞かせ願えればと思います。また、関係機関との連携と言われましたけれども、技術的なことは無論でありますけれども、やはり音更、弱いとは言いませんけれども、国だとか道によるこの施策の早期情報の収集、提供をより引き出すという、この面がとても大切かなというふうに思っています。また、今全国的に新聞等でも理解をされていると思うのですけれども、この和牛に対しては、素牛不足が大変危惧されているというのが全国的な状況であります。その中で、特に産地とすれば鹿児島、そして今この素牛の生産基地とすれば、白老か十勝かと言われるぐらい、その基地としての重要性も御認識のとおりだと思います。その中で、生産基地として、今後の経営安定に向けて、この今お話しにありましたように、優良品牛の町内保留、更には増頭を図るために、生産農家を初め、今後段の方でお話しがありましたけれども、町内にある全ての関係機関で、お金がかかることではないのですから、プロジェクトチームを立ち上げてはどうか。これは町で平成元年に、音更の畜産複合化ということで、受精卵移植に取り組んだ、その成果は大きかったということは、今でも評価されておりますし、また、それは今でも技術として生かされているという成果もあるわけですから、その辺は自信を持っておやりになってどうかと思います。音更の農業の生産基盤としての畜産は、今町長もおっしゃったように、この畜産は農業にとって基盤という中では不可欠であり、意識を高めるということが、まずは唯一かなと。そういう意味でも、そのこと自体が振興対策と考えますが、今このことを私が言うことに対してどう思うか、意欲のあるお答えを望みたいなというふうに思っております。皆さんもよくおわかりだと思いますけれども、我が音更町に肉牛が必要だ。この導入されたのは昭和41年、万年地区に十数頭の和牛、その他の肉牛が導入されたことが、本町の基盤・基礎であります。また、先ほど答弁の中にもお話しありましたけれども、その当時から関係機関、特に今の家畜改良センター十勝牧場との結びつきが深いものがありました。そういったこういう国の機関、あるいは技術機関を更にうまく誘導していくというために、その関係を今後どう生かそうと考えられているかについても、若干お話をお聞かせいただければというふうに思います。次に、市町村合併の件ですけれども、町長の答弁にもありましたが、私なりに思うのは、町村会は十勝一市構想、一部報道にもありますけれども、市町村職員あるいはその中に議員もいらっしゃるとお聞きしますけれども、連合自治体という自立構想、多くを模索することはよろしいですが、とても十勝は一つというようなことでは、理解しがたいのは私だけなのかなというふうにも思いますが、そこで町長にお聞きをしたいと思います。山口町長は、一貫して今まで最終的には合併と常々言われてきました。現在もその考えにお変わりがないのか。また、答弁の中にもありましたが、行政体のスリム化、自立、それなくして合併ができないとなれば、今の十勝の状況下で、この10年間でどれだけの町村が自立可能と思われているか。その上グランドデザイン、十勝一市構想を掲げて以来、昨年の11月ですから、約4カ月になりますけれども、これから話をしていくというお話しがありましたが、具体的なものは、いまだ町村会から示されてはいない状況にあると思います。その中にあって、山口町長自身、十勝全体を見て、その本気さを感じているかどうか、これについてお伺いしたいと思います。また、答弁の中で漏れたのかなと思いますけれども、こうした状況の中で、音更町がもしリーダーシップを発揮できるとすれば、どんな点があるのかということもお聞かせいただければと思います。それと、クラスター分析のことについてお話しありましたけれども、クラスター分析についてでありますけれども、あくまでも示されたのは、客観的に指標で示したものとおっしゃっておりましたけれども、分析はやはり客観性に基づくことの方が冷静さが保たれると私は思います。町長は、最終的に合併と考えるとき、将来像としての帯広は、パートナーとしてなり得る相手として、その範疇にあるのかないのか、この辺はなかなか難しいところかもしれませんけれども、この際勇気を持ってお話しを伺えたらというふうに思います。もう1点、今のままの行政体のスリム化だけでは、住民はもとより、職員のモチベーションも下がってしまうのではないかというふうに若干危惧をいたします。見える範囲で目標を持つことが大切であると考えますけれども、音更にとってそれは間違いなく合併なのかという点であります。以上のことを再質問いたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

再質問ということでございますけれども、計数的なことについては、後ほど担当の方から説明をさせていただきたいと思います。酪農・畜産と言えば、音更は畑作中心でございますけれども、稲作はもうほとんどないに等しくなっていくだろうと、こういうようなことでございます。総農業生産の中でも、およそ畜産・酪農というのは大体年間、大ざっぱでございますけれども、250億円の農業生産額があるとするならば、その5分の1でありますから、およそ50億円というのがこの畜産の占める音更町の毎年の大体そういうことが言えるのかなというふうに思っております。今、畜産振興といいますか、その中でも酪農は別にして肉牛と、音更の肉牛の歴史についても非常に長い間続いているわけでございますし、ある程度、まだ表向きということになりませんけれども、かなり黒毛の肉につきましては、音更の肉と言えば、かなりのブランド化された高い評価を得ているのかな、そういうふうに私なりに感じているところでもございます。今後畜産の関係でありますけれども、議員がおっしゃっていたように、やはり飼育農家が減っていく。そのことは、やはり高齢化していく、やはり後継者がいない、そのことが大きな要因だろうというふうに思っております。いずれにしましても、やはりある程度農業といえども、やはりその一つ一つの中に他よりも優れた優良な肉牛というようなことになれば、やはり音更町という一つのブランド化した、生産者が一体となったやはり取り組みがどうしても必要になってくるだろう、そのように考えているところでもございます。そんな点からすると、やはり個体をとる、とったらすぐ売る、こういうのが繰り返し何カ月かの飼育して、本州方面へ送るというのがい的な飼育農家のパターンでありますけれども、その畜産の関係の仲間の中でも毎年のように、あるいは農協さんともいろいろ話しする中でも出てくるわけでありますけれども、何としてもやっぱり優良な親牛をという、そのことが必要なわけです。生産者の皆さん方もそのことは知っていながらも、問題は個体をとるまでに24カ月なり、2年近くの月日が、そのときに生産性というのはゼロでありますから、その間のその経営をどういうふうに取り組んでいくかということが、議員も知ってのとおりですし、前にもそんなような教えも賜ったこともあるわけでございます。そういうことでありますけれども、先ほども話し出ておりますように、一挙な投資というのは、畜産の関係については非常に投資額が大きゅうございますから、余り投資をすると採算性に合っていかないというものがあるのかな。そんな点からいたしますと、是非この24カ月というものをどうするのか、できるだけやっぱりそういう生産性というのは、コストはやはり抑えていかなければならない。私は常日ごろから思っているのは、音更にせっかく国の家畜改良センターというものがあります。あそこの場長さん、今は場長と言わないのかもしれませんけれども、常に言うことは、できるだけ地域の農家の方々と我々の技術を、そして地域のために我々があるのだと、何とかそういうところに溶け込んだ形の中で行けないだろうか。私もそういう話もした経緯もありますし、そんなことで、ただあそこは場長さんが、もう2年ぐらいしますとみんなかわっていくものですから、その辺でなかなか職場の中での一つの気風というか、そういう一つの線引きをつくっていくというのは非常に難しいということがあるわけでございます。それでも私ども担当なり、農協さんともいろいろ連携する面があるわけでありますけれども、そういう点については、できるだけ改良センターに直接行って、いろいろ本町の農業なり畜産なり、そういう技術をやっぱり修得するためにも、大いに利用すれと。そのためには、まず人と人との結びつきが必要だというようなことで、営農対策協議会というのありますけれども、そこのみならず町内の中で、あるいは農協の中で、あるいは組合員のいろいろな経営ごとにいろいろな組合ができておりますから、そういう面で広く利用するべきであるし、この畜産の振興策というのも、できればその改良センターと提携ができないだろうか、こういうようなことも含めて、議員の質問の一部になりますけれども、そういうことも町としても積極的に進めながら取り組んでいきたいな、そのように思っているところでもございます。そこで一たん切りまして、数字的なものについてお知らせをしたいと存じます。

答弁 経済部長 早川芳夫(経済部長は2007年3月まで)

それでは、私の方から飼養の農業者の年齢別戸数といいますか、これにつきましては、30歳から60歳までの方が84%、それから60歳以上の方が16%というような状況になってございます。それから、農業開発公社の貸付肉用牛の導入状況、過去5カ年程度というようなお話でございましたけれども、平成13年度につきましては、3戸で13頭、平成14年度が同じく3戸で17頭、平成15年度は導入してございません。平成16年度につきましては3戸で14頭、平成17年、昨年につきましては、導入してございません。以上でございます。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

先ほどいただきました合併の関係のとらえ方と言いましょうか、そのことについての御質問があったわけでございます。基本的には、先ほども申し上げましたとおり、今それぞれの町村が、単に音更のみならず、旧法の合併推進という中で、それぞれの町村が何とか今の形のままの中で町村として残ることができないだろうか。そのためには、行政改革も思い切ってやってみよう。そういう中で将来の財政運営なり、そういうものを今それぞれ各町村が取り組んでいるのが実態でございます。ですから、正直申し上げて、18年度に入りましたら、いかなるこの十勝一市構想がどういうふうに取り組んでいくのか、一遍に一緒になるのか、先ほどおよそ10年というようなスパンをお話しいたしましたけれども、あるいは段階的に一挙にできないとするならば、幾つかのブロックに分かれるか、あるいはブロックと言わず市町村が分かれた中での取り組み、そういうようなことを当然考えていかなければならないわけでありますから、これらの具体的な内容等については、18年度に入りますと、それぞれの町村の立場を踏まえた中での意見交換をやりながら、最終的に十勝一市構想はどういう形で行くことが望ましいのか、そういうようなことだと。あとは、参加する否かについては、第一段階のこのグランドデザインの中では、やはりある程度将来的にそれぞれの市町村は具体的な振興策を持ちなさい、生き方を考えなさい、こういうようなことで投げられて、十勝としては、ばらばらばらばらした生き方よりも、まずは超長期的に考えれば、人口も少なくなっていく、あるいは高齢少子化の時代もやはりもっともっと極端になってくるというようなこととすれば、長期的にはというような一つの10年の計画の中で、やはり最終的には人も減る、労働力も減る、こういうものから考えると、十勝一体的なやっぱり考え方を持って進めていくべきでないか。当座はそういう考え方をし、今それぞれの町村が行財政改革をやりながら、何とかその自分の町として生き残りをかけて、やはり今真剣にそれぞれ取り組んでおられるというようなことからいたしますと、今具体的に我が町は、我が村はこういう生き方をしたい、そういう構想は持っていたにしても、まだ今言うにはちょっと早いのかな、そんなような気がいたします。特に、いつまでこれらのことについては、先ほどもおおよそ5年、今の新法では、5年という一つの合併法でございますけれども、やはり現実的に物差しではかった場合に、そんな前回の旧法の進みぐあい、結果的に二つの町と村が一緒になったという経過からいって、そう単純なものではないでしょう。たとえグランドデザインが云々であろうとも、現実的にやはり十勝は、10年なら10年を目途にした一市構想を考えていくべきだというのが、ああいう形で出てきたわけでもございますし、また大体皆さん方も見られたら、当然こういう形になるわな、そういう面でのある程度御理解がいただけるのではないかな、そのように思いますし、私どももやはりこういう結果が出たかというようなことでございます。いずれにしても、今の段階で、先ほどから音更町としての役割、機能、あるいはリーダーシップ、こういうようなことでございますけれども、事が一番はっきりしてくるのが、私どものまだ見方、考え方でありますけれども、今そういう理想を語ってはおりますけれども、平成19年度、この三位一体の18年までは、ある程度交付税等で保証はされましたけれども、19年度の予算、交付税、こういった仕組み、これは直接的には、この合併とは無関係ではございませんけれども、道州制、また、特区というものもあるわけでございます。全体的にやるということになれば、そういうこと当然考えながら進めていかなければならないわけでありますけれども、今それぞれの町村、自主自立目がけて頑張っているわけでございますけれども、それらも今申し上げましたように、19年度の交付税あたりで、今後やはりどういう生き方が、国としてのどういう生き方がされて、町村にどれだけのしわ寄せ、影響力があるのか、私は相当なものが出てくる。今はある程度それぞれの生き方を理想として掲げ、町民、職員一丸となって取り組んでおられるということはわかりますけれども、これからは、なぜそういうことを言いますかというのは、全然今はもう真っ白な状態で、19年の何の約束もないというのが実態でございます。しかしながら国の財政だとか、あるいは今まで扱われた交付税の扱い、あるいは地方における税源移譲、あるいは権限移譲、こういうものされますけれども、そういう一つの具体的な言葉は来ますけれども、それら全て財政というものが伴わなければ、町村自治体の経営は成り立っていかない、こういうことがあるわけでございます。そういう点からいたしますと、相当19年度、はっきり数字的なもので物申せませんけれども、相当今までのような北海道特例というような措置、これらについても都府県並みにするとか、いろいろな言われ方がしております。そういう点では、この合併問題は、やはり音更町にとっても大きな大きな大変革のときでもありますし、今それぞれが取り組んでいる中で、音更一人がよがって何とかしようというようなことには、私は今ならない。それぞれが今心静かにそれぞれの生き方を考えておられるのが実態でございまして、18年度の中で具体的な一つの方向策というのは、各町村からそういう意見も出てくるのかな。私としては、やはり今言われているように、人口といたしましては、一つの単位が3万人という単位でも示されている。そういう中で、この十勝一市構想をどういう組み合わせで行くのかというようなことでございます。場合によっては、やはり旧法の合併推進の法律のとおり、二つしかならなかったというようなことで、お互いにやはりこれ町民感情だとか、そういうことを言ってられない。やはり我が町の振興といいますか、音更に住む人方の生活苦といいますか、そういったものが本当にない町に住みたいという気持ちがあるわけでありますから、そういうことを考えながらやっていかなければならない。議員から言わせれば、町長として、帯広市と合併する気あるのかないのか、あるいは芽室の方向、幕別の方向、1市3町を考えているのか、こういうような具体的な方法はいろいろと例として挙げられると思いますけれども、現段階で正直申し上げて、まだはっきりした意思表示といいますか、そういうのは現段階ではやはり差し控えた方がいいのではないかな、そのようにも思いますし、ただ議員がおっしゃりたいことは、本当に音更町として大丈夫なのか、そういうかじ取りができるのか、こういうような確認の意味合いも入っているのかな、そのように思いますけれども、今申し上げましたとおり、私もある程度のところで、一定の見解を出さなければならないと思っております。そのときは、まずもって議会との十分なる協議をし、論議をし、そういう中で最終的な方向というものを詰めていきたい、そのように考えてございますので、御理解をいただければなと、そのように存じます。

再々質問 21番 小野信次

再々質問になるのか、なかなかこれ以上質問はできないのかなと思いますけれども、畜産振興対策についての話ですけれども、年齢構成を見たら、今教えていただいた中で、30歳から60歳未満が84%という、その年齢構成から見れば、やはりその意識を高めるという中では、まだ十分対象になり得る年齢だと思います。町長からちょっとはっきりしたお答えはいただけませんでしたが、やはり連携を深めてという言葉はわかるのですけれども、やはりちゃんとここで今言われた改良センター十勝牧場の話も今されたように、やはりそれぞれの生かせる分野というのは、ましてプロの集団ですからあるわけでして、それをやはり生かしていかなければ。それとやはり今技術的にものはもちろんそうなのですけれども、やはり先進事例を見ていると、やはりその直接こういう国の機関のあるところというのは、それなりのやはり情報を引き出し、恩恵にあずかるとは言いませんけれども、それなりの成果は上げるというのがやはり普通なのですね。だからそういうことを含めても、僕は最初に言ったように、お金がかかる話ではないのです。今までやられたことを見直すわけです。新しい時代に沿って、それが何であるかということを、やっぱりしっかりと先例された能力のある人たちに、その前へ出てもらうという、そういう本当に背中を押していただくのも行政の仕事かと思いますので是非、このことをやれるかやれないかというのは、あえてつけ加えて失礼になるかもしれないけれども、関係機関の連携は、会合は保たれていると思う。だけれども、本当にそれぞれの機関がそれぞれを信頼しているのかなというときに、我々生産者、いわゆる農業者から見たときに、おやと思うようなことがあるので、この際こういったことを契機として、心を一つにしてそういったことに取り組むという姿勢の中でも、やはりせっかくむしろ得られた機会だと思いますので、是非そういう行動をとっていただけると、なお振興につながるかなと思います。その辺、もう一度心意気をお聞かせ願いたいと思います。それと、合併の話ですけれども、確かに今の時期に、今先ほど私が再質問で質問したことは、確かに今の時期で、果たしてそのことを逐一答えれるかどうかというのは、本当に苦悩するところだというのは、それは理解します。しかし、山口町長に意見を求め、責めているわけではなくて十勝町村会という中で、再質問でお話をお聞きした、その本気さの度合い、そういうもの本当に今の十勝の全地域で感じられるかどうかということですよ。先般、ある隣町でも、議会の中の市町村合併に対する一般議員からの質問の中で、とある町長さんがお答えしていたのもそうです。相当積極的な方であったと思います。しかし、それぞれが自分の任期の中で、このことを決断をしていかなければならないということは大変なことだと思います。しかし将来にわたって、10年先を見据えるということももちろん大事ですけれども、今の中で言ってはいけないこと、まだ言うに早いことだともちろんわかる。そのこともわかるし、それをあえてこれ以上聞こうとは思わないけれども、その本気さ度合いというのは、なかなか通じてこない。そして、やはり各市町、市も入ってますよね、これ1市18。各市町さん、任期中の仕事としては、なかなか考えにくいのかなと。我々から見たら、我々というか、私から見たらそう思います。今後10年という夢、理想と考えて物事を考えていくのか、町長もおっしゃったように、今年度にまたがって話はいろいろ深めていく。しかし、19年になったら、財政があっての自治体だけれども、それも厳しい時代も予測はできる御発言でないかなと思います。それで、大変厳しい中での判断を迫られると思いますけれども、私どもも実は会派で唐津市に行って、この合併の話を聞いてきました。いろいろと皆さんの論議の中にもあるように、全体がまとまってから、あるいはできるところから、いろいろな条件があるし、また、合併ばかりが、本当にこれから自治体として残っていく姿なのかということもあります。しかし、その中で、あえてその国が施策として打ち出しているものを、それを取り入れるのか否かということの中で、10年間を目途としてものを考えるというスパンは、本当に我々にすると壮大な夢だなというふうに思います。やはり現実的な中で考えられるとしたら、今の1市18のこの各市町村長の皆さんが、やはりもう少し具体的と言ったらわかりづらくなるかもしれないけれども、もう少し、10年とは言わず、少なくとも自分たちの任期の中で、どれほどのことの現実性を帯びた話ができるかという論議を私は期待をしたいし、それが18年度に入ってやると今町長おっしゃっているわけですから、改めて1年後ぐらいにこういう質問が、僕よりも皆さんから出てくると思うので、そのときには、さすが音更の町長だなと言われるような考え方を是非示してほしいと思います。これ以上市町村合併については、私が今言ったことに対して、町長として何か私の言っていることに、いやそうではないぞというところがあれば、お話を聞かせてほしいし、やっぱりその一番聞きたいのは、本気さを町長自身が、町長は今やる気があるというのはわかりますよ。だけれども十勝全体で見て、本当に町長、新聞だとかテレビだけでなくて、一般の十勝の住民が、本当に合併だとか自立だとか一般住民が考えていると思われますか。その本気さを私は、町長が十勝の町村会に出て行ってどう感じているかというのをもう1回お聞きしたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

できることであれば、いずれにしても5年なり、10年なり、早く町民に知らしめ、そういう中で議会論議を十分しながら詰めていくというのが本来だと思います。ただ、先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、何と言いましても音更といえども、相手、パートナーというのをやっぱりそれぞれの選択肢を持っているわけでございますから、例えば今音更町がどこかと言いましても、そのどこかが本当に音更と一緒にパートナーになれるのかどうか、こういうことがあります。町村会の中でも、その10年間というのも、本来的には今の新法が5年という一つの期限、法律が5年なのに、なぜ10年だと。こういうようなことがあって、なおさらそこに信憑性を欠いてしまう。本当に十勝は一市構想だと言っているけれども、10年ということはどういうことなのだ、やる気がないのでないか、こういうような話も事実耳に入ってくるわけでございます。いずれにいたしましても、私はやっぱり音更町の生き方というのは、決して人数が4万3千いるから、音更は音更の生き方でということだけでは進まない、いま一つのものがあるのかな。もちろん先ほども言いましたように、ある程度平成9年度の財政というものは、国の方から示す18年度の7、8、10月ごろまでには、19年度の交付税等の数字もはっきりしてくるということになりますと、今それぞれが自由に市町村がどういう生き方、ああいう生き方、だけれども最終的には一市構想で行こうと、こういうふうにお互いにその確認をしているといいますか、全てだからといって、町村はこの生き方に全部何がなんでも便乗しなければだめなんだということまで言っているものではございません。なぜならば、それぞれの今一市構想、それぞれの議会の中でも議員協議会開いていただきましたけれども、そういう中で説明しているとおり、やはりこれからどう生き残っていくかというようなことについては、それぞれの自由な一つの生き方であります。そういう中で、音更町としてはやはり困る、あるいは将来性に展望を持てない、こういうようなところがやっぱり将来的に、あるいは社会的な一つの現象という中で、人口なり労働力なり先細りと、こういうようなことからすれば、ある程度これは道州制というような広い意味合いの中での直接関係はありませんけれども、そういう中でのやっぱり考え方というのをどうしても左右されるという面がありますし、また、道政の改革というものも当然左右されるというようなことを考えますと、やはり音更町のみ生き残れるからそれでいいのだというようなやっぱり考え方だけでは、十勝一市構想には結びついていかないのではないかな。しかし、先ほど答弁の中でお話しさせていただきましたとおり、単独でも生きれないのに、よその町村と一緒になってくれるパートナーがいるわけがないのです。おれもやれる、音更と一緒にやることによって、お互いに歩み寄ることによって、より以上の発展が可能だというようなことがやっぱり基本的なこの合併条件になるのかな、そんなふうに思います。ですから、決して言い逃れするわけではございませんけれども、私としては合併するにしてもしないにしても、それぞれの町村が音更とと指さして、あるいは手を差し延べてお互い延べ合うような、そういうようなまず音更をつくることが先決ではなかろうかな。その数字は、お互いに今のところ一市構想という形にはいっているけれども、くどいようでありますけれども、18年度、19年度予算、こういう中で、もう選択肢がなくなる市町村も出てくる。ということは、なぜならば、やはり3万人以上の地方自治体でなければ効率的な運営なり、そういうものができないという一つの単位のとらえ方があります。しかし、それぞれ町村の生き方として自由でありますから、どういう行政、財政改革をやりながら、最後は一市構想の中に一緒にやっていくという町村が大半だと思いますけれども、これからは同じことを言うようにしても、それぞれの見方、考え方というのが、先ほどから言っているように、18年度厳しい中ではありますけれども、一定の方向づけは、やはり19市町村の中で詰めていかなければならない。その中には、帯広も町村と一緒に取り組んでいきたいということが市長自ら言われているわけであります。ただ、最後になりますけれども、今議員がおっしゃるように、はがゆいからもっと具体的に音更はこう生きるのだと言ってもいいではないかというようなことを議員の何かいわんばかりに察するわけでありますけれども、それについては、いましばらく御辛抱いただきたいと思いますし、また、その時期が来れば、当然議会とも御相談をさせていただきたい、そのように思っております。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

失礼しました。端的に言えば、連携だとか、話し言葉だけはようわかったと、何回も聞いている。話したことをひとつ形であらわせ、そういう意味合いなのかなというふうに理解をいたします。先ほど申し上げたとおりでもございますし、担当の者には、実はこういうテーマをいただいて、それぞれ私の部屋で座って将来的にどうする、現状と将来というようなこと。それから先ほどもせっかくの私は貴重な国の財産が音更として眠っているではないかと、そういうような気もいたしますので、ある程度トップ会談の中で、できればそういうようなことをまた改めて私の方からも申し入れをしながら、広くまた畜産・酪農ひっくるめて農業という意味合いの中でのいろいろなそれぞれ全国からの集まった職員、技術者がおります。そういう意味で、地域とのいろいろな本州方面との結びつきだとか、そういうまた一つの情報といいますか、そういうものも得れるのかな、そんなふうに思いますので、私自身も議員に申し上げたとおり、これを確かなものとして、何とか形の中で具体的に取り組んでいくような形をとっていきたい、そのように思っております。

出典:音更町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる