音更町議会 平成16年第2回定例会 2004年6月15日
コミュニティバスの運行拡大について
2004年6月15日、音更町議会の一般質問で、山川秀正議員が「コミュニティバスの運行拡大について」質問し、町長 山口武敏、企画部長 中田道明、総務部長 赤間義章、助役 藤井勉が答弁しました。
- 質問者
- 山川秀正 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、企画部長 中田道明、総務部長 赤間義章、助役 藤井勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 山川秀正
通告に従いまして、2問について質問をさせていただきます。まず、1問目といたしまして、コミュニティバスの運行拡大についてであります。交通弱者の足の確保対策として、音更・木野両市街地の公共施設間や医療施設を結ぶ循環路線バスとして、平成12年度4月から実証運行を開始したコミニュニティバスは、現在、住民の足として利用人数を伸ばし続けております。そして、町民の間には是非運行を拡大をして、自分たちの地域も路線に編入してほしいとの強い要望があります。そこで、次の点についてお伺いをいたします。1点目、過去4年間の利用実績をどう評価しているのか明らかにしてほしいと思います。2点目、導入当初から目的である公共施設や医療機関を結ぶだけではなく、日常生活を送る上での利便性の確保を図ることも必要と考えるが、見解を明らかにしてほしいと思います。3点目、路線変更の際、基本的な考え方を明らかにされたい。4点目、音更高校の生徒の確保や十勝川温泉利用者の増加にも有効な交通手段であり、駒場地域や十勝川温泉地域への運行拡大を図ることも地域住民からの要望も多く必要と考えるが、見解をお伺いをしたいと思います。続きまして、大きな2点目といたしまして、指定管理者制度と自治体の公的責任についてお伺いをいたします。この問題については、3月議会の後藤議員の質問、そして、今、私の直前での質問のやりとりの中でも指定管理者制度の問題が取り上げられておりましたけれども、私もまた別の角度から質問をしたいと考えます。政府・総務省は昨年6月公布、9月2日の施行の地方自治法の一部改正を行い、公の施設の管理運営について、従来の管理委託制度にかわって指定管理者制度を導入、これまで直営か政令等で定める公共的団体に限定していたものを、株式会社など民間事業者が行うことを可能にしました。公の施設とは、現在の自治体のほとんどの業務が対象となり、自治体の公的責任のあり方や住民サービスや雇用を守る問題など、町民生活にも大きな影響を及ぼすと考えます。そこで、次の点についてお伺いをいたします。1点目、指定管理者制度に対する現状認識を明らかにするとともに、地方自治体の公的責任のあり方について見解を示していただきたいと思います。2点目、現在、管理委託制度をとっている施設等について、今後の見通しと指定管理者制度導入の場合のタイムテーブルを明らかにされたい。3点目、現在、直営の施設や新たな公の施設について、指定管理者制度とのかかわりを明らかにされたい。更にまた、地方独立行政法人についての見解も併せてお伺いをしておきます。以上、2問について、御答弁よろしくお願いを申し上げます。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目のコミュニティバスの運行拡大についてお答えをいたします。コミュニティバスは、音更・木野市街地周辺の路線バスのない地域で、交通手段を持たない高齢者や子供など、地域住民の足を確保するために運行しているものであります。運行形態は、両市街地の中間であります共栄コミュニティセンターを起終点に、2台のマイクロバスで1日6回、1回の運行所要時間は2時間となっており、主に公共施設や病院を結ぶ循環路線となっております。平成12年4月から10カ月間の実証運行を経て現在に至っておりますが、平成15年度末までの利用者総数は、延べ11万2,266人で、1日平均78人となっており、運行当初の予想を上回る利用実績となっております。これは、低料金で近くのバス停からいつでも安心して通院ができ、公共施設の利用や買い物に気軽に利用できる安全な交通手段として、町民の皆さんに浸透してきたことが背景にあるものと思っております。次に、日常生活を送る上での利便性と路線変更の基本的な考え方でありますが、運行の開始に当たっては、短期間での路線や停留所の変更は利用者にとりまして混乱を生じるおそれがあることから、運行開始前に市街地の全行政区長を対象に説明会を開催したほか、沿線の行政区長をはじめ、老人クラブや女性部の方々に試乗していただくなど、入念に準備を進めてまいりました。また、生活環境の異なる方々から多くの意見を伺い、通院や公共施設の利用、生活に必要な施設利用など、より利便性が高まるよう効率的な路線の設定と停留所をきめ細かに設置したところであります。運行を開始した1年後に、再度、行政区長から問題点や改善点についても意見をいただき、更に、利用者の要望や御意見を参考に新たに病院2カ所に停留所を設置したほか、温水プールへの乗り入れや乗降者の全くない停留所の廃止など、経路変更や停留所の設置箇所の見直しを行いました。見直しの基本的な考え方は、公共施設、病院の新設や宅地開発により市街地形成が大きく変わった場合、1回当たりの所要時間がこれ以上長くならないこと、また、各停留所の発着時間に大きな変更がないことを基準としており、今後も地域要望についてはこれらを基本としながら関係行政区等と十分協議調整をし、決定したいと考えております。次に、駒場地域や十勝川温泉への運行拡大についてでありますが、音更高校の通学につきましては、路線バス2社が対応しており、学校関係者や保護者から交通機関が不足しているとのお話は伺っておりません。また、駒場市街から帯広方面への定期路線バスも運行しており、決して十分な運行回数とは言えませんが、日常生活に支障を来す状況にはないものと思っております。十勝川温泉につきましても、路線バスが運行されておりますが、乗客数が年々減少している実態にあり、国、道及び町からの補助金で赤字を補てんしながら維持している状況の中で、コミュニティバスを運行することで一層利用者が減り、路線バスの廃止につながることも予想されることから、これら地域への乗り入れは難しいと考えております。いずれにいたしましても、コミュニティバスが町民の貴重な交通手段として多くの方々に利用していただくために、今後も工夫研究をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の指定管理者制度と自治体の公的責任についてお答えをいたします。まず、指定管理者制度に対する現状認識と公的責任のあり方、指定管理者制度導入の今後のスケジュールにつきましては、関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。指定管理者制度は、多様化する住民ニーズにより効果的、かつ効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力やノウハウを幅広く活用しつつ、住民サービスの向上と経費の削減などを図ることを目的としております。この制度は、民にできるものは民に委ねる骨太改革路線の一環として、地方公共団体の財政難と経営効率化の観点から、民間活力の導入や外部委託を進めるために、これまでの管理委託制度にかえて創設されたところであります。公的責任のあり方につきましては、地方自治法で普通地方公共団体は住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設を設けることと規定されており、指定管理者制度を導入することをもって地域住民に公共サービスを提供するという地方交公共団体本来の任務を後退させるものではないものと考えております。この制度の導入に関しては、指定管理者の選定に必要な手段をはじめ、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲、個人に関する情報の取り扱い基準などを条例で定めることになっており、また、指定管理者の指定に当たっては議会の議決を得なければならないことになっております。そうしたことからも、この制度は議会と行政の双方から二重のチェックを働くことになっておりますので、これまでの制度に比べ効果的・効率的な運営を可能にする制度であると考えております。なお、この制度は、平成15年9月2日の施行日から3年間は制度移行期間として設けられているところであります。現在、本町では、福祉館、生活館、地域会館、コミュニティセンター、社会教育施設など、警備、清掃、利用申込書の受理、利用許可書の交付などの業務を私法の契約による業務委託方式により運営しておりますが、この制度の導入に当たっては、それぞれの施設に応じた望ましい形態を十分検討した上で、できる施設から順次移行に取り組んでまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、平成18年9月からは、直営方式かこの制度のどちらかにより施設を管理運営しなければならないことになっておりますので、現在、今後の行政サービスのあり方や、その手法などを調査、検討するための関係課長、係長で構成する庁内組織を設けて、全ての施設を対象にして管理者制度への移行や導入の可能性などについて協議検討をスタートさせております。また、この委員会においては、制度を導入する施設や実施する業務の内容などについても一定の方向づけを行い、その後に、パブリックコメント制度を活用して住民の意見を聴取することにしております。なお、この制度を導入する場合には、遅くとも平成18年4月からの実施と考えておりますので、17年6月の第2回定例会において、まず指定管理者の指定の手続に関する条例案を提案し、その後、指定管理者の募集、内定を経て、12月の第4回定例会には指定管理者の指定について議決をお願いするスケジュールになろうかと考えております。また、今後、新たな施設を設ける場合には、施設のあり方などを検討する段階で、この制度を導入することの是非についても検討していくことになるものと思っております。次に、地方独立行政法人制度についてでありますが、昨年の7月に地方独立行政法人法と地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律が公布され、本年4月1日から施行されているところであります。この制度が創設された趣旨は、試験研究機関、公立大学、公立病院等の地方公営企業、特別養護老人ホーム等の社会福祉事業など、これまで地方公共団体が直接行っている事務事業のうち、直接地方公共団体が実施する必要のないものを民間に委ねた場合に実施されないおそれがあるものなどについては、地方公共団体が地方独立行政法人を設立し、その事務事業を担わせることによって、効果的・効率的な行政サービスの提供を目指すことにあります。この制度は、地方公共団体から法人への事前関与や統制を極力なくし、事後チェックへの移行を図ることにより、弾力的かつ効率的で透明性の高い運営を確保することに眼目が置かれております。指定管理者制度と地方独立行政法人制度との主な相違点につきましては、条例の規定に基づいて、地方公共団体が施設の設置を行い、その管理を一定の法人等に委ねるのが指定管理者制度でありますが、地方独立行政法人制度は、該当施設そのものを地方公共団体から地方独立行政法人へ移管し、法人自らが施設の設置や管理について定め、その責任により管理を行わせる点にあります。いずれにいたしまても、それぞれの施設に応じた、より望ましい運営形態を十分に検討した上で、指定管理者制度や地方独立行政法人制度の導入を考えてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 6番 山川秀正
それでは、再質問をさせていただきたいと思います。まず、コミュニティバスの関係ですけれども、平成12年度の運行以来、私も一定いただきましたら、平成12年度が1日平均57.3人、13年度が77.2人、14年度は89.1人と、そして15年度は若干2人減りまして87.1人ということなのですけれども、16年の今年の4月に至っては、過去4年間の中で比べますと最高ですね。12年の実証運行のときは、1日平均42人だったのが、ちょうど16年、今年の4月には85.6人ということで、倍の方がちょうどコミバスを利用するようになったと、そういった点で言えば、町長さんの答弁にもありましたとおり、計画以上のといいますか予想以上の形で定着したのかなという点では、私も率直に評価をしているところなのですけれども、そういった点で、今回特に運行拡大の問題取り上げたのは、一つは住民要望、確かに例えば駒場地域や十勝川温泉地域の部分で言いますと、駒場の場合は路線バスが1日8便走っていると。それから、十勝川温泉は1日6便走っているということで、定期路線バスが走っていることも承知はしておりますけれども、ただ、それだけは、当然この定期バス、今、答弁のとおりなかなか乗降客が少ないといいますか、十勝川温泉に至ってはやはり音更町内から十勝川温泉へ向かってバスを利用するお客さんではなくて、観光客の人や何かが帯広の駅から十勝川温泉に向かって乗ってくると。例えば、木野市街あたりから十勝川温泉に行ってふろに入って、その路線バスを利用して、温泉入浴して帰ってくるというような利用は極めて少ないというのが、今の現状でないかなというふうに考えております。そういった点で、コミュニティバスが運行当初は病院や公的施設を結ぶ、そういう目的にスタートをした。それはもう十分理解するのですけれども、2点目でも言いましたとおり、その部分を更に拡大して日常生活の利便性の確保、そういう視点で運行拡大が図れないか。少し大げさに言えば、土曜日や日曜日や祝祭日は、病院もやっていなければ公的施設もほぼ休みだと、そういう状況の中であっても運行しているというような状況から考えるときに、病院や公的施設を結ぶだけというふうに限った問題ではないし、今、町長さんの答弁にも、買い物や何かの点での利便性も確保されている、そのような御答弁もありましたとおり、そういった点から考えて、駒場地域の場合は平成12年、コミバスが運行を開始した当時は定住人口、駒場、西駒場、両行政区で1,078名だったのが、今年の5月、16年の5月には1,155人ということで、定住人口がふえてきている。十勝川温泉も温泉自体にお住まいの方は、残念ながら若干減少はしているけれども、温泉まで向かう周辺の農村地域やなんかの定住人口といいますか、農村地域の人たちなんかもカウントをしますと、1,500人を超える方がやはりその地域に住んでいらっしゃるという点からしても、やはり一定音更の市街地構成の中で、駒場地域とそれから十勝川温泉については市街化区域の編入という問題等々も今検討されている状況の中で、路線の拡大、これは住民要望としてもあるということも併せて、私は必要だというふうに考えます。そういった点で、今の答弁では路線バスも走っているし難しいという答弁だったのですけれども、その路線バスと競合しないコースは十勝川温泉でも駒場でも一定程度つくれるのかなというふうに思っています。それから、駒場地域、高校生の足の確保という部分では、確かに平日は一定程度そういった運行がされていることは十分承知なのですけれども、高校が休みのときはそのバスは走らないと、その部分だけ便数が減っていると。だから、つい先日も新聞報道されてましたけれども、帯広市内で高校生が土曜、日曜、部活やなんかに対して一定程度、天候まで見てバスの運行を考えると、そういう業者も出てきたというような状況を考えたときに、こういった住民の要望に応えるといいますか、そういった方向も是非検討する必要が私はあるというふうに思いますので、そういった点で、是非もう一度この点についての御答弁をよろしくお願いをしたいなというふうに考えます。それから、2点目の指定管理者制度なのですけれども、今の答弁では、指定管理者制度、何かこれを導入することによってといいますか、メリットの部分が強調されたのかなというふうに私は聞いていたのですけれども、そういった点で、指定管理者制度のデメリットですか、そこら辺をどのように考えていらっしゃるのか。本当にこの制度がバラ色の制度なのか、その点が私は大きく疑問を持っている1人なのですけれども、そういった点で、そういうデメリットや何かの部分の認識は、どのようにされているのかお伺いをまずしたいと思います。それで、6月8日付の北海道新聞、指定管理者制度、市は積極的、消極的な町村という非常に大きな見出しで指定管理者制度の問題が踊っていたわけですけれども、その記事によりますと、導入をめぐる動き、帯広市は手続条例を提案、児童福祉施設などで実施へということで、帯広市はそういった点で前向きに取り組んでいると。その一方、未検討の町村が半分以上もあると。それで音更町を含めて検討作業中という町村が数町、あと本年度中に条例整備へというのが四つですか、そういった数になっているのですけれども、この記事に書いてあるのですけれども、町村がなぜこの指定管理者制度導入に積極的でないかといいますか、それは要するに人口規模が小さい、そういう状況の中で、本当に競争原理が働くのか、そして、指定管理者制度そのものの実効性が本当に上がるのか、そこら辺に疑問を持っているから、この制度に対して積極的に取り組めないのだという記事が載ってございます。ある町村関係者のコメントでは、帯広のように一定の利用者や収入が見込める施設がなく、民間の参入は期待できないと、そういったふうにとらえている町村関係者が一方では多いと、そういう状況の中で先ほどの答弁を聞いてますと、本当にこの音更町4万2千人前後の人口の中で、この指定管理者制度が自治体の財政改革の上で、先ほどの答弁のようなバラ色な役割を果たすのか、そして、もう一つは、なぜ公的責任、そこが必要かというふうに私が質問をしたかと言いますと、町長も3月の後藤議員の質問に対する答弁の中で、自治体の公的責任について明確に述べていたと思います。地方自治法244条の規定によって設置された公の施設は、地方自治法上、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するために設けられたものとされておりますので、その管理運営に当たっては、公平性や公正性が求められるほか、制度導入後は特に効率性が強く期待されるところである。要するに、その公平性や公正性、この部分で指定管理者制度、施設の利用料にその参入企業のもうけをオンして利用料の設定も可能だと。委託ではなく代行だと、そういった今までの管理委託制度と指定管理者制度の違いですか、そういった部分からして本当に公的責任を果たすべき、そして、公的目的を果たすためにつくられた施設が、民間のそういった営利を目的にした企業が参入をして、実際にその機能が果たせるかどうかというのが非常に疑問だというふうに私は率直に考えています。そういった点で、デメリットという部分をどのように考えていらっしゃるのか、まずお伺いをしたいと思います。それから、大変私もこの質問の準備をしながら非常に混乱をしているのは、現在は管理委託制度をとっている施設が、3月の後藤議員に対する答弁では6カ所という答弁でございましたけれども、今の答弁では、その部分で言いますと、例えば、3月答弁ではコミセン等は入っていなかったのですけれども、先ほどの答弁にはコミセンも入っていて、その業務委託と管理委託制度、それから指定管理者制度ですか、ここの部分の使い分けといいますか、そこが非常に難解なのですよね。それで、そこをある一定明確にする必要があるのかなと。18年9月から指定管理者制度へ移行しなければならない義務が発生するのは、現在、管理委託制度をとっている施設であって、今、直営でやっている施設や業務委託をしている施設については、自治体の判断に任せられているというふうに私は理解しているのですけれども、その判断が間違っていたら指摘をしてほしいのですけれども、そういった点から、今後、出てくる問題としては、例えば、プールや体育館、パークゴルフ場、文化センター、こういったところは今は業務委託だというふうに私は思っているのですけれども、その業務委託している施設、今後どういうふうにしようとしているのか。更には、これから新たな施設、例えば、今建設をしております野球場ですけれども、この野球場についての管理はどうしようとされているのか、指定管理者制度に移行しようとしているのか、業務委託で行おうとしているのか、町が直営でというふうに考えているのか、そういった部分でいいますと、先ほど、後藤議員の指摘もありましたとおり、タイムスケジュール的に行くと非常に窮屈だと。確かに2年半ぐらいの年月というのは長いように感じるのかもしれないのですけれども、逆に言えば、先ほどの答弁の中にもありましたとおり、18年の4月から実施するには17年6月議会で一定の条例を制定して、12月には業者選定をしてという形を考えますと、17年6月議会といいますとちょうど1年後ということになってくるわけですから、そういった点で、その1年後に向けて理事者も議会もこの指定管理者制度の内容やなんかにも、当然熟達しなければいけないし、業者の選定に当たってはどうやって公平性を保つのか。こういう小さな町村の中で、本当に競争の原理が働くのか、そこら辺も疑問に感じてますので、そういった点で新たな施設の部分、それから現状のその義務委託をしている施設の部分等々の、今、考え方といいますか、どのように持っていらっしゃるのか。それで、町として最低限、これとこれは直営でやりますよと、これは業務委託の範囲ですよとか、そういうやっぱり目標といいますか、そこも設置しなければいけないのではないかなというふうに一つ思います。それと併せて、もう一つは、その国会のやりとりの中でも明らかになった個別法の規制が優先されるべきと。例えば、図書館とか、公民館、図書館は図書館法がある、公民館は社会教育法がある、保育所は児童福祉法があって、保育料の徴収は指定管理者では行えない、そのように個別法を優先すべきであると、このように明快にされているわけですけれども、そういった点からしたときに、やはり町として一定の目標をきちっと持つべきでないかというふうに考えます。それで、今回の議会の中にも一定程度、町長の行政報告にも触れられておりました保育所の問題、民設民営、すずらん保育所、宝来保育所、そういったことも一定今視野に入ってきているというふうな話もされてましたけれども、そういった動きと指定管理者制度、更には、先ほど言いました業務委託の問題、管理委託制度の問題等々のかかわり方を、ちょっと簡単にといいますか、説明をしていただければ大変ありがたいなというふうに思います。それから、最後ですけれども、地方独立行政法人、法人の性格とか、そういった部分は理解はできますけれども、ただ、やはり片方で指定管理者制度がありながら、もう一方で地方独立行政法人、なぜ出てきたかと言いますと、これも私のうがった見方かもしれませんけれども、採算性が乏しくて民間に委ねては指定管理者制度、実施されないおそれのあるものを自治体から切り離すため、別組織化すると、それが地方独立行政法人だ、このように私は思うのですけれども、そういった点からすると、本当に先ほどから何回も強調してます、どちらを選ぶかこれから検討をしていきたいような先ほどは答弁だったのですけれども、そうではなくて、音更町としてここの部分は最低限守って住民の生活守っていくのだという、それが是非必要だというふうに私は思ってますので、その点を明確に示していただきたいという点を重ねて強調して、まず再質問を終わりたいと思います。
答弁 企画部長 中田道明(企画部長は2006年3月まで)
コミュニティバスの拡大についての御質問にお答えいたします。駒場市街、温泉市街の方にも拡大できないかというふうなお話でございます。私ども当初、駒場地区につきましては、スクールバスの土日の運行、それから長期、冬休み・夏休みの試験運行をやってきてございます。非常に利用者が少ないというようなことで、取りやめたというふうな経緯があるわけでございます。今、そうした中で、路線バスも走っているというような状況の中で、そちらの方の方面へ行くというようなことにいたしますと、やはり約1,200万円を超える経費がかかってくるというような状況にあるわけでございます。それだけの利用を望めるかというようなことになってくるわけでございますけれども、非常にその点は厳しいのではないかというふうに私ども考えております。今、路線バスのある中で、そちらも圧迫してそちらの方の補助も出ている部分もあるわけでございますので、そういうことを考え併せますと、やはり今の走っているバスを御利用いただきたいなというような考え方でおりますし、温泉の方につきましても、温泉市街までスクールバス、実は行ってなかったわけでございますけれども、非常にそういった面では1回当たりの経費を考えますと難しい面があるのでないかというふうに思っております。また、これはちょっと一般町民の方とは違いますけれども、温泉の方につきましては、旅館組合の方で各旅館の方には路線バスが入っていくというような格好の要請をされているようでございまして、バス会社の方でもその点について了解しているような状況があると。これは朝1便、午後から1便というような格好で、来るときと帰るときというふうな格好になるというふうに思いますけれども、そんな格好で要請されて、バス会社の方も了としているようなふうに聞いてございますので、そんなような形になろうかと思います。非常に農村地域の方々には不便をかける面があろうと思いますけれども、経費の面と乗客数の推計をいろいろ考えてみますと、今、現状拡大することは非常に難しいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいというふうに存じます。
答弁 総務部長 赤間義章(総務部長は2007年3月まで)
2点目の指定管理者制度の関係につきまして、お答えいたします。まず、デメリットというお話でございました。実は現在、先ほど町長の答弁の中にもございましたように、関係の課長、係長で検討委員会を設けておりまして、そこの中でメンバーとしては25名入っておりまして、その中で、それぞれの現場においてかかわる施設全てについてどんな状況にあるのか、そして、指定管理者制度を導入するとどういったメリットがあって、どういったデメリットがあるのかということで、個々の現場具体的に今挙げてもらっているというような状況でございます。この制度の目的自体がやはり住民サービスの向上を図らなければならない、ましてやサービスの質的な向上を図るということが一つありますし、それと併せて経費の節減を図らなければならないという、こういう二つの大きなポイントがありますので、こういったことをやはりクリアできる中で進めなければいけないだろうという考え方を持っております。具体的にはこれからの詰めになるわけですけれども、いずれにいたしましても、現場の方で実態をよく把握して分析して、それを持ち寄って望ましい形はどういうことなのかということを、これから詰めるということで、今進めております。それから、業務委託と管理委託のお話ございました。その中で、プール、あるいは体育館、文化センターもそうですけれども、こういったものがどちらに該当するのかというお話ございましたけれども、これは委託している部分については、清掃ですとか、警備ですとか、そういったごく一部分でありますので、業務委託の部分になろうかと思います。形態としては直営でやっているということになろうかと思います。それと、野球場の、これからのお話ありましたけれども、これにつきましても本当にどういう形が望ましいのか、これからの詰めになるだろうというふうに思っております。今の段階で、こういう形にしたいというところまでまだ至っておりませんので、御了解をいただきたいというふうに思っております。それから、あと地方独立行政法人の関係でございますけれども、町として明確にせよというお話でございましたけれども、これにつきましても、今指定管理者制度と併せてどういった形が望ましいのか、それぞれの施設によって目的も違いますし、その形態も異なりますので、それがやはり十分に見極めて進まなければいけないということで、今の段階ではどうするこうするという段階に至っておりませんので、御了承を賜りたいと思っております。以上です。
再質問 6番 山川秀正
それでは、最後の質問をさせていただきたいと思います。まず、コミュニティバスの関係なのですけれども、確かに費用が一つは掛かる。これはもうバスを動かすわけですから、かかるのは一目瞭然だというふうに考えますけれども、まず私が具体的に提案をしたいなというふうに考えていたのは、先ほどもちょっと言いましたけれども、これは十勝川温泉も駒場地域もそうなのですけれども、高校生を中心にした学生だと思うのですけれども、こういった人たちに一定程度、朝晩はバスの配車といいますか、バスをそこに重きを置いているという部分で、土曜日、日曜日、祝祭日が休みという形が非常に多いのですよね、バスの時刻表を見ますと。それで、できれば本当にそういった点で言いますと、まず、そこら辺といいますか、土曜、日曜、祝祭日の運行をそこら辺から検討することができないのかなというのが、私の一つの具体的な提案です。例えば、十勝川温泉の場合、これも町民の中でいろいろまだ誤解もあるのかなというふうに思いますけれども、温泉旅館組合が発行している70歳以上のお年寄りの入浴券。以前は旅館組合が町に寄贈をして、13年度までですか、これは旅館組合が町に寄贈して町から直接70歳以上のお年寄りに郵送をしていたということで、町が直接交付してくれているのだなというような誤解もあったようですけれども、その当時は4,400枚、4,400人の人に交付されていたと。それが14年から旅館組合の方に直接取りにきていただくと、そういう形に14年から変更をしたと。その結果、14年度は1,538人、だいたい3分の1くらい、これは利用者ではございませんけれども、交付の枚数ですけれども、実際のところはやっぱり3分の1程度の人しかその交付を受けに来なかったということで、やはりそれだけ逆に言えばなかなか自分で直接交付を受けて、温泉に入りに行く、そういうふうに自分の意思と自分の行動という部分の責任の範疇においてやれるという人たちが、逆に言えば3分の1程度しかいなくて、あとの70歳以上の方は、やはり何らかの方法で人を頼ったり、公共の交通機関を使ったりと、そういうふうにしないと日常の足の確保、それこそそれができない、そういった点が示されているのかなというふうに私は率直に思っているのですけれども、そういった、例えば観光振興、確かに足の確保という部分でいえば、行ってお金が掛かるということですけれども、そういった観光振興という視点も当然兼ね合わせて持つこともできるだろうと。駒場地域について言えば、これもそれこそ民間のバスが十分にあるとはいっても、やはりバスの料金、音更高校から帯広市内までのバスの料金というのは、私たちは日常的にはバス使わないから、なかなか料金簡単にはわからなかったのですけれども、非常に高い料金。要するに福平あたりまでで、十勝バスでも530円、それから中士幌まで行くと、もう700円を超える。だから駒場地域についても600円前後のバスの料金がかかっているという、それがあるというような現状を考えたときに、やはりそういった部分で音更高校の生徒の確保という部分でいえば一定の役割を果たすことができるのではないか、それが高いか安いかという論議は確かにあると思います。それで、今現在、コミバス運行経費、年間16年度の予算は1,013万9千円、1,014万円ぐらいということで、大体一千万円前後で今運行しているというような状況で考えたときに、そういった形の中で一定程度そういう住民要望に応えていくといいますか、そういった手段といますか、そういったことも是非、ただ、コミバスの運行という部分で狭い視点から見るのではなく観光振興とか、そういう教育的な配慮とか、そういった大きなマクロ的な視点から見て、そういったことが考えられないか、是非検討していただきたいというふうに考えてますので、その点についての御答弁をお願いをしたいと思います。それから、指定管理者制度の問題、実際にはこの新聞報道にもありますとおり、音更町の場合は現在検討作業中、これが実態だというふうに、今の部長の答弁やなんかを聞いていても率直に感じたのですけれども、是非そういった点で言いますと、私も再三強調しましたけれども、なぜ自治体が今のあるいろいろな施設をつくったのか、公の施設を建設をしたのか。その公の施設をつくった目的を十分に発揮させるためにはどういう手段がいいのか。それは確かに利用者にとって利用料が下がったり使用時間が延長されたり、そういった点で指定管理者制度を真っ向から否定するものではありませんけれども、その反面、やはりその公平性の確保の問題とか、情報の保守、要するに得た情報の保守管理の問題とか、いろいろ問題がある。民間の業者に預ける部分ではそういったデメリットを否定している、そういった学者やなんかもたくさんいらっしゃる。そして、町長もいみじくも言っている、その地方自治法の244条に規定されている地方自治体の本来の役割を果たすという部分から見たときに、本当に指定管理者制度、どの分野にも受け入れるという部分では非常に私は危険性があるのではないかというふうに率直に思ってますので、そういった点で是非その検討の部分で言いますと、一つは、やはりここまでは自治体の責任だ、何回も強調しますけれども、だから、ここは自治体直営でやるのだと、そういった部分と民間に委託して、指定管理者制度を導入してやった方が、ここの施設はメリットが出るのだという、そういう是非検討をして、それを利用者にもわかるようにしていただきたいというふうに思うのですね。今のスタートの時点では、それこそ今は課長以上で検討会をつくっているということですけれども、その課長以上の検討の結果を、やはり住民にこういった点で、今、町は考えているのだという部分を、一つはやはり示していくと、そういう情報開示をしていくいいますか、この指定管理者制度を導入する上では、議会の同意も当然必要だということで、議会としてのチェック機能、そういった部分で物を申す場面、今後もあると思いますけれども、是非そういった検討の段階での住民本意といいますか、自治体の本来の目的を忘れない、そういった点での姿勢についてどのように考えていらっしゃるのか、その点についてだけの答弁をお願いをして、質問を終わりたいと思います。
答弁 助役 藤井勉
お答えを申し上げます。まず、第1点目のコミュニティバスの件です。おっしゃることは十分わかります。非常に厳しい状況にあることも理解はいただいているものと思います。定期バスも業者数が減りますと、国、あるいは道の補助も切られるというような実態がございます。そうなりますと、運行をしていただくということになれば全額町で負担しなければならないというような、片方の方のこともございます。温泉につきましても、一部が池田に行く路線が2路線ほど中止になった経緯もございますけれども、そんなようなことで、乗客が減ることによって今ある定期バスへの影響、それにによって町が補助をするしない、あるいは路線を廃止にしなければならないというような、そんなようなことと関連もございます。地元に住んでおられる方が少しでも利便性の高い、安いバスを利用したいという気持ちは十分わかりますけれども、そんな反面もございます。おっしゃるとおり、両線についての御希望があることも私どもも承知をさせていただいておりますし、何回か検討をさせていただいた経緯もございますけれども、更に検討はさせていただきますけれども、非常に厳しい状況にあるというようなことで、御理解をいただきたいなというふうに思います。それから、2点目の指定管理者制度の関係でございますけれども、これにつきましては、新しい制度として生まれたということについては御承知のとおりでございまして、私どもも現在いろいろ管理している施設の方式をどんな方式でやることが一番いいのかということで、先ほども部長の方から話ありましたように、部内に検討委員会を設けまして鋭意努力をさせていただいてところでございまして、それぞれの施設にはそれぞれの利用目的なり、それぞれの形態がありますので、そのものと、それから利用者、あるいは経費の面でどうなのだということを十分煮詰めていきたいというふうに思ってますし、私どももそのような形で検討をさせていただいております。お話にありますように、そのような結果について、住民にもわかりやすくというようなお話でしたけれども、最初に町長からも説明をさせていただきましたが、できればパブリックコメント制度をこの制度に活用して、広く町民の御意見もいただきたいというふうに考えているところでもございます。いずれにしましても、お話のように、公の施設の設置目的というものはそれなりに目的があるわけですけれども、その目的を害しない範囲で管理運営の合理化を図っていく。そして、少しでも少ない経費で町民の皆さんに喜んでいただくと、そんな方法を選択していきたいなというふうに思っておりますので、そのようなことで御理解をお願い申し上げます。