音更町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日
特別養護老人ホームを増設すべきではないかという問題
2003年3月7日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「特別養護老人ホームを増設すべきではないかという問題」について質問し、町長 山口武敏が答弁しました。
- 質問者
- 真田健男 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 真田健男
通告いたしました二つの問題について一般質問をいたします。まず、最初に、特別養護老人ホームを増設すべきではないかという問題でございます。介護保険がスタートしましてから3年が経過しようとしております。今年は介護保険料の改定も予定されているところでございます。そもそも、この介護保険制度は、介護サービスが行政の責任で実施していた措置費制度から、保険料や利用料を負担する代わりに、必要な介護サービスを選択して利用することが想定されておりましたけれども、実際には介護基盤の整備の遅れやマンパワーの不足から、保険あって介護なし、このように言われるような実態でもございます。特に施設入所サービスのうち、特別養護老人ホームの入所は、申し込んでも長期間も待たされるという深刻な実態がなかなか改善されない状況でございます。待機者は、この介護保険制度開始前に比較して、全国的、全道的にも倍増しているような状況でございます。音更町の施設の場合、1月末の待機者が288人ということでございます。そして、年間新たに入れる方々は約30人前後ということでございます。これでは、3年も5年も待たされるというような厳しい状況ではないでしょうか。特養の施設整備は緊急な課題であると考えますので、次の点について質問をいたします。まず、1点目は、施設に入所するサービス事業、特養、老健、療養型と3種類あるわけですけれども、これの利用状況、特に待機者の状況等についてどのようになっているのか、説明をいただきたいと思います。2点目は、音更町のこの待機者の現状等を考えたときに、ホームの増設の必要性について、どのように理事者は考えていらっしゃるのか、明らかにしていただきたいと思います。3番目に、この増設が困難であるとするならば、どのような理由で困難であるのか、明らかにしていただきたいと考えます。四つ目には、先ほど介護保険制度のそもそもの仕組みといいますか、想定されていたことを申しましたけれども、利用ができないとするならば、多少言葉としては刺激的過ぎるかとは思いますけれども、国家的な詐欺行為とも言えるような事態ではないかと考えますけれども、見解を問うものでございます。次に、二つ目の問題ですけれども、町村合併問題で住民投票制度の導入をすべきではないかと。この問題は12月定例会でも取り上げましたので、再びというような表題とさせていただきました。山口町長は、町村合併問題は町民の総意に基づいて決めるということを表明されております。町村合併問題で北十勝4町で町民アンケートが実施されたわけでございます。4町とも合併にはどちらかといえば否定的結果が出ておりますけれども、先の市町村合併調査特別委員会での山口町長の答弁では、このアンケートの結果は町民の総意、そのようには受け止められない旨の説明がされたように私自身は受け止めたところでございます。この実施されたアンケートが、回答者数や町民の現状認識についての問題点等々はいろいろあるだろうと。そういう意味では不十分さや限界があるとは思いますけれども、現時点での町民の一定の傾向を示している、このように評価していいのではないか、このように考えます。せっかく実施したアンケートの結果を軽んじるということであれば、山口町長はどのようにして町民の総意をくみ取ろうとしているのか、この点を明らかにしていただきたいと考えます。この間、町長は各種団体や町民との懇談、あるいは説明会を実施している努力も評価いたしますけれども、一番正確に町民の意思を確認できるのは有権者、私は12月議会では有権者に限らず年齢を引き下げてということも申しましたけれども、取り急ぎ今度の一斉地方選挙に合わせるとすれば、有権者という限定をつけながらも、住民投票で町民の総意をくむことが必要であろうというふうに考えているわけでございます。来月には統一地方選挙が実施されます。このときに町村合併についての住民投票、町民投票を実施することを提案したいと考えます。12月定例会での答弁も踏まえながら、次の点について伺いたいと思います。まず、1点目は、アンケート結果を積極的に評価できない理由、これはどのように考えているのかを明らかにしていただきたいと思います。二つ目といたしまして、仮に住民投票を実施するとした場合、どのような法的、あるいは実務的な問題点があると考えていらっしゃるか、明らかにしていただきたいと思います。三つ目には、この町村合併問題で最終的に決めるのは町民であるだろうというふうに考えます。その総意を早急にくみ上げることが合併問題に対応する上で、極めて重要であると思います。議会もそうでありますけれども、理事者としてもその努力、これをしていかなければならないというふうに思いますので、見解を伺いたいと思います。最後に、特別委員会に町側から提供された資料には、合併によって町民生活がどのように変わるのかという資料、先ほど来論議もされている行政サービスがどのように変わるのか、これらの資料、これも余り提示されていないだろうというふうに思うわけです。今後、町民の総意、あるいは合併に向けた町民世論を形成していく上では、この種の情報を町民に提供していくということが大事になってくると思いますので、これまで広報等で一定の資料提供はされておりますけれども、さらに詳細な情報を提供する必要があるだろうというふうに考えておりますので、改めて見解をお伺いしたいと思います。以上でございます。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の特別養護老人ホームの増設についてお答えをいたします。最初に介護保険施設サービスの利用の現状についてでありますが、本年1月における本町の介護保険施設サービス利用者は、特別養護老人ホームが158名、老人保健施設が67名、介護療養型医療施設が56名の合わせて281名で、このうち町内施設の利用者は寿楽園が95名、老健とかちが35名、音更病院が23名の、合計153名で、施設サービス利用者総数の5割強を占めております。また、2月末現在における町内3施設への入所待機者は、寿楽園が292名、とかちが125名、音更病院が2名の、合計419名で、このうち町民の入所待機者は寿楽園が218名、とかちが43名の、合わせて261名となっております。これらの方々の待機先を各施設ごとに見ると、寿楽園では在宅が約3割の63名で、他の155名については病院や老人保健施設などに入院、入所している実態にあります。また、とかちでは在宅が約3割の13名、病院が約6割の25名、他の老健施設が5名の状況となっております。ただ、待機者の中には治療が必要なために入所することが困難な方や、今後に備えて早目に申し込みされている方など、直ちに入所するには至らない方が相当数おられますので、真に入所が必要な方は、ただいま申し上げました待機者数より減少するものと思われます。なお、町外の施設につきましては、待機者の状況を即座には把握できない実態にありますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、特別養護老人ホームの増設に対する認識と増設が懸念される理由につきましては、関連がありますで、一括してお答えをさせていただきます。本町では、特別養護老人ホームの入所待機者が日々増加している状況を改善するために、特別養護老人ホームと同種の入所施設として特に在宅介護の困難な痴呆の対応を重視した老人保健施設の誘致を進めているところであり、新しい施設がオープンする予定の来年6月以降には大幅に待機状況が緩和されると思っております。なお、運営に当たる法人のケアに対する考え方は、介護を必要とする方々にとって最も大切なことは、生活の環境を変えないということであり、できる限り継続して入所することを基本としておりますので、入所の家族が安心して利用できる施設と受け止めております。そのため、特別養護老人ホームの増設については、老人保健施設が開設された後の状況を十分に見極めた上で、平成18年度からの第3次高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定する段階で検討したいと考えております。ただ、本町で増設する場合には施設整備に伴う財政負担や介護保険への影響などを十分に踏まえければならないことをはじめ、市町村における特別養護路老人ホームのサービス目標量は、高齢者人口のおおむね1.5%以内として国の参酌標準が示されている中、本町においては既にこの数値を超えている状況にあることから、介護保険事業計画のヒヤリングにおいては制度の基本理念である居宅介護を重視した取り組みが十分になされているかどうか、さらには参酌標準を超える理由や具体的な根拠の明示などが強く求められているものと思われます。また、整備計画書を提出する段階において、圏域整備枠の確保、調整を図ることが増設への前提条件になることから、管内全市町村の理解と協力のもとに広域的に利用する施設として明確に位置付けを行うことが不可欠となります。さらに、特別養護老人ホームの施設整備は多額の国庫補助金を伴うものであり、国においては限られた財源の中で全国的なバランスを考慮して施設の整備を進めることから、参酌標準に満たない市町村を優先的に補助採択する方向にありますので、施設整備率の高い本町の増設については厳しい状況が想定されます。しかし、在宅介護が困難な高齢者は今後もさらに増加することが予測されますので、介護予防の推進と介護サービスの質的な向上に、なお一層努めるとともに、これらの懸念事項がクリアできれば、将来的には特別養護老人ホームを増設したいと考えております。次に、施設の利用ができないとするならば、国家的な詐欺行為に当たるのではないかという見解でございますが、サービスを必要とする方々に対しては、適正な介護サービスを速やかに提供できるように体制を整えることが極めて重要な考えであります。しかし、先ほど申し上げましたように、施設の整備には多額の費用を伴うことから、実施に向けては国、道、市町村がそれぞれの立場で様々な角度から慎重に検討を加える必要があり、一定のルールに基づく手続きや、それぞれの段階を経ることはやむを得ないことと受け止めております。また、施設の整備、運営する事業においても、投資額の規模や経営の見込み、事業の効果などを緊密に検討していかなければならないことから、サービスの提供に至るまでには、ある程度の期間を要するものと認識しております。いずれにいたしましても、本町におきましては今後とも町民の介護ニーズと在宅介護の実態などを十分に見極めながら、居宅サービスと施設サービスを介護の両輪として捕え、官民共同で可能な限り、基盤の整備を進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、2点目の町村合併問題における住民投票制度の導入についてお答えをいたします。まず、アンケート結果の評価についてでありますが、先に実施いたしました市町村合併アンケート調査は、調査時点における町民の合併に対する関心度や考え方などを問い、男女別、年齢別、地域別などの回答内容を分析し、今後の情報提供のあり方や意向集約の方策などを検討していく上での参考とするために行ったものであります。調査結果でありますが、選挙人名簿登載者から1,000人を無作為抽出し、回答率が45%で、どちらかといえば合併しない方がよい、合併しない方がよいが50%で、合併した方がよい、どちらかといえば合併した方がよいとの回答を15ポイント上回った結果となっております。しかし、未回答者が55%あり、関心が薄かったか、または調査票を投函できない何らかの理由があったのか判断できませんが、いずれにしても調査対象者の半数以上の方の意向が把握できない状況にあることから、決して結果を軽んじるものではありませんし、一定の参考に資するものと思いますが、この結果をもって町全体の意思と判断することは難しいと考えております。次に、住民投票の法的、実務的問題点でありますが、住民投票制度は必要事項を明文化した住民投票条例案を議会に提案し、制定後、一定期間を置いて投票が実施されるものであります。なお、投票に当たっては地方自治法の規定に基づき、当該選挙管理委員会に執行に関する事務を委託するのが一般的となっております。したがって、法的、実務的な問題点は特段ないものと理解しております。次に、町民の総意を早急にくみ上げるべきとの御質問でありますが、合併問題に対する町民の意思を確認する時期、方法については、町民の関心度や認識の熟度を見極め、議会と十分協議した上で決めていかなければならないものと思っております。また、これまでの合併問題については、協議、検討してまいりました他3町の方向性が明らかになっていない状況の中で、何に対して町民の意思を問うか明確でないこと、さらには投票結果の拘束性対象者、投票活動運動の制限など多くの論議の深まりが不可欠でないかと考えており、4月の統一地方選挙に合わせての御意見もいただきましたが、現時点での住民投票の実施については時間的なことも含め、物理的に無理であろうと判断しているところであります。次に、町民への情報提供についてでありますが、合併問題に関する情報は広報誌を通して合併の背景やメリット、デメリット、財政シミュレーション、市町村合併Q&Aなど、情報の提供に努めてまいりました。また、住民説明会や出前講座を17会場開催し、約1,000人の参加があったところであり、確かに参加者からは具体的な財政シミュレーションや、合併のメリット、デメリットを示してほしいなど、多くの意見を伺っております。しかし、現段階では合併後町民の暮らしがどう変わるかなど、身近な情報の提供には限界があるものと考えております。こうしたことから、町では任意協議会に参加し、この中でそれぞれの町の政策課題や住民サービス、受益者負担の現状を出し合い、各分野での調査事項を整理し、新しい町の将来像を具体的に町民に示しながら、町民の皆さんの御意見をお聞きし、十分な話し合いのもとに合併するかしないかを判断してまいりたいと考えておりますので、御理解をいだたきたいと存じます。これで、一定の答弁とさせていただきますけれども、この中で特に強調されておりましたことは、やはり今議会の中におきましても特別委員会をつくっていただき、3月末には一定の特別委員会の見解が出るというふうに思ってもおりますし、今までどちらかというと音更町の合併問題につきましては、もし合併するとするならば北十勝4町を先行させて、やはり考えるべきだというような点から、議会側の方もそれぞれの議会という立場の中で4町の意思の疎通を図るべく意見交換をされているというのが実態でございます。また、町といたしましても、できれば私どもは議会と一体的な考え方でやはり進めていくのが一番まちづくりの上に、あるいは合併問題に取り組む上においては一番その方が望ましいのではないかというふうに基本的に思っております。しかし、いつまでも音更町といたしましてもこういう状態が足踏み状態でいいのかというようなこともございます。また、きょうあたりの新聞を見ますと、それぞれ商工青年で、上士幌、鹿追、新得、それぞれ集まって意見交換をしているというようなこともあるわけでありますけれども、いずれにしましても音更町といたしましても今後の本年度5月ないし6月に一定の方向づけをするとするならば、ある程度今からそういう取り組みをしていかなければならないというふうに思っているところでもございます。その一つの手法としては、今後必ずしも法定協議会という形を採らず、場合によっては任意協議会的なものをつくって、具体的な内容を絞り込んでいくと、こういうことが必要ではないかな。また、そのことによって声をかけていけば、あとの四つの町村がどことどこが組み合うのかと、こういう一つの線も出てまいります。これらの一定の任意協議会なり、あるいはこの合併をもしするとするならば、どことどこがなると。そういう方向が出た段階で音更町の将来像なり、あるいはその町と一緒になって今後町政の発展、進展を図っていく、こういうことが具体的に一つ出てくるのかなと。こういうことの段階になれば、そういう一定の方向性を出して町民に問う。この問い方でありますけれども、まだ今一つの推測的なものしか発想できないわけでありますから、今後具体的にはそれぞれの町村による、あるいは何町村になるか、このことによってかなりそれらの問題点、課題が違ってまいります。そんなことで、一定の議会の3月末に出る報告的なものを十分参酌をしながら、そして来年度に入っての取り組みというようなことになるのではないかな。議員がおっしゃっていたように、決してこのアンケート調査、おおよそ1,000人の中の45%、これは確率的に非常に調査としては高いものである、それなりに私は評価もし、またここに出てきた50%という時間的にも、昨年度の一つの考え方でありますから、まだ十分に町民に隅から隅までの理解が得られていない。こういう一つの問題点もありますけれども、私としては決してこの出た50%を、やはり尊重しながらも、ただこれが音更町のすべてだという現段階で見るということは、議員もおっしゃっていたように、それは無理があるにしても、私は決してこれを軽く見たり、そうするものではございません。一定のその時期においての調査結果として重く受け止めているところでもございます。以上でございます。
再質問 8番 真田健男
再質問をさせていただきます。まず、第1点目の特養の増設の問題ですけれども、私先日、高齢者2人の世帯の方から相談の話があったのですが、70代の方でございますけれども、御主人が脳梗塞で病院に3年入院している。車椅子生活だと。ところが、病院から3月中に退院をしてくださいと。なぜ3月中かといいますと、4月から変わるのですね、制度が。これは去年4月の健康保険法の、私から言わせると改悪なのですが、入院期間が180日、6カ月を超えると、本人負担が発生してくるのです。通常3カ月、90日までは1日の平たく言うと入院料、これが1,200点、1万2,000円なのですが、これが90日を超えると9,280円に下がるのです。それで、180日、6カ月を超えると、このうちの15%が病院は保険者、あるいは国保連合会に85%しか請求できないのです。あとの15%は本人に請求する形になるのです。大体月4万円から5万円ぐらいになりますけれども、ですから入院費用、食費、そしてこの選定療養制度と、厚生労働省がこの病気とこの病気とこの病気と決めた病気以外の人は、いわゆる社会的入院とみなして、15%の自己負担が発生すると。これらを払わなければならない。ところが、病院側でそれらの支払いに支障が出るのではないかなというふうに懸念するようなケースは、下手すれば病院持ちになりますから、自腹を切らなければならない。そういうようなことで、医療的な治療は大体一段落したと。あとは介護だというふうに判断された患者さんには、退院を勧めると。退院を勧められたけれども、今言ったように70代の夫婦ですから、そして車椅子生活と。自宅で見るということはなかなか大変な状況で、音更の特養にも相談に行きました。幕別の札内寮にも行きました。ところが、すぐに入れるような状況ではない。どうしたらいいだろうかというようなことで、これは現在2月末で292人。一人ひとりいろいろなケースがあるだろうと思うのです。待っている方の状況には。だから、本当にそういう実態に見合ったようなやはり支援というのが、どうしても必要なのではないか。もちろん、先ほど答弁の中で言われたように、国は参酌標準を設けております。特養の場合には1.5%というものを持っておりますけれども、それはあくまでも厚生省から言わせれば目安ですよ。道などに言わせれば、国はそう言うけれども、なかなかそうはならない。その基準を超えるわけにはいかない。だから、この音更でいうならば、十勝全体の圏域での調整がつかなければ、道に上げられない。確かに、十勝の町村でまだ特養がない自治体ありますけれども、それは道に相談をしても、基準を超えているからだめ。申請の相談にもなかなか乗ってもらえない。こういう状況が今あるだろうと思うのです。ただ、介護保険制度がスタートして、先ほど言いましたように、この制度によって国民は何兆円という保険料から利用料の負担をしているわけです。それで必要なときにはいろいろな介護サービスを自由に選択をして選んでくださいと、利用してください。こういうことで始まったのが介護保険制度なわけです。もちろん在宅重視。これも大きな中身ですけれども、いざという場合には施設があって、初めて在宅を重視できるわけで、やはり介護基盤整備するというのは、介護保険制度の実施主体は市町村なわけですから、国ではないのですから、そこを整備する必要があるだろう。なぜ国家的詐欺などと言ったかというと、例えば消費税だって高齢者福祉を増進させるためにということで導入されたわけでしょう。そこで集まった税金だって、こちらに回っていないわけでしょう。だから介護保険だってまた始まった。介護保険で国民数兆円の負担をしながら、利用しようと思っても利用できない。この問題で、やはり町の対応策として、私はやはり先ほどの町長の答弁でも、これから時代も変わるし、自治体も変わる。地方分権の理念のもとで財政的にきつくて、そうせざるを得ない面もあると思いますけれども、地方自治体自身があらゆる問題に対して決断をして、対応をしていかなければならないような問題があるだろう、そういう時代になるだろう。そのときに、道が認めない、あるいは国が認めないから、大変な状況があっても申請そのものをしないような行政の姿勢というのは、私問題だろうと思うのです。こういう実態があるのだと。音更にとっては、さっき言ったように、3年、5年待っても入れないような現状なわけです。それに対して、基準はあるけれども、是非設置してほしいと。もちろん、それは国の補助も入るし、道のお金も使うことになりますけれども、本当に町民の今切実な願いに応える姿勢というのが必要だろうと思うのです。同じ十勝圏だって、帯広市は今年度29床の増床しますよね。帯広だって基準を超えているのですよ。そこの中で働きかけて実現するわけですから、やはり国の意向、道の意向だけと言いませんけれども、やはり北海道というのは明治以来中央に弱いといいますか、最近だって公共事業にしても何にしても、国への依存度が高いということで、そういう傾向があると思うのですが、やはり時代は今ここから変わろうと、変わらないと、北海道自身やっていけないというような状況に来ていると思うので、実態を把握して、そこから音更町としてどうすべきかというあたりをもっと町民本意、町民優先の町政というのであれば、その努力をすべきであろうと。やってみてだめだった。なかなか進まない。それはあり得るだろうと思うのです。ところが、今はそこまでもいっていない。そこに私大きな問題があるのではないかな、このように考えますので、この点について再度説明をいただきたい。この特養はますます、先ほど私1月末の数字言いましたけれども、288。これが2月末では292。どこの自治体も介護保険スタート前より増えております。もちろん保険料も支払っているのだから、そういう状況になったら使いたいという人がふえてくるのは、これは制度がスタートする前から予測された問題なわけです。だから、今後もますますこれは深刻になるだろう。こういう病院から追い出されるから云々ではなくて、本当に介護の必要な人をその地域社会が支えると。介護保険制度が目指している中身ですけれども、それをやるためにもちゃんとこういう介護基盤整備しなかったら、それはやはり約束違反だと思うのです。負担だけ増やす。今年から介護保険料だって引き上がるわけでしょう。今回十勝の中でも引き上がるところが9市町村、据え置きが6町村、引き下げるところが5町村あるようですけれども、音更は600円、20%という最大の引き上げになります。決して介護保険料安ければいいというふうには思わないです。施設があったり、利用者があれば当然高くなるわけですから。しかし、それだけの負担を求めるからには、きちんとサービスも提供できる整備は必要だというふうに思うわけです。ですから、単にこれは今国や道、財政状況、それから参酌標準、これによって難しいということではなくて、今の現状を改善するための、なお一層の努力を求めたいというふうに思いますので、今の道政問題全体の、何というか、争点の一つだろうと思うのです。知事選挙もありますけれども、そんなことを考えておりますので、再答弁をお願いしたいというふうに思います。それから、二つ目の住民投票条例の問題ですけれども、回答率あるいは参加者が少なかったということで、現時点で総意というふうには受け止められない。しかし、このアンケートを実施するときから、そんなことはわかっていたわけでしょう。このアンケートで何を言おうとしたのか。お隣3町と同じ1,000人というのは、どうかなというふうには私も思いますけれども、しかしそれでやってみようということで首長の集まりで決めたわけなのでしょう。恐らく1,000人参加して90%の回答があるというようなことは、当初から予定していないと思うのです。ところが、世論調査というのは、例えば内閣の支持率だって、各種の政策課題だって、テレビ局にしたって、新聞社にしたって、全国高々2,000人ぐらいの調査集団ですよ。しかし、それでもちゃんと一定の傾向というのは出るわけです。実施期間が違ったら、全く逆の傾向が、結果が出たなどということは、ほとんどないわけです。ですから、音更、士幌、上士幌、鹿追、それぞれ若干ずつは違うけれども、大方現時点では合併に慎重な意見が多く占めているわけでしょう。調査する時点での世論ですよ。それは今後状況もいろいろ、新たな状況が出て、またその時点では変わるかもしれませんけれども、この時期にこの調査をやろうということを決めたのであれば、そこから出た調査結果というのは、きちんと受け止めるべきだろうと思うのです。それは今後さらに情報も提供し、関心度も深め、熟度も高まってからやったら、総意がくみ取れるのでないかというようなのは、調査そのものを否定することだと思うのです。現時点ではこの方向をきちんと生かすべきだろうというふうに思うのです。それから、先ほど法的、実務的な問題点、これはほとんどないと。選挙管理委員会に実務等は委託すれば実施できる。ただし、時間的、物理的に無理があるのではないかというふうに言われました。それから、また、何を問うか、こういうこともまだ検討しなけばならないという趣旨だろうと思うのですが、私は今回実施したあの5項目どれかを選んでいただくということで、今の時点での合併問題についての音更町民の意向が反映されるだろうというふうに思うのです。相手先をどうするとかというのは、これはまた先の問題です。具体的に今後いろいろ任意協議会等の話もありますけれども、それらのステップを踏んでいって、一定の結論が出たときに、どこと合併するか、しないか、その調査はまたあるだろうと思うのです。ただ、せっかく実施した調査結果を、町民の総意とは受け止められないというのであれば、来月の選挙のときにそのことで実施する。ですから、それは条例も制定をしてやる形になると思うのです。だから、もし場合によっては今の町長の答弁では、なかなか否定的ですから、議員提案で条例の提案もしてみたいというふうにも思いますけれども、それによって今後この合併問題への町としての態度を決める上で大きなやはり材料になるのでないかなと。特段大きな費用を必要としたり、障害があったりということではないというふうに思いますので、その辺についても再度答弁をいただきたいというふうに思います。以上です。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の再質問でありますけれども、具体的には帯広市が増設になったではないかと、こういうことでございます。これは事実でございます。しかし、先ほども答弁させていただきましたように、一つの標準といいますか、その人数が1.5人、帯広市の場合には特別そういう点が1.5倍、その数値に満たしていない。ですから、言い換えれば今まで帯広市はそういう施設づくりが遅れていた。それがゆえに、絶対的な基準値を超えていないがために、認められたという受けとめ方でございます。ただ、議員が言うように、その遅れていても、やはりこういう時代になれば、そういうものを増設するというものは高く評価できるのかなと思いますけれども、単なる一つの私どもそういう基準値というものからいきますと、そういうことが言えるのかなと。決して、議員がおっしゃるようにそのことに対して私は何も反対する気持ちも何にもございません。できることであれば、本来こういう高齢化社会が今後ますます増えていく。そういう中で一番対処のしやすいのが、一端入ったら、御不幸な話ですけれども、亡くなるまで大体施設に入れるという、大きな大病でもしない限り入れるというのが、この特老のよさでありますし、できればこういうあれもこれもというような一つの入るための資格要件といいますか、こういうのが今いろいろあるわけでありますけれども、私もこの介護保険、在宅とはいえども実際にこれらの問題が高齢化していくという、高齢化とともにやはり生活苦といいますか、そういうのもありましょうし、また介護という問題もあります。だから、本当はこの特老あたりを一遍に増設してもらえば、事の解決策というのは早いのかなと、実はそんな見方もしておりました。いずれにしましても、本町の場合も民間もやるから、これは別だということには確かになるかもしれませんけれども、やはりそれとても、まずは町民を対象にし、あるいは少なくても十勝管内の方々を対象にした今の老健施設ができるわけでありますから、そんな点ではこの手稲ロータスが来ると。そういう中で100床の十勝の中の枠からそれをいただいて、50床を老健とし、その中のあと残り50床を痴呆を対象にしたものにしていくと、こういう考え方でございます。これとても、音更町としてもこういう施設を造れば、そういう財政的負担といいますか、結局音更町も各市町村も同じでありますけれども、国の25%、町村の12.5%ですか、この分が増えることも確かでございます。特に、このグループホームの痴呆性、こういう方々の負担というのは、極度に増えてくるというのが事実でございます。ですから、公平な意味合いからいきますと、やはりこういうものを本当は広域的な形でいくのが一番いいわけでありますけれども、なかなかそういう思い思いがあって、なかなか足並みがそろわないということでございます。本町にとりましても基準値が満たない中で非常に低いということであれば別でありますけれども、今本町としては確かに老健、特老というものだけを見れば、やはり今一番欲しいのは、議員のおっしゃるのと同じように私も考えておりますけれども、なかなか右から左にいかないというのも事実でございます。それと、もう一つは、やはりこういう老健施設といいますか、高齢者福祉対策、こういうもののやはりある程度町ができる限界といいますか、そういうものもございます。そういう中で、今後老後を安らかに送るためにも、こういう施設が必要だということになれば、先ほどの答弁に申しました、決して造らないという考えではございません。そういう時期と財政が許せば、そういうことにも取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。また、合併問題でございますけれども、決して先ほども言いましたが、この50%の結果、45%も先ほど言いましたように、率としては結構な回収率だというふうに思いますし、この50%そのものも、やはり私としては町民の一つの結果として重く受け止めていく。ただ、それがすべてかということになると、議員もおっしゃっているように、やはりそれすべてということに対しては問題もないわけでないというふうに議員もおっしゃっておられます。いずれにしましても、これらの大きな単に行政側だけというものではなくて、やはり町民も議会も、あるいは行政も、その三位一体型のもので最終的な判断を下していくというのが、一番正しい生き方ではないかな、そのように思っております。本町の場合、たまたま議会と行政が一体となった一つの調整を取った中での音更の将来に向けての生き方、あり方、こういうものが一つの一線が引かれているわけでありますから、単に行政だけが先行することのないように、議会の中の意見なり、そういうものを十分くみ取った中で、やはり最終的に判断をしていくべきではないかな、そのように思います。ただ、議会の中でも、これ各町村もそうでありますけれども、100%みんながそれに対して賛成だということではなくて、やはり合併についての意見も持っておられると。そういう議員さんもありますから、賛成、反対は別に、現段階で今言える問題ではございません。そういう点では今申し上げたようなことを意味深長に考えながら取り組んでいくべきだろうと、そのように思いますので、これ2回目の御質問をいただいているわけでありますけれども、そんなことでひとつ御理解をいただきたいものだと、そのように存じます。
再々質問 8番 真田健男
それでは、最後に再々質問を簡単にやらさせていただきます。今回、特養ということで出しておりますが、施設サービスそのもの、決して老健は要らないとか、療養型は後でいいとかという意味ではないのですが、ちゃんと法の趣旨、制度の趣旨を生かそうとすれば、行政として基盤整備をやはり進めていかなければならないと思うのです。これからますます保険料も引き上げざるを得ないわけでしょう。今回、改定内容が審議もされますけれども、今度は第5段階だって250万円以上ではなくて200万円までに下げられるわけでしょう。200万円以上の人が1.5倍の保険料といったら、かなり該当者が増えるだろうと。先日、あまり言うと分かってしまうかもしれないけれども、そちら理事席に座っていた方も、今やはり特養初め介護の施設整備、町としてはやはり一番力入れてほしいというふうに理事経験者も言われておりましたけれども、だからそこで自治体としてできる努力、単に今までこうだったから無理だろうということでなくて、整備に向けた努力をさらに強めていただきたい、そのように要望として出しておきたいと思います。それから、住民投票の問題は、町長の答弁趣旨は分かるのです。ただ、町長がこの問題で町民ないし議会に向けて言うときに、町民総意によって決断をしますよ、判断をしますよ。では、総意をどうやって諮ろうとしているのか。決して住民投票制度だって悪いものではないのではないですか。特に費用がかかったり、労力がかかったり、クリアしなければならない課題がいろいろ、そんなに多くあるわけではないのではないか。12月の質疑の中では、まちづくり条例の中で検討もしていきたいということも言われているところですが、来月にはそういうことをできる機会があるわけですから、そのときに可能であれば検討もしたいぐらいの答弁は返ってこないのでしょうか。だから、何かきれいな言葉に聞こえるわけです。町民総意に基づいて判断します。どの時点までいったら、それが町長としてつかめるのか、あるいは日常的に判断しようとされているのか。町民総意に基づいて判断すると。そのことに異論出す人はだれもいないだろうと思うのです。だけれども、そのためのこの住民投票制度、来月の選挙のときに間に合うのであれば、実施していただきたいと。それでも無理だということであれば、条例提案もちょっと考えてみたいということを申し上げまして、私の発言を終わります。