みんなの議会

音更町議会 平成14年第2回定例会 2002年6月17日

市町村合併について

2002年6月17日、音更町議会の一般質問で、小野信次議員が「市町村合併について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
小野信次 議員
答弁者
町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 22番 小野信次

おはようございます。まずもって、このたびの風害に遭われました多くの皆様方に心からお見舞いを申し上げます。それでは、私の一般質問を行います。通告に基づいて行います。市町村合併について。今、市町村は住民の関心の有無にかかわらず、その町の将来の方向性を示さなければならない時期に来ていると思います。そこで、次の点について町長の見解をお伺いしたいと存じます。(1)合併の情報については町の広報で、あるいはある程度住民に提供されたとは思いますが、住民の合併に対する関心、意識は高まらない中で今後どのようなスケジュールで住民と町の将来像の論議を深めるつもりなのか、お伺いしたいと存じます。(2)町長は、平成14年度執行方針の中で市町村合併も選択肢の一つとの考えを述べておりましたが、地方分権とはいえ、財政基盤の弱い本町において将来的にも国の施策に左右されやすい構図にあると思います。財政基盤の確立があってこそ、自主自立へつながると思いますが、自立への方策など、具体的な考えがあれば、お伺いしたいと思います。以上。(拍手)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

市町村合併についてお答えをいたします。初めに、住民との町の将来像の論議の進め方についてでありますが、現在国は3,200余りの市町村を3分の1程度に統廃合することを当面の目標に市町村合併を積極的に進めているところでございます。今日、合併が求められている背景には、国、地方合わせた借入金残高が、平成13年度末には666兆円を超えるなど、極めて厳しい財政状況にあることや、地方分権の流れの中で、その受け皿となる地方自治体の行政機能を高めていく必要があること、また、組織、機構の合理化により行政経費の削減を図り、地方への財政負担を大幅に削減していくことが大きな動機となっております。このことは、市町村合併という行政組織の統廃合だけではなく、地方交付税制度や国と地方との税財源配分、補助金制度の見直しなど、組織と財源の両面から将来に向けて合理化、効率化を図ろうとするもので、既に財政力の弱い小さな自治体ほど優遇されてきたシステムが見直されるなど、これまで以上に厳しい行財政運営を求められていることが予測されます。このように、市町村の財源のあり方にまで踏み込んだ各種制度の見直しが現実のものとなった以上、好む、好まざるにかかわらず、市町村合併は目前に迫った大きな検討課題であります。国は、合併特例法の期限切れとなる平成17年3月をにらみながら手厚い支援策を示し、市町村の決断を迫ろうとしていますが、合併は町民一人ひとりの生活に直接かかわる大変重要な問題であり、合併の道を選ぶか選ばないかは、あくまでも町民の方々の自主的な判断を最優先させながら検討を進めていかなければならないものと考えております。市町村合併は、本来将来のまちづくりの選択肢の一つとして取り組まなければならない問題であり、メリット、デメリットにより合併するかしないかを判断することも一つの方策ではありますが、町民が将来どんな町をつくりたいかを真剣に論議し、そのために必要な改革を行政と町民が認識することが合併問題の本質であると考えております。町では、昨年職員による市町村合併問題等研究会を設置し、町民に合併問題について理解と関心を持っていただくための情報提供を目的に行財政などの現状分析や情報収集等に取り組み、その内容について広報紙を通してお知らせをしたところであります。本年度は、既に予定しております高齢者大学、女性ライフスクールの学習会を初め、町内各種団体にも呼びかけ、合併問題も含め将来のまちづくりについて論議を深めてまいりたいと思っております。また、来月には町内五つの会場で町民を対象に説明会を開催し、合併問題の背景や合併したとき、しなかったときの予測される市町村の姿などについてお知らせするとともに、町民の方々から意見を伺ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、まちづくりの選択肢として合併するかしないかは、住民意思を十分に取り入れた判断をしなければなりませんが、合併特例法期限内での合併判断には多くの時間は残されておりません。今後、議会とも十分連携を図りながらまちづくりの理念や課題など判断に必要な情報を町民の皆さんと共有し、さまざまな角度から論議を尽くしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、自立への方策についてでありますが、まちづくりの基盤をなすものは財政が安定していることが第一の条件であると考えております。町税と地方交付税が一般財源の大半を占めており、町税の将来推計は人口の伸びが見込めることから、固定資産税などをもとにわずかながらふえるものと考えておりますが、歳入の3分の1を占める地方交付税は、国の方針によって削減されてきており、今後の見通しも不透明であり、歳入の推計を立てても不安定要素が大きく、政策の実施の目標が定まらないのが実態であります。来年度の国の予算編成の考え方が新聞報道されておりますが、国と地方の歳出を抑制する方針の中で、国から地方への税源移譲、国の補助金と地方交付税の削減による地方行財政の三位一体の改革が示されており、地方分権や地方の自立を促す具体的な財源の行方が今後はっきりしてくるものと思われます。国と地方の財源配分がどのようになるか、また地方交付税の削減幅がどうなるのか、町の財政にとって大きく左右される事柄でありますが、国の財政再建の中で地方にも痛みを強いる方針は間違いないところでありますので、歳入に見合った歳出を基本に据え、財政運営をしていかなければならないものと考えております。合併の目的は効率的な行政運営を図って住民サービスを向上させることにありますが、このことは合併をする、しないにかかわらず、行政運営の目標でもあります。行政をスリム化し、体質強化を図るために行政改革を推進することも自立への重要な対策であり、また経済情勢が厳しい環境の中、産業基盤の確立や都市基盤の整備など、活力あるまちづくりを推進するために、住民参加の行政運営やパートナーシップの推進など、町民と行政が一体となった取り組みも自立に向けた重要な要素であると考えております。いずれにいたしましても、合併論議の中で財政基盤が重要な項目であり、行政サービスの向上をいかにして図っていくか、あらゆる角度から研究してまいりたいと考えております。一応、答弁とさせていただきますが、これらの根底、基本的なこと、いろいろと今申し上げたところでもございます。ただ、これからの時代、我が町さえよければいいという時代だけではなくして、やはり周辺町村との相提携、行政提携、こういうものもやはりやりながら、お互いの地方自治の発展と、そこに住む人方の福利厚生、そして少しでも豊かになっていく、こういうことが前提になるのではないかなと、そのように思います。おかげさまで、音更町も人口は微増ではございますけれども、ただこの後、国のひとつの財政計画と、そういうものが厳しくなってきているだけに、その影響は地方にもまともにかぶさってくるのではないかなと。ただ、残念ながら、私どももやはりこういう財政あっての行政といいますか、毎年度毎年度、そういうひとつの住民要求にこたえた事業化に向けて取り組んでいるわけでありますけれども、これらの先が見えてこないというところに私ども一番計画をする上においても、非常にその辺が難しいところでもございます。ただ、言えることは、間違っても今すぐ好転するというようなことは大きく望めないだろうと。そういうことからいたしますますと、よくても現状維持、あるいは若干の少しの低成長と、こういうことも当然見据えた中でこれからの行政計画を立てていかなければならない、そのように思います。さりとて、音更町、人口も伸びているというようなとから、インフラ整備等もやはりこれからもやつていかなければならない、そういう苦しい中での行政運営というものが強いられているわけでありますから、私どもといたしましてもできるだけその優先度、必要性、こういうものを十分考えながら、この町村合併と、あわせて町財政運営というものを二本立ての中で慎重に取り組んでいきたいと思っておりますし、議員もおわかりのとおり、単に我が町の合併論ということだけではなくして、北十勝4町で、さて合併した場合、合併しなかった場合、その場合にどうなるかと、このことを4町で今協議中でございます。これらのことの経過措置につきましては、町民の方々にも知らしめること、そして議員の皆さん方にも同じひとつ目線といいますか、熟度の中でそれぞれ論議を重ねながら、音更町としてのあるべき姿の方向づけ、こういうものにも積極的に取り組んでいかなければならないし、この時期に真剣に取り組んでいかなければならない今時期にあると、そのように思っているところでもございます。

質問 22番 小野信次

大変に詳しく御答弁をいただきまして、まことにありがとうございました。そこでですが、再質問をさせていただきます。この町民の皆さん方と議論を深めていくということについては、今御答弁にありましたとおりだと思います。私もそう思います。であるとするならば、この平成17年3月、長いと思う方もおりましょうし、短いかなというふうに御判断をする方もおられようかなというふうに思います。まだ先の話ではありますけれども、この今お話しがありましたように、どの町村を見ても町民、あるいは住民と十分な議論をしてということを申されているのが大半でありますけれども、しかし、いずれにしてもそれまでに住民といいますか、町民として何らかの判断をはっきりとしなければならないような時期も来るのかなというふうには思います。そのときに、最終的な結論の見いだし方としてどんなことが望ましいのかなというふうに私考えるわけですけれども、今、町長の答弁にありましたように、あくまでも町民の自主的判断とされることが望ましいということですが、今後のスケジュールの中で町として音更町のふさわしい方向性をどう示すかも、この町民の皆さん方に対する判断材料になり得るのではないかなというふうに考えるのが私の考えですけれども、この辺はどうお考えになるでしょうか。そこで、最終的な方法として、先走りではございましょうが、具体的に、例えば諮問委員会の設置をしたりするのか、あるいは大胆に本当に住民の意思を問うということで住民投票でもするのか、どのような形が望ましいかというのは、まだ先の話でしょうけれども、こういったことは町長としてはなかなか答えづらいとは思いますけれども、どんなようなことが町民の意思の反映という中では望ましい方法なのかということをお聞きかせできればというふうに思います。もう一点、財政基盤の確立についてということでお話しをいただきましたが、まちづくりの基盤は財政の安定していることが第一の条件との認識は、これはだれもが一致するところであると思います。音更の財政状況ということで、3月の予算委員会の折に町から示された平成12年から平成20年の推計を見たときに、今もおっしゃっておりましたが、効率的運営を図って住民サービスを向上させるとの使命、目的が言われておりました。しかし、現在のこの10年を見たときに、大変この状況は危ぶむ面もあるのではというふうに私は考えます。そこで、町民の皆さんに財政にかかわる我が町の産業構造あるいは税負担、そして今取りざたされている多くの使用料といった直接町民の皆さんにかかわる部分を、もっとはっきりとこの機会に示して勇気を持っていくのがふさわしいのではないかなと。そこで町民の皆さんの判断もできるのではないかというふうに考えます。この2点をお伺いしたいなというふうに思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

ただいま再質問をいただきました。ただ、今の二つの質問につきましても、ある程度想定をする、推測をした、仮定の問題ということもございます。はっきりしない答弁になるかと思いますが、いろいろな私どもそのままの合併した場合、しない場合、あるいは現状、こういう分析したものを町民の皆さん方にいろいろと合併するか、しないか、あるいは統合についての十分なる予備知識を持っていただいて判断をしていただく。まずそのことが一番先にやらなければならないというふうに思いますし、今単にこれは音更だけの考えではなくして、できれば北十勝4町同じ扱いの中で、判断の中で進めていこうというような今形の中で進めさせていだたいております。いずれにいたしましても、こういう一つの合併問題というのが出てきたというようなことについての基本論を先ほど申し上げさせていただきました。これは、やはり行政面、やはり従来の行政運営ということだけでは、今後成り立っていかないだろう。21世紀の新しい年を迎え、それと同時に、やはり国の財政難、こういうこともありまして、やはり行政面からスリム化していく、あるい財政面もやはり歳入に見合った考え方で今後予算構成を考えていかなければならない。そういう時代のちょうど変貌期でもあるのかな。善意に解釈すれば、そういうことでもございますし、とどのつまりは、やはり財政というのが何といいましても大きな割合を占めているのかな、そのように思っております。今、お話にございましたように、その最終的に合併するというようなことについて、町長としてどう判断するのかというようなことでございますけれども、少なくてもこの年内ぐらいにはある程度やはり音更の生きる道といいますか、生き残りをかけての物の判断、そういうものをしていかなければならない時期が来るだろう。今、それぞれ各町村によって多少の温度差があると思いますけれども、心情的には何とか我慢してでも町民の皆さん方の協力、理解を得ながら、多少の負担なり、あるいは事業削減してでも、やはり我が町は、我が村はこのまま残りたいというのが大半の1市19カ町村の考え方であろうと、そのように思います。しかしながら、一方財政面だけを考えていけば、どんどんどんどん国は引き締め政策をとっておりますし、また引き締め政策というよりも、引き締めなければ国の財政はもっていかないというどん底まで来ております。私どもは、その辺のところをどういうふうに判断するかというのが一番のキーポイントになるのではないかな。しかし、現実の問題といたしましては、特例法の中で3万人、合併して3万人、あるいは4万人になれば市になる、そしてまた財政措置も向こう10年間現在の財政そのものをひとつ保証しましょうと、こういう形になっているわけでありますけれども、正直言って財政面だけのことを考えれば、やはり我が町といえども、やはり相当苦しい財政運営になっていきますし、相当な事業そのものをスリム化していかなければならない。あるいは、ある程度景気回復までには町民の皆さん方の、例えば使用料等の、そういうものの負担というものを強いられていくだろうと、また、そうしなければ財政がもっていかない、そんなような気もいたしますけれども、ただこれらの判断等については、今私が申し上げるべきことではないというふうに思っておりますし、これらのことが十分町民の皆さん方にも知っていただくための手法をまず知らしめるといいますか、そのことをやはり念頭に置きながら、同じ一つの線に立つ、立場に立ちながら、今後音更町の方向づけというようなものを考えていかなければならないだろうと、そのように思いますし、最終的なその辺の判断方法でありますけれども、今日もきのうにわたって毎日のように町村合併問題が出てございます。ある程度期間的なことがありますから、町なり、町といいますか行政なり、あるい議会なりと、そういうひとつの論議の中でも十分一定の方向づけというのが年内ぐらいには判断をしていかなければならないのかなと、そのように思いますけれども、やはり一つの方法としては町民の皆さん方にある程度予備知識を持っていただいてのアンケート調査というのがございます。ただ、これが単なる合併するか否かということだけでは、やはり中身を十分承知していただかないと、どこかの町村で出ておりましたけれども、即アンケートをとったら大半が中身がわからないが80%、こういうようなことがございますから、やはり正しい意味でその辺の認識もしていただかなければならないですし、また私どももすべてをできるだけ広報などを通じて町民の皆さん方にさらにお知らせをしていきたい、そのようにも思いますし、また議会の方も特別委員会というような形で今度できるようでもございますから、そういう中で本当に町民、議会、行政、この三位一体の中で真剣にこれを考えていくべきだろうと、そのように思っているところでもございます。最後、財政ということでございますけれども、もちろんこれは合併がある、ないにかかわらず、やはり今後地方自治体での、これも新しい一つの行政の生き方として今投げかけられているのが中央、国を中心とした、地方ではなくして、逆に地方から国へと、こういうようなことも言われているわけでございますから、私どもといたしましてはやはりこの自主自立というか、そういうものが我が町の中で、ある町村あたりは地方交付税でも55%超えてしまっている。その交付税がどんどんどんどん目減りしてきている。こういう中では明らかに町村運営というのが成り立っていかないというのが目に見えているわけでございますから、私どもは今少しでもやはり自主財源をふやしていくというのが自立への第一歩だろう、そんなふうに考えております。しかしながら、そうはいうものの、考え方であって、これが実践していくということになりますと、やはりそれなりの苦しい中にも行政運営の中でまちづくりという、大きな観点の中で、やはり苦しい中にも自主財源、あるいは働く場、こういうものをやはり考えて、一つの活力あるまちづくりを取り組んでいかなければならないだろうと、そのように思っております。十分なお答えになったかどうかわかりませんけれども、今申し上げたようなことを音更町としてはやはり三位一体の中で取り組んでいきたいというのが私の考え方でございます。

質問 22番 小野信次

大変今の時期にその議会もこれから取り組もうとされている中でのお答えを求めたわけですけれども、ありがとうございました。しかし、再々ということで、同じようなこと2度聞くなよと言われそうなのですが、今音更町は町長がおっしゃったように、やはり常々山口町長が話の中によく出されますけれども、十勝は一つと。自分の町だけがよければいいのだということではないのだというお話を力説されるわけでして、私もそのことにはいつもそのとおりだなというふうに思っています。そんなときに、やはり音更として、音更はやはり十勝で、帯広市もありますけれども、19カ町村の中枢にあるということはだれもが認めているところだと思います。その動向はやはり今いろいろな住み分け、組み分けを皆さん考えられる中で、この残される2年間を動かれると思うのですけれども、しかしこの音更の動向というのは、やはり大きな影響を与えるものと私は考えるわけです。先ほど、まだ具体的な話は、やはりあくまでもこれは住民ということで、これも大事なことだと思います。しかし、その中で残されるこの2年間の中で、やはり今町長も一部お話しがありましたが、交付税がどんどん減ってくるというような中で、今は確かに19カ町村、どの町村を見ても、どの町民、あるいは村民の方を見ても、自分自身も今を考えれば、やはり自分の町は自分の町でいきたいという考え方は確かに持つのは、これは今の現況かなと思います。しかし、今後これが時間が迫っていく中で、これもあくまでも仮定の話しかできませんけれども、どうしてもこの状況を考えたら、音更さん一緒になりたいなというような町が出たとしたら、そのとき町長としてはどのような判断といいますか、考え方をお持ちになるのか、この辺を伺いたいなというふうに思います。言ってみれば、今何度もお話し、説明をしていただきましたように、この合併の特例法というのは、大方新聞紙上では町民の皆さんも十分に善し悪しは別として、その面では理解されているのかなというふうに思います。やはり、新聞でも書かれていますけれども、よくあめむちだというふうに言われますけれども、その制度はやはり国が定めた制度とすれば、やはりある一定の法律の中では動いていくのではないかなというふうに思います。そうするとしたなら、やはり我が町を考えたときに、あるいはほかの町村にしても、自分の今の地方自治の中での財政厳しい中での体力増強といいますか、この一助になる得るのではないかなと考えるのもこれからかなというふうに思いますけれども、そのことも含めて先ほどお聞きしましたように、仮に一緒になりたいという町が出たらどうするかということを、まずお聞きしたいなと思います。そんなことを含めて、山口町政、本当に苦難の道のりという方もおりますけれども、私は得難いチャンスを毎回受ける町長ではないかなというふうに思っています。この平成17年3月といいましたら、山口町政第2期目の集大成のときであろうというふうにも私は思います。であるならば、町長自身の考え方も大いに示してくべきであって、この地方自治の変革に対してしっかりとしたリーダーシップを大いに発揮すべきではないかなというふうに思っています。そんなことを望みつつ、1点、仲間に入りたいといったらどうするのかということの答弁をいただきまして、私の質問を終わらさせていただきたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

ただいま再々質問のという中に、議員がおっしゃっていたように音更の意見、動き、これは非常に大きな影響力を与える。それだけに、今ここだけの話で終わればいいのですが、いろいろな新聞社の方もお見えでございますから、明日大きな見出しに、そういう方向づけであると、やはり余り好ましい結果にはならないのではないかなと。ただ、この合併問題というのは、やはり一つの例え方が余りよくないかもしれませんけれども、一つの出会い論、そして結婚に結んでいく、そういうものにちょっと簡単に考えて理解しやすく考えれば、そういうものでないかなと。やはりラブコールされれば、当然自分も我が町のために血となり肉となるということであれば、当然私はやはりそういう方々と手を取り合っていかなければならないか。問題は、今のところ合併した場合、しない場合と、そういう抽象的な中で今それぞれ研究をさせていただいている。それも4町でということでございますけれども、先ほど申し上げましたけれども、いつまでもそういう悠長なことばかりは言ってられない。本当に音更町のためになるという、一つの自己決定ということがございますけれども、やはりどうあるべきかという一定の判断をするときは、多分年内に来るだろうと。国も17年3月、こういう一つの最終期限がありますけれども、場合によってはそういう機運が今高まっているところについては、議会の協議会の議決をいただいて、さらにそれを延長して更に深めていく、こういう方法も今後とられるのかなという、これは確たることは言えませんけれども、今国なり道なりがそういう方針を出しますと、またそれの話がとん挫してしまうということもございます。これだけ大きな問題でございますから、そう簡単に期限だけを区切ってというような国だけの権限でいくものではないし、さりとて国がそういう一定の方針を出しているものを無視もできないということも現実でありますから、その辺をどういうふうに読み取りながら取り組んでいくのかということが大切であろうと、そのように思います。音更町、あと36人で4万1,000人に今なろうとしておりますから、合併して4万人の数字は超えておりますけれども、どこか一部分だけでもなどという、こういうお話もございましたけれども、やはり例えばすぐ隣町というのが一般的な隣接した町との合併ということを考えがちでございますけれども、やはりそれは2町村だけでいいのかと、こういう問題もございます。また、音更町としてもある程度人口、あるいは帯広に近い、こういうような一つの好条件があるわけありますけれども、やはり先ほども申し上げましたように、できればやはり北十勝4町としてまず物事を考えていくべきだろうと、そのようにも思いますし、また話としては大十勝市をつくってもいいのではないか、こういう話もございますし、また帯広市ともう一つ郡部の町村で市をつくるというのも一つの方法だと。いろいろございます。ただ、将来的にはやはり国も、また私ども音更町としても考えていかなければならないのが、やはり合併した後、今の一つの国の支援策というのは10年に限られている。10年、11年後には元の木阿弥に戻る、こういうことがございますから、ですからやはりそれの10年の中に合併した中で、やはり今後自主自立できるような、そういうまちづくりができるかどうかと、こういうことをやはり今から考えておく必要がなければ、一時的なあめ玉で泳がされてはいけないな。やはり本当に町民の皆さん方が音更に住んでよかったと言われるような、このまちづくりはやはりもう変えることができませんし、やはりそのことにまちづくりの中で十分考えていかなければならない重要な施策であろうと、そのように思います。どこからラブコールされるかわかりませんけれども、できるだけ私どもといたしましてはやはり町としてもどこ、どういうふうなひとつの構成の中で町村合併を進めていくべきなのか、あるいは今御意見ありましたように、どこか1町村からというようなことでラブコールされれば、それはやはり相手方の立場と我が町の立場を考えてミックスすることによって、より以上の発展と、財政的な安定経営ができるような、そういう可能性があるかどうか、こういうものを考えていかなければならないと思っております。いずれ、私なりの判断、あるいは議会の判断、そして町民の皆さん方の、その手法はいろいろとあろうかと思いますが、最終的にはやはりそういう一人ひとりの判断というものをいただきながら、やはり音更町としての最終的な決定をしていくべきだなと、そのように思います。ただ、こういう問題は損得勘定だけでやるべきまちづくりではない、地方自治ではない、そのように思っております。そんな点では、決して私ども官が権力を持って決めるとか、そういう意味ではございませんけれども、ある程度私どもそれぞれ職員300人相当おりますけれども、それぞれ行政を携わる、町民にかわって行政運営をさせていただいているわけでありますから、そういう中でやはり専門職としてそれらの中身について十分検討させていただくということも、私は場合によっては必要ではないかなと、そのように思っているところでもございます。今すぐ即答ということは、ちょっと私の立場からは控えさせていただいて、いわんとすることは十分わかりますけれども、最終的にはその道のりを超えていかなければ結論が出ないわけでありますから、一定の時期の段階で今おっしゃったような議員の御質問にあるような形は当然出てくるだろうと。そのことを予測しながら、これからも慎重に取り組んでいかなければならないというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成14年第2回定例会 2002年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる