みんなの議会

中頓別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月20日

市町村合併問題について

2006年9月20日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「市町村合併問題について」質問し、町長 野邑智雄、助役 矢部守世が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、助役 矢部守世

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本多夕紀江

引き続き、二つ目の質問をさせていただきます。市町村合併問題についてですけれども、一つ目、道が本年6月に道内市町村の数を現行の180から59に再編する合併構想を発表したことにより、合併問題はまた新たな段階に入ったと思います。合併の組み合わせ基準として、人口3万人以上、役場間距離が車で80分以内が示され、また中頓別町は浜頓別町、枝幸町との組み合わせでした。このような推進構想をどう思われますか。二つ目、道の合併推進構想では合併新法下での市町村合併をさらに強力に推し進めたいとの姿勢がはっきりあらわれています。中頓別町として新法の期限内に再び合併を検討することは考えていますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

市町村合併問題について、助役から答弁をいたします。

答弁 助役 矢部守世

それでは、私の方からお答え申し上げます。1点目であります。町村合併推進構想や組み合わせが市町村や住民が地域における自治のあり方について自主的、主体的な検討や協議を行う際の出発点として活用されることを期待するとの道の考え方は、否定的にはとらえておりませんし、3町の組み合わせについては仮に将来合併を選択肢とする場合には常識的、合理的であると考えております。2点目、広域連携も模索しながら、当面は単独での町政運営をしていく中で、構想で示された組み合わせも含めて検討は必要であるというふうに考えております。

再質問 5番 本多夕紀江

再質問をさせていただきます。この答弁には少々驚いたわけです。一方的でほとんど強制的に、強制に近いようなこの合併構想を否定的にとらえていないとか、3町の組み合わせを常識的、合理的と考えているとかです。確かに道庁にとってはこの構想は合理的かもしれませんけれども、中頓別にこれからも住み続けたいと考える者にとってはいかがなものかなと思うわけです。3町の組み合わせは、旧特例法下で解散となった任意協議会と同じ組み合わせです。合理的でないからこそ合併に至らなかったのではないでしょうか。国ですら人口1万人以上を目安にしているのに、道の組み合わせ基準は3万人です。さらに、役場間距離80分以内まで出されました。車で80分は、公共交通機関が整備されていない地域にとって大変な距離です。車を持たない人にとっては、役場がますます遠くなるばかりです。そこで、2点について伺います。広域連携も模索しながらということですが、どことどの部分で連携するというような話は今の段階であるのでしょうか。また、どのような部分でほかの自治体との連携が可能と考えていらっしゃいますか。二つ目ですけれども、広域連携も模索する、当面単独で町政運営をしていく、合併の検討は必要ということですと、目指す自治の姿形が余りにもはっきりしないのではないかと思います。道の合併構想が示された時点で方針が変わったのでしょうか。自主自立の精神が一歩後退したようにも思われます。中長期行財政運営計画の中頓別町の将来像として自主自立の精神を高く掲げ、小さくともきらりと光る自治を目指していきますとあります。私は、これを貫くべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 助役 矢部守世

再質問にお答え申し上げます。道の構想の性格として、ご承知のことと思いますけれども、構想そのものは道から道民への情報提供ということでありまして、構想は新たな議論の出発点、あるいは自主的な取り組みは今後も尊重するということで、強制的な押しつけではありません。構想はあくまでも構想として、一つの目安として示されたものだというふうに位置づけております。そういったことを踏まえますと、広域連携のお話もございました。それについては、宗谷管内あるいは留萌管内の北部の一部の町村も含めて広域連携のあり方等について検討協議会が設立されておりまして、現在検討、協議がされているところであります。ちなみに、どういった業務において広域連携が可能かどうかというテーマでありますけれども、ごみですとかし尿ですとか消防ですとか、あるいは介護認定、給食センター、火葬場、医療等々で、あらゆる課題について模索をしながら検討しているところであります。そういったことで、後段で述べられておりますけれども、町の目指す方向性というものについては、ご承知のとおり平成18年3月に中頓別町中長期行財政運営計画策定委員会から示された基本理念、目指す方向、さらにそれらの報告を受けて、町として同年4月に策定いたしました中頓別の中長期行財政運営計画の中で将来像として、本多議員もおっしゃられておりました小さくてもきらりと光る一流の、中頓別づくりと、あるいは夢と希望を持って自主自立のまちづくりを進めていくという、この理念についてはいささかも変わっていないと。ただし、この構想に基づく合併という問題については避けて通れないだろうということで、今後においても選択肢の一つとして検討していかざるを得ないだろうということでありまして、あくまでも自主自立というのは理念として掲げながら、合併という選択肢も検討していくということでご理解がいただければというふうに思います。

再々質問 5番 本多夕紀江

再々質問をさせていただきます。そうしますと、合併についての検討は必要と言いながらも、合併については前向きではないのかなというふうにも思います。しかし、検討を始める、また選択肢の一つとして検討していかなくてはならない、避けて通れない問題としているのであれば、それが合併の方向へ進むかもしれないということで、合併がどのような結果をもたらすのか疑問に思っている点がありますので、もし合併するとしたならば次のような点についてどのように考えていらっしゃるのか伺いたいと思います。5点ほどありますけれども、財政の厳しい自治体同士の合併はさらに財政を悪化させるのではないか、こんなふうに思いますけれども、将来もし合併というような道を選択するとしたら、この点についてはどう考えられますか。同じように、二つ目ですけれども、合併して周辺部となった地域は寂れてしまうのではないか、これが心配な点です。中頓別町は、どこと合併をするにしても周辺部となるのではないかと思うからです。三つ目ですけれども、高齢化が進みつつあります。どこの町村でもそうだと思いますけれども、行動半径の狭い高齢者にとっては広大な面積、広大な自治体は大変移動に困るのではないかと思うわけです。子供を育てるについても同じことが言えると思いますけれども、これについていかがでしょうか。四つ目、道の方では市町村が住民の意向を踏まえて自主的に判断すべきものと言っています。先ほど助役もおっしゃったとおり強制ではないということだと思いますけれども、住民の意向については今どのように考えておられますか。五つ目ですけれども、合併するということはいい点もあるのかもしれませんけれども、一番大きいことは地域の自己決定権、つまり議会と、それから財政権をなくしてしまうことだと思いますけれども、失うものが余りにも大きく、取り返しがつかなくなるのではないかと思っています。この点についてお考えがありましたら聞かせていただきたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私からお答えをいたします。今5点ほどの内容について説明ありましたけれども、こういうものがどういう形になるのかということも検討する一つの材料になるのかなと思います。ですから、合併した場合に、今お話あったいろんな財政の問題からお年寄りから、それから子供の関係から、そういうものがどういう形になるのかということも含めて検討していかないと合併がいいか悪いかの判断はできないのでないのかなと思います。ただ、私どもが今考えているのは、一つの選択肢として検討はしないとならないだろうと。それが一歩進んで近隣町村と協議をするまでにいくのかどうなのかと、ここまでは今の段階では申し上げることができませんけれども、何回も申し上げますけれども、いろんな問題が合併によって起きる可能性もあるから、そういう部分がどうなるのかという検討をする必要性はあるだろうと、こういうことでございます。

再々質問 5番 本多夕紀江

それでは、私の質問はこれで終わらせていただきます。

出典:中頓別町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月20日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる