みんなの議会

音更町議会 平成13年第2回定例会 2001年6月26日

町の景観について

2001年6月26日、音更町議会の一般質問で、山本忠淑議員が「町の景観について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
山本忠淑 議員
答弁者
町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 山本忠淑

通告に従いまして質問をいたします。新緑の6月は、美しい町の景観が最も住民の心をいやし、通過するドライバーや観光客にも、感動を与える季節であります。そこで、私は町の景観について質問をいたします。昨年策定されました第4期の音更町総合計画で示された方向性に沿って、今後、実施計画を具体化しての本町のまちづくりが進められていかなければなりません。基本目標、基本計画の重点施策でもある自然にやさしいまちづくりが、課題の一つであると思います。しかし、ややもすると、重大な行政課題の山積と財政逼迫の時代に入り、総合計画で掲げた町民の心を豊かにしてくれる自然にやさしいまちづくりへの取り組みが、置き去りにされてしまう恐れがあります。それだけに、第1次実施計画3年間の間に、景観条例制定を視野に入れた組織や体制づくりに取り組んで、第2次、第3次の達成目標を明確にして、町民の景観づくりへの意識を高め、町と住民が適切な役割分担のもと、ともにつくる、いわゆるパートナシップによる取り組みを推進することが重要であります。そこで、第1点の第4期総合計画に沿った景観条例制定への考え方を、まずお伺いいたします。しかし、私は決して条例制定に、単純な期待を持つものではありません。今日までも、本町が進めてきた市街地再開発、あるいは近代化事業による街並み景観、道路沿いの街路樹の植栽、農村看板、公共施設案内板等々を投入されてきた事業費が、相当額であるにもかかわらず、景観形成という観点からは、音更町を強くアピールする効果、観光資源としての価値観としては、独特な投資効果があらわれるレベルに至っておらないのではないかと思います。それは、各部それぞれの事業費の中で、最大限の思考やデザイン、設計への苦労があっても、町全体のデザインが描かれていないからであります。私は、景観づくりの基本は、短期間ででき上がるものでなくて、10年、20年の歳月が経過して、自然に町や地域のシンボルになるようなものでなくてはならないと考えております。ハナックに替わる音更の景観名勝を育てなければならないとも考えます。今、道路沿いの街路樹が青い葉をつけているのを見るとき、将来の楽しみも湧いてまいります。町全体に古いもの、新しいものの調和を大切にして、自然とのバランスのとれた景観像を描く作業に取り組むことが必要であります。これらのことに対するお考えも、あわせてお伺いをいたしたいと思います。次に、北海道が平成11年から美しい北の国づくりを基本目標とする北海道景観条例制定に向けた取り組みをしてきましたが、このほど条例素案骨子が公表されました。13年度中に条例が制定され、14年に条例が施行されると認識しております。この取り組みの姿勢で、特に強調されておりますことは、一つには、地域主体の景観づくり、二つに、広域にわたる景観づくり、三つ目に、たゆみない景観づくりであります。そして、特に強調されておりますことは、道民、市町村、事業者及び道のパートナーシップによる取り組みを促進するとあります。これは、いわゆる地方分権の趣旨に沿って、適切な役割分担のもとに推進しようとするものであります。特に、景観づくりの理念として整理されておりますことに、飾り立てるのではなく、かけがえのない自然との調和、歴史や文化の継承、気候や風土にふさわしい生活に根差した景観を目指すとあります。私は、今後示されます市町村に対する支援や協力施策、主に研究成果の提供や技術的な助言などを有効的に取り込んで、近隣町村との連携も視野に入れながら、道が推進しようとしている広域的景観形成に取り組む体制づくりが必要であると考えますが、このことに対する考え方を伺いたいと思います。第3点目として、景観形成が観光資源として波及効果を生み出すためにも、我が町だけとの観念をもっと広げて、近隣町村と連携する取り組みがなければ、効果の出ない状況もあろうと思います。例えば、道路沿いへのポイ捨て禁止の運動と、我が町を美しくと願う町民の意識を育て、通過者に対して協力をしていただくためには、現状のままではよい状況に至るとは思いません。規制やペナルティーが困難なことであるだけに、必要性と手法を町民参加型で探るべきであると思います。これらも、これから策定する条例に、どう取り込んでいけるのか、見解を伺いたいと思います。ここにも、町民とのパートナーシップが求められていくと考えております。4点目として、景観を損ねる荒れ地や廃屋、廃棄物等の処理や整地を推進して、個人や企業に協力を求める方策の検討をするべきであると考えますが、見解をお伺いいたします。例えば、本町市街地に隣接し、開発いかんでは町の中心的な位置であるにもかかわらず、工場を閉鎖して丸5年も経過しながら、コンクリート廃棄物製品が放置され、15ヘクタールもの工場敷地が、あれ放題のままの状態でありますが、周辺住民の苦情にも何ら対応されないことは、いかに民間の所有地であっても、行政として何らかの働きかけができる方策を検討するべきであります。採算の目途が立たなければ、時代の変化を待つだけの企業姿勢で放置されるならば、所有企業に我が町が美しくありたいと願う住民の願いが届くような、町の決めをもって働きかけをしなければ、住民の願いが永遠に無視されるのではないかと危惧いたします。農村では、不要農機具や廃車を、住環境整備の観点から、農協の取りまとめで、自ら負担をして廃棄する努力が実施されております。快適都市の環境整備は、意識の高揚とたゆみない努力の継続があってこそ実現されると思いますが、これらに対する考え方をお伺いいたします。以上でありますが、これらの問題は、これからの時代、行政が大きな財政負担を必要としない中で、住民の心を豊かにし、町の活力と住みたくなる魅力を感じさせる施策こそが大切と考え、知恵を出しあう努力が重要であります。こうした観点からの誠意ある答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

ただいま景観に関する御質問をいただいたわけでありますけれども、今までの行政、どちらかというとハード面中心というようなことから、やはりこれからは一つのまちづくりの中におきましても、自然環境、景観、こういったものが重要視されていくだろうと、そのようにも思いますし、またこれらの事業を取り組むということは、やはり100年の大計といいますか、そういう観点に立った考え方を持って、進めていかなければならない、そのように考えております。以下、それぞれの質問項目について、一定の考え方を御答弁させていただきます。初めに、1点目の第4期総合計画の基本計画に沿った条例制定への検討について、お答えをいたします。本町の景観づくりにつきましては、平成9年に策定した音更町景観づくり基本計画に基づいて、河岸段丘の保全、公共施設案内看板の統一、地域緑化や農家住宅看板設置への助成などを実施してまいりましたが、今後は第4期総合計画の中でも、景観づくりについての指針が示されておりますので、しばらく景観に対する町民の意識の高揚を図りつつ、その熟成を見きわめ、町民みんなが必要とするような景観条例の制定に努めてまいりたいと存じます。景観条例そのものを条例化するということは、これは容易なことでありますけれども、問題はその条例にうたう一つの精神といいますか、そういうものが大切であり、行政だけの独りよがりでは、なかなかこれは達成されるものではないというふうに思っているわけでございます。今回の第4期の総合計画にもありますように、パートナーシップという町民との理解・協力を得ながら、これからのまちづくりをつくっていかなければならないと、そんなことを念頭に置いているわけでございます。当然、第4期の中にも、自然にやさしいまちづくりの中に、景観形成という1項目を上げてございますし、これらに取り組むことはもちろんでございます。今、そういう一つの町民の中に、機運が今、高まりつつあります。そんな関係では、この町内一斉運動といいますか、春と秋に町民挙げて取り組もうと。これらにつきましても、まだ今いちのところがございます。また、自主的に町内でもう何十年というようなことで、月の第2、第4日曜日を道路、町道だとか、あるいは自分の周辺の家の回り、こういう清掃活動も徐々にではございますけれども、そういう機運が高まりつつあるというふうに覚えてもいるところでもございます。また、民間団体におきましても、音更川から十勝川温泉までというようなことで、桜づづみ通りといいますか、これが30年もいたしますと、すばらしい16キロにわたる桜並木ができる。こういうようなことでもございますし、行政のことにつきましては、先ほど議員がそれぞれの今、行政として取り組んでいることについての御質問の中にお話しございましたから、重複しますので省略をさせていただきたいと思います。とりあえず、この条例化をするということは、つくる景観、それから、今ある景観を守る、こういうこともございますし、また市街地の景観と農村風景をバックにする景観、こういういろいろな取り上げ方があると思います。いずれにしましても、今、議員がおっしゃったように、これはなかなか一挙にできることでもございませんし、また町民とともにというような形を、やはりこれからのまちづくりというものを基本に考えていかなければならないというようなことからいたしますと、非常にこのことは大切なことだというふうに、私も受けとめてございますし、同感の考え方も持っているところでもございます。ただ、今申し上げましたように、それらの条例を制定することによって、本来の目的そのものが達成されるか、否かと。問題は、もう少し町民の意識の高揚といいますか、あるいはそういう理解・協力、こういうものを得て、やはり取り組んでいくべきではないかなと。そんなようなことで、もうしばらくそれらのことについての十分、町は町なりの町民に対しての協力要請をしながら、一体となったまちづくりを進めていく。そういう一つの機運の高まりの中で、この条例というようなものについては、先ほど条例化をするというようなことの精神をお話しいたしましたけれども、そんな観点で取り組んでいきたい。なお、先ほども、この総合計画、実施計画については、それぞれ3年ごとを1期として取り組んでいくというようなことでございますけれども、できればこの3年の、13年度スタートでございますから、15年を何とか目途の中で、そういう機運を高めながら取り組んでいきたいなと。そのように存じますので、御理解いただきたいと存じます。次に、2点目の北海道景観条例の制定に対する考え方についてお答えをいたします。北海道では、美しい北の国づくりを基本目標とした北海道景観条例の制定に向け、作業を進めております。この条例は、北海道のかけがえのない自然との共生、環境との調和を基本に、地域固有の歴史や文化を継承し、気象や風土に根差した景観づくりを推進することで、暮らしに豊かさと潤いをもたらし、観光振興など地域の活性化にもつながる美しい北の国を創出し、次代の道民に継承することを目的に制定されるものであります。音更町としては、この目的に沿って、更に地域の特色ある景観づくりを進めるために、道条例の内容などを十分見きわめてまいりたいと考えております。次に、3点目の近隣町村と連携した広域的計画の必要性についてでございます。北海道の自然環境、引いては十勝の自然環境の山、川などは、広域的なつながりの中で成り立っておりますので、景観づくりについても、近隣町村との連携した取り組みが必要と考えております。広域的な取り組みにの一つとして、昨年美しい十勝のまちづくり推進委員会が設置されております。この委員会は、十勝全域にかかる景観形成の方針、方策の検討を目的に、有識者、民間団体、市町村などで組織され、昨年は地域別ブロックによる意見交換や、十勝の景観に関するアンケート調査などを実施したところであります。今後、アンケート調査などによる意見をまとめ、十勝地域広域景観ガイドブックを作成することとなっており、その中で広域的取り組みが図られるものと考えておりますし、町といたしましても、先ほどのまちづくりの中の景観全体というようなことからいたしますと、一挙に十勝全体というのは理想ではありますけれども、一挙なかなか届かないというのも、現実の問題であろうと思います。そんな点から、広域的ということになれば、まず北十勝ブロックと。こういうような中で、何か共通の課題認識を持ちながら取り組むことができないか。これらについても、4カ月に1回ほどでございますけれども、北十勝の集まりが町村長で、町長同士の情報交換という中でやっておりますので、こういうようなことについても、是非進めてみたいと、そのようにも思っておりますし、また実際に、今までの話し合いの中でも、できれば防風林あるいは国道、あるいは道道、こういう一つの路線に従った一つの街路樹的なものの中で、それぞれ町村間を結ぶような、そういうものを考えてはどうかと。あるいは十勝的には、帯広市がもう古く帯広の森づくりと、こういうものが進められてございます。そんな点で、やはりこの十勝という、一つという感じを持たせるために、帯広の森から、それぞれブロック別の何か国道なり、道道なり、あるいはそういう一つの共通課題の中で、十勝全体を森林といいますか、樹木によって町と町村を結ぶといいますか、こういうようなことも実は話として今、出ているのも事実でございますので、十分広域的なことの取り組みについても考えさせていただきたいと、そのようにも存じます。次に、4点目の荒れ地や廃屋、危険物などの処理についてでございますが、御質問のように景観を損なう廃屋や危険物が見受けられますが、これらにつきましては町民自らが、それぞれの立場で景観に対する意識を持つことが大切であり、行政だけでは対応できるものではなく、行政と町民、企業とのパートナーシップにより、共同でその対応をしていく必要があると考えております。いろいろ町内を見ますと、やはり御指摘のような場所も事実見受けられますし、景観を損ねていると、阻害していると、こういうことも現実としてあるわけでございます。ただ、町といたしましては、やはり自己の所有地でもございますし、何を捨てようとも、その捨てる行為そのものが、違法行為でない限り、なかなか強制的なものというようなことができません。そんな点からいたしますと、やはりあくまでも理解と協力をいただいた上で、粘り強く説得をしていく。こういうことしか、手法として残されていないというようなこともございます。また、実際のこういうようなことに対応していこうとするならば、やはりそういう廃材といいますか、廃棄物などを捨てるということになりますと、やはりそれらの捨てる料金が要るとか、あるいは宅地に建物が建っている。しかし、そのものがもう廃屋で、今にもつぶれそうである。そういうようなことにつきましては、特に市街地につきましては、宅地に建物がある、ないというようなことによりまして、税額の算定が変わってまいります。極端ではございますけれども、今、もと住宅が建っているという形をとれば、それを廃屋として整理して撤去することによって、税金が4倍近く高くなると、こういうようなことも現実の問題としてあるわけでございます。また町内におきます、特に企業といいますか、土木建築屋さんが、そういう資材等を市街地の宅地の中にあると。こういうようなことにつきましては、私どもといたしましても、できるだけ協力、理解というようなことで、移転をお願いしているのも事実でございます。また、そういう廃屋だとか、そういう廃耕といいますか、そういう土地等についても、必ずしも町民だけではなくして、町外の方がお持ちであると。そういう一つの難しさもございます。難しいからしないということではございませんけれども、もう一つ申し上げれば、市街化調整区域、これはそういう中にも廃屋的なものがあるわけでありますけれども、これも既得権というようなことがありまして、つぶれるまではそのままにしておくことによって、後々建築をする場合に、現状の坪数の1.5倍までが認められる。これを、全部廃屋ということで撤去いたしますと、何もなくなれば、今後一切そこにものが建てられない。市街化区域の編入を待つより方法ない。こういうような一つの隘路といいますか、難しい点があるのも事実でございます。さりとて、だからやないというわけではございませんけれども、それぞれ今、御指摘いただいたそれに類似した、その土地所有者等についても、実際に私自身も対応をさせていただいておりますし、また市街地の中におけるそういう廃屋等についても、協力要請もしているところでありますが、そういう一つの隘路的な問題もあり、あくまでもこれは一つの条例だとか、そういう強制なものだけではなくして、やはり理解と協力というようなこと。それから、まちづくりの全体的なそのムードといいますか、そういう面での町民的な広がりの中で、やはりそういう原因者といいますか、そういう人方の御協力をいただくと、こういう道しか残されていないのではないかなと、そのようにも存じますが、いずれにしましてもこれについても、できるだけ地権者の、あるいは原因者の御理解を得た中で取り組んでまいりたいと、そのように存じます。とりあえず、これで答弁とさせていただきたいと存じます。

再質問 1番 山本忠淑

再質問をさせていただきます。基本的には、条例化への取り組みの姿勢について、今述べられました。そしてまた、1期3年を目途という答弁もございましたので、基本的には理解をするわけでございますけれども、私も今日まで町が進めてきた、この景観づくりに対する反省点といいますか、今私なりに感ずる点として、どうも音更町を通過するとき、音更を最もアピールできるような、町の特性につながる景観形成というものがされていないような気がいたします。それからまた、景観形成に対する行政の窓口といいますか、今、都市計画の方で御苦労されているようでございますけれども、片方、農村景観については農政の方で、経済部の方で、アメニティー支援対策事業ということで取り組んでおられると。この辺の連携が、どうもそれぞれ努力されている割には、町全体のものとして、いわゆる音更町の特徴といいますか、波及効果を生めるような、観光資源として成果が上がるような体制ができていないと、こんな反省点もあるのではないかと思います。そしてまた、先ほど町長が申しておられましたように、町民参加の体制が、まだ組織化されていないという点もございますし、古い貴重な景観保護、長時間かけて形成する、歴史に残るような、音更にしかない名所づくりの計画も、やはりもっと長期間かけて行うべきだというふうに考えておりますけれども、特に農村看板設置等について今、町内を走ってみて感ずるところは、それぞれの行政区が大変御苦労されて、知恵を出して、いろいろモデルを見ながら設置され、年々いわゆるデザインが向上をしているわけでございまして、1年に100基も、500万円もの予算をかけてやっているわけでございますから、それなりの形が見えてまいりました。しかし、どうもその看板が地域だけの案内板という範囲にとどまっていて、いわゆる外部に対して、もっと言うならば観光資源として、十勝を通過する、音更を通過する観光客に対してのアピール、広告塔としての意味が余り果たされていないと。先般も十勝の南の方を走って、機会があったときに感じたことは、それぞれJA何々、あるいは何々町という、その表示が必ずそこにされていると。音更の人は音更だとわかるわけですけれども、通過する人はどこまで音更で、音更の何々農場なのか、どこの町村の何々農場なのか、どうもその辺の認識がされないままにというか、もっとこれらが、いわゆる音更の農産物の消費につながるような、音更のナガイモが、あるいは音更のブロッコリーが、音更の大豆が、ここを通過した人が、後で消費してみたいような、そんな感じが持てるような、やはり広告塔的な意味も持てるような知恵がなければいけないのではないかと。公共施設の案内板等についてもそうでございまして、これは本当にそれぞれ1基1基の事業費を見てみますと、今日まで平成5年から11年まで5,000万円も6,000万円もかけているわけでございますけれども、これに対しても音更町という表示がされ、字はそれぞれの会館等の頭には入っておりますけれども、しかしもっと利用することができないのかと。こうしたことも、やはり観光資源、経済波及効果、こうしたものを念頭に置きながら、これから取り組んでいくようなデザインを、やはりどこかで検討されるべきだなと、こんなふうに思いますので、要望といいますか、窓口がそれぞれ各課に分かれているということによる弊害なのかなと。エキスパートが庁内におられないといいますか、異動等もありますから、そういう状況になろうと思うのですけれども、御苦労されている割には、ほかの町と比較して、独特なデザインが強調されていないということが言えると思います。それから、2番目、3番目については、町長の答弁で、北十勝ブロックとしても共通した取り組みを検討したいというお話しでございますし、それからまた廃屋等については、種々の事情があるということも、もちろん考えられるわけでございますけれども、このことだけはもう少し強調しておきたいわけでございますけれども、15ヘクタールの荒れ地。これは、それぞれの企業の事情があるということはわかるわけでございますけれども、第4期の総合計画で、人と大地が響きあい躍進する快適都市音更、こういうすばらしいそのテーマが打ち出されました。音更町の役場を訪れるときに、少なからずメインストリートであるあの周辺は通るわけでございますけれども、どうもそこで役場に到達するまで、恐らくイメージダウンする状況が今日までも、それからこれからも続くという予測ができるわけでございます。私は、議員になって初めての一般質問でも取り上げさせていただきましたが、そのときも、それなりの接触をしているという答弁があったと記憶しておりますけれども、どうも企業側が町に対する期待感を持ちすぎているのではないかなと。町が必ず必要とするから、それまで待つという姿勢。それから、土地条件の特殊な事情があるということも、条件の事情もあるということもわかるわけでございますけれども、あるいはまた会社の、企業の特殊な事情もあろうと思いますが、町長が先ほど、それなりの接触はしているというふうにおっしゃっていますけれども、町の事情といいますか、将来町が描いておられること。この辺の情報が十分伝達されていないから、放置されているという感じがしてならないわけでございます。100%子会社である、本社が音更にあったものが札幌に移って、その上に親会社がいるわけであります。親会社がそれなりの力を持っていて、親会社が納得しなければ、放置されたままの状態が、今後も続くという予測がされるとすると、そしてまた一方、私はあるときに「音更の福祉村構想はどうなったのでしょうね。」という声を聞いたことがございますけれども、そういったものに対する期待感も、距離が離れた場所では、やはり持っておられるという状況があったり、それからまた平成16年、あるいは17年なのかわかりませんけれども、市街化区域の編入が行われる年度になると、必ずあそこは対象になるだろうという期待感もあるのではないかと。しかし、今日の状況を考えたときには、私が考えても、ああいう不利な条件の場所が、その対象になるというものは、なかなか容易な状況ではないと。こういった情報が伝達されていないために、地域の住民が、「あんな状態でいつまで放置されるのですか。」という疑問を常に持たれていながら、町が積極的に、その辺の情報を伝達しないがために、企業が全く手をつけないで、いわゆる音更本町のイメージダウンにつながる状態が、今後も、もしかすると10年以上続くかもしれないと。これはやはり、行政として放置すべきでないという気がしてならないわけでございます。この点についても、先ほど町長、それなりの答弁はされておりますけれども、本当にそれでいいのか。本当に、親会社と事情を説明する機会があったのかどうか。私は、どうもその辺いろいろ接触すると、町が積極的にかかわらなければならないというものが発生するから、接触がないのではないかという感じがするわけでありますけれども、この点について、もう少し事情の説明をいただけたらと思います。これは、ちょっと関連してということになりますので、やはり重要な景観形成の一環であろうと思いますので、答弁をいただければと思います。休憩(午前11時18分)

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

お答えをさせていただきます。先に1問目といいますか、窓口の関係あるいはその横の連携と、こういうような御質問であったかと思います。実際に、これらの景観あるいは更には市街地における、あるいは農村地域における、それぞれの事業は町なりに取り組まさせていただいております。そんな関係で、一つの一元化といいますか、体系化した中での取り組み、あるいはこういう一つの景観というような個別のものから、もう少し広がりのあるようなまちづくりといいますか、そういう観点で、一つのこういう景観なども一部分として取り組んでいくというような、町村の中でもやっぱりそういうような事例もございます。いずれにしましても、これが経済部であったり、あるいは建設部であったりと、あるいは企画であったりと。こういうような一つの部門ごとのかかわり合いが出てまいります。一応、それらの無関係ということだけではなくして、こういうものに取り組む場合には、いろいろな専門家等の御意見を聞きながら、内部連携をとりながらやっていることは事実でございますけれども、ただこれらが先ほど御指摘のように、もう一歩踏み込んで、一つの音更町という一つをアピールをしていく、こういう上においては、今一歩不足の部分があるのかなと。そういう気もいたしますし、またいろいろな専門家のお話しを聞きますと、その家の、特に農村の看板表示というようなことにつきましては、牛屋さんであれば牛の顔をかいたり、あるいは野菜等を扱っていれば、ブロッコリーの絵を描いたりと。こういうような一つの特徴を持たしていることも事実でございますけれども、ただ総じて、同じような看板をつくっているというところに魅力がないと。逆に、そういうような御批判もあります。これは、人間それぞれ見た目がございますから、感覚の違いというようなものもあろうかと思いますが、逆にそういう人方の意見を聞けば、それぞれ地域に特色ある変わったものが、かえってその地域の特性を出していいのだと、こういうような御意見もいただいているところでもございます。いずれにしましても、一つのやさしいまちづくりというようなことで、こんないろいろな事業に取り組まさせていただいておりますけれども、先ほど申し上げましたように、ある程度、横の連携をより一層緊密にし、今一挙に、この窓口を一元化するというのは難かしゅうございますけれども、横の連携をとりながら、十分これらの更なる効果が上がるように、また全体の音更をアピールするというような意識も含めながら、取り組まさせていただきたいと、そのように存じます。それから、廃棄物といいますか、そういう一つの土地の中に野ざらしになっている。ましてや人通りの多い道路沿いに、こういう状況があるということも、何カ所か町内にも見受けるところでもございます。議員がおっしゃっているところの話と、私の多分考えている場所は同じだろうとそのように思いますけれども、ただ何か議員のお話しを聞きますと、それらのものについては、町をかなりあてにしているといいますか、そういうようなお話しにも聞こえるわけでありますけれども、決して土地そのものについて、町有地として購入するとか、そういうようなことは、相手方は何とかひとつ町で求めてくれと、こういうような話はございますけれども、町ではそういうようなことは、今のところ具体的に何ら話もしておりませんし、約束もしておりません。逆に、いろいろ事情的に、倒産というまではいきませんけれども、経営不振で、その店を、企業を閉めたというような一つのいきさつもあるようでもございます。また、本社と出先の会社と、こういうようなことの経済的な何か負担の絡みもあるようでありますけれども、議員がおっしゃったように、何か跡地利用というようなことになれば、そこに期待をしながら、今は何もしないのではないかなと。こういうような御指摘の御意見かと思いますが、決して私どもも甘く考えておりませんし、またそういう約束もしておりません。できるだけ、ああいう状態の中でやるということは、企業イメージにもよくない。そんな点で、早くやはり撤去をしてくださいと。それで始まったのが、私どもお願いといいますか、撤去するのにも、あれが製品として使い物にならないのであれば、むしろ公共施設あるいは地域会館、こういったところでの利用面を、ひとつ考えてほしいと。であれば、それぞれの地域で利用する場合には、無料ということであれば、それぞれ地域の人方が来て、それを活用すると。また利用者にも喜ばれると、こんなような形をとった経緯もございます。そんなことで、町といたしましては、これからも更に単なるあの土地が、今後の土地利用をされるまで放置されることのないように、整備をひとつ要請をしていきたいと。ただ、先ほども申し上げましたように、あれだけの量をやるというとどのぐらいと。話として、私ども聞いているのは、およそ1億円ぐらいかかる。建物の今、既存のものがあるわけでありますけれども、それらのやはり撤去というものもお願いもしてございます。それぐらいの多額を要するというようなことで、企業の方も順調に今、経営がなされているところであれば別ですけれども、今、火が消えた状態での状況でございますから、なかなか一様にはいかないのかなと思いますが、あくまでも理解と協力を願うように、粘り強く、これからも要請してまいりたいと、そのように存じますので、御理解をいただきたいと存じます。

再質問 1番 山本忠淑

もう申し上げることはないわけでございますけれども、これから条例といいますか、景観づくり、まちづくりを含めて、検討をされていく中で、道が進めてまいりました景観条例制定に向けての取り組みは、非常に参考になると思うわけでございます。道内の道民の声を十分集約しての、今回の一定のまとめができているわけでございまして、我が町でもそうした、先ほど町民の意識の高まりを待ってというお話しがございましたけれども、意識の高まりを促すような、これからの1期目の3年間でなければいけないのかなと、こんなふうに考えますので、そうした取り組みを御検討をいただきたいと思います。それから、最後の町長の答弁にありました、1企業ではなかなか無理な要請のようにお聞きしますけれども、しかし余りにも配慮をしすぎということもあるのではないかなと。私ども農業者にとっても、今いろいろな面で、自らの責任でその努力をさせられているわけであります。せめて表面に出ているものだけでも、それなりの方法で努力をする姿勢を促すことは、当然でないかと思います。今、もしかするとコンクリート製品、リサイクルが必要な、あるいはそういった需要があるという向きもあるように聞いておりますし、どれだけ何が埋まっていようと、企業の責任として、音更町のあの場所に、あのままこれからも、5年も、10年も放置することだけは、何としても行政の努力で避けなければいけない。それから、先ほど申し上げましたように、市街化区域の再編、見直しの時期に、その動きを見て判断するという企業の判断があるとすると、これはもっともっと難しい状況といいますか、放置される年数が延びることも、先ほど申し上げましたように危惧するわけでありますので、その辺のことはやはり実情、どうも、この音更町の今の宅地造成、民間も含めての宅地造成の動きというものが、いわゆる先ほど町長おっしゃっていましたように、面倒見ている親会社まで伝わっていないのでないかと。親会社の動きがなければ、全く手をかけられないという状況があるとすれば、その辺に対する努力は、私は続けていただきたいと思いますので、このことについては要望をして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:音更町議会 平成13年第2回定例会 2001年6月26日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる