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小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日

(1)小樽市勤労女性センター等について/(2)防災について

2024年3月6日、小樽市議会の一般質問で、松井真美子議員が「小樽市勤労女性センター等について」「防災について」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
松井真美子 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松井真美子

一般質問します。小樽市勤労女性センター等についてです。育児のために退職せざるを得なかった女性労働者、乳幼児を持つ母親労働者の母性保護など、女性の職業生活と育児、家事など家庭生活との調和の促進、福祉施設の設置等を推進し、勤労婦人の福祉の増進と地位の向上を図ることを目的に1972年、勤労婦人福祉法ができました。それに基づき、働く婦人の施設として1975年に小樽市勤労女性センターとして開設されました。小樽市勤労女性センターには、茶室や調理講習室、軽運動室などのほか、子育てするお母さん自身が楽しめるように無料の託児室が準備され、女性相談室も設置されています。女性の利用は無料なので、財政基盤の弱い女性団体も安心して利用できるという声を聞いています。市長はこのような役割を果たしてきた勤労女性センターについて、どのような所感をお持ちですか。小樽市勤労女性センター条例では、使用者の範囲は、(1)勤労女性等、(2)勤労女性等により組織された団体、(3)その他市長が適当と認める者となっていますが、2009年からは有料で一般の方も利用できるようになりました。使用者の範囲は広がりましたが、先日、施設を利用する方から相談がありました。子供に使用料がかかるのは何とかならないかというものです。子供と一緒にできることを企画したいという親の思いも受け止め、子育て環境を整えることは必要だと思います。子供が入っているからお金がかかるというのは、時代に合わなくなってきているのではないでしょうか。せめて、一緒に参加する子供も無料とすべきではないでしょうか。小樽市勤労女性センターのホームページには、女性の利用は無料と書かれていますが、実際、無料となる年齢は16歳からです。しかも16歳以上でも、生徒、学生には一般料金がかかるという、少し分かりづらい規定があります。設立の目的が、勤労女性に重点を置いているためです。2022年に小樽市勤労女性センターを利用した1万2,440人のうち、勤労女性は19%の2,323人で、多くは家事等に従事する女性です。勤労の在り方も多様化しています。名称を「女性センター」などとして、年齢にかかわらず、女性は無料としたほうが分かりやすいのではありませんか。また、学生等や若者は、小樽市勤労青少年ホームを利用することもできますが、女性団体に所属する学生などが女性センターをより利用しやすいようにすることは必要だと思いませんか。小樽市勤労女性センターは、保健所や小樽市総合福祉センターなどとともに、ウイングベイ小樽へ移転される計画があるとのことです。移転した場合も施設の機能や託児などは引き継がれる予定であると聞きましたが、今、利用している人が現在より利便性が落ちることにならないとお考えですか。移転に関連して、市がウイングベイ小樽に支払うテナント料が年間1億5,000万円ということですが、これによって今後、市の固定資産税の滞納繰越分は減少していくことになるのでしょうか。小樽市総合福祉センターの入浴サービスを利用している方からは、現在地が便利で助かるという声を聞いています。移転に関して、利用者の方からアンケートなどは取ったのでしょうか。利用者の合意、納得を得るため、どのように対応してきたのでしょうか。それで十分納得が得られているとお考えでしょうか、お答えください。次に、防災についてです。能登半島地震を受け、本市の地域防災計画について質問します。このたびの地震では、冬の避難生活の課題が浮き彫りになりました。避難所では、当初、床に敷くマットもなく、備品の毛布を床に敷いて寝る状況で、段ボールベッドもありませんでした。避難所になっている学校の体育館は寒くて床は硬く、暖房も不十分で、寒くて眠れないという状態。さらには低体温症ではないかという疑いすら持たれ、亡くなる状況も発生しました。本市の地域防災計画でも、市内業者や協定締結先で、段ボールベッドなど段ボール製品を優先的に提供してもらう協定はありますが、道路寸断などで避難所に備蓄品が届かず、能登半島地震のように毛布1枚で過ごす状況がないと言えるとお考えですか。女性に寄り添う防災の観点からお聞きします。断水によるトイレの問題は深刻です。とりわけ女性が本当に困っていました。簡易トイレに排せつして段ボールに保管する状態は、衛生面の心配もありますが、人間の尊厳にも関わる問題です。避難所では間仕切りがなく、授乳スペースや着替える場所もありません。過去の震災では、性被害も報告され、夜はトイレに行かないようにしていたという女性もいます。下着や生理用品の種類や量も少ない状況でした。女性特有の防災視点が求められます。本市では、生理用品や間仕切りなどの備蓄品、また、トイレの配備におけるジェンダー視点での防災計画は、十分な備えをしているとお考えですか。防災対策での女性の参画については、どのような状況になっていますか。災害が広域に及ぶ場合、備蓄品や避難所など国や道からの支援や連携が必要になりますが、道との防災連携体制はどのようになっていますか。沼田町は道内で唯一、トイレトレーラーを保有しており、このたび珠洲市に派遣して、被災地の方に喜ばれています。トイレトレーラーがあるとイベントにも使えるので大変便利ではないでしょうか。後志総合振興局が配備する可能性はありますか。小樽市としても、他都市の状況を調査・研究してみてはいかがですか。地震に関連して、原発の問題です。志賀原発では、外部電源の一部の使用不能や油漏れなどの重大なトラブルが発生しました。避難道路もほとんど寸断され、原発から30キロメートル圏内で400人以上が1週間にわたって孤立しました。また、石川県珠洲市の震源地すぐ近くには原発の計画がありましたが、長年に及ぶ住民の強い反対運動などによって、計画は断念されました。今回、建設予定地域で地盤が約2メートル隆起しています。専門家は、もしも珠洲原発ができていて稼働中でしたら、配管が破断し福島原発の比ではない大惨事になっていたのではないかと指摘しています。泊原発の再稼働について、市長は、泊原発は、小樽中心部から約40キロメートルしか離れていません、福島原発事故については、小樽市民は重く受け止めており、泊原発の再稼働については、市民の安心・安全を第一に慎重に考えていきますとおっしゃっています。今回の地震で避難道路の確保などできないこと、原発がある限り市民は危険にさらされ続けるということが明らかになったのではないでしょうか。原発と防災は両立しません。市民の安心・安全を第一にと言うなら、泊原発は再稼働すべきではないとの立場に立つべきです。市長の見解を伺います。また、NUMOは高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のごみの最終処分場選定に向けた文献調査の結果、寿都町全域と神恵内村の一部が、次の概要調査の候補地に該当すると発表しました。寿都町から長万部町までの黒松内低地断層帯について、国の地震調査研究推進本部は、マグニチュード7.3以上の地震発生の可能性を指摘しています。今回の能登半島地震も半島沖の活断層によって引き起こされたと見られています。しかも、高レベル性放射性廃棄物の「科学的特性マップ」では、能登半島は適地とされていました。今回の地震を受け、そもそも地震大国で核のごみを地下に埋める地層処分は、将来にわたり安全が確保されないことが明らかになったと思いませんか。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

松井議員の御質問にお答えいたします。初めに、小樽市勤労女性センター等について御質問がありました。まず、勤労女性センターに対する所感につきましては、昭和50年に道内最初の女性専用の施設である小樽市勤労婦人センターとして開設し、託児施設の整備など働く女性が活動しやすい環境を整え、多くの女性団体やサークルの活動に利用されてきたほか、市主催の生活講座を開催するなど、多くの女性が余暇を有意義に過ごす場として利用されてきたものと考えております。次に、子供と一緒に活動する場合の利用料につきましては、勤労女性センターは、女性専用施設として開設して以降、子供や男性の利用は認めておりませんでしたが、施設の有効利用等を図るため、平成21年度から勤労女性等の利用が妨げられない範囲で、有料ではありますが、子供や男性にも御利用をいただいているところであります。しかしながら、市内における子育て環境の整備は重要な課題と認識をしておりますので、その一施策として、同伴の子供がいる場合の使用料の無料化について、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、年齢に関わらない女性の無料での施設利用につきましては、本来、勤労女性センターは雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保に関する法律に基づく働く婦人の家としての位置づけでありますので、現時点において、先ほど申し上げました同伴の子供がいる場合を除き、これ以上の無料の利用者の範囲の拡大は考えておりません。次に、勤労女性センターの移転に伴う利便性への影響につきましては、一部の利用者からは、交通アクセスがバスで2路線となるとの御意見もいただきましたが、現在の施設はエレベーターがないなど、バリアフリーへの対応がなされていないほか、冷房設備もない状況であり、移転先はこれらの状況の改善が見込まれるものであります。これらのことから総合的に考えますと、この移転により利用者の方の利便性は向上するものと考えております。次に、ウイングベイ小樽の固定資産税につきましては、地方税法上の守秘義務がありますので、個別の案件についてお答えすることはできませんが、一般論として、税が滞納となった案件については、納税滞納額の多寡にかかわらず、最大限の徴収努力を続けてまいりたいと考えております。次に、小樽市総合福祉センターの移転につきましては、入浴サービス利用者へのアンケートは取っておりませんが、センター移転に関する御意見は数件いただいております。現在の施設は、建物、浴室設備も老朽化しており、また、移転先は、代替施設を設置することが現時点では難しいため、移転に合わせて浴室は廃止せざるを得ないものと考えております。今後、利用者に対して丁寧な説明を行い、御理解をいただくよう努めてまいりたいと考えております。次に、防災について御質問がありました。まず、能登半島地震による道路寸断により、避難所に必要な備蓄品が届かない状況につきましては、本市の指定避難所や備蓄庫には、電池式ストーブや赤外線ヒーター、毛布など防寒対策用品の一定数の備蓄がありますが、万が一、主要な道路が寸断した場合、低体温症の防止効果がある段ボールベッドなどの製品は、協定を締結している民間事業者から必要なタイミングで届かないおそれはあるものと認識しております。次に、女性特有の視点からの備蓄品等につきましては、生理用品は、大規模震災時の最大想定避難者数、約5,800人のうち、これを必要とする女性、約1,000人が3日分を使用できる数を備蓄しているほか、避難所運営マニュアルでは、女性が使用する個室は、災害時に避難所となる小・中学校において、授乳や着替えに利用できる教室を確保することとしております。また、ジェンダー視点でのトイレ配備につきましては、同マニュアルには定めておりませんが、今後、必要な視点であると考えております。次に、防災対策への女性の参画につきましては、女性からの意見を反映しやすい防災体制を目指し、小樽市防災会議においては、5年前の3名に比べ、現在6名の女性委員を委嘱いたしております。また今年度は、市の災害担当職員に女性の正規職員1名を配置したところであります。次に、北海道との防災連携体制につきましては、北海道が各市町村と平成27年に災害時等における北海道及び市町村相互の応援等に関する協定を締結しており、災害時には、必要な資機材の提供のほか、職員を派遣いただくことになっております。また、本市の総合防災訓練に毎年参加いただいているほか、災害時にはリエゾン、連絡員のことでありますけれども、このリエゾンとして北海道との連絡調整を担うことになっております。次に、トイレトレーラーにつきましては、2月8日時点で、各地から計26台が能登半島地震の支援に派遣され、被災地のトイレ確保の一助となったものと認識しております。トイレトレーラーの扱いにつきましては、平時は市町村が管理し、災害時には被災地へ派遣すると聞いておりますので、今後、北海道後志総合振興局が車両を配備する可能性について確認するほか、既に被災地へ派遣している北海道沼田町に対して、具体的な運用などの聞き取りを行ってまいりたいと考えております。次に、泊原発の再稼働につきましては、市民の安全・安心を第一に考えていく立場に変わりはありませんし、厳しい安全基準を守っていくべきものであると考えております。将来的には、再生可能エネルギーの比率を高めていくことにより、原発に頼る必要がない状況になることが望ましいと考えております。次に、高レベル放射性廃棄物の地層処分につきましては、小樽市議会においては、平成24年度に高レベル放射性廃棄物の最終処分場の受入れ拒否に関する意見書が全会一致で可決されているほか、北海道では、核のごみを受入れ難いとする北海道における特定放射性廃棄物に関する条例、いわゆる核抜き条例がありますので、この条例に基づき手続が進められていくものと考えております。(「議長、3番」と呼ぶ者あり)

再質問 3番 松井真美子

再質問させていただきます。まず、勤労女性センターについてです。子供が一緒の場合は、これから無料にしていく方向で検討していきたいというお話だったと思いますので、その部分はよかったと思います。ただ、それ以上の無料は考えていないという御答弁でした。ということは、女性は無料というふうにホームページではうたっているのですけれども、女子学生は排除されてしまうということになります。若者が元気に活動することをまちとして支援するということは大事な意義があるのではないかというふうに思っていますので、単なる貸館ではなくて、やはり、女性のための施設ということで、女性の学生に対しても、もっと利用しやすい形でということで考えていただけないかと、再度お考えをお聞かせいただきたいと思うのが1点。あと、ウイングベイ小樽の移転に関してです。テナント料との税金の関係で、小樽市の負担がない形で借りられるというふうに私は思っていたのですけれども、守秘義務があるということで、一般論として、多寡にかかわらず徴収の努力をしていきたいということでしたので、もし滞納されている事業者に対しては、一般論としての確認ですが、収入が増えた場合には、滞納を解消するために充てるという対応をしていくということでよろしいでしょうか。そして、3点目になります。小樽市総合福祉センターの浴室はなくなるということでした。新聞報道が先行して独り歩きをしていて、特に高齢者とか障害者の方で、お風呂はこの後どうなるのだろうというふうに心配されている方の声を多く聞きます。利便性の問題もあるのですけれども、これから丁寧な説明をするとおっしゃっていただいていますので、利用者の方の声をよく聞いて、慎重に対応していただきたいというふうに思っていまして、お風呂のことに関しても、代替措置ができないものかとか、全ての施設を一緒に入れるということではなくても構わないのではないでしょうか、慎重に検討していていただきたいと思うのですけれども、その3点についてお願いします。

答弁 市長 迫俊哉

松井議員の再質問にお答えいたします。1点目は、勤労女性センターに対する御質問でしたけれども、年齢にかかわらず、女性を無料にしていただきたいという御要望につきましては、先ほど答弁させていただきましたけれども、そもそも勤労女性センターが雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律に基づく、働く婦人の家ということで位置づけをされておりますので、現時点におきましては、これ以上、無料の範囲を拡大していくことについては難しいというふうに判断いたしております。2点目につきましては、私が理解した範囲でお答えさせていただきますけれども、今回、ウイングベイ小樽に市の施設が入居することによって、我々は賃料収入をお支払いするわけですが、それを滞納税に充てるという御趣旨の質問だったかというふうに思いますけれども、基本的には、私どもが床を借りますので、賃料をお支払いすることになります。それを滞納税と帳消しにするというような意味合いでよろしいのでしょうか。基本的には支払うものは支払うし、滞納があるとすれば滞納税は滞納税として徴収をさせていただくということでありますので、基本的には別々に考えていく問題だというふうに思っております。それから、ウイングベイ小樽の利用につきまして、総合サービスセンターの機能が移転するわけでありまして、浴室がなくなるということについては、私にも利用者の方々から御意見をいただいておりますけれども、現実的には、小樽市総合福祉センターの機能をウイングベイ小樽に移す際には、浴室を造ることは物理的には難しい状況になっておりますので、先ほど御答弁させていただいたように、移転に合わせて浴室は廃止せざるを得ないというふうに思っております。ただ、利用者の皆さんに対しましては、丁寧に説明をさせていただきまして、いろいろな御意見をお伺いしていきたいというふうには思っております。代替措置も含めて検討ということでございましたけれども、どのような代替措置が考えられるかどうか、改めて考えてみたいと思っております。

出典:小樽市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日 議事録 PDF(160ページ) 間違いを知らせる