小樽市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月11日
熱中症対策について
2023年9月11日、小樽市議会の一般質問で、白濱聡議員が「熱中症対策について」質問し、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 白濱聡 議員
- 答弁者
- 教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 白濱聡
3項目め、熱中症対策について質問いたします。前回の定例会の予算特別委員会、また、総務常任委員会において、我が会派の小池二郎議員が、小・中学校等の熱中症対策について質問しておりますが、引き続き質問をいたします。先日22日、伊達市の小学校において、小学校2年生の女子児童が熱中症の疑いにより死亡する痛ましい事故がありました。また、道内においても熱中症警戒アラートが発表されるなどの影響もあり、本市においても8月23日から3日間、市教委からの通知により、小学校は午前授業の対応をされ、さらに25日まで体育授業の中止、中学校においては同期間、部活動の中止の対応が取られたと聞いております。そこで、23日当日の小学校のことについて質問をいたしますが、市教委では、どのような内容を小学校に通知されたのでしょうか、その経緯と内容についてお答えください。ほかの自治体においては、前日までに午前授業や休校、時短授業等の措置を決めていた自治体もある中、なぜ、本市は当日の対応となり、前日に対応できなかったのか、その理由についてお示しください。また、短時間授業などほかの対応がある中、午前授業とした理由をお示しください。さらに、当日小学校から保護者への連絡は、おおよそ何時ぐらいになったのか、お聞かせください。なぜこのような質問をするかというと、今回の急な対応に疑問を持つ保護者が多かったからです。午前授業が決まったことで対応しなければならない保護者も多くいました。特に低学年の子を持つ共働き世帯の保護者は、仕事中に連絡を確認し早退するなど対応ができた保護者もいますが、職場の環境により早退できない保護者もいました。また、仕事中に携帯を見ることができず、仕事が終わってから連絡に気づき、慌てて帰宅した保護者もいました。その保護者の方は、いつも子供が帰ってくる前に帰宅し、エアコンをつけているが、子供がエアコンをつけることができないため、家で熱中症になってしまわないか心配だったそうです。このように、暑い中、子供が1人で家に帰ることのほうが危険ではないのか、学校にいたほうが安全ではないのかという保護者の声も多くありました。また、学校から帰って外に遊びに行ってしまい、熱中症になってしまうのではないかという心配もありました。そこで伺います。当日、急な午前授業等になることで、帰宅する児童の安全について、その対策をどのように考えていたのか、お示しください。さらに、帰宅する児童にどのような注意喚起をされていたのかをお示しください。各学校では、こうした心配もあることから、集団下校の対応や、低学年においては保護者に引渡しの対応もされた学校もあり、児童の安全を考え大変苦労されたようですが、午前授業にしたことが本当に児童の安全につながるのか、家に帰ることが本当に安全なのか、教員からも疑問の声がありました。それは、帰宅した児童が本当に大丈夫なのか確認が取れないからであります。今回の急な午前授業とした対応について保護者からの疑問の声がありましたが、このことについて市教委の見解をお示しください。また、今後の対応として、午前授業や時短授業、休校などを含めた判断のためには、一定程度の基準やガイドラインが必要と考えますが、見解をお示しください。以上で、第3項目めの質問を終わります。
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
ただいま、熱中症対策について御質問がありました。まず、8月23日付の小学校への通知の経緯につきましては、子供たちにとっては長期休業が明けたばかりで心身が学校に慣れていない時期であり、2学期が始まってすぐに酷暑が続くことに加え、熱中症警戒アラートが発表されたことから、市教委と校長会が協議を行い、各学校に通知したものであります。また、通知内容につきましては、全ての小学校において、8月23日から暑さが続く予報が出ていた25日までを午前授業とすること、体育授業を他の授業に振り替えることとし、これに併せて、改めて児童の命と健康を守る対策を講じることを指示したものとなっております。次に、今回の通知が前日でなかった理由につきましては、本市においては、各学校長が、臨時休業や下校時間の繰上げなどを判断しているところであります。22日、17時に後志地方に翌日の熱中症警戒アラートが初めて発表されましたが、その時点で各学校において、翌日の対応を判断することが困難であったため、23日の朝、校長会と市教委が対応を協議したところ、午前授業を決定した学校と判断を決めかねている学校があることを把握し、実際の暑さと子供たちの様子から、市内の全小学校を午前授業とすることが本市の児童の安全につながると考え、急遽対応したものであります。次に、午前授業とした理由と、学校から保護者への連絡時間につきましては、午前授業とした理由は、短縮授業も検討いたしましたが、その場合、下校時間が30分程度繰り上がり、日中の最も暑い時間に重なることも想定されたため、午前授業としたものであります。また、各学校から保護者への連絡時間については、午前8時30分過ぎから午前11時20分頃であったと把握しております。次に、同日、急な午前授業となることでの児童の安全対策と注意喚起につきましては、児童を下校させる際には、可能な限り教職員等が通学路を見守り、体調が悪くなっている児童がいないかを確認しております。また、帰宅する児童への注意喚起につきましては、体調不良を感じたときは、涼しい場所で休憩したり、ちゅうちょなく助けを求めたりすることなど、自らの命を守る行動ができるよう指導を行ったと聞いております。次に、午前授業の対応について、保護者からの声に対する市教育委員会の見解につきましては、今回の対応には様々な御意見があったというふうに思いますが、実際の暑さと学校から聞き取った子供たちの様子から、午後の最も暑い時間に教育活動を行うことよりも、市内全校を午前授業とすることが児童の安全につながると考え、判断したものであります。今後とも、児童の命と健康を確保するために、緊張感を持って対応してまいりたいと考えております。次に、一定程度の基準やガイドラインの必要性につきましては、各学校に道教育委員会からの休校等に関する通知を発出するとともに、市教委からは、下校時間の繰上げ及び休校等を校長として判断できるよう、暑さ指数、校舎内の室温や児童・生徒の体調を考慮することを一定の基準として示したところであります。