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小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月2日

市長の政治姿勢と市政執行について

2026年3月2日、小樽市議会の一般質問で、白濱聡議員が「市長の政治姿勢と市政執行について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
白濱聡 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 白濱聡

みらい小樽市議会議員会を代表いたしまして質問いたします。市長の政治姿勢と市政執行について。迫市長におかれましては、2期目の残任期間が約半年と迫り、これまで取り組まれてきたことについての整理・成果についてと、やり切れていないことに対する取組の整理、コロナ禍の対応に追われた期間もありましたことも含め、これまでの任期全体を通しての市政執行につきまして、振り返りながら前進されてきたものと推察しております。そこで、これらを鑑みまして、これまでの市長の政治姿勢と市政執行につきまして伺っていきたいと思います。初登庁日、平成30年8月27日に、市長就任に当たり掲げる政治姿勢として、まちづくりの3つのキーワード、「対話の重視」「経済と生活の好循環」「未来への備え」を掲げられました。また、夢あふれる元気な小樽を実現するための4つの約束、「次世代をつくる」「安全をつくり、安心を生む」「にぎわいをつくる」「未来をつくる」ことを約束とされました。また、2期目の就任時、令和4年8月には、人口減少問題について、本市の最重要課題と位置づけ、人口減少対策を公約として挙げられました。また、初期の政策について、私的には進化されたものとして捉えております。まちづくり3本の柱、「安全・安心なまちづくり」「活気あるまちづくり」「将来を見すえたまちづくり」と、五つの重点公約、「子育て支援策を着実に進めます」「子どもの学習環境、先生の働く環境を改善します」「子どもたちの豊かな感性を育み、潜在的な可能性を引き出す環境づくりを進めます」「創業支援を充実し、起業人材の移住を進めます」「小樽の個性を活かし、人や企業に共感されるまちづくりを目指します」とされております。現在まで約7年半、それぞれの掲げられたキーワード、柱、約束、公約を整理し、項目別にお聞きいたします。目指す政治姿勢について。市長におかれましては、平成30年の就任当初から三つのことについて政治姿勢として目指してきていると公言しております。一つ目は、「対話の重視」です。迫市長は、市民との対話を何よりも大切にされているものと常々感じてきました。市長と語る会の開催、各種会合への御参加、趣味の会への御参加、公務での様々な箇所への訪問など公私の様々な機会を通じて対話を重ねられてこられたと思われます。対話の重視から得られたと思われることは何であるのか、市政執行に対し、市民の声をどのような思いで反映しようとしてこられたのか、お聞きいたします。二つ目としては、「経済と生活の好循環」を掲げております。市民生活と市内経済の好循環は、地域の経済活動と住民の生活の質が相互によい影響を与え、持続的に発展している状態を指すものと思われます。これにより、地域住民は安心して生活し、地域経済は活性化されるものと思われます。市長は、これまで好循環を生み出すためにいろいろ取り組んでこられたものと思います。取組につきましては、後ほど公約の質問の項で伺うことといたしまして、市長は経済と生活の好循環がどのように実現されていくとお考えなのか、お示しください。市民生活と市内経済の好循環度の数表示があれば、その成果を推しはかることができますが、現在まで約7年半の市政執行期間において、その道筋をつけるべく尽力されてこられたものと思っております。三つ目は、「未来への備え」であります。備えも大きな枠組みの一つであります。備えあれば憂いなしと、迫市長はよく言われます。少子高齢化や人口減少といった社会課題に対応しつつ、持続可能なまちづくりや市民生活の安心・安全の確保と幸福度向上を目指し、様々な未来に向けた市政の備えを進めてこられているわけでありますが、備えについてどのように取り組んできたのか、主な事柄をお聞かせください。次に、2期目の令和4年8月には、「安全・安心なまちづくり」「活気あるまちづくり」「将来を見すえたまちづくり」を、まちづくり3本の柱に掲げられました。ここで確認の意味を含めましてお聞きいたしますが、柱の一つ「安全・安心なまちづくり」は、1期目の約束、「安全をつくり、安心を生む」の進化的後継で、柱のもう一つ「活気あるまちづくり」は1期目の約束、「にぎわいをつくる」の一部後継、もう一つの柱「将来を見すえたまちづくり」は1期目の約束「にぎわいをつくる」「未来をつくる」の進化的後継であると私は捉えてきたのですが、1期目の四つの約束は、2期目にはまちづくりの3本の柱、重点公約として継続されているということでしょうか、確認いたします。市政を執行していく上においては、過去を振り返り、整理、進化させながら継続していくことは肝要なことであります。そこで、現在目指している政治姿勢についても確認いたします。1期目の「対話の重視」「経済と生活の好循環」「未来への備え」は、今でも変わらず政治姿勢の基としているのでしょうか。あるいは言葉の形を変えて継承されているのか。また、2期目「選ばれるまち」「安全・安心なまちづくり」「活気あるまちづくり」「将来を見すえたまちづくり」は公約であるのか、目指す政治姿勢であるのか、確認いたします。さらに、現在の目指す政治姿勢は何であるのか、いま一度確認のためお示しください。公約と市政執行について。次に、第1期目の四つの約束の達成状況についてお尋ねいたします。公約を検証することは、私ども議員の責務と捉えておりますので、よろしくお願いいたします。既に市政執行されている事業もありますが、確認も含めてお聞きしていきます。主要事業の説明に際して、令和4年度には、第7次小樽市総合計画のまちづくりの六つのテーマ「安心して子どもを生み育てることのできるまち」「誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち」「強みを生かした産業振興によるにぎわいのまち」「生活基盤が充実した安全で暮らしやすいまち」「まちなみと自然が調和し、環境にやさしいまち」「生きがいにあふれ、人と文化を育むまち」に沿って示されております。その一連の説明には、別紙として1期目の四つの約束と30の公約一覧が示されております。そこで、お尋ねしていきます。一つ目の約束「次世代をつくる」には、五つの公約が記されております。安心して子どもを産み育てることができ、すべての子どもたちが能力や可能性を発揮できるまちづくりとして、①子育て世代に寄り添い、安心して産み育てる環境づくりのため、子育て世代包括支援センターの設置や保育環境の整備に取り組み、子どもたちが安心して利用でき、癒やされる公園の整備を進めます。②不登校問題や障がいをかかえる子どもをお持ちの家庭に寄り添い、支える体制を整えます。また、生活困窮世帯の子どもに対し学習支援を実施し、学習機会の提供による学力や学習意欲の向上を支えます。③専門的な知識を持った外部人材を積極的に登用するとともに、スクールカウンセラーなどの拡充配置、教育機器の整備など、教員の働く環境や児童生徒の学習環境の改善に努めます。④文化、芸術、スポーツに取り組む児童生徒の活動を支援し、豊かな感性を育み、潜在的な可能性を引き出す教育環境づくりを進めます。⑤少子化に伴う小・中学校の統廃合の考え方を示した適正配置基本計画を社会状況や教育環境の変化、さらには、地域における学校の役割などまちづくりの観点を踏まえて議論します。以上の五つの公約の中で、1期目に達成できなかった、あるいはあまり進捗しなかったが、2期目に達成、あるいは大きく進捗したものがあれば、お示しください。次に、二つ目の約束「安全をつくり、安心を生む」にある九つの公約、すべての市民が健康で、生きがいと夢を抱きながら、安心・安全に暮らすことができるまちづくりとして、①近年、降雪期が早まっていることから、「除雪対策本部」の設置を前倒しして、バス路線やスクールゾーンなどの主要な路線を優先し、市民の皆さんに納得していただける除排雪を目指します。②高齢の方々が地域社会との接点を持ち、健康寿命を延ばし、元気に生活できる生涯現役社会を目指します。③高齢者の外出支援のための「ふれあいパス」は、利用者、バス事業者の話を聞きながら継続します。④「通院」や「買い物」の足を守るためJR、バス、タクシーなどの公共交通ネットワークを維持します。⑤災害による人的被害軽減のため、町会の防災訓練を支援し、迅速で的確に避難行動がとれるよう、市の体制整備を含め防災力の強化を図ります。⑥高齢者や障がいを持った方々が安心して利用できるように公共施設などのバリアフリー化に取り組みます。⑦福祉、医療、介護などの相談窓口を一本化した総合相談窓口を新設します。⑧高齢者が、住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、「地域包括ケアシステム」を構築し、福祉、医療、介護等が連携した支援に取り組みます。⑨高齢者や障がい者の権利を守るため、地域の官民が一体となったネットワークをつくり、相談支援の強化を図ります。以上の九つの公約の中で1期目に達成できなかった、あるいはあまり進捗しなかったが、2期目に達成、あるいは大きく進捗したというものがあれば、お示しください。次に、三つ目の約束「にぎわいをつくる」の10の公約、豊かな自然や歴史・文化を活かし、市民に根ざした観光のまちづくり。地域経済を支える中小企業が元気に事業を続けることができるまちづくりとして、①農業や水産業による一次産品の付加価値を高め、ブランド化を進めるとともに、新商品の開発を支援し、物産展や展示会などを通じて国内外に販路の拡大を進めます。②商店街や市場の特性を活かし魅力づくりを進めるとともに、小樽を訪れる観光客の回遊性を高めるなど中心市街地のにぎわい形成に努めます。③市内経済の活力を維持するため、新規開業や事業承継を支援するなど市内の中小企業、小規模事業者の振興策に取り組みます。④札幌市との連携協定を結ぶなど経済交流を強化するとともに、後志の町村との連携を促進します。⑤国内フェリー航路や中国との定期コンテナ航路を堅持するとともに、国が進めるロシアと日本との経済協力における役割の一端を担い、輸出入を通じて小樽港の振興を図ります。⑥市街地に近接するなどの小樽港の立地特性を活かし、クルーズ客船の誘致を積極的に進め、「みなと観光」の新たな魅力づくりに努めます。⑦外国人向けの多言語表示、ホスピタリティ意識の向上、観光地周辺の除排雪の徹底など安心で安全な国際観光都市を目指します。⑧基幹産業である観光の更なる拡充のため市内観光関連組織の見直しを検討するとともに、国際観光都市小樽として外国人観光客の受け入れ態勢の強化を図ります。⑨歴史的な街並みを活かし、旧国鉄手宮線、北運河と第3号ふ頭を一体的に整備するとともに、日本遺産登録された北前船寄港地としての魅力を発信し、小樽の新しい観光拠点づくりを進めます。⑩市街地から至近距離にある天狗山や朝里川温泉地区の魅力をアピールし、夏冬通して利用可能なリゾート地として更に充実するよう開発を支援します。以上の10の公約の中で1期目に達成できなかった、あるいはあまり進捗しなかったが、2期目に達成、あるいは大きく進捗したというものがあれば、お示しください。次は、四つ目の約束、「未来をつくる」の六つの公約、公共施設や小樽駅前、小樽港の整備、新幹線の活用など、人や物が活発に交流するまちづくりとして、①市役所庁舎や市民会館など老朽化し耐震強度が不足している公共施設を、市民の皆さんのご意見を聞きながら計画的に再編整備を進めます。②廃校や用途が廃止された施設、土地などの市有財産を地域の発展のため有効活用を図ります。③福祉センター、女性センター、生涯学習プラザ、さらには自立した高齢者の活動拠点など、生きがいづくりや生涯学習のための機能を集約するよう再編整備を進めます。④にぎわいによる街の活力を維持するため民間の力を活用し、小樽駅前地区や小樽港第3号ふ頭の整備を進めます。⑤新幹線の新駅周辺の開発や中心市街地との連携など、まちづくりに向けた具体的な取り組みを開始します。⑥体育館、プールなど市民の健康増進と子供たちのスポーツ振興に寄与する体育施設の整備を計画的に進めます。以上の六つの公約の中で1期目に達成できなかった、あるいはあまり進捗しなかったが、2期目に達成、あるいは大きく進捗したというものがあれば、お示しください。さて、ここまで公約と、公約に対する市政執行についてお伺いしてきました。この項の最後にお尋ねいたします。令和4年度からの市政執行の基本方針を振り返り、2期目の4年間どのような思いで方針をつくられてこられたのか、さらにこれから先、小樽市のまちづくりをどのような判断で、どうかじを取っていくのか、お示しください。以上、1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

白濱議員の御質問にお答えいたします。ただいま、市長の政治姿勢と市政執行について御質問がありました。初めに、目指す政治姿勢についてですが、まず、「対話の重視」につきましては、私の思いを職員とも共有し、私だけではなく、職員も様々な御意見に耳を傾け、それを可能な限り市政に反映していくことが、市民の皆さんに納得していただけるまちづくりにつながるという思いで、私も機会を捉えて対話を重ねてまいりました。このことにより、市政への信頼感を抱いていただいているものと考えております。次に、「経済と生活の好循環」につきましては、本市の魅力や強みを生かした経済対策を進めることで、消費の拡大や企業等の立地が促進され、雇用や所得の増加が図られ、これにより税収増となることで市民サービスの維持・向上や、暮らしを豊かにする政策が可能となるとともに、生活者の消費拡大をもたらし、さらなる経済活性化につながる好循環を生み出していくことと考えております。次に、「未来への備え」の取組につきましては、まず、市民生活の安全と安心への備えとしては、北海道胆振東部地震を契機としたFMおたるの難聴地域の解消や、実効性を意識した小樽市総合防災訓練への転換、学校の耐震化、避難所の災害備蓄品の整備など災害への備えを進めたほか、冬への備えとして除雪対策本部の設置を1か月前倒しいたしました。時代や社会の変化への備えといたしましては、子育て支援などの人口減少対策の強化や、人口減少下にあって、持続可能なまちづくりを進めるため、小樽市立地適正化計画の策定を行ったほか、DXの推進や脱炭素社会に向けた取組を進めてまいりました。小樽の未来への備えといたしましては、まちの活力の維持、向上のため、地域公共交通の維持や町内会活動に対する支援のほか、日本遺産の単独認定に向けた取組や、小樽港第3号ふ頭及び周辺整備など、本市の強みを生かしたまちづくりを進めてきたところであります。次に、1期目と2期目の公約の柱につきましては、表現は変えておりますが、公約の内容は継続性が必要なものや、課題解決に一定の期間を要するものもありますので、おおむね継続しているものであります。次に、現在の目指す政治姿勢につきましては、「対話の重視」「経済と生活の好循環」「未来への備え」は、1期目から一貫して私の政治姿勢としており、「選ばれるまち」は目指すまちの姿として、「安全・安心なまちづくり」「活気あるまちづくり」「将来を見すえたまちづくり」は、公約の柱として2期目において掲げたものであります。次に、公約と市政執行についてですが、まず、1期目の公約「次世代をつくる」に関しましては、2期目に進捗した取組につきましては、子育て世帯に寄り添い、安心して産み育てる環境づくりとして、放課後児童クラブの利用手数料の無償化と開設時間の延長、生活困窮世帯の子どもに対する学習支援として、おたる子ども未来塾の対象を高校生に拡大、子どもたちが安心して利用でき、癒やされる公園整備として、小樽公園の再整備を進めております。また、文化、芸術、スポーツに取り組む児童生徒の活動支援として、拠点校方式による合同部活動を開始し、順次、対象部活動を拡大いたしております。次に、1期目の公約「安全をつくり、安心を生む」に関して、2期目に進捗した取組につきましては、防災力の強化として、大雨による溢水被害の対策として、堺町と勝納町における事業に着手したほか、防災マップの作成、避難所の備蓄品整備などを順次進めております。次に、1期目の公約「にぎわいをつくる」に関して、2期目に進捗した取組につきましては、天狗山などの開発の支援として、天狗山と祝津地区での開発が可能となる観光開発計画の策定に着手したほか、歴史的な町並みの活用として、小樽市歴史的風致維持向上計画を策定し、歴史的な町並みを保全する環境を整えてまいりました。次に、1期目の公約「未来をつくる」に関して、2期目に進捗した取組につきましては、総合体育館や本庁舎など2期目も道半ばのものが多く残されておりますが、廃校の有効活用として、旧色内小学校跡地は道営住宅として活用され、広場などを整備したほか、旧天神小学校は清掃事務所などに活用いたしております。また、公共施設の再編整備として、保健所、小樽市総合福祉センター、小樽市勤労女性センターなどウイングベイ小樽4階に移転・集約いたしております。次に、市政執行の基本方針につきましては、本市の魅力や強みを生かしながら、時代や社会の変化に対応していく視点を持って決めてきたものであります。これから先の小樽市のまちづくりにつきましては、人口減少、少子化、公共施設や社会資本の老朽化、地球温暖化対策など、今後、解決しなければならない課題も数多く残されております。社会、経済が大きく変化する今、引き続き、人や企業に選ばれるまちづくりを進めるとともに、将来を見据え、山積する課題を着実に解決に導き、活力と持続力のあるまちづくりを実現するため、全力で取り組んでまいります。

出典:小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月2日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる