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小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日

福祉政策及び防災について

2022年12月13日、小樽市議会の一般質問で、丸山晴美議員が「福祉政策及び防災について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、保健所長 田中宏之が答弁しました。

質問者
丸山晴美 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、保健所長 田中宏之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 丸山晴美

福祉政策及び防災について質問します。まず、子育て支援策です。NHKの記事によれば、大手シンクタンク株式会社日本総合研究所は、厚生労働省が公表している今年1月から8月までに生まれた子供の数などを基に、1年間の出生数を全国でおよそ77万人と推計しました。1899年の統計開始以降、初めて80万人を下回る見通しです。国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した予測では、出生数が80万人を下回るのは8年後の2030年となっており、想定を上回るペースで少子化が進んでいます。この記事の結びでは、1990年代の出生数は全国で120万人程度と比較的安定していた時期で、その年代の子供たちが今20歳代から30歳代となり、結婚や出産の時期を迎えている。今後10年間が少子化対策に取り組む上で特に重要な期間になるのではないかと指摘しています。令和4年3月発行の「統計で見るわが街おたる」から出生数の推移を見ると、2018年に500人を割って484人、2019年440人、2020年433人、2021年417人と年々減少し続けています。市の財政を理由に子育て支援策を後回しにする時期はとうに過ぎています。子ども医療費助成制度について、東京都が来年度から高校生まで無料にすると報道されています。また、お隣の余市町でも高校生まで無料にすることが12月の議会で提案されると聞いています。小樽市でも来年度から中学生まで通院・入院を初診時一部負担金のみと助成を拡充する考えはありますか、お答えください。-61-また、北海道は子ども医療費助成について、本来国がやるべきものとして北海道独自の助成拡充に踏み出そうとしません。しかし、国が十分な手だてを打たないのであれば、北海道が道民の暮らしを支える立場で助成を拡充するべきです。市は、北海道に子どもの医療費助成拡充をさらに進めるよう、要請してはいかがでしょうか。お答えください。小・中学校の給食費の無償化について、日本共産党は憲法第26条第2項でうたう、公教育の無償化を実現するものとして実施を求めています。今年度、物価高騰対策として、各家庭の負担を4か月分ゼロとしたことは大変よかったと思います。来年度以降も新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金がある限り、給食費の自己負担を無料とする考えはありますか。保育料についてです。今年の第2回定例会で、札幌市と比較すると条件によっては負担が重い事例があると分かりました。来年度は札幌市並みの保育料に見直すことを明言してください。いかがですか。国では、中学校の部活動について条件が整ったところから地域移行を進める考えが示されました。交通費などの負担が増える心配があります。経済的な負担を考えて希望する部活動を諦めることがないように、せめて就学援助制度を利用する家庭への支援として、クラブ活動費を就学援助に加える考えはありますか。次に、加齢性難聴の方への補聴器購入等の助成についてです。11月1日付のしんぶん赤旗によると、補聴器購入を助成する自治体は10月31日現在、全国114市町村に広がっています。昨年7月時点では35自治体でしたので、1年余りで約3倍という急速な広がりとなっています。中でも、新潟県では30市町村中9割近い26市町村で実施されていますが、それには日本耳鼻咽喉科学会新潟県地方部会が認知症予防のため、補聴器購入助成を要請してきたといいます。認知症と難聴の関係について、国の認知症施策推進総合戦略いわゆる新オレンジプランでは、難聴が認知症の危険因子の一つとされています。また2017年7月国際アルツハイマー病協会国際会議において、ランセット国際委員会で、難聴は高血圧・肥満・糖尿病などとともに認知症の危険因子の一つに挙げられました。一般的にも聞こえに課題があると社会生活に支障が出ることは予想されますが、難聴が認知症の危険因子であるとされることについて、市長の認識を伺います。加齢性難聴には、根本的な治療法はありません。そのまま放置していると音の刺激やコミュニケーションが減り、脳機能や生活の質の低下につながります。小樽市では、令和4年第2回定例会の小貫議員の代表質問で、一昨年10月から昨年9月の介護認定調査で6,816人中、大声でならば聞こえる、そういう方は1,020人いることが分かりました。障害者総合支援法の補装具費支給制度に該当しないと考えられますが、大声でなければ聞こえないのであればコミュニケーションに支障を来しているのではないでしょうか。この1,020人は補聴器の使用が必要と考えますが、見解を伺います。地域を訪問していますと、家の中で気配があるのに呼び鈴を押しても、大声で呼びかけても聞こえない方、あるいは大声でないと会話ができない方がいます。聞こえにくさを自覚されていても補聴器購入の負担を考え、ちゅうちょしているというお話も聞きます。しかし今、述べてきたように、その後の生活の質を保つためにも加齢性難聴には補聴器が必要です。市として補聴器購入に際し、何らかの補助が必要です。考えをお聞かせください。最後に、蘭島地域の避難所指定等についてお聞きします。先日、地域住民から日本共産党小樽市議会議員団に御意見をいただきました。-62-市から津波災害時の蘭島地域の避難所として、蘭島会館の利用を提案されたとのことでした。しかし、蘭島会館の海抜は約4メートルで海からの距離も近く、津波災害時の避難所として大変心配であり、受け入れられないというのが住民の意見です。この地域では今後、児童数減少が見込まれ、小・中学校の教職員配置の減など教育環境の低下への懸念が示されていました。そこで、今年度から小中併置校として忍路中央小学校校舎が利用されています。そのため現在、旧忍路中学校校舎等は利用されていません。その上で、現在でも旧忍路中学校校舎等は津波災害時の蘭島地域の指定緊急避難場所・避難所になっています。旧忍路中学校校舎等について、今後も津波災害時の指定緊急避難場所及び指定避難所として置くとしたら、どのような課題がありますか、お答えください。旧忍路中学校校舎等は海抜19メートルありますから、海抜の低い蘭島会館を避難場所とすることに住民の皆さんが不安を感じるのは当然のことです。今回、市からお話のあった蘭島会館は、海抜や建物の種類などの点で指定緊急避難場所・避難所の要件を満たしているのでしょうか。お答えください。小樽市津波ハザードマップで蘭島会館がある近隣を見ると、東の塩谷方面から流れ込む蘭島川は、蘭島会館の100メートルほど南を流れており、その先500メートルほどのところでモチヤ沢川と合流し、北へ進路を変えています。その先で海に流れ込むことから、もし津波が起きた場合、海水は海からだけではなく蘭島川を逆流することも想定するべきではないでしょうか。万が一そうなった場合、避難した住民たちの安全が確保できないという事態が起き得るのではないでしょうか。現在、忍路地域の指定緊急避難場所・避難所となっている忍路中央小学校・中学校は、蘭島地域までの避難所とすることはできないのでしょうか。考えをお聞きします。いずれにしても、住民の不安を解消し納得できる避難所指定等となるように、今後住民と話し合うべきだと考えますが、いかがですか。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、福祉政策及び防災について御質問がありました。初めに、子育て支援策についてですが、まずこども医療費助成の拡大につきましては、少子化対策の一環としてこれまでも着実に進めているところでありますが、財政面のほか、他の子育て支援施策との優先度を見極めながら、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、こども医療費助成拡充の北海道への要請につきましては、本市としてはこども医療費助成は子育て支援策や少子化対策にとって根幹をなすものであることから、全ての子供が平等に医療給付を受けられるよう、国による全国一律の助成制度の創設が望ましいと考えておりますので、これまでと同様に北海道市長会などを通じて国へ要望してまいりたいと考えております。次に、保育料の見直しにつきましては、これまでも申し上げておりますとおり、隣接する札幌市とはできるだけ政策の差をなくしていくことが重要であると考えておりますので、財政面のほか、他の子育て支援策との優先度を見極めながら、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、加齢性難聴の方への補聴器購入等の助成についてですが、まず難聴が認知症の危険因子であるとされることへの認識につきましては、聞こえが悪くなることによって家族や友人、知人とのコミュニケーションが困難となる、危険を察知する能力や意欲が低下するなど、様々な支障が生じることから、認知機能の低下を招く要因の一つと言われていると承知をしております。-63-次に、介護認定調査時に大声でならば聞こえると回答した方の補聴器を使用する必要性につきましては、これらの方々の中には補聴器を使用することで聞こえの改善が図られる方もおられると考えております。次に、補聴器購入に対する補助につきましては、令和4年第2回定例会において補聴器購入補助に関連した意見書が全会一致で可決された趣旨も踏まえ、制度設計や財源の問題を含め、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、蘭島地域の避難所指定等についてですが、まず旧忍路中学校校舎等における今後の津波災害時の課題につきましては、指定避難所としている校舎や体育館は、現在ともに耐震性を有していないため、大規模な地震による災害時には避難所として開設できない場合があることが挙げられます。また、指定緊急避難場所としているグラウンドは、他の用途として活用が定まらない限りは指定を継続することが可能でありますので、当面は特に問題はないものと考えております。次に、代替案で示した蘭島会館の避難所等としての指定要件の適合性につきましては、蘭島会館は現在北海道留萌沖で最大規模の地震が発生した場合の津波災害警戒区域の範囲になっておりませんが、建物位置が標高約4メートルであり、要件の一つである5メートルを超えていないため、指定避難所の全ての要件を満たしているとは言えない状況にあります。しかしながら、災害発生直後に緊急的に避難する緊急避難場所としましては、要件の一つが5メートル以下の場所にあっては2階以上に避難できるスペースがあることとしておりますので、2階に集会室を有する蘭島会館は、その要件を満たしているものと考えております。次に、忍路中央小学校・中学校の避難対象につきましては、同校は忍路地域にお住まいの方に限定した避難所とはしておりませんので、蘭島地域の方も避難先として利用いただけることとなっております。次に、避難所指定等に当たっての住民の皆さんとの話合いにつきましては、これまでも蘭島地域の皆さんとは協議を行ってきているところであり、今後とも必要に応じ協議を行ってまいります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

丸山議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、福祉政策及び防災について御質問がありました。初めに、子育て支援策についてですが、まず来年度以降も新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し給食費の自己負担を無料にすることにつきましては、今年度は本交付金を活用し原材料費を調達するための経費を助成するとともに12月から3月までの4か月分の給食費保護者負担分を補助しているところでありますが、来年度以降も同様に学校給食への交付金活用が可能な場合には、その活用について市長部局と協議してまいりたいと考えております。次に、就学援助の費目として新たにクラブ活動費を加える考えにつきましては、現在、国が進める休日の部活動の地域移行に基づき、本市においても取組を進めておりますが、課題として受皿となる団体の運営費や子供たちの交通費など、保護者の負担増につながることが想定されます。そのため、市教委では子供たちが希望する部活動への入部を諦めることがないよう、様々な取組を検討しており、その一つとして就学援助のクラブ活動費につきましても検討しているところでございます。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)

再質問 7番 丸山晴美

再質問をいたします。まず、発熱などの症状があって、かかりつけ医あるいは発熱者相談センターで紹介された病院などに行-64-く場合、自家用車でと言われることが多く見受けられるという点ですけれども、マスクなどの感染対策を十分にしていただいて、行っていただきたいということだったのですが、検査が終わって陽性になってしまったと。症状的には自宅療養にならざるを得ない場合、ただあまりにもつらくてお家に帰るすべがないとかというケースはあるのではないかと思うのですが、そういったときはどうしたらいいのか。そういったときでも例えば救急車で帰ってもいいですよと言うのだったら、それでもいいのですけれども、そういうときどうするのかを少しお聞きしておきたいと思います。それから、病床確保料の減額については、まだ北海道の対応がはっきりしないということで、明言できないというお話でした。小樽市としては、あまり影響はないと見込んでいるようですけれども、そうであれば北海道に影響が出ないように要請をしていくというような、何かアクションをする予定があるのかどうか。アクションする必要があると考えますけれども、その点いかがでしょうか。それから、感染症法の改正については、私の言葉が足りなかったかもしれませんが、新しい感染症が起こった場合の費用負担についてお聞きしたかったのです。新感染症が蔓延というか、感染が広がった場合は公費で負担するということになっていたかと思います。これを今回の改正では、公費と保険者が負担すると変わっていたかと思います。その場合は、これまでの考え方と随分と変わってきますので、新感染症の対応についてはこれまでどおり、公費で負担をするべきだと考えますが、この点いかがでしょうか。それから、マイナンバーカードを持たない人も、健康保険証を廃止しても困らないように新たな制度を検討するという説明を私も聞いていますけれども、それであれば、現在の健康保険証を廃止する必要はないと思うわけです。マイナンバーカードを促進しろとは決して思いませんけれども、少なくとも今の健康保険証を廃止する必要はなく、廃止するべきではないという要請をしていただきたいのですが、その点いかがでしょうか。それから、インボイス制度への理解が進んでいないという言葉が市長から出たかと思います。そのとおりだと思います。民主商工会の小樽支部から聞きましても、何回も勉強会をされているということなのですけれども、自分の事業の規模から最適な対応をまだ考えあぐねているという会員がたくさんいるということなのですよ。今のままで、来年の10月にインボイス制度を導入するべきではないと、少なくとも時期を再考するべきだということを、北海道なり国なりに要請していただきたいのです。小規模事業者もやはり小樽市の経済を支えている一つの大事なファクターなのです。こうした方々にしっかりと目配りをしていただきたいとともに先ほど申し上げましたインボイス制度の導入については、少なくとも導入について時期を再考する必要があるという要請をしていただきたい。このことについてお答えをください。米国艦船の早期の通知の理由については、不明であると。これ不明のままでいいのかということなのですよ。今までとやり方が違うということは、何らかの意図があるのではないかと考えるわけです。なぜこんなに早いのか。その理由について説明されていないということであれば、説明をいただきたいということで、これについての考えをお聞かせください。それから、通常入港と親善入港なのですけれども、親善入港といえばイベントなどにタイミングを合わせて入港してくるということなのだと思います。それを何のイベントもなしに、業務の必要に応じて入港することになれば、これは受け入れられないのです。さらなる軍港化への道を進むことになるのではないかと考えますけども、その考えについての所見をお聞かせください。それから、バス転換については、バス1台に乗る乗客は60人という数が一応出ました。ただ、状況によってはその数は変わってくるという説明は分かりますが、私は塩谷で説明会に参加させていただきました。1台に何人乗るという説明はありませんでした。私が質問をしまして40人から60人というお答えをいただいたと記憶をしています。バス転換をしろと言っているわけではありません。ただ、その説明をする-65-に当たって1台に何人乗るかという想定について、何の研究もないのは不誠実ではないですか。このことについてお考えをいただきたいと思います。それから、新小樽(仮称)駅周辺開発、公営住宅については、いろいろな考え方があるかと思いますけれども、新幹線駅を使う方が、あの天神の地域で公営住宅に住むという想定があまりにも無理があるのではないかと思います。というのは、普通のJRの乗車券よりも当然新幹線のほうが乗車券は高いわけで、所得のレベルが比較的高レベルの方が新幹線をよく使うのだと思うのです。そういった方があの地域で、公営住宅に入るという想定は困難だと思うので、この公営住宅をつくることについては検討するべきではないと私は思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 市長 迫俊哉

丸山議員の再質問にお答えをいたします。まず、マイナンバーカードについてお尋ねがありました。マイナンバーカードにつきましては、先ほども御答弁をさせていただいたように、国でもマイナンバーカードを取得しない方でも保険診療を受けられる制度を用意するということで、答弁があったというふうに認識をしております。それであれば健康保険証との一元化をする必要がないのではないかというような御質問だったかと思いますけれども、一方ではマイナンバーカードの導入につきましては、様々な医療情報を閲覧できる、この医療分野でのデジタル化を推進するという観点で行われるというふうに認識をしております。そういった利点がありますけれども、利点が分かりづらいという声も多いというふうに感じておりますので、これにつきましては国でも周知をしっかりと進めていくべきではないかというふうに考えているところでございます。それから、インボイスに関して御質問がございました。御指摘のとおり、やはり中小企業の皆さん方に支えられておりますので、中小企業や小規模事業者の皆さんに寄り添っていく、この考え方には共感するものでありますけれども、この制度を導入することの再考を求めるべきというところを要請するということでございますが、それぞれ今は経過措置もございますし、事業の皆さん方に最適な方法を考えていただける時間はあるというふうに思っておりますので、その中で最適な方法をお考えいただければというふうに考えており、制度の導入の再考を求める要請をする考えはございませんので、御理解をいただきたいというふうに思っております。それから今回、米艦の入港時期が早まった理由を承知していないことについて不明のままでいいのかということでございますけれども、これにつきましては、米国側では明確に示すことができないというふうに思っておりますので、改めて説明を求める考えはございません。それから、通常入港と親善入港の問題でございました。親善入港で、業務の必要で入港するということであれば、なおさら受け入れることができないという御指摘だというふうに思っておりますけれども、市といたしましては、従来どおり三つの要件を十分勘案しながら入港の判断をさせていただく考えに変わりはないというところでございます。それから、バス転換の件で1台60名ということで今回御答弁させていただきましたけれども、塩谷の説明会で1台の乗車人数を説明しなかったことは不誠実ではないのかということでございますが、今回の答弁では60名ということで、御答弁の中に入れさせていただいたのですけれども、バス転換のときにそういったやり取りもなかったということで、あえて1台の乗車人数について、私どものほうで触れることはなかったのではないかというふうには思っております。特段バスの1台当たりの乗車人数を示さなかったこ-66-とに他意はございませんので、御理解をいただきたいというふうに思っております。それから、新駅周辺での公営住宅の考え方でありますけれども、公営住宅の考え方につきましては、御指摘のように公共賃貸住宅長寿命化計画が定められておりまして、人口減少下にありまして、市全体としては市営住宅を減らしていくという計画のとおりでございますが、あくまでも新駅周辺での公営住宅の建設というのは、新駅周辺地域で定住人口の確保につながる、こういったことが検討される、考えられるという条件付で考えていくということでございますので、無条件で新駅周辺に公営住宅を建てていく要請をしていくという考え方ではないということで御理解をいただきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 田中宏之

丸山議員の再質問にお答えをいたします。医療機関を受診して、そこで陽性が判明した方の自宅まで帰る手段に関する御質問でございますけれども、原則としては御本人が御家族などの協力を得て御自宅に戻っていただくことになりますが、そういった手段を持ち得ない方で、歩いても帰れないという方も中にはいらっしゃるかと思いますので、そういった場合には医療機関から保健所に御連絡をいただいて、保健所の委託業者が患者の移送を行っているというところでございます。それから、2点目の病床確保料の減額措置に関する御質問でありますけれども、国のこの10月以降は減額措置を講ずるという連絡は、9月の下旬に事務連絡として発出をされたところでありますが、その事務連絡を受けて、小樽市では北海道に対して、この措置がこのままの形で適用されると本市における医療体制も大きな影響を受けるということで、国に対して見直しをかけてほしいという要望を上げていただきたいという旨の意見出しは北海道にすぐに行ってございます。そして、北海道でも、こういう地方の声であるとか、医師会等の医療関係団体からの意見も受けて、全国知事会などと連携をして国に対して事務連絡の考え方の方針転換を強く求めてきたと。結果として、先ほど市長から御答弁をいたしました国の方針転換につながってきたということでございますので、当然のことながら北海道はその国の方針転換を受けて、今の医療体制が大きく変わることのないよう様々な減額調整対象となる医療機関除外規定を多々設けて、小樽市内に関して言えば全ての医療機関がそのどれかの条件に該当しますので、減額対象とはならないという取扱いにつながっていったというふうに認識をしているところでございます。現在、医療機関に意向調査を行っておりますので、最終的には各医療機関がこれまでと変わらないで医療を継続していくということが意思表明された上で、体制が変わらないことが確定するということになります。それから、3点目は、感染症法の改正の関係ですけれども、先ほど市長から御答弁をした内容の繰り返しになりますが、感染症法の改正において今回新たに流行初期医療確保措置が規定をされました。従前の感染症についての医療費負担というのは公費を中心にして行うというスキームは変わりませんけれども、今回の新たな措置に関しては、保険者にも一定の受益する面があるということで、例えば感染症患者、それから感染症患者以外の被保険者についても、通常保険診療がこの措置によって中断されることがないということで、被保険者にとって必要な医療が確保されること、そして、経済活動を止めることをできるだけないようにしていくという措置になるものですから、結果として必要な保険料が確保されていくということで、トータルで保険者におけるメリットもあるということで負担をされるという考え方につながっていったというように伺っておりますので、私ども小樽市として、この考え方に異を唱えるものではないというふうに考えております。-67-(「議長、7番」と呼ぶ者あり)

再々質問 7番 丸山晴美

何点か再々質問ですけれども、新型コロナウイルス感染症の陽性判明後、御自宅に戻る手段がどうにもないということであれば対応してきたということで、今までのところ、それで間に合っているというか、対応できなかった事例はないと考えていいのかどうか1個確認をしたいと思います。新たな感性症が出た、流行初期のときの負担なのですけれども、基本的に今の感染症法であれば100%公費だと思うのです。いろいろな状況があることを理由に、公費と保険者の負担1対1だというふうに説明されていたかと思うのですが、その保険者というのが、健康保険の協会だとか、あるいは国民健康保険だとかに当たるかと思うのですが、実際にそれが行われたときに、保険者が負担できるだけの財源があるのかということなのです。それこそ国民健康保険料の保険料を何とか少しでも抑えてくれないかと、毎年のように私たち質問しているわけですけれども、保険者の負担ということにしていいのかどうかという、そこの見解を重ねてお聞きをしたいと思います。それから、インボイスなのですけれども、経過措置があるということも分かります。結構長い期間、経過措置を考えられているとは思うのですけれども、1回、消費税の課税業者になるということは、やはり消費税の納税義務が生じて、その負担が増える。売上げが伸びれば、それは納税していただければいいと思うのですけれども、それは経営努力だと言われればそれまでかもしれませんが、この厳しい中で売上げが伸ばすことが困難だからこそ、免税業者の方々が全国で今、このインボイス制度はやめてほしいと言っているわけです。そして、理解がまだ進んでいないという認識があるということであれば、これはやはり北海道なり国なりへの要請をもう一度考えるべきではないかと。税金の負担がのしかかってくるわけですから、これは生活に直結する問題です。要請をするということについてのお考えを、もう一度お聞かせください。

答弁 市長 迫俊哉

丸山議員の再々質問にお答えをいたします。インボイスの関係で改めて御質問がありましたけれども、基本的には6年の経過措置が設けられておりますので、免税事業者の皆さん方にはこの間に自社の取引先の状況を踏まえまして、検討をいただく必要があるというふうにお答えをいたしました。一方では今、御質問がありましたとおり、免税事業者にとりましては、課税業者となることの負担が増えるということは御指摘をされているというふうには認識をしておりますし、また一方では、取引から除外される可能性もあるということは、よく言われていることだというふうには認識しておりますけれども、この辺につきましては、市として要請する考えはございませんが、いろいろな経済団体がこのことについては懸念をされている部分だというふうに私どもも認識しておりますので、そういった経済団体の動きなども見ながら私たちの対応も今後検討していかなければいけないというふうに思っております。取りあえず当面は静観をさせていただきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 保健所長 田中宏之

丸山議員の再々質問にお答えをいたします。まず、陽性が判明した感染者の方の搬送に関して、保健所に依頼があって対応ができなかった事例はな-68-かったのかという御質問でありますけれども、感染が拡大しているときには、搬送依頼がふくそうして保健所に寄せられることも、これまでもございまして、保健所で委託をしている業者は数が限られますので、その全てに対応できなかったかもしれないというふうに申し上げざるを得ないかというふうに思っております。ただ、ほとんどの要請には対応できてきているかというふうに思っております。それから、2点目の流行初期医療確保措置に関わる保険者の負担についてでありますけれども、これについては各関係の健康保険法等の改正も今回の感染症法の改正に合わせて行われておりまして、拠出金を各保険者から出してもらうということの取決めが既に行われたということでございます。このことに関して、既に法律が通った後でございますけれども、保険者にも一定の益があるということで、今回の保険者負担が導入されたということでございますので、私どもはそれについての、特に異論はないと、異なる意見は持ち合わせていないというところでございます。

出典:小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月13日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる