小樽市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日
(1)地域医療支援病院と夜間急病センターについて/(2)新たな看護専門学校について/(3)市民サービスの向上について/(4)並行在来線の代替バスについて
2022年9月13日、小樽市議会の一般質問で、中村岩雄議員が「地域医療支援病院と夜間急病センターについて」「新たな看護専門学校について」「市民サービスの向上について」「並行在来線の代替バスについて」について質問し、市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、病院局事務部長 佐々木真一が答弁しました。
- 質問者
- 中村岩雄 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、病院局長 並木昭義、病院局事務部長 佐々木真一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 中村岩雄
それでは、質疑及び一般質問をさせていただきます。地域医療支援病院と夜間急病センターについて、まず伺います。市立小樽病院と小樽市立脳・循環器・こころの医療センターが統合して8年、小樽・後志の基幹病院に向けた取組を進め、がん、脳・神経、心・血管、認知症を4本柱に診療体制を強化してきました。昨年には、念願の地域がん診療連携拠点病院に指定され、将来的には地域医療支援病院の承認を目指していると伺っています。並木昭義病院事業管理者、そして有村佳昭院長の強いリーダーシップと御努力に敬意を表する次第であります。地域医療支援病院への承認要件をクリアするために、これまでの取組の内容と今後どのような取組をされるのかお知らせください。2024年4月スタートする医師の働き方改革ですが、全国の地方医療に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。特に、大学から派遣を受けている医療機関は深刻です。2023年には出張医師が出てこられなくなる可能性もあります。夜間急病センターの今後の運営に当たって市はどのように対応するのか、お考えをお聞かせください。新たな看護専門学校について伺います。7月25日に結ばれた小樽看護専門学校の運営に関する協定と、新たな看護専門学校の設置・運営に関する覚書について御説明ください。新たな看護専門学校の開設に向け、着実に歩を進めていただきたいと思いますが、今後の予定をお知らせください。市民サービスの向上について伺います。市の人口が、年間平均2,000人減少し続けている状況ですが、申請手続のオンライン化や窓口の簡素化など、市民サービスの向上に終わりはありません。北見市では、様々な申請手続の流れなど分かりやすい表示、説明がなされ、特に、電気、ガス、不動産登記など、市役所以外の手続についても市民目線に立った説明になっています。特に北見市版おくやみワンストップは、死亡に関する手続の案内、手続のまとめ受付、ワンストップ、書かない窓口、必要事項を職員が聞き取りしながら申請書の作成を支援し、印字されたものを確認署名するだけで提出できるなど、至れり尽くせりの対応となっております。以前、議会でも北見市の先進的な窓口業務について質問があり、徐々に改善されていますが、高齢者が増え手続が難しい状況を考えますと、小樽市でも北見市の例を参考にしたり、全国の先進事例を積極的に取り入れたりして実施していくべきと考えますが、市長の御見解をお聞かせください。並行在来線の代替バスについて伺います。並行在来線についてはバス転換となることが決まりましたが、代替バスが実際どのような形で運行されるのか地域住民は大変関心を持っているところです。8月24日の北海道新聞には、迫市長は塩谷駅の周辺地域でデマンドバスやコミュニティバスの需要が高まるとして、塩谷地区でバス運行の実証実験を来年度に始め、地域住民の利便性の確保に力を入れる考えを示したとありました。この問題は、地域住民も理解を深めながら市とともに考えていくことが重要だと思います。そこでまず、コミュニティバスやデマンド-92-バスとはどのようなものなのか先行事例も交えてお示しください。また、バス運行の実証実験について、その目的や内容などどのような想定をしているのかお示しください。本年11月1日から、済生会小樽病院の御配慮の下、送迎バス西コース(塩谷方面)が運行開始されます。バスのコース設定、乗降場所、転回場の確保、冬期間の除排雪などについて、先行する北海道中央バス株式会社、国道・道道・市道の各道路管理者、地元住民などの協力が欠かせませんでした。市が事業主体となる場合も、先行のバス事業者、他の道路管理者、地元住民との事前の話合いと連携協力が不可欠と思います。市のお考えをお聞かせください。再質問を留保して、終わります。
答弁 市長 迫俊哉
中村岩雄議員の御質問にお答えいたします。初めに、地域医療支援病院と夜間急病センターについて御質問がありました。いわゆる医師の働き方改革の施行に伴う夜間急病センターの対応につきましては、この改革により医師の時間外労働の上限が規制されることとなり、夜間帯の初期救急医療を担う同センターでの医師の勤務条件に影響があるものと考えております。一方で、同センターの機能は、今後もできる限り維持していかなければならないと考えており、指定管理者である小樽市医師会と連携しながら、派遣元である大学等に対し引き続き医師の派遣を要請していくとともに、派遣を受けるために必要な対策を検討してまいります。次に、新たな看護専門学校について御質問がありました。まず、小樽看護専門学校の運営に関する協定につきましては、小樽市医師会及び同校の運営法人である医療法人社団心優会の三者が連携して、市における保健医療に貢献する看護実践者の育成を図り、市民の生命と健康の確保に資することを目的とし、同校の運営に関し学生募集や看護教育の実施、事業費支援等について連携協力することなどを取り決め、新たな看護師養成施設の設置まで継続することを内容としています。また、新たな看護専門学校の設置運営に関する覚書につきましては、心優会が令和8年度に市内に開設する3年課程、4年定時制の新たな看護師養成施設の設置運営に関し、三者が連携協力して取り組むことについて定めたものであります。次に、新たな看護専門学校の開設に向けた今後の予定につきましては、令和8年度の開設に向け、小樽市医師会及び心優会で構成する小樽市看護学校検討協議会で重要な事項の協議や進捗状況の確認などを行うとともに、実務面では、同協議会の下に設置した開設準備室において移転先の選定、カリキュラムの作成、学生募集計画と広報、教員確保及び外部講師確保、実習施設確保等について取り組むこととしており、引き続き関係機関とも調整を図りながら作業を進めてまいります。次に、市民サービスの向上について御質問がありました。他都市の例を参考に、窓口における先進事例を積極的に取り入れることにつきましては、高齢化が進む本市にとって窓口における手続の簡略化は必要な取組と考えており、北見市の書かない窓口は参考になるものと認識をしております。今後は、窓口サービスのさらなる向上に向け、先進事例を参考にそれぞれの窓口が検討を進めることはもちろんのこと、部局を超え窓口職場が連携して全庁的に改善を図っていくことも必要と考えております。-93-次に、並行在来線の代替バスについて御質問がありました。まず、コミュニティバスなどにつきましては、一般的にコミュニティバスは、交通空白地域、不便地域の解消等を図るために市町村等が運行する乗合バスを言い、そのうち利用者からの予約に応じて運行するものがデマンドバスと言われております。近隣の先行事例といたしましては、仁木町が北海道中央バス銀山線の廃止に伴い、平成30年から、ニキバスというデマンド型のコミュニティバスの運行を始め、今年度からは予約なしでも乗車可能となっております。また、赤井川村が北海道中央バス赤井川線の廃止に伴い、本年4月から、むらバスという予約不要のコミュニティバスを運行しております。次に、バス運行の実証実験につきましては、具体的な内容は未定ですが、塩谷地区の方からコミュニティバス関係の御意見をいただいたこともあり、民間の路線バスを補完する交通手段も今後の選択肢の一つとして地域とともに考えていけるよう、新たなルートなどを地域の方に体験していただき、コミュニティバスなどのニーズや課題を把握することを目的に実証実験を行う考えであります。次に、市が事業主体となる場合の連携等につきましては、仮に市がコミュニティバスなどの運行を行う場合は、既存の路線バスなどを適切に補完をし、全体として持続可能な交通体系となるようバス事業者や地域の皆さんなどと連携、協力していく必要があるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
中村岩雄議員の御質問にお答えいたします。地域医療支援病院に関連しての御質問がありました。まず、当院の指定に向けたこれまでの取組につきましては、地域の医療機関との連携強化や患者の支援強化のため、令和2年度より地域医療連携室を患者支援センターと名称を改め、職員を増員し体制を強化したところであります。また、指定基準の一つであります紹介率及び逆紹介率の向上のため、市内及び市外の連携医療機関への当院の設備や各診療科の強みを広報紙で周知しているほか、直接訪問を行い問題点をお聞きするなど良好な関係の構築に努めてまいりました。今後の取組につきましては、本年10月より消化器内科において試験的に紹介制を導入いたしますが、この取組により地域医療支援病院の目的である病院間の機能分化と連携強化が進むとともに、医療資源の有効活用や外来患者の待ち時間の短縮などが図られていくものと期待しております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
再質問 4番 中村岩雄
それでは、何点か再質問をさせていただきます。今まで相当な努力をされてここまで来られたのだなという感じがしておりますけれども、今のお答えの中で、地域医療支援病院の、いわゆるDPC制度、診断群分類別包括評価、これの指数を上げるためにかなりの努力されてきたのではないかと思うのです。この指数は現在どのような評価をいただいているのかということも答えていただければと思っていたのですが、その点についてはどうかということ。それから、同じようにこれまでの御努力の中で、並木病院局長が推進されてきたと思うのですけれども、先ほどの御答弁とも関連すると思うのですがデータの見える化に基づく意識改革というのがあったと思うのですけれども、これについて一言触れていただければと思います。承認要件の最大のハードルというのはやはり紹介率、逆紹介率の達成に向け、これからいかに努力をするのかということですけれども、患者支援センターの開設、それから患者支援センターを中心とした市内-94-外の病院や診療所との連携強化です。車まで購入されて一丸となってやっているとお聞きをしておりますけれども、この辺ももう少し詳しくお聞かせいただければ大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 病院局長 並木昭義(病院局長は2025年3月まで)
もう少し具体的な状況についてお話しさせていただきたいと思います。この指定条件の中で、一番今困難な状況になっておりますのが、紹介率、逆紹介率のうちの逆紹介率でございまして、大体、紹介率が50%以上、逆紹介率が70%以上というような条件がついておりますが、今この逆紹介率が少し足りないということで、これにつきまして今、病院を挙げて取り組んでいるところでございます。あとの条件としましては、その地域のかかりつけ医的な地域を主導する、あるいは病院の中のいろいろな医療機器などを使っていただく。それから、そういう教育等の講習会あるいは研修会等を開きなさいと、こういうような条件は今、ほとんど満たしておりますけれども、紹介率、逆紹介率のところで今、一生懸命、来年の3月までに1年間で達成するように頑張っていきたいというふうに思っています。実は令和3年度はいろいろなことがありまして、この条件を全て満たしていたのでありますけれども、これも急に、いわゆる選定療養費をつけて、紹介状がなければ患者1人7,700円という高額なお金を頂くことになりまして、まだ十分にその辺のところが市民に納得されていないというように思いますので、この辺のところの指導、広報活動をこれからやっていきたいとそういうふうに思っています。地域医療支援病院になりますとやはりこの二次医療圏の地域で小樽市立病院が一つだということです。この資格を持っているということは、病院としてのいわゆるレベルというか、そういうのが非常に高いものに評価されますので、それはぜひ取りたいということと、DPCでも点数が少し高いのが取れますので、それを一時的に患者が減りましても、そういうもので補っていけるのではないかという。要するに、我々としては、うちの病院にかかっている患者にいい医療を受けていただくためには、やはり我々働いている医師たちも余裕を持った形で仕事をさせたいということありますし、先ほど言いましたように、かなりの患者が待って云々ということで、患者からの苦情なども多いというようなことで、これの解決のためにするというのが国の方針でございますので、この条件に満たされるようにこれからやっていきたいと思いますし、この内容につきましては広報活動をして皆さん方に分かるような説明をしていきたいなと、そういうふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局事務部長 佐々木真一
中村岩雄議員の再質問にお答えいたします。私から、まずDPCの件でございますけれども、DPCを上げる努力の部分につきましては、恐らく今、地域医療の関係でのということだったとは思うのですが、それだけではなくて、例えば、病院の入院の日数ですとか、地域においてうちの病院がどのぐらい疾病に対してカバーできているかとか様々な要因がございまして、それらを合わせて係数が上がったり下がったりというのがございますので、様々な要素があるということで御理解いただきたいというふうに思います。あと、見える化の部分でございますが、昨年度、病院で具体的に見える化を進めるようなシステムを購入いたしまして、今、特定の疾病の部分ですとか、紹介がどういうふうになっているか、あと、そういうような数字が全国的に何番目なのかというベンチマークを用いたことができるようなシステムを使って-95-院内で検討している状況でございます。