みんなの議会

小樽市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月14日

(1)並行在来線について/(2)新型コロナウイルスに関連して

2022年6月14日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「並行在来線について」「新型コロナウイルスに関連して」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
秋元智憲 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 秋元智憲

次に、並行在来線について質問いたします。2030年に予定されている北海道新幹線札幌延伸に伴ってJR北海道から経営分離される並行在来線がバス転換することに決定されましたが、今後どのように議論を進めていくのか、スケジュールも含め説明してください。市長は5月27日の定例記者会見において、バス転換になった場合のポイントとして3点挙げられており、一つは利便性の確保、二つ目が地域負担、三つ目として経営分離の前倒しとJR北海道の支援です。市長が示されたポイントについて伺いたいと思います。一つ目の利便性の確保です。利便性の確保にも運行本数の問題とルートの問題があると考えます。これまで市が開催してきた市民との意見交換で寄せられた要望、意見も様々あったかと思いますが、その全てに応えることも難しいのも現-72-実です。今後、道も入れた上で余市町との具体的な協議が始まりますが、市は利便性確保についてどのような意見を持って臨む考えなのか伺います。以前、市が示した資料のJR北海道による時間帯別最大輸送量の2018年特定日調査を見ますと、余市から小樽方向の朝7時台、8時台、9時台が473人で、通勤・通学の利用者が多く、この時間帯の便数を厚くする必要があるとのことでありました。現在考えている輸送力確保案を説明していただき、そのメリット、デメリットについて説明してください。これまでに示されたルート案の道道小樽環状線を通る案に関連していえば、現在道道の道路改築事業が進められていますが、最上トンネルの工事は遅れているようです。以前確認した時点ではトンネル掘削時における地下水の影響が懸念されるため、今後工法などの検討を行っていくということでしたが、工事の進捗状況次第ではルート決定に大きな影響があることから、現在までの状況と今後の工事スケジュールについてお知らせください。仮に、道道小樽環状線を通るルートで話を進める場合、決定の前提となる条件はあるのか、あるとすれば説明願います。これまで小樽市民、余市町民からは利便性の観点でどのような意見があったのか伺います。また、意見に大きな違いなどはないのかについてもお答えください。二つ目に、地域負担です。昨年の第2回定例会でも負担割合について質問しました。答弁では根拠となる算定基準はなく、これまでの事例では関係自治体の協議により決まっているものと認識しているとのことでした。長万部-小樽間がバス転換した場合、30年の累計で約70億2,000万円の赤字と試算されています。今後具体的な方向が見えてきた段階で、市民にも一定程度理解してもらえるような負担の在り方を示せるかが重要だと思いますが、各自治体からは様々な意見が出始めているとの報道もありました。具体的にどのような意見が出ているのかお答えください。三つ目として、経営分離の前倒しとJR北海道の支援についてです。長万部-小樽間のバス転換が決まり、並行在来線の経営分離の時期についても重要なポイントです。ただ、経営分離の時期が早ければ早いほどJR北海道にとっては赤字負担が少なくなるのは事実で、市長も3月の記者会見において2020年度の山線の営業損益は28億円余りの赤字で、2年前倒しで50億円以上の負担減になると話されていました。報道では道は前倒した場合の負担減の扱いをJR北海道と協議する構えだとありましたが、その後JR北海道との協議の場はあったのか、あればその内容についてお知らせください。また、いまだ協議の場をつくれていない場合、いつ頃をめどに協議を進める考えなのかについて、道から連絡などがなかったのかについても、お知らせください。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、並行在来線について御質問がありました。初めに、今後の議論の進め方につきましては、現時点で予定されているものとして北海道新幹線並行在来線対策協議会後志ブロック会議において、バスのルートやダイヤ等の具体的な協議を進めていくとともに、バス転換時期の前倒しや北海道旅客鉄道株式会社、以下、JR北海道と言わせていただきますけれども、同社からの支援について検討することとしております。スケジュールにつきましては、まずは本年秋頃までにバスのルートやダイヤ等の案がまとめられると聞-73-いており、その後、住民説明会でお示しする予定としております。次に、利便性確保についての本市の意見につきましては、現在鉄道を利用している方の利便性が維持されるよう、塩谷駅周辺を通るバスルートの新設と便数の確保、高速バスの停車、バス待合所の整備など、JR北海道からの支援の可能性も踏まえながら、利便性確保に向けた意見を述べてまいりたいと考えております。次に、輸送力確保の案につきましては、協議会では現時点で具体的な協議に至っておりませんが、余市-小樽間の通勤・通学時間帯は一定程度の増便が必要と見込まれていることから、今後、バス事業者も交えて実際に必要となる便数を検討し、その確保策を協議していくものと想定をしております。次に、道道の道路改築事業の現在までの状況につきましては、平成24年度の事業着手後、令和3年度までに用地買収や物件補償、最上トンネルの工事に必要な仮設道路、施工ヤードなどの工事が行われてきたところであります。また、今後の工事スケジュールにつきましては、今年度、最上トンネルの本体工事に着手した後、令和7年度中にトンネル本体工事を完成させ、引き続き路盤、舗装などの道路改築工事に着手し、8年度末までの工事完成を目指していると北海道からは伺っております。次に、道道小樽環状線ルート決定の前提条件につきましては、道路改築事業が完了し、現道の急勾配・急カーブを回避できることが一つの条件になるものと考えております。次に、住民からの利便性に関する意見につきましては、小樽市民からはバスのルートやダイヤに関して、塩谷線の一部を塩谷駅前発着としてはどうか、道道小樽環状線と国道5号の循環ルートにしてはどうか、塩谷に高速バスを止めてほしい、JR並みの便数を確保してほしいなどの意見があったほか、バス待合所や駐車場の整備、線路跡地のバス専用道化などの意見がありました。なお、余市町民の意見は把握いたしておりません。次に、地域負担についての各自治体の意見につきましては、協議会ではまずはバスルートやバス転換前倒しに関する協議を進めることとしているため、地域負担についての協議には至っておりません。次に、JR北海道との協議につきましては、北海道から現時点で進捗状況は示されておりませんが、まずはJR北海道の考えを確認し、その内容を踏まえて協議会で議論していきたいと聞いておりますので、年内には協議が行われるものと考えております。

質問 9番 秋元智憲

次に、新型コロナウイルス感染症に関連して質問します。初めに、ワクチン接種についてです。厚生労働省は今後の再拡大も念頭に置きつつ、3回目接種後のワクチンの有効性の持続期間や現時点までに得られている4回目接種の有効性・安全性に関する知見、諸外国における対応状況等を踏まえ、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目接種を特例臨時接種として位置づけ、早い地域では5月25日から4回目接種が始まりました。対象者は60歳以上の方、18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方としております。5月31日から小樽市においても対象となる方で、3回目接種から5か月以上経過した方に接種券の発送が開始されました。4回目接種については60歳以上の方は、いつ頃を発送終了めどとしているのか、また、18歳から59歳以下の方はいつから発送を始める予定なのか、お知らせください。-74-また、3回目接種の対象となる方に対してもほぼ同じようなサイクルで発送作業が行われていると思いますが、3回目、4回目の対象者への発送作業はそれぞれどこで誰がどのように作業されているのか、お知らせください。4回目接種の18歳以上59歳以下の方については、基礎疾患がある方や感染した場合の重症化リスクが高いと医師が認める方ですが、これらの方々が速やかに接種できるように18歳から59歳以下までの方全員に接種券を発送するとのことで、接種予約に当たって対象者と非対象者の区別をどのように行う考えなのか伺います。接種する医療機関で混乱などがないように対応していただきたいと思いますが、医師会、医療機関との連携はどのように行うお考えなのか、お知らせください。市ホームページではワクチンの接種状況が掲載されていますが、今回国から示された4回目接種対象者は60歳以上と18歳から59歳と以前と異なることから、公表の仕方も変更するということでよかったでしょうか。また、示された区分に置き換えた場合の対象者数と可能であれば目標とする接種率について、お示しください。現在公表している接種率は65歳以上の方に比べ、64歳以下の方の接種率が低く、特に3回目の接種率が5月29日時点で45.4%と5割にすら達しておりません。そこで伺いますが、65歳以上、64歳以下の未接種者数と接種率をお答えください。また、64歳以下の未接種の主な理由について、どのような見解をお持ちなのか伺います。4回目のコロナワクチン接種事業では重症化の予防につながるとのことでありますが、副反応の懸念や仕事への影響などの理由から、接種することをちゅうちょされている方々もいるのではないかと思います。そのような方々に対して、これまでどのように対応されてきたのか、また、3回目接種を受けていない方々への新たな取組など考えはあるのか、お知らせください。次に、厚生労働省から5月19日に発出された事務連絡「高齢者施設等における新型コロナワクチンの4回目接種について」です。この事務連絡では各自治体に3点の要請がされており、1点目は高齢者施設等での接種体制の構築についてですが、「高齢者施設等に対して速やかに4回目接種について案内を行い、可能な限り早期に高齢者施設等の入所者等に対する接種体制を構築すること」としております。まず、本市で高齢者施設等に入所している方々の3回目接種方法と入所者の3回目接種率を把握されていればお知らせください。また、先ほど述べた市ホームページで公表されている3回目接種者の接種を済ませていない65歳以上の方は約5,800名いることになっていますが、この中で入所されている方の人数は何名なのかお知らせください。厚生労働省が求める速やかな接種には対応可能なのか、市内施設の状況や課題があればお答えください。2点目は、「高齢者施設等と密接に連携し、接種の進捗状況を把握し、3回目接種から5か月経過後の可能な限り早期に、より多くの希望する入所者等が接種を受けられるよう、施設の取組の進捗を管理されたい」とのことですが、基本的に各施設とはどのような頻度で連携し、取組の把握と進捗の管理はどの部署が行うのか、決まっているものがあればお示しください。3点目に、今後3回目同様に高齢者施設等での接種状況調査を行い、結果を公表する予定で本年7月末までの接種の実施状況と、8月末までの接種実施見込みを調査し、公表するとしていますが、これには北海道も関係することから道からは既に連絡等が来ているのか、来ていれば内容について説明してくださ-75-い。この項最後に、ワクチンの大量廃棄問題です。本日も新聞報道でもありましたが、先日の報道では3回目接種が若者を中心に低い接種率で余ったワクチンの使用期限が迫り、このままでは大量廃棄も懸念されており、既に大量廃棄に踏み切った自治体もあるようです。先日の議案説明の際の話では、本市ではまだ大量廃棄とまではならないのではないかという話もありましたが、実際の問題としてワクチンの種類と使用期限の短いものは何回分で、期限がいつまでなのか、お知らせください。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、新型コロナウイルスに関連して、御質問がありました。まず、60歳以上の4回目接種の接種券につきましては、現時点では特例臨時予防接種事業の終了時期が9月30日となっておりますが、1回目から3回目接種も継続しておりますので、この事業が終了するまで接種券の発送を続ける必要があるものと考えております。また、18歳から59歳の方の接種券につきましては、60歳以上の方と同様に5月31日から発送を開始しております。次に、3回目、4回目の対象者への接種券発送作業につきましては、まず3回目接種券の発送作業につきましては、5月9日までは発送数も多く事業者に委託しておりましたが、5月16日からは減少したため対策本部職員が執務室で行っております。また、4回目接種券の発送作業につきましては、9月末までは業者に委託して発送いたします。発送までの作業としましては市から事業者に発送対象者のデータを渡し、事業者は接種券や予診票、その他の同封する文書を作成、印刷した後、封入・封緘し、郵便局への持込みまでを行っております。次に、4回目接種の18歳から59歳の方の予約時における対象者と非対象者の区別につきましては、自身が対象となるかどうかを容易に確認できるよう、接種券に同封する基礎疾患一覧をカラーで目立つように作成いたしました。また、対象者であることの確認をコールセンターでの予約時や医療機関での予約時に行っていただくこととしております。次に、4回目接種の18歳から59歳の方の接種に関する医師会や医療機関との連携につきましては、医療機関での間違い接種を防止するため、これまで使用していないオレンジ色の接種券にすることや予診を行う医師に対象者に該当するかどうかの確認を徹底していただくこととしております。こうした取組について5月19日に開催した市と医師会、薬剤師会で構成する小樽市新型コロナウイルスワクチン接種対策協議会において説明をし、了解を得たところであり、市内委託医療機関にもこの内容をお知らせして協力をいただいております。次に、4回目接種対象者の公表区分につきましては、今後、国や北海道の公表方法に合わせて行いたいと考えております。また、現時点で60歳以上の4回目接種の対象者数は、令和4年9月30日までに60歳に達する3回目接種から5か月を経過した5万750人、18歳から59歳の基礎疾患等のある4回目接種の対象者数は、国の推計方法に基づき約3,800人と見込んでおります。60歳以上の目標とする接種率につきましては、3回目接種を受けた全員が4回目の接種を行うことを目指してまいりたいと考えております。次に、3回目接種の65歳以上と64歳以下の未接種者数と接種率につきましては、6月8日現在、65歳以-76-上の未接種者数は5,609人、接種率は87.8%、ゼロ歳から64歳以下の未接種者数は3万4,719人、接種率は47.7%となっております。また、64歳以下の未接種の理由につきましては、医療機関からの聞き取りでは前回副反応が重かったので心配であることや仕事の都合がつかないといった理由があると伺っております。次に、ワクチン接種をちゅうちょされている方々への対応につきましては、ワクチン接種に関する正しい情報をお伝えすることが何よりも重要なことと考えており、接種券の送付時にワクチンの有効性や安全性をお知らせする説明文を同封するとともに、市のホームページや広報おたるにも同様の情報を掲載してまいりました。また、本年2月には老人クラブ連合会を通じたチラシの配布や町内会での回覧、市内医療機関や薬局などでのポスター掲示を行うとともに、6月からはワクチンに関する特設ホームページの開設やツイッターの活用、動画配信やバスでのポスター掲示のほか、ワクチン情報を掲載した冊子を全戸配布いたしております。さらに若い世代や働いている方が接種を受けやすいよう、6月下旬から8月下旬にかけ、金曜日の夕方と土曜日の日中にウイングベイ小樽を会場に集団接種を行うことといたしました。次に、高齢者施設等に入所している方の3回目接種方法につきましては、各施設において巡回接種やかかりつけ医での個別接種が行われております。また、高齢者施設等の入所者は、昨年の4月1日時点で3,008名で、このうち接種を希望する方が2,631名でした。本年5月22日時点で3回目接種の実績が2,604名であり、接種率は86.6%となりますが、当初接種を希望された方のほとんどが接種を受けたものと見込まれます。次に、3回目接種を済ませていない65歳以上の方の中で、高齢者施設に入所している方の人数につきましては、昨年4月1日時点での施設入所者は3,008名であり、本年5月22日現在、3回目接種を終えた入所者が2,604名であることから、この間の入退所があるとは思われますが約400名が3回目接種を受けていないと考えられます。次に、高齢者施設等での対応と課題につきましては、6月9日に高齢者施設や介護保険事業所に対して4回目接種券の送付予定表とワクチン接種委託医療機関の一覧表を送付し、接種計画を立てて速やかに接種を行うよう依頼をしております。また、医師会及びワクチン接種委託医療機関には、高齢者施設等から接種の相談があった場合には必要なワクチンを配分するので、可能な限り速やかに対応していただくよう依頼をしております。課題といたしましては、施設や医療機関で感染者が発生した場合に接種が遅れる可能性があることではないかと考えております。次に、高齢者施設等の進捗状況の管理につきましては、ワクチン接種対策本部が行うことになりますが、3回目接種と同様に4回目接種においても各施設に対して月1回程度メールや電話により、接種の進捗状況について把握をし、管理してまいりたいと考えております。次に、高齢者施設等の接種状況調査に関する北海道からの連絡等につきましては、現時点ではまだ来ておりません。次に、ワクチンの種類と有効期限につきましては、市が保管しているワクチンの中で期限が短いものはモデルナ社製ワクチンで、有効期限が8月8日のワクチンが122バイアル、1,830回分ありますが、これは6月末までに全て配分し、期限までには使用できる予定であります。そのほかの保管しているワクチンにつきましても、有効期限までには使用できる見通しとなっております。-77-

出典:小樽市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月14日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる