小樽市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月14日
(1)令和3年度一般会計決算見込みについて/(2)補正予算案について
2022年6月14日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「令和3年度一般会計決算見込みについて」「補正予算案について」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 秋元智憲 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 秋元智憲
令和4年第2回定例会に当たり、公明党を代表し、質問いたします。初めに、新型コロナウイルス感染症がいまだに収束の見通しができない中、お亡くなりになりました方々に心より哀悼の意を表しますとともに、現在も治療されている方々に対しましてもお見舞いを申し上げます。また、市内におきましては、感染者数も減ってはきておりますけれども、医療従事者をはじめ、新型コロナウイルス感染症と戦っている多くの皆さんに、この場をお借りしまして、感謝を申し上げます。それでは質問に入らせていただきます。令和3年度一般会計決算見込みについて質問いたします。令和2年より新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、ウクライナ問題や燃油高騰に伴う物価高、人口減少や少子高齢化問題など、過去に例のない難しい財政運営を余儀なくされております。そのような状況下、昨年11月には、現在の財政状況をより現状に即した形で把握するために、小樽市収支改善プランの収支見通しを令和2年度決算及び令和3年度予算を踏まえて時点修正しました。推計した昨年の社会状況と現時点の社会状況が大きく変化する中で、今後新たな収支見通しを見直す可能性があるのか、国から示されているものなどあればお知らせください。昨年時点修正された収支見通しと今定例会で示された決算見込みでは、見込額に乖離が見られます。あくまで出納閉鎖前の決算見込みなのは十分承知した上でお聞きしますが、主な乖離理由や見込額について、分かる範囲で構いませんので説明してください。令和3年度一般会計決算見込の歳出では、予算現額と決算見込みの差額が翌年度繰越額を除き23億9,500万円となっていますが、乖離幅が大きいものの主な理由とハード、ソフト両事業への影響はなかったのかお知らせください。補正予算についてです。今定例会に一般会計補正予算として4億5,894万2,000円が上程されましたが、その約64%がいまだ先の見えないコロナ対策予算となっています。感染症対策には万全を期していただきたいと思いますが、コロナ対策に関連する予算について、まず新型コロナウイルス感染症対策事業費1億2,975万4,000円のうち約-66-5,900万円が無症状濃厚接触者に係る行政検査を市内医療機関に委託するというものです。この検査体制について、これまでと何がどのように違うのか、今後どのように検査が行われることになるのか、説明してください。今回のコロナ対策関連予算で一つ感じたのは、予算の内容からも市として今後、感染者数の増加に伴う検査数や患者数が増えるとの考えを持っているということが見てとれます。5月11日に開かれた厚生労働省の専門部会で5月の中旬には、東京都、大阪府で感染者が急増するとの見方も発表されていましたが、幸いにも予想に反して感染数は減少傾向が続いています。市内の感染者数もかなり減少していますが、市として感染者の急増に備えるという意味での対策費なのか伺います。次に、旧堺小学校擁壁改修事業費の1,000万円です。この事業は今年3月28日に、この擁壁と隣接する住宅にお住まいの方から擁壁の一部が崩落しているとの相談があったことで、現在は調査後土のう設置とブルーシートをかけて応急措置がされているとの説明を受けました。人や民家への被害はなかったということで安堵しましたが、今回の件でこれまでの経緯について担当部署から説明を受けましたが、住民からは過去にも擁壁の件で相談があったとのことですので、改めて過去からの経緯と今後のスケジュールについて説明してください。擁壁が崩落した地域は以前近くに住んでいたこともあり、よく知っていますが、擁壁は人の身長よりも高く民家までもあまり距離がない箇所もあります。隣接するお宅に住んでいる方は対策工事が終わるまで不安でいることを考えると、一日も早い対応をお願いしたいと思いますが、市としてどのような見解をお持ちですか。今回の崩落箇所はかなり老朽化が進んでいたそうですが、現在本市には統廃合などにより廃校になった学校施設やそれ以外の市所有施設などでも老朽化が進んでいる施設もあるのではないでしょうか。市民に被害が及ぶ前に市有施設等の安全確認を行う必要があるのではないかと考えますが、お考えをお聞きします。次に、銭函小学校放課後児童クラブ新築関係経費についてです。説明資料の内容では現在の銭函小学校放課後児童クラブの建物は老朽化が進んでおり、児童の居場所の環境改善や安全確保の観点から早急に建て替えを行う必要があるため、補正予算を計上したとのことであります。これまでの経緯では、平成19年度から学校敷地内で開設したものの、経年による老朽化が進んでおり、児童の安全確保から急を要するものはその都度小修繕を繰り返しながら使用してきたこととのことですが、説明資料に、早急、早期、急を要するなどの文言が多いことに驚きました。令和3年度から検討を進めてきたとのことですが、建て替えに急を要するほどの危険な状態なのか、改めて施設の状況について説明してください。また、今までどのように施設を管理されてきたのか、お知らせください。さらには、保護者から施設について、要望や相談はなかったのか、お答えください。新たな施設の規模等では現在の施設と建て替え後の施設規模についての説明が掲載されています。現在の施設は二階建てとのことですが、現在2階部分は未使用とのことです。市の定員基準1人当たり1.88平方メートルからすると、2階も使用することにより定員数も現在の51人から増やせたのではないかと思いますが、いつから2階部分を使用しなくなったのか、その理由と定員数を51人とした理由についてお知らせください。
答弁 市長 迫俊哉
秋元議員の御質問にお答えいたします。ただいま、令和3年度一般会計決算見込みについて御質問がありました。初めに、新たな収支見通しの見直しにつきましては、現在の収支見通しは、収支改善プランの計画期間において総務省の地方財政に関する概算要求資料などを参考に推計しているところであります。今後、新総合体育館や新庁舎の整備などの大型建設事業を予定しており、公債費などの財政負担の増が見込まれることから長期の収支見通しについてどのような推計方法が可能なのか、検討してまいりたいと考えております。次に、昨年11月に時点修正を行った収支見通しと今回お示しした決算見込みの乖離の主な理由と額につきましては、昨年11月にお示しした収支見通しは令和3年第3回定例会における補正後の予算額であり、その後の増減補正が反映されていないことから決算見込額と大きな乖離が生じているところであります。主なものでは、歳入では市税が個人市民税の増などにより約4億円、贈与税・交付金が地方消費税交付金の増などにより約3億円、地方交付税が普通交付税の再算定などにより約10億円、それぞれ増加した一方、歳出では公債費が元利償還金の減により約1億円、特別会計及び企業会計への繰出金が約2億円、それぞれ減少したものであります。次に、令和3年度一般会計決算見込みの予算現額と決算見込みの差額の主な理由につきましては、現在決算数値の詳細な内容を分析中でありますが、人件費が職員給与費の減などにより1億8,500万円、扶助費が生活保護費の減などにより6億5,500万円、行政経費が新型コロナウイルスワクチン接種事業費及び接種体制確保事業費の減などにより5億1,400万円、建設事業費が橋りょう長寿命化事業費や塩谷小学校の校舎等耐震補強等事業費の減などにより2億7,600万円、貸付金が商工制度融資の貸付金の減などにより2億8,100万円、それぞれ減少したことによるものです。またハード、ソフト事業での影響につきましては、ハード事業では国庫補助金の配分額に伴う建設事業を一部先送りしたものがあり、ソフト事業ではコロナ禍によるクルーズ船の寄港中止に伴う関連事業の減やイベントの縮小や中止などが挙げられます。次に、補正予算について御質問がありました。まず、新型コロナウイルス感染症対策事業費についてですが、まず行政検査の委託につきましてはこれまで保健所が直営で行っていた陽性者と同居すると無症状濃厚接触者を対象とした行政検査を市内の医療機関において行うこととするものです。対象者が検査を希望する場合は、発熱者相談センターに検査実施医療機関を問い合わせていただき、案内された医療機関に直接検査を申し込むこととなります。次に、事業費の算定につきましては、今後の感染者数の増減を精緻に予測することは困難であることから、補正予算の算定に当たってはオミクロン株による本年当初からの感染拡大以降、現在まで一定以上の感染者数の発生が継続していることに鑑み、本年9月までの見込みとして3月及び4月の感染状況が継続すると想定をしたものであります。次に、旧堺小学校擁壁改修事業費についてですが、まず擁壁についての過去からの経緯につきましては、平成19年5月に住民の方から当該擁壁の目地から水がにじみ出ていて擁壁が膨らんで見えるとの連絡があり、点検を実施いたしましたが特に危険性がないことを確認しております。また、平成30年8月には、隣接するブロック塀点検の際、同様の相談がありましたので、翌年のブロッ-68-ク塀の解体工事に合わせて目地からの水漏れを抑えるための補修工事をしております。今後のスケジュールにつきましては、擁壁の改修を行うためには事前に測量や設計が必要となり、それが相応の期間を要することに加え、現場は民家が近接する急勾配な地形であることから安全確保を図るため、雪解け後の着工を予定しております。次に、一日も早い対応への見解につきましては、現在は崩落の危険防止と悪化を抑える応急処置をしておりますが、住民の方には長期間にわたって御心配、御迷惑をおかけすることになりますので、工事を開始するまでの期間におきましても小まめに状態を把握し、誠意を持って適切に対処してまいりたいと考えております。次に、市所有施設等の安全確認につきましては、各施設を所管する部署において現在も定期的に巡回を行い、土地の状況や建物の外壁、内部、屋上、屋根等についての確認を行っておりますが、今後、巡回数を増やすことや危険性が高い施設については早急に対応するよう指示をしたところであります。次に、銭函小学校放課後児童クラブの新築関係経費についてですが、まず施設の状況につきましては建物全体の鉄骨のさびや腐食による損傷が進んでいるほか、床下排気口の損傷、居室スペースの床のたわみ、トイレの床下地の腐食などを確認しており、損傷等の程度に応じてその都度修繕を行いながら安全で衛生的な環境の維持に努めておりますが、そうした修繕の頻度が増してきていることから、このたびできるだけ早期に環境改善を図る必要があると判断をしたものであります。次に、施設の管理につきましては、日頃から放課後児童クラブ支援員が施設・設備に損傷等がないか確認をしており、損傷等があった場合にはその都度報告を受け、現地で状況の確認を行いながら修繕等の対応を行っております。また、保護者からの要望や相談につきましては、これまでありませんでした。次に、2階部分の使用と定員数の設定利用につきましては、まず2階部分については平成19年度に放課後児童クラブが当該施設に移転した際の登録児童数が32人であり、1階のみで面積基準を満たしていたことから当初より放課後児童クラブは2階部分を使用しておりません。また、定員数の設定理由につきましては、1階の居室面積が96.7平方メートルでありますので、児童1人当たりの面積基準1.88平方メートルで割り返した51人と設定をしているものであります。