小樽市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日
(1)てんかん重積状態治療薬「ブコラム」について/(2)電波法の改正と影響について/(3)地域活性化起業人について/(4)放課後等デイサービスについて
2022年12月14日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「てんかん重積状態治療薬「ブコラム」について」「電波法の改正と影響について」「地域活性化起業人について」「放課後等デイサービスについて」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、総務部長 佐藤靖久が答弁しました。
- 質問者
- 秋元智憲 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、総務部長 佐藤靖久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 秋元智憲
一般質問します。てんかん重積状態治療薬「ブコラム」使用についてです。国際抗てんかん連盟はてんかん重積状態を「発作がある程度の長さ以上に続くか、または、短い発作でも反復し、その間の意識の回復がないもの」と定義しており、具体的には発作が5分以上持続する場合、速やかに治療を開始する必要があるとしています。この初発てんかん重積状態の年間発症率は、小児人口10万人当たり42人と言われており、日本のゼロ歳から17歳人口から推計すると、年間約8,000人の初発てんかん重積患者が存在すると推定されます。私たち公明党としても、2017年5月、政府に対して、ブコラムの製造販売ができるよう早期承認を提言、2020年9月末に承認されることになりました。その後、日本てんかん協会の要望を受け、学校等教育現場において、それまでの座薬同様に取り扱えるよう、日本てんかん協会会員である公明党の横山信一参議院議員と共に関係省庁に要望し、今年7月19日付で内閣府、文部科学省及び厚生労働省関係各部署などの関係各省庁事務連絡において、「学校等におけるてんかん発作時の口腔用液(ブコラム®)の投与について」が発出されました。初めに、事務連絡の内容について説明してください。さきにも述べたとおり、日本てんかん協会は学校等教育現場で、てんかん発作を発症することによる危険性について危惧をされています。てんかんの児童・生徒が学校内で実際にてんかん発作を起こした場合は、30分以内に発作を抑えなければ、脳に重い障害を残す可能性があると言われています。てんかんの持病を持つ児童を学校内で、そのような最悪な状態にさせないために、発作が発生した場合は、迅速な対応で発作を抑える薬の投与が必要になります。文部科学省では、学校などで児童・生徒がてんかん発作を起こした場合、教職員等が急速に鎮静させるための治療薬、ブコラム口腔用液を投与できることを関係者に知らせる事務連絡を発出し周知を呼びかけていますが、一方で、事務連絡は教職員らのブコラムの投与について、緊急やむを得ない措置として、医師法に違反しない旨を通知し、その上で使用条件として保護者が学校などに対し、医師による留意事項を記した書面を渡して説明することなどが挙げられており、学校側の協力がなければ、現場で投与をすることは不可能です。まず、本市での周知状況についてお知らせください。また、学校側の協力という面で言えば、市内の小・中学校で統一した対応策が必要になりますが、統一した対応指針などありましたら説明願います。てんかんという病名自体は一般的に聞いたことがある病気ですが、発作の症状も様々で、発作を発症している方を目の当たりにした場合、どのように対応すればいいのか、よく知られていないのではないでしょうか。それが教育現場で起こった場合、症状によっては、混乱することも考えられ、一番心配されるのがけがや事故につながる可能性があることです。ある自治体では、学校教育現場において、てんかんを持つ児童・生徒への対応について調査を行い、教職員のてんかんに対する認知度を把握、発作に対する不安や疑問を把握し、その結果を基に対策を講じることを目的に調査を行っているところがありますが、本市では教職員に対して、てんかんについて調査などされたことはありますか。また、今後行う予定などあればお知らせください。次に、てんかんを有する児童・生徒の受入れ状況についてです。本市で、てんかんを有する児童・生徒を受け入れる場合ですが、基本的に対象となる児童・生徒がてんかんを有するのかどうかを知らなければ、万が一の発作のときに、対応すら難しくなります。受け入れる場合、どのような手続が必要となるのか、医師や保護者との連携についてはどのように行われているのか-105-説明してください。また、現在までの受入れ状況についてもお知らせください。次に、てんかん発作の現場に遭遇した場合、児童・生徒を事故やけがから守るために、正しい判断と処置が求められます。症状別による対策など教職員が知っていることが望ましいと思いますが、そのような場面に合ったことのない教職員も多いと思います。市や教育委員会として研修や講演会などを通して、てんかんの認知とブコラム口腔用液の扱い方、対応について知ってもらう機会が必要だと思いますが、お考えを伺います。また、過去の状況について、直近10年でてんかん発作を起こした事例、件数などあれば説明願います。次に、電波法の改正と影響について質問します。政府はSociety5.0の実現と5Gの導入に向け、電波のさらなる有効活用を図るため、電波法を改正し、無線設備から出る不要な電波を強度により区分したため、古い規格のものが使用できなくなり、今後、新スプリアス規格に適合する無線設備が使用可能となります。当初は古い規格の無線設備使用期限を今年11月30日までとしていましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、設備の更新に係る工事の遅れや機器の調達の遅れが出ており、2024年11月30日まで使用期限が延長されました。この法改正により影響を受ける機器も幅広く、音響機器やワイヤレスマイク、トランシーバー、インカム、ETCや楽器、コードレス電話など様々で、本市でもそれらを使用している施設や組織、市民、事業者にも影響があるものと思います。誤って期限を越えて使用した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金の対象となるようです。そこでお聞きしますが、電波法改正により市として市有施設や各部で使用されている対象機器についてしっかりと把握することが重要となりますが、使用状況の調査は行ったのか。行っていれば、方法や時期調査内容と結果についてお知らせください。法改正により、影響を受ける市民や事業者への周知も欠かせません。ホームページや広報などを活用し、広く周知するべきだと思いますが、お考えを伺います。次に、対象となる機器の交換、更新についてです。対象となる機器の交換、更新は使用頻度や使用されている場所などによっても優先順位が異なってくると考えられます。例えば学校などの、教育施設や直接業務に関連する場合など様々だと思います。使用状況によっては、一度に全て交換することは難しく、優先度などを決めて対応する必要があると考えますが、その際の基準などはあるのか説明願います。また、既に更新した設備などあれば、その内容など説明願います。更新時に施設や設備の内容により、利用者へ影響が出ることはないのか、特に市有施設などで利用されている機器の利用にあっては、法令遵守の観点から法改正の内容などについては、周知徹底されているのかお知らせください。次に、現在対象設備の交換、更新に要する予算と財源についてですが、試算はされていますか。されていれば、内容をお知らせください。また、2024年11月30日が使用期限ですので、それまでの交換、更新スケジュールについても説明願います。次に、地域活性化起業人についてです。総務省では、地域活性化起業人制度を地方公共団体が3大都市圏に所属する民間企業の社員を一定期間受け入れ、そのノウハウや知見を生かしながら、地域独自の魅力や価値の向上等につながる業務に従事し-106-てもらい、地域活性化を図る取組に対し特別交付税措置がされる事業であり、地方自治体にとって、例えばマーケティング技術を生かした観光客の誘客や地域特産品の販路開拓、企業のノウハウを生かした地域中小企業支援や中心市街地活性化の実施、専門的知識を生かしたデジタル化の推進など、企業で培われた人脈やノウハウを生かしながら、地域活性化の取組を効果的、効率的に展開することができるため有効な方策と考えられるとしております。既に本市でも、公募型プロポーザルを経て、現在ソフトバンク株式会社より1名の方が着任しております。全国の制度利用状況を見ると、開始された平成26年度の受入れ自治体数は17、活用人数は22人であり、令和3年度には、受入れ自治体数は当初に比べて258で15倍、活用人数は395人で約18倍に上り、各自治体がいかに民間企業のノウハウや知見を必要としているのかが分かります。そこで、本市の制度運用に関連して何点か伺います。まず、本市に派遣されている地域活性化起業人の活動内容についてお知らせください。また、期限のある制度ですので、市として最大限の効果を発揮できるような工夫、取組が必要だと思いますが、工夫している点などあればお知らせください。この事業を活用するに当たり、基本的には庁内の課題等を地域活性化起業人に相談して、解決に向けた提案があり、事業化されていくと認識していますが、相談について個人でも相談できるのか、それとも部や課で一定の意見をまとめて相談することになるのか、相談までの流れについてお聞きいたします。さらには、各部の管理職の方々はどのように関わってきたのか、関わっていくのか伺います。次に、制度導入から約5か月が経過しました。相談数の状況はどうなっているのか、各部の相談数と内容、それに対応した事業や取組の提案などあれば、内容についても説明してください。また、現時点までの課題とその課題解決に向け、どのように取り組んでいくのかお答えください。地域活性化起業人制度の導入に当たり、市の公募型プロポーザル応募要項では、派遣期間が令和4年7月1日から令和5年3月31日、ただし令和8年3月31日まで延長する可能性もあるとのことでした。派遣期間が今年度内だとすれば、あまり時間がありませんが、期待する効果について伺います。今後、約2年間の延長もあり得るとのことでしたが、延長する場合、しない場合とはどのような状況をもって判断するのか、制度として延長するための基準などあれば説明してください。地域活性化起業人制度が有効活用され、効果を出していくには、職員への制度周知が不可欠です。どんなにいい制度、仕組みであっても利用されなければ何の意味もありません。市として、どのようにこの制度を活用していくのか、どの分野に力を入れるのか等、具体的な考えがあるのか、また方針などお考えを伺います。制度内容についてですが、庁内へはいつ、どのような方法で周知したのか。また、制度の内容が理解されているかどうか、理解度の状況は把握していますでしょうか。されていればお知らせください。次に、放課後等デイサービスについて質問します。今年の決算特別委員会において、小樽市内における放課後等デイサービスの利用状況について質問しました。放課後等デイサービスとは、児童福祉法に規定され、幼稚園、大学を除く学校に在学している障害児に対して、放課後や長期休み等に施設に通わせて生活の能力向上のために必要な訓練、社会との交流促進、その他の便宜を供するものとのことでした。厚生労働白書によれば、2012年の事業開始から、2020年までの8年間で、全国の放課後等デイサービス事業者が5倍に増加し、利用者数も2014年から2019年までの5年間で2.6倍に増加しています。決算特別委員会で確認しましたが、本市では事業者数が令和元年度の13か所から3年度の19か所と6か所の増、利用者では元年度216名で、3年度が260名であり、3年度の事業費も元年度より約7,300万円増と-107-なる約2億8,600万円です。国と同様に、本市でも放課後等デイサービスのニーズは増えています。しかし、一方では、提供するサービスの質の向上について指摘する声もありますので、これらのことを踏まえ、関連する事項について何点か質問いたします。初めに、令和3年度の事業費約2億8,600万円の内訳について説明してください。相談体制の充実という点で、現在小樽市では七つの事業所に相談支援業務を委託しており、その他発達支援センター及びさくら学園の2か所を合わせた9か所で相談を受け、31名の相談員が在籍しているとのことです。相談件数を見ても、こども発達支援センターの相談件数が2年で56件の増であり、その他の事業所等ではほぼ横ばいか減少傾向にあります。ただ、決算特別委員会で答弁いただいたとおり、年々利用者は増えており、それに伴い相談員1人当たりの持ち件数が増えることにより、業務量が増え、計画をつくるにも負担が大きくなっているとのことで、相談員の人数が必ずしも充実した相談体制になっていないのではないでしょうか。私が相談を受けたケースでは、施設利用の申請から利用計画をつくるための予約が取れなくて、計画ができるまでに非常に時間がかかったということでありました。やはり市が認識しているように、相談員の負担が増えることで、実際に支援の利用に遅れが生じています。そこで伺いますが、市内全体での相談員の人数は31名でしたが、相談者数が一番多いこども発達支援センターには何名の相談員がいるのかお知らせください。また、相談員の負担軽減と速やかな利用計画作成、そして安心して支援が受けられるように相談員の人数を増やさなければならないと考えますが、市長の考えを伺います。次に、利用者と施設の契約についてです。利用者が施設を選ぶ上で、一番一般的なのが利用者から相談支援事業所へ希望を伝え、障害児の状況を勘案した上で、相談支援事業所から複数の施設を紹介されることが多いとのことです。しかし、市や相談支援事業所は利用者数が多くなってきていることは押さえているものの、具体的にどの施設に空きがある、定員がいっぱいになっているなどは押さえていないとのことでした。その状況だと紹介された複数の施設は既に定員が埋まっていて利用できないことも発生し、利用者自身が一件一件確認しなくてはならず、非効率だと思います。時間がかかり、契約が遅れる場合もあることから、障害を持った子供を抱えて大変な思いをしている相談者にもっと寄り添った対応、改善が必要だと思います。静岡県浜松市では、グーグルマップを利用して、市内の子供への支援に関連する施設をマップ上に掲示、青色のピンは空きあり、ワイン色のピンは空きなしで、このピンをクリックすると施設の名称や住所、連絡先や定員、利用状況などを表示できるようなサービスを行っています。市として、浜松市が行っている事業などを参考にして、市内施設の利用状況、空き状況などを適切に把握し、相談者の利便性向上や安心につながる取組を行ってほしいと思いますが、お考えを伺います。次に、セルフプランについてです。利用計画は相談支援事業所が相談者と契約をして作成される場合と、もう一つ、相談者自らが作成するセルフプランがあると思います。まず、セルフプランとはどのようなものなのか、利用者にとってのメリットとデメリットについて説明願います。他市では、ホームページで放課後等デイサービスを利用するに当たり、セルフプランを紹介し、作成方法やフォーマットなど掲載されている自治体がありました。本市では、どのような形でセルフプランの利用について周知されているのかお知らせください。また、これまでセルフプランの作成の事例や利用件数、相談などあれば、その状況について説明してください。-108-次に、利用者へ提供される支援の質の問題です。決算特別委員会で答弁いただきましたが、令和3年厚生労働省の報告書では、個々の障害に応じた発達支援を行わなかったり、学習支援のみを行い、必ずしも障害の特性に応じた支援が行われていなかったりするケースなどがあるとのことでした。ただ現状では、どのような支援を行うかは、各事業所に任せきりになっていることが課題でもあるとも言われており、今後市として、どのようにこの課題、提供される支援の質向上に向け、取り組んでいかれる考えなのか伺います。次に、放課後等デイサービスの年齢制限についてです。この制度の利用は児童福祉法に基づき、原則18歳の誕生日までとされていますが、一般的には高校卒業までとしているところも多いようです。本市の取扱いについてお知らせください。特例として、18歳になっても、二十歳まで利用することもできるようですが、どのような条件を満たせば二十歳まで利用することができるのか。さらには、本市でそのようなケースはあるのか。あれば、利用状況を説明願います。また、18歳もしくは二十歳になり、制度の対象から外れた場合、その後どのような制度へ移行するのかについて説明願います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
秋元議員の御質問にお答えをいたします。初めに、電波法の改正と影響について御質問がありました。まず、電波法改正の対象となる機器に関する調査につきましては、この改正で令和6年11月30日をもって使用できなくなるのは、アナログ方式の一定の周波数の簡易無線局のみであり、それ以外のワイヤレスマイクやトランシーバーなどは、当分の間使用期限が延長されております。本市におきましては、建設部からの情報提供により、総務部が昨年8月に所有機器の新規格製品への切替えについて、全部局に対し周知を行っていたところですが、このたび改めて調査を行ったところ、令和6年11月30日が使用期限となる対象機器は現時点ではないと判断されたところであります。使用期限が延長となった機器についても、順次各部局において切替えを進めているところであり、最終的に漏れのないよう、改めて庁内周知を図ってまいりたいと考えております。次に、市民や事業者への周知につきましては、このたびの電波法の改正のように罰則を伴う法改正については、その決定をした国が事前にしっかりと国民に対し周知を行うべきと考えております。特にこのたびの電波法のように自治体が所管していない事務については、市としてその制度内容がなかなか把握しにくい面もありますので、その周知について、国から協力要請があれば、その要請内容に沿って、市としても適切に対応してまいりたいと考えております。次に、交換に当たっての優先度につきましては、ワイヤレスマイクなどは当分の間、使用期限が延長されておりますが、各部局においては、既に施設改修の際に切替えを行ったところもあるほか、切替えに向けて検討を進めているところであります。いずれにいたしましても、期限はいずれ示されるものと考えておりますので、現時点で特に優先順位は定めておりませんが、財政負担の平準化を図りながら、漏れのないよう引き続き、順次切替えを進めてまいります。次に、既に更新した設備などにつきましては、市民会館などにおいては、電波法の改正に伴い、老朽設-109-備の改修に合わせ、放送設備を更新しております。次に、市有施設などに対する法改正の周知につきましては、先ほど申し上げましたとおり、昨年8月に全庁的に周知を行ったところであり、このたび改めて調査も行っておりますので、市有施設も含め、周知は図られているものと考えております。次に、対象設備の今後の更新費用と財源につきましては、事業費の試算はしておりません。また、財源につきましては、大規模な設備改修に合わせて機器を更新する場合は、市債を充当し、通常の機器のみの更新については、一般財源になるものと考えております。次に、使用期限までの交換スケジュールにつきましては、先ほど申し上げましたとおり現時点で優先順位は特に定めておりませんので、最終的に漏れがないよう財政負担の平準化を図りながら、順次切り替えてまいりたいと考えております。次に、地域活性化起業人について御質問がありました。まず、本市に派遣されている地域活性化起業人につきましては、本市では早急な課題であり、人材的にも不足しているICT分野におけるデジタル人材の補充を目的として制度の活用を図ったところであります。その活動内容は、業務のデジタル化に向けた事業推進のサポートや職員からのDXに関わる各種相談などを含む自治体DX推進への対応、庁内のICT人材の育成支援となっております。次に、活動に関して工夫している点などにつきましては、一方的にデジタル化を押しつけることなく、まずは原課の課題意識を正確に捉えた上で、原課に寄り添った解決方法を提示し、困り事解消に向けた対応を行うように努めております。また、デジタルによる単なる置き換えではなく、業務手順や手法の見直しなども検討をし、対応することとしており、きめ細かい対応で庁内のデジタル化の推進、拡大を図っているところであります。次に、地域活性化起業人への相談までの流れにつきましては、7月に実施をした相談会では、部署ごとに相談を取りまとめて申し込み、その後、具体的な相談を受けておりますので、管理職も関わって相談事項を決めていると考えております。このほか、個別に対応したケースもありましたが、この場合は、当該部署における意見の取りまとめを申込みの要件としておりませんので、管理職の関わりの有無については確認できておりません。次に、地域活性化起業人に対する相談数などにつきましては、総務部6件、財政部3件、産業港湾部2件、福祉保険部3件、教育部1件、水道局1件、消防本部1件、議会事務局1件となっております。その主な内容は、答弁調整や入館受付簿のペーパーレス化、エクセルの効率的な活用方法、RPA導入、オンラインでの議員登庁確認などとなっており、答弁調整については第3回定例会から試行しており、エクセルについてはサンプルを提供したほか、議員登庁確認は試行しております。課題といたしましては、相談件数がまだまだ少ないことと認識をしており、これは職員がデジタル化を身近に感じていないことも理由として考えられますので、実際に相談からデジタル化に至った事例などを紹介しながら、さらなる庁内周知を図ってまいりたいと考えております。次に、地域活性化起業人の活動で期待する効果につきましては、民間で培ったデジタル技術や考え方などを課題解決につなげることで業務効率化やデジタル化の推進が期待されますし、それは現時点でも着実に進んでいるものと考えております。次に、地域活性化起業人の活動期間延長の判断につきましては、基本的には最大3年間という期間を有効に活用したいと考えておりますが、延長しない場合としては、活動実績が本市の希望する水準に達していない場合や派遣元企業の都合などの場合が考えられます。なお、各年において、延長を判断する基準は制度上は定められておりません。-110-次に、制度の活用の考えにつきましては、ICT分野以外でも本制度を有効に活用することは、民間の知見やノウハウを取り入れ、地域の活性化を図る上でも有効なものと考えております。現時点で、具体的な考えはありませんが、他都市でも経済の活性化や観光振興など様々なジャンルで活用されていることから、各所管課ともこれらの活用事例を共有し、さらなる制度活用に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。次に、庁内への周知と理解度の状況につきましては、昨年、北海道から制度活用についての紹介があった際に庁内での活用についてメールで調査を行っておりますが、その際に制度の概要を併せて周知をしております。実際に地域活性化起業人を受け入れた際には、部長会議において活動内容を含め紹介したほか、その後、地域活性化起業人には庁内で活発に活動をいただいていることから、一定程度、制度の理解はされているものと考えております。次に、放課後等デイサービスについて御質問がありました。まず、令和3年度の事業費の内訳につきましては、障害児の放課後等デイサービス利用に対する給付費として、市内の事業所に対する支出が約2億5,500万円、市外の事業所分は約3,100万円となっております。次に、こども発達支援センターの相談員の人数及び増員につきましては、現在、正職員3名、パートタイム会計年度任用職員2名で、計5名となっており、御指摘のとおり相談件数は増加傾向にありますので、今後も適切な支援が継続的に実施されるよう相談員の増員の必要性について検討をしてまいりたいと考えております。次に、市内施設の利用状況等の把握や相談者の利便性向上等につながる取組につきましては、施設の空き状況等を分かりやすく情報提供することは、相談者の利便性向上のために有効であると認識をしておりますので、どのような手法が効果的か調査、研究をしてまいりたいと思っております。次に、セルフプランにつきましては、セルフプランとは、利用者自らが作成をするサービス等利用計画案のことであります。利用者にとってのメリットとしては、子供の状態をよく知っている保護者や子供本人の希望を直接計画に反映させることができること、デメリットとしては、相談支援専門員からアドバイスを受けられないため、作成に当たり詳しい知識を要することや、定期的なモニタリングが実施されないこと、サービスを提供する事業所を利用者自身で見つける必要があることが挙げられます。また、本市では、セルフプランの利用についての周知は行っておらず、現時点ではセルフプラン作成に関わる相談事例はありません。次に、支援の質の向上に向けた市の取組につきましては、小樽市障がい児・者支援協議会や同協議会の子ども支援部会において、地域における障害者への支援体制に関する課題を共有することや、事業所に対して、研修機会の提供を行ってまいります。また、協議会で出された御意見を必要に応じて指導、監督権限を有する北海道にお伝えをしながら、支援の充実のために、連携を図っていきたいと考えております。次に、18歳到達時の本市での取扱いにつきましては、原則として18歳の誕生日の前日で利用期間が終了いたしますが、引き続き在学していることを確認した上で、高校卒業の年度末まで期間を延長しております。また、特例として20歳まで延長となる条件ですが、休学などで引き続き在学している場合に20歳まで利用が可能となるものであります。本市では、昨年度以降20歳までの特例を適用した方はおりません。なお、年齢到達により、サービスの利用が終了した方は障害者総合支援法に基づき、障害者支援施設や就労移行支援施設等を利用していただくことになります。(「議長」と呼ぶ者あり)-111-
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
秋元議員の御質問にお答えをいたします。初めに、てんかん重積状態治療薬「ブコラム」について御質問がありました。まず、関係各省庁事務連絡の内容につきましては、学校や保育所等において、幼児、児童・生徒等がてんかんの発作を起こし、生命が危険な状態である場合に、現場に居合わせた教職員等が緊急やむを得ない措置として投与する際、次の四つの条件を満たす場合には医師法違反とならないことが示されております。1点目は、当該児童等及びその保護者が、学校等においてやむを得ず使用する必要が認められる児童等であることや、使用の際の注意事項について事前に医師から書面で指示を受けていること。2点目は、当該児童等及びその保護者が、学校等に対して、やむを得ない場合には当該児童等に使用することについて具体的に依頼していること。3点目は、教職員等が当該児童等がやむを得ず使用することが認められる児童等本人であることを改めて確認することや、使用の際の留意事項に関する書面の記載事項を遵守し使用すること。4点目は、当該児童等の保護者又は教職員等は、ブコラムを使用した後、当該児童等を必ず医療機関で受診させることが示されております。次に、市内小・中学校への周知状況につきましては、関係各省庁から発出されました事務連絡について、道教委から通知がございましたので、適切に対応していただくよう、市内小・中学校へ周知したところであります。次に、学校においてブコラムを使用する場合の統一した対応指針につきましては、現在、本市の統一した対応指針はありませんが、国の事務連絡により、使用方法については薬品会社のホームページを参照するよう通知を受けておりますので、学校にはその通知を踏まえ対応するよう周知しているところであります。次に、教職員へのてんかんに対する調査につきましては、本市では、これまでそのような調査を実施したことはございませんが、てんかんに対する認識や児童・生徒への対応など、現状を把握することは大切でありますので、どういった方法がよいのか、今後学校や医療関係者と協議してまいりたいと考えております。次に、てんかんを有する児童等を受け入れる場合の手続等につきましては、書類など決まった手続はありませんが、校内での共通認識と支援体制を万全にするため、入学時などに、児童・生徒の保護者から症状の内容や発作の際の対応などについて、医師の指示も含め、情報の提供をいただいておりますことから、てんかんの発作が起きた場合には、指示された内容により対応するとともに、保護者にも連絡することとしております。また、てんかんを有する児童・生徒は本年11月末現在、小学生21名、中学生10名の計31名となっております。次に、てんかんに関する研修や講演会の必要性につきましては、教職員がてんかんの発作に遭遇した場合、児童・生徒をけがや事故から守るために、正しい知識や判断、処置が求められますことから、対応策などを学ぶ機会は必要でありますので、研修などの開催について検討してまいりたいと考えております。次に、直近10年のてんかん発作を起こした事例件数につきましては、各小・中学校において把握している範囲で申し上げますと、学校において、てんかん発作を起こした事案は2件あり、いずれも保護者へ連絡後すぐに治まりましたことから、保護者と共に下校し、医療機関を受診したことを確認しております。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)-112-
再質問 9番 秋元智憲
何点か再質問させていただきます。まずは今答弁いただいたてんかんに関連してなのですけれども、受け入れる場合には、保護者や医師、また学校側と連携を図っているという御答弁をいただきました。それで、これは保護者が医師と相談した上で、状況や対応についても多分学校に相談されていると思うのですけれども、学校として、子供の具体的な情報というのは共有されているのか、それとも担任だったり、限られた教員のみしか対応というのは知らされていないのか、その辺はどのようになっていますでしょうか。それと、地域活性化起業人の話で、ほかの各部の相談件数を伺いました。少し少ないなと思いまして、私も何人か職員の方とお話をすると、私自身が感じたのは、やはりなかなか制度の内容をまだ理解できていないのではないかという方がいらっしゃって、相談もまだされていないという方がいらっしゃったのです。先ほど、ある程度理解度は進んでいるという状況だったと聞きましたけれども、自分のいる職場の課題がどのようにデジタルですとか、DXに結びついて解決できていくのかというのが少し理解できていないのではないかと感じるものですから、その辺の制度の周知と言いますか、もちろん周知しているというお話でしたので、連絡はしていると思いますけれども、例えばまだ1件も相談されていない部署もありまして、やはりその辺の、特にまだ1件も相談されていない部署については、改めて課題の洗い出しもそうですけれども、しっかりデジタル、DXに結びついていくというような、そういう周知といいますか、それもしていただきたいというふうに思いますので、その辺もう一度答弁いただきたいのと、あとは、地域活性化起業人の活動内容のところで、デジタル人材の育成というお話がありました。育成支援もしていくのだというお話でしたけれども、具体的に地域活性化起業人の方がデジタル人材の育成支援にどのような活動をされたのか、これについて伺いたいと思います。最後に、放課後等デイサービスの件で、こども発達支援センターの話を伺いました。それで、決算特別委員会の中で、こども発達支援センターにおける相談件数を伺いましたけれども、令和3年度、338件ということで、先ほど伺うと、こども発達支援センターには、正職員の方が3名、パートタイム会計年度職員の方が2名、計5名で対応をされているということだったと思うのですけれども、338件の相談に5名で対応するのは非常に大変な作業をされているのではないかと思います。その結果、やはり利用計画をつくったりするのに時間を要しているのでしょうし、もっと言えば、以前の決算特別委員会のときにもお話させていただきましたけれども、なかなか相談するということすらハードルが高い方がせっかくやっと相談できても、すぐに支援につながっていかないということがあって、ほかの自治体の例も紹介しましたが、すぐにサービス、支援が利用できるということも、法的に可能だというお話もさせていただきましたけれども、小樽市ではまだできないということでした。まずは、先ほど、こども発達支援センターの相談員の増についても検討をしていくということでしたけれども、明らかに毎年大体10%ずつ相談者数も増えていますし、利用者数も10%ずつ増えていっているような状況を考えますと、やはりもう少し、もう少しと言いますか、5人ですから相当少ないのではないかと思うのですが、抜本的に相談員の数を増やしていかなければ、利用者に対するサービスが遅滞してしまうのではないかと少し危惧するのですけれども、改めて相談員の数をぜひ早急に見直していただきたいと思います。これもお答えいただきたいと思います。最後になりますけれども、静岡県浜松市の例で、私も相談者の方に伺いましたが、何件も自分で連絡をして、定員がいっぱいで断られるということがあったそうですけれども、やはり相談に行く前に、インターネットを見られる方はグーグルマップを見れば、自分の家から近いところの施設がどういう利用状況に-113-なっているのだというのが分かれば、相談もしやすくなっていくのかと思います。そういう施策もぜひ行っていただきたいと思いますので、この点も早急に、グーグルマップだけではないですけれども、ほかの方法でも構いませんので、利用状況がまずは利用者がすぐに分かるように、位置が分かるように、施設が分かるようにしていただければなと思いますので、これももう一度御答弁いただければと思います。
答弁 市長 迫俊哉
秋元議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず、地域活性化起業人について御質問がありました。私といたしましても、地域活性化起業人が全国的に見ましても、受入れ自治体が増えてきて、活用人数も増えてきているという状況については理解もしておりますし、職員のレベルアップを通じて、きっと組織力の強化、向上にもつながっていきますし、最終的には、地域の活性化にもつながっていくだろうということで、私としても大変いい制度だというふうに評価をしているので、庁内的にこの制度を十分周知をしながら、今はデジタル化の推進というところで進めておりますけれども、より多くの職員に制度そのものを理解してもらって、活用していただくということについての、周知がまだまだ足りないのではないかという御指摘もありましたので、さらに制度を活用して、全体的にデジタル化の推進も含めて、組織力の強化につながっていけるように取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。それからもう1点の放課後等デイサービスの相談員の件について御質問がございました。これにつきましては、年々相談件数が増えてきているということについても、私として認識をしているところでございます。計画策定に大きな影響が生じているということについても状況につきましては理解をさせていただいておりますので、相談員の増員につきましては、今後、庁内で議論させていただきまして、前向きに検討させていただければというふうに思っております。それから、静岡県浜松市の件でお尋ねがありましたけれども、市内には18の施設だったでしょうか、あるというふうに認識しておりますけれども、やはり利便性の向上のためにも、利用状況について速やかに把握できる体制を取っていくことは、必要なことだというふうに思っております。グーグルマップの例示をされておりますけれども、果たしてこれがいいかどうかということも含めて、他の方法も含めて、幅広く考えていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
秋元議員の再質問にお答えをさせていただきます。てんかんを有する児童・生徒を学校側が受け入れる場合に、学校として情報共有をきちんとできているのかという御質問でございますけれども、本日の御答弁でもお答えしましたが、校内での共通認識と支援体制を万全にするためということで、てんかんに限らないのですけれども、アナフィラキシーだとか、そういった命に関わるようなものについては特に情報共有をすることになっていまして、このたびの御質問で再度学校にも確認をしましたところ、全校において校内でそういった情報については共有しているということでの学校の回答がございましたし、学校では養護教諭を中心にしまして、そういう体制を整えるような指導もこれまでは行ってきているとありますので、学校では、そういう情報共有には努めているというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 迫俊哉
秋元議員の先ほどの再質問に対するお答えについて、少し補足、十分ではなかった部分があるかと思いますので。地域活性化起業人制度の関係でありますけれども、二つの点で受け止めたほうがいいのかというふうに思っておりまして、一つには今いらっしゃる地域活性化起業人制度の活用という面から言いますと、相談件数のない職場もありますので、そういったところで活用していただくように、制度周知について取り組んでいくというのは一つでございます。それから、今後の地域活性化起業人制度の問題につきましては、これも有効な制度だというふうに思っておりますので、私がというよりも職場から上がってくることが理想ではないかというふうに思っておりますので、この次の地域活性化起業人制度についてもしっかりと職場で考えてもらえるように、周知は進めていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 総務部長 佐藤靖久(総務部長は2023年3月まで)
秋元議員の再質問にお答えさせていただきます。地域活性化起業人の関係で、人材育成支援について、どのような活動をしたのかという御質問だったかというふうに思います。人材育成支援については、当初のソフトバンク株式会社との契約の中で、こういう活動をしていただくということで記載をさせていただいていたところなのですが、具体的に今何をやっているかということで申し上げますと、人材育成ということになりますと、私どもとしてはデジタル推進室に配置している職員をさらに一層育成していくということで考えているところでございまして、今現実的に地域活性化起業人の方がデジタル推進室に配置になって、職員に対して、いろいろとデジタル化のことについて相談をさせていただいて、そういう意味で今育成をしていただいてるというところでございます。今後につきましては、よりどのように全庁的に育成をしていただけるかということについては、これからの検討課題というふうに思ってございますので、御理解をいただければと思います。