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小樽市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日

コロナ禍に関連して

2021年6月14日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「コロナ禍に関連して」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
秋元智憲 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 秋元智憲

第2項目め、コロナ禍に関連して質問いたします。新型コロナウイルス感染症を終息させるための要とも言われるワクチン接種が始まり、医療従事者をはじめ高齢者への接種に向け、5月10日の週から自治体への供給が始まりました。本市の接種について市民からの相談もあることから、何点か質問いたします。初めに、接種予約についてです。先月17日から始まった75歳以上の予約受付では、電話がつながらない、インターネットもつながらないとの相談が我が党にも寄せられましたが、電話、インターネットでの混乱の原因と、予約の想定はどのように考えていたのか、伺います。また、その後の予約状況についてもお知らせください。電話、インターネットでの予約内訳についても説明してください。先月31日からは65歳以上の高齢者の予約も始まっています。報道では一部の医療機関で電話予約の殺到を避けるために予約は来院して予約を取る方法を取ったとのことです。医療機関内には高齢者が順番を待つ写真も掲載されていました。市ホームページでは、ワクチン接種について、ワクチン接種会場での待ち時間を短縮し、3密を回避するため事前予約制とさせていただいておりますとあり、予約段階でも3密を回避する行動が必要だと思います。市はこのような状況をどう考えているのか、伺います。これから基礎疾患のある方やそれ以外の市民の予約も進めていく上で、このような状況が起きないよう医師会とも緊密な連携を図っていただきたいと思いますが、いかがですか。他市では、予約時に混乱が起こらないように、年代別に接種券を送付したり、有人によるコールセンターに加え、自動音声による回線を増やすことにより混乱を防ぐなどの対策を講じています。今後、接種予約が混乱なく進むよう対策など考えていればお知らせください。また、ワクチンが必要量供給されたとして、各接種枠ごとの終了目途についてどのようにお考えなのか、お知らせください。これから始まる高齢者以外の方々の接種については、少しでも市民の感染リスクや不安の解消といった点でも、接種の加速化を図らなければなりませんが、まずは現体制で1日当たり何人に接種が可能なのか、接種可能数と現在までの接種人数を、接種対象ごとにお知らせください。今後、基礎疾患がある方などを含め、一般接種の対象者への接種券の発送時期についてはどのように考えているのか、伺います。-25-次に、予診票についてです。本市では高齢者へ接種券を郵送するに当たり、予診票を同封していないことから、特に高齢者の家族から接種当日、自分で予診票を記入できるか不安だとの声がありました。この取扱いについては、各自治体で違いがあり、接種券と一緒に郵送しているところと、そうではないところがあります。今回、本市で接種券と一緒に予診票を郵送しなかった理由をお知らせください。このような不安に対して、今後どのような対応をお考えなのか、伺います。また、予診票にはかかりつけ医に予防接種を受けてよいと言われたかとの問いがあり、かかりつけ医以外の医療機関で接種を行う場合、確認ができていない場合、接種できないこともあり得るのかお知らせください。かかりつけ医に事前に確認をすることが必要なのであれば、なぜその旨を事前に周知しなかったのか、お答えください。また、持病や投薬により接種できない場合があるとすれば、具体的にどのような状況か伺います。次に、市では発熱等コロナ感染を疑うような症状があった場合、かかりつけ医がいる場合はかかりつけ医に電話をするとされています。また、かかりつけ医がいない場合は小樽市発熱者相談センターに電話をすることになっています。先日、発熱をして発熱者相談センターに電話をした方から相談がありました。発熱者相談センターに電話をし、指示に従い症状を伝えたところ、土日だったために当番病院を紹介されましたが、紹介された二つの病院では検査ができなかったそうです。コロナ禍である現在、市内に検査ができる医療機関は何件あるのか説明願います。特に土日の体制はどう整えているのかについてもお知らせください。医師会や医療機関の協力も必要になりますが、今後、一定程度コロナ禍の状況が抑えられるまで、何らかの対策が必要だと考えますが、いかがですか。次に、5月26日我が党から市長に行った緊急要望の中から何点か伺います。まず、副反応に関する報道がされる中で、ワクチン接種に不安を抱える市民もおります。今後ワクチンの安全性等について市民に分かりやすい丁寧な情報発信をしていただきたいと思いますが、考えがあればお知らせください。次に、ワクチンのキャンセル対応についてです。全国的にもキャンセルによるワクチンの廃棄が問題になっています。ワクチンを無駄なく接種するためにも、他市の事例も参考にしていただきたいと思います。奈良県五條市ではキャンセルに対応するために、「コロナワクチンもったいない登録」を発案し取り組んでいます。本市でもキャンセルが出た場合の対策として、登録制度などの構築を早急に進めてもらいたいと思いますが、お考えをお聞かせください。次に、今後ワクチン接種を効率的に行うために、集団接種を行うことを以前より要望しており、今回、改めて要望したところです。先日、市側から説明があり、集団接種を市内の大型商業施設で行う旨説明がありました。ワクチン接種が進むことからも大変によかったと思います。そこで何点か確認ですが、対象者の内訳と高齢者を1,500人とした根拠を説明してください。会場の設営・運営についてです。計画では今月26日から1回目の接種が始まりますが、設営・運営についてはどのように行われるのか、医師会との連携はどう考えているのか、お知らせください。次に、障害を持っている方への対応です。障害を持っている方々も多くの不安を抱えているものと思いますが、意思の疎通が速やかにできるよ-26-う、手話通訳や筆談ボードなどの合理的な配慮も必要だと考えます。対応策や既に行っていることなどがあればお知らせください。職域接種についてです。政府は職場などでの接種を今月21日から可能と発表しましたが、先日の報道を見る限りでは準備などに時間がかかることも考えられます。これまで市内の企業、団体、高齢者施設、障害者施設などから施設内での巡回接種の要望などはなかったのか、あれば要望の内容について説明願います。特に高齢者施設や障害者施設では感染によるリスクも高いですし、もし施設内での巡回接種が可能になればリスクも大幅に下げることと思います。施設内での巡回接種要望があった場合、市はどのように対応しますか。また、施設内での巡回接種を可能とするための条件があれば御説明ください。次に、GIGAスクール構想について伺います。文部科学省は2019年にGIGAスクール構想を提唱し、当初は5か年計画でありましたが、コロナ禍の影響により大幅に計画が前倒しとなりました。文部科学省が今年5月に発表した「GIGAスクール構想の実現に向けたICT環境整備(端末)の進捗状況について」では、全自治体等のうち96.5%に当たる1,748自治体等が令和2年度内に納品を完了する見込みとしています。そこで伺いますが、本市の整備状況について、端末やインターネット環境などに関して、現在の整備状況を説明してください。また、家庭での学習に対応するために整備された通信整備の状況も伺います。当初より大幅に計画が前倒しになったことにより、指導する側の教員にも負担が大きいものと思いますが、GIGAスクール構想を進めるに当たり、指導力の向上という観点で研修の回数や内容についてお知らせください。また、課題についても説明するとともに、その対応策についてもお知らせください。次に、教員、児童・生徒の情報セキュリティー対策です。報道などでも取り上げられる問題の一つに、個人情報の流出があります。特に指導する教員側の端末に保存されている個人情報などの取扱いについて、ガイドラインのようなものはありますか。また、個人情報保護に関する取組などがあればお知らせください。1人1台の環境が整備される中、児童・生徒をインターネット上の悪意から自分を守る情報セキュリティー技術や環境を提供、周知することも重要だと思います。これらの対応策についての考えと実施されている内容について説明願います。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、コロナ禍に関連して御質問がありました。ワクチン接種についてですが、まず予約受付における電話、インターネットにつながりにくかった原因につきましては、一般高齢者の予約受付を開始した5月17日からの2日間は予約の申込みが集中したことから、特に電話がつながりにくい状況にありました。こうした状況も想定し、コールセンターの人員を増強するなどの対策を取っておりましたが、結果として集中する電話やアクセスに対応できなかったものであります。また、本市の予約システムによる予約状況につきましては、5月17日から6月7日までの期間にコールセンターからの予約は7,328件、インターネットからの予約は9,301件、医療機関からの代行予約は1万1,101件、合わせますと2万7,730件となっております。-27-次に、ワクチン接種の予約の際の感染対策につきましては、感染を防止するためにはどのような場面においても3密を避けるなど感染防止対策を取ることが必要であると考えており、医師会とも連携を図りながら各接種施設に対して改めて注意喚起を図ってまいります。次に、接種予約が円滑に進むための対策につきましては、高齢者の次の順位として、高齢者施設等の従事者や65歳未満の基礎疾患のある方、また60歳から64歳の方への接種を先行して進めたいと考えております。施設従事者につきましては、医療機関との調整が整った施設から接種を進めていただいております。一般の60歳から64歳の方は、現在の見込みとしましては6月29日には接種券を発送、60歳未満の方は7月14日に接種券を発送し、接種券が届き次第接種を開始していただくことを考えております。このうち基礎疾患のある方は6月中旬以降、まずかかりつけ医などの市内医療機関で事前に予約を済ませていただき、6月下旬以降、接種券が届き次第、優先して接種を受ける手順としたいと考えております。なお、ワクチン接種の対象者ごとの接種終了の目途は、医療従事者は6月末での完了を見込んでおり、65歳以上の高齢者は7月末までに完了する予定です。65歳未満の方々につきましては、これまでの実績どおり進むと仮定いたしますと、10月末までには完了することが見込まれております。次に、1日当たりの接種回数と現在までの接種回数につきましては、まず、1日当たりの接種回数は、各医療機関へのワクチンの配分量から推計いたしますと約1,000回程度であり、対象者ごとの接種回数は6月9日現在、医療従事者は1万897回、高齢者は1万5,926回となっております。次に、接種券と一緒に予診票を郵送しなかった理由につきましては、当初、国からは高齢者の接種券を3月上旬に発送するよう通知があり、本市においても2月から発送準備を進めておりました。この時期にはまだ国から予診票の様式が示されていなかったことや、本市でのこれまでの予防接種や各種検診と同様に予診票を複写式にしたことから、折り曲げにより機械でのデータ読み込みが難しくなるなどのため同封しておりませんでした。予診票の記載に対する不安への対応につきましては、丁寧な対応を医療機関に依頼するとともに、今後の接種券発送の際には、接種当日の予診票の記載に不安を感じる方々に配慮をし、予診票を同封してまいりたいと考えております。次に、かかりつけ医以外の医療機関で接種を行う場合のかかりつけ医への確認につきましては、予診票には、かかりつけ医に予防接種を受けてよいと言われたかとの設問がありますが、国からはかかりつけ医に接種の可否を確認することは必ずしも必要ないと示されており、この確認ができないことをもって接種ができないということはありません。次に、かかりつけ医の確認の事前周知につきましては、接種医療機関にはかかりつけ医の確認が必要のないことを周知しておりましたが、市民への周知はできておりませんでした。結果として市民の皆様に不安感を抱かせることとなり、おわびを申し上げます。なお、予診票は5月28日付で様式が改訂されております。また、接種ができない場合につきましては、ワクチンの添付文書によりますと、接種を受けることが適当ではない者として、明らかな発熱を呈している者、重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者、本ワクチンの初回接種時にショック、アナフィラキシーが認められた者は2回目の接種は行わないこととされております。次に、市内の新型コロナウイルス感染症の検査ができる医療機関につきましては37か所あり、このうち発熱者相談センターからの紹介に対応しているのは15か所であります。土曜日の午後と日曜日は在宅当番医が発熱者の診察・検査を担いますが、検査を実施しない医療機関である場合につきましては、診察のみを行う体制としているところであります。-28-次に、土曜日及び日曜日の検査体制に係る今後の対策につきましては、本市では令和2年12月から3年3月までの間、発熱者検査センターを設置して土曜日及び日曜日における検査を実施いたしましたが、設置期間中の利用者が18件と少なかったため、今年度は設置を見送ったところであります。今後の検査体制につきましては、発熱者の発生状況を見極めながら医師会とも協議をしてまいりたいと考えております。次に、市民へのワクチンに関する情報発信につきましては、市民の皆さんから寄せられた御質問などを踏まえ、広報おたる、市のホームページ、報道機関などを通じて、さらに分かりやすい情報を提供できるよう努めてまいります。次に、ワクチン接種でキャンセルが出た場合の対策につきましては、個別接種においてはキャンセルが出た場合の本市の考え方を市内医療機関に文書によりお示しをしております。その内容といたしましては、まず国の接種順位に該当する医療従事者や高齢者施設従事者の方への接種を検討していただき、次に、65歳未満のかかりつけ患者などを優先して接種していただくよう調整をお願いしております。集団接種においては、効率的な接種を進めるため、待機リストの作成を検討する必要があるものと考えております。次に、集団接種の対象者と高齢者を1,500人とした根拠につきましては、今回の集団接種の対象者は65歳以上の高齢者であり、国の要請により7月末までに接種を希望する高齢者に2回の接種を終えることを目的としております。集団接種では高齢者4,000人、8,000回の接種を行う予定ですが、今後、高齢者施設等の従事者約2,500人、5,000回分の接種を当初の予定を繰り上げて個別接種で行うこととしたため、この回数を高齢者分として別途確保することが必要となるほか、高齢者の予約状況から集団接種において1,500人、3,000回を合わせて見込んだものであります。次に、集団接種の会場設営・運営につきましては、民間事業者への委託を予定しております。また、医師会との連携につきましては、医師、看護職員などの医療従事者の派遣について協力をお願いしているところであります。次に、障害のある方々への対応につきましては、聴覚障害の方にはファクスでの予約を受け付けるなど対応をしております。また、接種の際には利用者の要請に応じて、視覚障害の方にはヘルパーが同行して必要な支援を行うことや、聴覚障害の方には手話通訳者の派遣を行うこととしております。集団接種会場におきましても、障害のある方が利用する場合を想定し、対応について検討してまいりたいと考えております。次に、職域における接種に関する要望につきましては、職域接種は自治体による接種に影響を与えないよう、会場や医療従事者等は企業や大学等が自ら確保するとされておりますが、ある大学からは医療従事者の派遣について相談がありました。また、高齢者施設、障害者施設では、市内医療機関の協力を得て多くの施設で巡回接種が行われますが、市に対しては接種に関する手続などについて相談がありました。次に、高齢者施設等への巡回接種につきましては、施設等から相談があった場合には施設の協力医療機関などに相談していただき、ワクチン接種の日程を決めていただくよう説明をしております。巡回接種の実施の条件といたしましては、医療機関の協力が得られるかどうかがポイントになるものと考えられます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

秋元議員の御質問にお答えをいたします。-29-ただいま、コロナ禍に関連して御質問がございました。初めに、GIGAスクール構想についてですが、まず、端末やインターネット環境などの現在の整備状況につきましては、本市におきましては児童・生徒への端末整備と学校ネットワーク環境の整備について令和2年度末までに完了し、現在学校での利用が可能となっております。また、家庭学習に対応するための通信整備につきましては、通信環境のない御家庭に対し通信費の負担はありますが、無料でモバイルルーターの貸出しを行っております。次に、教員の指導力向上につきましては、今年度の教員研修として既にGIGAスクールサポーター及びICT支援員が市内全小・中学校を訪問し、端末の操作やアプリケーションソフトの活用方法などの研修を行っており、現在も各学校からの要請に応じてICT支援員を派遣しております。教育委員会の研修プログラムでは、端末を活用した効果的な指導方法に関わる研修講座を8月と12月にそれぞれ小・中学校別に計4回実施いたします。また、市内全小・中学校のICT担当者が参加する小樽市教育情報化推進会議を年4回開催し、各学校の活用事例などの交流を通して、授業実践を広げてまいります。このほか、北海道立教育研究所や後志教育研修センター等で行われるICT関係の研修講座にも積極的に参加させる予定としております。課題といたしましては、授業において端末を活用することに不安を感じている教員も多いことや、指導事例が少ないことなどが挙げられておりますことから、教員のニーズに応じた研修講座の開催を通して、指導力の向上に努めてまいります。次に、教員が使用する端末の取扱いについてのガイドラインにつきましては、校務用コンピューターにおいて個人情報を含むデータを原則、外部記憶媒体に保存しないことなどを規定している、小樽市立学校校務用コンピュータ取扱要綱のほか、GIGAスクール構想で使用する端末において、個人情報を学習用のクラウド等への保存禁止を規定している小樽市教育ICTに関する運用ルールを定めております。また、個人情報保護の取組につきましては、管理職対象のコンプライアンス研修において、個人情報の流出防止の徹底を指導するとともに、教員が守るべきルールの周知徹底を図るため、各学校において校内研修会を開催するほか、ICT支援員が各学校を訪問し、端末の適正な使用に関する指導及び助言を行っているところであります。次に、セキュリティー対応策についての考えと実施されている内容につきましては、教育委員会といたしましては、外部からの不正なソフトウエアの侵入といった脅威対策が重要であり、それらを保護者や児童・生徒へ周知することが必要であると考えております。このたび、市で選定をいたしましたクロームブックは、ウェブページとアプリケーションが制限された環境内で動作するためセキュリティーが厳重な端末であることが特徴であり、教育上不適切なアダルトサイトや犯罪に関するウェブサイトへのアクセスをブロックする機能を独自に導入しております。また、保護者や児童・生徒向けの注意喚起として、不適切なサイトを見るとウイルスの攻撃を受ける可能性があることなどの注意事項を掲載した資料を保護者に配布するとともに、学級担任から児童・生徒に対し指導を行っているところでございます。

出典:小樽市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる