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小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日

国民健康保険、介護保険について

2021年3月1日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「国民健康保険、介護保険について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

5項目めの質問を行います。国民健康保険、介護保険についてです。新型コロナウイルス感染症の影響についてです。新型コロナウイルス感染症の影響は想定以上に長引くものと考えられます。2020年は国民健康保険に加入している自営業者や給与所得者も新型コロナウイルス感染症の影響を受け、国民健康保険料のコロナ減免の件数、金額は465件、1億1,353万円に達したと伺いました。自営業者や低所得者層は今後も厳しい状態におかれると推測します。減免の有無によって今後も国保会計に影響するものと思います。市はどのような予測をしていますか、お知らせください。2018年度の国保財政運営の都道府県単位化に伴って、各市町村の保険料の統一化を図ろうとしています。北海道はどこへ行っても所得や世帯構成が同一であれば同じ保険料にすることを目指し、標準保険料率賦課割合を所得割36%、均等割37%、平等割27%として、2030年までに標準保険料率を適用させようとしています。国保料の賦課割合は市町村が条例で決められますが、道の方針に沿って小樽市は賦課割合を所得割54%、均等割・平等割を46%から所得割率を47%に下げ、均等割・平等割を53%に引き上-48-げる提案です。2021年度国保料試算では、4人世帯の場合、年収650万円の方は2万3,520円の引下げとなりますが、一方、年収100万円の世帯は7,240円引き上げられることになり、保険料が8万600円になります。市長はこのことをどのように受け止めていますか、お答えください。そもそも国保料が協会けんぽなどと比較して高い要因は、被保険者に低所得者が多いこと、事業主負担がないこと、そして均等割・平等割の算定があることです。当初は相当額を国庫が負担する必要を認めていました。国庫負担を元に戻し、均等割・平等割を廃止して所得に応じて負担する保険料にすべきです。小樽市の国保は低所得者層が支えています。力ある農業者や漁業者などで支えている自治体とは平等に扱うことはできません。日本共産党は国保財政運営の都道府県単位化に反対です。地域を配慮した保険料を堅持すべきと思いますが、都道府県単位化について、市長の見解を求めます。一般会計から国保会計の繰入れは、法定繰入と法定外繰入があります。小樽市の国保加入者1人当たりの繰入れは法定繰入以外はほとんどなく、道内主要都市で10市の中でも下位から2番目です。国保は社会保障であることを貫いて、必要に応じて一般会計からの繰入れを行うべきです。市長の見解を示してください。国の財政支援によって、国保及び後期高齢者医療保険加入者が新型コロナウイルス感染症などで療養のため働くことができなくなった給与所得者は、標準報酬日額の3分の2に相当する傷病手当が支給できることになりました。この財政支援では対象とならない個人事業主があっても、自治体の裁量で対象を広げることは可能だとされています。道内でも赤平市や美幌町では傷病手当、または傷病見舞金として対応している自治体があります。本市でも対応すべきです。お答えください。要介護3以上の在宅介護を受けている方に紙おむつ等の助成券を交付する事業があります。厚生労働省は2021年4月から年間6万円の支給上限を設定しました。現在要介護3は月額4,000円で第8期においても同額ですが、要介護4、5については、現在月額8,330円の支給を第8期では非課税世帯は5,000円に、課税世帯は5,000円から毎年引下げとなります。高齢者にとってこの介護用品助成事業はありがたいことです。しかし、国は第8期から大幅に引き下げようとしています。要介護5の認定を受けましたが、4月から助成額が5,000円に引き下げられることになり、おむつ代に不安を感じているという高齢者もいます。高齢者に冷たい国の施策について市長はどう受け止めますか。以上で、5項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

川畑議員の御質問にお答えいたします。ただいま国民健康保険・介護保険について御質問がありました。初めに、新型コロナウイルス感染症による自営業者等への影響や減免制度についての予測につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による保険料減免に対する国の財政支援が、令和3年度も継続されるかは現時点では不明であります。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の収束はいまだ見通しが立たないことから、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた自営業者等の保険料負担を軽減するため、減免制度の継続は必要と考えております。このため、減免制度に対する財政支援の継続を国に要望するよう北海道市長会へ要請しているところであります。次に、賦課割合の変更に対する影響につきましては、本市の保険料は被保険者の所得に応じて賦課される所得割の割合が大きいことから、他都市と比較して低所得者の保険料は低く抑えられている反面、中高所得者の保険料は高い状況となっております。そのような中、新型コロナウイルス感染症の影響で-49-保険料の算出根拠となる令和2年の被保険者の総所得が大きく落ち込むことが予想されますが、現在の賦課割合のままでは現状でも他都市より高い中高所得者の保険料がさらに上昇してしまうことが見込まれます。このため、中高所得者の保険料を抑えるよう、所得割の割合を下げることはやむを得ないものと考えております。一方で、基金を投入することにより、低所得者の保険料をできる限り低く抑えてまいりたいと考えております。次に国保財政運営の都道府県単位化についての見解につきましては、従来の市町村単位での国保財政の運営では、市町村間の所得水準や医療費の差により保険料に格差が生じており、例えば本市のように所得水準が低く医療費が高い自治体などでは財政が不安定になりやすいという構造的な問題を抱えていたことから、国保財政運営の都道府県単位化が行われたものであります。これにより、医療費負担や保険料水準の平準化が期待され、安定的な財政運営につながっていくものと考えております。次に、一般会計から国保特別会計への繰入れにつきましては、昨年12月に示された北海道国民健康保険運営方針において、決算補塡等を目的とした一般会計からの法定外繰入は解消、削減すべきとされております。また、法定外繰入は保険者努力支援制度においてもマイナス評価の対象となっており、交付金が減額になる可能性があることから、一般会計からの繰入れは考えておりません。次に、個人事業主に対する傷病手当金の対応につきましては、個人事業主が傷病手当金の財政支援の対象となっていない理由として、国は個人事業主には持続化給付金など傷病手当金とは別の支援スキームがあることや、療養の際の収入減少の状況も多様であり、所得補償として妥当な額の算出が難しいなどの課題があるとしております。本市としても同様の理由により対象を広げることは考えておりません。次に、介護用品助成事業を見直すという国の施策をどう受け止めるかにつきましては、国はこの事業を介護保険の地域支援事業として交付金の対象として実施することは第8期計画期間限りとし、事業の廃止、縮小に向けた検討を求めております。しかしながら、この事業の目的でもある高齢者が自立した日常生活を営むことができるよう支援するということは、介護保険制度の理念そのものでもあることから、現在の仕組みが維持されることが望ましいものと考えております。なお、これまでも全国市長会を通じて国に対しこの事業を継続して地域支援事業の対象とすることを繰り返し要請しておりますが、第9期以降に向けても引き続き要請してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる