小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月1日
国民健康保険について
2022年3月1日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「国民健康保険について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 川畑正美 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 21番 川畑正美
4項目め、国民健康保険について伺います。北海道は、国民健康保険料を同一とするために、保険料率の負荷割合の見直しを進めています。小樽市は2019年ベースで全国市町村で7番目に所得割の率が高く、均等割や平等割が低いことから、他都市と比べ低所得者の保険料は安く、中高所得者の保険料が高くなっています。今年度は応能割47を45に、応益割を53から55に変更しています。我が党は、国保料の全道統一化に反対です。2022年度の国民健康保険料の試算では、1人世帯の保険料-87-は給与収入450万円以上、2人世帯では給与収入600万円以上の一部では保険料が引き下げられますが、それ以外は全て、保険料の引上げであります。被保険者が2万2,391人と試算されておりますが、そのほとんどの方が引上げされることになります。試算では、4人世帯の7割軽減者が4,280円、5割軽減者は8,030円、2割負担では1万3,360円の引上げのケースを示されています。保険料が負担となって受診を控える人が増え、重症化し、より一層、医療費負担が大きくなることが予想されます。市長はこれでもいいとお考えですか、お答えください。保険料の激変緩和対策として、2021年度は基金から1億円を繰り入れました。それによって1人当たり保険料は8万3,478円と前年度比で約1万2,000円減額されました。2022年度は、5,000万円を繰り入れますが、それでも1人当たり保険料が8万7,986円に引上げされます。1人当たりの保険料を前年並みに抑えるためには、どの程度の繰入れが必要になりますか。2022年度は保険料激変緩和として国民健康保険事業運営基金から5,000万円を繰り入れる計画です。基金から5,000万円拠出しても2023年3月末残高の想定では、約2億1,534万円の残高を想定しています。高齢者が多くを占める本市の国保加入者の暮らしは苦しい状況です。前年度同様に1億円の繰入れをすべきではないでしょうか。市長の決断を求めます、お答えください。日本共産党は、公費を1兆円投入して国保料を協会けんぽ並みに引き下げる政策を発表しています。この政策は全国知事会、全国市長会などの公費投入をして構造問題を解決するという要望とも一致しております。我が党は、国保料を協会けんぽ並みに引き下げる方法として、事実上の人頭税である均等割、平等割をなくすことも提案しています。国保財政への公費負担は国と都道府県で4.6兆円であります。これを1兆円増やすことで、協会けんぽ並みに引き下げることができます。国保会計が不足となるのであれば、一般会計から繰り入れすべきです。また国や道に働きかけて、国保財政のさらなる公費負担を求めるべきです。市長はそうは思いませんでしょうか。子供に対する均等割の減額については、これまで我が党が減免を要求してきましたが、本市は子供がいることをもって画一的に減免することは適当ではないとして応じてきませんでした。しかし、国は来年度から未就学児童を対象とした子供の均等割を半額軽減する制度をスタートさせることにしました。未就学児童を持つ国保加入世帯にとってありがたいことです。この制度によって本市での21年度時点では、未就学児童半額軽減となる対象は330人とのことですが、同様に市独自に小学校在学まで半額減免とした場合439人、費用は約363万円、中学校まででは691人、約571万円、18歳まででは909人、約754万円と伺いました。寄せられた要望は18歳までです。このたび未就学児童が対象ですが、小学生を持つ親からはせめて小学校在学中まで減免してほしいと強い要望です。小学校在学中まで半額減免できませんか。市長の見解を求めて項目を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、国民健康保険について御質問がありました。初めに、保険料負担の増により受診を控える人が増え、重症化し、より一層、医療費負担が大きくなるのではないかとの御指摘につきましては、保険料負担の増は可処分所得の減の要因にはなるものと考えますが、そのことが直ちに医療機関の受診抑制につながるものではなく、医療費負担が大きくなるものとは考えておりません。次に、1人当たりの保険料を前年並みにするのに必要な繰入額につきましては、現在予算計上しております5,000万円に加え、さらに約1億円の繰入れが必要となります。-88-次に、前年度同様、基金から1億円繰り入れることにつきましては、現状、予算計上している5,000万円の基金繰入でも、令和5年度末には約1億6,000万円の基金残高となり、今後の国保会計の安定的な運営を行うには不十分な額となってしまうこと、また、仮に令和4年度に1億円の基金を投入し激変緩和を図ったとしても、その翌年度の保険料は大きく上がってしまうことから1億円の基金投入は難しいものと考えております。次に、国保会計の不足分を一般会計から繰り入れることにつきましては、北海道国民健康保険運営方針において決算補塡等を目的とした一般会計からの法定外繰入は解消・削減すべきとされており、保険者努力支援制度においても交付金が減額になる可能性があることから、一般会計からの繰入れは考えておりません。また、国保財政へのさらなる公費負担を国や北海道に求めることにつきましては、国保制度を安定的かつ持続的に運営するためには、国保財政基盤の強化、拡充は不可欠なことでありますので、引き続き全国市長会などを通じて、国に公費負担の増額について要請をしてまいります。次に、小学校在学中まで子供の均等割を市独自に半額減免することにつきましては、これまでも答弁させていただいているとおり、減免は個々の被保険者の負担能力に応じて個別になされるものであり、子供がいることをもって画一的に減免することは適当ではないと考えております。しかしながら、子育て世帯の負担軽減は非常に重要なことでありますので、全国市長会などを通じて、引き続き、国に対し、子供の均等割軽減の対象拡大について要望をしてまいりたいと考えております。