みんなの議会

小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月7日

庁内の組織機構について

2020年12月7日、小樽市議会の一般質問で、髙橋龍議員が「庁内の組織機構について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
髙橋龍 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 髙橋龍

第2項目として、庁内の組織機構について伺います。一つ目は、福祉分野の組織改革についてです。第3回定例会の厚生常任委員会においても同様の項目で質問をいたしましたが、その時点よりも状況が見えてきたこともあり、改めて質問をさせていただきます。まず、福祉分野の総合相談窓口については、かねてより質問してまいりましたが、福祉総合相談室をつくるという形を示していただきました。そこでの窓口体制についてどういった形になるのか、まず御説明をお願いいたします。-30-大きな室ができ、グループ制となることに関して、この体制により部内での横の連携を図りやすくなることとは思いますが、やはり懸念は、こども未来部との兼ね合いです。福祉という分野の中には、一般的に、児童福祉の分野も含まれることと思いますが、本改革案においては、こども未来部があるため、福祉の中から切り離されてしまう印象を受けてしまいます。障害のある子供に関して、例えば義務教育世代の不登校、そして、ひきこもり、こうしたケースはどこに相談に行くべきかと考えてしまいます。部署が違うため、どちらかがどちらかを包含する形ではないのは分かりますが、その中でどう連携を図るかは、具体に想像しなければならないと思います。どのように整理されますか。これまでの御説明の中で、福祉総合相談室に来られた方が複数の課題を抱えているときに断らない窓口体制が構築されていて、それが強化されるということは理解しましたが、その後、庁内で課題を整理し、切り分けて検討する過程で、また縦割りに戻ってしまい、支援の際には制度の隙間は埋まらないままということが課題として考えられるわけです。地域福祉計画のセミナーに講師として来られた厚生労働省の方とも意見交換をさせていただきましたが、同様の課題認識であるとおっしゃっていました。そこで、重層的支援体制整備事業という制度に手挙げをしていただきたいと改めてのお願いです。重層的支援体制整備事業というものについて少し申し上げます。これは、厚生労働省の地域共生社会の実現に向けた市町村における包括的な支援体制の整備に関する全国担当者会議というものの資料で公表されています。重層的支援体制整備事業は、本市で言うところの福祉の総合相談窓口、つまり、福祉総合相談室に関わるものであります。相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体で行い、実施を希望する市町村は手挙げをする任意事業としています。この事業のポイントとして、庁内外の横断的な連携体制をつくり、そこに対して柔軟で汎用性の高い事業費を交付してもらうことが挙げられます。そうすることにより、これまで制度の隙間で支援につながらなかった方々を助けることができる点にあると考えます。この事業についての本市の認識、必要性について、どう考えているのかをお示しいただきたいと思います。また、本市で使うとすれば、現状の課題のどういった点を解消できると考えますか。本年9月の厚生常任委員会でお聞きした中では、必要条件を満たしているというところまでは確認させていただきました。同時に、組織改革等との兼ね合いもあり、令和3年度当初の手挙げは難しいという御答弁もいただきました。この事業について、年度当初から実施しなかった場合、次年度まで待つ必要があるのか。また、改めてこの任意事業に対して、どこかのタイミングで手挙げをしていく意向があるか、本市の姿勢をお示しください。そして、このような事業を使い、ライフステージごとの困り事などに伴走していけるような体制をつくっていくことは寛容ですし、本市も国の事業をうまく使っていただきたいと考えます。申し上げたように、本市でも組織改革についていろいろ示されており、国も行政改革での縦割りの打破やデジタル化の推進のためのデジタル庁新設など、今だからこそ進めなくてはならない改革に取り組んでいるものと思います。縦割り打破については、今の福祉分野の質問で、そして、デジタル化推進については、次の中項目に移してお聞きします。デジタル化推進の人員に関してです。デジタル庁発足や行政改革の推進に関連して、地方自治体からも職員を募集しているという話を聞いています。この点についてお聞きをいたしますが、内閣府への職員派遣について、国からは通知されていますか。率直に伺いますが、市として現時点でそこへ人員を派遣するお考えはありますか。自治体のデジタル化推進のハードルを上げている要因の一つに、担当職員の人員確保と人材育成が挙-31-げられると考えます。先ほどの職員派遣については、この人材育成を主眼とした質問であります。本市としても、業務の効率化や利便性の向上に向けた、ICT化の推進をしていくことと思います。また、デジタル化推進に関しては、情報システム課がその役割を担っていると認識しています。先述のとおり、多くの自治体でもデジタル関連部署の人員不足が課題視されている中、本市も例外ではないと感じています。また、総務省によると、今後、自治体の業務システムを統一・標準化することに向けて動きがあるということです。住民記録、地方税、福祉などの基幹系情報システムの標準仕様を関係省庁が作成し、それに準拠する形への移行を促すとともに、法制化も進められると伺っています。自治体の業務システム標準化に向けた行程表が、国によって年内に取りまとめられ、目標時期が設定されるとのことです。これに関する通知は届いていますか。または、国に対して本件に関わる問合せなどは行いましたか。今、市として把握されていることをお聞かせください。このような流れの中で、今後、拡充していくと考えられる庁内のデジタル化推進に必要な人員配置の強化や、その後の人材育成等について、市はどのように考えていますか。以上、第2項目の質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、庁内の組織機構について御質問がありました。初めに、福祉分野の組織改革についてですが、まず、福祉総合相談室の窓口体制につきましては、生活困窮相談や福祉全般に関する相談を担当する自立支援グループが一元的に受け付け、福祉総合相談室内の各グループと連携して対応する体制としております。次に、複数の部署にまたがる複合的な相談につきましては、福祉総合相談室で受け付けをし、内容に応じて庁内関係部署と連携をして必要な支援を行ってまいります。また、他の部署で受けた相談につきましても、相談を受けた部署が対応する中で福祉総合相談室との連携が必要であると判断した場合には、情報共有や役割分担などにより、必要な支援につなげていくことになります。次に、重層的支援体制整備事業に対する本市の認識と必要性につきましては、この事業は現在準備を進めている相談者や世帯の属性にかかわらず受け止める福祉総合相談室の体制を内包しており、必要なものであると考えております。また、本市で実施した場合、現状でどのような課題が解消できるかにつきましては、既存の制度では支援策が限られている事例や、制度のはざまにあり、支援が困難な事例への対応が、この事業の実施により可能になるなど、従来よりも幅広い支援ができるようになると考えております。次に、重層的支援体制整備事業の実施時期などにつきましては、本事業は国の予算状況によって、年度途中でも実施可能になる場合もあると考えられますが、本市においては令和3年度に行う組織改革後に制度の内容を研究し、ニーズや地域資源、関係機関の状況を把握した上で導入の可否について検討したいと考えております。次に、デジタル化推進の人員に関してですが、まず、内閣府への職員派遣通知につきましては、本市にはその通知が届いておらず、職員派遣についての募集要項も不明であるため、現時点では職員を派遣する考えはありません。次に、自治体の情報システムの標準化に関する国からの通知につきましては、標準化に関する検討状-32-況について記載された 10 月 13 日付の文書が総務省から北海道を通じて届いております。なお、本市から本件に関する問合せは行っておりません。次に、デジタル化推進に必要な人員配置や人材育成等につきましては、自治体の業務システム標準化や電子決裁をはじめとして、今後、幅広く行政のデジタル化が推進されていくと認識しておりますので、適性のある人材の確保や人材育成をしっかりと進めていく必要があるものと考えております。

出典:小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月7日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる