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小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日

市長の政治姿勢について

2020年2月26日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

日本共産党を代表して、質問いたします。最初に、市長の政治姿勢について質問します。新型コロナウイルス対策について、ことし1月に中国武漢市において原因不明の肺炎が発生し、WHOは緊急事態宣言を発表しました。道内でも感染者が広がっています。本市では、国・道の対策に応じて庁内対策会議を開催して対策を発表しました。本市では、感染の疑いがある場合は、病院や保健所に事前連絡が必要と報道されていますが、診療体制の整った医療機関は具体的にどこになるのでしょうか。また、入院が必要な場合、対応できるベッド数を確保できるのですか、お答えください。クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの新型コロナウイルス集団感染では、乗客が長期間の船内待機を余儀なくされました、小樽港には4月以降、クルーズ船の寄港も予定されています。港湾管理者としてどのような対策をされるのか、お知らせください。新型コロナウイルスによる中国人観光客の減少で、市内の宿泊施設のキャンセルが相次いでいると聞いています。市が把握しているホテルや旅館施設のキャンセル状況をお知らせください。新型コロナウイルスで打撃を受けた事業者がおりますが、市内経済はどのような状況となっているのか、また、どのような対策を講じているのか示してください。消費税 10%への増税について伺います。消費税 10%への増税の国会審議で、安倍首相は、消費税8%への増税時ほどではないと強弁しています。しかし、国内総生産の6割を占める家計消費は、2014 年に消費税を8%に増税した後、落ち続け、10%増税によって過去最低水準となりました。2人以上世帯の実質家計消費支出は、2013 年の年額 363万 6,000 円から、昨年 10 月、11 月には 332 万 2,000 円と、年額 31 万 4,000 円も減少しています。小樽商工会議所の 2019 年 10 月から 12 月の 2019 年度第3・四半期小樽市経済動向調査結果では、企業の景況感を示す業況判断DI値は、前期と比べ 2.7 ポイント減少しています。2020 年1月から3月期は人口減少に伴う客数減や従業員不足、原材料等の高どまり傾向、そして韓国人観光客の減少も加わり、業況の悪化傾向が続くと予想しています。市内の小規模小売店では、客数の減少が顕著の上、10%への増税後の買い控え、複数税率やポイント還元へ対応し切れず、大型店舗に客が奪われ、営業が続けられないと訴えています。このような状況を踏まえ、日本共産党は、大企業の法人税負担率を 18%に、研究開発減税などの優遇税制の是正、1億円を超える所得者の所得税や、富裕層の証券税制の是正などで消費税を5%に減税できる税財政改革を提案しています。中小企業が市内経済を支えていますけれども、消費税率の引き上げが市内経済に与える影響について市長の見解を聞かせてください。市内の経済動向や市民生活の状況を考えると、政府に対して消費税を5%に減税するよう求めていくべきです。あわせてお答えください。-55-公共施設再編についてです。公共施設再編計画案が示されました。商業高校跡には海上技術短期大学校、教育委員会、こども発達支援センター、市立高等看護学院を移転することにしています。再編計画案に示された商業高校跡の活用について、全体像と各施設の移転スケジュールを示してください。その際には、改修工事にかける費用は市が負担することになりますが、過度の負担にならないようにすべきであります。お答えください。公共施設再編計画の中で、産業会館2階の利用率の低い展示ホール機能を廃止し、生涯学習プラザの学習室、執務室を産業会館に移転するとあります。2階を利活用するとなれば、エレベーターの設置が必要になります。トイレのバリアフリー化を初め、建物全体のバリアフリー化が必要です。市長の見解を聞かせてください。産業会館は市の中心部の利便性が高い場所に立地していますけれども、駐車場がありません。駐車場の確保はどのように考えていますか、市長の考えを聞かせてください。これまで、展示ホールにおいて毎年利用していた団体に対して、使用料の減免措置が行われていました。2階ホールが利用できない場合、代替場所などについて、迫市長の見解を示してください。新・市民プールの建設については、体育館との併設または単独建設を考えているもとで、新・市民プールの整備方針が定まるまで、体育館の現施設を当面維持するとしています。また、再整備する場合には、旧緑小学校の跡地を想定するとしています。新・市民プールについては、体育館との併設にするとか、単独建設にするとか、曖昧な表現ではなくて、新・市民プールを建設することに市長の姿勢を明確に示してください。特別職の期末手当について伺います。2019 年、人事院は国家公務員の給与について、期末手当と勤勉手当合わせて 4.45 カ月から 4.5 カ月への引き上げを勧告しています。一般職員はこれまでも勧告どおり引き上げ、現在 4.5 カ月支給になっています。市長などの特別職の期末手当支給割合について、議案第 20 号で職員の勤勉手当支給割合の引き上げに準じた改定を行うとともに、この改定にかかわらず、引き続きその支給割合を附則で 2015 年から引き続き 4.1 カ月に据え置きすると提案しています。特別職の期末手当の支給割合を据え置きするとしていますが、なぜ据え置きするのですか、市長の見解をお聞かせください。公契約条例について伺います。国や自治体が工事を発注、物品を購入する際には一般競争入札をしますが、行き過ぎた価格競争のために契約金額が適正な水準を下回ることがあり、そのしわ寄せが立場の弱い末端の労働者が負うことになり、雇用される労働者に対して、地方自治体が指定した賃金の支払いを確保させることを規定しています。2009 年に千葉県野田市で初めて制定され、道内では 2016 年 12 月 13 日に旭川市議会で、旭川市における公契約の基本を定める条例が制定されました。本市において下請事業者の労働者から、もう少し賃金を上げてもらえないものかと伺っています。元請では、過当な価格競争の中で入札競争になります。その下請となれば、賃金の切り下げにつながっていくことになります。労働環境が悪影響を受けるのを防ぐためにも、公契約条例が必要です。本市において公契約に係る業務に従事する者の適正な労働環境を確保するためにも必要と考えませんか。市長の見解を示してください。会計年度任用職員制度について伺います。三位一体改革で地方への分配が切り詰められ、自治体の財政は逼迫し、正職員を減らさざるを得ない。しかしながら、やらなければならない仕事はたくさんある中で、臨時・非常勤職員数が減らされてきたのが実情です。臨時・非常勤職員は、正規採用の職員に比べ不安定な雇用です。2017 年5月、地方公務-56-員法及び地方自治法の一部改正が成立し、ことしの4月1日より新たに会計年度任用職員制度が創設されています。一般職の非常勤職員と身分上位置づけられた会計年度任用職員は、会計年度ごとの任用となります。雇いどめはしないという担保はありますか。パートタイム会計年度任用職員に時間外報酬が支給されます。どのような場合に時間外勤務を行い、その限度はどのような設定になっていますか。お知らせください。以上で第1項目めを終わります。

答弁 市長 迫俊哉

川畑議員の御質問にお答えいたします。ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、新型コロナウイルス対策についてですが、まず、診療体制につきましては、感染の疑いがある場合には、保健所に設置した帰国者・接触者相談センターに事前に連絡の上、市内感染症指定医療機関に設置した帰国者・接触者外来を受診していただきます。入院が可能なベッド数は2床であり、患者数が2名を超えた場合には、2次医療圏での調整が必要となるため、北海道と協同して調整を行うほか、市内公的医療機関に対し入院受け入れについて協力を依頼し、病床確保に努めます。なお、帰国者・接触者外来につきましては、十分な感染防止等を行うという趣旨から、一般には公開しておりません。次に、クルーズ船寄港時における対策につきましては、船舶の乗客、乗組員の感染の有無や滞在履歴等による上陸の可否判断については、法令により検疫所や出入国在留管理局の対応になりますが、港湾管理者である市としても、関係する事業所への周知等について連携して取り組む必要があると考えております。なお、3月4日には小樽検疫所、札幌出入国在留管理局、小樽海上保安部などの行政機関や関係団体で構成する小樽港保安委員会を開催する予定であり、今後の対応等について情報共有を図ってまいりたいと考えております。次に、市内の宿泊施設のキャンセル状況につきましては、市が市内の主な宿泊施設への聞き取り調査を行った結果では、1月 30 日現在で中国人観光客を中心に 1,886 室のキャンセルが出ていると伺っておりますが、今後においても現在の状況が長期化することによる影響を懸念しておりますので、定期的に状況を把握してまいりたいと考えております。次に、新型コロナウイルスによる市内経済の状況と対策につきましては、まず、市内経済の状況といたしましては、さきに実施したヒアリングによりますと、宿泊施設では中国人観光客を中心に多くのキャンセルが出ていると伺っているほか、一部の商店街では訪日外国人旅行者の減少により売り上げへの影響が生じているほか、市民も外出を控えるなどの動きがあり、影響の拡大を危惧しているところであります。また、製造業でも訪日外国人旅行者の減少に伴う需要の減により、一部に影響が見られるほか、海外との取引がある企業を中心に今後の動向を懸念する声をお聞きしているところであります。次に、対策としましては、商工会議所や金融機関など関係機関との情報共有に努めるとともに資金繰り等の相談に対応するため2月3日には、産業振興課内に中小企業向けの金融等相談窓口を設置したところであります。-57-今後においても現在の状況が長期化することによる影響を懸念しておりますので、定期的に状況を把握するとともに、国が行う支援策などの情報収集に努め、必要な対策を検討してまいりたいと考えております。次に、消費税 10%への増税についてですが、まず、消費税率の引き上げが市内経済に与える影響につきましては、商工会議所が実施した 10 月から 12 月までの小樽市経済動向調査結果や、市が実施した商店街などを対象とした調査において、業種や業態によって違いはありますが、消費税の影響により売り上げや来店客数が減少したなどの声があったことから、少なからず影響はあるものと考えております。次に、政府に対し消費税の減税を求めるべきとのことにつきましては、昨年 10 月に実施された消費税の引き上げは、現役世代の負担を増大させずに少子高齢化によってふえ続ける社会保障費や、少子化対策費の財源を確保することを目的としたものであると認識をしております。全国市長会においても国に対して持続可能な社会保障制度の構築に向けた地方財源の確保のために引き上げを求めてきておりますので、本市として政府に対し消費税の減税を求めるという考えは持っておりません。次に、公共施設再編についてですが、まず、商業高校跡の活用につきましては、令和3年度に国立小樽海上技術短期大学校が開校する予定であり、再編計画では、市の施設として教育委員会、こども発達支援センター、高等看護学院、旧石山中学校の収蔵品を移転することとしておりますが、施設の管理上3年度の早い時期には教育委員会が移転し、ほかの施設も順次、移転する予定となっております。また、商業高校跡の活用に当たっては、内部改修や駐車場の整備などを行う予定でありますが、改修工事等については、本市の厳しい財政状況を踏まえながら適切に行ってまいりたいと考えております。次に、産業会館2階ホールを利用する際のバリアフリー化と駐車場の確保につきましては、再編計画案では、産業会館2階ホールを利用するに当たり、必要な改修を行った後、生涯学習プラザを移転することとしております。利用者の中には高齢の方もいらっしゃいますので、バリアフリー化の必要性は認識しておりますが、エレベーターの設置に関しては、建物の構造上の課題もあり、今後設置に向けた可能性について検討してまいりたいと考えております。また、駐車場の確保につきましては、産業会館は駅やバス停が近く交通アクセスのよい場所にあるため、公共交通機関を利用していただきたいと考えておりますが、駐車場の確保も課題の一つだと認識をしております。次に、産業会館2階の展示ホール廃止後の代替場所などにつきましては、これまで使用していた団体の皆さんには、今後、他の市施設の利用を含めて御検討いただきたいと考えておりますし、市として、その御相談にも応じてまいりたいと考えております。次に、再編計画案における新・市民プールの整備につきましては、新・市民プールは本来再編対象施設ではありませんが、老朽化した体育館とあわせて整備を検討していた経過があったため、再編計画案にお示ししているものであります。新・市民プールは、多額の建設費や維持費がかかる施設であることから、整備方針については引き続き検討してまいりますが、市民の健康増進と子供たちのスポーツ振興に寄与する体育施設整備を計画的に進めるという考えは、今も変わりはありません。次に、特別職の期末手当についてですが、据え置きの理由につきましては、財政状況が厳しいことから給料の独自削減に加え、期末手当支給割合についても人事院勧告に準じた引き上げを行わず据え置いているものであります。-58-次に、公契約条例についてですが、本市における公契約条例の制定につきましては、労働者における賃金に関することや雇用条件などの是正については、国において労働基準法や最低賃金法などの関係法令が整備されることや、個々の労使当事者間で賃金等を自主的に決められることが基本であると認識をしており、現時点で直ちに制定する考えはありません。次に、会計年度任用職員制度についてですが、まず、任用につきましては、国の非常勤職員に準じて制度導入後3年ごとに公募を予定しております。現に任用している職員が引き続き就業を希望する場合には、応募することは可能であり、選考の結果、引き続き任用されることはあり得るものであります。次に、パートタイム会計年度任用職員の時間外勤務につきましては、時期的に業務が増加する場合やイベント対応などで時間外勤務が発生する場合があります。その上限については、正規職員に準じ1カ月 45 時間、年間 360 時間と設定する予定であります。

出典:小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日 議事録 PDF(71ページ) 間違いを知らせる