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小樽市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日

基本的な考え方について

2019年9月9日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「基本的な考え方について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
酒井隆裕 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 酒井隆裕

公共施設再編素案について、まず基本的な考え方について伺います。示された素案を拝見しました。私は率直に言って夢があふれるというよりも、このままでは余り市民が関心を持たない計画になりかねないと感じました。なぜならば、施設量の削減ありきという観点が随所に見られるからです。市長は、胸を張って市民にお示しできる案だと言えますか。素案に至った基本的な考え方を示してください。再編素案は3パターン示されました。説明では、どれかのパターンでなければならないということではない、組み合わせるのも可能であり、これから議論していただくと述べられています。改めて確認しますが、議会や市民の意見によって減る事業や、逆にふえる事業もあり得るということや、3パターンにこだわるものではないという認識でよろしいですか。各パターンの表現の仕方です。素案1では、実現可能で施設量の削減効果が最も高い案、素案2では、素案1の次に施設量の削減効果が高い案、素案3では、市民の要望を可能な限り実現するようにした案との表現です。このような表現では、素案1以外は実現が難しいような印象を受けます。こうした表現にした理由をお示しください。素案で共通しているのは、小樽商業高校に教育委員会やこども発達支援センター、高等看護学院などを持ってくるものです。市庁舎については、本庁舎を改修し議会機能を集約、別館や保健所庁舎、水道局本庁舎、生活サポートセンターを統合し、新市庁舎とするものです。どちらの事業も、市民から優先的に取り組んでほしいという方がどれだけいらっしゃるでしょうか。市役所は耐震性の問題や老朽化があり、建てかえや改修が必要なことは理解しますが、これら二つについては、ほとんど選択肢がないパターンとなった経緯を示してください。これら二つについては、市民のニーズからすると順位は相当低いのではありませんか。今必要なのは、人口対策として市民のニーズが高い事業を優先して行うことではありませんか。教育委員会移転や市役所新庁舎建設を行うことで、人口がふえたり減少を押しとどめたりできるとは思いません。いかがですか。今後のスケジュールについてです。10 月に市内7カ所で8回市民意見交換会を行うことや、パブリックコメント、庁内検討委員会などを行い、第4回定例会総務常任委員会に計画案を報告。来年3月、第1回定例会にパブコメ結果、再編計画を報告するというものです。余りにも拙速過ぎるのではありませんか。このスケジュールで十分議論ができ-35-令和元年3回定例会 本会議録るとお考えですか。財源対策についてです。過疎対策事業債の行方がどうなるのか不明です。有利な起債といっても限られます。こうした財源の見通しを持った中での素案策定だったのですか。これだけ大規模な再編計画であれば、市民意見交換会だけでなく、有識者や公募市民などを含めた総合計画審議会クラスの諮問機関を設置する考えはなかったのですか。市民意見交換会で十分だというお考えですか。これからも必要ないとの考えですか。仮に市民意見交換会やパブリックコメントで、例えば庁舎プロジェクトは今回の案に示さず、先送りすべきといった意見が出された場合、尊重されるのですか。単に意見の一つとして受けとめますといったアリバイづくりの会のような会になるおそれはありませんか。来年度に策定される長寿命化計画の計画期間は 2058 年度までと聞いていますが、20 年後、30 年後先までの事業計画を策定するのは現実的ではないと考えますが、いかがですか。総合計画との関係です。今後 10 年間の小樽市を見据えて小樽市最上位の計画として、総合計画基本計画が諮問され答申を受けています。今定例会の後に最終調整を行い、10 月には策定を完了する見通しです。20 年後、30 年後の計画となれば、次回以降の総合計画に絡む問題です。こうした整合性をどう捉えるのか伺います。新・市営室内水泳プールについて伺います。再編素案では素案3として、市民の要望を可能な限り実現するようにした案として示されています。一方で、素案1の実現可能で施設量の削減効果が最も高い案と、素案2の素案1の次に施設量の削減効果が高い案では示されていません。これまで歴代市長はつくるとは言っていました。今回の案で、迫市長はプールをつくらないという案を示したということではありませんか、お答えください。素案1と素案2ではプールは民間施設を活用としています。しかし、民間施設は老朽化が課題となり、今後も使用するには大規模改修が必要と聞きます。民間施設を活用というのは現実的ではないのではありませんか。問題は、つくるとなってもいつなのかということです。基本的な考え方でも伺いましたが、20 年後の事業に回されてはかないません。これまでもつくるとは言っていたものの先送りされてきました。市民ニーズの高い事業は優先して行うべきです。プールを建設する最短スケジュールはいつなのですか。商業高校跡の複合施設整備についてです。教育委員会を移転することや老朽化している高等看護学院を移転することを市民からも利用者からも、余り異論はないかもしれません。しかし、勤労女性センターや勤労青少年ホーム、生涯学習プラザ、市民会館集会室、総合福祉センター料理講習室というのは無理があります。駐車場の整備はどうするのかなど課題も多数です。施設潰しありきの大変夢のない案だと思いますが、いかがですか。そもそも勤労女性センターや勤労青少年ホーム、生涯学習プラザなどの利用者から、商業高校に移転してほしいという意見が出されたのでしょうか、お答えください。新施設を建設して集約ならまだしも、商業高校へというのは利用者の理解は得られないと考えますが、市長のお考えを伺います。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、公共施設再編素案について御質問がありました。-36-令和元年3回定例会 本会議録初めに、基本的な考え方についてですが、まず素案の基本的な考え方につきましては、本素案では老朽化が進んだ施設を中心に 39 施設を選定した上で、行政サービスの実施に支障を来さない範囲で施設総量の削減、本市の特性や市民ニーズの変化に対応、安全性の確保の三つの再編方針のもとに策定したものであります。次に、再編素案の三つの案につきましては、今回は再編素案として三つの案を示しておりますが、その中の個々の施設や再編案を組み合わせることや、新たな再編案を盛り込むことなどの可能性もあります。今後は、今定例会の議論も踏まえるとともに、10 月に実施する市民意見交換会での市民の皆さんの御意見や、将来の本市財政において負担可能なケースを組み合わせることに重点を置きながら、最適なものとなるように再編計画案を策定していきたいと考えております。次に、素案の各案の表現につきましては、公共施設における再編は、財政上、将来投資できる経費に見合う施設量を適正化することを目指して検討しているため、素案1については3案の中で費用が一番小さく、施設量の削減が一番大きいものとなりましたので、実現可能という表現としたところでありますが、素案1に誘導する意図ではありません。次に、商業高校への移転施設や、新市庁舎につきましては、商業高校は小樽商科大学が近く、海上技術短期大学校が開校する予定でありますが、残りのスペースを有効活用する上では、新たな文教地区となることを視野に、可能な施設を移転する素案といたしました。また、新市庁舎については、現市庁舎周辺に点在している行政機能を1カ所に集約することにより、市民の利便性が高まるものと考え、現市役所敷地内で統合する素案といたしました。次に、教育委員会の移転や新庁舎の建設などにつきましては、この再編素案では事業着手の優先順位を示してはおらず、また、人口減少対策と直接関係しているものではありません。次に、再編計画のスケジュールにつきましては、限られた期間ではありますが、議会や市民意見交換会を通じて、十分議論を尽くしてまいりたいと考えております。次に、財源の見通しにつきましては、来年度に策定予定の長寿命化計画の検討の中で、国庫補助制度や有利な起債を積極的に活用することや、PPP、PFIなど民間資金の活用についても検討を行い、本市の財政負担が少なくなるよう努めてまいります。次に、諮問機関の設置につきましては、各施設の利用状況や市民ニーズ、市としての今後の施設運営の方針など、市内部で把握しているデータ等に基づき、検討・判断ができるものと考えておりますので、先ほども申しましたとおり、限られた期間ではありますが、議会や市民意見交換会で議論してまいりたいと考えております。次に、市民意見交換会やパブリックコメントにおける意見につきましては、庁内の検討委員会において再編計画を策定するに当たり、十分にその意見内容について検討いたします。次に、長寿命化計画の計画期間につきましては、公共施設等総合管理計画の計画期間である令和 40 年度までとしております。長寿命化計画における具体的な再編スケジュールは、直近の 10 年間で整備する内容をお示しすることになり、その後の 30 年間は中長期間単位での整備内容を示す考えでおりますが、随時計画を見直しながら再編を実施していくものであります。次に、長寿命化計画と総合計画の整合性につきましては、その時々の社会経済情勢を反映した次回以降の総合計画を踏まえ、必要に応じて長寿命化計画の見直しを行うことで整合を図っていくものと捉えております。次に、新・市営室内水泳プールについてですが、まず、プールの整備につきましては、民間施設を活用した市民プールのあり方については、現在の利用状況や今後の財政状況に対する市民の皆さんの御意見を-37-令和元年3回定例会 本会議録伺う必要もあると考え、素案の中にお示しをいたしましたが、新体育館にプールを併設する案もお示ししておりますので、新・市民プールを整備しないということではありません。次に、民間プールの活用につきましては、市内には短水路のある民間プールが3カ所ありますが、市民プールとして活用する場合には、各施設の状況や規模等に応じて、個別具体に課題を整理しながら検討を進めていきたいと考えております。次に、プール建設のスケジュールにつきましては、今年度末までに策定予定の公共施設再編計画の中で新・市民プールの建設が盛り込まれた際には、来年度に策定を予定しております長寿命化計画の中で、別途策定される市営住宅や学校施設の長寿命化計画を踏まえながら、費用の平準化など財政負担を勘案して検討することになります。次に、商業高校跡の複合施設整備についてですが、まず、商業高校への勤労女性センター等の移転につきましては、学習・交流機能を持つ同様な施設を集約することにより、生涯学習の新たな拠点として充実が図られるとともに、効率的な施設運営が可能となるものとして素案にお示しをしたものであります。次に、勤労女性センター利用者などの意見につきましては、各施設の将来のあり方検討方針をまとめるために施設利用者を対象に開催した市民意見交換会では、本市の財政状況が厳しい中では施設の再編や集約についてやむを得ないと一定程度の理解は得られましたが、商業高校への移転についてはお示ししておりませんので、10 月に開催する市民意見交換会において、市民の皆さんから率直な御意見を伺いたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月9日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる