みんなの議会

真狩村議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日

自治体間の広域連携についての村長の基本的な立場と、今後の考え方について

2025年12月11日、真狩村議会の一般質問で、陰能裕一議員が「自治体間の広域連携についての村長の基本的な立場と、今後の考え方について」質問し、村長 岩原清一が答弁しました。

質問者
陰能裕一 議員
答弁者
村長 岩原清一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 陰能裕一

通告に従い、一般質問をさせていただきたいと思います。地方自治体間の事務運営につきましては、現在、羊蹄山ろく消防組合や羊蹄山麓環境衛生組合のような一部事務組合と、後志広域連合での税務、国保及び介護保険等の事務処理について行われているものと理解しております。また、本村の連携といたしましては、倶知安町の火葬場について、お願いをしているところでもございます。こうした連携をあらゆる角度で積み重ねていくことが、将来また来るであろう町村合併に向けての一助となるものと私は理解するところでございます。今期、私が参加させていただいております羊蹄山麓町村議会正副議長会におかれましても、このことについて活発な議論がなされているところでございます。今回は、こうした自治体間の広域連携についての村長の基本的な立場と、今後の考え方についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 村長 岩原清一

それではただいまの御質問でございますが、議員の御指摘のとおり、村では現在、広域的な取組として、地方自治法第284条で定める同一の事務を共同処理するため、一部事務組合を組織して羊蹄山ろく消防組合、羊蹄山麓環境衛生組合、後志教育研修センター組合をそれぞれ組織しております。また、地方自治法第291条の2による多角的な事務処理を通じて広域的な行政目的を達成するというようなことで、後志広域連合にも加入をしているところでございます。そこで国民健康保険、介護保険、税の滞納整理など後志16町村で事務事業の合理化・効率化に努めているところであります。その他、火葬場については倶知安町との協定により、倶知安斎場を利用することとしております。また、生活一般ごみについては、直営処理施設を廃止し、全て民間事業者にその処理を委託しているところでもあります。今後村では、人口構造の変化やインフラの老朽化等の様々な問題・課題に対応していかなければなりません。こうした変化に持続的な形で、村民の生活を支えていくために、周辺町村とそれぞれの強みを生かし、資源を融通し合い、行政の枠を超えた広域連携が必要になると考えているところでございます。現在、後志広域連合において、こうした広域連携に対する模索が始まっております。広大な面積となる後志管内を、また町村間のこの距離を含め事務事業が大変見つけにくい状況になっていることも、一方であります。しかしながら、これからもあきらめることなく広域連携については、管内町村と調査検討を進めながら、議員の皆さんとも御意見を交わしながら進めてまいりたいというふうに思っております。

議員の質問 7番 陰能裕一

ただいまの答弁の中では、一部事務組合、広域連合のほか、火葬場ですとか、あるいはごみ処理の関係、ちょっと話はずれるかもしれませんが、そういった中で事務の効率化を図っているという答弁を頂戴しました。行政の枠を越えて広域連携が必要であって、広域連合の中でもその模索をしているところではあるけれども、なかなか面積が広くその範囲も広いので、なかなか見つけにくいという答弁を頂戴したというふうに理解しております。平成の大合併におきまして、この地域の事情で合併を選ばなかったと、大きく重い判断をして今のこの形があるものだというふうに理解させていただいたところでございます。正副議長会の議論におきましても、その当時の反省ですとか、あるいは将来といいましても、おそらくは当時も盛んに議論が出ていた強制合併といいますか、当然望まなかった上で今現在あるわけですから、あるとするならば、将来の何十年先かわかりませんが、行政の効率化の果てにはそういうことも出てくるかもしれないという中で、いわば研究をしている、正副議長会のリーダーシップの下に、研究をしているという状況でありまして、広域連携の機運が上がっているとかそういうことではない、今研究をしている、勉強させていただいているという現状と私は理解してございます。その中で昨今、議論の中では、昨今の葬儀の形態変化によりまして、火葬場の話がものすごく好例として挙げられるのでございます。でも、これも当時の互いの町村の事情がたまたま一致してうまくいったというだけの話でして、先ほど村長の答弁にもございましたように、やっぱり狙ってやっていけるものでない、見つけにくいものだと、こういった手をつなぐ、連携できる範囲とか分野とか、形態だとかというのはなかなか狙ってやっていけるものではないというふうに考えてございます。必要は発明の母という例えが適当かどうかわかりませんが、こういった連携の必要性というのは、村長はじめ職員の皆さんが地域の事情に向き合った行政、お仕事をしていく中で、同様にお仕事をされている各町村の担当者等々と仲良く接していく中で、胸襟を開いて話し合う中、そういう機会を増やしていく中、そういうのに適応するものが、たとえ一つでも出てくればいいのでないかなと。スタートというのはそういったところからスタートしていく話なのではないか。それだけ一つ一つの行政課題について突合していってもなかなか難しい話ではないか。でも、やはり必要なことでないのかなというふうに思っております。そこで、先ほど申し上げたとおり、特別な機会を設けろとは言いませんが、皆様の日常の業務の中で、こうした意識付け、行政の効率化全般に対する意識付けの中で、その選択肢の中で、ひょっとしたらどこか同じ悩みを持っているところがないのかなとか、そういった意識付けが必要なのではないのかなと。一言で言ってしまうと、町村の職員仲良くしながら、課題を共有して取り組んでいくのも一案かなと、突き詰めていくとこれに尽きると思うのですが、改めましてこういったことについて村長の考えをもう一度お伺いいたします。

答弁 村長 岩原清一

それでは、ただいまの御質問にお答えしたいと思います。陰能議員が心配しております、これからの財政、それから人口減少、それから少子高齢化とか、いろいろな課題が、うちみたいな小規模な自治体には重くのしかかって、将来に対する不安になっているということだと思います。合併が良いか悪いかというのは、それぞれだと思いますが、基本的に北海道の場合、やはり距離感がありすぎるというのが最大の、前回の平成の合併のときにうまくいかなかったことなのかなというふうに思っております。近隣の町村を見ましても、後志は1本も合併はなかったのですが、近隣の町村を見ますと、やはりなかなか思うように、合併債10年の期限ももう切れて、北見なんかはかなり厳しい状況になっているのかなというふうに思いますが、これは結果論でございますから、うまくいっているところはうまくいってるのだろうと思いますが、必ずしも国が言った、合併する方が幸せになれるというようなことではなかったのかなというふうに思っております。そういった意味で火葬場、それからプールもそうでございますし、要は各町村が持っている資源を共有し合う、使い合うというようなことは、山麓ぐらいの距離感だとできることだと思っておりますし、今まだちょっと計画段階ですが、サイクリングロードの話も出てきており、羊蹄山を山麓5か町村になるのですけれども、羊蹄山を持っている町村同士でうまくできないかということで、今国の環境省の中でも検討されているというふうに思っております。そういった意味で、いろいろな観光産業、それから教育、そういった分野で協力し合うことにつきましては、私も議員と同じように大賛成をしているところでございます。これは必要性もございますが、やはりお互い有効に施設を使うということだというふうに考えておりますので、これにつきましてはある程度各町村間の中でうまくいけるかなというふうに思っております。また先ほど言いましたように、確かに各町村の担当者、それから職員の中で、なかなか今はちょっと便利すぎて、顔を合わせることがなくなってきて、メールだとか電話だとか、そんなので終わってしまうようなところがございます。そういった意味で、6村の会というのが数年前から真狩村も入って作りまして、その中でいろいろな講演会、それから講習会、小さい村が集まっているので、1回に人を集めることがなかなかできないので、講習をするにしても、みんなでお金を出して、6村の職員を呼んで1か所でやる。それから研修会についても調査研究、いろいろな意味で、この間はふるさと納税の関係だったと思いますが、担当者が寄り合って先進地のほうを視察するとかというようなことも進めているところでございます。私たちみたいな上の、上のというのはちょっと適当でないですけれども、レベルだけでなくて、小さいところがお互い話し合うことが、何かあったときに「これどうしたの」とか「この事業どうしたの」と、今回の臨時交付金なんか特にそうですよね。「どういうことするの」なんていうふうに聞けると、お互いいろいろなアイディアの出し合いになっていいのかなというふうにも思っております。そういった意味で、そういうことはどしどしこれからも続けていきたい。6村に限らず、後志、それから山麓、それから北海道の中で、そういうようなことにどんどん職員を出して勉強させていきたいなというふうに考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 7番 陰能裕一

ただいまの答弁の中では、やはり適度な距離感という、その連携等をしていく中でもそういうものが大事というかネックというか、一つの課題になっているのかなということをいただきました。あとは、施設ばかりでなくその資源の共有、山麓の資源の共有ということでサイクリングロードのような建物とかではないものについて、また違った角度で連携してやっていきたいというような話も頂戴しました。とあるところでちょとお話させていただくこともあるのですが、何せ今の村長方を見ていると、なかなか仲が良いと、それはどうしてかというと、やはり今の首長さんというのは行政職から上がってきた方が、出身の方が多いということで、若い頃からなにがしかのくくりの研修だとか、団体の会合だとか、そういった中で、村長の答弁にも一部ありましたけれども、顔を合わせてきた人方が紆余曲折あって今首長として活躍されていると、そこがベースになっているというのは非常に大きいのかなという話を以前どこかでさせていただいたことがございます。ただ、村長の答弁の中でちょっと意外だったのは、やはり私ども昭和の世代はそれで良かったのかもしれませんが、今の世代ではなかなか技術が進みまして、そうやって顔を突き合わせて何かするとか、ディベートするとか、そういった機会が少なくなってきているのかなと。6村の会という、答弁の中にもありました、いろんな形の中でそういったこともやっていきたいという答弁も頂戴いたしました。やはり、本当に技術の進化ということで、顔を突き合わせる、アナログというのは一歩間違えるとそこで何々ハラスメントというようなことにもなってしまうのかもしれませんが、やはり顔を突き合わせた中で、一堂に会して同じ空気を吸うとか、同じ話を聴くとか、そういったことも町村長の間でも大事ですけれども、職員さん方も今現在がそういうことであれば、昔戻りにするとは言いませんが、そういった形の中で胸襟を開けるような環境とか、そういうのを作ってあげるのも一つの手なのかなというふうに思います。そういったものの一つ一つが、そのことそのものは無駄かもしれませんが、大いなる無駄ということもございます。そういったことの一部から行政の効率化の一つのヒントが得られるかもしれません。どうかそういった点にも今後とも御配慮いただくようお願いしまして、改めてお言葉をいただきまして、私の質問をこれで終わりにします。よろしくお願いします。

答弁 村長 岩原清一

ただいまの御意見についてでございますが、確かに今、後志町村会は非常に雰囲気が良いといいますか、そういうことで何かと言い合ったりすることができるような環境でございます。これは、議員が御指摘のとおり、やはり昔なじみも中にいますし、やはり同じ世代だったというようなこともございまして、役場職員当時に苦労したことが大体皆さん同じ共通点で持っているということが話しやすい環境になっているのかなというふうに私も思っております。そういった中で、一時下火になるというか、そういうことがあまりよろしくないというような話もございましたけれども、そういうような場面が少なくなるということが、非常に良いことだとは私も議員と同じように思っておりません。ですから、少しでもいろんなところに出て、いろんな人と対面で話をして、その中で自己を相手に認めてもらって、相手を自分も認めるというような、そういうような関係を作らないと、これから長くいろいろな立場になっていく中で、難しいのかなというか、必要なことでないかなというふうに私も思っております。そういった意味で言いますと、研修だとかそういう勉強会だとか、そういうような機会を、そういう環境をこれから地域の職員の方と、地域の近隣の町村の方と一緒に進めていきたいというふうに思っておりますので、そのような方向になるよう私も努力していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。(陰能議員「終わります。」)

出典:真狩村議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる