小樽市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日
学校施設の耐震化について
2018年12月11日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「学校施設の耐震化について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 松田優子 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 松田優子
最後に、学校施設の耐震化について伺います。平成 21 年 11 月に策定された学校規模・学校配置適正化基本計画では、期間を前期と後期の2期に分け、そして平成 22 年度から平成 36 年度までの 15 年間かけて実施することになっており、前期は平成29 年度で終了しましたが、さまざまな課題から再編が未実施になりました。今、小樽の現状を見ていると残念ながら人口減少に歯どめがかからず、予想以上に児童・生徒の減少が進んでいます。学校再編の目的の一つが、望ましい学校規模を確保するということでしたが、児童・生徒の数の減少が続いていることから当初予定していた望ましい学校規模の確保が難しい状況に陥ることも懸念されています。そうした中、迫市長は学校再編についてまちづくりの観点や地域との関係を踏まえ、さらに今後を見通した中で考えていく必要があると述べられています。今後の学校再編の計画をどうするのか、いろいろな観点から改めて検討する必要があると思われ、一定程度の期間をかけて見直しを行うこともやむを得ないのではないかと我が党は認識しております。そこで、懸念されるのが学校施設の耐震化問題です。このたびの胆振東部地震の発生が早朝であったため、児童・生徒の通学や在校している時間帯にならなかったことは不幸中の幸いでした。しかし、多くの小・中学校が災害時の緊急避難場所に指定されていることからも、早期に学校の耐震化を進めていく必要があるのではないかと考えます。小樽市の学校施設の耐震化は、道内他都市と比較するとおくれているようですが、耐震化の状況はどのようになっているのか、教育委員会にお伺いいたします。次に、小樽市の学校施設の現状に対し、北海道から耐震化を早期に実施するようにとの要請があったと聞いていますが、このことについて小樽市としてどのように捉えているのか、市長の御見解をお聞かせ願います。未来を担う子供たちの安全・安心な場を確保することは、大人たちの責務であり、昨今の災害発生状況から考えると、このままでは子供たちの安全・安心が脅かされる状況にあると言えます。今後においても再編に合わせての耐震化では余りにも時間がかかり過ぎるため、早期に耐震化を進めてほしいと考えますが、この点について市長のお考えをお聞かせください。小樽市では、適正化基本計画によって学校再編に合わせて耐震診断結果や学校施設の老朽度合いを考慮して、耐震補強や大規模補修を実施することとし、統合校については必要な耐震化が図られたようですが、統合が進まなかった前期の再編対象校については、耐震化されていない現状がこのまま続くことになり、さらに時間がかかることになります。日中のほとんどを学校で過ごす児童・生徒の安全・安心を考慮し、早期に学校施設の耐震化を図るためにも再編と切り離して取り組む必要があるのではないかと考えますが、教育委員会のお考えをお聞かせください。また、耐震化とあわせて前期の再編対象となっている松ヶ枝中学校の老朽化は著しいものがあります。商業高校での西陵中学校の統合についても、現在、目途が立っていない状況であり、松ヶ枝中学校をこのままにしておくのは大変忍びがたいものがあります。松ヶ枝中学校の対応について、教育委員会としてどのようにお考えか、お聞かせください。以上、再質問を留保して私の質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、学校施設の耐震化について御質問がありました。まず、北海道からの学校施設耐震化の要請につきましては、北海道からは本市の学校施設耐震化の状況が他市町村と比較しておくれていることや、北海道胆振東部地震の発生を踏まえ、学校施設の耐震化について早期完了に向けた取り組みをしていただきたい旨の要請が 10 月 31 日にあったところです。私といたしましても、学校施設の耐震化は児童・生徒の安全・安心の確保や地域の方々の避難所機能を確保する観点からも、早期の対応が必要と考えているところであります。次に、早期の耐震化につきましては、これまで適正化基本計画による学校再編に合わせて耐震化や老朽化対策を進めてきましたが、統合が進まないことにより耐震化を終えていない学校施設が残っていると聞いております。私といたしましては、学校施設の耐震化は重要な課題と認識しておりますので、今後の進め方については教育委員会と協議をしてまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
ただいま、学校施設の耐震化について御質問がございました。まず、本市の学校施設の耐震化の状況につきましては、本年4月1日現在における本市小・中学校施設の耐震化率は 81.3%となっており、全道平均の 95.8%と比較いたしますと耐震化率は低い状況となっております。次に、早期に学校施設の耐震化を図るためにも、再編と切り離して取り組む必要があるのではないかとのことにつきましては、適正化基本計画の期間前期の点検結果でお示ししたように、学校の統合が進まず耐震化に至っていない学校があり、児童・生徒の安全・安心の確保からは早急な対策が必要と考えておりますので、今後の耐震化の進め方について検討を行い、市長部局と協議をさせていただきたいと考えております。次に、松ヶ枝中学校の対応につきましては、松ヶ枝中学校は老朽化が著しく、耐震化優先度調査において耐震化の優先順位が最も高く、教育環境のさらなる悪化が危惧されますことから、建築物の耐震改修の促進に関する法律の規定に基づき、平成 32 年度末には用途廃止することといたしております。このたびの適正化基本計画の見直しでは、西陵中学校と松ヶ枝中学校の学校再編につきましても改めて検討することとなりますが、松ヶ枝中学校の現状に鑑み、旧最上小学校への移転などについて早急に検討する必要があるものと考えております。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
再質問 9番 松田優子
それでは、御答弁いただいた中から何点か再質問させていただきます。まず、人材育成についてです。小樽市では職員提案制度があり、そこでは今までに5件の提案があったと先ほど御答弁いただきましたけれども、すごく少ないように感じます。というのは、平成 10 年からこの職員提案制度があるとお聞きしましたが、先ほど例に挙げた姫路市では、平成 16 年から始まって現在まで 750 件の提案、確かに制度は少し違いますので、比較にならない部分もあるかと思いますが、余りにも少ないのではないかと感じています。これについてもう一度、なぜ少ないのかについて、どのように感じているかお聞かせ願いたいと思います。また、5件あったけれども現実に、提案は全部で確かに5件ありましたが、活用が少ないように思いますが、この点についてももう一度お聞かせ願いたいと思います。また、少ないと思いますので、どうすればその提案の拡大につながっていくのか、もしお考えがあればお聞かせ願いたいと思います。それと、時間外勤務についてですけれども、前年度から見ると確かに最高のところは、前は千何時間ということでしたので、800 何時間とかということに減ってはいますが、先ほどのアンケートにもあったように、時間外が多いために勉強したくてもできないというアンケート調査の結果も出ています。そういうことについて、もう一度御返答願いたいと思います。次に、防災についてですが、先ほど防災会議については2月に毎年行われているようでありますが、それで反映させていくものということで先ほど具体的に何点かお示しいただきましたけれども、この2月に防災会議を行うというのは、もうこれは動かせないのかどうかということについて。というのは、今回みたいに急な災害があった場合に、臨時的にそういったことで検討するということで防災会議が、ただ防災会議のメンバーを見ますと、小樽市だけが構成メンバーになっているわけではありませんので、難しいのかもわかりませんけれども、情報共有だとか皆さんの御意見を聞くために、防災会議の時期というのは臨時的に行うことができないのかどうか。この点について御見解をお聞かせ願いたいと思います。それと、冬季訓練については、ことしの1月に帯広市に職員が派遣されていろいろな課題等も見てきたようですけれども、ことしについても検討すると先ほど御答弁がありましたが、具体的にどこに行くかということについてはまだ決まっていないのでしょうか。その点について、お聞かせ願います。また、学校耐震化についてですけれども、先ほど市長はこの耐震化については早急に進めていきたいというふうにありました。また、この再編と耐震化について切り離して考えられないのかという質問をさせていただきましたが、今後検討していくというふうな御答弁でしたけれども、やはり耐震化というのは、昨今のこの状況を見たときに、やはり切り離して考えていくべきではないのかと思いますので、もう一度その点について御意見をお聞かせ願いたいと思います。それと、松ヶ枝中学校については先ほど今後、旧最上小学校に移動していくような方向性で、決定ではないのですけれども、ただ、松ヶ枝中学校は2年後にはもう用途廃止が決まっているわけですから、早急にこの移動先というのを決めていかなければならないと思います。そう言って、旧最上小学校に仮に移動した場合に、小学校に移動するということについては、やはり学校設備としていろいろ今度改修だとか、いろいろな備品関係、ただ机だとかそういうものはやはり小学生のものを中学生が使うわけにいきませんので、そのまま机を持っていったりとかということは可能だと思うのですけれども、改修だとかそういったことも計画していかなければならないのではないかと考えますが、課題等お聞かせ願いたいと思います。以上、再質問いたします。
答弁 市長 迫俊哉
松田議員の再質問にお答えいたします。1点目は、人材育成の項目の中での職員提案の件でお尋ねがありましたけれども、確かに議員御指摘のとおり制度発足から5件というのは少ないというふうに私どもも感じているわけであります。この原因につきましては、やはり制度の周知、それから制度の魅力不足、こういったものも原因だというふうに考えておりますので、今後職員の提案がふえていくように周知はしていきますけれども、やはりその職員にとっても、提案をしたことが少しでも実現につながるのだというモチベーションがなければいけないというふうに思っておりますので、制度の拡大だけではなくて、そういった制度というか中身、制度の内容そのものについても考えていかなければなりませんし、我々としてそれをしっかり受け入れて、可能な限り政策に反映していく、そういう姿勢を見せていくということも大事なのではないかというふうに思っているところでございます。それから、時間外勤務の関係ですけれども、正直多いなと感じてはおりますが、今後、全ての事務事業を見直していく、あるいは組織の編成を見直していく中で考えていかなければならないことだと思われますけれども、やはり多い職場というのは大体限られておりますし、秘書課というのは本来、秘書課も今回多かった、28 年度の秘書課もありますが、こういったものは本当に特殊な事情があって一時的に多かった、特殊な事情があって多かったわけですけれども、財政課というのは恒常的に多いわけですから、その辺については少し考えていきたいなというふうに思っているところでございます。それから、防災会議を臨時的に開催できないのかということですけれども、この規定の中で防災会議をいつ開催するかということについて、規定されているかどうかについて把握しておりませんが、今回ですと9月6日の胆振東部地震を踏まえて 180 件ぐらいの職員からの提案があったそうです。これをやはり、ある程度整理をして、防災会議にかけていくということは、ある程度時間がかかるということにもなりますので、今回は予定どおり2月に実施をさせていただいた上で、防災計画の変更なり追加なりというのを対応していきたいなというふうに思っているところでございます。それから、冬季訓練について、ことしはどこで実施するのか私も把握しておりませんので、委員会でもお答えできればと思っておりますけれども、どこかで開催されるようであれば、それに向けて調整はさせていただきたいなというふうに思っているところでございます。それから、小・中学校の耐震化の問題でありますが、学校配置適正化基本計画を今回見直すということで、おくれていることによって耐震化がおくれるという、そういう学校があってはいけないというふうに思っております。先般、総合教育会議が開かれまして、教育委員からもそういった御意見が出されまして、私も全く同感だということで、適正化基本計画とは別に耐震化計画、学校の耐震対応をしていくということは別途考えていかなければいけないのだなというふうに考えておりますけれども、これについては教育委員会としっかりと協議をさせていただきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
松田議員の再質問にお答えさせていただきます。私からは、松ヶ枝中学校の件に関しての御質問があったと思っておりますけれども、課題といたしましては、仮に旧最上小学校を活用するということになれば、耐震化はできているものの中学校で特別教室として必要な技術家庭科室がございません、小学校には。そこを改修して利活用するというようなこと。それから、できればですけれども、中学校仕様のトイレにしていく必要があるのかというようなことなどの課題があるのかなと思います。それにかかわって、移転費用、引っ越しの費用も含めて経費が多少かかってまいります。そういうこともございますので、まずは庁内の跡利用検討委員会に早急にお諮りをして、結論を出していただきたいというふうに我々は思っておりますし、今後いろいろ経費もかかることなので、そこら辺のこともお願いをしていきたいと思っています。この辺が課題なのかなというふうに思っています。いずれにいたしましても、子供たちの安全・安心のために少しでも早く移ることができるように取り組んでまいりたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 迫俊哉
先ほど冬季訓練のお尋ねがございまして、私が失念してお答えできなかったわけですけれども、今冬は千歳市と調整中ということでございますので、改めて答弁させていただきます。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
再質問 9番 松田優子
先ほど防災会議については今後検討していくというお話がありましたけれども、今回は地震が9月でしたので、次の防災会議というのは2月ですから半年ない間に、ただ、たまたまこれが3月に地震があったときに次の2月となると、約1年終わることになりますので、そういったことで少しほかの機関との調整もあるでしょうけれども、この臨時的に行うことについて、少し皆さんと協議していただければと思いますが、その点についての、もう一度御見解をお聞かせ願いたいことと、あと、耐震化につきましては、本当に子供たちの安全を考えたときに、先ほど切り離して考えていくということについてはしっかり取り組んでいただければと、これは要望です。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 市長 迫俊哉
松田議員の再々質問にお答えいたします。確かに今回は9月の地震を受けての2月の防災会議ですけれども、3月の災害を受けての2月ということであれば1年時間があるわけです。特にその2月に必ずやらなければならないということ、あるいは臨時的に開けないということではないと思いますので、そのあたりは臨機応変に対応できるように心がけていきたいというふうに思っております。