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小樽市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日

除排雪について

2018年12月11日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「除排雪について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
松田優子 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 松田優子

第4項目め、除排雪について伺います。今定例会の初日に行われた本会議での採決の結果、決算特別委員会の委員長報告どおり平成 29 年度小樽市一般会計歳入歳出決算認定は、またもや不認定となりましたが、私も不認定に賛成する立場での討論を行いました。不認定とする理由の一つは、除排雪事業費の予算執行、特に排雪については市民の要望に対する実施率が余りにもかけ離れており、本来あるべきはずの市民の福祉増進に役立つような執行状況ではなかったからです。今、市民の方とお会いすると皆さんが口々におっしゃるのは、市長がかわったから、これでことしから除排雪がよくなるねというものでした。先ほど次期小樽市総合計画についての質問をいたしましたが、基本計画の策定に生かすことを目的に行った市民アンケートでも、この除排雪問題は現在の満足度が低く、今後の重要度が高い領域に入っています。また、これに先立ち小樽市住宅マスタープランにおける市民アンケートやその他でも除排雪問題は不安、不満の意識が強く、御意見も数多く寄せられる案件です。恐らく市長も、就任前に市民の皆さんと接するうちに切実な声を耳にされ、このままではいけないと感じたからこそ、就任後真っ先に行ったのが雪対策課の機構改革だったのではないかと推察いたします。前置きが長くなりましたが、そこで何点か質問させていただきます。まずは、除排雪事業における昨年度とことしの大きな違いの一つは、除雪体制部門の強化ですが、市長就任後1カ月で御自身での検証もままならないうちに、機構改革を行った目的について改めてお聞かせください。機構改革をして2カ月足らずでその効果を聞くのは早過ぎるとは思いますが、もう新体制で動き出していますので、これによりどういった課題が解消できると考えられたのか、お伺いいたします。また、除雪対策本部の立ち上げは、今までは 12 月でしたが、本年は前倒しで 11 月 15 日に立ち上げましたが、現時点でどのような課題や効果を考えられているのかお示しください。なお、先般の胆振東部地震でも問題になったのが情報共有の問題でした。年の4分の1を雪とともに暮らしていかなければならない小樽市民にとって、いかに冬を快適に過ごすかはとても重要なことです。そこで、冬期間における要望を一つずつ着実に応えていく必要があることから、総合的な冬の市民サービスに対して、各部の情報共有の場として本年より雪対策庁内連絡会議が設置されたとの報告が先日ありました。そして、早速 11 月下旬に第1回目の会合が行われたとお聞きしましたが、どのような内容だったのか、お伺いいたします。なお、本年度の雪対策に関する主な見直しとして5点が挙げられていますが、そのうちの一つに生活道路の一部における歩行空間確保の取り組みの見合わせがありますが、これは昨年初めて行われたものであり、なぜ1年で見合わせることになったのでしょうか。取り組んではみたものの、効果がなかったからなのか、その見合わせることになった理由をお聞かせください。また、同じく貸出ダンプ制度では、一昨年までは積込業者による代理申請が可能だったのに、昨年は積込業者による代理申請の受付は不可となり、利用団体による直接の申し込みになりました。ことしは、それが積込業者の代理申請が再び可能となりました。それは、代理申請でも問題がなかったからではないかと思いますが、復活した理由についてお聞かせください。昨年度は、各ステーションから要請を受け、その実施時期を検討する排雪協議が行われていましたが、要請があってから実施までかなりの時間を要し、また会議が定期的に行われていたにもかかわらず、議事録がきちんと整理されていなかったなど、問題が余りにも多かったように思います。今年度の排雪協議の進め方と、改善点を述べていただきたいと思います。そして、昨年、何といっても問題になったのは、排雪作業がうまくいかず路線バスが運休になったことです。天候激変による安全確保のための運休ならまだしも、単に排雪作業のおくれによる道路幅員確保ができなかったという理由により交通弱者の足を奪うのは最悪です。どうか二度とこのような事態に陥ることがないよう強く要望いたしますが、このことについての認識をお伺いいたします。また、見直しの一つに主要交差点における見通しの強化ですが、昨年度の 50 カ所が 90 カ所に大幅に増加となりましたが、これは大変に喜ばしいことです。ただ、大きな交差点だけではなく、基準が曖昧だった雪山の排雪や通学路の安全確保にもきちんと取り組んでいただくことを強く要望いたしますが、その点についての認識を伺います。ともあれ、市長がかわったことで除排雪が改善されるという市民の皆さんの期待も大きいことから、ことしの除排雪事業がつまずくと市長のイメージダウンにもつながりかねませんので、前市長のような曖昧なではなく、しっかり改善に向け取り組んでいただくことを願って、この項の質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、除排雪について御質問がありました。初めに、除排雪体制の強化についてですが、まず機構改革を行った目的につきましては、私といたしましては就任前から雪対策が2課体制であり、しかも地域割りの業務分担になっていることに疑問を感じておりました。そのため、就任後直ちに担当部と協議を開始し、建設部内に建設事業室を新設することで、体制強化を図りました。その上で2課体制であった雪対策の担当課を統合し、夏の道路維持業務と冬の除雪業務を一体的に行う課を新設して、1年を通じて道路維持の効率的な業務執行を可能としたところであります。また、担当主幹2名の配置により、冬の除雪業務の繁忙期に関係なく、安定継続的な除排雪計画や年次予算及び雪堆積場の検討、貸出ダンプの制度設計などを早期に策定できるものと考えております。次に、機構改革による課題の解消につきましては、これまでは雪対策を2課体制にしたことにより業務が縦割りとなり、情報共有や連携が課題となっていましたが、その解消ができるものと考えております。また、夏の道路維持業務も統合したことにより、通年における業務量の平準化が図られるとともに道路維持業務における人材育成が可能となることから、市民の皆様からのお問い合わせに対しても的確な対応ができるものと考えております。次に、除雪対策本部立ち上げの前倒しにつきましては、近年、11 月から降雪や路面の凍結が発生しており、例年、地域総合除雪業務の契約を締結しているものの、除雪対策本部と除雪ステーションが設置されていないため、市民の皆様からの問い合わせにも対応し切れていない状況となっておりました。今年度は除雪対策本部を 11 月 15 日に立ち上げたことにより、同月 22 日から 23 日にかけての降雪時には凍結路面対策や山間部の除雪を行ったほか、そのときの市民の皆様からの問い合わせにも対応できたものであります。次に、雪対策庁内連絡会議につきましては、私と副市長、関係8部長で構成しております。第1回目の会議は 11 月 28 日に開催しており、その内容としましては、まず除雪対策本部事務局から今年度の雪対策に係る体制と主な取り組み、11 月の稼働状況の報告がありました。その後、教育部から小樽市通学路安全推進会議の立ち上げについての情報提供、また、消防本部から救急車の円滑な走行のための道路状況把握についての要請があり、雪対策の情報を共有したものであります。次に、雪対策の見直しについてでありますが、まず生活道路における歩行空間確保の見合わせの理由につきましては、今年度はこれまでの市民からの要望等を踏まえ、バス路線や小・中学校周辺の通学路など主要な路線を優先した対応、主要交差点の見通しの確保に重点を置いて排雪作業の充実に取り組むことといたしました。そのための財源確保として、除雪第2種路線の出動基準を従来の降雪量 15 センチメートルへ見直すとともに、試行で実施した歩行空間確保の取り組みを見合わせたものであります。次に、貸出ダンプ制度の申請方法の変更につきましては、これまで代理提出の弊害として申請者が申請内容を十分に把握していないという事案が発生しておりました。そこで、昨年度は申請内容をしっかり理解していただくため、申請者が直接来庁し、申請書を提出することとしたところであります。このことにより申請内容の理解は得られましたが、一方で申請者の負担が増大し苦情もあったことから、今年度につきましては申請内容を理解していただくため、申請者へ申請書の写しを市が送付することを前提に代理提出を認めることとしたものであります。次に、今年度の排雪協議につきましては、昨年度は排雪路線の協議から作業の実施までに大変時間を要したことから、今年度は昨年度における路線の部分的な排雪から、地区ごとの面的な排雪に作業方針を改め、市内の全体的な作業計画を定めて協議をすることで排雪作業を計画的に行えるよう業務を改善するとともに、作業路線の決定に至る経過を記した書類を作成してまいりたいと考えております。次に、バス路線への対応につきましては、市内の路線バスは高齢者や通勤・通学者などにとっても大変重要な交通手段であることから、今年度はバス事業者と情報共有を行いながらバス路線などの主要路線の作業を優先し、排雪作業のおくれにより運休とならないよう努力してまいりたいと考えております。次に、雪山の排雪と通学路への対応につきましては、今年度はバス路線や小・中学校周辺などの主要な路線に重点を置いて道路状況を的確に把握しながら適切な時期に計画的な作業を進めていくことで、主要な通学路の安全を含め道路の円滑な交通の確保に取り組んでまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日 議事録 PDF(112ページ) 間違いを知らせる