みんなの議会

名寄市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日

(1)名寄市総合計画(第2次)後期実施計画にかかわって/(2)高齢者の除排雪支援について

2023年12月15日、名寄市議会の一般質問で、川村幸栄議員が「名寄市総合計画(第2次)後期実施計画にかかわって」「高齢者の除排雪支援について」について質問し、こども・高齢者支援室長 松田慎司、教育部長 木村睦、市長 加藤剛士、教育長 岸小夜子、健康福祉部長 馬場義人が答弁しました。

質問者
川村幸栄 議員
答弁者
こども・高齢者支援室長 松田慎司、教育部長 木村睦、市長 加藤剛士、教育長 岸小夜子、健康福祉部長 馬場義人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 川村幸栄

おはようございます。通告順に従いまして、大項目2点にわたって質問をさせていただきます。まず、1点目、名寄市総合計画後期計画に関わってお尋ねをいたします。国の異次元の少子化対策が子育て支援の拡充を願う人々の期待に応えたものになったでしょうか。保育士を増やしてほしい、教育費の負担が重過ぎるなど、子育て中の方々からは支援拡充を求める声が広がっています。こうした声に応えようと子育て支援に力を入れている自治体が広がっています。当市においても名寄市総合計画(第2次)の重点プロジェクトとして、4項目の一つに安心子育てプロジェクトが掲げられています。いよいよ後期計画に入りました。子供たちが、そして保護者がここで育って、ここで育ててよかったと言える積極的な施策を求めるものであります。小項目1、子供の医療費無料化の年齢を中学校卒業まで拡大を。札幌市が令和6年4月から段階令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号的に高校3年生まで医療費助成を広げると公表し、子育て世代の経済的負担軽減を図るとしています。当市においても、せめて義務教育卒業時まで拡大を求めるものです。改めてお考えをお聞かせください。小項目2、学校給食費の無償化を。この間幾度となく取り上げさせていただきました。学校給食は教育の一環であること、他市町村の取組などを紹介し、子供の貧困問題なども併せて取り上げ、無償化を求めてまいりました。改めてお考えをお聞かせください。小項目3、保育士の待遇改善で配置増を。保育士不足により特にゼロ歳児を預けられないとの声が多く寄せられています。非正規職員であったり、低賃金などの処遇改善を図り、配置増を求めるものです。お考えをお聞かせください。大項目2点目、高齢者の除排雪支援について伺います。今年も雪の季節になりました。憂鬱な除排雪作業が始まります。高齢者にとっての除排雪作業は、心身ともに重労働です。支援について伺います。小項目1、除排雪支援の充実について伺います。高齢者の除排雪支援の在り方についてお聞かせください。小項目2、高齢者事業団の閉鎖に関わって伺います。今年度内に閉鎖されるとお聞きしていますが、高齢者事業センターを頼りにしている高齢者が多くおられます。これからの除排雪、夏の草取りなど高齢者事業団に頼っていた高齢の方々の支援をどのように考えているのかお聞かせをいただきたいと思います。以上、この場からの質問とさせていただきます。よろしくお願いします。

答弁 こども・高齢者支援室長 松田慎司(こども・高齢者支援室長は2024年3月まで)

おはようございます。ただいま川村議員からは大項目で2点にわたり御質問をいただきました。大項目令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号1の小項目1と小項目3及び大項目2については私から、大項目1の小項目2については教育部長からの答弁となりますので、よろしくお願いをいたします。初めに、小項目1、子供医療費無料化の年齢を中学卒業まで拡大をについてお答えをいたします。本市の乳幼児医療費助成につきましては、入院、通院ともに小学生までとなっております。北海道からの補助は入院は小学生までとなっておりますが、通院については就学前までとなっていることから、令和2年10月から小学生の通院分について市独自で助成を拡大してきているところです。札幌市が令和6年度から段階的に高校生まで助成を拡大すると発表いたしましたが、同様の拡大は各自治体に広がってきているところであり、近隣自治体の助成状況を見ましても中学生までとしている自治体が多く、高校生まで拡大している自治体も増加してきていることも把握しております。本市が助成を拡大した場合の試算としまして、入院、通院ともに中学生まで拡大した場合は約1,200万円、高校生まで拡大をするとさらに約1,000万円の市単独での新たな財源が必要となります。助成拡大に向けては、財政面の課題はありますが、既に市長ローリング等で協議をしてきており、今後の予算協議でもしっかりと議論をし、検討していきたいと考えております。あわせて、子供の医療費については、貧困による受診控えや住む地域による格差がない制度とするべきとの考えから全国市長会等を通じて全国一律の制度として財政支援をいただけるよう引き続き国に要望してまいりたいと考えております。次に、小項目3、保育士の待遇改善で配置増をについてお答えをいたします。待機児童については、4月1日の年度開始日で令和4年度、5年度とも4名で、全て3歳未満児の待機となっております。ここ数年は年度途中に10名を超える待機が出ており、そのほとんどがゼロ歳児で、今年度は17名となり、保護者の皆様に育児休業期間を延長していただくなどの対応をお願いしているところです。ゼロ歳児の受入れ定員は公立と民間を合わせて34名となっていますが、保育士不足により民間では受入れの停止や受入れ数を制限している園もあるため、今年度は厳しい状況となっております。令和6年4月の開園を予定している市立認定こども園あいあいと東保育所では、合わせて12名のゼロ歳児の受入れを増やし、待機児童解消に向けて取り組んでいくこととしておりますが、保育士の確保は重要な問題であります。これまで待機児童解消のための人材確保の対策といたしまして、平成29年12月から保育士等就職支援給付金事業、平成30年4月から保育士等宿舎借り上げ支援補助金事業及び保育士等奨学金返還支援助成金事業の3つの対策事業を行っており、これら3つの事業を実施することで保育士の確保に一定の効果があったものと考えております。また、国におきましても令和4年2月から処遇改善として保育士1人当たり月額9,000円の補助が開始され、公立、民間ともに賃金に反映をさせており、非常勤のパート保育士にも勤務時間数に応じた処遇改善加算も実施をしておりますので、離職防止などにつながっているものと考えております。しかしながら、保育士は子供の大切な命を預かる責任、保護者との信頼関係の構築、身体を使う重労働に加え、保育日誌などの事務作業があること、土曜日勤務や朝7時から夜7時までの勤務シフトがあることなどから応募が少なく、その責任や労働条件を見ましても保育士はまだまだ賃金水準が低いものと考えております。先月には市立大学の協力を得て、社会保育学科の学生にアンケート調査を実施いたしました。就職先を選択する上で一番多かった意見は、休みが取りやすいこと、残業が少ないことなどの職場環境、2番目が賃金が高いこと、3番目が所在する地域という結果となり、就職給付金や奨学金返還を希望する学生は合わせて3割程度となっております。このようなアンケート結果も参考としながら、本市においては新しく開園するあいあいにおいて保育士がしっかり休憩を取れるような休息室を設置していること、事務作業を軽減するため保育システムを導入すること、有給休暇や子供の看護休暇等の制度があり、働きやすい環境を整えていることなどをしっかりPRしていきたいと考えております。保育士不足は市全体での問題であることから、これまで実施をしてきた事業の見直しなども行い、公立と民間の賃金バランスも考慮しながらしっかり連携を図り、保育士の確保に努めてまいります。次に、大項目2、高齢者の除排雪支援について、小項目1、除排雪支援の充実についてお答えをいたします。除雪サービス等助成事業は、名寄市高齢者自立支援事業条例に基づき、高齢者が自立した生活を確保するため、冬期間における除雪に対しその費用の一部を支援しております。事業の対象者は70歳以上の高齢者のみの世帯のほか、重度身体障がい者や65歳以上でも要介護認定を受けている虚弱な方のみの世帯など一定の基準を設けて、対象としているところです。あわせて、生活保護基準額の1.3倍以下の世帯収入であり、家族からの援助が受けられないことも対象条件としているところですが、生活保護費の見直しがあっても基準額については従来のまんま据え置いていること、身体障がい者、要介護状態の方には障がい者加算、住宅家賃を支払っている方には生活保護の住宅扶助基準額を加算し、判定基準額としているほか、介護保険料や健康保険料などの社会保険料を総収入から控除するなど、世帯の状況に応じた対応を行いながら対象者の維持、拡大に努めてきているところです。また、平成29年度からは、福祉的支援が必要な高齢者世帯等に対し、屋根雪下ろし中の転落事故等を未然に防止するため、屋根雪下ろしに係る費用の一部を助成する屋根雪下ろし助成券交付事業を実施し、安全、安心な冬の生活支援を行ってきているところです。新型コロナウイルスや世界で起きている戦争や紛争、円安などの影響を受けて物価高騰は続いておりま令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号すが、国が年度内に実施を予定している住民税非課税世帯向けの追加給付金事業や当市が行います低所得者世帯に対する冬期間の灯油代や電気代の経済的支援を行います福祉灯油支援事業や冬の生活支援事業などを引き続き実施をしながら、高齢者が住み慣れた地域で長く暮らし続けられるよう努めてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、小項目2、高齢者事業団の閉鎖に関わってについてお答えをいたします。本市には名寄市高齢者事業センター及び名寄市風連町高齢者事業団の2つの事業体があり、それぞれ運営に対する補助金を支出しているところです。本年4月1日現在の会員数では、名寄市高齢者事業センターが30人、風連町高齢者事業団が48人となっており、会員数が年々減少傾向となっているとお聞きをしております。いわゆる高齢者事業団とは、一般雇用を望まない高齢者を対象として、その能力と希望に応じて仕事を行うことを基本とし、1980年から厚生労働省が補助事業として運営費の支援を始めてきました。時代とともに高齢者事業団に対するニーズも変化をし、自分の能力を生かした軽作業から利益を優先した重労働へと移り変わってきています。本市の2つの事業体にお話を伺いますと、夏の期間は道路の植樹帯や個人宅での草刈りや除草作業、農村地区における播種期や収穫期での農作業、公園維持管理作業など、また冬の期間では個人宅における木々の冬囲いや除雪作業、屋根雪下ろしなど依頼を受けるニーズが多様化し、重労働を伴う作業が増えているとのことです。御質問にありました事業所の閉鎖につきましては、名寄市高齢者事業センターにおいて今後に向けて検討していると伺っております。閉鎖の検討に当たっては、今まで雇用してきた高齢者の方々や顧客として利用いただいている方々の引継ぎ先などの調整は必要と考えます。基本的には事業体の判断でそれぞれ引継ぎ先などを決めていくこと令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号となりますが、本市も運営費を助成している立場として事業体からの相談にはしっかりと対応していきたいと考えていますので、御理解をお願いいたします。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育部長 木村睦(教育部長は2023年12月まで)

私からは大項目1、名寄市総合計画(第2次)後期実施計画に関わって、小項目2、学校給食費の無償化をについてお答えいたします。学校給食につきましては、学校給食法第11条の規定により学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費は学校の設置者である名寄市が負担し、食材に係る経費は保護者負担と定められております。給食費の完全無償化を実施した場合の本市の財政負担額は、今般の物価上昇による食材費高騰の影響もあり、令和5年度の実績から約1億1,000万円と積算しております。そのため、現在の本市の財政状況において給食費の無償化に向けた持続的な財源の確保は非常に難しいこと、また援助を必要とする世帯には就学援助制度による支援を実施していることなどから、毎年度多額の財源を必要とする無償化の実施は極めて困難であると考えております。なお、名寄市学校給食会では、今般の物価高による食材費高騰のため、令和6年4月より1食当たり小学生28円、中学生30円の給食費値上げの改定を行うこととされました。そのため、本市では今回値上げとなる金額についてその全額を市が学校給食会へ補助を行い、急激な物価高に対する保護者負担の軽減と子供、子育て支援の推進に努めてまいります。また、本年6月に閣議決定されたこども未来戦略方針では、学校給食費の無償化に向けて小中学校の給食実施状況の違いや法制面等も含め課題の整理を丁寧に行い、具体的方策を検討するとされております。こうした国の動向にはしっかりと注視し、具体的な方策が示された際には遅滞がないよう本市における実施方策の検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いいたします。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 8番 川村幸栄

それぞれ御答弁いただきましたので、再質問等させていただきたいというふうに思います。まず、子供の医療費無料化の年齢をせめて中学校卒業まで拡大をということであります。これも何度も何度も取り上げてきました。今ローリングで検討中というようなお話がありました。今年の4月に厚労省が子供の医療費助成に対する、自治体独自に広がっているのですけれども、自治体独自で行っている医療費助成に対してペナルティーを廃止するというふうになりました。その中をよく見ていると、高校生までを想定し、減額措置を廃止する考えを示しているということですので、それで18歳まで支援という自治体が非常に広がっているのだというふうに思います。私も調べさせていただきました。これは私どもが調べたのではなくて、こども家庭庁成育局母子保健課というところで調べています。それで、都道府県ごとであったり、市町村ごとであったり、非常に細かく調べています。道内35市中11市が入院、通院、18歳まで無料。そして、この上川管内では19の町村中10の町が18歳まで無料にしています。南富良野町は22歳までということで、ちょっと突出していますけれども、今日の新聞見ましたら、下川町も来年度から18歳まで支援すると議会の中で町長が答弁されているようですけれども、やはり国のペナルティーを廃止したというところに後押しをされながら子育て支援を押していこうということで、子供の医療費無料化の助成を広げているのだというふうに思うのですが、加藤市長、どうでしょうか。私は親の所得や、また住んでいる土地によって子供たちの支援が差があってはならないというふうに思っているのですが、だんだん、だんだん差が広がりつつあります。この点についてどのようにお考えでしょうか。

答弁 市長 加藤剛士

議員から子供の医療費無償化の御質問がございました。これまで名寄市としても独自の支援拡大というのをしてきているところでありますけれども、名寄市においては24時間の小児医療科の病院の体制が整っているということと併せて、こうした事案がコンビニエンス受診を招くのでないかというようなことによる心配だとか、今議員がおっしゃったように、小児の医療費無償化の拡大に伴って国保のペナルティーがあると、こうした角度から拡大については慎重な判断ですよという御答弁をこれまでもさせていただいておりますが、議員おっしゃるとおり、このペナルティーが廃止されたということは、大きな前進なのだろうと思います。我々はナショナルミニマムであるので、これは国において医療費に関しては一律の自治体間格差をさせないような支援をしてほしいということを市長会通じてずっと訴えておりますけれども、状況が変化をしてきているということもございますので、来年度の医療費無償化の拡大についてぜひ令和6年度から前向きに行っていきたいというふうに考えているところでございます。

再質問 8番 川村幸栄

ぜひ前進をしていただきたいというふうに強く求めたいと思います。先ほども私が言うまでもなく、名寄市総合計画の中での重点プロジェクトの中で安心子育てプロジェクトは4つの中の一つとして置かれているということです。うたっているというところら辺でいうと、やっぱり市民の皆さん方、特に子育て中、そして子育てを見守っているおじいちゃん、おばあちゃんたちが本当におっしゃるのです、子育てしている人たち、本当に大変だよねと。これは、どこ行ってもそんなふうにおっしゃいます。という、そういったところでやっぱり市が後押しをする、もちろんこれは国の制度としてきちっとしてもら令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号うことが必要だと私たちの党も国会の中でも、また署名運動したりとか、いろんな取組を進めてきているところですけれども、それを待っていると、先ほども冒頭お話ししましたように、異次元の少子化対策、これがどこが異次元だったのかなというふうに思わざるを得ないぐらいの取組で、ちょっと落胆、私はがっくりしているのですけれども、そういった市民の皆さん方にここで、名寄で産んで、育てて、育ってというふうなことを後押しする施策が必要だというふうに思っています。第2次の計画の中でも市民の皆さんが幸せを実感して、生き生きとした暮らしを送るための計画ですよと、こんなふうに書かれております。ですから、皆さんが生き生きして暮らしていける、そのための施策を後押ししていただきいたいなというふうに思っています。前向きに取り組んでいただくということでしたので、ぜひともお願いをしたいというふうに思っています。例えば子供の医療費助成も含めて乳幼児のおむつ処理に要するごみ袋の支給なども引き続き実施しますというふうになっていて、引き続きしていただくことはいいのですけれども、同じことがそのまま続くのであってはならないというふうに思っておりますので、やっぱり前進した取組にしていただきたい、このことを強く求めたいと思います。今加藤市長から御答弁いただきましたので、子供医療費無料化のところは終わらせていただいて、学校給食の無償化のところに移らせていただきたいというふうに思います。先ほどもお話ししましたように、この問題、幾度となく取り上げてきました。先月町内会と議会との懇談会の中でも町内の役員さんがおっしゃっていた、しつこくしつこく言っているのだけれども、なかなか聞き入れてもらえないというお話をされていましたけれども、私も同感にお話を聞いていました。ずっと、学校給食、全部無償にすると1億1,000万円、食材費も今高くなっていますから、そういうふうになってくるのかなというふうには思いますけれども、例えば小学生だけ令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号でも、中学生だけでも、また子供さんの多いところは何人から無償にするだとか、いろんなことが全国的には取り組まれていらっしゃいます。そういった部分での取り上げができないのかどうかと。貧困のところでいうと、就学援助金があるのはそれは当然のことですけれども、そうでない子供たちにとっても学校給食、大事なものだということもお話をさせていただきました。改めて学校給食のことについてお話をさせていただきたいなというふうに思っております。先ほどもお話ししたように、子育てする人たち、本当に大変だよねという中で、教育費の負担が大きいというふうに答えられる方が非常に多いのです。それで、内閣府が、これ2020年に調べたのなのですけれども、少子化社会に関する国際意識調査というところで、育児を支援する施策として何が重要ですかというふうにお聞きしたその回答が教育費の支援、軽減というふうに、67.9%でした。子育ての経済的負担の軽減はというところでは49.3%です。ですから、教育費に関わるところの負担が非常に大きいという状況になっているかなというふうに思っています。この点については、教育委員会としても押さえていらっしゃると思うのですけれども、その点どのように押さえていらっしゃるかお聞かせいただいていいでしょうか。

答弁 教育部長 木村睦(教育部長は2023年12月まで)

具体的な数値については押さえておりませんけれども、今議員のおっしゃられたように、様々なところで教育に関わる保護者の皆様方からの負担額もあるものではないかなというふうには認識しております。

再質問 8番 川村幸栄

あと、隠れ教育費というのを御存じでしょうか。こんなふうに言うのだそうです、隠れ教育費。目に見えない、例えば生徒会費であったり、PTA会費であったり、ドリルの教材費であったり、いろいろあって、今でいえばタブレットをそれぞれ個々人で持つようになると、おうちにそういう受信する設備がないところは新しくルーターを買わなければならない、そういったような目に見えない部分での隠れ教育費というのだそうです。これは非常に大きい。制服だとかランドセルもこの中に入るというふうな言い方をされています。今最近は各地で制服のリサイクルというか、昔でいうとお下がりみたいにして活用しているというところも聞いていますけれども、こういった部分での教育費の負担が非常に大きいというふうな状況であります。憲法26条では、義務教育はこれを無償にすると定められています。現在無料なのは、授業料と教科書だけかなというふうに思います。全ての子供たちの健やかな成長のために学校給食、これ重要なものでありまして、これを無償化にするということが求められますし、義務教育の完全無償化が必要だと思っているところです。その前に学校給食の無償化をというふうに考えているのですが、この点についてお考えをお聞かせいただければと思います。

答弁 教育部長 木村睦(教育部長は2023年12月まで)

議員からもこの間学校給食の完全無償化については何度も御質問いただいているところでございます。私どもにおきましては、学校給食法によって経費の負担関係というものは明らかにされているところもございまして、ここを基本にこの間も行ってこさせていただいているところでございます。無償化にするのであれば、それぞれ何を目的にするかというところで、各自治体が執り行っているというところも把握させていただいておりますし、十分他自治体の動向なども研究させていただいているところでございます。しかしながら、無償化に伴いますと、今回も何度もお話しさせてもらっていますけれども、大きな財源が伴うということがやっぱり一つ大きな課題となっています。ただ、今回につきましては、学校給食会のほうで値上げをということになりましたので、その部分につきましてはこの状況踏まえて、市としてもその部分全額について支援させていただきたいということで、この定例会の初日に皆様方からも議決いただいて、来年度からはそのような支援も進めさせていただきたいというふうに思っておりますので、そういった面でいくと総合計画の安心子育てプロジェクトの一つになる支援と我々のほうは考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いしたいと思います。

再質問 8番 川村幸栄

食材の値上げに対しての支援というところについては、私も否定するものではありません。ですが、基本的なところの学校給食費というところで支援はできないのかというふうにお尋ねをし、また求めているところであります。学校給食法のことが先ほどの話の中でもされていましたけれども、この間も学校給食法の中での保護者が負担する部分についての国会でのやり取りなども紹介させていただきながら、そこにこだわらないのだといった答弁も引き出しているということも御紹介させていただいたかなというふうに思っています。そこにこだわっていると前に進まないという状況の中で、今回コロナ禍の中での国の緊急の支援等の費用についても子供たちへの学校給食への支援をと、使っても構わないというようになったのかなというふうに私は捉えているところであります。今学校給食の義務教育の部分でお話をさせていただきたいと思いますけれども、家族があっても孤食、孤独の孤です。孤独の孤の食、それから1個、2個の個食、それから冷蔵庫の庫の庫食、こういう「こ食」が非常に広がって、冷蔵庫の庫食というのは冷蔵庫を開けて、出して、電子レンジでチンをして食べるというのだそうです。一人で食べる孤食というのは、これは私も学校で勉強させてもらったときに聞いた話だったのですけれども、こんなふうに「こ食」が広がっているという状況にあります。子供たちの毎日の食事の中で、給食が最も充実した食事である場合が少なくないと。そして、日本食が令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号世界にも今広く認知されていますけれども、日本食という、主食があって、副菜があって、汁があって、そういう決まった形のものが食べられない状況になっている。それを実感できるのが唯一給食というような子たちが少なくないというふうな状況であります。食生活が大きく変容していますし、また保護者の方々の働き方もいろいろ様々になっているので、なかなか家族がそろって食事というのは難しいのかもしれません。ですが、そういった意味では学校給食は子供たちにとって今まで以上に大きな役割を負っていると言えるのではないかというふうに考えています。突然ですが、教育長、どうでしょうか。お考えお聞かせください。

答弁 教育長 岸小夜子

学校給食に対します議員のお気持ちというのは、この間も何度か無償化について御質問いただいているので、私のほうも理解しているところでございます。学校給食につきましては、御承知のことかと思いますが、地域によって随分取組が違いまして、道内でもまだ全て完全給食を行っていない地域もございますし、全国的に見ますと例えば小学校でとどまっているところがあって、中学校はお弁当というところもございまして、食に対する考え方というのは随分と地域によって違うのかなというふうに思っているところでございます。名寄市におきましてもこの間市民の皆様のお考えを受け止めながら給食センターも造り、そして名寄の地域の食材を生かしながら食の提供をし、さらにその費用につきましてもできるだけ保護者負担を減らすことを考えながら取り組んできているというふうに私のほうは承知しているところでございます。したがいまして、今回につきましても値上げ幅の分につきましては市のほうで負担をしていくということで考えて、取り組んでくださっておりますので、教育委員会としては大変ありがたく思っているところでございます。給食の無償化ということになります令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号と、やはり全て市の財政との関係になってくるものでございますから、市全体の中で考えていかなければなりませんので、今の市の財政を考えれば、給食費を無償化にするということもし教育委員会が提案すれば、その分ほかを削らなければならないと。そういう中での予算編成を考えていかなければならない状況もございます。したがいまして、できる限り保護者負担をかけないような工夫はしていくところでございますが、部長のほうから答弁しましたとおり、市全体の財政を考えていく中で子育て支援として今どこに重点をかけていくかということを議員の皆様方と議論しながら進めていくという中で、やはり優先順位、そういうものがあろうかというふうに思いますので、この点につきましては限られた財源の中でどうしていくかということを今後も議会の皆様方と議論して進めていきたいと思います。なお、部長からも答弁しましたが、今こども未来戦略方針ですとか、それからいわゆる国の骨太の方針とかでは学校給食の全国的な状況について課題を整理するというふうに申していますので、その動向を踏まえまして、私どものほうでもその動きによってではどうしていくかということは検討していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただければと思います。以上でございます。

再質問 8番 川村幸栄

子育て支援への優先順位がという教育長からのお話がありました。そのとおりだというふうには思うのですが、先ほどもお話ししましたように、重点プロジェクトの中で安心子育てプロジェクトを掲げている中では、これだけやってもらったといった実感がなかなか伝わってこないというのが私は正直なところかなというふうに思っているところであります。財源の問題もありますから、予算審査の中でまた議論もさせていただきたいなというふうには思いますけれども、子供たちにはやっぱり学び、成長する権利があるわけです。子どもの権利条約の中でうたって、先日子供の権利条例をどうかしてほしいと。私も以前取り上げさせていただいたことがありましたけれども、子供には学び、成長する権利があると。その権利は、やっぱり大人社会全体で保障することが必要であります。やっぱり憲法が示した無償の義務教育、これを実施していくということに前向きに取り組んでいただくことを強く求めていきたいというふうに思います。それからあと、保育士の問題であります。保育士の問題では、名寄大学の学生さんにアンケートを取られたというようなお話がありました。私もある方にちょっとお話をお聞かせいただきました。やっぱり処遇の問題が大きいのかなというふうに思っています。それで、どうしても旭川や札幌へ希望者が多くなるというか、旭川や札幌を選んでしまうというようなお話がありました。いろいろ策を練りながらというふうに言ったら言葉が悪いかもしれませんけれども、いろんな取組をしながら保育士さん確保のために取り組んでいるというのは受け止めながらも、しかしそれだけではやっぱり集まってこないということは足りないのだと私は思います。だから、さらにそういった方々が名寄に来ていただくと、名寄で働いていただくというふうなところに、今度の新しいあいあいのところでもこんなふうにしますよということPRしたいというふうなお話でしたけれども、私は積極的なPRといいますか、もっと充実した中身をというふうにお聞きしながら思ったのですが、その点についてどうでしょうか。いかがお考えかお聞かせください。

答弁 こども・高齢者支援室長 松田慎司(こども・高齢者支援室長は2024年3月まで)

どうやって保育士を確保していくかというお話なのかなというふうに思うのですけれども、大学生のアンケートの中身で処遇改善、賃金が高いというようなことというのは実は2番目だったということ先ほどちょっと述べさせていただきましたけれども、実は一番大きいのは休みが取れることですとか残業がないようなこと、職場の環境ということが意外と高かったというような結果が出ております。そういった部分も含めてPRをしていかなければいけないのだろうなというふうに思っておりまして、新卒の保育士に限らず、潜在している保育士の掘り起こしも含めていろいろこの間やってきたというところですし、この後もやっていきたいというふうに思っているところです。少し御紹介させていただくと、実は先日自衛隊の駐屯地にちょっと出向かせていただいて、朝の朝礼で潜在保育士に、奥様方を含め潜在保育士いないかというようなお声かけをさせていただいて、実は1件お問合せがあったというような状況になってございます。また、ポスターやリーフレットといったものも公立のうちの保育士が自ら作って、こういった職場で一緒に働きませんかというようなことも作って、大学等に配付をさせていただいていたりはしてございます。また、ひまわりらんどあたりに来ていただいているお子さんをお持ちの方ももしかすると保育士の資格持っていないかなということで、現場で声をかけさせてもいただいているところでありますので、そういった部分も含めて対策は取っていきたいというふうには思っていますけれども、議員がおっしゃられるとおり、処遇の改善というのも一つインセンティブということなのかちょっと分かりませんけれども、そういった部分も国の部分もあるかと思いますので、この後のこども大綱や何かでも少し処遇改善のことが盛り込まれるようなお話にもなっておりますので、そういった動向も見極めながら引き続きいろいろな方策を考えていきたいというふうには思っております。

再質問 8番 川村幸栄

御苦労されているというのは伝わってまいりますけれども、保育所に預けたいけれども、預けられないで困っているとい令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号うお母さんの声も何人もからお聞きしている状況であります。名寄市内の経済を回すためにも早く働いてもらう方々も復帰してもらうことが求められるのだというふうに思うのですけれども、ただ全国的には待機児が減っているという中で、名寄は待機児が増えているといったところで、私はちょっと首をかしげているのですけれども、やっぱり経済的にも早く預けて、復帰をして働きたい、収入を得たいという方もいらっしゃいました。そういった方々のためにもぜひ保育士さんの確保をお願いしたいなと思っています。非正規というところら辺も非常に私は多いのかなというふうに思っているのですが、この点の対策はどのようにお考えでしょうか。

答弁 健康福祉部長 馬場義人(健康福祉部長は2026年3月まで)

非正規の保育士、公立保育所に限ってという形になるかもしれませんが、私どもとしては特別多いという形ではないかなというふうに思っております。ただ、一定採用計画に基づいて保育士のほうは採用はさせていただいているところでございますが、先ほどこども・高齢者支援室長からもありましたように、なかなか実は募集はしているのですが、応募に至らない、応募者が年々減少しているというような状況だとかがございまして、先ほどもありましたが、室長からもありましたけれども、実はリーフレットを手作りで作りまして、うちの保育所は子供を中心に子供の視点から保育を考えるということを保育所の目標として取り組まさせていただいて、昨年から実は保育改革をしようと現場の職員の中からお話をいただきまして、公開保育だとか、あと大学の先生も入っていただいてのワークショップ、あと研修も先ほどありましたアンケートの中でもありましたけれども、地域的なというところの部分で、恐らく都会に行くと研修とか受けやすいとかという、研修ってやはり札幌や旭川であるということが道内だと多いと思いますので、なかなかそこに、もちろんそちらに研修に行っていた令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号だいている場合もございますけれども、保育士さんの場合女性の方も多うございまして、その中には子育てされている方もいますので、そうなってくると出かけるということがなかなか困難だという場合もございますので、例えばオンライン研修で地元で、名寄で日中保育から抜けて、一部仕事の中で落ち着いた環境で研修を受けられるというような形も取り組まさせていただく中で、また昨年、一昨年採用になった職員がどんなふうに考えているのかということもこのリーフレットの中に入れさせていただきながら進めさせていただいています。長期的な中身としてはそれでもいけるのですけれども、取りあえず短期的には、先ほども議員からありましたように、私どももまちづくり懇談会の中でなかなか預けられなくて大変だというお声を市民の皆様からもいただいております。そういったこともございまして、自衛隊の駐屯地等々にも足を運ばさせていただいて、朝礼の中でお話をさせていただいたりだとか、一部職員の中にはあいあいができるというようなこともあって、当初の予定よりも少し早く育児も落ち着いてきたので、出てきてもいいよということで職員も実はこの間、12月からですか、出てきてくださっている職員もいます。当然保育士の中にも子育てされている方もいらっしゃるものですから、一定の休暇も取っていただきながら長く勤めていただくということが大事だというふうに思っていますが、議員がおっしゃるとおり、市の経済というか、市の事業所の中にも保育所に預けなければなかなか就業できないという方もいらっしゃるということも承知しておりますので、働く側と預けていただく側とのマッチングをうまくさせながら私たちとしても取り組んでまいりたいというふうに思っておりますし、非正規職員につきましても一定の処遇改善のほうは国の動向や、今回も条例の中で一部手当の改定とかもさせていただいていたかというふうに思いますが、それに倣った形では進めさせていただきたいというふうに思っておりますので、確保につけても議員からもお力添えいただければありがたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 8番 川村幸栄

取組に非常に積極的に取り組んでいただいている様子が今伝わってまいりました。これが市民にはなかなか伝わっていなくて、さっぱり何もしてくれないといったところは口から出てくる言葉です。それから、こんなふうに取り組んでいるのだ、保育改革ですか、そんなことも取り組んでいるのだというのはやっぱり皆さんにお伝えしていくことも必要かなというふうに思いますし、また旭川や札幌で研修が受けやすい。名寄には名寄大学がありますから、大学の先生方の御協力を大いにお願いして、やっぱり名寄で頑張ってもらいたいといったことをお伝えしていただくことが必要かなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。時間がなくなりましたので、高齢者の除排雪支援について伺いたいと思います。今回特に高齢者というふうにつけさせていただきました。自分も高齢になってきて、除排雪が本当に憂鬱、最初言いましたように、心身ともにです。気持ちも雪はねしなければといったらこういうふうになってしまうというか、そういう状況であります。ですから、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中にも書かれていました。高齢者の転出理由に除雪が挙げられていることから、除排雪の効率化を図りたいと、こんなふうに書かれています。このとおりだなというのを実感しております。ですから、何とか除雪への支援をというふうに思っているのです。11月の広報の中に、先日も御紹介ありましたけれども、「なよろの除雪」が入っていて、その中には細かく除雪の排雪ダンプ助成の中身であったり、また高齢者の除雪の助成、屋根の雪下ろし助成についても細かく書かれています。しかし、先ほども御答弁の中にもありましたように、収入の基準があるわけです。こうだとそれにちょっと入らない、少し多い、そういった方々にとってはやっぱりどこにどうやってお願いしたらいいのかと。排雪ダンプばかりではなくて、毎日の除雪が大変なのです。窓の下にたまった雪をちょっとよけてもらいたい、それからベランダにたまった雪をよけてもらいたい、そういった細かい作業の中で助けてほしいというふうに思っている方が多いということなのです。そういったときに高齢者事業センターの皆さん方にお願いをしてやっていただいていたということが私の周りにはたくさんいらっしゃるわけです。そういった部分が、先ほど働いている人や利用されている方々への説明もというふうなお話がありましたけれども、そこがなくなった後どうしてくれるのかという、こんな言い方も失礼なのですけれども、高齢者にとってはどうしたらいいのだというふうな不安ばかりが広がっています。その点についてお考えお聞かせいただきたいと思います。

答弁 こども・高齢者支援室長 松田慎司(こども・高齢者支援室長は2024年3月まで)

高齢者事業センター、事業団を御利用されていた方の今後の除雪の在り方というか、どうしたらいいかという御質問かなというふうに思うのですけれども、先ほど答弁でも少しお話しさせていただきましたけれども、基本的には高齢者事業団に頼まれているということになりますので、事業団のほうで対応していただくような形にはなるのかなというふうに思うのですけれども、名寄市としてはこういった除雪の高齢者のサービスはやっていますよという部分での助成のお話はできるかというふうには思うのですけれども、高齢者事業団で除雪をいただいている方に次はここの事業者さんでどうですかみたいな話は少しできないかなというふうには思っています。高齢者事業センターのほうでも当然縮小なり廃止の方向にという検討をしていく中で、それでは今までの方々どうするのという話にはなるかと思いますので、そこら辺は事業令和5年12月15日(金曜日)第4回12月定例会・第4号センターのほうと、行政に相談あるかと思いますので、一緒になって話をして、次の事業所を見つけるのか、どういった形ができますよという御提案をしていくのかちょっと分かりませんけれども、しっかりとその中でどの程度の雪下ろしをしていた、除雪の範囲をしていたということも話を聞きながら一緒に考えていければなというふうには思っております。

再質問 8番 川村幸栄

この保存版には、排雪ダンプ助成の指定業者の一覧があります。排雪はそんなにそんなに高齢者の中では、先ほども言ったように、小さな除雪、除雪が必要なのです。今地元新聞などには広告が入っていますけれども、やっぱりそういった除雪をされている業者さんの紹介といいますか、そういった部分もぜひしていただいて、次に困らないようにぜひ対応をお願いしたいなと、そのことを求めて終わりたいと思います。ありがとうございます。

出典:名寄市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月15日 議事録 PDF(123ページ) 間違いを知らせる