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小樽市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月11日

財政について

2018年6月11日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「財政について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
面野大輔 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 面野大輔

次に、財政について、お聞きいたします。本市では、おおむね毎年、中期財政収支見通しが示されています。今後5年間の収支を推計し、厳しい財政状況への対応が示されておりますが、年々、財政状況は深刻化している状況だと感じています。昨年示された資料では、2020 年度には財政調整基金が枯渇してしまうと推計されておりました。主な原因は、人口減少が大きなウエートを占めていると考えています。しかし、人口減少問題は、以前からさまざまな機関などで懸念されており、すぐにV字回復するような課題ではないことは周知の事実で、数年先の状況をおおむね予測がついたのではないかと思います。就任後4年目、森井市長は、このような状況を予測して財源対策を行ってこなかったのでしょうか、御説明ください。以前、本市では、財政健全化計画を策定し、赤字の解消を図ってきた経緯がありました。このときの計画策定に至った主な原因と、計画に盛り込まれた具体的な対策について御説明ください。次に、逗子市では、平成 28 年度一般会計決算の歳入が見込みより大幅に減少し、次年度以降も歳入増加が見込めず、昨年6月、緊急財政対策本部が設置され、10 月には、財政対策プログラムが策定されました。11 月には、緊急財政対策本部市民説明会を開催し、財政状況や今後の具体的な財源対策などを市民に向けて説明しました。自治体の人口、環境、予算規模など違いはあるものの、財政状況の概要は4点挙げられており、8年間で市税が大きく減少、行財政改革での財源確保、前年度の剰余金、財政調整基金、貯金の取り崩しなどで行政サービスを維持してきた、財政調整基金の残りが少なくなり、積み立てる余力がない、今後、増加が見込まれる社会保障費、この4点、本市も同様の課題を抱えています。しかし、逗子市と本市で大きく違う点は、具体的な対応や対策にあると感じます。プログラムの中には、テーマを掲げ、事業ごとに廃止、縮小、休止、受益者負担の適正化に区別し、一つ一つの事業削減額、見直しの視点を明文化し策定しています。子育てや教育、高齢者へのサービス、イベント開催事業費への補助金、市有施設の開館日数、時間変更など、多岐にわたり見直しが行われています。そこで、本市との対応、対策を比較したときに、小樽市中期財政収支見通しでは、2020 年には、財政調整基金が枯渇すると推察されている中で、対応策は、毎年、変わりばえのない三つのテーマが挙げられており、歳入増・歳出削減への対応、効率的な行政運営を目指して、そして、三つ目はその他です。この中に明確な数値が示されているのは1点のみで、2018 年度の予算要求額は、対 2017 年度第3回定例会補正後予算比マイナス2%と設定します。この程度の取り組み方針の示し方で、本市財政が健全化に向かうというなら、私は何も異論はございませんし、心配が過ぎただけです。そこで質問ですが、逗子市のような具体的な対応ではなく、中期財政収支見通しで示している抽象的な取り組みによって、本市の財政は健全化に向かうという理解でよろしいでしょうか。率直にお答えください。次に、ふるさと納税の経費分を差し引いた実質寄附額について質問します。本市では、平成 28 年度から、ふるさと納税制度による個人の寄附者に対し、お礼の品として地元特産品の贈呈を開始しました。現在、ポータルサイトのふるさとチョイスでは、約 200 点の小樽産の水産加工品や酒、お菓子などの食品に加え、水族館の招待券など、多岐にわたるお礼の品が掲載されています。小樽市への寄附金と市内のお礼の品の協力事業者にとっても、売り上げに貢献ができることで、行政や地域経済の助けになっていることと思います。そこで、ふるさと納税による個人の寄附について、お礼の品の贈呈を開始した平成 28 年度以降、寄附金からふるさと納税関係経費を差し引いた実質的な寄附金がどれほどになっているのか、質問します。年度ごとに分けてお示しください。次に、ふるさと納税が開始された平成 20 年度以降、29 年度までで最大と最小の年度と、それぞれの実質的な寄附額をお示しください。以上で、3項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま財政について御質問がありました。初めに、人口減少問題を予測した財政対策につきましては、本市の財政状況は、人口減少が進み、地域経済が縮小する中では、大きな税収の伸びは期待できないことから、限られた財源の中で市政を運営していくためには、財政の健全性を確保し、持続可能な財政基盤の構築に向けて、常に改善に努めてまいりました。また一方で、そうした財政状況にあっても、安心して子育てできる環境づくりや、教育力の向上、快適で利便性の高い生活環境づくりに重点を置きつつ、観光振興の推進や産業経済対策の充実など、人口減少に歯どめをかける施策にも取り組んできたところであります。次に、過去に策定した健全化計画について、策定に至った主な原因と計画に盛り込まれた具体的な対策につきましては、平成 16 年に国の三位一体の改革により、本市の一般会計の歳入の約3分の1を占める地方交付税が大幅に削減され、赤字団体に転落したことから、財政再建団体への転落回避を目的に、財政再建推進プランを平成 17 年3月に策定しました。その後、平成 18 年度から自己責任で起債の発行が可能となりましたが、赤字額が一定以上の自治体は、原則7年以内に赤字額を解消する財政健全化計画の策定を前提に許可されることとなり、平成 19 年3月に小樽市財政健全化計画を策定しました。当該計画では、職員数の削減や給与等の削減などの人件費の抑制、事業の廃止、縮小や指定管理者制度の導入などの事務事業の見直し、また、受益者負担などの歳入の見直しなどに取り組みました。次に、中期財政収支見通しで示している取り組みにより、財政は健全化に向かうのかとのことにつきましては、先ほど答弁いたしました小樽市財政健全化計画は、平成 22 年度決算で累積赤字が解消となり計画を達成しましたが、他会計等からの借り入れに依存しない、真の財政健全化を目指すため、中長期の収支見通しを立てた上で、その後の財政運営を行う必要があることから、5年程度の中期的な収支状況を予測した中期財政収支見通しを作成し、毎年の予算編成において、この収支状況を見据えながら、具体的な事業の見直し等について取り組んできたところであります。しかしながら、本市の財政状況は、依然として厳しい状況にあることから、財政の健全化に向けた歳出削減や収入増の取り組みについて、より具体的な計画が必要であると認識しており、現在、検討を進めているところであります。次に、個人の寄附で、平成 28 年度以降の寄附金からふるさと納税関係経費を差し引いた額につきましては、平成 28 年度は、寄附金 5,089 万 2,280 円からふるさと納税関係経費 596 万 2,560 円を差し引いた4,492 万 9,720 円です。平成 29 年度は、総合博物館の車両展示のガバメントクラウドファンディング分を除いた寄附金からふるさと納税関係経費を差し引いた約 8,000 万円となる見込みです。次に、平成 20 年度から 29 年度までで、個人の方による寄附金の合計による最大及び最小の年度と金額につきましては、平成 27 年度までは、各年度の寄附金の合計を、お礼の品の贈呈を開始した平成 28年度以降は、各年度のガバメントクラウドファンディング分を除いた寄附金からふるさと納税関係経費を差し引いた金額では、最大は平成 29 年度で約 8,000 万円の見込み、最小は平成 24 年度で 1,197 万 588円です。

出典:小樽市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月11日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる