小樽市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月9日
議案について
2025年12月9日、小樽市議会の一般質問で、面野大輔議員が「議案について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 面野大輔 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 面野大輔
昨晩発生した青森県東方沖地震によって被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く日常が取り戻せるように願っております。また、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されており、今後の地震に備え、十分に御注意していただくようにお願いいたします。立憲・市民連合を代表して質問いたします。初めに、議案第1号令和7年度小樽市一般会計補正予算について伺います。今定例会に示された補正予算案では、一般会計の補正予算額が11億2,652万7,000円が計上されております。その中から、幾つかの事業について伺います。旧小樽市保健所・旧小樽市総合福祉センター解体事業費は、債務負担行為として、総額3億1,152万円が計上されております。本施設は老朽化し、機能移転後の現在では、活用の方針がない施設であり、安全性の観点からも早期に解体することが適切であると考えます。しかし、本施設は中心市街地に位置しており、貴重な市有地として考えられますので、解体後の跡地利用まで見据えた計画的な事業推進が求められます。初めに、解体工事の契約、着工など事業に関するスケジュールをお示しください。次に、当該市有地の都市計画上での用途地域をお示しいただいた上で、建設可能である建物の用途を幾つか例示してください。本市の中心部における比較的大きな土地でありますので、売却するという選択肢も考えられますが、学校や保育施設、公共施設などが集積する地域でもあり、将来的なにぎわい創出や交流拠点の設置など、公的な役割を果たす施設整備も一つの選択肢であると考えます。現在、解体後の跡地利用の方針について庁内では検討されていますか。もし検討されている場合、どのような内容か、御説明ください。次に、第3号ふ頭及び周辺再開発事業費について伺います。基部緑地整備事業費1億5,379万2,000円が繰越明許費として予算説明書に示されております。事業が来年度へ延長された経緯として、みなと緑地PPPの活用事業者の決定以降に、施工範囲及び面積が確定することとなり、年度内の整備完了が困難となったことによる繰越しと説明がありました。初めに、みなと緑地PPPの事業予定者が公表されましたが、みなと緑地PPPの公募に基づき、事業予定者から、どのような収益施設の提案があったのか、お示しください。また、公募で示されている公共還元の提案内容についても御説明ください。今回、基部緑地整備事業費が繰越明許費として計上されておりますが、基部緑地の供用開始時期に遅れが生じていないか御説明ください。また、みなと緑地PPPの事業予定者が運営する収益施設のオープン予定時期をお示しください。次に、臨時市道整備事業費について伺います。当初予算2億9,825万円に2,900万円の補正を行い、補正後の予算総額は3億2,725万円となります。また、説明には、入札不調を受け、施工条件の見直しにより、補正した上で繰越しと示され、予算の一部である1億3,900万円を繰越明許費として計上されております。入札不調となった事業の当初の全体事業スケジュールをお示しいただき、入札不調となった理由をどのように分析されているのか、御説明ください。今回の補正によって入札不調となった原因が改善され、事業実施に向けて、改めて事業の設計を組み立てることと推察いたしますが、補正予算の内容と全体事業の完了時期の見込みをお示しください。議案第8号小樽市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案について伺います。本条例案は、基準府令である特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、改正後の基準府令のとおり適用するものであると示されており、条例案の改正内容は、項の新設による引用条項の変更、そのほか、認定こども園法に虐待に関する規定が追加されたことに伴い、幼保連携型認定こども園の職員については、同法の規定を引用することに変更、加えて、学校教育法に虐待に関する規定が追加されたことに伴い、幼稚園の職員については、同法の規定を引用することに変更となるものです。全国的に少子化が大きな課題となる中、こども家庭庁の統計では、児童相談所における児童虐待相談対応件数は増加傾向にあり、令和5年度の全国統計では、前年度比5%増加で、さらに地域別で北海道を見てみると、13%増加と全国のデータを大きく上回る統計となっています。初めに、少子化が加速する中、全国的に子供への虐待相談件数が増加する理由をどのように分析されているか、御所見をお聞かせください。次に、近年の虐待種別に関して、特に目立って増加傾向にあるのは、心理的虐待であると承知しております。心理的虐待とは、どのような虐待を指し、児童虐待が子供たちの精神面や行動面に及ぼす影響について詳しくお聞かせください。こども家庭庁が公表する資料では、児童虐待相談対応件数の経路別件数の推移について記載されています。10年前は、家族親戚、近隣知人、警察を除く公共的な機関による相談経路が半分以上を占めていましたが、令和5年度の相談経路は、警察が51.7%を占めています。こうして見ると、相談対応に結びついた経路が以前と大きく異なっています。虐待による生命の危機など、緊急性が高い事案における警察の初期介入は必要ですが、それ以外の福祉的な観点については、直接、専門的な機関へ接続できることが望ましいと考えます。そこで、本市の近年における虐待相談件数の推移と虐待種別の傾向、また、虐待の発生を把握する主な経路についても併せてお示しください。本市では現在の児童虐待に関する課題をどのように捉え、関係機関に対してどのような取組を進めているのか、御説明ください。以上、第1項目の質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
面野議員の御質問にお答えいたします。ただいま、議案について御質問がありました。初めに、議案第1号令和7年度小樽市一般会計補正予算についてですが、まず、保健所旧庁舎等の解体工事に関するスケジュールにつきましては、令和7年度中に入札、契約等の手続を進め、令和8年4月から解体工事を開始いたします。工事の竣工は令和9年8月を予定いたしております。次に、当該市有地の用途地域につきましては、第一種住居地域であり、建設可能な建物の用途は、共同住宅や老人ホームのほか、床面積の合計が3,000平方メートル以下の事務所や物品販売店舗などであります。次に、小樽市保健所旧庁舎等の解体後の跡地利用につきましては、現時点では決まっておりません。今後、庁内関係部局において、本市のまちづくりの観点から活用について検討してまいります。次に、みなと緑地PPPの提案内容につきましては、収益施設につきましては、公衆トイレ跡及び臨港道路沿いにコンテナを活用したカフェなど、複数の飲食店を設置する提案となっております。また、公共還元については、緑地内の清掃や日常点検、花壇や芝生の管理、冬期間の歩行者動線を確保する除排雪等を行う提案となっております。次に、緑地の供用開始時期とみなと緑地PPPの収益施設オープンの予定時期につきましては、緑地の供用開始は、当初の予定どおり令和8年4月を予定いたしております。また、収益施設は、事業予定者の提案によりますと、令和8年7月のおたる潮まつり前にオープンする予定となっております。次に、溢水対策事業の当初の全体事業スケジュールにつきましては、令和5年9月に発生した大雨による、市道本通線や本通第2線などにおける溢水被害の対策を行う事業として、令和6年度から事業に着手し、令和9年度までの4か年を予定いたしておりました。また、本通線外1線側溝改良工事の入札不調につきましては、入札に参加しなかった設計図書閲覧工事業者に聞き取りをしたところ、年度途中の夜間工事であるため、人員の確保ができないこと、夜間に掘削し、雨水排水施設の設置などを行い、朝までに路面復旧を行うという施工条件に不安があったとのことであり、施工時期と施工条件の設定に要因があったものと分析いたしております。次に、補正予算の内容につきましては、分析結果などを踏まえ、施工条件を見直し、日中の通行を確保するための仮設工に係る2,900万円を増額するとともに、年度当初からの工事着手を可能とするため、繰越明許費として1億3,900万円の補正を行うものであります。また、事業の完了見込みにつきましては、現在調整中であり、お示しすることはできませんが、一日も早い対策が可能となるよう努めてまいりたいと考えております。次に、議案第8号小樽市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例案についてですが、まず、全国的に児童虐待相談件数が増加している理由につきましては、子供が自宅内でドメスティックバイオレンスを目撃したことによる心理的虐待が増加しているほか、社会全体の児童虐待防止に対する意識が高まり、相談、通報が増加していることが考えられます。次に、心理的虐待につきましては、保護者から子供に対する暴言または拒否的態度、子供が自宅内でドメスティックバイオレンスを目撃するなど、子供に著しい心理的外傷を与える言動が該当いたします。また、児童虐待が子供の精神面や行動面に及ぼす影響につきましては、記憶障害や心的外傷後ストレス障害の発症、家出や非行、自傷行為や自殺企図などが挙げられます。次に、本市の近年における児童虐待相談件数の推移などにつきましては、相談件数は令和4年までは増加傾向でありましたが、その後は減少傾向となっており、虐待種別は心理的虐待が最も多く、次に身体的虐待、ネグレクト、性的虐待の順となっております。また、市に寄せられる虐待相談は、児童相談所を通じて寄せられるものが最も多く、そのほか、学校や近隣住民などからも寄せられております。次に、本市における児童虐待に関する課題につきましては、児童虐待防止のための広報啓発活動の強化と考えております。また、関係機関に対する取組につきましては、毎年11月の児童虐待防止推進キャンペーンに合わせ、市内の保育施設や小・中学校、医療機関、障害児通所サービス提供事業所などに、悩み相談や通報に関するポスターやリーフレットを配布しているほか、出前講座や研修会を開催し、普及啓発に努めております。今後におきましても、このような取組を継続するとともに、児童虐待に対する意識を一層高めるための取組をさらに進めてまいりたいと考えております。