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小樽市議会 平成30年第1回定例会 2018年2月26日

市長の政治姿勢について

2018年2月26日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「市長の政治姿勢について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 新谷とし

日本共産党を代表して質問いたします。初めに、市長の政治姿勢について伺います。憲法第9条改定についてです。安倍首相は憲法第9条を改定し、第9条の第3項に自衛隊の存在を追記する考えです。政府はこれまで、自衛隊は自衛のための必要最小限の実力組織であって、憲法第9条第2項で禁止されている戦力には当たらないと主張してきました。この立場から自衛隊のできないこととして、海外への自衛隊派兵、集団的自衛権の行使、武力行使を目的とした国連軍への参加の三つの活動を挙げてきました。しかし、安倍政権は 2015 年、国民の大反対を押し切って安保法制を強行可決し、集団的自衛権を法律化しました。第9条第3項に自衛隊の存在を明記すれば、後からつくった法律は前の法律に優先するという世界の一般原則からして第9条第2項が空文化してしまいます。どの世論調査でも、憲法第9条改悪改憲反対が過半数を超え、賛成を大きく上回っています。世界の人々から憲法第9条は世界の宝と評価され、日本の信頼を得ている憲法第9条改憲に賛成か反対か、市長の思いをお聞かせください。小樽市非核港湾条例制定についてです。2017 年7月、国連会議で国連加盟国の3分の2の 122 カ国の賛成で核兵器禁止条約が採択されました。これを受け、2017 年8月、市長も名を連ねている平和市長会議の総会で核兵器禁止条約の早期発効を求める特別決議を採択しました。小樽港の非核化は、核兵器のない世界に踏み出す重要な取り組みになると考えます。小樽市港湾施設管理使用条例第3条で港湾施設使用の可否は市長の判断によります。ですから、神戸市のように核兵器を積んでいないという証明書を提出させることで核兵器搭載可能艦の入港を断ることができます。市長は小樽市非核港湾条例を制定するお考えはありませんか。副市長の選任についてです。今定例会、当初予算に特別職給与2名分 3,145 万 2,000 円が計上されています。市長の任期もあと 13カ月ですが、副市長が選任される見込みはあるのですか。次に、市営室内水泳プールについてです。第4回定例会で我が党の代表質問に答え、花園グラウンドに体育館と併設で建設という方向を示しました。小樽公園に駐車場やプール建設は市長公約です。であるなら、なぜもっと早く場所の提示ができなかったのですか。また、中心部での建設は 12 カ所は考えたということですが、なぜ小樽駅周辺などの中心部を諦めたのですか。当初予算で体育館との複合施設の施設規模や機能についての複合施設の基本方針を策定する予算案32 万 4,000 円が示されています。基本計画、基本設計、実施設計はいつ示されるのですか。現在、市役所内部でPFI研修会を行っているようですが、前定例会代表質問でもPFIの問題点を明らかにしました。プールと体育館の複合施設建設はあくまでPFI・PPP方式にこだわるのですか。また、花園グラウンドでの建設が確定した場合は中央バスの協力が必要です。ことしの2月2日、3日のように、山手中通線が雪のため運休するようではプール利用にも支障を来します。市長はアクセスの確保に中央バスの協力を得られるとお考えですか。市長は利用者の皆様の声を聞いて進めたいと述べておりました。それならば、市営室内水泳プールの存続を求める会も入れた(仮称)プール建設検討市民会議を立ち上げ、市民の意見を反映させてはいかがですか。健康長寿のまちについてです。市長はことしの仕事始めの式、新年交礼会での挨拶で、小樽を全国有数の健康長寿のまちにしたいと述べています。小樽市の悪性新生物、心疾患、女性の脳卒中、男性の糖尿病での死亡率は全国・全道より高く、がん検診は国のがん対策基本計画の目標受診率 50%に対し 20%から 30%台、特定健診の受診率も 16%と、目標の 60%を大きく下回っています。今の状況では、全国有数の健康長寿のまちにはほど遠く、それを実行するからには、保健所体制の強化、各部との連携強化など目に見える取り組みをしなければ絵に描いた餅になります。本気で推進するお気持ちがあるのか、お聞きします。除排雪についてです。2月の連続した降雪と気温の低さで一度排雪を行った市道もまた高い雪山になっています。今定例会、2017 年度補正予算に除排雪の補正予算は盛り込まれませんでした。2月 14 日現在、11 月 11 日から2月6日までの 2016 年度との比較では累計降雪量で 458 センチメートルで 73 センチメートル、積雪深は 114センチメートルで 26 センチメートル上回っています。にもかかわらず、除雪費の執行率は 2016 年度 71%に対し 65%です。何をどう抑制しているのですか。排雪の声は前年度比 81%ということですが、タクシードライバーや市民は、交差点の高い雪山で見えなくて事故を起こした、雪山を何とかしてもらいたい、もう一回排雪してもらいたいと言っています。このような声は届いていないのですか。残りの予算を充て、不足するならこれからでも補正予算を組み、市民の願いに応えるべきです。それとも 2016 年度のように、不足分を建設部の不用額 3,000 万円を流用して充当するおつもりですか。見解を求めます。排雪の基準も定かでなく、ステーションが排雪の提案をしても上の許可がおりない、急に排雪を言われてもダンプを用意できない、市民の側も業者は判断できないから、とにかく何でも市に言わないとと、市の権限が強いことが行き渡っています。除雪対策本部会議は毎週木曜日に開かれていますが、対応が遅くなっています。毎日打ち合わせを行ってでも個別の路線の対応を決定すべきではありませんか。そして現場の判断を尊重すべきではありませんか。除雪対策本部会議に市長が出席しています。なぜ出席する必要があるのですか。組織を乱し、職員のやる気を奪うものではありませんか。見解を求めます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)(「そのとおり」と呼ぶ者あり)ふれあいパスについてです。ふれあいパス事業費は1億 9,700 万円、過疎対策債ソフト2億 2,000 万円の大半が充てられています。市民はふれあいパスに市民負担増がないこと、現在のパスは来年3月 31 日まで延長して使えることに喜んでいますが、市長は今後も中央バスに一部負担をお願いする話し合いは考えていないのですか。以上、1項目めを終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

新谷議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、憲法第9条の改正につきましては、日本国憲法の前文及び第9条に示される恒久平和主義は憲法の基本原理の一つであり、戦後の我が国が世界に誇るべき崇高な理念であるものと認識をしております。9条を含めた憲法の改正は、改正することの是非も含めてどうあるべきか国民全体でしっかり考え、議論することが重要であるものと認識をしており、国政の場において国民全体の意思がしっかり反映されるよう時間をかけて慎重かつ十分に検討、審議していただきたいと考えております。次に、小樽市非核港湾条例制定につきましては、神戸市における非核証明書の要求は神戸市会の決議によるもので、法令や条例等に基づく法的根拠のないものであります。また、非核証明書を外国側に求めることは外交問題であり、国の専管事項であります。したがいまして、本市といたしましては、今後も核兵器搭載の有無を外務省と領事館の双方に確認し、判断をしてまいりたいと考えております。次に、副市長の選任につきましては、現時点で選任の見通しは立っておりませんが、できるだけ早く選任できるよう努力をしてまいりたいと考えております。次に、市営室内水泳プールについてですが、まず、早期に建設場所の提示ができなかった理由につきましては、小樽公園は総合体育館や桜ヶ丘球場などスポーツ施設が集積をしており、プール建設の適地であると考え、私の公約に掲げておりましたが、新・市民プール整備検討会議において、その場所に限定せず、より適地がないか探ってきたことや、プール単独か複合かの施設形態なども勘案し、比較検討しながら進めてきており、複数の建設候補地から絞り込みを行う時間が必要だったためであります。次に、小樽駅周辺等の中心部での建設を諦めた理由につきましては、当該地域には建設に必要な広さの敷地が少ないことや、民有地はその購入費用が多額となること、さらには、市有地においても土地利用上の制限などの課題があります。一方で、小樽公園は駅や商業地区からそれほど遠く離れているわけでもなく、他の建設候補地と比較検討を進めた中で、現時点ではよりよい選択肢であると考えたものであります。次に、基本計画、基本設計、実施設計の実施時期につきましては、さきの定例会において現時点の方向性として、まずは施設形態と建設場所をお示ししたところであり、この方向性をベースとして、新年度に、施設の規模や必要な機能、財源や整備手法など建設の具体化に向けた諸課題の整理をしたいと考えており、その整理のめどがつく段階で基本設計等の具体的なスケジュールが定まってくるものと考えておりますので、基本方針が固まり次第、お示しをできるものと考えております。次に、プールと体育館の複合施設建設に当たってのPFI・PPP方式の活用につきましては、さきの定例会でもお答えしましたとおり、将来的な公費負担の抑制やサービスレベルの改善などの導入効果が期待できる手法の一つとして、国の方針や本市の公共施設等総合管理計画においてもその活用を検討し、建設費や管理費用の縮減に努めることとしていることから、活用の可否については検討する必要があるものと考えております。(「いつまで検討するんですか」と呼ぶ者あり)次に、花園グラウンドでの建設が確定した場合のアクセスの確保に中央バスからの協力を得られるかにつきましては、新しい施設への公共交通利用者の需要増がどの程度あるか、現時点では見込めませんが、現状において法定協議会が設置されておりますので、その中でアクセスのあり方について議論がなされることになり、その中で御協力していただけると考えております。次に、関係団体や市民の方々からの意見の反映につきましては、私としましても、関係団体や利用者を含めた市民の方々からの御意見等を頂戴し、反映させるための機会を確保することは大切であると認識をしているところであり、その方法につきましては、より広く意見聴取をしてまいりたいと考えておりますので、現時点においては検討会議を設置する形ではなく、関係団体や市民の方々の御意見等をお聞きする場を設けてまいりたいと考えております。次に、本市を健康長寿のまちにしたいことにつきましては、今後も高齢化が進行すると見込まれている中で、市民の皆様が末永く健康で生きがいを持って暮らせるまちづくりが喫緊の課題であると認識をしております。このため、今年度、本市の健康づくりの指針となる小樽市健康増進計画「第2次健康おたる 21」を改定し、市民の健康寿命の延伸を基本目標に掲げるとともに、健康課題の解決に向け、がん予防や受動喫煙防止の推進、栄養バランスに配慮した食生活の実践など五つの重点施策を新設し、さらなる健康施策に取り組むことといたしました。本市の健康課題の主要なものの一つにがん対策がありますが、新年度予算には胃がん検診への内視鏡検査の導入や子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染の自己検査受診事業など新規事業を計上しており、がん検診の充実を図りたいと考えております。また、小樽市国民健康保険データヘルス計画に基づく特定健康診査の受診率向上への取り組みや小樽市介護保険事業計画に基づく介護予防事業の充実なども同時に進めていく必要があることから、関係部局の連携強化を図りながら、新年度就任予定の保健所長とともに健康づくりに向けた取り組みを着実に推進し、健康長寿のまちを目指してまいります。次に、除排雪についてですが、まず、除雪費の執行率につきましては、今年度と昨年度では降雪量や気温などの気象状況やもともとの予算額が異なるため、執行率をもって単純に比較することは有効ではないと考えております。また、御質問の中にある執行率は年度途中のものであるため、この比較をもって除雪費を抑制しているとは考えておりません。(「何それ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)次に、市民の皆様から寄せられる声につきましては、除雪対策本部で受けており、私自身も市民の皆様から直接伺うこともあります。道路状況が危険な状態にならないよう、除雪対策本部職員や地域総合除雪業者がパトロールなどで現地を確認し、必要な除排雪作業を行ってまいりたいと考えております。次に、除雪費の補正予算につきましては、本年度は当初予算と第3回定例会で計上した補正予算を合わせた予算で、現在、除排雪作業を行っているところであり、現時点では補正予算を計上することは考えておりませんが、今後の気象状況などによっては何らかの予算措置も必要と考えております。(発言する者あり)次に、排雪協議につきましては、今年度はおよそ週1回の割合で除雪対策本部の会議を開催し、市側の意思決定を行っておりますが、除雪対策本部職員等のパトロールやバス事業者との情報交換などにおいて、降雪等によりバスの運行に支障を来すおそれがあるときなどは緊急に会議を開催し、意思決定を行っております。なお、市と地域総合除雪業者の協議では、効率的な排雪作業を実施するために、両者の考えを調整することもありますが、協議結果はあくまでも両者が合意したものであり、市が一方的に指示等は行っておりません。次に、除雪対策本部につきましては、今年度は建設部長が本部長を務め、各本部員がそれぞれの上司の指揮監督のもとで業務を遂行しております。私としては、きめ細やかな除排雪に取り組むことを公約として市長に就任していることから、私が適切と思う除排雪状況について本部員と共通理解を図る必要があると考え、会議に出席することはありますが、そのことをもって組織を乱し職員のやる気を奪うとの御指摘には当たらないものと考えております。次に、バス事業者とふれあいパス事業費の負担割合について話し合いをすることにつきましては、バス事業者とは、これまでも数年にわたり事業者負担分の協議を行っており、本事業に協力することが極めて難しいという強い申し入れがあり、事業者負担なしとすることで合意したところであります。この経過から、事業者負担の協力を求めることは難しいものと考えております。(「交渉に負けたんだ」と呼ぶ者あり)(「仕事したこともないんだから」と呼ぶ者あり)

出典:小樽市議会 平成30年第1回定例会 2018年2月26日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる