小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月11日
除排雪に関して
2017年9月11日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆行議員が「除排雪に関して」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆行 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 酒井隆行
次に、除排雪に関連して質問いたします。よりきめ細やかな除排雪の取り組みを公約に当選された森井市長ですが、平成 28 年度の除排雪苦情件数は 3,007 件で、平成 27 年度の苦情件数 1,960 件に比べて、1,047 件増となっております。この苦情件数の増加について、市長の見解を伺います。また、これらの苦情件数や内容から、除排雪作業について、市民の皆様が何を望まれているのかが読み取れると考えますが、市民の皆様は、除排雪について何を求められていると認識していますか。市長の見解を伺います。また、公約である、よりきめ細やかな除排雪の取り組みについて、昨年度の除排雪は、公約を達成できた取り組みだったのでしょうか。市長の見解を伺います。次に、昨年度の除排雪シーズン終了後、JVを構成する企業との間でヒアリングを行っていないとお聞きします。昨年度の除排雪で実際作業に当たっての問題点や課題解決のためにも必要不可欠と考えますが、なぜ行わなかったのか、理由をお聞かせください。よりきめ細やかな除排雪の取り組みとは、実際に作業を行うJV構成員との信頼関係が不可欠であると考えます。したがって、ただ単にJV構成員を2社から3社または4社にするだとか、除排雪業務の登録業者の枠を広げることなど、一見、目に見える取り組みではありますが、何の解決にもなっていないと考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)市長の見解を伺います。次に、除排雪に関連して、貸出ダンプ制度について質問をいたします。平成 29 年度貸出ダンプ制度の見直しの検討案について報告がありました。その中で、申込書の提出について、これまでは積み込み業者が申込書の代理提出を認めていたものを利用団体からの申し込みとし、代理提出はできないとのことでありました。理由は、利用団体が制度をしっかり理解した上で利用してもらうためとのことでありますが、このことにより、貸出ダンプ制度は、ますます利用しづらい制度になってしまうのではないでしょうか。見解を伺います。また、制度をしっかり理解してもらうためという理由であれば、申込書と同時に制度の確認書などの添付をし、これまで同様、代理提出という方法もできるのではないでしょうか。見解を伺います。また、これまで代理提出をしてきた要因には、町会役員の高齢化により冬の外出を制限されることや平日の昼間に来所できない等があるかと思われますが、市の見解を伺います。この件に関して、利用団体からの聞き取りや代理提出をされていた積み込み業者からの聞き取りはされているのでしょうか。どのような意見があったのか、主な内容と聞き取り方法についてお示しください。次に、幅員8メートル以上の道路については、除排雪幅を8メートルまでとすることに変更するとのことでありますが、理由については、冬期間の車の通行に支障がない除雪幅とするものとのことであります。果たしてこの幅で、車の通行と歩行者の安全は確保されるのでしょうか。見解を伺います。次に、利用回数について同一箇所で利用の制限を行うとのことですが、制限の基準については、どのようになっているのでしょうか。お答えください。いずれの見直しの検討についても、これまでの貸出ダンプ制度よりも利用が制限されたものとなります。貸出ダンプ制度は誰のための制度なのでしょうか。利用者が利用しやすいようにすることが本来の行政サービスなのではないでしょうか。これらの変更、検討により市民要望に対応できるのでしょうか。見解を伺います。以上、2項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、除排雪に関しての御質問がありました。まず、昨年度の市民の皆様から寄せられた市民の声につきましては、平成 28 年度の市民の声は、1月末までに期間全体の約7割が寄せられましたが、2月以降では、平成 27 年度の件数が多い状況でありました。この要因として、平成 28 年度は、平成 27 年度に比べ、12 月の降雪量が約 70 センチメートルと多く、平均気温も1度以上低く、シーズン当初の大雪や低温などの気象的な要因が考えられます。このほかに、排雪作業のおくれや一部のバス路線で運行に支障を来す状況が生じたことなども要因の一つと考えております。次に、昨年度の市民の声から市民の皆様が望まれている除排雪作業につきましては、市民の声の件数が多いのは、昨年度も含め、例年除雪依頼や排雪依頼であることから、適切な除排雪作業が望まれているものと考えております。次に、よりきめ細やかな除排雪の取り組みと昨年度の除排雪につきましては、平成 28 年度の除排雪については、平成 27 年度から取り組んでいるがたがた路面の解消、除雪第2種路線の出動基準の見直し、除雪拠点の増設等や平成 28 年度から新たに取り組んでいる除雪第3種路線における除雪作業の強化の試行、主要交差点等の雪山処理の強化などのさまざまな除排雪に関する改善が進んでいるものと認識をしております。しかしながら、昨年度は、排雪作業のおくれや一部のバス路線で運行に支障を来す状況が生じたことなど、除排雪に関してさらなる改善を図ることが必要であると考えております。次に、昨年度のJV構成員からのヒアリングにつきましては、昨年度に実施しました一昨年度の地域総合除雪業務に参加したJV構成員との意見交換や業務期間中に行ったJV構成員との協議や打ち合わせなどで、JV構成員の考え方について把握をしているため、特にヒアリング等は行っておりません。次に、よりきめ細やかな除排雪の取り組みにつきましては、冬期間の市民生活における安心・安全の確保に向けて、市とJVが共通認識を持って地域総合除雪業務に取り組むことが重要であると考えております。また、将来的に、除排雪業務の体制を維持することも必要であり、そのためには、多くの業者が地域総合除雪業務に参加することができる制度の構築に取り組んでいるところであります。次に、貸出ダンプの申し込みにつきましては、本制度は、長年運用されてきた中で、積み込み業者が代理申請するケースが多く見られ、現場作業も積み込み業者任せになり、結果として排雪量が増大し、また、このことによって作業時間が長くなり、利用団体の負担の増加にもつながることから、制度本来の趣旨をよく理解した上で本制度を利用していただくため、利用団体が直接申請していただきたいと考えております。次に、申込書の代理提出につきましては、繰り返しになりますが、積み込み業者任せになることを防ぎ、また、利用団体が制度本来の趣旨をよく理解した上で本制度を利用していただくことが重要であることから、利用団体に直接申請していただきたいと考えております。次に、申込書の提出等につきましては、確かに高齢の町会役員や平日の昼間に市役所に来ることが難しいケースもあると思いますので、申請場所、申請期間、申請時間など、できる限り柔軟に対応できる方法を考慮したいと考えております。次に、利用団体等からの聞き取りにつきましては、昨年 10 月の積み込み業者説明会、11 月の除雪懇談会で、平成 29 年度からの変更点として説明し、意見を伺っております。また、懇談会や個別の問い合わせがあった際に、利用団体が申し込むことに関しては、担当者が夫婦共働きで提出できない、病院にかかっていて外出できない。あるいは、高齢者の場合には、配慮願いたいといった意見が寄せられております。次に、排雪幅8メートルでの車と歩行者の安全確保につきましては、道路幅員8メートルの場合、乗用車2台がすれ違える幅員として4メートルと、両側に各2メートルの歩行空間となることから、通行車両や歩行者に対する一定の安全を確保できることとなり、排雪幅を8メートルと設定したものであります。次に、利用回数の制限の基準につきましては、これまで1シーズン同一箇所で2回の利用を認めておりましたが、2月下旬以降のシーズン終盤になると、積雪が少ない状況で排雪を実施しているケースが見られました。このことから、今年度は、申請は2回受け付けますが、特に2月下旬以降の2回目の実施については、その時点の降雪、積雪状況にもよりますが、市の担当者が現地を確認し、路面、路肩の雪が少ない場合は、排雪実施を見合わせていただくこととしたいと考えております。次に、市民要望への対応につきましては、市が行うさまざまな行政サービスにおいては、市民の皆様の声を反映させることは重要であると考えております。貸出ダンプ制度は、市が行う公共事業でありますので、利用団体の方々に制度の趣旨を御理解いただくとともに、抱えている課題を改善することが非常に重要なことであると考えており、このたびの見直しは、それに基づいて行うものでありますので、御理解願いたいと思います。