小樽市議会 平成31年第1回定例会 2019年2月27日
(1)石狩湾新港地域のLNG火力発電・風力発電のクリーンエネルギーについて/(2)クルーズ船誘致について/(3)AEDに関連して
2019年2月27日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆行議員が「石狩湾新港地域のLNG火力発電・風力発電のクリーンエネルギーについて」「クルーズ船誘致について」「AEDに関連して」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆行 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 酒井隆行
任期最後の一般質問を行います。初めに、石狩湾新港地域のLNG火力発電・風力発電のクリーンエネルギーについて質問をいたします。まず、LNG火力発電所は、2014 年8月から土地造成工事や地盤改良工事などの準備工事を開始し、2015 年8月に電気事業法に基づく工事計画の届け出を行い着工。そして、2018 年 10 月 11 日からは総合試運転を開始し、間もなく営業運転開始になる予定です。石狩湾新港発電所1号機の定格出力は 56 万 9,400 キロワットで、今後 2023 年3月に2号機も着工予定。2027 年3月に3号機の着工が予定されており、全て計画どおり完成すれば、定格総出力は、170 万8,200 キロワットで、現在稼働している北海道内の火力発電所の中では最大級の出力となります。また、同地域で計画されている大規模洋上風力発電所については、2018 年 11 月1日に北海道主催の洋上風力マッチング説明会が札幌市内で開かれ、石狩湾新港に新設する洋上風力発電所について、2019年にかけて詳細設計を進め、許認可手続を経て、2020 年から 2021 年で施工し、2022 年の運転開始のスケジュールと、総事業費については約 700 億円とのことが示されました。この地域は、地球環境に優しいクリーンエネルギー地域として注目を集め、企業立地に向けても期待できるかと考えております。クリーンエネルギーを活用したこの地域における発展の方向性について、市長の見解を伺います。また、石狩市では、2007 年に新エネルギービジョンを、2017 年には水素戦略構想を策定しておりますが、今後のエネルギーについて、具体的な施策のお考えがあればお示しください。関連して、風力発電については、現在、四つの事業者が風力発電事業を計画しておりますが、環境アセスメントを含む開発期間の長期化や立地規制などにより、全国的に見ても多くの案件が足踏み状態にあります。まず、この地域で計画されている風力発電の各事業者の進捗状況をお知らせください。また、事業・計画が長期化している現状で、懸念される課題についてお示しください。次に、クルーズ船誘致について質問をいたします。2018 年の小樽港クルーズ船寄港回数は、寄港中止が2回あったものの合計 21 回でした。また、これまでの年間最多寄港回数は 2014 年の 41 回で、このときの市内消費額は約5億 2,000 万円。さらに、港湾関係業者や市の収入などを加えると、これらの直接的な経済効果は約7億 7,000 万円との試算でした。これらの経済効果からも、クルーズ船誘致は、市長の政策でもありますが、積極的に進めていただきたいと考えます。そこで伺いますが、ことしの寄港回数の見込みと、今後の取り組みについてお示しください。また、市長の政策である、「みなと観光」の新たな魅力づくりについて、具体的なビジョンをお聞かせください。関連して、小樽クルーズ客船歓迎クラブについて質問をいたします。小樽に毎年寄港する国内外のクルーズ船の乗船客からは、地元の人たちによる温かい歓迎や交流が大変喜ばれております。そこで、市と小樽港貿易振興協議会では、市民の皆様にも客船の出迎えや見送りなどに参加して乗船客との交流を楽しんでいただくことを目的に、小樽クルーズ客船歓迎クラブが設立されました。対象者は、クルーズ船に興味をお持ちの方や観光客との交流などに興味をお持ちの方なら市内・市外の方を問わず、誰でも入会できるとのことであります。そこで伺いますが、現在の会員登録者数について、総数及び小樽市と市外。市外については市町村別でお示しください。また、小樽クルーズ客船歓迎クラブの周知方法についてもお示しください。次に、小樽クルーズ客船歓迎クラブの会員になると、会員特典として、年間入港スケジュール表や会報が送付されるとのことであります。会報については、ホームページにも載っておりますが、2016 年には2月に第1号、6月に第2号、12 月に第3号が発行。2017 年は4月に第1号、6月に第2号、11 月に第3号、3月に第4号が発行。そして 2018 年は8月に1号の発行がされております。これだけ見てみれば、不定期発行で、特に 2018 年は1号しか発行されておりません。小樽クルーズ客船歓迎クラブの会員の皆様は、クルーズ船に興味を持っている方や、観光客との交流などに興味を持っている方なので、会員特典の会報についても不定期ではなく、おおよその発行月や年間発行回数を決めるべきではないかと考えますがいかがでしょうか、お示しください。最後にAEDに関連して、AEDの使用方法等を習得するための普通救命講習会について質問をいたします。この講習会の内容については、AEDの使い方、胸骨圧迫や人工呼吸等の心肺蘇生法、止血法など、救命に必要な応急手当の基礎知識と実技指導で構成されております。特にAEDの操作については、高度な専門的知識は必要とせず、音声ガイダンスに従い、心肺停止者の胸部に電極パットを張りつけると自動的に分析されて、電気ショックが必要か、必要ではないかを機器が判断し、簡単なボタン操作で安心して使用することができる、命を守る機器であります。しかし、簡単とはいえ、いざというときに冷静に操作するためにも講習を受けていただく機会をつくっていただきたいと考えております。そこで伺いますが、これまで受講された人数と主な周知方法についてお示しください。また、今後の取り組みについてもお示しください。関連して、消防白書で公表されている一般市民がAEDを使った除細動を実施した件数のうち、小樽市の過去3年間の件数についてもお示しください。同じく、一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者の1カ月後の社会復帰率について、その傾向とあわせてお示しください。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
酒井隆行議員の御質問にお答えいたします。初めに、石狩湾新港地域のLNG火力発電・風力発電のクリーンエネルギーについて御質問がありました。まず、クリーンエネルギーを活用した同地域における発展の方向性につきましては、石狩湾新港長期構想にも示されているとおり、エネルギーの安定供給や多種多様なエネルギーを利活用した港湾空間の形成により、北海道民の生活、産業活動を支える地域環境に優しいエネルギー供給拠点の形成を目指してまいりたいと考えております。次に、エネルギーに関する具体的な施策につきましては、クリーンエネルギーの推進は、地球環境問題の観点からも重要であり、今後におきましても地域住民の皆様の御理解をいただきながら風力発電等、民間事業者による建設計画を後押ししてまいりたいと考えております。次に、風力発電の進捗状況につきましては、石狩湾新港風力発電所の2基は平成 30 年2月に、石狩コミュニティウインドファーム事業の7基については平成 30 年 12 月に稼働を開始しております。銭函風力発電事業の 10 基につきましては既に基礎工事が終わっており、本年6月より風車の組み立てを開始する予定となっております。(仮称)石狩湾新港洋上風力発電事業については、現在、環境アセスメントの最終段階である環境影響評価書を作成中であると聞いております。建設予定の二つの事業については、自然環境に対する影響や事業の採算性などの懸念される課題があったことから、これまで事業・計画が長期化したものと考えております。次に、クルーズ船誘致について御質問がありました。まず、ことしの寄港回数の見込みにつきましては、現時点で 30 回の予定となっております。また、今後の取り組みにつきましては、国内に向けては、船会社、旅行会社などへの訪問、東京でのクルーズセミナーやビジネスフォーラムにおけるトップセールスの開催により、小樽・北後志地域のPRや情報交換を行い、国外に向けては、海外船会社の幹部を小樽に招請し、小樽港と周辺観光地のPRを実施する予定です。さらに、クルーズ船入出港時の各種サービスとして、歓迎行事、臨時観光案内所の開設、外貨両替等を実施し、乗船客の満足度向上に継続して取り組んでまいります。これらの取り組みとともに、第3号ふ頭周辺の再開発を進めることにより、将来クルーズ船寄港時の利便性が大きく向上する点についても、積極的にPRしてまいりたいと考えております。次に、「みなと観光」の具体的なビジョンにつきましては、クルーズ船寄港時の利便性の向上を図るとともに、来訪者のための親水空間や交流空間を確保し、にぎわいづくりをするため、大型クルーズ船対応岸壁、旅客ターミナル機能、埠頭基部の緑地や船だまりを整備するなど、第3号ふ頭周辺の再開発を進めてまいります。また、この第3号ふ頭周辺を拠点とし、周辺観光地との回遊性を高めることで、小樽港の立地特性をさらに生かした魅力づくりを創出したいと考えております。次に、小樽クルーズ客船歓迎クラブの現在の会員登録者数につきましては、総数で 637 名となっております。その内訳は、市内の会員が 429 名、市外が 23 市町村で 208 名となっております。市外の市町村別では、札幌市が 153 名、余市町が9名、江別市が7名、石狩市と岩内町がそれぞれ5名、その他の市町村が 29 名となっており、主に近隣市町村の方が登録をされております。また、小樽クルーズ客船歓迎クラブの周知方法につきましては、小樽市ホームページに通年で掲載しているほか、クルーズシーズンが始まる直前には、広報おたるに掲載しており、本年も3月号で周知を予定しております。次に、小樽クルーズ客船歓迎クラブの会報につきましては、これまでクルーズシーズンが始まる直前ではクルーズ船寄港予定の周知、シーズン中盤には船会社のイベントとしての船内見学会開催などの周知、11 月か 12 月には、シーズン終了のお知らせと出迎えや見送りに参加していただいた会員へのお礼など、年3回発行してまいりました。なお、昨年については、3月と8月の年2回の発行となりましたが、今後は年3回の発行に努めてまいりたいと考えております。次に、AEDに関連して御質問がありました。初めに、普通救命講習の受講人数につきましては、当該講習は平成6年から開始し、平成 30 年までに市民や市内に就労・就学している方が延べ 7,781 名受講されております。また、周知方法につきましては、広報誌やホームページへの掲載、町会、高等学校、大学、スポーツ施設等へのポスターの掲示やパンフレットの配布などを行っております。今後の取り組みにつきましては、毎月の定期講習の開催に加え、現在実施している事業所や町会へ出向いての講習、AEDを含む救命入門コース及び消防団員で応急手当普及員の資格を有する者が消防団員に対して行う講習の充実を図るなど、救命講習を受講しやすい環境を整備し、さらなる応急手当の普及に努めてまいりたいと考えております。次に、一般市民がAEDを使って除細動を実施した件数につきましては、総務省消防庁が発行している消防白書では、救急出動を伴う全国の総件数を公表しておりますが、そのうち本市の過去3年間の件数は、平成 28 年2件、29 年1件、30 年4件の合計7件となっております。次に、本市における過去3年間の一般市民が目撃した心原性心肺機能停止傷病者の1カ月後の社会復帰率につきましては、当該傷病者数、社会復帰した人数、社会復帰率の順でお答えをいたしますと、平成 28 年は 48 名中2名で 4.17%、29 年は 47 名中1名で 2.13%、30 年は 39 名中1名で 2.56%となっております。また、その傾向につきましては、当該傷病者数は年間おおむね 40 名から 50 名で推移しており、1カ月後に社会復帰した人数は1名または2名にとどまっております。(「議長、13 番」と呼ぶ者あり)
質問 13番 酒井隆行
この後は、予算特別委員会で行います。