みんなの議会

小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日

森井市長の政治姿勢について

2016年9月13日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「森井市長の政治姿勢について」質問し、市長 森井秀明、財政部長 前田孝一、水道局長 浅沼敦、医療保険部長 小山秀昭、総務部長 前田一信、建設部長 相庭孝昭が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 森井秀明、財政部長 前田孝一、水道局長 浅沼敦、医療保険部長 小山秀昭、総務部長 前田一信、建設部長 相庭孝昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

4項目めの質問を行います。森井市長の政治姿勢について質問します。最初に、小樽市コンプライアンス委員会の調査結果についてです。コンプライアンス委員会は、2015 年6月の昇進人事が実証性を欠いた人事であったと断定されました。市長はコンプライアンス委員会からの報告を受けて、この結果については真摯に受けとめなければならないと考えています。是正措置として、異動内申書及び昇進内申書に加えて、留任内申書を作成し、管理職については全ての職員の内申書が提出されるよう改善を図ったところとしておりました。我が党は人事権が市長にあることは認めております。しかし、市長は 2015 年6月の昇任人事が実証性を欠いた人事であったと断定されて、コンプライアンス委員会の調査結果について真摯に受けとめなければならないとしておりました。森井市長は現時点で責任問題は発生していないと述べておりますが、重く受けとめるのであれば、市長が行った実証性を欠いた人事異動に対して、みずから戒めを明らかに示すことが、市職員や市民を納得させるものと思いますが、いかがでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり)市長は是正措置として、異動内申書及び昇任内申書に加えて、留任内申書を作成し、管理職については全ての職員の内申書が提出されるよう改善を図ったとしております。留任内申書は能力の実証となるものなのでしょうか、留任内申書の法的根拠があるのでしょうか、お聞かせください。内申書類をふやすことで改善されるものもありますが、能力として人格を見て、公平な人事を実現するためには、幹部職員との意思疎通を図ることが必要ではありませんか、見解をお聞かせください。2項目めに、市民のための市政運営についてです。日本共産党は森井市長の市政運営についてカジノ誘致の撤回、子供医療費の助成拡大、駅舎のバリアフリー化などの前進など幾つかの市民要求をかなえる課題の取り組みで評価してきました。しかし、我が党は森井市長就任後、定例会ごとに代表質問などで市長の政治姿勢についてただし、職員からの批判の声に耳を傾け、真摯に向き合わないで市政運営を続けると市民の信頼を失うことにもなりかねない。主権者である市民の声を第一にする市政運営と、市役所庁舎内での合意形成に努力することが必要として、十分な議論と市職員の納得をもとにした民主的な運営を求めてきました。我が党のこれまでの指摘、呼びかけやことしの第2回定例会の代表質問に対しても、市長の答弁は職員との対話の機会をふやす、私の政策に対する考え方を浸透させるとともに、さらなる信頼関係の構築を図りたいと答えております。市長の考え方を浸透させ、力強いリーダーシップの発揮ということでは、職員に対する押しつけが強調され、我が党の指摘、呼びかけを真摯に受けとめたものとは受けとめることができません。その後、市長の受けとめ方に変化はないでしょうか。求められているのは、市長が職員の話をよく聞き、批判に対しては耳を傾ける誠実性を確立し、市職員とのコミュニケーションを図ることではないでしょうか。職員との対話の機会をどのようにふやされたのでしょうか。具体的な会議の開催や意思疎通の場について説明してください。市長は公約を掲げて当選してまいりました。みずからの施政方針を実現するためには、能力手腕に恵まれた市長であっても、お一人では不可能だと思います。市長が発案した施策については、市政運営をより具体的に推進するためにも原部、原課でよく練って、立案していくことが必要だと思います。そうすることで、市職員が市民のための行政運営に自信と誇りを持つことになり、市民からも信頼される行政が実現するのではないでしょうか。市長の見解をお聞かせください。以上、再質問を留保して、質問を終わらせていただきます。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、コンプライアンス委員会の調査結果についてですが、まず、平成 27 年6月の人事異動に対するみずからの戒めにつきましては、御指摘のコンプライアンス委員会の報告は、法令に違反するおそれのある事実に該当すると認められるということであり、法令違反を断定されているものではありません。私としましては、あくまでもおそれがあるということでありますことから、現時点で責任問題は発生していないと考えておりますので、具体的な措置をとることは考えておりません。(「大変な問題だよ」と呼ぶ者あり)今後、より人事の客観性を高めることで私の責任を果たしてまいりたいと考えております。(「果たし方が違う」と呼ぶ者あり)次に、留任内申書につきましては、昨年度までは年度ごとの職員全員の評価書がなく、不平等ではないかと感じておりましたことから、管理職限定ではありますが、今年度人事異動に当たり、内申書の様式に留任内申書を新たに追加し、部長職を除く管理職全員分の内申書の提出を受けることにしたものであります。留任用と申しましても、職員の評価が記載されることに違いはなく、本市におきましては、従前から内申書を地方公務員法第 15 条に規定する能力の実証の一方法として取り扱ってきていることからしましても、留任内申書も他の内申書と同様、同条に基づく能力の実証になり得るものと考えております。次に、幹部職員との意思疎通につきましては、私としましても、より適材適所の配置を進めていくためには、個々の職員の能力や適性を把握することは欠かせないものと思っております。そのためにも、幹部職員に限らず、他の職員ともコミュニケーションを密にすることは必要なことと考えており、現在、職員との対話の機会をふやすべく取り組みを進めているところであります。(発言する者あり)次に、市民のための市政運営についてですが、まず、日本共産党からの御指摘、呼びかけに対する受けとめ方につきましては、私としましては、これまで職員との信頼関係の構築について御指摘いただいているものと受けとめているところであり、その構築のためには、まず私の考え方を職員にもしっかりと理解をしてもらうことが必要と考えております。そして、それを共有し、私としましても、力強いリーダーシップを発揮しながら、一丸となって政策を進めていく、このことが結果として、信頼関係の構築につながっていくものと思っております。御指摘はこれまでもしっかりと受けとめており、信頼関係構築の一環としまして、先ほど申し上げましたとおり、職員との対話の機会をふやすべく取り組みを進めているところであります。次に、職員との対話の機会をどのようにふやしたのかにつきましては、これまでの職員研修での対話の機会に加え、先月末から市長と職員のフリートーキングと名づけた意見交換会を始めております。本年度は初めての試みということで、市長部局に限定することとしておりますが、職員が市のトップの考えに触れる機会を設けることを目的とし、各部から職位を問わない 10 名程度を選抜いただいて、部ごとに1時間程度で行うこととしております。ふだん余り話す機会のない職員の皆さんとの意見交換ということで、私としても大いに期待しているところであります。次に、施策の立案につきましては、円滑に施策を推進していくためには、御指摘のとおり、原部、原課で十分検討を重ね、具体化していくことが大切であると考えておりますので、職員研修の充実や職員との対話などを進めることで、私の考え方や思いを伝達し、職員の企画立案能力の向上と意識改革を図りながら、提案型の行政運営を推し進めてまいりたいと考えております。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)

再質問 21番 川畑正美

それでは、再質問をさせていただきます。議長からも、質問の要点をきちんと伝えてほしいということなので、私なりにメモをしながらしてきたわけで、それを読み上げながら、もし抜けているところがあれば追加していきたいと思います。それで、まず財政問題です。2015 年度の決算、それから 2016 年度の予算について、市長の認識を伺います。まず、2016 年度予算について、森井市長としては、実質的に初めての予算編成になったのだろうと思います。最初の予算編成から市の財政予算が収支不足として財政調整基金から繰り入れするというのが、そういう状況をつくり出したくないと、そういう思惑があったのではないかと思うのですが、その点について1点伺います。それから、2点目ですが、普通交付税の予算計上額との乖離の問題です。その要因は人口減少を主にしているわけですけれども、小樽市の人口減少が国勢調査ごとに進んでいることは、市長初め市の職員も当然御存じだと思います。ですから、人口減少を抑えた形で交付税額を少しでも多く見積もろうとしたのではないかと私は思っているのです。その見解について聞かせてください。これが2点目です。それから次に、市税収入の増収については、本市の個人市民税の納税義務者数が平成 22 年度から 26年度の推移を見ますと、毎年減少しています。この5年間で 3,020 人減少しているという記録があります。個人市民税の収入額は5年間で1億 3,000 万円ほど減少していますけれども、収入率は5年前に比べると、91.7%から 94.5%へと 2.8%上昇しているわけです。法人市民税は5年前の 0.8%と比べると、個人市民税の収入率の向上が大きくなっているわけで、先ほど答弁にありましたけれども、もう少し詳しく、収入率を向上させたのかどうか、上げた方法について聞かせていただきたいと。それから4点目ですが、市長がみずから計上した予算が初めて決算を迎えたわけですけれども、多額の繰越金をつくっています。市長は小樽市の財政状況をどのように認識しているのか、財政状況の課題だとか今後の対応について市長の考え方を聞かせてください。次に、水道料金について伺います。水道料金については、これまでの委員会議論も含めて、基本料金を見直すべきであるということを市は認識を感じているのかどうかを聞きたいのですが、本市の基本水量は他市に比べて高い水準にあるというそういう認識は持っているかどうかを聞かせてください。それから2点目ですけれども、大体 10 カ年計画で長期計画を進めていると聞きました。この後は平成31 年度から新たな 10 カ年計画を進める予定になると思うのですが、計画に当たっては、料金の見通しも含めて検討することになると思うのです。本市は高齢化とともにおひとり住まいという世帯がすごくふえているわけです。ですから、年金の切り下げなどで家計は厳しい状況にありますし、その辺は御理解いただけると思うのですが、月に1ないし2立方メートルしか利用しない家庭もふえているわけですから、その中で基本水量の 10 立方メートルは大きな負担になるわけです。10 カ年計画の切りかえを待つのではなくて、早期にこの基本水準の見直しに取り組むべきだと思うのですが、改めて伺います。それから、簡易水道についてです。この事業は、もともと北海道の計画と指導のもとで、水道用水事業を進めてきたものであります。小樽市は市の財政運営に支障を与えないように措置するとして、参画してきたと聞いています。石狩開発株式会社の経営破綻によって、本市も負担することになってしまい、道は石狩開発株式会社の経営破綻は想定外であって、財政を支援するのは難しいと言っているようですけれども、道との交渉状況はなかなか芳しくはないようであります。しかし、道の責任は免れるものではないと思うのです。本市の財政から簡易水道事業の負担は厳しいものがあるわけですから、市長は道の責任を明確にして、本市の負担解消に努めてもらいたいと思っています。具体的な対策をもう少しきめ細かにお聞かせいただければと思います。次に、国保について、高い保険料に対する施策については、道内の主要都市では一般会計から国保会計への法定外繰り入れをやることによって保険料を抑える努力をしているわけです。2014 年度の市町村国保の決算状況を見ますと、小樽市は1人当たりの法定外繰り入れは 62 円と 10 市の中で下から2番目です。主要 10 市では1人当たり1万 2,472 円を上限とした額を繰り入れしているところもあるわけです。10 市だけではなくて、町村の段階でも4万円から5万円の額を繰り入れしているところがあります。このように、自治体は保険料を引き上げしないために努力をしていると思います。私は本市も対策として一般会計からの繰り入れをふやすべきだと考えています。解消に向けて繰入額の縮小を求められることになれば、その負担は結局は国保加入者に求められることになるのではないかと心配しています。その心配はないのかどうか、見解を聞かせていただきたいと思います。国保の2点目です。国保が都道府県単位化となった場合に、この小樽市の国保保険料がどうなるのか、最も心配なところです。保険料が引き上げされる見込みはないのかどうか、その見通しについて聞かせてください。これは市民が一番関心持っていることだと思います。それから、国保の3点目です。75 歳以上の後期高齢者医療制度は、年金から保険料を天引きされています。しかし、年金が年 18 万円未満の場合は天引きされません。かつて保険料の滞納のために、道内でも1件で 114 円だとか 4,000円だとかというわずかな額も差し押さえされた、そういうことが問題になったことがありました。国保の都道府県単位化によって、後期高齢者医療制度のようにわずかな額も差し押さえられる事態が起こりかねないか心配しています。この点での見解を聞かせてください。次に、介護保険問題です。介護保険問題では、介護相当サービスの単価と通所介護相当サービスの単価基準について答えていただきました。通所介護相当サービスで要支援2の対象であっても、週1回程度通所であれば、1カ月1,647 単位、要支援1と同じ算定単位となります。訪問介護では他市では見られない細分化なわけであります。要支援2の週2回通所必要という利用者にはメリットだと思います。しかし、事業者にとってはデメリットになるのではないかと心配しています。メリット・デメリットについての説明と、デメリットが予想される事業者の話を聞いているかどうか、その辺の意見を伺っているかどうか聞かせていただきたいと思います。それから二つ目に、ことし3月末の介護保険の認定者は1万 785 人と聞きました。そのうちの人数、先ほどの人数で言えば、認定者の7割近くが保険給付から外されることになるわけです。そして、そのうち居宅介護サービスの受給者は、要支援1、2、それから要介護1、2、合わせると 4,777 人になります。認定者の 65%が居宅介護になるわけです。居宅の介護サービス受給者がどのように高い状況にあるか、その辺について認識しているのかどうか聞かせてください。それから、介護の点で3点目、福祉用具の貸与についてです。全体の受給者は 2,219 人、そして要支援1、2の受給者は 266 人、介護1、2の受給者は 1,141 人と伺いました。全体の 63%を占めているわけであります。現在、福祉用具貸与は原則1割負担でありますので、要支援1、2が1カ月1人当たり 413 円でした。また、要介護1、2が1カ月1人当たり 725 円の負担で済んでいたわけでありますけれども、もし 10 割全額負担となれば、要介護、要支援が1人当たり 3,928 円に負担がふえます。そして、要介護1、2も1人当たり 7,868 円にふえるわけであります。まさにこれは保険あって保障なしそのものではないでしょうか。この辺の認識を聞かせてください。次に、除雪についてであります。4社以上にこだわる理由を伺いました。除雪の登録者名簿は 39 社あるのですけれども、先ほどの答弁の中で舗装 1,100 点以上が3社、土木のA1が5社、土木A2が8社、その他が 23 社という構成になります。私が聞きたいのは、これらの会社は除排雪だけをする企業ではないのです。除雪以外の年間事業も会社を維持、継続するために必要な事業であります。夏季期間の土木工事など対策も検討されて4社以上にこだわっているのかどうか、その辺を聞かせてください。それから、除雪問題での2点目ですが、冬期間が温暖で少雪な気候を期待するのは、これは圧倒的市民が望んでいるところであります。しかしながら、予算計上に当たって補正予算も組むからといって低く抑えられることは、市民にとってまともに除雪してもらえるかどうかという心配があります。そういう不安に悩まされることになるわけです。冬期間の降雪量はこの5年間平均で 630 センチメートル、6.3メートルです。昨年は 495 センチメートルでしたけれども、まさに 130 センチメートル以上の違いがあるわけです。予算額は先ほどの答弁では5メートル等の違いで見ても、1億円ぐらいの違いなわけです。やはり平均降雪量による予算の増額は多くの市民、議員も理解されることではないかと私は思います。その考え方に対しての意見をもう一度聞かせてください。それから、補正予算の除雪出動基準の見直しで、第2種路線を対象として、出動基準を降雪 10 センチメートルにして本格実施とあります。このことと第3種路線の出動基準を 15 センチメートル以上の降雪量が見込まれる場合に、除雪作業実施することとの整合性の問題を聞きたいと思います。2種路線は 10 センチメートルの降雪で除雪に出動し、15 センチメートルで改めて第3種路線は出動することになるのかどうか、そこを聞きたいのです。お聞かせください。次に、第3種路線の試行路線図を拝見させていただきましたけれども、出動箇所が市内全域にわたっております。試行とは言っても分散していることが私は非常に気になります。試行的に行うのであれば、調査をかねて今年度はこの地域をと指定したほうがいいと私は思うのです。その辺の考え方はいかがでしょうか。次の質問ですが、実はこの本会議に来る前に、私に市民からの要望がありました。桜1丁目の市道桜13 号線です。ここは桜小学校グラウンドに直結する道幅8メートル近くある約 200 メートルを超えたくらいの長さの道路です。この沿線は、これまで空き地があって、この沿線の住民の皆さんはその空き地に排雪していたという話です。通学路であります。第3種路線と同じ扱いで、年に1度程度しか排雪が入りませんと。この現状は、この地域は高齢化に伴って空き地にも住宅が建って、雪押し場も失われてしまった。だから、住民からは一本下の通りのようにグラウンドに雪を押してほしいのだけれども、そういうことは実現できないのかどうかと、そういう相談がありました。私はガタガタ路面の矯正に力を入れるのであれば、このようなところに力を入れて通学時の安全だとか、地域生活の安全に力を入れるべきではないのかと、そう思っています。市長の見解をお知らせください。岩見沢市では除排雪対策本部を毎年 11 月に立ち上げているということです。そのメンバーには教育委員会も加わっています。通学時の安全確保はもちろん、大雪など臨時休校だとかスクールバス対策だとか、情報連絡だとか、グラウンドなども学校敷地への排雪などで直ちに協議できる体制を築いているということです。先ほど市長もこれに対しては積極的な答弁をされています。この岩見沢市に教訓を学んで強力に進めていただきたいと、そういうように思います。それから最後に、4項目めの市長の政治姿勢についてであります。何度も質問しているようですけれども、市長答弁は現時点で責任問題は発生していないと。今後、指摘を受けることのないように改善を図りたいという趣旨の話をされています。しかし、2015 年6月の昇任人事は、実証を欠いた人事であったと断定されているわけです。また、コンプライアンス委員会の調査結果を真摯に受けとめるとも言っているわけですから、今後、改善を図るだけでなく、職員、市民はそれだけでは納得できないと思います。やはりみずから何らかの戒めを考えていないのかどうか、考えていないということで答えられていますけれども、その後も変えることがないのか、聞きたいと思います。二つ目に、実る稲田はこうべを垂れるという言葉があります。これは金田一京助氏の国語辞典によれば、内容の充実している人は控え目であるという意味だそうです。私が尊敬している先輩は、実るほど頭を垂れる稲穂かなと親につけてもらった稲穂の穂という名前のいきさつを話して、他人と接するときは常に控え目な態度をとっておりました。私は非常にそれに敬意を表しておりました。その姿は私だけでなく、周りからも高く評価されていました。市長が大きな権限を持っていることは誰しも認めております。行政運営を進めるに当たって、権限だけでなく、多くの職員が一丸となって進めることが、やはり必要だと私は考えます。この考え方について市長の見解をもう一度聞かせていただきたい。もう一つは、具体的な会議の開催などについては、今、答弁いただいた中では、伝達会議のようにしか聞こえません。やはり職員の話にじっくりと耳を傾けるような具体的な会議を検討するべきだと思います。そのことを再質問して終わりたいと思います。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

川畑議員の再質問にお答えいたします。私から答弁したこと以外におきましては、各担当より答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。また、項目が多いですので、何か不明な点、または抜けている点等ありましたら、御指摘いただければ助かります。まず、財政問題のことで、予算は、財政調整基金等に触れることなく、やはり組むことが理想ではないか、またそれについて市長として見解をどのように考えているのかという点だったかと思います。私としてもやはり財政調整基金に触れずに歳入の中で予算を組める、これが目標ではありますけれども、残念ながら、今年度もこのような形にはなっていないのが現状でございます。やはりできるだけ早い時期にその財政調整基金に頼ることなく年間予算が組めるように取り組んでいきたいと、この思いは私も持っているところでございます。そして、多額の繰越金が出たけれども、財政状況をどう認識しているのかということもあわせてお聞きになられたかと思います。2015 年度は、このように多額の繰越金そのものは出ましたけれども、今、議員も御指摘のとおり、普通交付税が大きく減少している、または施設が大変老朽化している、またその他さまざまなこれから支出が大きく見込まれるような取り組み等も考えられることから、まだまだ財政状況は完全な真の健全化にまでは至っていないというのは、私自身もそのように認識しているところでございます。先ほどの財政調整基金に触れずに、予算が組めるようにということももちろんなのですけれども、やはりその真の財政健全化に向けて、これからも一つ一つの政策またはさまざまな効率化等も含めて取り組んでいかなければならない、このように私自身考えているところでございます。それから、除排雪の件でも幾つかあったのですが、私からは平均降雪量に対しての考え方があったかと思います。5年間の平均をとって行う、それが議員からもそうですし、ほかの方々からもそのような手法をとるべきではないかというお話があったかと思います。先ほど来答弁させていただいたところではありますけれども、私としてもそれは一つの考え方としては受けとめているところではありますが、私が就任させていただいて、昨年度新たな取り組み等を行わせていただき、また今年度も昨年度の取り組みを検証しながらも、新たな取り組みや幾つか試行等にも取り組んでいるところでございます。先ほども答弁させていただきましたが、現在の新しい取り組みはもちろんですし、また、現在の地域総合除雪そのものも、やはり一つ一つ改めて検証すべきところもあると思っておりますので、現在の平均降雪量の考え方をとってしまいますと、昨年、ことし、この取り組みが過去とは余りにも違う部分もありますので、このような検証を繰り重ねていく中で、将来的にそのような取り組みができるのか、検討していきたいと思っているところでございます。そして、私からはもう一点、除排雪では、先ほどの桜 13 号線のお話から、通学路等の取り組みに対してもっと目を向けるべきではないかという御指摘だったかと思います。私はそのガタガタ路面の取り組みよりもということで、比較をしながらということではないと思っております。やはり道路がガタガタ路面であることに対して、市民の皆様からの不満等または不便さ、さまざまな検討をすべきだという声も以前からあったところでありますから、それはそれとして導入していくべきだというふうに思っております。しかしながら、今、御指摘された点も含めて、通学路の安全性というのは当然考えていかなければならないことですので、それについては第2種路線という意味合いにおいては、少しずつ改善をさせているところでありますけれども、今の路線も含めて地域ごとの、学校ごとの危険な箇所、または除雪が行き届いていないことによって、子供たちが危険な目に遭っているような場所についてしっかりと情報をいただきながら、改善策はこれからそれについても手を打っていかなければならないと思っております。それと、コンプライアンス委員会の調査結果についてのことで、その気持ちは変えていないのかということだったのですけれども、この気持ちについては先ほど答弁させていただいたとおり変わっておりません。それから、もっとよりこうべを垂れて、私自身もまだ控えめな態度がとれていないという御指摘だったかと思いますけれども、私自身もこれからも市民の皆様はもとより、職員の皆様、そしてこちらにいらっしゃる議員の皆様とも、これからもさまざまな情報交換をさせていただきながら、皆様の声に対して真摯に耳を傾け取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。そしてもう一点、会議について、ただの伝達会議になっているのではないかというお話でありました。私としては私自身が市長に就任させていただいて、市長がかわったこともあり、私自身がどのように考えているのか、または公約ももちろんですけれども、その思いとかそのようなものを市役所職員等にしっかりと伝え切れていないという課題そのものもありますので、先ほど答弁させていただいたようなこともあわせてお伝えさせていただいたところでございます。実際に今、コミュニケーションを密にするという取り組みにおいては、先ほど答弁させていただいたようにフリートーキングという枠組みも含めて、職員との対話機会をふやしていこうと考えておりますので、共産党から御指摘をいただいているように、その信頼構築に向けてそのような機会を、今、答弁させていただいたことはもちろんですけれども、それ以外にもいろいろと取り組んでいきたいと思っているところでございますので、御理解いただければと思います。

答弁 財政部長 前田孝一(財政部長は2020年2月まで)

財政問題についての2点目と3点目についてお答えいたします。まず、平成 28 年度予算が残念ながら、地方交付税が減少になっているという部分で、人口減につきましては、当然、我々も当初予算を組む段階でそういった想定のもとで組んではございます。ただ、市長の答弁にもございましたとおり、5年ごとに人口は置きかわるわけですが、測定単位としては置きかわりますけれども、一遍にその数字で算定されるわけではなく、段階補正という形で5年間に分けて徐々に減らすというふうな補正が行われてございます。今回、新年度予算算定に当たりましては、地方財政計画を初め、最終的に総務省から財政課長内簡というのが出されますけれども、そういったものをいろいろ参考にして計算している中では、交付税の中で個別算定経費という項目がございまして、そういったところの国の全体の伸び率を見ますと、それなりに予算が国全体で確保されている。そういったような状況を見た中で、一定程度人口急減補正で救われる部分があるのではないかというふうに思った中で、こういう当初予算を組んだところでございます。ただ、残念ながら、当初予算を大きく下回るような結果になりましたけれども、我々といたしましては、なるべく国のいろいろな情報等を集めた中での予算だったということで、決して高くしたくて、あえて高くしたわけではなくて、残念ながら私どもの算定が力及ばずといったところだったのかというふうに思ってございます。また、市税収入の増収の関係でございますが、納税義務者数そのものは減ってきてございますけれども、昨今の一つの特徴といたしまして、小樽市の場合、個人の市民税の納付義務者の中で、年金受給者の方の納税義務者がふえている状況にございます。御承知のように、年金受給者につきましては平成 21年から年金特徴という、特別徴収に切りかわっているといったこともございまして、こういったことも収入率の増加に寄与しているのかというふうに思います。また、全体的に年金以外で特別徴収されている納付義務者もふえてきている状況にございます。これはやはり特別徴収ですから、いわゆるサラリーマンの方ということで、そういった一定程度景気の回復傾向の中で、そういう特別徴収される義務者もふえているのかというふうに思ってございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 水道局長 浅沼敦(水道局長は2016年9月まで)

川畑議員の再質問にお答えさせていただきます。水道料金について2点質問があったかと思います。まず、小樽市の水道基本料金の水準は他都市と比べてどうなのかということが1点目、これにつきましては、各都市、水道料金の基本料金の設定の仕方はまちまちでして、必ずしも基本料金だけで比較して、高い、安いとは決められないのですけれども、例えば小樽市の場合につきましては、10 トンまでにつきましては基本料金 1,270 円という形で設定しておりまして、そこまでは幾ら使ってもゼロ円ですよという設定の仕方、それから他都市では基本料金を設定してゼロから従量制をそれに上乗せしていくというような形をとっているところもあります。そういう意味では、一概には比較できないのですけれども、基本料金という部分だけを比較しますと、小樽市の基本料金の水準は、道内の主要都市の中では高いほうというような形になっております。それから2点目、一月に1から2立方メートルしか使っていないような家庭もあるので、早期にその基本料金の部分について改定したほうがいいのではないかというようなお話だったかと思います。基本料金の考え方なのですけれども、基本料金につきましては、水の使用料の多少にかかわらず、固定的に係る経費という考えでいただいている部分であります。ただ、確かに使用水量が少ないというようなこともあって、その料金体系をどうするかについては、今後検討していかなければならない事項だとは思います。ただ、料金自体は安定的な経営をするために必要なものですから、そこの部分だけを改定するのはなかなか難しいのかというふうに考えておりまして、やはり長期的な視点に立って投資にどのぐらいかかるのか、また収入がどのぐらい入ってくるのか、こういうようなことを考えて料金を設定していかなければならないと考えております。そこの中でその基本料金、基本水量の部分をどういうような形に持っていくのかというようなことで検討が必要だと思っておりますので、今すぐ早期にというのはなかなか難しいと。次回の改定のときについては、今、川畑議員からも御指摘のあったように、そのことも含めた料金体系にしたいというように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 小山秀昭(医療保険部長は2018年2月まで)

私からは国民健康保険と介護保険についてお答えさせていただきます。まず、国民健康保険について3点あったと思います。1点目の高い保険料を下げるために一般会計から繰り入れてはどうかというお話ですが、これはさきの第2回定例会でも御答弁申し上げましたが、小樽市の医療費は全道の主要都市の中で高い中で保険料自体は全道平均を保っておりますので、4分の1の方が加入している国保のためだけに一般会計からの繰り入れは難しいものと私は認識しております。また、2点目の都道府県単位化によって、小樽の保険料が引き上げになる懸念はないのかということでございますが、これは今はまだ決まっておりません。北海道内には、農漁村初め都市部、いろいろな市町村がありまして、それぞれの国保の状況もさまざまでございますので、これを一律にはできないということで北海道は非常に苦労していると聞いております。その辺のバランス、極端な値上げになったり、どこかが極端に得をしたり損をしたり、そういうことがないように、市長も先ほど答弁で申し上げておりましたけれども、そういうことのないようにバランスを保った料金体系にしてほしいということで、私どもとしては北海道に対して物を言っているところでございます。また、仮に大幅に乖離が生じるような場合には、激減緩和措置についても導入するように訴えているところでございます。それから3点目は、わずかな金額でも強制的に差し押さえするのかという話でございますが、これはこれからも徴収、それから措置については、小樽市が行いますので、私どもの考えとしては、今までと同じようによく滞納者の方のお話を聞いて、それでもどうしてもコンタクトがとれないとか、悪質であるとか、そういう場合には差し押さえをいたしますが、それ以外は分納約束をしていただいて、対応していきたいと考えております。介護保険についても3点ございました。まず、1点目と3点目についてお答えします。2点目は聞き逃しておりますというか、意味がわからなかったので、後ほどもう一度趣旨を御説明願えればと思います。まず、通所介護を週1回にすることについて、事業者のデメリットは何か、また事業者の意見は聞いているのかということでございます。デメリットとしては、今まで週1回通所の人も週2回の人と同じ金額を事業者に払っておりましたので、週1回の人を分けることによってデメリットがあって、その不平不満が私どもに来るのではないかと思っておりましたが、これは今回の事業をするに当たって、全事業者を呼んで説明会をいたしました。その中で、事業者の方からは利用者にとっていいことだという意見はありましたが、事業者にとってこれが不満だという御意見は特にありませんでした。それから3番目、福祉用具の貸与支援がなくなり 10 割負担となれば、大幅な自己負担の増となるということに対する認識といいますか、保険あって介護なしということについてでございますが、これは国で今まさに議論されておりまして、市長答弁にもありますように、限られた財源、限られた被保険者の負担の中で、バランスをとって進めていくことが大切だろうと思っています。そのために、国の動向に注意しながらも、仮に大幅な改定等がありましたら、次期7期の介護保険計画をつくる中で、策定委員会でも議論して、それは国の基準どおりにやるのか、ほかの方法がないのか、そういうことをよく検討してまいりたいと思っております。それから、2番目の質問ですが、居宅がふえることによって、居宅の介護給付がなくなるのではないかというような御質問でしたでしょうか。確認させていただけますか。

再質問 21番 川畑正美

2番目の質問は、要するに、認定者の7割近くが保険給付から外されるのだと、そういう実情がありますよと。要支援1、2の認定者が 2,891 人いると。そして、要介護1、2の認定者が 4,561 人いますよと。そういう数は認定者全体の7割近いのだと。それでそのうちの居宅介護サービスの受給者も6割、65%あるよと、このことの認識をどういうふうに捉えていますかということを聞いているのです。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 医療保険部長 小山秀昭(医療保険部長は2018年2月まで)

どうもありがとうございます。今、3番目の質問にお答えしたのと同じように、国が軽度の介護受給者に対するどのような制度設計をしていくのか、それを見きわめなければならないと思いますが、余り重い人ばかりではなくて、軽い人、または介護予防が必要な方に、適切な介護の支援をすることによって介護の重症度、そういうものも図られると思いますので、その点は先ほど申したように、よく見きわめた上で検討してまいりたいと、そのように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

川畑議員の再質問にお答えいたします。簡易水道の関係についてお答えさせていただきます。議員が御指摘のとおり、基本的には北海道がその責務を果たすべきであるというふうには考えてございます。これまで北海道でも地下水利用組合の企業訪問を行ったりですとか、あるいは企業の誘致活動、こういったことを行っております。ですけれども、なかなか基本的な解決には至っていないという、そのような現状にございます。小樽市としては、引き続き北海道に対して粘り強く交渉をしていくということなのですけれども、実はことしも9月初旬には担当者が北海道に出向きまして、要望を持ってきてございます。ただ、なかなか今お話のとおり、効果があらわれないということもございますので、今後につきましては、例えばトップセールスといいますか、市長にも一緒に行っていただいて、地下水の利用組合とのいわゆる関係構築といいますか、そういったことをしていくことも必要かというようなことも考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

川畑議員の再質問にお答えいたします。まず、除雪に関する1点目でございますけれども、いわゆるJVの構成数を4社にこだわるという中で、冬の除雪以外にもいろいろ仕事を持っているのだということを理解しているのかという御質問だったというふうに思っておりますけれども、私どもがこれまで答弁して申し上げておりますとおり、5月に各社の意向調査を行いまして、今回、参加できるのかどうか、その中では当然、正式な形で文書でどうですかという形ではなくて、ヒアリングで受けられる能力といいますか、受ける意向があるのかどうか、それから受けない場合については、どういった事情なのかを会話する中で確認してきているところでございまして、そういった各社の事情を押さえているつもりでございます。今回はそういった中での判断ということで御理解いただきたいと思います。それから、4社を維持していくためには、やはり業者の皆さんに除雪に参加していただくといった意欲が必要だということでございます。そういったこともございまして、きのう申し上げましたとおり、参加することには一定のメリットがあるのだといったことを御理解いただくために、これは今すぐできるということではなくて、他市の事情、状況、複数年契約、それから夏と冬の契約、そういったものができないかどうか、他市の今の状況を調べているといったところでございます。それから、3点目になります。出動基準の見直し、新たに第3種路線については 15 センチメートル以上の降雪量を基準に設けた場合、どういう入り方になるのだということでございまして、これはステーションごとに、当然、作業の終わりというのは大体7時をめどに行っておりますので、効率のいい入り方をすることになります。したがいまして、2種に入ってから3種のところに入るということは、それだけ効率が落ちますので、20センチメートルの降雪量が見込めるときには、例えば2種に入って、その接続する3種があれば3種に入って、また2種というような形、ただし降雪量が 10 センチメートルのときはそこに入っている3種を飛ばして、2種と2種で除雪をしていくといったことになろうかというふうに思っております。それから、3種の試行について地域的に固めたほうがよいのではないかという御質問があったと思いますけれども、私どもが3種の試行路線に選びましたのは、一定程度これまでの実績で除雪に入っていたところ、それから幅員が、一定程度除雪が入るに当たって作業効率のとれるところ、そういったところを総合的に勘案して選定したつもりでございます。その結果、地域的にひとつ全市的にわたったということでございます。地区的にやることも一つの考えかと思いますけれども、私どもの考えとすれば、そういった考えを行った結果、各地域に分散したという言い方がいいかどうかわかりませんけれども、地域に存在することになったということで御理解いただきたいと思います。それから、教育委員会との体制でございますけれども、児童・生徒の通学路の安全、そういったものを確保することは大変大切だと思っております。ただ、教育委員会の体制を岩見沢市のようにすぐにやるということはなかなか、教育委員会のことに口を挟むようになってしまうかもしれませんけれども、体制それから、職務、そういったものの関係ですぐお願いしますという話にはならないと思いますので、まずは両方で情報を迅速、確実にやりとりできる、そういった窓口をつくる、そういった形で体制づくりを始めて、仕組みづくりを始めていこうとただいま考えているところでございます。(「議長、21 番」と呼ぶ者あり)

再質問 21番 川畑正美

少し今の答弁の中で疑問もあるのですけれども、それらについてはまた予算特別委員会等でただしていきたいと思いますので、これで私の質問を終わらせていただきます。

出典:小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日 議事録 PDF(92ページ) 間違いを知らせる