小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日
平成27年度の除排雪と今後の考え方について
2016年6月13日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「平成27年度の除排雪と今後の考え方について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 千葉美幸 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 千葉美幸
第4項目め、平成 27 年度の除排雪と今後の考え方について伺います。市長の公約の中に、除雪について、市民の雪捨場の増設を行い、除雪拠点の見直し増設を行うことと、除雪出動体制を 15 センチメートルから 10 センチメートルにし、すぐに出動できるよう、よりきめ細やかな除排雪に取り組み、ガタガタの道路を解消するため路面整正を行うとあります。27 年度は、早速、市長公約にかかわる事項について予算計上し実施されましたが、振り返りますと、本市の共同企業体除雪業務の入札参加申請の必要要件である構成員数を突然2社以上から4社以上に変更し、業者を混乱させ、入札が不調に終わると、今度は3社以上に条件を緩和、11 月 18 日の再々入札まで三つのステーションが決まらず、除排雪業務を担うJV構成業者の皆さんとの信頼関係を損ないかけました。また、住民には大きな不安と行政に不信を与えたことは言うまでもありません。今年度は決してそのようなことがないよう、丁寧な進め方を強く要望するものです。そこで何点か伺います。初めに、平成 28 年度の共同企業体除雪業務の入札等参加申請書提出要領についてです。今年度の入札受付日と入札日はいつごろと考えているのか、スケジュールについて説明願います。また、平成 27 年度の入札において混乱の原因となった競争入札と参加申請に必要な要件である参加資格者についての考え方と構成員数は何社以上とするのか、また、そのようにする理由についても説明願います。その他、変更を考えている要件はあるのでしょうか、お答えください。昨年度、除雪拠点の増設により、市内を七つの地域に分け作業を行いましたが、構成員数について受託業者からどのような意見があるのかについてもお聞かせ願います。平成 27 年度除雪費予算は降雪量おおむね5メートルの穏やかな気象状況を想定し、これまでの除排雪体制での予算 11 億 8,049 万円、公約実現にかかわる予算1億 461 万円、合計 12 億 8,510 万円が計上されました。27 年度は降雪量が 495 センチメートル、最深積雪深は 89 センチメートルとなりましたが、最終的な予算の執行状況についてお示しください。また、除雪費と排雪費、貸出ダンプ経費について、予算額、執行額、執行率についてそれぞれお答えください。排雪に関しての苦情や要望は我が党にも多く寄せられたことは以前にも述べました。確かに大雪や豪雪に見舞われる年度は除雪費が大きく膨らみ、特に排雪経費は財政に影響を及ぼすため、その抑制に向けた雪押し場の確保や工夫を凝らした除排雪方法の検討することに関して異論はありません。しかし、現在、排雪路線となっているにもかかわらず、排雪が一度も入らなかった路線があると聞きました。その理由について説明を求めます。地先の市民に説明がなされないまま、排雪路線の考え方を変更したとすれば、問題です。そのような変更があったのでしょうか。平成 27 年度の排雪指示はどのように行われていたのか、御説明願います。また、排雪路線でありながら、平成 27 年度に一度も排雪作業が行われなかった路線は何か所あったのかについてもお答えください。平成 27 年度は第2種路線を対象として除雪出動基準を降雪 15 センチメートルから 10 センチメートルに見直し、試行的に実施されました。この見直しについての今後の実施のお考えとその理由について御説明願います。次に、除雪費抑制に向けた取組の一つである雪押し場拡充のための制度についてです。平成 27 年度に検討を進め、28 年度からの運用を目指すとなっていましたが、制度内容と今年度からの運用についてのお考えをお聞かせ願います。次に、排雪量抑制に向けた雪押し場の確保や工夫を凝らした除排雪方法の検討及び次回の全市的な除雪拠点の見直しの基礎資料とするため、実施をしました除雪路線調査業務についてです。昨年度は具体的にどのような調査が行われたのか、検討内容についても説明願います。また、今年度も調査を実施すると伺っておりますが、予算規模の考え、調査内容、その必要性についても説明願います。本調査を基に基礎資料が作成され、今後、地域総合除雪体制や除排雪業務の見直し、変更が検討される際、市民に十分かつ丁寧な説明と理解を求め、進めていただきたいと思いますが、市長の見解をお聞かせ願います。この項の最後に、市長が考える除雪費予算についてです。さきに示した市長公約実現にかかわる予算が昨年度は約1億円計上されました。また、今後、雪押し場拡充のための制度設計にも予算が必要で、一たび大雪に見舞われると、公約に掲げた出動基準の見直しや、ガタガタ路面の整正には相当な追加予算が必要になると考えます。そこで伺いますが、その必要予算と抑制に向けた取組で削減できると考える予算額をどのように見積もっていらっしゃるのか、また、毎年度穏やかな気象状況を基に計上されてきた除雪費全体の予算額を幾らまで抑制したいと考えていらっしゃるのか、市長の見解をお伺いいたします。以上、第4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、平成 27 年度の除排雪と今後の考え方について御質問がありました。まず、地域総合除雪の入札につきましては、これまで昨年度の地域総合除雪に参加した業者の皆様と意見交換を行っており、今後、道路除雪に登録のある業者の皆様に意向等を伺う予定であります。現在、昨年度の分析を行っているところであり、参加資格、共同企業体の構成員数等の入札要件を検討し、できるだけ早くお示しをしたいと考えております。次に、地域総合除雪業者の皆様との意見交換で出されました共同企業体の構成員数に関する意見につきましては、「新規業者が加わると事故等のリスクがある」「4社だと採算割れの可能性がある」「3社で除排雪が間に合わなかったことがない」などの意見がありました。次に、除雪費の最終的な予算の執行状況につきましては、除雪費の総額は決算見込額約 12 億 4,117万円であります。また、個別の経費の執行状況について第3回定例会補正予算計上時の予算額と対比をいたしますと、除雪作業に係る経費は予算額約3億 4,877 万円、決算見込額約3億 6,016 万円、執行率約 103 パーセント、排雪作業に係る経費は予算額約2億 8,030 万円、決算見込額約2億 158 万円、執行率約 72 パーセント、貸出ダンプ経費は予算額 7,000 万円、決算見込額約1億 497 万円、執行率約 150パーセントであります。次に、排雪路線になっているにもかかわらず、排雪が入らなかった理由につきましては、排雪を実施する従来からのプロセスとして、職員や地域総合除雪業者がパトロールを行い、まず、かき分け除雪や拡幅除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上の対応が困難になった時点で必要な箇所の排雪作業を実施するという手順を行ったものであります。昨年度においては少雪であったこともあり、結果として排雪に至らなかった路線があったものと考えております。次に、排雪は平成 27 年度どのように行われていたかにつきましては、先ほど答弁をしましたとおり、まずは丁寧な除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり除雪での対応が困難になった時点で必要な箇所の排雪を実施するという従来からのプロセスを徹底したもので、排雪作業の考え方を変更したものではございません。また、平成 27 年度に一度も排雪作業が行われなかった排雪路線は全 769 か所中 357 か所、総延長 227.7キロメートル中 83.3 キロメートルとなっております。次に、第2種路線の出動基準の見直しにつきましては、地域総合除雪業者の皆様からは、第1種路線との段差が解消されたことや、ロードヒーティング付近の段差が小さくなったとの回答を得ており、おおむね効果があったものと考えております。今年度は、きめ細やかな除雪を実現するため、検証を継続しながら、本格実施に移行したいと考えております。次に、雪押し場拡充のための制度につきましては、昨年度から道内外の自治体の先進事例を調査し、制度設計を進めているところであります。新たな雪押し場の拡充は、生活路線のきめ細やかな除雪作業に欠かせないものでありますことから、多少時間を必要としますが、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、除雪路線調査業務の概要につきましては、昨年度は除雪路線の基本情報である道路幅員や勾配、空き地情報等を一元管理するための枠組みとなるデータベースを構築し、第1ステーション及び第2ステーションに関する基本情報を入力しました。本年度は第3から第7ステーションの基本情報を入力する予定で、当初予算で 400 万円を計上しております。この調査結果は除雪作業を行うオペレーターの引継ぎ、雪押し場の確保、除排雪方法の検討、除雪拠点や路線の見直しの検討等に活用してまいりたいと考えております。次に、除排雪業務の見直し、変更を検討する際の市民への説明などにつきましては、今後よりきめ細やかな除排雪実現には市民の皆様の御理解と御協力が必要であることから、除雪懇談会など機会があるごとに、除排雪の現状や課題等を市民の皆様に十分に説明をしてまいりたいと考えております。次に、私の考える除排雪予算につきましては、昨年度の取組を検証し、課題を整理し、解決していくことを繰り返しながら、限られた予算を効率的に執行し、きめ細やかな除排雪を実現することを基本的な考え方として、本年度の予算を第3回定例会に提案すべく、現在、作業を行っているところであります。