小樽市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日
除排雪問題について
2015年9月8日、小樽市議会の一般質問で、松田優子議員が「除排雪問題について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 松田優子 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 松田優子
最後に、除排雪問題について伺います。市長公約の柱の一つに除排雪の充実があります。参与の任用理由の中に、特に除排雪行政においては、平成8年1月における記録的豪雪の際の危機管理等、手腕を発揮したため適任とあるように、除排雪対策には特別な思い入れがあるようにうかがわれます。確かに、平成27年3月末から5月末日に行われた人口動態アンケートの自由記述欄に寄せられた意見、感想について、転入・転出者別にコメントを分類、分析したところ、子育て、教育とともに不安・不満が多かったのが除雪と伺っています。また、住宅マスタープランを策定するに当たって行ったアンケート調査について、現在困っているものの中で断トツ1位なのが雪の問題についてです。そして、これは市内の一部の地域に偏っているのではなく、市内全域にわたっています。それほどまでにこの除排雪問題は、小樽市民がこのまちに住み続けるための大事な要素となっています。しかし、市長の今回の提案は、市民の本当に困っている悩みに応えているのか疑問があります。小樽市の除排雪体制は、幾度も制度や仕組みの変更を繰り返しながら今日を迎えてきたと聞いています。このたびの市長の公約では、よりきめ細やかな除排雪体制に取り組むと言っておりますが、今までの除排雪体制では何が問題点と考えているのか、そしてどこまで除排雪が行き届けばきめ細やかになると考えているのか、伺います。市長は除排雪の公約を最優先されるお考えのようですが、その大前提になるものは、費用の確保と人の確保、そしてまた、排雪量増加に伴う雪捨場の確保ではないかと思います。そこで、財政面について伺います。きめ細かくやればやるほど費用は増大し、その財源確保が大きな問題になります。人件費などの人的要素、機材確保などの物的要素、そして降雪量などの未知数的要素が大きくかかわってきますが、現時点では降雪量を穏やかな気象として、おおむね5メートルに想定して約11億2,900万円の補正予算を組みましたが、もし今年度が昨年度と同様の気象条件となった場合、さらにどれだけ上積みになりますか。また、過去5年間で最も厳しい気象条件と同様の場合、どのくらいの予算が必要になりますか、伺います。除雪出動の基準の見直しとして、第2種路線の除雪基準を15センチメートルから10センチメートルにし、生活道路の基準は変えないということですが、市民の不満は幹線道路の除雪よりも、生活道路の除排雪の充実にあります。住環境で困っていること、改善してほしいことのアンケート調査で1位だったのは、冬季など道路が狭いため、火災や自然災害時などに安心して避難できるかが不安という回答でした。私も市民相談で訪問した折、御要望があったのは、いわゆる生活道路の除雪が年1回程度と少なく、道路の積雪が厚くなったり、暖気でぐつぐつになったりしたときに、ステーションに連絡した場合、速やかに様子を見に来て除雪をしてほしいというものでした。また、ある方は自宅で倒れられ、救急車が横づけできず、担架も使用できなくて、救急隊員がおぶって救急車に乗せ、病院に搬送されたといいます。生活道路の除排雪の充実も図っていただきたいと要望しますが、この点についても伺います。除排雪体制基準が見直されればされるほど、機動力の確保と人員の確保が必要になりますが、このたびの見直しによって、人員はどのくらい必要になるとお考えですか。また、除排雪体制の充実は、業者の対応能力にもより、共同企業体参加業者との兼ね合いもあります。このたびの変更について、業者への説明はどのようにされたのでしょうか、伺います。排雪量が増加すれば、それに伴ってその雪を処理する場所が必要になってきます。説明によれば、若竹・桜地域に除雪拠点を増設する考えと伺っております。除雪拠点の増設は、事務所などの管理経費を増やすことになるのに反して、従前に比べて除排雪の中身が格段に改善することになるのか、市民が求める方向と違うのではないかと考えますが、いかがでしょうか。増設する若竹・桜地域は除排雪の苦情が多い地域ということですが、他と比較してどのくらい多いのか、お示しください。苦情が多いという以外、この地域に除雪拠点を増設しなければならない理由は何があるのか、伺います。さらに、道路管理者等に限定した雪堆積場の増設も考えているとのことですが、増設箇所は検討中のため、本予算では反映されていないという説明でした。たとえ場所が未定であっても、除排雪出動基準が見直された場合、雪捨場の確保は必然のことと思われるのに、予算が計上されていないのはなぜでしょうか。今年度の雪堆積場の増設と予算上の考え方について、伺います。今後、雪押し場の確保や工夫を凝らした除排雪方法の検討、また、次回の全市的な除雪拠点の見直しの基礎資料とするため、除雪路線調査業務を2年計画で行うということですが、具体的にはどのような調査を行うのでしょうか。また、調査結果によっては、今後、除排雪体制が見直されることもあり得るのか、伺います。市民の皆様の期待が大きければ大きいほど、スムーズにいかなかった場合の反動は大きいものと思われます。苦情件数もさらに増大すると思われますが、対応は大丈夫でしょうか。市民感情として、除排雪は際限なく要求が多くなっていくという懸念もあります。将来的にどのように市民要望に応えていくのでしょうか。今後の除排雪予算の強化とともに、除雪費の抑制に向けた取組も大変重要になってきます。市民参加や地域ぐるみの取組など、除雪に対する自己責任の方策は考えられているのでしょうか。この項最後に、その点について市長の考えを伺います。全ての項目について再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、除排雪問題について御質問がありました。初めに、今までの除排雪体制の課題についてですが、今までの除排雪体制の問題点などにつきましては、これまで私が市内の除排雪作業を直接目にし、また、市民の皆様方からの話を伺った中で、幹線道路におけるガタガタ路面の発生、生活路線における除排雪作業の遅れなど、多くの課題があるものと認識しております。また、近年、除雪費が増加傾向にある中、工夫を凝らした除排雪への取組についても、不十分であると考えております。これらの課題や市民の皆様の要望を踏まえつつ、現状の除排雪を少しずつ改善していくことが、きめ細やかな除排雪につながるものと考えております。次に、今後の除排雪体制についてですが、まず、昨年度と同様の気象条件になった場合の除雪費などにつきましては、気象条件はその年により必ずしも同じとは限らないため、今年度と単純な比較はできませんが、仮に試算しますと、平成26年度の除雪費は約17億3,000万円となりますので、今定例会に提案している補正額を含めた除雪費を差し引くと、約4億4,000万円の追加が必要となります。また、過去5か年で最も厳しい気象条件の年は平成24年度でありますが、試算の金額は約18億7,000万円となります。次に、生活道路の除雪の充実につきましては、今年度から除雪出動基準の見直し、路面整正の強化など、幹線道路の見直しを中心に除排雪の改善に取り組んでまいりますが、これらは今後、市として取り組んでいく除排雪の改善の第一歩として考えております。今後、これらの見直しの検証を行うとともに、市民の皆様からの要望も伺いながら、一つ一つ改善をしてまいりたいと考えております。次に、除排雪体制の見直しに必要となる人員につきましては、今回の除雪拠点の増設では、タイヤドーザなどの除雪機械の増備に伴うオペレーターで5名、また、新たな除雪拠点に勤務する業務主任等の管理職員で4名の増員が見込まれます。また、除雪業者への説明につきましては、8月28日に開催しました平成27年度小樽市共同企業体除雪業務入札等参加申請に関する説明会において、今年度の除排雪体制の見直しとあわせて、必要となる除雪機械、人員を示しております。次に、除雪拠点の増設につきましては、除排雪作業の区域がコンパクトになることにより、機動力が向上し、除雪作業の遅れが解消され、また、道路パトロールも行き届くことで、適切な路面管理が可能になることから、市民の皆様の要望にお応えできるものと考えております。次に、若竹・桜地域に除雪拠点を増設した理由につきましては、除雪期間中、市民から寄せられた要望については、これまでの6ステーション体制では、5年連続で桜地区を含む第3ステーションが最も多く、若竹地区を含む第2ステーションがこれに続いており、平成26年度ではこの二つのステーションで全受付数の約5割となっております。また、両ステーションが担当する地域は積雪量が多い山間部を抱え、ほかのステーションと比較して除排雪作業量が多くなっていることから、増設箇所として選定したものであります。次に、今年度の雪堆積場の増設と予算計上の考え方についてですが、今年度は道路管理者等の使用に限定した施設の開設について検討を進めており、現時点では具体的な候補地をお示しすることはできませんが、その条件としましては、排雪に係る経費の節減額が、施設の管理経費を上回ることなどとしており、今後、新たな雪堆積場の開設が予算の増につながるものではありません。次に、除雪路線調査業務についてですが、調査の内容につきましては、除雪路線の道路幅員、勾配、占用物件、家屋の張りつき状況、空き地の状況などの情報を一元的に整理するものであり、今後、この調査結果を踏まえ、さらなる除排雪体制の見直しに取り組んでまいりたいと考えております。次に、苦情に対する対応についてですが、まず、除排雪体制見直しにおける市民対応につきましては、今年度から現場の状況把握、委託業者との協議、作業の指示などを的確に行っていくため、除排雪対策本部の枠組みの中で、ステーション担当員などの増員を図り、これまで以上に体制の強化を図ってまいります。次に、除排雪に関する市民要望への対応につきましては、市民の皆様から寄せられる要望は将来的に除排雪体制を見直し、改善していくための貴重な情報であると認識しておりますので、限られた予算の中で、可能な取組から一つ一つ実施してまいりたいと考えております。次に、市民参加や地域ぐるみの取組につきましては、本市が直面している人口減少や高齢化の進行など厳しい状況において、冬季の快適な市民生活を確保していくためには、除排雪体制の整備はもとより、市民の皆様に御協力をいただくことが重要な視点であると考えております。現在、貸出しダンプ制度など、市民の皆様との協働による取組を行っておりますが、今後、さらなる協働の取組について研究をしてまいりたいと思います。(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
再質問 9番 松田優子
今の市長の答弁に対し、何点か再質問させていただきます。まず、副市長の選任についてですが、市長は、我が会派への説明の際も、副市長の選任について質問しても、議会でお答えしますと、また、過日の記者会見でも、副市長の件に関しては議会でお答えしますと言って、その場では何ら回答なさいませんでした。市長には説明責任があるはずです。そういうことでこのたびの代表質問になりましたが、聞いても答えないという市長の姿勢に苦言を申し上げ、再質問いたします。まず、この副市長の選任についてですが、先ほどお答えいただきましたけれども、今の市長の御答弁は全く答弁になっていません。まず、中村氏の人選の経緯についてですけれども、市長は就任後の管理職の人事について、いろいろな方と相談されて人事異動を行ったと、さきの定例会でも言いましたが、中村氏については、どなたかのアドバイスがあったからでしょうか。それとも、自分でこの人と決めて折衝に当たったのでしょうか。どちらにしても、中村氏を人選するに当たって、政治資金規正法違反事件のことを承知の上で打診したのでしょうか。それで、先ほどの私の質問に対しまして、それは全然考えていないということでしたけれども、選んだ理由として、自分の公約を実現するためというふうにお答えになりましたが、その実現をするためということで、それでは誰でもいいのかということが問題になるというふうに思います。市長は、このたびの選挙戦にあって、中松前市長は、この政治資金規正法違反に何らかかわっていないのに、また、何の処分も受けていないのに、この政治資金規正法違反事件を自身の選挙戦の目玉にして批判し、御自身が当選したら、それにかかわった方を御自身の職務を補佐し、時には御自身の職務の代理をさせる重要機関である副市長に選任するということは、誰もが納得しません。整合性がとれると思っているのかどうか、この点についてお聞かせください。また、後援会の方についても、きちんと説明されたのでしょうか。もし説明したのであれば、その説明をした後、後援会の人から何の異論もなかったのかどうか、もろ手を挙げて賛成したのかどうか、この点についても、これは皆さんが思っていることですので、きちんとお答えいただきたいというふうに思います。先ほど、人選の経緯で、庁内だけでもたくさんいますということでした。何人の方を選考し要請されたのか、また、国であったりその他さまざまな方とやりとりしているということで、この内容と結果についてお答えくださいというふうに質問しましたが、それについては差し控えるということでした。別に個人名を聞いているわけでもありませんので、何人の方に当たったのか、どのような要請をされたのか、そういう内容について、きちんとお答えいただかなければ、納得するものではございません。そして、先ほどの答えでは、中村氏については、判断基準からして最も適任の人というふうに言いましたけれども、先ほども言いましたとおり、政治資金規正法違反事件についてあれほど批判してきて、また、中松前市長は何もしていませんから刑事罰も受けていないわけです。だけれども、この中村氏については、刑事罰も受けた方です。その方について最も適任な人と、これについても誰も納得するものではないと思います。これらについて、しっかりもう一度具体的に説明していただきたい、このように思います。次に、参与についてでございますが、副市長の選任についても不同意になり、参与の予算も否決になり、新しい参与が委嘱されない場合になったとしても、現状の参与のポストは廃止されると考えてよろしいのかどうか、この点についてもお聞きしたいと思います。周産期医療については、所管が保健所から福祉部になってもそれほど影響はなくて、これから連携をとっていくというふうにお答えになりましたけれども、変わった時期というのが先ほど言いましたとおり7月の時期で、ちょうど大変な時期なのに変わって、私は変わって悪いとは言わないのですが、その時期がどうだったのかということをお聞きしたかったわけです。それで、私もいろいろその7月のときに厚生常任委員会などでも聞きましたけれども、その福祉部の担当の方は、まだ情報収集に当たっていますということで、やはり担当に替わった方についても、本当に初めてで大変だったのではないかと、このように考えます。この点について再質問いたしますので、よろしくお願いします。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
松田議員の再質問にお答えいたします。まず、副市長の件で、4点だったかと思うのですけれども、1点目、私自身が中村氏に打診をし、直接交渉させていただいておりますので、紹介とかそういうものがあったわけではございません。それから、中村氏が政治資金規正法違反事件に関与していたのを知っていたかどうかというお話もあったと思いますけれども、もちろん知っておりました。それから、私自身、選挙戦において、政治資金規正法違反についても含めて批判していたのではないかというお話だったかと思いますけれども、私は今日、このたびに限らず話をさせていただいておりますが、誰か個人を特定し、それについて話をしているわけではなく、その体質、体制について批判をさせていただいた又は変えていきたいという思いを訴えさせていただいたということでございますので、どなたか個人を責めようということではございません。また、後援会の方々から異論がなかったかというお話でしたけれども、この副市長の提案をさせていただいて、その後にこの週末も含めてさまざまな方々、いろいろなイベント等もありましたし、たくさんの方々にお会いをしておりますが、その方々とお話をしている中で、そのような異論や、中村氏はやめたほうがいいとか、そのようなお話は一つも受けておりません。それから、参与について、大変恐縮ですけれども、今回の議案について、皆様に御理解をいただいて可決し、何とかその体制をと思って提示させていただいておりますので、現時点で否決されることを前提でどうするかということまで考えが及んでおりませんので、御理解いただければと思います。もう一点、周産期医療のことにおいて、時期のお話があったかと思いますけれども、このように協会病院において医師不足になりそうだというお話を受けて、そのフォローをさらにしっかりできるようにということも含めて配置をさせていただいたので、時期も含めてそのときに行ったということでございます。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
答弁漏れ、大変失礼をいたしました。今、さまざまな経緯についてというお話がありましたけれども、やはり庁内の職員に影響する懸念もありますし、また、相手方の関係もありますので、大変恐縮ですが、これについては答弁を差し控えさせていただければと思いますので、お願いいたします。(発言する者あり)(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
再々質問 9番 松田優子
再々質問させていただきます。先ほども何回も言いましたとおり、市長は何人かに当たっているというふうに、要するにいろいろな人に当たっているということを言っていましたので、別に、先ほど言いましたとおり、名前を出してください、どこの部署の方をと言っているわけではありませんので、何人に当たったのかは答えられることだと思います。その点について、もう一回聞かせていただきたいと思います。それから、先ほど、後援会の方には異論は一つもなかったと言いますけれども、本当に一つもなかったのかどうか、また、市民感情として、森井市長を応援した市民の方についてはどうなのでしょうか。その点についても、全く異論もなくてということでしょうか。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
松田議員の再々質問にお答えをいたします。1点目の人数ということですけれども、具体的な人数にはならないかもしれませんが、庁内や国、その他の機関、さまざまなやりとりをさせていただいた中で、複数、アプローチをさせていただきました。(「そんなんでいいの」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)それともう一点、異論があったかないかということだったかと思いますけれども、皆様に議会において提案をさせていただき、私個人に限らず、皆様ももちろんでしょうが、マスコミ関係等でも中村氏のことが御紹介され、さまざまな方々、もう既に御存じの方もたくさんいらっしゃるかと思いますけれども、その提案をさせていただいた後に、たくさんの方々にお会いする中で、先ほどお話ししたように異論ということは一つもございませんでした。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
5名、6名ぐらいだったかと思います。
再々質問 9番 松田優子
やはり先ほど言いましたとおり、本当に先ほどは複数と言ったり、今度は五、六人と言ったり、やはり聞かなければ答えてくれないという、そういう……(「そうだ」と呼ぶ者あり)市長の姿勢に対して苦言を申し上げます。それと、先ほど言いましたとおり、異論が一つもなかったという……(「関係ないよ」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)はい。(発言する者あり)