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洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日

冬期の除排雪問題について

2022年9月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、板垣正人議員が「冬期の除排雪問題について」質問し、経済部長 若木渉、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
板垣正人 議員
答えた人
経済部長 若木渉、町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 11番 板垣正人

次に行きます。3番、公営住宅についてということで、冬期の除排雪問題について伺いますということです。これも過去にお話をしたことがありますけれども、公営住宅に住んでいる方はたくさんおられますけれども、特に雪の多いところ、温泉地区だとか洞爺の、要するに、洞爺のほうはそうでも若い人もいっぱいまだ住んでいらっしゃるような感覚なのですけれども、洞爺ののぞみ団地だとかあの辺は年配者がたくさん増えて、排雪はもちろんですけれども除雪もできない人がいっぱい住んでいるという状態です。それで住民の中でもトラブルも結構あります。それは町長も議員時代も何回も聞いたと思います。ただ担当課に聞けば、これは自分たちで何とかやってもらわなければ駄目なのだと。それは分かります。公営住宅ですから、公営住宅だけ特別扱いにするわけにはいかないから、そこに住んでいる住民が自分たちで何とかやるということで、それは私十分承知しております。ただ、年配者が増えていて、そして、使用料のことも含めて質問しますけれども、結局、例えば若い方で娘や息子が一緒に住んでいて、働けるようになったら公営住宅の家賃がとてつもなく高くなって出ていくしかないという今状態です。そういうことで、本当に高齢者しか住めない住宅になっていくのではないかなと。過去には、どこの団地も待機者がいて早く入りたいみたいなところがあったのですけれども、最近はどうかというと、そういうところもあります、虻田本町地区のほうにはね。だけれども、別なところは空き室がどんどん出ていると。そんな中で高齢者しかいないと。それで、冬は必ず雪が降ります。住宅法というのは、東京のど真ん中の人が考えたことだと思うのですよ。雪の降らないところ。だから、北海道というか、特に雪の多いところというのは別な扱いで私は個人的に何とかならないのかなと思っております。それで、町は平等性でそういうことはできないと言っておりますけれども、何とか大家として、もうしらない、あんた方好きにやってというだけではなくて、何か考えていただいて、相談あった場合に何とかしてそういう配慮というか、何かできないのかなと私は思っているのですけれども、その辺の考え方はいかがですか。

町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)

ご質問をいただいています、公営住宅の除雪問題でございます。公営住宅の駐車場等の除排雪につきましては、例年、町で何とかしてもらえないのかといった要望が寄せられているのが現状となってございます。入居者の高齢化も進みまして、昔なら自分たちで除雪できたが、最近では除雪した雪山に雪を跳ね上げることすらできなくなってきたというお話も伺っているところでございます。町といたしましても、全ての団地の除排雪を平等に対応することが可能なのであれば対応の余地もあろうかと思いますが、町で管理している町営住宅は、定住促進住宅等含めますと48棟もございまして、現実的に全ての団地へ対応可能な業者も町の直営の作業員も確保できていない状況となっているところでございます。また、除雪に関しましては、先ほど議員もおっしゃられておりましたが、町営住宅に入居されている方々だけの問題ではなく、戸建ての住宅をお持ちの方々等におきましても、同じく高齢化が進んでおりまして、対応に苦慮されている状況となっておりますことから、町営住宅に入居されている方々のみに特化した対応を取ることへの不公平感の問題もあろうかと認識しているところでございます。今年2月の大雪後に、実は対応策の一つといたしまして、夏場の草刈り時期に刈払機を貸出ししているのと同様に、町で手押し式の除雪機を購入して、希望される団地へ貸し出しする案を検討いたしまして、各団地の管理人の方に聞き取り調査を行いましたところ、全ての団地から聞き取りできたわけではございませんが、結果といたしましては「ぜひ使いたい」、または「あれば使うと思う」という考えの方と、「使える人がいるか分からない」、または「使わないと思う」という方の割合が約半数ずつという結果となったところでございます。この結果を踏まえまして、実際に使用される方の安全確保の面等の課題はあろうかと思いますが、町で手押し式の除雪機を購入して貸し出しすることも一つの案として検討の余地があるのではないかと考えているところでございます。昨年度、改定した町営住宅入居ガイドブックにおきましても、駐車場や通路などの供用部分の除雪につきましては、入居者の皆さんで行っていただくべき箇所であるということを改めて周知したところでございますけれども、町内のある団地では、除雪が落ち着いた時期を見て、入居者の方々が共同でお金を出し合って民間の除雪業者へ排雪を依頼しているという事例もございますことから、除排雪の要望があります団地の方々に対しましては、こうした事例を紹介することも一つの対応策につながるのではないかと考えているところでございます。また、こうした対策案に対して、同じ団地内でも当然意見の違う入居者の方々がおられることが想定されますことから、町営住宅の担当課といたしまして、こうした方々の意見の調整役としての役目をしっかりと果たしてまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 11番 板垣正人

部長、大分優しくなりました。それだけで大分進んだなと思います。今までの私のイメージでは、言っても「そこだけできません、無理です」みたいな感覚で言われたことが多いのですけれども、どうやったら少しでもできるだろうという形の中で、それがどういう人が利用するか。ただ、けがだけしないような格好で。刈払機も同じなのですよね。あれも使える人と使えない人がいるのですよ。でもあれがあることによって、周りの草刈りの問題が結構解消したということもありますので、除雪とかも。あと、管理人からそういう話があったら、ちゃんと相談に乗ってあげて、どうやったらいいかとか。ただ、雪の多いときと少ないときがありますから、毎年毎年ではないと思いますけれども、特に雪の多いときなんかは、行政として、大家として、お話というか受け止めてあげればいいなと思いますけれども、町長どうですか。

町の答え 町長 下道英明

今、板垣議員のほうからございましたように、私も2月下旬ですけれども、各町営住宅の駐車場の大雪後ですけれども、除排雪の現状を町民の方から見てほしいとのご連絡がありましたので、温泉地区と虻田地区の町営住宅の駐車場の現況を見させていただきました 。本当に板垣議員おっしゃるように、除排雪の状況に差があったということは感じております。今、担当課からもありましたけれども、対応策の一つとして町で手押しの除雪機を購入して貸し出す案もございますし、また町内の一部の団地では、先ほどご紹介ありましたように入居者が共同で民間の除排雪業者への排雪について資金を出し合って依頼する事例もございます。また、ほかの自治体の内容も調べてみますと、有償ボランティアサポートを募って、市町村が貸し出す小型除排雪機で通学路等の除雪にご協力いただける企業ですとか団体を募集している事例もございますし、そういった面で少子高齢化の進行、また就労形態の多様化によって地域連携が希薄化してきている。そういう中で、公営住宅の駐車場だけではなくて、公共施設の駐車場の除排雪問題の住民の要望というのは、行政が担う役割は多くなってきていると思いますので、そういった点で財政の緊縮が求められる中ではございますけれども、除雪機械の貸し出し、そしてまた地域活動用としての除雪機械購入費の助成、さらには社会福祉協議会で募っている有償除雪ボランティアサポートなどを活用しながら知恵を絞っていきたいと思っております。雪問題は簡単に解決することはできませんけれども、この問題を逆に地域づくりのチャンスと捉えて、アイディアと人のつながりによって、さらには議会からの政策提言もいただきまして問題解決へ近づける努力をしてまいりたいと思います。以上でございます。

議員の質問 11番 板垣正人

そのとおり、前へ前へということで進めていただければいいと思いますので、そこにはずっと人が住んでいるわけございますので、1年たつと1歳年取るということは決まっておりますので、長年いるとどんどん年配に、若くなる人は誰もいませんので、行政でできる範囲だと思いますけれども、いろいろな知恵だとかを出していただいてやっていただければと思います。最後です。先ほどもちょっと触れましたけれども、公営住宅の住宅使用料について伺いますけれども、昨年、住宅使用料のことで行政側の不備があったりして、いろいろなことがありました。そのとき初めて気がついたのですけれども、同じ公営住宅の同じ間取りに住んでいても、片方は2万円ぐらいで入っていて、片方が10万円みたいな。それは基本的には公営住宅が福祉政策でできた住宅で、低家賃で低賃金の方々が入れるということは重々知っていての質問です。ただ、私、うちの町として定住とか移住とかいろいろなことを考えていろいろなことを言っていますけれども、先ほど話したみたいに、家賃が上がったら出ていくしかないと。出ていく方はそこそこ収入があるから、結局伊達市のほうに行って家を建てるとか、仕事はこちらに通うとか。いずれ高校は伊達市に行くからその前に、要するに、家賃が高いから出ていってくださいというところから始まって、洞爺湖町から外に出ていってしまうという方を私は何人も知っております。そういう相談を受けたこともあります。娘と一緒に住みたいのだけれども、娘がいると家賃が高くなるからと娘だけ出て伊達市に行きましたとかという話も聞きますけれども、本当にそれでいいのか。確かに、法律は法律、制度は制度と分かっていますけれども何とかね。いつまでもそうだから仕方がないねというのではなくて、どこの町でもやっていないかもしれないけれども、下道町長を頭に、例えば家賃のこういうことというのは、住宅法の一部特例みたいな、うちのようにどんどん過疎化している町なんかは、公営住宅というのは立派な建物で、温かくて絶対壊れないような建物なので、そういうところにずっと住んでもらうためにも、上限10万円などと言わないで、5万円とか6万円ぐらいの民間の住宅と同じぐらいで入れるような金額だったら、そのまま残っていただける人もいるのかなと。その方もいずれ定年になると、給料がぐんと下がってまたそこに住めるわけですから、そういう何年間の間とか、そういうことというのは道でも国でも何とか少しでも変えてもらえませんかぐらいの陳情的な、もしどこか行ったときに、ついでといったら失礼ですけれども、そういう話を国なり道の方に話をすることというのはどうなのかなと。そうでもしていかないと、何も変わらないでこのままいくのだろうなと思いますので。うちの町で家賃10万円とか8万円とか9万円というのはなかなか厳しい状態なので、そういうことを町長筆頭に嘆願書というか要望書的なものでもいいから出すときは出して、どこの町がやっていなくても、洞爺湖町が一番最初にそんなことをやったでもいいから、きっともって過疎化している町は同じ悩みがあると思います。だから、そういうことをやったらいいのではないかと思っての質問ですので、下道町長に聞きたいと思います。

町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)

今ご質問いただきました公営住宅の使用料の関係でございますが、公営住宅につきましては、議員ご承知のとおり、公営住宅法に基づきまして住宅に困窮す低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的としているものでございます。町営住宅の家賃につきましては、入居者の収入及び公営住宅の立地条件、規模、建設時からの経過年数、その他の事項におきまして、かつ近傍同種の住宅の家賃以下で、公営住宅法施行令で定めるところにより、事業主体である町が定めることとなっているところでございます。先ほどの収入超過者でございますが、入居期間が3年以上あって収入月額の区分が5分位から8分位と言われます15万8,001円から31万3,000円に該当する方が収入超過者に認定されまして、割増し家賃となって町営住宅を明け渡すように努めなければならないとなっているところでございます。また、高額所得者につきましては、入居期間が5年以上あり、最近2年続けて高額所得者となる基準、収入月額が31万3,001円以上に該当する場合、高額所得者と認定され、近傍同種の住宅の家賃となり、期限を定めて当該町営住宅の明渡しを請求することができるということになっているところでございます。当町におきましては、収入超過者の戸数が約30戸ございます。また、高額所得者の戸数が2戸の現状となってございますが、住宅の空き状況から住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸するという本来の目的を阻害する状況には至っていないという判断の下、明渡し請求まではしていない状況となっているところでございます。過去に行われた会計検査では、地域における公営住宅の需要や入居者の特別の事情の有無等を踏まえて、高額所得者等に対する明渡しの促進等の措置を適切に実施して、公営住宅の管理を適正に行うよう、より一層の周知徹底をはかることということで、意見が出されている状況となっており、町営住宅といたしましては、議員ご指摘の住み続けられる対策というのは難しい状況となっているところでございますが、あくまで本来の目的に反しない範囲での対策として、どのような対策が可能なのか、道の担当者の助言等いただきながら、調査研究をしてまいりたいと考えてございます。また、こういった方々が町内に定住してもらうためということで、こうした方々に対しましては、例えばですけれども、町内の民間の空き住宅の情報も一つの定住対策として有効であることから、例えばこういった方に対しましては、町内の空き家バンクの情報の提供などを含めて積極的な情報提供に努めることも一つの方策と考えているところでございます。

町の答え 町長 下道英明

今、板垣議員のほうからございました公営住宅の入居者の、いわゆる収入超過者、高額所得者の対応について、町独自での取組を率先してやっていかなければいけないのではないかとのご提言でございました。今、担当課のほうからございましたように、平成21年度に実施されました会計検査におきまして、高額所得者に対して明渡し請求を行うかどうかの判断につきましては、健康状態の悪化等の明け渡しで猶予すべき特別の事由がない限り、原則として明け渡し請求を行う必要があると見解を示されたところでございます。会計検査員からの正式な見解が出ている以上、指導に従わなければならないのですけれども、しかしながら、ただいま担当課からの答弁がありましたように、本町におきまして住宅の空き状況から住宅に困窮する対象者の本来の目的を阻害する状況に至っていないとの状況判断のときには、柔軟な対応をさせていただきたいと思っているところでございます。そしてまた、公営住宅以外の町営住宅への住替えができないのかということも考えているところでございます。一つの案としましては、住宅の空き状況や希望される間取り等の兼ね合いもございますけれども、公営住宅以外の例えば収入要件のない定住促進住宅、あるいは子育て応援住宅、あるいは収入要件の緩い単独住宅、例えばオアシス18ですとか、あるいは特定公共賃貸住宅、ホープ21でございますけれども、そういったところの住替えも促すことも一つの案として提案できるものと考えているところでございます。いずれにしても、今、議員おっしゃったように、現状では各自治体においてもこのような共通課題というのは認識しているところでございます。先般の首長会議のときにもこのような話もありました。そういった面で、これだけ少子高齢化が進む中で、公営住宅の空き室率も高止まりしていることを考えますと、議員のご提案の長く住み続けられる町独自の取組について、政治の力も議員各位のお力もいただきながら、調査研究して前に進めてまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。

議員の質問 11番 板垣正人

今、下道町長が言われたとおり、また担当課の考え方もいろいろあります。難しいことは難しいです。だけれども、時間がたてば変わるかもしれないし、うちも人口減で悩んでいる町の一つとして、定住移住ということを考えていくと、必ずそういう壁にぶつかっていくのかなと。人が減っていて、公営住宅に入れないから出ていくようにとか、家賃高くして早くみたいになっていくと、何年かたったら空き室がどんどん増えてくるのではないかというのが想定できますので、なるべくそうならないように、町の一つの財産をちゃんと使うということで、そのためにも頑張っていただきたいと思います。以上で質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる