小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日
教育に関連して
2015年6月22日、小樽市議会の一般質問で、山田雅敏議員が「教育に関連して」について質問し、教育長 上林猛、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 山田雅敏 議員
- 答弁者
- 教育長 上林猛、市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 23番 山田雅敏
最後の項目であります。平成27年度小樽市教育行政執行方針からお聞きしてまいります。最初に、市長公約のリーフレットの中では「知育、徳育、体育の改革」、所信表明では取組と発言していましたが、教育委員会では知育、徳育、体育について、どのようなお考えなのか、お聞かせください。次に、教育行政執行方針の重点施策である確かな学力の育成を図るためには、子供たちの家庭での生活状況を把握し、家庭での学習時間を確保する取組を推進する必要があると考えます。教育委員会のお考えをお聞かせください。次に、まちづくりは人づくりの観点から、その一員として参画し積極的な提案や施策の展開を行うとのことですが、この観点について学校の立場でどのような取組を行うのか、お聞かせください。次に、子育て世代の方々から小樽の教育に関して学力や教育環境などについて懸念があるという御意見についてどのような意見が寄せられているのか、お聞かせください。次に、子供たちの基礎学力の定着及び学習意欲の向上に向けた取組として、ICT教育促進事業を行うとあります。ICT機器やプリントシステムなどを活用して、どのような方法で授業を行うのか、具体的にお聞かせください。また、専門家が全小学校を訪問し、このICT機器の使い方やシステムの効果的な活用についてサポートするとのことですが、どのようなスキルを持った専門家が授業支援や校内研修のサポートを行う予定なのか、わかる範囲でお示しください。最後に、樽っ子学校サポート事業についてお聞きいたします。この事業は学校からの要望が多く、事業の拡大をするとのことですが、どのように本事業を拡大するのか、道との関連などもお聞かせください。以上、再質問を留保して、質問を終わります。
答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)
山田議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育について御質問がありました。初めに、教育行政執行方針についてですが、まず知育、徳育、体育についての教育委員会の考え方につきましては、教育委員会では小樽市学校教育推進計画において、知育を確かな学力の育成として子供たちの学ぶ意欲を高め、基礎的、基本的な知識、技能の習得を図るとともに、思考力、判断力、表現力などを育成し、主体的に学び、みずから考え行動する力を育むこととしております。徳育については、豊かな心の育成として、子供たちがともに生きる喜びを実感しながら、規範意識や基本的な倫理観、思いやりの心など、豊かな人間性を育むこととしております。体育については、健やかな体の育成として、子供たちが生涯を通じて健康に過ごすことができるよう、基本的な生活習慣の確立、体力、運動能力の向上、健康管理能力を育むこととしており、教育委員会としては、子供たちが変化の激しいこれからの社会を生き抜くためには、学校、家庭、地域が一体となって子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の知徳体をバランスよく育てることが大切であると考えております。次に、子供たちの生活状況を把握し、家庭での学習時間を確保する取組についてですが、教育委員会では全国学力・学習状況調査の結果の分析やインターネット利用にかかわるアンケート調査を通して、子供たちの家庭生活の状況の把握を行っております。これらの状況を踏まえ、教育委員会においては、家庭での学習習慣の確立に向けてPTAと連携した携10運動や生活リズムチェック表の活用を指導しており、各学校においてはノーゲームデーや週末読書タイムの設定、生活記録手帳を活用したスケジュール管理などの取組を行っております。次に、まちづくりは人づくりの観点における学校の具体的な取組についてでございますが、私とすればこのまちの発展のためには、市民一人一人がまちづくりに参加する意識を高めることが必要であると考えており、そのため、子供のころから社会貢献活動に参画し、社会の役に立つ人間としての自己肯定感を醸成していくことが大切であると考えております。教育委員会としては、今年度からふるさと教育推進事業として、子供たちに潮音頭の歴史的背景や振りつけを学ぶ機会を設定することや、潮ねりこみへの積極的な参加を促すことで、郷土を愛する心や地域社会に貢献する実践的な力を育んでまいります。また、学校には地域の清掃活動などのボランティア活動や地域行事への参加などの社会貢献活動を積極的に行うよう指導しており、学校が地域コミュニティの中心となることで地域社会の一層の活性化につなげてまいりたいと考えております。次に、小樽の学力や教育環境などについて子育て世代の方々から寄せられている御意見などについてでありますが、これまで保護者の方々からは、教育委員会や学校に対して小樽の学力が低いことに対する懸念や市内の学校の規模が小さく、人間関係の固定化によるコミュニケーション能力への懸念、さらには施設設備の老朽化への不安などの御意見が寄せられております。次に、子供たちの基礎学力の定着及び学習意欲の向上に向けたICT教育促進事業についてですが、まず、プリントシステムについては、これまでプリントやドリルを事前に印刷をして、授業の中で使っておりましたが、このたびプリントシステムを導入することで、国語の漢字や算数の計算問題を子供たちの習熟の程度に応じてパソコンから瞬時に取り出し、大型液晶テレビや実物投影機で写し出して活用することで、個々に応じた指導が可能となるだけでなく、事前準備や板書の時間などが大幅に短縮され、効率的な授業展開が可能となります。次に、フラッシュ型教材については、地図やグラフ、言葉の学習など、各教科の補助教材として作成しなければならないものがソフトウエアの中に集積されており、子供たちの学習意欲や集中力、理解力を高める効果的な教材であります。また、教員がソフトウエアの使い方や授業の展開の仕方などについてICT機器の効果的な活用をされている実践者から学ぶための校内研修のサポートや質疑応答など電話や訪問などによるサポートを受けられるようになっております。次に、樽っ子学校サポート事業の拡大についてですが、これまでの小樽商科大学の学生によるサポーターに加え、今年度から市内に在住し、札幌など近郊の大学に通学する学生にも枠を拡大するほか、新たに樽っ子学校サポートジュニアとして小樽潮陵高校と小樽桜陽高校の生徒にもサポーターを要請し、主に出身の小・中学校の支援をお願いしたいと考えております。なお、北海道教育委員会が全道を対象としたサポート事業を行っており、本市の樽っ子学校サポーターの方々にも同事業への参画をお願いするなど、北海道と連携した取組を進めてまいりたいと考えております。(「議長、23番」と呼ぶ者あり)
再質問 23番 山田雅敏
再質問させていただきます。最初に、今回、参与の任用について前例はないということでお伺いいたしました。それでは、どのような選定の基準で採用したのか、まずそこをお聞きいたしまして、市長からは、その準用については法的なものがあるということでお伺いをしましたが、実際、公約実現のためのアドバイスや市民団体との連携、調整であれば私的には顧問でもよいのではないかと思います。これは顧問の任用規程があり、また、顧問については給与規定もついていると聞いております。この点についてお聞かせください。また、就業基準についてお伺いいたします。この非常勤嘱託員、本来であればこの参与の設置基準をつくり、報酬についても条例で定め、議会の議決を得るのが正規の手続と考えますが、その3点お聞かせください。次に、公約から何点かお聞きいたします。今回、除雪関連、出動態勢を15センチメートルから10センチメートルにするということでお伺いいたしました。この除雪拠点については増設する場所、課題等をお聞きしましたが、何箇所増設するのか、たぶん市長の頭の中では相当この増設する場合の拠点についてはお考えがあると思うので、お聞かせください。病院の評価について、お聞きいたしました。評価報告書についてはさまざまな観点があり、その経営方法、健全な方法でやるということで、それについてもいろいろ行政改革していかなければならない分、給与削減についてどうお考えか、病院関係の給与は基準より高いとお考えなのか、それをどういう形で削減していくのか、そのあたりをお聞かせ願います。それから、施策の中の3番目、中心市街地の整備再開発、空き家対策について1点お伺いします。この老健施設の充実についてはいろいろと規制があって2年後に規制が解けて、そのときにいろいろ検討していくということでありましたが、あと2年もあれば今の高齢者は相当数減ってくるのかなと思っております。その2年の猶予がある分、それでよいのか、迅速に行動を起こさなければこの点については公約違反になると私は思っておりますので、その点についてあと2年、そういう部分で、本当にそれでいいのか、お聞かせください。それから、経済対策の部分でお伺いしますが、雇用の拡大と若者の定住について、これについてやはりある程度の数値目標、また、どのような産業にアプローチしていくのか、これぐらいは、市長の頭の中にあるのではないかと思っておりますので、その点をお聞かせください。あと、今回の海水浴対策については、あらあら市長のお考えをお聞きしました。海水浴場を開設しなければ風紀はより一層乱れるという最後の御認識については、本当にがっかりしました。この市長のお考えの中には、前市長も許可しない、森井市長も5月20日の北海道新聞の取材の中では違法状態にあることを是正することが第一だと述べられております。市長の選択肢の中には、開設はしないという選択肢はないのか、その点についてお答えください。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
山田議員の再質問にお答えいたします。全部お答えできるようにと思いますが、もし私のほうで答弁が漏れた場合は各部長から答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。1点目、参与の任用についての御質問だったかと思います。選定方法は、先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、行政と民間両方の経験を有している方ということで、私の判断で採用をさせていただきました。それと、既にある制度の顧問でよかったのではないかということですけれども、顧問については、改めて確認しましたが、常駐ではなく個別案件に対してアドバイスするというふうに制度化されております。私としては、市民の皆様と約束をさせていただいた公約を実現していくためにも、やはり常駐していただいて政策過程の中で日常的にアドバイスをしていただきたいと考えておりましたので、現制度における顧問とは異なると私自身は考えております。それと、こちらも答弁の繰り返しになってしまうかもしれませんが、地方公務員法第3条第3項第3号に規定する嘱託員としてこのたび私が採用させていただきました。全国的な参与という位置づけについて、私なりにさまざま調べておりましたけれども、実はかなりばらばらでして、このように今、私のほうで対応させていただいた嘱託員として採用されているところもあれば、設置規則をつくられているところもありますし、また、内容がかなりばらばらですけれども、おっしゃるような条例化されているようなところもあると聞いております。このたび私としては地方公務員法第3条第3項第3号の規定する嘱託員として採用させていただきたいという思いもありまして、一日も早く採用したいという気持ちもあったものですから、この制度にのっとって取り組ませていただいたということになります。それから、雪堆積場の拠点は、今いろいろ調べているところはありますけれども、現在そこが本当に使用できるかどうか検討中です。また同じく除雪の拠点についても今そのような状態なので、今まだ答弁できるような状態には至っておりませんので、もう少しお時間をいただければと思います。病院の給与については、病院管理者である病院局長とお話をさせていただきながら、外部評価委員会からそのような御指摘をいただいていて、個人の給与が高い低いの問題もあるかもしれませんし、採用している人数の問題等も出てくるかもしれませんので、それは今後、病院経営の状況を鑑みながら、病院局長をはじめとした病院関係者の方々と相談させていただきながら改善に向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。老健施設については、第6期小樽市介護保険事業計画において、平成29年度まで新たにつくらないという形で現在進んでいるものですから、この期間を逆に利用させていただきながら、平成30年度からどのような計画にするのかを皆様にお示しをさせていただけたらというふうに思っております。経済対策で、より多くの若年者層の方々にこのまちで働いていただきたいというその思いを持ってしっかり取り組んでまいりたいと思いますけれども、数値目標については、この経済対策に限らず、私からお話しさせていただいている人口減少対策、その他さまざまな対策と複合的な視点が必要だというふうに思っておりますので、現在、経済対策としての数値目標は私は持ち得ておりません。それと、ドリームビーチの件でしょうか。私も山田議員から今御指摘をいただいたように、記者会見でも述べさせていただきましたが、違法状態は是正が第一であると考えております。是正は一日も早く、期限の3月31日を過ぎておりますから、それに対しては今も変わらず取り組ませていただいております。ただ、答弁でもお話しさせていただきましたが、その状態に限らず、さまざまな方々があのエリアに訪れるということまでブレーキをかけられるわけではありませんので、例年から考えますと相当数の方々が、昨年は交通事故等があって7万人というお話でしたが、一昨年は14万人、その前の年はたしか23万人ほど、これはあくまで組合側からの報告での人数ですけれども、それほど来ていたという話を聞いております。ですので、やはり、先ほどの答弁の中で風紀の乱れの点についてもお話ししましたが、何も対応しないという状態は、より風紀の乱れも含め、また、安全管理や環境保全も含めて悪化の一途をたどりかねないのではないかという、その懸念を感じているところですので、是正は是正としてしっかりとやっていく、また、そのような風紀の乱れも含めた問題改善があれば、その改善に対しては手だてを打っていくべきという判断の下でこのような形で予算要求をさせていただいている、議案を提出させていただいているということになります。(「議長、23番」と呼ぶ者あり)
再々質問 23番 山田雅敏
それでは、再々質問をさせていただきます。3点お聞きいたします。1点目に参与の例ですが、採用については全国各地ばらばらであり、議会の承認を得ているところもありますが、あえて地方公務員法第3条第3項第3号にのっとって議会を通さずに任用されたということでよろしいということでよろしいのですね。まず、その点が1点。2点目であります。除雪の問題であります。これはもう11月から待ったなしの状況です。今ある程度お考えがないと、たぶん業者の選定だとか、場所、それに対して実際市民の除雪に関してできないと私は思っております。また、参与は、あえてそのような業者にいた方です。これについては、個人的には何点かそういうような予想がされていると思っております。その点、お聞きいたします。担当部局に対して何らかの指示は出していないということでよろしいのですか。それが2点目です。それから、3点目です。おたるドリームビーチ、本当に開設されなければ、かえって風紀が乱れると。市長の公約を実現するためには、どうしても改善して開設しなければならないと、そういうことで市長の再答弁をお聞きしました。先ほども言いましたが、閉鎖するということは考えないのか。市民は閉鎖した場合、ほかの海水浴場に行きます。私もそういう1人です。まして、小樽市内は、あと六つ海水浴場があります。札幌周辺にも厚田などいろいろな良好な海水浴場があります。そういうことで、このおたるドリームビーチに多くの来場者が押し寄せてくるから絶対開設しなければならない、そういうふうにお思いになっているのか、その点を最後にお聞きします。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
山田議員の再々質問にお答えをいたします。1点目の参与についてですけれども、再質問の答弁でお話しさせていただいたとおり、その設置に向けての法的な根拠も含めて、手順を追って取り組ませていただいたというふうに私自身は認識をしております。また、嘱託員における採用ですので、議会に伴う議案という形にはならなかったのですけれども、私としても皆様にはそのことを事前に御報告等をしなければならないという思いもありまして、6月8日、9日の2日間にかけて議会の代表者の方々にはお伝えさせていただいたところでございます。それを終えて、10日に採用させていただいたという流れですので、この議会そのものは通したわけではありませんけれども、皆様には御報告をさせていただいたという経緯はございます。(「違うよ」と呼ぶ者あり)また、除雪における先ほどの御質問ですが、私は指示というのは何一つしておりませんので、それについては、していないということだけの答弁になるかと思います。それから、3点目の海水浴場閉鎖も手だてとしてあるのではないかというお話ですが、海水浴場というそのものを閉鎖しても、その海岸線に行き来することを全部抑えることができないものですから、たとえ海水浴場として開かなくても人が訪れる、そういう懸念を感じているということから、このような緊急避難的ですけれども、市営での開設の判断に至ったというところでございます。実際に閉鎖して誰一人来なくなるということが予測されるのであれば、私もそういう考え方を持ち得た可能性はありますけれども、実際に、山田議員からもおっしゃられたように、海水浴場の開設していない時間帯、夜であったりとか、それ以外の海水浴場周辺のエリアであったりとか、さまざまどのような時間帯でも実際に来られているのが事実でございますので、実際に海水浴場を開設せずとも、そのように利用する方々は相当数いらっしゃるのかなと。ですので、それに目が行き届かなくなるような状態は避けなければならない。その観点から何とか市で緊急避難的に開設し、そのような風紀の乱れも含めて起きないように手だてを打って、責任を持って対応したいという思いから、このような形で議案提出をさせていただいたというところでございます。