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小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月2日

財政について

2015年3月2日、小樽市議会の一般質問で、濱本進議員が「財政について」質問し、市長 中松義治が答弁しました。

質問者
濱本進 議員
答弁者
市長 中松義治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 濱本進

次に、財政について伺います。市長は、財政健全化は、市政の最重要課題であると位置づけ、取り組まれたものと認識しております。平成23年第2回定例会で、市長は、真の財政健全化を成し遂げるとして、次のように述べられております。「山田前市長の12年間は、一般会計の累積赤字が最大で14億円に達するなど厳しい財政状況が続きましたが、「選択と集中」による事務事業の見直しなどの行財政改革を推進され、その結果、財政健全化計画を2年前倒しして、平成22年度決算をもって累積赤字が解消される見込みとなっております。しかしながら、地域経済の低迷などにより市税収入は減少傾向にあり、他会計や基金からの借入れにより収支の均衡を図るなど、引き続き厳しい財政状況であることに変わりはありません。今後、新市立病院の建設のほか、学校再編に伴う校舎の耐震化・改築など、大規模な建設事業が集中することから、事業の平準化なども念頭に置きながら進めていく必要もあると考えております」と所見を示されました。私は、この4年間の市長の財政運営を拝見するとき、まさに、このときの所見を実践されたと感じております。中松市長が市政を引き継いだ平成23年度は、他会計や基金からの借入れがピークの時期であり、54.8億円の残高がありましたが、平成27年度末には37.5億円と17.3億円を減額する予定であるとの見込みが示されました。今後も着実に、そして計画的に残高を減らし、真の財政再建の道筋を確かなものにしていただきたいと期待しております。一方で、将来に向けた前向きな投資として、市立病院の統合新築を成し遂げ、昨年12月1日に開院を迎えられたことは、市立病院調査特別委員会の委員として、まことに感慨深いものがあります。さらには、学校の耐震化や改築にも積極的に取り組まれておりますが、市債残高も微増にとどめていることは、財政規律の保持の面からも評価しているところであり、財政とのバランスを保ちながら市政を運営していく姿を高く評価いたします。そこで伺いますが、市長は、この4年間どのような姿勢で財政運営に臨んでこられたのか、また、その結果をどのように評価しているのか、御見解をお聞かせください。市立病院の建設や学校給食共同調理場などの大規模な建設事業を市債残高の大幅な増加をすることなく実行されてきましたが、今後も学校の耐震化、改築、公共施設の耐震化や老朽化対策は次々と控えており、事業実施に当たっては大きな財源が必要となりますので、全市的な調整の下で計画的に取り組む必要があると考えます。このことについて財政規律のバランスをどのように考え、今後どのように進められていくのか、お考えを伺います。中松市長は長く金融機関に勤務され、その豊富な経験から民間の企業経営のあり方を十分御存じのことと思います。私は、経営者は耐えるべきときはじっと耐え、力を蓄えて、いざ勝負のときには機を見て敏でなければならないと考えております。そのためには、経験に裏打ちされた分析や計画などの周到な準備、あわせて事業実行のための熱意と信念が必要であります。市長は、持続可能な小樽市に向けて取り組まれていかれると思います。今後も地方財政を取り巻く環境は厳しさを増すものと考えますが、市長はどのような姿勢で財政運営に臨まれるのか、わかりやすくお示しください。以上で、第2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

ただいま、財政について御質問がありました。初めに、4年間の財政運営についてですが、この4年間の財政運営の基本的な姿勢とその結果に対する評価につきましては、私が市長に立起した当時は、平成22年度も累積赤字を抱える見込みで、財政調整基金残高もなく、本市財政は危機的な状況にありましたので、財政再建を最優先課題として取り組んできたところであります。とりわけ、他会計などからの借入れに依存した財政構造を改めていかなければ市民サービスの向上や新たな財政需要に十分な対応ができないことから、平成24年度以降は新たな借入れを行わずに一般会計の予算を編成しておりますが、これらの借入れは計画的に返済しており、財政健全化に向けた歩みは着実に前進しているものと考えております。次に、今後の財政運営についてですが、まず公共施設の老朽化対策の進め方につきましては、本市では、これまでも病院の統合新築、学校の耐震化や再編に伴う校舎等の改築、さらには保育所の建設など将来を見据えた諸課題への対応に優先的に取り組んできたところであり、新年度予算では引き続き橋梁の長寿命化や道路ストックの更新など、既存インフラ施設の老朽化対策にも着手することとしております。今後は、公共施設全般を網羅した総合管理計画を策定し、計画的に取り組んでいく必要があります。これらは大変大きな財政負担を伴いますので、中・長期的な収支を見通す中で財政規律を損なうことがないよう、将来負担なども考慮しながら取り組んでいかなければならないものと認識しております。次に、今後の財政運営に臨む姿勢についてですが、本市の財政構造は、歳入では市税などの自主財源に乏しく、歳出では扶助費などの義務的経費の占める割合が高いといった硬直した状況が続いております。限られた財源の中で市政を運営していくためには、財政の健全性を確保し、改善に努めていかなければならないという基本的な姿勢に変わりはありません。とりわけ、人口の減少が進み、地域経済が縮小する中では、大きな税収の伸びは期待できないことから、人口減対策を基軸として、観光振興の推進や産業・経済対策の充実など、安定した活力ある経済を実現し、将来にわたって持続可能な財政運営ができるよう、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月2日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる