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小樽市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月12日

行政経営について

2022年9月12日、小樽市議会の一般質問で、濱本進議員が「行政経営について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
濱本進 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 濱本進

第4項目、自治体経営、行政経営について伺います。今回の市長選挙前の政策ビラには、迫市長のまちづくりに対する基本的な考え方について、安全で安心な市民生活を支え、強みを生かした経済政策、将来を志向したまちづくりを進め、人口の減少に歯止めをかけ、安定的な自治体経営の下、市民の皆さんが豊かで幸せに暮らせるまちを実現しますと書かれていました。特筆すべきは、自治体運営ではなく自治体経営と記載されていることです。迫市長は、自治体経営をどのように定義されているのかお聞かせください。また、安定的な自治体経営とはどのようなことなのか、市長のお考えをお聞かせください。我が会派、そして私は、前市長の任期中であった平成27年第3回定例会から、そして迫市長が市政を担ってからも、議会において幾度となく都市経営、自治体経営、行政経営について質問してきました。その理由は、他都市が従来の運営という概念、価値観から、経営という概念、価値観に転換をしなければ、市役所という組織体が機能不全に陥り、停滞、衰退、破綻の負のスパイラルを歩むことへの危機感の表れから、転換を実現すべく行動してきたことを知ったからです。かつては、自治体運営、市政運営、行政運営などの語句が一般的でしたが、現在では、都市経営、地域経営、自治体経営、行政経営などの語句が一般的であると言えます。しかしながら、小樽市役所内においては、まだまだ一般的な、定着した語句ではありません。令和3年第3回定例会で、私は一般質問を行い、その中で、経営理念、経営方針、経営目標、経営戦略、行動指針などの内容から成る行政経営の在り方、考え方を定めた大綱や指針の策定を、他都市の取組事例を示し提案いたしました。市長の御答弁は、新型コロナウイルス感染症対策や、他の計画策定などの優先すべき課題、事案のため、本格的な検討には至っていないとのことでした。私は、行政経営の次に、自治体経営や都市経営があると理解しています。行政経営の考え方が確立しなくては、自治体経営や都市経営は成立しません。まず、市役所内において、経営という概念の共有、定着を実現するためにも、ぜひこの2期目において、入り口である行政経営の在り方、考え方を定めた大綱や指針の策定に向けての取組を始めていただきたいと希望しますが、市長の御見解をお示しください。以上、4項目めを終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、自治体経営及び行政経営について御質問がありました。初めに、私の考える本市の自治体経営によって、目指すべき姿につきましては、地域資源を最大限に活用した経済対策を推し進め、新たな雇用や所得を生み出すとともに、税収増を図り、市民サービスを維持することで、地域における経済と生活の好循環を実現していくことと考えております。また、安定的な自治体経営につきましては、社会構造などが絶えず変化していく環境にあっても、長期-24-的な視点に立って時代の変化に対応できるまちとして、持続可能な地域社会の形成を図ることが、安定的な自治体経営と言えるものと考えております。次に、行政経営の指針等の策定につきましては、現在、市政全般についての指針となる最上位の計画である第7次小樽市総合計画の基本計画において、市政運営の基本姿勢の中で、行政の運営を経営と捉えて、効果的・効率的な行政経営の推進を掲げており、また、この考え方を小樽市人材育成基本方針や第2期総合戦略にも取り入れることなどにより、一定程度行政経営の考え方は浸透してきていると感じております。改めて、行政経営の大綱や指針を策定することについては、本格的な検討に至ってはおりませんが、引き続き先進自治体の事例や課題などを把握、研究しながら、策定の必要性や有効性の観点も踏まえ、判断をしてまいります。

質問 22番 濱本進

第5項目、教育について伺います。今も続く、新型コロナウイルス感染症の影響は、市民生活はもとより、市内の小・中学校にも及び、コロナ禍以前の通常の授業や学校行事が行えない、困難や制約のある状況の中でも、児童・生徒のために様々な工夫をし、対応を取りながら、授業、学校生活を維持してきた各学校長、教職員の皆さん、そして、林教育長をはじめとする教育委員会の皆さんの御努力、御尽力に感謝と敬意を表します。残念ながら、いまだに収束の時期が見通せない状況です。今後とも、これからの小樽を担う児童・生徒を情熱を持って育んでいただくことをお願いいたします。まず、新型コロナウイルス感染症の影響について伺います。令和3年度の市内の小・中学校29校の全学級数及び感染によって学級閉鎖などの臨時休業を行った学校数、学級数をお示しください。コロナ禍における様々な制約の中で授業、学習が行われてきましたが、本年4月19日に実施され、9月6日に公表された令和4年度全国学力・学習状況調査における学力の調査結果に、コロナ禍の影響は表れていたのでしょうか、お聞かせください。次に、今回の学力の調査結果における、国語、算数・数学について、過去2回の結果と比較して、小学校、中学校の各教科領域別にその特徴、傾向、分析、改善すべき点などをお聞かせください。あわせて、北海道、全国と比較しての見解をお聞かせください。また、平成31年4月に行われた調査の対象だった小学校6年生は、今回は中学校3年生として調査対象でした。今回の学力の調査結果から、3年間の時間の経過による変化についてお聞かせください。あわせて、学習状況の結果についてもお聞かせください。時間の経過による変化は、小学校、中学校の連携が一つの要因であると考えます。現在、市教委が進めている小中連携における学力の向上を目的とした取組についてお聞かせください。関連して、調査対象の科目の教科書は小学校、中学校において、それぞれ同一の出版社でしょうか。出版社名も併せてお聞かせください。今年度の調査結果の中に、結果を受けての学力向上のための各学校の取組、市教委の取組の記載がありました。学校と市教委が同じベクトルで子供たちの学力向上へ努力されることを期待するとともに、その努力が必ず結実するものと信じています。-25-この項の最後に申し上げます。私は、教育とは、豊かな心、健康な体、確かな学力などの人間力を育む活動であると理解しています。人間力の一つの要素である確かな学力を実現するためには、ハードの分野においては、学校施設などの整備充実、ソフトの分野においては、授業方法などの改善、開発、そして、ヒューマンの分野においては、教職員の環境改善、資質の向上を総合的により高めることが必要不可欠であると認識しています。現在、本市においては、教職員の環境改善を目指して、令和3年度に第2期の小樽市立学校における働き方改革行動計画を策定し取り組んでいます。この行動計画の実現なくして確かな学力を育むことはできないと認識しています。先日、「時間短縮だけの「働き方改革」でなく、教員が笑顔でいられる学校づくりを」という特集記事をインターネット上で見る機会がありました。この記事は、朝里中学校の森校長に取材して、働き方改革についての考え方や多岐にわたる実際の取組について紹介しています。森校長は、働き方改革の本来の目的は、教育の質の向上であり、正規外の勤務時間の短縮という手段が目的化しているのではないかと語り、朝里中学校の特色は、生徒一人一人を大事にしていることと言っていました。生徒一人一人を大事にした様々な取組の内容は、大変示唆に富んでおり、共感できるものでした。朝里中学校の考え方、取組を知って、未来を生き、そして担う子供たちのための小樽の教育が、教職員、学校、市教委のそれぞれが密接な連携、信頼の協力の下で充実、発展する確かな可能性を改めて確認するとともに強く感じています。以上、5項目めの質問を終わります。なお、再質問は留保いたします。(拍手)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

濱本議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、教育について御質問がございました。初めに、令和3年度における市内小・中学校の学級数と、新型コロナウイルス感染症によって臨時休業を行った学校数、学級数につきましては、令和3年度の学級数は令和3年5月1日時点で申し上げますと、小学校は212学級、中学校は112学級の合計324学級。感染によって臨時休業を行った学校数、学級数は、中学校2校で学校閉鎖を実施したほか、小学校では16校で、延べ141学級、中学校では11校で、延べ29学級において学級閉鎖を実施しております。次に、コロナ禍による令和4年度全国学力・学習状況調査の学力の調査結果への影響につきましては、これまでも各小・中学校において、文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、感染症対策を講じながら、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組むとともに、臨時休業期間中においても、1人1台端末を活用したオンラインでの学習を行うなど、児童・生徒の学びの保障に努めたことによりまして、中学校の国語で、全国の平均正答率と並び、理科においても、これまでの調査で最も全国との差を縮めるなど、一定の成果が見られておりますことから、影響はなかったものと考えております。次に、今回の国語、算数・数学の結果について、過去2回の結果と比較した、小・中学校の状況につきましては、小学校国語では書くことの領域で全道を上回り、成果が見られる一方で、漢字を文の中で正しく使うことは継続して課題が見られます。小学校算数では、変化と関係の領域で全道を上回っているものの、数量の関係を式に表し、式の意味を理解することについては改善すべき課題が見られます。中学校国語では、話すこと・聞くこと・書くことの領域で全国を上回り、読むことの領域では全道を上回るなど、過去2回と比べ成果が見られております。-26-中学校数学では、データの活用の領域で全国との差を縮めているものの、各領域では、全国を下回っている状況が続いており、改善すべき課題であると考えております。次に、今年度の中学校3年生における、学力と学習状況の3年間の変化につきましては、まず学力については、国語では小学校のときは全国を下回っておりましたが、中学校では全国に並びました。一方、算数・数学では、中学校でも全国を下回っており、小学校から中学校にかけて、さらに全国との差が広がっております。次に、児童生徒質問紙調査における学習状況について、主なもので申し上げますと、国語が好きな児童・生徒の割合は、小学校のときも中学校でも全国を上回っております。一方、算数・数学が好きな児童・生徒の割合は、中学校でも全国を下回っております。また、平日30分以上読書をする児童・生徒の割合は、小学校のときは全国を下回っておりましたが、中学校では全国を上回るなど、改善が見られております。次に、市教委が進めている小中連携の取組につきましては、本市におきましては、学力や体力の向上、いじめや不登校など、様々な課題の解決を図るため、令和3年度から市内の全中学校区において小中一貫教育を進めており、義務教育9年間を通した教育課程の編成や、指導方法の工夫、改善などに取り組んでいるところであります。今後も、各学校におきましては、子供の学びをつなぐという観点から、校区の小・中学校間で課題となっている学習内容について共通理解を図り、重点的に指導するなど、児童・生徒の学力の向上に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、調査対象となった、国語と算数・数学の教科書につきましては、国語は小・中学校ともに光村図書であり、算数・数学は、小学校が教育出版、中学校が東京書籍であります。

出典:小樽市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月12日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる