みんなの議会

小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日

(1)若者支援について/(2)小樽市障害福祉計画について/(3)小樽市地域防災計画について/(4)ICTやスマートフォンを活用した公共サービス向上について

2014年12月10日、小樽市議会の一般質問で、秋元智憲議員が「若者支援について」「小樽市障害福祉計画について」「小樽市地域防災計画について」「ICTやスマートフォンを活用した公共サービス向上について」について質問し、市長 中松義治、総務部長 迫俊哉、生活環境部長 前田孝一、福祉部長 三浦波人が答弁しました。

質問者
秋元智憲 議員
答弁者
市長 中松義治、総務部長 迫俊哉、生活環境部長 前田孝一、福祉部長 三浦波人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 秋元智憲

一般質問いたします。初めに、若者支援について質問いたします。本市は現在、財政問題、少子高齢化、人口減などのさまざまな課題を抱えており、その一つ一つの課題はどれをとっても、将来の小樽がさらに発展していくためには、どうしても克服しなければならない課題です。そして、これらの課題を解決していくため、これまでも議論され、今年度からは本格的な対策を講じるため、人口対策庁内検討会議が発足し、その議論を踏まえ、小樽市人口対策会議の中で官民による人口対策の検討が進められるとのことです。私は昨年、第4回定例会の一般質問、予算特別委員会で不登校、ひきこもりに関して質問しましたが、この問題は、さきにも述べたとおり、将来を担う若者が小樽市に安心して定住するために、対策を講じなくてはならない問題の一つであり、現在、国でもさまざまな対策を講じてきています。昨年の質問では、平成18年度のこころの健康についての疫学調査で、戸別訪問による面接で出た、現在、ひきこもり状態にある子供のいる世帯の推計値0.56パーセントを、本市の22年国勢調査での世帯数5万7,711世帯に当てはめると、ひきこもり状態にある子供のいる世帯は323世帯と推計されることを紹介しました。また、私自身、ひきこもりの相談を受け、その中で小樽不登校・ひきこもり家族交流会の方々との交流の様子なども話し、その中で感じたことや家族交流会の方々の要望などについても質問、提案したところであります。市長からは、今後の取組や活動支援についても前向きな答弁をいただいておりました。そこで何点か質問ですが、現在、国はもちろん、多くの自治体で積極的にひきこもり支援が始まっております。今後、本市でもひきこもり状態にある方々や家族への支援体制を検討、構築するために、昨年の質問の中で本市の現状を把握するべきであり、その方法として、山形県が行った民生・児童委員の方々に協力をお願いし、現在持っている情報を提供してもらう方法はどうかと提案いたしましたが、本市でも既に、この方法での調査を行ったと伺っています。可能であれば、その調査結果と結果を踏まえ、どのような感想をお持ちかお聞かせください。また、調査を行うに当たって、協力いただいた民生・児童委員の方からはどのような意見があったのか、お聞かせください。昨年の質問の中で感じたことは、小・中学生の不登校や、特に若年者層のひきこもりなどについて、対応できる部署がなく、それぞれの担当課のみでの対応になっていること、また、それぞれの情報の共有や連携がないことで、不登校やひきこもり支援が継続的な支援になっていないものと感じます。そこで、庁内での横断的ネットワークの形成について、今後の方向性を伺います。若者支援については、当事者への相談体制の確立、自立に向けたアドバイス、自立に向けた職業体験、民間団体との連携、家族へのサポートなどについて今後の小樽市としての方針、考え方を整理し、対応策や施策の検討をするべきであるとの考えから、例えば札幌市で策定した若者支援基本構想のような総合的に支援できる計画をつくり、対策を講じていただきたいと思いますが、市長の御所見を伺いたいと思います。次に、小樽市障害福祉計画について伺います。障害福祉計画は、障害者総合支援法の第88条第1項及び第89条第1項の規定に基づき、障害福祉サービスなどの提供体制及び自立支援給付などの円滑な実施を確保することを目的とし作成されるものであり、国の基本指針に即して市町村及び都道府県が作成するとされております。この障害福祉計画の策定に当たり、本市では、平成18年度に計画期間を19年度から28年度とし策定された小樽市障害者計画との調和を図りながら、障害者等が自立した生活を営むことができるよう、障害福祉サービス等の必要量とその確保に関する3年間の実施計画として位置づけられておりますが、現在の第3期計画は26年度が最終年度とされております。現在、第4期計画策定に向け作業を進めていることと思いますが、初めに、策定するに当たり、年度途中ではありますが、第3期計画の目標数値と実績についての率直な感想と次期計画策定の進捗状況を伺います。この障害福祉計画は多岐にわたるため、今回の質問では特に地域生活支援事業に関し質問したいと思いますが、厚生労働省によれば、地域生活支援事業の目的を「障害者及び障害児が、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、地域の特性や利用者の状況に応じ、柔軟な形態により事業を効果的・効率的に実施」することとされております。本市の計画では、障害のある人のニーズに適切な相談支援ができる体制を整備することが記載されておりますが、第4次計画策定段階で地域生活支援事業に対し、ニーズの把握の方法とニーズにはどのようなものがあったのか、お聞かせください。また、それらのニーズに対してどう応えていくお考えなのか、支援策について現段階でのお考えを伺います。計画については、毎年度、点検・評価を行い、次期福祉計画策定時には小樽市障がい児・者支援協議会の意見を踏まえ、次期計画策定に反映させるとのことですが、この協議会の構成メンバーとその人選方法をお知らせください。また、これまでどのような意見があったのかお知らせください。次に、障害者タクシー利用助成事業について何点か伺います。本市障害福祉計画の中に位置づけられる社会参加促進事業は、文字どおり障害者等の社会活動及び地域活動への参加を促進するものであり、8項目の事業に分かれております。その中の一つに、障害者タクシー利用助成事業があり、この事業は、現在、市債で賄われております。原課に確認すると、この事業予算は過疎債の対象になるとのことで、市債になっているとのことでした。平成20年度は国・道の補助金を受けて運営された事業であり、22年度からは過疎債を財源に実施しておりますが、本市と利用者にどのようなメリットがあるのか、改めて確認したいと思います。障害者タクシー利用助成は、障害を持った方が通院や通勤をするための支援として有効ですし、対象は障害1、2級と比較的重度の障害の方々で、社会参加の一助となっているものと認識しております。そこで、この事業はタクシー券を交付することとしておりますが、平成25年度の利用状況は肢体障害の交付率49.75パーセント、利用率66.8パーセント、視覚障害交付率75パーセントで利用率75.2パーセント、腎臓の障害交付率97.69パーセント、利用率74.5パーセントとなっております。対象者全体でも交付率64.5パーセント、利用率が71.24パーセントです。交付率と利用率について、市長はどのように受け止めておられるのか伺います。この制度は、必要な方が申請し、利用する制度ですが、この事業を利用する方からは、助成をするならもう少し使い勝手のいいものにしてもらいたいとの意見も伺っております。他市ではタクシー券とガソリン券のいずれかを選択できるところもありますし、例えばバスを多く利用する方にとっては、バス券での支給のほうが利用者にとって有効な方法だと思います。次期計画策定に当たり、このような声を反映することはできないものか、お考えをお聞かせください。次に、小樽市地域防災計画について伺います。小樽市地域防災計画では、災害発生時の医療救護計画を策定しており、応急救護については傷病者の救命と弱者救済や精神不安定者の解消と生活環境安全確保が目的とされています。初めに、救護対策本部の設置は、災害発生時に災害対策本部長の要請に基づき、災害対策本部の衛生対策部が医師会と連携して保健所内に救護対策本部を設置することとなっております。まず、ここで言う連携の方法、手段についてお知らせください。災害対策本部は、市役所本館2階応接室若しくは消防庁舎6階講堂とされています。災害発生時に各部署がいろいろな対応をする中で、情報の収集、本部との連携を考えると、できるだけ対策本部と各対策部は、一つの建物内に設置されていたほうが情報の共有化や本部からの指揮も迅速にできるものと考えますが、救護対策本部を保健所内、救護隊本部を小樽市医師会に設置することとした理由については、どのような想定をされてこのような形をとられたのか伺います。この項最後になりますが、災害時基幹病院と支援病院の指定について伺います。防災計画では、小樽市内を六つの地区に分け、それぞれの地区に災害時基幹病院と支援病院を指定しています。初めに、この6地区を指定する基準はどのようなものなのか、地区の人口、世帯数か、それとも地域的な要因なのかお聞かせください。災害時基幹病院とその支援病院の計画ですが、特に心配されるのは北部地区です。この地区の区域は蘭島から稲穂5丁目までとされ、これまで災害時基幹病院の指定を受けていた済生会小樽病院が昨年8月に移転し、その支援病院である小樽市立脳・循環器こころの医療センターが小樽病院との統合により今月移転しました。このことにより、災害時に北部地区で医療の中心となる病院がなくなったことになり、今後この地区の医療体制を防災計画上どのように考えていくのか伺います。次に、小樽市議会が行った市民と語る会で、市民の方から寄せられた要望について伺いたいと思います。塩谷サービスセンターで行った市民と語る会では、住民の方より、海抜表示がほとんどなく、また、避難所に指定されている塩谷小学校が土砂災害警戒区域にあるなど、心配する声がありました。今後、災害別の避難所指定を行うということですが、1か所の避難所で複数の災害別の避難所が想定されるのか、その対象となる避難所数をお知らせください。また、複数の避難所が想定される地域住民に対して、どう周知を徹底するのかお聞かせください。次に、沿岸地域の防災対策について伺います。先ほども述べましたが、災害時の対策について市民の皆さんも東日本大震災以降、関心があったものの、発災から3年半以上が過ぎ、日に日に関心も薄れていくことを感じております。これまで議会でも、さまざまな議論がされました。また、本市としても対策を講じ、市民レベルでも防災、避難訓練などが行われてきました。しかしながら、現在でも十分な対策とは言えないのも事実であります。私も実際、沿岸部の、特に蘭島・塩谷地域を見てまいりました。海抜表示を確認できたのは数か所で民間飲料メーカーが自動販売機に掲示しているものが見受けられましたが、それ以外は確認することはできませんでした。沿岸地域の海抜表示の範囲拡大について、計画などありましたらお聞かせください。また、少なくとも市所有の建物や建造物への海抜表示等を検討されてもいいのではないかと思いますが、何か対策をお考えでしたら、お示しいただきたいと思います。これまで沿岸地域などにおいて、避難訓練などが行われてきました。その際、市に対する要望も多々あったと聞いておりますが、それらの要望に対し、課題の解決につながったものなどありましたらお聞かせください。特に、沿岸部での広報活動では課題もあったと認識しております。広報車の音が聞こえないとの声を多く耳にしましたが、その対策についてどう考えているのか伺います。以前にも、質問、提案してきた防災ラジオの導入について、市が一部負担をする形で希望する市民に配布してはどうかなど、総務常任委員会や一般質問で質問し、その際、市長からは「有償配布とした場合、どの程度普及率が上がるかなど検討しなければならない課題も多々あると考えております。本市としても、情報伝達手段についてどのような方法が最も効果的であるか、防災ラジオの活用も含め、今後さらに研究してまいりたいと考えております」とのことでありましたが、その後の検討の状況を伺いたいと思います。次に、ICTやスマートフォンを活用した公共サービス向上について質問いたします。総務省の平成25年通信利用動向調査における、インターネット利用動向についての調査では、13歳から59歳のインターネット利用率は9割を超えており、特に携帯電話の世帯普及率は94.5パーセントであり、内数であるスマートフォンは49.5パーセント、前年比20.2ポイント増で急速に普及が進んでおり、家庭外でのインターネット利用回数について従来型携帯電話利用では毎日1回以上が5割強にとどまっているのに対し、スマートフォン利用では約8割に達し、インターネットの利用が増加しているとの結果が発表されました。また、家庭外での利用目的別利用状況を見ると、全般的にスマートフォン利用が従来型携帯電話利用を上回り、特にホームページ閲覧、ソーシャルメディア利用、電子商取引、地図情報の利用について、顕著に違いが出ているとの結果が出ております。現在、各地方自治体などでは、自治体が直面する課題の解決に貢献し、地域住民にとって役立つスマートフォン用のアプリ又はウエブアプリを開発しております。主に地域情報、観光、防災、健康、福祉など地域の活性化や安全・安心に資するものとして、便利な情報を住民及び観光客などに提供しています。本市においても、市民や本市を訪れる観光客などに対し、求められる情報を発信することで、課題解決の一助となるものと考えます。例えば、東京都杉並区では、2014年1月6日からごみ出しマナー向上のため同区のキャラクター、なみすけを活用したスマートフォン向けアプリ、なみすけのごみ出し達人などを東京23区で初めて無料配信いたしました。また、既存の防災マップなどの情報を事前にダウンロードし、災害時の電話回線などの乱れや通信状態に関係なく、避難場所や避難報道情報を確認することができるもの、京都府京田辺市では、iPhoneを使い「1人で初めて来訪した外国人の方でも迷わず、安心してまち歩きができる」をテーマにしたパンフレットではできなかったスマートフォンで活用できる観光案内ツールを開発、愛媛県新居浜市では、行政からのお知らせ、緊急情報、災害情報、休日・夜間診療、防災情報などを配信しております。各自治体が知恵を出し合い、まちづくりを進めております。以上のことから、今後の本市が行う施策に役立てるために、インターネット利用動向調査を機会を捉え行うべきと思いますが、お考えを伺います。また、市民、観光客が享受する面も多いと考えることから、小樽市においてもこれらの取組を進めるべきと思いますが、市長のお考えを伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

秋元議員の御質問にお答えします。初めに、若者支援について御質問がありました。まず、民生・児童委員による調査結果につきましては、本市では54人とのことでありましたが、ひきこもりの定義がはっきりしていない中での調査であり、聞き取りなどをお願いした上での結果でもありませんので、数字がひとり歩きすることは好ましくなく、結果として多いのか少ないのか判断しかねるところであります。次に、民生・児童委員の皆さんからの意見につきましては、この調査がひきこもりを考えるよい機会になったとの意見があったほか、ひきこもりの定義がはっきりせず、実態がわからない中、数字を挙げるのに大変迷ったなどといったものもありました。次に、庁内の横断的ネットワーク形成についてですが、ひきこもりや不登校などにより社会生活を円滑に営むことが困難な子供と若者の自立や社会参加に向けた取組については、教育、福祉、医療、雇用など多岐にわたっており、一つの組織で全ての支援を行うことは困難であると認識しております。このため、担当課が保有するそれぞれの分野における情報や課題の共有を図るとともに、支援を充実するため横断的な仕組みとして、担当課により構成する連絡会議を設け、連携を強化してまいりたいと考えております。次に、総合的な支援のための計画についてですが、若者の自立支援施策を進めるに当たって、指針となる計画については大変重要なものと理解しておりますので、今後設ける連絡会議において、他都市の事例を参考にしながら研究してまいりたいと考えております。次に、小樽市障害福祉計画について御質問がありました。まず、第3期障害福祉計画の目標数値と実績についての感想でありますが、サービス種別により、目標数値に達しているもの、達していないものはありますが、障害をお持ちの方が通所して作業訓練を行う事業は目標数値より実績が上回っておりますので、そのようなサービスは充実してきているものと感じております。また、次期計画策定の進捗状況につきましては、現在、障害福祉サービス等の必要量を見込みながら素案を策定しているところであります。次に、ニーズの把握につきましては、障害福祉や介護事業所、高等養護学校の教諭など障害福祉にかかわる皆さんの集まる会合や障害をお持ちの方々との懇談会などで、担当者が計画の説明を行いながらニーズの把握をしているところであります。また、ニーズの内容につきましては、手話通訳者の増員、障害児の日中の一時預かり場所の充実などがありました。次に、ニーズに対する支援策につきましては、手話通訳者の養成事業など既に取組を進めているものもありますが、行政だけでは実施することが困難なものもあることから、社会福祉法人や民間事業者の力をかりながら、できるだけ取り組んでまいりたいと考えております。次に、小樽市障がい児・者支援協議会の構成と人選方法につきましては、障害福祉サービス提供事業所、福祉団体、障害児や障害者の親の会、地域包括支援センター、ハローワークなど、さまざまな分野における19の団体で構成されており、それぞれの団体に委員の推薦を依頼しております。次に、協議会における意見につきましては、協議会の活性化のために専門部会を設け、地域の課題を検討してはどうか、計画策定には障害をお持ちの方々の声を聞くべきではないか、障害者のサービス等利用計画の作成を進めるために介護保険事業所の力をかりてはどうかなどといったものがありました。次に、過疎債を財源としたことによるメリットにつきましては、本市では一般財源が乏しい中、市債を財源として事業実施が可能となるほか、起債の元利償還金の70パーセントが地方交付税の基準財政需要額に算入されるため、大きなメリットがあります。また、利用者にとっては直接的なメリットはありませんが、こうした財源が事業の継続に寄与しているものと考えております。次に、障害者タクシー助成の交付率と利用率に対する受止めにつきましては、障害種別により交付率、利用率は異なりますが、全体として対象者の約7割の方が交付を受け、そのうち利用率が7割程度という状況にありますので、せっかくの制度であることから御利用いただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。次に、次期計画の策定に当たり、障害者の状況に応じてガソリン券やバス券の助成を選択できるよう、次期計画に反映させられないかとのことでありますが、この事業はみずから運転することやバスでの移動が困難な重度の障害をお持ちの方に、タクシーを利用して外出の機会を増やしていただこうと開始したものであります。そのため、ガソリン券やバス券の助成を含めた事業内容の拡大は困難であり、来年度から始まる計画に反映させることは難しいことを御理解いただきたいと思います。次に、小樽市地域防災計画について御質問がありました。まず、災害対策本部と救護対策本部との連携についてですが、災害対策本部と救護対策本部を設置する保健所とは本部員会議への保健所長の出席のほか、保健所に配置している情報連絡責任者を通じて情報の共有や指令の伝達を行うものであり、連絡手段は内線電話や携帯電話、ファクシミリなどを使用することとなります。なお、連絡手段の多様化を図るため、今後、保健所などの外局・施設へ防災行政無線機の段階的な配備を予定しております。次に、救護対策本部を保健所内、救護隊本部を小樽市医師会に設置することとした理由につきましては、日ごろ使いなれた執務室で救護に関する業務を行うことで、より迅速に対応できることや、それぞれの本部を別の建物とすることで、被害の分散化や救護機能の確保が図れることなどであります。次に、災害基幹病院等の指定の際の地区分けの基準につきましては、平成9年に地域防災計画を修正した際、医師会と協議の上、基幹病院となり得る病院の位置と数や周辺人口を考慮し、市内を6地区に分けて災害基幹病院を指定したものです。次に、防災計画上の北部地区の医療体制につきましては、済生会小樽病院の移転や小樽病院と医療センターの統合に伴い、指定地区や災害基幹病院の変更のほか、新たな支援病院の指定など今年度の地域防災計画の修正に向け、医師会と調整中であります。次に、災害別の避難所指定についてですが、今後、本市では、土砂災害、地震、津波、及び洪水の4種類の災害に応じた避難所として指定することとしており、安全な場所にある避難所では1か所につき最大4種類の災害に対応することとなります。また、種別ごとの避難所の指定については、現在作業を進めていることから、現時点で複数の災害に対応できる避難所の数をお示しすることはできません。また、地域住民の皆さんには、地域防災計画の変更の後、広報おたるや回覧板などを通じて周知を図ってまいりたいと考えております。次に、海抜表示板の設置につきましては、本年度から2か年の計画で沿岸部への設置を予定しており、本年度は蘭島地区から色内地区にかけて、沿岸部の市道にある電柱や照明柱など75か所に設置し、そのうち蘭島及び塩谷地区には計28か所に設置いたします。また、平成27年度は、色内地区から銭函地区にかけて75か所に設置する計画となっております。なお、表示が必要と考えられる市所有の建築物等につきましては、表示方法など、今後、検討してまいりたいと考えております。次に、避難訓練の際の要望につきましては、町会からは訓練の継続や定期的な危険箇所の周知等について要望があり、市としては、今後も町会への訓練継続の働きかけを行うほか、危険箇所の周知については、追加の都度、随時ホームページなどで土砂災害警戒区域指定の情報を提供してまいりたいと考えております。また、沿岸部の広報活動の課題につきましては、避難開始の広報を消防、消防団、警察の車両を使って行っており、住宅内では聞こえづらいなどの御意見がありましたが、地震などの揺れを感じたらテレビやラジオなどで情報を収集し、まずは、みずからが迅速な避難行動をとっていただくよう、広く市民に周知してまいります。次に、防災ラジオの導入につきましては、本市では昨年度と本年度の2か年で町会や保育所など計234か所に無償で防災ラジオの配付をし、災害時に役立てていただくこととしております。また、一部有料での配布につきましては、メーカーによる防災ラジオの生産が減少している中で、先々の展開を考えることが難しいことから、他の情報伝達手段の導入について、引き続き他の自治体の取組など情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、ICTやスマートフォンを活用した公共サービス向上について御質問がありました。まず、本市におけるインターネット利用動向調査の実施についてですが、総務省の情報通信白書では、インターネットの利用状況について全国の家庭内、家庭外からの利用率の情報のほかにも都道府県別の端末別利用率も公表されておりますので、本市といたしましては、こうした情報を最大限活用していきたいと考えております。次に、スマートフォンを活用した情報発信の取組につきましては、特に若い方々を中心に、スマートフォンの普及に伴って移動型のインターネット利用が増加していると認識しております。市としましても、これまでもさまざまな形で市政情報や観光情報の提供を行ってきましたが、他の自治体での取組を参考とし、有用性やコスト面などを見極めた上で検討したいと思います。(「議長、1番」と呼ぶ者あり)

再質問 1番 秋元智憲

何点か再質問させていただきます。まず、若者支援についての連絡会議を立ち上げるということでありました。昨年から質問させていただきましたけれども、状況が非常に切迫されている御家庭もありますし、相談体制がなかなか整っていないということで、札幌に多くの方が相談しに行っているというような状況もありますので、早急にいろいろな対策を講じていただきたいと思うのですが、先ほどの市長からの答弁では、連絡会議を立ち上げるということでしたけれども、まず、その連絡会議はいつから立ち上がるのかを伺いたいと思います。総合支援計画につきましては、連絡会議の中でも検討していくということでしたけれども、今回その障害福祉計画、また、地域防災計画も小樽市としての計画があって初めて大きく動き出すし、進んでいくものと感じるのです。そういう意味では、小樽市としての考え方、市長の考え方がない中で連絡会議をつくっても、私も各部の方々と話をさせていただきますけれども、どこの部署の方ももう日ごろの業務の中で、忙しい中で本当に大変だという声も伺っていますので、それが本当に進んでいくのかというふうに考えれば、やはり小樽市としての総合計画をつくっていただいた上で進めていただきたいというのが1点目です。2点目に、障害福祉計画の障害者タクシー利用助成事業で、先ほどの市長からの答弁で、市としては7割が過疎債として、たしか九百数十万円の事業予算のうち7割が戻ってくるというお話でした。市としてはメリットがあるけれども、利用者については直接、大きなメリットはないと伺いましたが、私が相談をいただいた方は下肢の障害を持っている方ですけれども、バスを使っているのです。障害者タクシーは、対象になるということで申請はしているのですが、ほとんど使わないということなのですね。JRにしても中央バスにしても、民間事業者が障害者に対してさまざまな取組を、補助なりをされているのですが、その方は、その恩恵にはあずかっているのです。ただ、小樽市として、ではそういう方々が自立する施策として、実際タクシー券を利用されない方はそれでいいのかという話なのです。そういうお話も実際伺っていますので、次の計画にはなかなか反映しづらいというお話でしたけれども、予算の関係上、もう少し幅広く希望に応えられるような、先ほど事業の理念といいますか、柔軟な対応をできるようにという話もさせていただきましたが、ぜひ検討するべきだと思うのですけれども、その辺についてもう一度伺いたいと思います。4点目に伺ったスマートフォンの活用ですけれども、これにつきましても原課の方と話をさせていただきましたが、やはり国の動向を見るというようなお話で、なかなか市独自でどういう政策をしていくのかという声が聞こえないのが非常に残念に感じるのですけれども、国の事業予算措置などもありますから、ぜひそういう機会も捉えて、新しい事業も計画していただきたいと思いますので、この辺ももう一度お答えいただきたいと思います。

答弁 総務部長 迫俊哉(総務部長は2015年3月まで)

秋元議員の再質問にお答えいたします。まず、若者支援の関係の連絡会議の発足についてでございますけれども、これにつきましては教育、福祉、医療、さまざまな分野にわたるわけですが、関係部課の職員を集めまして、今月中には連絡会議を発足させ、それぞれの分野における情報や課題の共有をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。それから、スマートフォンの活用についてでございます。さまざまな分野での活用の仕方があるのではないかと思っております。例えば観光情報の提供ですとか防災情報の提供、特に外国人向けのサービスが足りないというふうにも認識しておりますけれども、これらについては、市長の答弁の繰り返しになりますが、国の制度の活用ですとか他の自治体の状況なども参考にいたしまして、今後の取組については検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 生活環境部長 前田孝一(生活環境部長は2014年12月まで)

私からは、若者支援の総合的な計画の部分についてお答えいたします。先ほど総務部長からも再質問の答弁がありましたとおり、今月中に連絡会議を立ち上げる予定になってございますので、そういった中で総合的な支援計画についての方向性についても検討していきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

私からは、障害者タクシーのことでございますけれども、過疎債が導入されているということでございますが、この過疎債というのは恒久的な財源とはなかなかなり得ないわけでございまして、そうなりますと、この事業については、市の一般財源が基本でございますので、そういうことも考えていかなければならないという点、それから、この事業の趣旨は、答弁にもございましたように、マイカーを運転できる方とかバス停に行ってバスに乗れる、それが容易にできる方ということではなくて、運転できないとか、バス停になかなか行けないというような方を主な対象に制度設計をしている事業ということもありますので、今後の事業展開につきましては、やはり財源のことも含めて、どうしても慎重に考えていかざるを得ないものであるということについて御理解をいただきたいというふうに考えております。(「議長、1番」と呼ぶ者あり)

再質問 1番 秋元智憲

障害者タクシーについて答弁していただきまして、詳しくは予算特別委員会でやらせていただきたいのですが、ただ、対象となっている方が実際にいて、今、福祉部長が言われたとおり、実際バス停に行けないですとか、車を運転できない方が対象だということですけれども、ただ実際は、障害1級、2級で対象になっている方たちも申請されていますが、実際のところ利用率は非常に少ないですよね。それはいろいろな状況があるのでしょうけれども、この交付率、利用率を見て、それでいいのかなと私は思うのです。詳しくは予算特別委員会でやらせていただきますけれども、この件を改善していく考えというのはないのでしょうか。先ほどタクシー券、バス券など、ほかの市でのいろいろな例を挙げさせていただきましたが、実際にもっと使い勝手のいいものにしてほしいという声があって、そういう声を議論する場がいろいろあると思うのですけれども、その声は、なかなか協議されていないのかなとは思うのですが、そういう声というのは、例えばアンケートをとるですとか、もっと利用率を見て改善していく点はないのかという議論というのはされないのでしょうか。その辺はいかがですか。

答弁 福祉部長 三浦波人(福祉部長は2016年3月まで)

この制度について、例えば他都市の状況などを見ますと、タクシー券以外に対応している自治体というのも若干はあるのですけれども、大方はやはり制度の趣旨からして、タクシー券に限っているというところのほうが多くございます。議員のお話もよくわかるところがございますけれども、こうした各自治体では恐らく財源のことや制度の趣旨などを踏まえながら、あとニーズなどもございますが、総合的に判断はしてきている中で、現状のスタイルになっているのではないかというふうに考えております。次期障害福祉計画策定にはさまざまなニーズも把握しておりますけれども、結果は別といたしましても、計画策定に当たってはいろいろな声を参考にさせていただいておりますので、その点についても御理解をいただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月10日 議事録 PDF(86ページ) 間違いを知らせる